メタリカ情報局

メタリカを愛してやまないものの、メタリカへの愛の中途半端さ加減をダメだしされたのでこんなブログ作ってみました。

       

    タグ:MV

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    アイオワ州のラジオ局、Lazer 103.3のMCアンディー・ホールのインタビューでカーク・ハメットが『Hardwired...To Self-Destruct』のPVについて語っていました。BLABBERMOUTH.NETの一部文字起こしを管理人拙訳にてご紹介。

    Kirk_DreamNoMore

    −『Hardwired...To Self-Destruct』収録曲全てのPVを制作したことについて

    あぁそうだね。俺たちが制作したビデオのなかには、俺が思うにこれまで作ってきたなかで最高のビデオもある。「Dream No More」のビデオは全く驚くばかりで、50年代・60年代に撮影されたケネス・アンガー監督の映画を思い出させるんだ。芸術的見地から、本当にクールだと思うよ。それに多少なりとも対処する方法があると。つまり、バンドがニューアルバムを出すと、誰かが新曲を聞いて「よし、俺はこの曲のYouTubeビデオを作るぞ」と決意して、そこからそれが突然その曲で一番知られたビデオになるっていう状況に対してね。そういうことはYouTubeの世界ではよくある話だ。俺たちはそのことをわかっていた。だから自分たちの手で、その曲に関してみんなが見る一番知られたビデオは俺たちが作ったビデオになるようにしたかったんだ。他の誰かの映像よりもね。




    −これまでPVが制作されていないメタリカの楽曲で(PVがあったら)強力な視覚的解釈に役立つと思ったものは何か

    そういうのは面白いね。だって今じゃビデオ制作はずっと安価になった。どれだけ安いんだよって感じだ。じゃあ1988年に戻ってみよう。「One」のビデオには大金がかかった。6桁(10万ドル単位)だ。俺たちは費用にぶっ飛んだよ。なんでそんなにかかるのか理解できないよね。そこから2016年、2017年に飛んで来たらどうだい。今じゃ「Hardwired」用に作った典型的なビデオなんか1.5万ドルから2万ドルだよ。どれだけ安いんだと驚くばかりだね。その多くはデジタル技術によって、より小さく、より軽量で、より内々にできるようになった。本当にやりたいとなったら、iPhoneでビデオを作ることだってできる。ビデオ制作がとても安くなったという事実から、俺たちがビデオを制作しなかった楽曲、例えば『Reload』の「Carpe Diem Baby」のビデオをもし遡って作ると決めたら面白いと言えるわけだ。最近じゃビデオ制作はとても安いから可能性はある。実際にそんなことをするようなインスピレーションを見いだせるか俺にはわからないけどね。でも何とも言えないよ。みんなが遡って(昔の楽曲の)ビデオを作り始めるかもしれないね。

    BLABBERMOUTH.NETより
    インタビュー全編はこちらから。


    『Hardwired...To Self-Destruct』のPV制作風景はこちらから。



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    『Hardwired...To Self-Destruct』リリース直前に怒涛の新曲ミュージックビデオ公開を行ったメタリカ。このうち、逆さ十字、豚の生首、自傷行為と過激なシーンが続く「ManUNkind」のMVは、ブラックメタル・シーンを描いた映画『Lords of Chaos』の本編映像を使用していることが明らかになりました。
    manunkind

    この映画とMVの監督は、スウェーデンのエクストリーム・メタル/ブラックメタル・バンド、バソリー(Bathory)の元メンバーで、メタリカとは「Turn the Page」「Whiskey in the Jar」のMVでも監督を務めたジョナス・アカーランド。原作は、ノルウェーを中心に巻き起こった悪魔主義を標榜するアンダーグラウンドなヘヴィ・メタルのムーヴメント「ブラック・メタル」が、しだいに教会放火などの犯罪行為やナショナリズムへの接近など過激化が昂じていく過程を追ったドキュメンタリー本『Lords of Chaos(邦題:ブラック・メタルの血塗られた歴史)』。

    lordsodchaos
    ブラック・メタルの血塗られた歴史


    映画はノルウェーのブラックメタル・バンド、メイヘム(Mayhem)の中心人物ユーロニモスの生涯に焦点を当てた作品となっており、主人公ユーロニモスを演じるのはマコーレー・カルキンの弟、ロリー・カルキン。

    このあたりの話は日本未公開のドキュメンタリー映画『Until The Light Takes Us』でも描かれており、現在ビデオ・オン・デマンドで視聴可能です。詳しくはこちら。
    http://www.mikoukai.net/037_until_the_light_takes_us.html

    「ManUNkind」のMVはこちら。 ※過激につき、閲覧注意


    ちなみにMV冒頭で出てくるロゴはノルウェーのブラックメタル・バンド、エンペラー(Emperor)のロゴを手がけたことでも知られるクリストフ・シュパイデルによるもの。現在、東京都葛飾区にあるHHHギャラリーにて土日祝日のみクリストフ・シュパイデルの個展が開かれています。残りの会期は、2016年11月23日(水・祝)、26日(土)、27日(日)の3日間。

    Christophe Szpajdel solo exhibition “Owakudani-The Valley of Hell”

    ■会場
    HHH gallery
    東京都葛飾区小菅2-21-17

    ■詳細
    http://hhhgallery.com/exhibition-detail/christophe-szpajdel/

    壁一面のロゴアートは圧巻です。
    logo_art
    (このなかにBABYMETALやワン・ダイレクションがブラックメタルロゴ化されているものがあります。お気づきになりますでしょうか。)

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    メタリカ、狂気の沙汰です・・・

    発売を2016年11月18日(金)に控えたメタリカのニューアルバム『Hardwired...To Self-Destruct』。このアルバム収録曲とデラックス盤収録の「Lords Of Summer」のミュージック・ビデオ(MV)を日本時間2016年11月17日(木)から2時間毎に次々と公開するとのこと。
    20161116_155209_7549_2588

    しかもこれまで公開された3曲とは異なり、公式サイト上での初公開ではなく、各国の音楽サイトに各曲を分担しての公開となります。日本からはRo69.JPが参加、「Am I Savage」が公開される予定です。

    以下、公開予定スケジュール。※全て日本時間で表記
    2016年11月17日(木)

    02:00 「Dream No More」 (Directed by Tom Kirk) - Gshow Globo, Brazil
    04:00 「Confusion」 (Directed by Claire Marie Vogel) - Rolling Stone, USA
    06:00 「ManUNkind」 (Directed by Jonas Akerlund) – Bravewords, Canada
    08:00 「Now That We’re Dead」 (Directed by Herring & Herring) – Pitchfork, USA
    10:00 「Here Comes Revenge」 (Directed by Jessica Cope) – Triple M, Australia
    12:00 「Am I Savage」 (Directed by Herring & Herring) – Ro69.JP (Rockin’ On), Japan
    14:00 「Halo On Fire」 (Directed by Herring & Herring) – BiLD/Metal Hammer, Germany
    16:00 「Murder One」 (Directed by Robert Valley) – Le Parisian, France
    18:00 「Spit Out The Bone」 (Directed by Phil Mucci) – NME, England
    20:00 「Lords of Summer」 (Directed by Brett Murray) – Aftonbladet, Sweden
    おそらくこの動画リストに続々、新曲が追加されていくようです。


    まさに世界を巻き込んでのプロジェクト。眠らせないメタリカ。。。

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    メタリカ、ロンドンで行う『Hardwired...To Self-Destruct』発売記念イベントライヴのストリーミング配信決定
    本日(11月16日)23:00より、メタリカのメンバーがドイツ各地に分かれて質問にライヴチャットで回答

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    なかなかメタリカのニュースに追い付けていませんが、取り急ぎのネタをひとつ。メタリカの「One」のミュージックビデオにも使われている映画「ジョニーは戦場へ行った(原題:Johnny Got His Gun)」がNHK BSで放映予定とのこと。

    放送は1月29日(金)午後11:45〜1:38

    johnny_got_his_gun

    「究極の孤独とは社会とのあらゆる接点を断たれることではないか?」という疑問から始まった「One」の制作過程で、メタリカのマネージャー、ピーター・メンチがメタリカにダルトン・トランボによるこの映画の原作小説を渡してイメージが広がったとか。1971年に映画化され、前述のとおり「One」のMVで映像の一部が使用されています。

    映画の概要については、NHKオンラインから引用。

    「栄光への脱出」「ローマの休日」で知られる名脚本家ダルトン・トランボが、自身の小説を映画化。第一次世界大戦に参戦し、両手足、耳、目、口までを失ってしまった青年ジョー。軍医長は彼を生きているだけで意識のない存在としてあつかうが、ジョーにははっきりとした意識があった。カラーとモノクロームの映像を効果的に使い、人間の尊厳と戦争の愚かさを描いた作品。カンヌ映画祭審査員特別グランプリほか受賞。

    NHKオンライン

    ちなみに1989年1月23日は、「One」のMVが公開された日としてメタリカのFacebookページでMVが紹介されています。また、このMVには通常版の他、映画の映像が使われていないJammin' Versionが存在します。

    Metallica - One [Official Music Video]


    Metallica - One [Jammin' Version]


    cowboybluesさん情報提供ありがとうございます。

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