メタリカ情報局

メタリカを愛してやまないものの、メタリカへの愛の中途半端さ加減をダメだしされたのでこんなブログ作ってみました。

       

    タグ:Hardwired…ToSelf-Destruct

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    Metallica.comにて今年(2016年)行うニューアルバム『Hardwired...To Self-Destruct』リリース前のツアー日程が発表されました。各日程とチケット発売は以下の通り(全て現地時間表記)

    newtour_2016

    ■2016年10月26日
    プエルトリコ・サンフアン
    MetClub前売:2016年9月8日10:00〜9月9日17:00
    一般発売:2016年9月10日10:00

    ■2016年10月29日
    エクアドル・キト
    MetClub前売:2016年9月8日9:00〜9月9日16:00
    一般発売:2016年9月10日0:01

    ■2016年11月1日
    コロンビア・ボゴダ
    MetClub前売:2016年9月13日10:00〜9月14日22:00
    一般発売:2016年9月18日10:00

    ■2016年11月3日
    グアテマラ・グアテマラシティ
    MetClub前売:2016年9月8日8:00〜9月9日15:00
    一般発売:2016年9月18日10:00

    ■2016年11月5日
    コスタリカ・サンホセ
    MetClub前売:2016年9月13日10:00〜9月14日22:00
    一般発売:2016年9月22日10:00

    Metallica.com(2016-09-05)

    これまでインタビューで「まだ制作中」とされていた新譜『Hardwired...To Self-Destruct』から完全に手が離れ、ツアーに出る準備は万全とのコメントも合わせて公開されています。

    2014年の「Metallica By Request」ツアーは、コロンビアから始まり「Lords Of Summer」が初披露されましたが、今回は新譜発売を前にしたツアーとして廻ることとなりました。果たして「Hardwired」以外の新曲披露はあるのか、気になるところです。

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    ミネアポリス公演前日(2016年8月19日)に地元紙CityPagesのインタビューを受けたロバート・トゥルージロ。新譜『Hardwired...To Self-Destruct』のサウンドや前作『Death Magnetic』とのつながり、ミネソタ州での思い出などを語ってくれています。管理人拙訳にてご紹介。

    ROBERT_TRUJILLO_2011_AP

    −こちら(ミネアポリス)にはいつ着きましたか?

    昨晩だよ。


    −サウンドチェックにきたのですか?

    いや、昨晩は(別の)ショーがあったから俺たちはできなかったんだ。通常はそうするんだけどね。でも今日は基本的にパッとやってきて即興でガッとやるって感じだよ。興奮したね。新曲を出して、アルバム制作も終わりに近づいている。マシーンがまた温まってきたって感じるんだ。今日は公式にスタートを切るってとこだね。


    −ニューシングルの「Hardwired」は本当にスラッシュな曲です。あの曲はニューアルバムの方向性を示していますか?

    そう思う。「Hardwired」はこの音楽の集まりに通じる完璧な声明だよ。俺はこのアルバムのサウンドは圧倒的だと思う。サウンド面では、たくさんの攻撃力を持っている。俺は曲についても興奮しているけど、レコードの音質についても興奮しているんだ。グレッグ・フィデルマンはプロダクションにおいて素晴らしい仕事をしてくれたよ。

    本当に楽しい音楽でありながら、チャレンジングでもある。ちょっと複雑だけど、強力なメロディーがある。俺たちがバンドとして正しい方法で成熟していると俺は感じるんだ。長年に渡って、たくさんの創造的な挑戦をしてきたし、歳を取るたびに目標に向かって進んできたしね。


    −『Death Magnetic』を出した時、たくさんの人たちがメタリカがルーツに戻ったと称賛していました。

    その通りだね。


    −ニューシングルもそのテーマに沿っているように思えます。それは意識していますか?

    (プロデューサーの)リック・ルービンと一緒にいたことで、ラーズとジェイムズはスラッシュのルーツとまた繋がるべきだという意識をもたらしたように見えたのはよかったね。リックにとってメタリカがあのスタイルとエネルギーを取り戻すことが重要だったんだ。

    あそこから引き出して何か新鮮なものをやる。俺はこのバンドが創造的なレベルでとても特別な場所まで連れて来られたように感じるんだ。今、この新しい曲の集まりにのめり込み、俺たちがやってきた全てのショーから成長してきただけでなく、ブラックアルバムを上から下まで学習してきた。『Master Of Puppets』もしかりだ。リリース20周年を祝福して、アルバム完全再現をやった。過去から遠ざかるよりも、過去を受け入れ、自分たちが今いる場所へとたどり着くのを助けた何かを深掘りするということをやってきた。『Death Magnetic』は、今起こっていることの出発点だったんだ。

    俺はこのことについて興奮しているけど、今後についても興奮している。世界と共有できるたくさんのリフがあるからね。できれば8年もかけたくなかったけど(笑)


    −あなたはまだアルバムの仕上げ作業が残っていると言っていましたよね?

    この段階では、簡潔にしていっているところなんだ。先日、プロデューサーのグレッグと俺はベーストラックで別のことを試してみたかった。でもみんなは終わったと思っている。だから俺たちはスタジオにこっそり入っていると、ラーズがベースを弾いている俺とコントロールルームにいるグレッグを見て歩み寄ってきて、こうさ。「おまえら俺をからかっているのか!」俺はただ笑っていたよ。でも俺にとってはそれが公式見解だったんだ。「OK。終わったよ。完成を祝おうぜ。」

    俺はバーバンクまで戻る飛行機の中でワイングラスを持っていた。誰かが俺にドリンクチケットをくれたんだ。それで俺は飛行機に乗っていたわけだ。「Hardwired」は全国に公開されたばかり。俺は機内の後ろに歩いて行って、無料のドリンクチケットをくれたこの男の隣に座った。俺がメタリカのジャケットを着ていたから、彼は「おぉ彼らは今日ニューアルバムを出すんだってね。」と言ってきた。俺が「いいや。1曲だけだと思うよ。」と言うと、彼は「本当に?曲は聴いてみた?」ときたもんだから俺はもう「あぁ良かったよ。」って感じだった。

    見たら、彼がヘッドホンをつけて、自分のiPhoneでビデオを観ていた。彼は俺がそのバンドにいるってことがわからなかったらしい。彼はこうきたよ。「おぉこれはホントに良いね!」俺は「ね?そうでしょ?」って。あれはベタな瞬間だったね。


    −ニューアルバムの制作過程は『Death Magnetic』と比べてどうでしたか?

    制作過程は似ていた。リフの貯蔵庫を持って、そこからジャムってた。何年にも渡って、何百ものリフを。俺はいつもラーズとジェイムズのサポートをするためにそこにいた。俺のアイデアであろうがなかろうがね。

    −新しいスタジアムで、たくさんの人たちがどうやってコンサート会場として、やっていくんだろうと思っています。サウンドチェックやら何やら行う機会もなかったようですし・・・

    いや。なるようになるよ。不思議だけどね。俺たちが音響効果がどのようになるのかあまりに多くのことを考えるってことについて、俺にはわからない。ただ5万もの人たちが俺たちとヘヴィミュージックをサポートするために普通にやってきてくれるってだけで幸せだよ。

    ミネアポリスは音楽にとっていつも素晴らしい都市なんだ。俺たちは駆け出しの頃にここにやってきたことを回想していた。ラーズはファースト・アベニューでやった最初のギグのことについて話していた。俺がミネアポリスで最初にライヴをしたのは、同じくファースト・アベニューだった。俺にはあの会場の思い出がたくさんあるよ。


    −何か突出した特定の思い出はありますか?

    いつもパーティーがあって、地元の人たちも参加していた。スイサイダル・テンデンシーズ時代にはしばらくのあいだ一緒にスノーボードに行っていた友達もここにはいる。スピリット・マウンテンやジャイアンツ・リッジや北のダルース・エリアに行って、そこで少しの時間を過ごしたよ。

    オジーとショーをやった時のことも覚えているよ。俺たちは(スイサイダルの)ワープド・ツアーとオズフェストを合同で開催したんだ。ビールを飲みながらアップル・リバーの川下りをしたのは良い思い出だね。


    −スタジアムからスタジアムへとライヴをしていると、(場所による)音質の違いについて気づくものですか?

    うん。デトロイトの(チームが本拠地にしていた)ポンティアック・ドームのようなスタジアムは、それは酷いサウンドだった。サンフランシスコ・ジャイアンツがプレイしているAT&Tパークでもやったけど、あれはとびきりだったね。だから(今回のUSバンク・スタジアムは)どういうことになるか全くわからないよ。バイキングスのことが好きなのは確かだけどね。俺が観て育ってきたバイキングスとロサンゼルス・ラムズというチームのあいだで長い歴史があるんだ。

    エリック・ケンドリックスとアンソニー・バーという我が校UCLA出身の2人のラインバッカーがいるしね。行け!バイキングス!


    CityPages(2016-08-26)

    プロデューサーのグレッグ・フィデルマンとロバートがベーストラックを録りなおしていたところは、RollingStoneのインタビューでラーズが言っていたのは、このことだったのかと話がつながりました。

    新曲PVではメンバー個々の顔がわかりにくいこともあって全く気付かれなかったみたいですが、まさか隣にメンバーが座っているとはその人も思わなかったでしょう(^^;

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    ラーズが新譜『Hardwired…To Self Destruct』リリース後に予定されているツアーについてRollingStoneで語ってくれています。管理人拙訳にてご紹介。

    20160821_063042_7549_940073

    メタリカは週末にミネアポリスのUSバンク・スタジアムでニューシングル「Hardwired」を初披露した。それは来たる『Hardwired…To Self Destruct』のツアー計画の始まりに過ぎない。「『Death Magnetic』ツアーは3年に渡って2週間のツアーで180回のショーをやった。」ドラマーのラーズ・ウルリッヒはそう語る。「それが俺たちに 1月にはかなり本格的なツアーを始めるつもりだ。北米でやれないかと思っているけど、間違いなくアメリカで大規模なツアーがあるだろうね。」

    バンドはアルバムとアルバムのあいだのツアーから長い休止期間を取ってきた。「ブラックアルバムを作った時、8か月も週6日で(アルバム制作を)やってきたんだ。」ウルリッヒは言う。「それはもう俺たちがレコードを作るやり方じゃない。これはとても段階的なプロセスなんだ。」『Hardwired…To Self Destruct』のレコーディングは世界中のフェスティバルやサッカースタジアムで行ったミニ・ツアーによって中断された。ウルリッヒはその状況が自分たちの創造性を刺激したと語る。「俺たちは完全に触発され、甦らせ、活力を吹き込まれたよ。それからある種やんちゃなエネルギーをスタジオに持ち込んだんだ。」

    そのスケジュール形式はメタリカが10年以上に渡って、ツアーに長い期間をとっていないことを意味する。しかし、彼らは2009年以来、アメリカでの然るべきアリーナ・ツアーを行っていない。「戻って来る時が来た。然るべきアメリカ横断をやるよ。」そうラーズは語る。

    ショーでは『Hardwired…To Self Destruct』から多くの曲を演ることになりそうだ。ドラマーはこう語る。「俺たちはこれらの曲をやりたくてウズウズしている。ちょうど今、毎日俺たちはチューニングルームに入る時には、新しい曲ばかり演奏しているよ。それから『ちょっと待て、俺たちステージに出て「Master Of Puppets」を演らないといけないんだったな。』ってなるんだ。」

    ウルリッヒは新曲はセットリストになじみやすいだろうと考えている。「『Death Magnetic』の中にはかなり頭で考えるような曲もあった。次のクレイジーなパートがもうすぐやってきたぞって考えなきゃならなかった。新譜の曲の中にはもう少しフィジカルなものがある。これはプレイしていて本当に楽しいだろうね。同じように、これらの曲の中には『Death Magnetic』の曲より少し短いものもある。これらの曲をたくさんセットリストに入れたら楽しいだろうなって思うんだ。でも俺たちはいつもやってきたように毎晩セットリストを変えるつもりだ。」

    RollingStone(2016-08-23)

    『Death Magnetic』の時も楽曲がフィジカルになったと言ってた気がしますが・・・(^^;
    ラーズのコメントから今度のツアーで新曲多めのセットリストになる可能性大です。ちなみに先日のミネアポリス公演から「Hardwired」「Battery」の公式動画がアップされています。

    「Hardwired」


    「Battery」


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    2016年8月20日に行われたUSバンク・スタジアムこけら落としのミネソタ州ミネアポリス公演を前に、ジェイムズ・ヘットフィールドが地元紙のインタビューを受けていました。管理人拙訳にてご紹介します。

    hetfield-usbankstadium

    USバンク・スタジアムで行うメタリカのライヴは、リードシンガーのジェイムズ・ヘットフィールドにとってどうだったのか。「長い間、念頭にあった。俺たちはスタジアムで壊れてみて、まだ生き残れるかどうか確認するのさ。」

    ヘットフィールド(53歳)は完売となったミネソタ・バイキングスの新しいスタジアムでのコンサートを前にインタビューに答えた。メタリカは次に出すアルバム『Hardwired … To Self-Destruct』のサポートツアーを計画する一方、土曜の夜のショーはバンドにとって単発のライヴであり、今年全体を通じても発表されているたった3つのうちの1公演である。

    ここでヘットフィールドは、2016年におけるこれ以外のメタリカの生活について言わねばなるまい。

    −自分たちの音楽をリリースすることについて、メジャーレーベルで全レコーディングのキャリアを過ごしてきたが

    まだ満足いかねぇって感じだね!俺たちはようやく自分たちのマスターテープを所有し、自分たちの音楽を自分たちのやり方で出すことが出来るようになった。自分たちのレコードのプレス機も買ったよ、ドイツでね。あれはすごい。色も付けられるし、やりたいようにできる。

    −ニューアルバムの1stシングル「Hardwired」は、その他のアルバム収録曲の典型となるものか

    たしかにメタリカの典型ではあるね。でもレコード全体はそうじゃない。たくさんのパーツの1つなんだ。全編スラッシュでもないし、全編ミドルテンポのロックでもないし、全編バラードでもないし、全編インストゥルメンタルとかでもない。

    −ルー・リードとのコラボが2011年のアルバム『Lulu』となったことについて

    ルーはああいう性格だったし、どこぞのアーティストみたいに本当に不安定な人だった。だから彼は本当にひどい態度だったよ!彼は自分が考えていることを伝えることを恐れるなんてことはなかった。ある時、ラーズが言ったんだ。「これについては俺を信頼してくれ。」そしたらルーは「これについては信頼しろだって?クソくらえだ、俺は誰も信頼していない。」って言ってた。俺たちは彼を丁重に扱わないといけないんだとわかったよ。でも(最終的には)俺たちは彼の信頼を得て、彼は俺たちの信頼を得たんだ。俺は彼が俺たちとコラボしたがったということに、いまだに感動しているよ。

    −バンドがUSバンク・スタジアムでショーと、ニューアルバムの発表を同時に行うことは計画していたのか

    いいや。そうじゃない。このレコードに現実的には8年間取り組んできた。でも曲としてまとめ始めたのは2年前で、文字通り、直近2か月が全てまとまり始めた時期なんだ。レコード会社が言ったようにやらなきゃとか、マネージャーが言ったようにやらなきゃとかそういうルールはもはやない。俺たちにとってクールで楽しいか、それが最優先事項なんだ。

    −長い中断の後で大きなショーを行うことについて

    ビビるよ。「何てこった、腕が痛むぞ。歳をとったな!」なんてね。誰もがそうだろうが、俺たちみんなが集まるとそんなことについて話す。それから俺たちは言うんだ。「OK。今やあのガラクタは片付いた、ぶちのめそう。」俺は6年間ショーをやってこなかったAC/DCみたいなバンドについて話を聞いた。彼らはリハーサルをせず、ただステージに立って演る。俺たちはそんなバンドじゃない。この(ライヴという)場に戻って来る必要があるんだ。

    −バンドは最近うまくいっているのか

    個人的な生活で起きる衝突は常にあるし、それがバンドの生活に影響を与える。もしくはバンドの生活が個人的な生活に影響を与える。俺たちはたくさんの非難の中を歩んできたし、反対側に強く出ることもある。一日終える頃には、俺たちは友だちなんだ。

    −今度のツアーについて

    俺たちはこの3年間、ツアーに出て自滅するような計画は立てていない。俺たちはツアーに出るのが大好きだし、尊重している。でもツアーは自分を殺しかねない。俺たちはそれだけのことをしてきた。ツアーをよりスマートにして、自分たちができる最善の健康状態を感じながら、全てのギグの準備をしたいんだ。次から次へと(ライヴを行う)というのはやっちゃダメだね。俺たちは一度に2週間しかツアーに出ない方がいい。それが俺たちの望みだし、それぞれのショーの終わりまで自分を出し切って、良かったと感じられるようにすることなんだ。

    −そのツアーでバンドはミネアポリスに戻ってくる計画か

    あぁ。そうだね。それは計画しておこう。

    −土曜日のコンサートのために、バンドのファンの多くが全国から飛んできたことについて

    目覚ましいファン層、ファミリーだよ。俺たちは世界中でファミリーを築き上げてきた。俺たちはやりたいことをするアーティストであり、みんなは俺たちに信奉してくれているという位置にいられるのはメチャクチャ恵まれていると思う。観衆に目を向けると3世代いるのが見えるんだ。そして彼らがみんな「Master Of Puppets」をシンガロングしてくれている。俺はもう「マジか?みんなこの曲が好きなのか?」って感じさ。ずっとそんなことを考えているわけじゃないけど、いまだに驚かされるよ。

    TwinCites.com(2016-08-20)

    ジェイムズの話からすると楽曲の素材を8年前から貯め込んで、素材の取捨選択に2年、実際の楽曲制作は2か月というところでしょうか。ラーズが以前語っていたように、新譜『Hardwired…To Self-Destruct』には多様な曲が収録されることになりそうです。

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    現地時間2016年5月20日に行われたミネソタ州ミネアポリスの公演で、先日公開したばかりの新曲「Hardwired」をライヴ初披露しました。

    20160821_063043_7549_940086

    当日のセットリストはこちら。
    01. Creeping Death
    02. For Whom the Bell Tolls
    03. Fuel
    04. King Nothing
    05. The Memory Remains
    06. The Unforgiven
    07. Leper Messiah
    08. Welcome Home (Sanitarium)
    09. Sad But True
    10. Wherever I May Roam
    11. One
    12. Master of Puppets
    13. Battery
    14. Fade to Black
    15. Seek and Destroy

    Encore

    16. Hardwired
    17. Whiskey in the Jar
    18. Nothing Else Matters
    19. Enter Sandman

    Metallica.com(2016-08-20)

    ストリーミング配信は残念ながら音声のみでしたが、聴き逃した方はYouTubeで聴くことができます。


    ライヴ開始前のSEにはいつも使っているAC/DCの「It's A Long Way To The Top (If You Wanna Rock 'N' Roll)」ではなく、レッド・ツェッペリンの「Immigrant Song」を使用。もしかしたら8月20日に誕生日を迎えたロバート・プラントに捧げたのかもしれません。

    事前に投票を呼び掛けていた選曲リクエストは「Leper Messiah」が選出されました。本編終了後にはバンドロゴ風のMINNESOTA(ミネソタ州)の文字が。
    20160821_063042_7549_940079

    そしてアンコール1曲目で新曲「Hardwired」を持ってくるというなかなか大胆な構成(2時間10分過ぎから)。YouTubeでは「metallica minneapolis 2016」などで検索すると、当日の動画がアップされてきています。

    さらに新譜『Hardwired...To Self-Destruct』の予告映像も公開されました!


    メタリカのこれまでの歩みを振り返り、「Hardwired」以外の新譜収録曲も断片だけ公開。焦らされます!

    【追記】
    ライヴで初披露となった「Hardwired」の公式動画がアップされました!


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    ついに新譜『Hardwired … to Self-Destruct』の詳細が発表され、新曲「Hardwired」を公開したメタリカ。ラーズ・ウルリッヒがRollingStoneのインタビューで新譜について大いに語ってくれました。以下、管理人拙訳でご紹介します。

    metallica_2016image

    ラーズ・ウルリッヒの頭はグルグル回っている。我々との会話の前に、このドラマーはスラッシーで猛威を振るう危険なほど高速なメタリカのナンバー「Hardwired」をFacebookで公開し、今秋にニューアルバム『Hardwired … to Self-Destruct』を出すことを発表した。2枚組でトータル80分ほどの12曲が収録された今作は2008年の『Death Magnetic』以来、初めてのメタリカのアルバムであり、2011年にルー・リードとコラボした『Lulu』以来のフルレングスのアルバムとなる。しかし、これには裏がある。現時点でアルバム制作はまだ進行中なのだ。

    「ちょうど今、ロブが下の階でベースを録り直していて、ある曲の1つのヴァースをやっているよ。みんな『今度のレコードはどうなるんだ?』って言うけど、俺だってわからないんだ。まだ終わってないからね。今週はずっとしっちゃかめっちゃかだよ。」

    追加のレコーディングに加えて、今週は土曜日に行われるミネアポリス公演に向けたリハーサルを行っているメタリカ。楽器ごとにレコーディングを行っていたため、月曜に自身とバンドメイトたちが初めて「Handwired」を演奏するまでは一緒にプレイしていなかったとラーズは語る。それにも関わらず、彼はこれまでこの曲が受けた反応に満足している。「今日、たくさんの仲間からどれだけ新曲を聴き込んだかが書かれたクールなメールをたくさんもらったんだ。」Rolling Stoneとのニューアルバムについての詳細なインタビューのあいだこう言った。「生きてて良かった。」

    −「Hardwired」はたった3分の曲です。アルバムは全体として、よりシンプルになっていくんでしょうか?

    ちょっとはね。あれは実際、今作のために書いた最後の曲なんだ。俺たちはいろんなアイデアを投げ込むことからこのアルバム制作を始めた。曲の集まりとして形を成していて焦点が定まってなかった。俺たちがアルバム制作にどっぷり浸かるまではね。その時点で、楽曲はタイトに短くスリムになっていったんだ。

    数ヵ月前、俺たちはそこに座って、レコード(に入れる曲)のストックを持ってきて、もっと速くてクレイジーな曲を入れるべきかもしれないと考えた。それが「Hardwired」になった。そんな感じさ。ジェイムズと俺が書いて、1週間しないであれをレコーディングしたんだ。そりゃあ俺たちにとっては、ナノ秒みたいなもんだったよ(笑)


    −早い段階で曲のアイデアはどのような過程を経たんでしょうか?

    俺たちは演ったものは全部録音しておく。アルバム制作を始めた時、俺のiPodには1500の曲のアイデア、ジャム、リフが入っていた。それぞれ番号を付けていてね。本当に長い道のりを経て、何時間もそれに耳を傾けた。俺は「912のサウンドはなかなか良いアイデア」とか書き留めておくんだ(笑)。それからジェイムズと俺は1年とか1年半前から点を繋ぎ始めた。それが曲の形となり始めた時だったんだ。

    −楽曲はいつ形作られていったんですか?

    14年秋と15年春にほとんどの曲を書いたよ。

    −『Death Magnetic』制作時にプロデューサーのリック・ルービンは、アルバムがどういうサウンドとなるべきか把握するのを手助けしていました。『Hardwired〜』でのあなた方のゴールは何だったのでしょうか?

    もともと、俺たちは中断したところから続けたかったんだ。『Death Magnetic』以来、勢いに乗って仕事がはかどっていた。ルー・リードとコラボしたり、ロニー・ディオのレインボー・メドレーをやったり、ディープ・パープルのカバーをしたり、それと言うまでもなく2年かかった映画もね。(新作『Hardwired … to Self-Destruct』のプロデューサー)グレッグ・フィデルマンはそれ以来ずっと俺たちと一緒に仕事をやってきた。俺たちは落ち着いて自分たちがやっていることの評価をする時間なんてなかったんだ。

    だから 俺たちがやってきた楽曲のストックを持って行った過程から、(こうして)アルバムについて俺たちが言えることはないかと訊かれるまでそう時間が離れているわけじゃない。曲をもっと形にしていって、まとめていく時期だった。でも何か使命とかゴールがあってやってきたわけじゃない。


    −グレッグ・フィデルマンはプロデューサーとして何をもたらしましたか?

    彼は基本的にスタジオでの作業に関してはバンドの5人目のメンバーになっていた。彼は素晴らしいバウンスボードでもあるし、もっと良くなるよう俺たちを後押ししてくれた。俺たちは常に楽曲制作でもっと飾りつけられないか改善できないかと探している。(制作中の)曲を聴くと「クールだけど、この曲のブリッジはもっとよくできないか?ドラムの音をミックスで上げるべきだろうか?キーを変えるべきだろうか?」とかね。これは集中的かつ系統立った労力だよ。彼はこうしているあいだ座っていて、俺たちに挑戦するんだ。ジェイムズや俺がある曲の機動性をリードして「本当にいいな、うまくいった。」なんて言っているとグレッグはただ座って「うーん。」とこうさ。俺たちはこいつはそこまで良くないんだなと気付くわけさ。

    曲を書いていて、その曲に没入すると、その時に高いエネルギーを得ることができる。時にはそんなエネルギーが実際に何が起きているか覆い隠してしまうこともある。偽りの効き目を得る薬みたいなものでね。これは良いと感じて、気分良くなって議論の余地なしってなっても2日も経つと「こりゃあ俺たちは何を考えていたんだ?」となる。グレッグはいつも理性の声なんだ。


    −あなたは『Hardwired〜』の曲は『Death Magnetic』の曲に比べて、狂乱したものにはならないと語っていました。どういう意味だったんでしょう?

    ほとんどの曲が前よりシンプルなんだ。俺たちが前にやった楽曲のように、1つのリフからあちこち行ったり、いろんな音の風景を旅するようなものというよりは、あるムードから始まって、それをやり通す。楽曲はより直線的だ。そして「前より狂乱したのものにならない」っていうのは、曲のなかでの始まりと終わりが少なくなったってことさ。前のレコードよりもちょっとだけ真っすぐ走っている。

    −今年は、この前に『Kill 'Em All』『Ride The Lightning』のリイシューについて我々と話した時に、あのアルバムと新譜のあいだで「双方のエネルギーが行き交う」のを感じると語っていました。あのリイリューは『Hardwired〜』の創造性に何か波及しましたか?

    「Metal Militia」を聴いた魔法のような瞬間に曲を書いたなんてことは言えない。でも2013年のデトロイトで行ったOrionフェステイバルで『Kill 'Em All』の完全再現をやった。あれがあのレコードに本当没頭していった最初だった。早くから、俺はあのレコードに否定的だった。『Ride The Lightning』『Master Of Puppets』はもう少し知的で刺激的で挑戦的だったからね。あれらはより深みの増したレコードだったんだ。2013年までは演っていて『Kill 'Em All』にまとまりがあるとは思ってなかった。速さは独自のものを行っていたけど、もっとシンプルなんだ。楽曲はもっと長いけど、それほどプログレッシブではない。全て独自の世界だ。そこから受け継がれた要素はあると思ってる。楽曲制作中に紛れ込んだ『Kill 'Em All』の再発見から出てきた残留物の痕跡はあるかな。

    −あなた方はまだ新しいアルバムの仕上げをしています。あと何の作業が残っているんでしょう?

    そんなに多くはないよ。ある曲のミックスを仕上げること以外は終わっている。2、3日で、グレッグは「Spit Out the Bone」っていう制作中のタイトルは「CHI」だった曲のミックスをする予定だ。突然、ロブが昨日、アルバムに取り組むためにコントロールルームに現れた。だから俺が何を知ってるんだってんだ?大方は終わっている。今週末には最後の曲をミックスすべきだと思う。

    −『Hardwired〜』のデラックスバージョンのボーナスディスクで「CHI」と呼ばれる曲のデモを収録していますね。いつ「Spit Out the Bone」になったんですか?

    これらの曲は一昨日タイトルをつけ終えたばかりだ。48時間前には「CHI」「Tin Shot」「Plow」「Sawblade」といったどのみちクレイジーな制作中のタイトルで知られていたものだ。今こうしてトラックリストが発表されて、みんなは曲について話すんだが、俺は「どれが「Spit Out the Bone」だったっけ?」って考えなきゃならなくなる。ジェイムズと俺はいまだに「えっ?あぁ「CHI」だろ」ってなるよ。

    −ネット上で多くのメタリカファンがあれこれと考えを巡らせていた新曲のタイトルは「Am I Savage?」です。ファンたちはダイアモンドヘッドの「Am I Evil?」のカバーをどうにかしたものなのではと考えています。

    (笑)まぁ「am」「I」そしてクエスチョンマークまで一緒だからね。4つの単語のうち3つだ。でも違う。直接の相関関係はないよ。

    でも抽象的には「Am I Evil?」は、今日俺がキミにインタビューで話している理由の一部だね。もしあの曲がそうじゃなかったら、キミは俺が何者かも何をやっているのかも気にもしなかっただろう。だから明らかにそこにはとても抽象的な細い(繋がった)線がある。でも「Am I Savage?」と直接の相関関係はないよ。

    −「Hardwired」やその他の新曲を今週末のミネアポリス公演でやるんでしょうか?

    俺たちはその質問に答えるのに(ミネアポリス公演が始まる)52時間後まで離れていようか?(笑)こういう風に考えてみよう。ニューアルバムからの曲を演奏するチャンスは、俺たちが世界に新曲を共有してから増えていく。でも俺たちがアルバムを作っていて気付いたのは、これらの曲を良くしようとより多くの時間と労力を注いできたってことだ。選択できるのであれば、900列目からクソみたいなiPhoneで撮ったライヴバージョンよりもレコーディングされたバージョンを聴くことになると思う。だからキミが書くことになる記事をよく読んでもらおう。

    RollingStone(2016-08-19)

    「まだ新譜完成してなかったんかい!」
    「あの新曲、そんな出来立てほやほやだったんかい!」


    などと訳していてラーズにツッコミを入れたくなるインタビューでしたが、ほとんどの曲がシンプルであるという新譜の特色がここに来てようやく見えてきた気がします。

    ラーズとしては、すでに公開した「Hardwired」はともかくとして、その他の新曲の披露はライヴで行うよりもまずはアルバムとして曲を聴いてもらいたいという思いがあるようです。まずは日本時間で明日21日に行われるミネアポリス公演に注目です。

    【追記】
    新曲「Hardwired」の制作中の風景が公開されています。カークの使っているギターはピーター・グリーン、ゲイリー・ムーアに使われてきた伝説的なギター「Gary Moore/Peter Green Les Paul」ですね。
    https://metallica.com/videos/30975/riff-charge-the-making-of-hardwired

    takakiさん、情報ありがとうございます。

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    メタリカがニューアルバム『Hardwired…To Self-Destruct』を2016年11月18日発売!『Death Magnetic』以来8年ぶりとなる今作は2枚組12曲収録、全曲で80分近いものになるとのこと。デラックスエディションでは新譜制作中に録ったと思われるリフと「Lords Of Summer」を収録したボーナスディスクが付属。かねてから言われていたグレッグ・フィデルマンとジェイムズ・ヘットフィールド、ラーズ・ウルリッヒの共同プロデュースとなっています。

    アルバムのアートワークはこちら。
    newalbum_artwork

    さらに新譜発売日発表と同時に新譜のなかから1曲、「Hardwired」も公開されています。


    歌詞はこちらから確認できます。
    https://metallica.com/songs/43214/hardwired

    以下、トラックリスト。

    Disc One

    01. Hardwired
    02. Atlas, Rise!
    03. Now That We’re Dead
    04. Moth Into Flame
    05. Am I Savage?
    06. Halo On Fire

    Disc Two

    01. Confusion
    02. Dream No More
    03. ManUNkind
    04. Here Comes Revenge
    05. Murder One
    06. Spit Out The Bone

    Disc Three (Deluxe Edition Only)

    01. Lords Of Summer
    02. Riff Charge (Riff Origins)
    03. N.W.O.B.H.M. A.T.M. (Riff Origins)
    04. Tin Shot (Riff Origins)
    05. Plow (Riff Origins)
    06. Sawblade (Riff Origins)
    07. RIP (Riff Origins)
    08. Lima (Riff Origins)
    09. 91 (Riff Origins)
    10. MTO (Riff Origins)
    11. RL72 (Riff Origins)
    12. Frankenstein (Riff Origins)
    13. CHI (Riff Origins)
    14. X Dust (Riff Origins)

    公式サイト、Metallica.comの様相もすっかり新譜モード。
    newalbum_site

    発売フォーマットはCD、デジタルダウンロード、ビニール盤で、それぞれ予約も始まっています。
    https://metallica.com/store/featured

    ようやくのXデー発表と新曲公開!今からずっと前から待ち遠しいです!

    【追記】
    HardwiredはMetClubのLegacyメンバーの方はMP3のフリーダウンロードが可能となっている他、iTunesやSpotifyで配信が始まっています。

    MetClub Legacy Member
    https://metallica.com/legacy-members

    iTunes
    https://itunes.apple.com/jp/album/hardwired...to-self-destruct/id1145400124?app=itunes&ign-mpt=uo%3D4

    Spotify
    https://open.spotify.com/album/4MQxwNLnVePt7CYmLE50kC


    【追記】
    デラックス盤の収録内容に変更がありました。
    詳しくはこちらをごらんください。

    メタリカ、新譜『Hardwired...To Self-Destruct』デラックス盤の収録内容を大幅に変更

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