メタリカ情報局

メタリカを愛してやまないものの、メタリカへの愛の中途半端さ加減をダメだしされたのでこんなブログ作ってみました。

       

    タグ:Metallica

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    フランスのカンヌ映画祭からアニメ部門が独立して出来たアヌシー国際アニメーション映画祭のベスト・テレビ・フィルム部門にこの夏に出品された『'Tallica Parking Lot』。『'Tallica Parking Lot』の制作を手がけたロバート・トゥルージロのインタビューが先日公開されました。BLABBERMOUTH.NETで文字起こしされていたので管理人拙訳にてご紹介。

    tallicaparkinglot

    −『'Tallica Parking Lot』について

    『'Tallica Parking Lot』は基本的に世界のどこともとれるメタリカの駐車場を中心としただいたい4分のショートアニメなんだ。

    何年も前に気づいたことなんだけど、駐車場では信じられないほどいろんなことが起きているんだ。世界のどこにいようとも、いつも面白い人たちがいるし、面白いことが起きている。これはそのことを生命を持たせて世界にシェアする素晴らしい機会だと感じたんだ。とても音楽的だし、あの中にはたくさんのエネルギーがある。ある種のバンドの歴史に関する試みがたくさんあるしね。バンドのフライヤーを中心に全てが展開するんだ。フライヤーは・・・バンドを始めたばかりの時、ショーをやってフライヤーを作っだ。普通は手描きで、それぞれのバンドの名前とショーの日付や場所その他もろもろを書き入れた。この摩訶不思議なフライヤーっていう『'Tallica Parking Lot』の魔法の絨毯を中心に展開するのさ。このフィルムの中で起きているいくつかの話は本当にあったことなんだ。それを組み合わせたんだよ。


    −『'Tallica Parking Lot』の着想について

    実際とても面白いよ。話そのものが俺が見た夢から生まれたんだ。文字通りね。朝の4時頃に目が覚めて、(夢に見た)ストーリーをすぐ書き始めたんだ。1週間は書く手が止まらなかったよ。というか、ナプキンとか書けるものになら何でも書いていた。ほとんど中毒さ。世界にずっと入り込み続けていた。でもこのアイデアは何年も前の(前述した)コンセプトと駐車場で巻き起こる何かをやろうというテーマから始まったんだ。そしてストーリーが夢に現れた。つまりそうやって進化していったんだ。それはとても特別なことだとわかるものだった。実際に何かを想像して、それが本当に夢になって現れる。それからスクリーンで生命を持つ。とってもパワフルだよ。

    俺はいつだってアニメのファンだった。子供の時、土曜の朝のアニメをたくさん観てきた。クレイアニメとそのチャンネルのファンでもあった。俺はUCLAで学期のあるひところ、アニメの勉強さえしていたんだ。そしてそれからスイサイダル・テンデンシーズのスピンオフとしてインフェクシャス・グルーヴスを始めた。インフェクシャス・グルーヴスの音楽は、いつもある種のこういったワイルドで幻想的なキャラクターのイメージを中心に展開していた。それが曲を書くときにもいつも見ていたものなんだ。イメージをね。

    『'Tallica Parking Lot』によってもたらされた、イメージに生命を持たせる機会というのは本当に特別なことだった。たくさんの俺のヒーローや友人たちに映画に出演してもらったことも本当に特別だったよ。モーターヘッドのレミーのような人とかね。レミーがどんな人か知らないかもしれないけど、彼はロックンロール・マスターのアイコン的存在なんだ。ブーツィー・コリンズ、そしてバンドメイトであるメタリカのラーズ、ジェイムズ、カークもね。とてもクールだよ。

    (メタリカの3D映画)『Through The Never』のように何かを創造する一部となる、そしてそれがスクリーンで生命を吹き込まれるのを見ること、特にそれがアニメ化となると本当に特別なことだね。


    BLABBERMOUTH.NET(2014-12-09)

    このインタビュー動画はこちらから。


    『'Tallica Parking Lot』を未見の方はこちらをご覧ください。


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    まずはMetallica.comの公式コメントを管理人拙訳にて。

    mttn-dvd-cover

    今日、レコーディング・アカデミーの素晴らしい人たちによって俺たちが今年のグラミー賞にノミネートされたことがツイートされた!昨年の3D映画『Through The Never』がベスト・ミュージック・フィルムのカテゴリーに入ると認めてくれて光栄に思う。

    俺たちと同じく(ベスト・ミュージック・フィルムに)ノミネートされた候補者たちはビヨンセやジェイZ、コールドプレイ、20フィート・フロム・スターダムのレディーたち、そしてピンクと超クールな人たちだ。グラミー賞は2015年2月8日にロサンゼルスのステイプル・センターで手渡され、CBSで放送される。

    Metallica.com(2014-12-05)

    公式コメントにもありますが、同カテゴリのノミネートはこちら。

    Beyonce & Jay Z: On The Run Tour

    Beyonce & Jay Z
    Jonas Akerlund, video director; Svana Gisla, video producer
    Label: Columbia Records

    Ghost Stories

    Coldplay
    Paul Dugdale, video director; Jim Parsons, video producer
    Label: Parlophone/Atlantic/Ja Digital

    20 Feet From Stardom

    Darlene Love, Merry Clayton, Lisa Fischer & Judith Hill
    Morgan Neville, video director; Gil Friesen & Caitrin Rogers, video producers
    Label: Anchor Bay

    Metallica Through The Never

    Metallica
    Nimrod Antal, video director; Adam Ellison & Charlotte Huggins, video producers
    Label: Blackened Recordings

    The Truth About Love Tour: Live From Melbourne

    Pink
    Larn Poland, video director; Roger Davies, video producer
    Label: RCA Records

    Grammy.com(2014-12-05)

    この第57回グラミー賞授賞式の模様は今年もWOWOWにて生中継で放送されます。放送開始は日本時間2015年2月9日(月)午前9:00から。

    grammy2015

    他のノミネート作品を全く知らないので『メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー』の受賞可能性を探るべく、オンラインカジノ等のオッズを調べてみましたが、見つけられたのは、年間最優秀レコードと年間最優秀アルバムとベスト・ソロ・パフォーマンス部門のみ・・・。気になる方はこちらからどうぞ。
    http://sports.williamhill.com/bet/ja/betting/t/5060/Grammy-Awards.html

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    タワーレコード限定で公式CDが発売とのこと。まずはタワレコの告知から引用。

    02_0103_01

    2013年夏-全国のメタリカ・ファンが東京と大阪に集結。熱いライブが繰り広げられたあのサマーソニックのパフォーマンスが遂に公式CD化。

    今回バンド公式ライブ音源販売サイトの10周年記念企画の1つとしてリリースされるこのCDは前述のバンド公式サイトでDL/オンデマンドCDRで販売中ですが、CDとして入手できるのはここ日本のタワーレコードだけ!

    東京公演と大阪公演で5曲それぞれ異なる曲がセットリスト入りしているのでここは両公演聞き比べ推奨。冒頭からメインステージを埋め尽くすファンの歓声に期待値は高まります。バンドとファンのコミュニケーションも堂に入ったものでシンガロング&コール・レスポンスがそこここで発生し緩急のある2時間超のセットをあの地獄のような暑さの中で慣行。完全燃焼の一夜。

    TowerRecords(2014-12-02)

    東京・大阪の2公演を各2枚ずつ。公式CDということでメタリカの自前レーベル「Blackened Recordings」の輸入盤です。発売日は2014年12月31日。タワレコで現在予約受付中です。各公演、3,690円+税(消費税8%で3,985円)。

    20140810
    Live In Tokyo 08.10.2013


    20140811
    Live In Osaka 08.11.2013


    収録セットリストはこちら。

    Live In Tokyo 08.10.2013

    01. Hit The Lights
    02. Master Of Puppets
    03. Holier Than Thou
    04. The Four Horsemen
    05. Kirk Solo #1
    06. The Day That Never Comes
    07. Carpe Diem Baby
    08. I Disappear
    09. Sad But True
    10. Bass Solo
    11. Welcome Home (Sanitarium)
    12. Orion
    13. One
    14. For Whom The Bell Tolls
    15. Blackened
    16. Kirk Solo #2
    17. Nothing Else Matters
    18. Enter Sandman
    19. Creeping Death
    20. Battery
    21. Seek and Destroy

    Live In Osaka 08.11.2013

    01. Hit The Lights
    02. Master Of Puppets
    03. Ride The Lightning
    04. Harvester Of Sorrow
    05. Kirk Solo #1
    06. Fade to Black
    07. The Memory Remains
    08. Cyanide
    09. Bass Solo
    10. Welcome Home (Sanitarium)
    11. Sad But True
    12. And Justice for All
    13. One
    14. For Whom The Bell Tolls
    15. Blackened
    16. Kirk Solo #2
    17. Nothing Else Matters
    18. Enter Sandman
    19. Creeping Death
    20. Battery
    21. Seek and Destroy

    どういう経緯でタワレコ限定でのCD発売となったのかわかりませんが、日本のことも気にかけてもらっているようで嬉しいです。

    【追記】
    CD実物を目にするまで油断なりませんが、大阪公演はLiveMetallica版とジャケットが違う模様。(cowboybluesさん情報ありがとうございます)
    20140811_2
    左:LiveMetallica版、右:CD版

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    2014年11月22日にイタリアで行われたドラム・クリニックに参加したデイヴ・ロンバード。この時の質疑応答でラーズ・ウルリッヒについての質問に答えていたのをBLABBERMOUTH.NETで紹介されていたので管理人拙訳にて。

    lombardoulrichfull

    2004年6月にイギリスのダウンロード・フェスティバルでメタリカのライヴのあいだ、ラーズ・ウルリッヒの代わりに叩いたスラッシュメタルのドラマーの第一人者に、メタリカのメンバーについて一個人としてどう思うか尋ねてみた。

    「あのバンドは大好きだ。彼らはいいヤツらだしね。ジェイムズ、ラーズ、カーク、そしてロバート・・・とてもいいヤツらだよ。本当にいい経験をしたよ。すばらしい時間を過ごしてきた・・・。かなりクレイジーなこともあった・・・それはここじゃ言えないけどね。」

    ラーズ・ウルリッヒの演奏技術が常に疑われていることについてコメントを求められたロンバードはこう答えた。

    「ラーズはいいドラマーだと思うよ。いいアレンジャーだね。彼がアレンジすると・・・ラーズ無しにはメタリカはありえなかった。だから彼がバンドのためにすることに対しては信じなくちゃいけないね。これはとても重要なことなんだけど・・・。バンドでケミストリーがある時というのは4人のメンバーでバンドなんだ。ミュージシャンのあいだで特別な相互作用みたいなケミストリーがある場合、ひとりミュージシャンが出て行けば、同じではなくなる。もしラーズから均衡を奪ってしまえば、同じではなくなってしまうだろう。」


    この時の動画。


    2009年のイギリスの「Rhythm Magazine」ではロンバードはラーズのドラム演奏能力にもう少し批判的だった。2004年のダウンロード・フェスでのメタリカとの共演についていい経験だった、「見ろよ、やったぜ!」と思うほど良かったと語り、こう続けた。「ラーズを見下してはいない。ラーズは素晴らしいし、いいヤツだ。でも、俺の家で1週間過ごして、ドラムを演奏する必要があるな。俺は彼に「違うよラーズ、こうだ!」「落ち着いてリラックスするんだ。コーヒー飲んだら演奏するぞ!」なんてやるだろうね(笑)」

    その数ヵ月後、「もしラーズ・ウルリッヒがこれまでにデイヴ・ロンバードのドラム・レッスンを受けていたら」という米ラウド/メタル系サイトNoisecreepからの質問に対して「おいおい、彼は受けないよそんなの(笑)あぁ、あれは全部冗談だよ。ちょっと楽しんだだけさ。」と答え、さらに「もちろん、ダウンロード・フェスについて訊いてくる人もいる。「彼にどうやったか見せてやれよ。」って感じでね。そんなこと必要ないのさ。彼は素晴らしい。でもそういう類の競争意識、楽しい競争意識がいつもあるのさ。」と語った。

    ラーズ・ウルリッヒは2004年のダウンロード・フェスに不参加だったことについてツアーの過密スケジュールによる疲労と、スカイラーとの7年に渡る結婚生活の破綻によるものだったと語った。2005年のインタビューでは「俺が逃した初めてのメタリカのライヴだ。」と語っていた。さらにこう続けた。「地上最も優れたドラマー、デイヴ・ロンバードが自分のバンドで演奏している間、ドイツの病院で横になるなんてやってみたいかい?簡単なことじゃないぜ。」

    BLABBERMOUTH.NETより(2014-11-26)

    デイヴ・ロンバードとラーズ・ウルリッヒとでは求められているドラマー像がそもそも違うので競合しないんじゃないかなぁと管理人は思います(^^;

    そしてきっと今後も話されることはないでしょうけど、「ここじゃ言えない話」がすごい気になります(笑)

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