メタリカ情報局

メタリカを愛してやまないものの、メタリカへの愛の中途半端さ加減をダメだしされたのでこんなブログ作ってみました。

       

    タグ:NoLifeTilLeather

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    メタリカのデビュー前のデモテープ『No Life 'Till Leather』。2015年のレコードストアデイで復刻版カセットが発売され、拡張バージョンとして「CDやアナログ盤、コレクターズ・エディションをリリースする予定」だと発表されていました。しかし現在まで実現せず、ラーズ・ウルリッヒはその理由を「法的な予期せぬ困難」と語っていました。
    no-life-til-leather-cassette

    そんななか、『No Life 'Till Leather』のベースを誰が弾いているのかというツイッター上の会話に対してデイヴ・ムステインが参加。『No Life 'Till Leather』の拡張バージョンが破談になったわけを語っていました。管理人拙訳にてご紹介。

    −ベースはロン・マクガヴァニーだけど、クレジットされていない。彼(ロン)は私にツイッターでそのことを認めていたよ。

    デイヴ・ムステイン
    ラーズは一体全体、誰をキッチリとクレジットしてきたっていうんだ?

    −自分の名前だけクレジットして、もっと金儲けできるってことじゃないかな。

    デイヴ・ムステイン
    2年前にジェイムズが俺に連絡を入れた。俺たちは『No Life Till Leather』のデモテープを正式にレコードとして、27曲、写真、もろもろ一緒にリリースするつもりだったんだ。だがその話は破談になった。俺が全ての音符と歌詞を書いた2曲のクレジットをラーズが欲しがったからな。(やりとりした)メールもある。止めにしたよ。

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    Twitter(2017-11-30)

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    Metal Forcesによるラーズ・ウルリッヒのロングインタビュー。ここ最近話題になったラーズ発言が詰まったインタビューですが、あまりに長いので途中端折りながら何回かに分けてご紹介したいと思います。管理人拙訳にて。

    metallica-2016

    −『Kill 'Em All』『Ride The Lightning』のリマスターについて

    20年計画とかそういったものの一部とは言わないけど、間違いなくいつかは出るかもしれないってことはわかってた。メタリカでは、そのうちやりたいっていうたくさんの大局的なアイデアがある。でも、そのなかには時間がなかったり、あまりに望みが高かったりで脇に追いやられているものもある。この数年間、このアイデアはあるにはあったんだけど、今がその時だったんだ。

    知っての通り、マット・テイラーという名前の数年前に映画『ジョーズ』の素晴らしい本(『Jaws: Memories From Martha’s Vineyard』)を出した男によって、9月には『Master Of Puppets』の本(『Metallica: Back To The Front』)が出る。俺たちが数年前に彼のプロジェクトに賛同して、『Master Of Puppets』のリイシューを本と同時に出せたらかなりクールじゃないかって思ってたから、彼はおそらく俺たちに対して計画を進めることにちょっと責任を感じていたんじゃないかな。でもこういったリイシューと同時に新譜を制作するっていうのはちょっと変な感じだよ。二歩進んで二歩戻るような奇妙な矛盾があるからね。

    特に初期のレコードで一番難しいところっていうのは、俺たちの過去の大部分はたくさんの異なるレコードレーベルにあるってことさ。ジョニーZと「Megaforce Records」、「Roadrunner」、「Music For Nations」、そしてその後の『Ride The Lightning』だと「Elektra」と日本の「CBS」といった具合だ。たくさんのレーベル、たくさんの関係者がいて、俺たちは『Kill 'Em All』がそうだったみたいに姿をくらましていたマスターテープを探したんだ。俺たちはボブ・ファイファーって男を雇った。彼はこの最良の2年、俺たちのために働いてくれている。彼の仕事は世界中の保管庫の中からこういった音源を取り戻しに行くことだ。そんな保管施設では、結局間違ったボックスに当たることがたくさんあって、他のバンドの名前が書いてあるボックスから見つけたこともあった。イライラしたし難しい過程だったけど、間違いなく後のレコードになるほど、俺たちはそういうものがどこにあるかをより掌握している。自分たちのレコード会社とかでもっと簡潔になっているからね。

    最初期の音源にたくさん触れるのは確かに楽しかった。でも俺がさっき言ったように、1年半前に新譜の曲を書きレコーディングをし始めた時にこういったことを始めたもんだからちょっと奇妙な感じだったね。また一からやり直そうとするってのと先に進んで曲を書くってのと奇妙なパラドックスがあったけど、また腰を据えて1983年に自分たちがやったこと、(訳注:『Kill 'Em All』のレコーディングが行われたニューヨークの)ロチェスターで「No Remorse」をレコーディングした日に朝食で何を食べたかなんてことを理解しようとしていた。そんなわけで過去と未来のあいだの奇妙なエネルギーがあったね。

    こんな努力と旅路のなかで、途方にくれたり、ちょっと困惑したり、困難な場面がしばしばあった。全ての音源を集めようとしてきた。これは一回限りかもしれないと感じながらね。知っての通り、メタリカは深く深く深く入り込む傾向がある。俺たちはたくさんあるこの類のことでは、詳細にいたるまでやって止めるのさ。俺たちはできる限りボックスセットに収録したかったから、みつけられないこととか、簡単じゃないことを手離すというのもちょっとつらかったよ。

    でも後のレコードになるほど、俺たちはたくさんのアウトテイクを収録できる。『Kill 'Em All』収録の「Seek And Destroy」なんて4テイク目だからね。もしそこで3テイク目とか5テイク目を収録出来たらすごいだろ?でも俺たちはマスターテープを持っていないんだ。俺たちは先に踏み込むほど、とりわけ『...And Justice For All』とブラックアルバム、『Load』『Reload』となると、俺たちには貯蔵庫がある。でも俺たちはどこで線を引けばいいんだ?違うもの、違うテイク、違うギターソロ、みんなが渇望しているそういうもの全てを見つけ出すのは本当に楽しい。(1972年にオリジナル盤が出されたディープ・パープルの)『Made In Japan』のリイシューみたいにね。リッチー・ブラックモアの違ったギターソロが入っている2日目の大阪公演での「Child In Time」を聴けるんだ。我を失い、よだれが出るほど欲しいってもんだろ?だから俺たちは他のレコードで(リマスターを)やる時は、もっとそういうものが収録できるだろうね。


    −ボックスセットに収録した写真について

    自分たちのものはたくさん持っているよ。でもブックレットで一番イライラしたのは、俺たち全員、特に俺が持ってるのに、たくさんのクールな写真も含まれているんだけど、一体誰が撮った写真なんだ?ってことだ。著作権とかそういう全体的な状況に踏み入れると、妥協した状況でブックレットに収録するっていう考えは持っていなかったし、収録したいとも思わなかった。誰かに支払いをせずにごまかすようなことはしたくなかったんだ。俺はメタリカとタンク(訳注:イギリスのヘヴィメタル・バンド)がどこかでつるんでいる写真を30枚は持っているんだけど、誰が写真を撮ったのかわからなかった。だから俺たちはブックレットには入れたくなかった。あれにはガックリきたし、嫌な気分だったね。

    収録されたものは俺たちのものやコレクションだけど、知っての通り、インターネットを通じてもし共有したいものがあったら送ってほしいとファンに伝えて探りを入れたんだ。ファンや友だちの何人かからすごいクールなものをもらえたよ。


    −収録されたエッセイにメンバー自身が書いたものがないが?

    いい質問だね(笑)。えーっと、誰も俺たちに訊かなかったよ・・・いい質問だ。文字通り、その話題を持ち出したのは今回が初めてだよ。マーク・ライターとかスパイダー・ダンとか俺たちのクリエイティヴ・パートナーたちは、こういう類のことはみんなメタリカのメンバーが長々と話しているのを聞いていて、ラーズに1983年に起きたことについてもう一度話してもらうなんてことは一番させたくなかったんだと思うよ。正直なところ、それは二度とないけどね。少なくとも俺のメールボックスにはそんな依頼はなかったよ。何か書きたいかなんて頼まれもしなかったんだぜ!?

    −リイシューと言えば『No Life 'Til Leather』のCDやレコード盤や限定デラックスボックスセットを2015年夏にリリースする予定だったのでは?

    えーっと、いい質問だ。それが当初の計画だったんだ。でもそれから・・・一番丁寧に言うにはどうしたらいいかな?(少し沈黙してから)俺たちはいつも自分たちの楽観的なやり方で進み続けているし、自分たち自身が楽観的に飛び込もうとしている企てのマイナスに働く可能性や、法的な障害の可能性があるかもしれないなんてこともあまり考えないようにしてきた。でも『No Life 'Til Leather』のボックスセットや一連のリイシューを始める俺たちの目論見を妨げる法的な予期せぬ困難が待ち受けていた。そんなことでいくらか時間を費やしてしまったんだけど、その後ジェイムズと俺はこんな不愉快なことで泥沼にハマり込む価値なんかないと判断したんだ。(レコードストアデイの)祝祭になるべきであって、こんな綱引きになるはずじゃなかったからね。だから俺たちはこう考えた、何だってんだ、クソくらえ、『Kill 'Em All』(のリイシュー)を先に進めようってね。問題はもう少し複雑なんだ。深入りするような理由なんてない。ただ俺たちが予期していなかったことだったってだけさ。知っての通り、俺はいつだってコップに半分「も」入ってるって思う永遠の楽観主義者だ。だからいつになることやらだね。関係者たちのなかには、これが本当なのか見極めようとしばらく時間をおいて今戻ったばかりのもいる。だから俺たちは確かめなくちゃならないんだ。俺たちのファンや気にしてるみんなと1年か2年後に『No Life 'Til Leather』をシェアできたら素晴らしいよ。俺たちはあれについて門戸を閉ざしたわけじゃない。


    −過去のアルバムに向き合った時に再レコーディングという選択肢は検討されなかったのか?

    いいや、それは話にも挙がらなかった。創造的なプロセスには3つの異なる段階がある。レコーディング、ミキシング、そしてマスタリングだ。マスタリングは技術的、音楽的見地からもっとも絶え間なく向上しているものだ。だからみんなが自分たちのレコードをリマスターする。リミキシングは時々やっている人がいる。ZZトップは自分たちの全レコードをリミックスしたし、他のバンドで自分の作品に新たなリミックスを加えているのもいる。でも俺たちはやってこなかった。もちろん「『...And Justice For All』をリミックスしろよ」とか言う人がいつもいるけど、確かにそれは俺たちは真剣に考えてこなかった。でも再レコーディング、あれは飛び込んじゃいけない飛行禁止区域だと思っているよ。

    Metal Forces(2016-06)

    本日はこれにて・・・

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    2015年のレコードストアデイで、メタリカは自身のレーベル「Blackened Recordings」から1982年のデモテープ『No Life 'Til Leather』の復刻版カセットをリリースしました。しかし、発売発表の際にカセットだけでなく拡張バージョンとして「CDやアナログ盤、コレクターズ・エディションをリリースする予定」だとしていましたが、いまだに発売されていません。

    no-life-til-leather-cassette

    Metal Forcesのインタビューのなかでラーズ・ウルリッヒが『No Life 'Til Leather』拡張バージョン発売延期の理由について説明していました。管理人拙訳にてご紹介。

    「『No Life 'Til Leather』のボックスセットや一連のリイシューを始める俺たちの目論見を妨げる法的な予期せぬ困難が待ち受けていた。そんなことでいくらか時間を費やしてしまったんだけど、その後ジェイムズと俺はこんな不愉快なことで泥沼にハマり込む価値なんかないと判断したんだ。(レコードストアデイの)祝祭になるべきであって、こんな綱引きになるはずじゃなかったからね。だから俺たちはこう考えた、何だってんだ、クソくらえ、『Kill 'Em All』(のリイシュー)を先に進めようってね。」
    法的問題の詳細については語らず。以下のように語るにとどめています。
    「問題はもう少し複雑なんだ。深入りするような理由なんてない。ただ俺たちが予期していなかったことだったってだけさ。」
    ただし、リリースをあきらめてはいないようで、
    「知っての通り、俺はいつだってコップに半分「も」入ってるって思う永遠の楽観主義者だ。だからいつになることやらだね。関係者たちのなかには、これが本当なのか見極めようとしばらく時間をおいて今戻ったばかりのもいる。だから俺たちは確かめなくちゃならないんだ。俺たちのファンや気にしてるみんなと1年か2年後に『No Life 'Til Leather』をシェアできたら素晴らしいよ。俺たちはあれについて門戸を閉ざしたわけじゃない。」
    と語っています。

    Metal Forces(2016-06-12)

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    更新大変ご無沙汰しております。

    更新が滞っているあいだにメタリカのツアー前半が終わってしまいました!(焦)そこで「Rock in Rio USA」から始まった2015年のツアー前半を振り返ってみましょう。
    ※2月9日に行われたSalesforce社員及び関係者向けのサンフランシスコ公演除く

    ■セットリスト
    まずはセットリストから。

    それぞれ書くと超縦長記事になるので、Metallica.comのツアーページをリンクにてご参照ください。

    ・2015年5月9日:「Rock in Rio USA」アメリカ・ラスベガス
    http://www.metallica.com/tour/may-09-2015-rock-in-rio.asp

    ・2015年5月29日:「Rock im Revier」ドイツ・ゲルゼンキルヒェン
    http://www.metallica.com/tour/may-29-2015-gelsenkirchen.asp

    ・2015年5月31日:「Rockavaria」ドイツ・ミュンヘン
    http://www.metallica.com/tour/may-31-2015-munich.asp

    ・2015年6月2日:「Sonisphere」イタリア・ミラン
    http://www.metallica.com/tour/jun-02-2015-milan.asp

    ・2015年6月4日:「Rock in Vienna」オーストリア・ウィーン
    http://www.metallica.com/tour/jun-04-2015-vienna.asp

    ・2015年6月6日:「X games」アメリカ・オースティン
    http://www.metallica.com/tour/jun-06-2015-xgames.asp

    アメリカ初上陸となった「Rock in Rio USA」と初参加となった「X games」では「Fuel」を1曲目に持ってきての比較的王道セトリ。それ以外のフェス「Rock im Revier」「Rockavaria」「Sonisphere」「Rock in Vienna」では、ツアー中としては初披露となった「The Unforgiven II 」をはじめ、『Load』収録曲の「King Nothing」や、いつもイントロの焦らしだけで終わる「The Frayed Ends of Sanity」が入る構成となっています。

    Metallica.comの各ツアーページでも「「Fuel」はミュンヘンでは11年前に披露されていて今回2回目」といった曲に関する情報が詳細に書かれており、王道曲が並んだ昨年の「By Request」ツアーでは観られなかったセトリであることをかなり意識している模様。

    公式動画では久々の披露となる「The Unforgiven II 」がアップされています。


    ■ステージセット
    「Rock in Rio USA」で観客150人をステージ背面にあげ、その前でライヴを行っていましたが、その他の公演でも同じような手法をとっています。このため、ファン撮影のYouTubeにアップされた今回のツアー動画は圧倒的に後ろからが多くなっています(笑)安全面を配慮してかパイロはなく、レーザー演出が多い傾向にあるようです。
    2015-06jun06-pic39


    ■物販
    ドイツ・ゲルゼンキルヒェン公演の写真のなかで物販コーナーが上がっていました。
    2015-05may29-pic04

    昨年のツアー中に発表された「Lords of Summer」のシングルジャケット、レコードストアデイで発売された『No Life 'Til Leather』のカセットがデザインされたグッズが揃っています。(プリントこそされていませんが、もうツアー名は「No Life 'Til Summer」で決まりって感じですかね?)

    ちなみに公式のEUROPEAN STOREではすでに2015年ツアーのグッズが発売されていますのでチェックされる方はこちらからどうぞ。
    https://metallica.probitymerch.com/

    と、雑に駆け足で振り返ってみましたが、「X games」についてはもう少し書くことがあるので別記事にて追記します。

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    2015年4月18日のレコードストアデイの売上げランキングが発表されました。メタリカのカセット版『No Life 'Till Leather』は2位にランクイン。25位までは以下の通り。

    metallicanoliferecordstore

    01. The White Stripes – “Get Behind Me Satan”
    02. Metallica – “No Life Til Leather” cassette
    03. Run The Jewels – “Bust No Moves”
    04. David Bowie – “Changes”
    05. The Replacements – “Alex Chilton”
    06. The Black Keys – “Meet Me in the City”
    07. Built to Spill – “Untethered Moon”
    08. Father John Misty – “I Love You, Honeybear”
    09. Bob Dylan – “The Basement Tapes”
    10. Syd Barrett/R.E.M. – “Dark Globe”
    11. Mumford & Sons – “Believe”
    12. Citizen Dick – “Touch Me I’m Dick”
    13. Ramones & Husker Du – “Sheena’s a Punk Rocker”
    14. Various Artists – “The Darjeeling Limited”
    15. Twenty One Pilots – “The LC LP”
    16. The Doors – “Strange Days”
    17. The Decemberists – “Picaresque”
    18. Foo Fighters – “Songs From The Laundry Room”
    19. Johnny Cash – “Koncert V Praze – In Prague Live”
    20. Social Distortion – “Social Distortion”
    21. David Bowie/Tom Verlaine – “Kingdom Come”
    22. Phish – “New Years Eve 1995 Live at Madison Square Garden”
    23. Jerry Garcia – “Garcia (Compliments)”
    24. Various Artists – “Sun Records Curated By Record Store Day Vol. 2″
    25. The Zombies – “R.I.P. Album”

    BuzzAngle Music(2015-04-20)

    売上げ全体も昨年に比べて、軒並みアップしているようでレコードストアデイが浸透しつつあるようです。ラーズ・ウルリッヒの言によると『No Life 'Till Leather』は今年の夏にCD、アナログ、コレクターズ・エディションで発売予定です。

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    メタリカ、デビュー前のデモ・テープ『No Life 'Til Leather』の復刻版をリリース
    『No Life 'Til Leather』カセットテープの国内販売状況

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    更新ご無沙汰です。渡米しているあいだにニュースも溜まってきているので少しずつ消化していきます。まずは『No Life 'Til Leather』カセットの発売について。

    no-life-til-leather-cassette

    'Tallica Japanでも記事にしてもらった通り、国内でもレコードストアデイの一環で『No Life 'Til Leather』が発売されます。しかし入荷数に限りがあるため、ネットでの予約はいずれも受け付けていないようです。店舗別にまとめてみました。

    ディスクユニオン

    ・店舗・オンラインで4/18(土)から販売開始(予約不可)
    ・1,944円(税込)

    ■店舗では4/18(土)の開店と同時に販売をスタートいたします。
    ※発売当日に限りまして、購入はお一人様2枚までとさせていただきます。
    ※発売当日の電話での予約/取り置きはお断りさせていただきます。

    ■オンライン・ショップでは4/18(土)の午前11時より「予約受付け」を開始いたします。
    ※商品の「発送」は5/2(土)以降となります。
    ※店舗受付の通販に関しましても商品の発送は5/2(土)以降となります。
    ※限定商品の為、現在のところ入荷数未定となっております。入手に尽力いたしますが入荷予定数に達しない場合にはお渡しはご予約先着順とさせていただききます。
    ※ご予約頂いても商品が一切ご用意できない場合がございます。ご予約は商品の確保を確約するものではありません。予めご了承のほどよろしくお願いいたします。
    ※ディスクユニオン オンライン・ショップでお買い上げのお客様への発送は5/2(土)以降とさせていただきます。
    ※RECORD STORE DAY当日より2週間程度経過しても弊社へ入荷しない場合には、入荷見込み無しと判断し、ご予約のキャンセル及び他商品の分割発送のご連絡を差し上げる場合がございます。ご迷惑をおかけいたしますが何卒ご了承のほどよろしくお願いいたします。

    http://diskunion.net/portal/ct/detail/HMHR150311-007

    タワーレコード

    ・一部店舗にて4/18(土)から販売開始(予約不可)
    ・2,390円(+税)

    ■一部店舗の取扱いとなります。オンラインでの取扱いはございません。
    取扱店舗:札幌ピヴォ店・仙台パルコ店・渋谷店・池袋店・吉祥寺店・新宿店・秋葉原店・町田店・川崎店・横浜ビブレ店・浦和店・イオンレイクタウン店・千葉店・津田沼店・柏店・新潟店・名古屋パルコ店・名古屋近鉄パッセ店・梅田大阪マルビル店・難波店・梅田NU茶屋町店・福岡パルコ店

    https://twitter.com/TOWER_HRHM/status/587868917718126592

    HMV

    ・渋谷店で取扱いあり
    ・他店舗は不明

    ■4/18(土)RECORD STORE DAY当日は、AM10:00より営業致します。
    ※整理券はAM9:30より当店入口にて配布致します。お並びの際は、他のお客様と列/順序をご確認の上お並びください。

    http://recordshop.hmv.co.jp/staff-picks/8201/

    数量限定につき、入荷在庫状況は各店舗までご確認を。

    参考:レコードストアデイ参加店舗一覧
    http://www.recordstoreday.jp/shop.html

    【追記】
    この記事を書いている現在(4/17 16:00)、MetStoreで購入可能なようです。
    http://www.metallica.com/products/no-life-til-leather-cassette.asp

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    メタリカ、デビュー前のデモ・テープ『No Life 'Til Leather』の復刻版をリリース

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    管理人多忙につき、更新が遅れてしまいました。
    まずはYahooニュースにもなったメタリカのデビュー前のデモ・テープ『No Life 'til Leather』の復刻版リリースの報から。

    Metallica.comの公式発表をRO69さんから一部引用してご紹介。

    「1982年に俺たちは7曲のレコーディングを行い、これが俺たちにとって『No Life 'til Leather』という最初の名刺代わりの挨拶状となって、俺たちにとって初のレコード契約を引っ張ってきてくれたんだ。その後は、みんなの一部は知っているだろうけど、歴史の通りさ!」

    「4月18日のレコード・ストア・デイにはこのデモ・テープが限定カセット・テープとして(そう、カセットだよー!!)お近くのレコード店かMetallica.comでリリースされるよ」

    「ちなみに俺たちは昔の音源を漁ってオリジナルの音源を探し出して2015年に向けて音を最大限にまでリマスタリングしたけど、ミックスはオリジナルと少しも変わってないから」

    「当時ライヴではメタリカとして知られていたオリジナル・ラインナップでレコーディングされたこの『No Life 'til Leather』はこれまで公式に発売されたことはないんだ。今年の夏にはさらに拡大盤をCD、アナログ、そしてコレクターズ・エディションとしてリリースする予定だから」

    「この思い出旅行をみんなにも一緒に楽しんでもらって、世界中の自営レコード店を支援する活動に参加していただければとっても嬉しいです」

    NoLife

    Ro69(2015-03-05)
    Metallica.com(2015-03-02)

    今年(2015年)は『Kill 'Em All』と『Ride The Lightning』のリマスターのリリース、そして来年(2016年)にはリリース30周年を迎える3rdアルバム『Master of Puppets』に関する特別本を出すことをすでに発表しているので、その先陣を切るリリースということになりそうです。

    『No Life 'til Leather』といえばご存知の通り、メガデスとして活躍するデイヴ・ムステインを含む以下のバンド編成時の音源。

    ジェイムズ・ヘットフィールド(vo, g)
    ラーズ・ウルリッヒ(dr)
    デイヴ・ムステイン(g)
    ロン・マクガヴニー(b)

    トラックリストは以下の通り。

    Hit The Lights
    The Mechanix
    Motorbreath
    Seek & Destroy
    Metal Militia
    Jump In The Fire
    Phantom Lord

    今回の復刻版もメタリカ自身のレーベル「Blackened Recordings」からのリリース。この発表にあわせてRollingStoneでラーズ・ウルリッヒがインタビューに答えています。本文長すぎのため、カットしても長いラーズのコメント中心に抜粋して管理人拙訳にてご紹介。

    ラーズ・ウルリッヒによると、バンドはリイシューのためにオリジナル・テープのミックスそのままに「昔のままの無垢な状態、そして思春期をほとんど抜け切れていない4人のガキがロックして、自分たちのやりたいようにやった、境界線なんて知らない」ものを示すということだ。アートワークはラーズ所有のテープからコピーされ、このデンマーク人ドラマーの手書きを特徴とするものになる。

    「次のレベルのリイシューを行って、バンドのカタログでどんちゃん騒ぎする時が俺たちにも来たんだ。他のみんな、U2やレッド・ツェッペリン、オアシスがやってきたようにね。ただ俺たちは1983年の『Kill 'Em All』から始めるんじゃなくて、さらに2年前、バンドが結成された1981年まで遡ってみようと思ったんだ。」

    このカセットをCDやLPバージョンまで広げることについて、ラーズは「『No Life 'Til Leather』時代には(カセットだったけど)ね。でもカセットに限定する必要性はなかったんだ。」と答えている。バンドがこの時代に出した4曲から成る『Power Metal』(訳注:メタリカ初のデモ・テープ)のような他のデモ・テープは含まれるのかと尋ねられると、ラーズは辛抱強く待つことをお願いし、「段ボール箱とテープ保管庫にたくさんあるイイもの」からふるいにかけていると語った。

    数ヶ月以内には「俺たちがどれだけすばやくまわせるかによるけど」グループはリイシューの「大きなパッケージ」を発表する予定とのこと。「昨日は、別のテープをみつけて(エンジニアの)グレッグ・フィデルマンに手渡したんだ。そのB面にはまだあるとは思ってなかったクレイジーなものが入っていたよ。」ラーズはさらに「全てがやってくる。最善を尽くすよ。」と言う。

    しかし最も自然なスタート地点はカセットの『No Life 'Til Leather』だった。「これ(『No Life 'Til Leather』)は俺たちが制作して配布された2番目のデモ・テープだった。俺は自分の寝室でカセットのラベルに内容を書いて、郵便局まで行っては、世界中の全テープ・コレクターに発送したんだ。あれから20、30年経って、このテープは今や『Kill 'Em All』以前のメタリカの代名詞となっているんだよ。」

    必要に応じて学業を行い、朝の4時から6時の間は2つのルートでロサンゼルスタイムズ紙を配達し、バンドに身を捧げた。「残りの時間はハンティントンビーチまで車を運転してムステインをひろって、ヘットフィールドがいたノーウォークのロンの家まで行って、それからそこでただ演奏したり、曲を書いたり、ダラダラしたり、ビールを飲んだり、そしてメタルのレコードを聴いたりしていたんだ。ガレージの隣にはデンマーク育ちの俺は使ったこともないような、アメリカン・スタイルのTVを観るための本当に大きな椅子が一組置いてある私室があったんだよ。」

    「くだらないビールや最高のピーチ・シュナップスとか変わったシュナップス(訳注:アルコール度40度以上の飲みすぎ危険なジャガイモ・穀類・果物から作られる蒸留酒)とかリキュールをたくさん飲んでいたんだ。ギグをやって、LAあたりのバンドを観て、俺たちはああいったものには属さない、アイアン・メイデンのTシャツを着た、のけ者やはみ出し者のように感じた。ほとんど第2級市民みたいなものさ。でも俺たちがやっていることに結束があったし、楽しかったんだ。俺たち全員同じように、はみ出し者で一匹狼でメタルファンだったのさ。そういったものの中に力があったんだ。」

    −(後にメタリカの「The Four Horsemen」となった)「The Mechanix」を書き、「Jump In The Fire」のアイデアを持ち寄ったデイヴ・ムステインについて

    「デイヴはエネルギーの塊だった。」とラーズは語る。「ハリケーンのように魅力と美貌を俺たちの世界に渦巻いてやってきた。ステージのバックラインのごとく素晴らしい装置一式を持っていたし、ローディーもいたんだ。あいつは全てを持っていた。何曲かの骨組みや設計図も持っていた。俺たちはそれらを微調整した。そういったものを『メタリカ化』したんだ。」

    「「The Mechanix」の歌詞は文字どおり−何の判別もなくこれについて言うなら−ガソリンスタンドでの行きずりセックスについてだった。全てが性的トーンを帯びた婉曲表現になっていた。特別悪い歌詞ではなかったけど、当時アメリカにいたHR/HMのほとんどと同じもの(訳注:セックス・ドラッグ・ロックンロール)に類するものだったんだ。その後の1、2年に渡って、俺たちは少しダークな方向に行きたかったし、イギリスで起きていたこと(訳注:NWOBHM)にロックオンしていたから、歌詞を違う方向にすると決めたんだ。」(ムステインは後に「Mechanix」を自分が書いたようにレコーディングし、メガデスの1985年のデビューアルバム『Killing Is My Business...and Business Is Good!』に収録した。)

    ラーズは『No Life 'Til Leather』を50から100本ほどのコピーを作成し送ったと証言する。その後、テープを受け取った人たちがコピーをその友人に送ったのだ。「特に目標を設定したわけじゃないから覚えてないけど、当時の意志はレコード契約だと思うこととしよう。」ラーズはそう言って笑う。「俺たちはいつも楽しいと思ってきたし、何年にも渡る一匹狼時代の後、何かに属していると感じるようになった。遊び仲間のグループに入って、音楽を演奏し、楽しんで、24時間365日HR/HMに生きて呼吸をしているってね。俺たちはすぐに気づいたよ、当時のハリウッドで起きていたようなことと俺たちは真逆なんだとね。」

    グループがサンフランシスコに移住した正確な日付を引用して、ラーズは当時のバンドの主な目標は「LAからとっとと出ていくこと」だったと語る。結局、そのデモ・テープはジョニーZという名の男がオーナーをつとめる音楽店のある東海岸まで辿りつき、メガフォース・レーベルとサインして『Kill 'Em All』を出すこととなった。

    グループは、拡張版として出すものをみつけるためにメタリカ活動初期の頃の友人数人と連絡を取ってきた。「昔ながらの私立探偵」を雇ってまで無くなったテープの在り処を探している。「1982年のメタリカのものは全部、自分のベッドの下に持っているというヤツを知っている人と昨日話してきた。」

    ラーズはグループが発見したサウンドに最も強い衝撃を受けた。とりわけ次のアルバムに取り組んでいるこんな時には。「そのサウンドはクソ無邪気でとても本能的に聴こえるんだ。ここで新しい曲を書いてプリプロダクションに近づこうとしている今の時点では、ジェイムズ・ヘットフィールドは曲をイイものにする34ものやり方でもって弾くだろう。そして俺はただそこにいて頭をエクソシストに出てくるリンダ・ブレアみたいにぶん回すんだ。なぜなら、それらは全て素晴らしいし、ある時点でひとつに絞るからね。」

    「『No Life 'Til Leather』のものは、ある日の午後に全部一緒に作ったような、努力を要していないサウンドに聴こえる。51年人類として生きてきてから聴いてみるとこうさ。「おいおい俺はこれを取り戻すために(訳注:あの当時のように強いお酒をたくさん)飲まなきゃならないのか?何にも考えずに弾いているただの4人のガキじゃないか。」とね。」

    RollingStone(2015-03-02)

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