メタリカ情報局

メタリカを愛してやまないものの、メタリカへの愛の中途半端さ加減をダメだしされたのでこんなブログ作ってみました。

       

    タグ:FearFestEviL

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    相変わらず告知が遅くてすみませんが、2014年初めてのメタリカナイト、開催いたします。
    ※メタリカナイトって何ぞやの方は記事下部の関連記事をごらんくださいませ。

    開催日は2014年3月16日(日)。

    今回はいつもの構成とは違いまして、ニ部構成です。

    第一部は「メタリカ情報局とKirzによる、FearFestEviL報告会」。まだご紹介できていない写真やネット上へのアップを自粛した写真を交えてのFearFestEviLの報告会を、一緒に行ってきたハッタリカのKirz氏と行う予定です。プレゼント企画も予定していますのでお楽しみに。

    スパニッシュディナータイムを挟んで、第二部はKirz誕生日企画の「Hirofield主催、セッションメタリカ特別編」。セッション参加者はメタリカ、ハッタリカに所縁のある顔ぶれ。ハッタリカのHirofieldさんの独断でメタリカ以外の曲も演奏します。

    以下、詳細。

    ■日時 2014年3月16日(日)

    Open/Start 17:00

    ■タイムテーブル

    ・第一部メタリカナイト
    17:00 オープン
    17:30〜18:30 トーク報告会
    18:30〜18:50 HATTALLICAショートセッション
    19:00〜20:00 食事&映像

    ・第二部Kirz誕生祭セッションメタリカ特別編
    20:00〜 「HitoshillicA」
    20:25〜 「KuriharallicA」
    20:50〜 「KomarzllicA」
    21:10〜 「NakayamallicA」
    21:30〜 「MINOLTED」
    22:00終了

    ■場所
    BAR EL PUENTE (バル エル プエンテ)
    http://www.facebook.com/pages/El-Puente/214096195273923
    Twitter @yokohama_puente

    〒220-0024
    横浜市西区西平沼町8-8 和幸ビルB1F
    TEL:045-628-9888

    相鉄線西横浜駅から徒歩1分
    改札を出て真っ直ぐ。道なりに階段をくだり、短い横断歩道を渡って左へ。
    郵便ポストの脇に入り口があります。

    大きな地図で見る

    ■食事・チャージ
    チャージ1000円(パエリアなどの食事が出ます)

    ※料理の提供の量の関係上、参加される方は予約していただけると助かります。
    こちらのメールフォーム管理人のツイッターまで。

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    FearFestEviLの会場で行われたカーク・ハメットのロング・インタビュー。多岐に及ぶ質問が並んでますが、なかなか失礼なものもあります(苦笑)。管理人拙訳にて。

    kirk_ff

    Noisey
    あなたの髪、触りたいなぁ。軽く撫でたい。どうやってこのようなゴージャスなカール・ヘアを長年に渡って維持できてるんです?

    カーク
    ビオチンだね。薬草のビタミンのサプリだよ。友だちのジョニー・ラモーンが教えてくれた。小さな錠剤で、毎日飲むと本当に髪の毛の助けになるよ。素晴らしいよ。

    Noisey
    ツイッターではプエルトリコの10代の少女に髪を戻すべきだと言われてますよ。

    カーク
    彼らが話題にしていた画像なら俺も知ってるよ。まぁ面白くは思ってないね。

    Noisey
    まぁとにかく今日はちょっと私、二日酔いなので謝っておきますね。

    カーク
    キミひとりじゃないよ。

    Noisey
    Alcoholica(※メタリカ悪魔の辞典参照)時代の1985年頃に記憶から消し去りたい、クレイジーもしくは印象的な体験はありませんでした?

    カーク
    その多くを覚えているのは本当に難しいことだね。でも最初の「Alcoholica」フォトセッションをやったときには馬鹿デカいウォッカのボトルを持ってね、本当に飲んだね。あの後、俺たち道路で吐いたんだ。ロンドンにいたんだけど、両手にビールを持って縁石に座って、ただ飲み続けたよ。みんながその前を通るんだ。バスも通っていった。俺たちは明らかにベロベロに酔っぱらっていたんで、そこらに寝っ転がってた。あの日を振り返ると、俺たちはたくさんのウォッカを平らげたわけだけど、よく死ななかったなって驚くよ。俺たちみんなそこから車で帰ったんだから。みんなそれくらい荒くれ者だったし、羽目を外していたんだ。つまり、あの当時のようなことはやってのけることはできないね。今そんなことしたら、多くのトラブルを招いてしまう。みんな、すっかり酔っ払いのアホになった俺の写真を撮って、その次には突然YouTubeにアップされるってわけ。そうして広まっていくんだ。

    Noisey
    今、振り返って、どの瞬間がメタリカを終わらせるのに完璧だったと思いますか?

    カーク
    俺はちょうどそれを今俺たちがいるべきところに持ってこなければならなかった。それが『Through The Never』なんだ。俺たちが自身で関わった最後の創造的な試みとして、そして本当に多くの時間と労力をつぎ込んだものとして、俺たちの総合カタログのなかでも際立っていると思う。俺たちはできるだけ最初のビジョンに近づけようとした。そして俺たちは本当に素晴らしい仕事をしたと思っている。 『Through The Never』は素晴らしい作品だと思うし、もし明日全てが崩壊したとしても、あれは確かに終わるのにはいい記録だね。


    Noisey
    偽りのない心の底から湧き上がる集団意識を提示して、充実しているに違いないと多くの人が感じたと思います。

    カーク
    それが俺たちを突き動かすものさ。

    Noisey
    フェスティバルでここに集められたあなた個人のホラーコレクションがいつまでも心に残っていますが、どんなホラー・アーティストがあなたの人生に影響を与えましたか?そして、どのようにそれらをあなたの仕事に取り込みましたか?

    カーク
    フランク・フラゼッタ(Frank Frazetta)が本当に好きでね。彼は素晴らしいアーティストだよ。たぶんあの当時で最初のファンタジー・イラストレーターだったんじゃないかな。俺は5歳か6歳の頃からずっと彼のアートワークを見つめ続けているよ。彼のアートは、自分が気付かないところでさえも影響したと確信するぐらい俺の精神に強く埋め込まれているんだ。

    Noisey
    ここに置いてあるうちで彼のアートワークはどれですか?

    カーク
    彼が描いたかなりゾッとする、とある死刑執行人なんかがあるんだけど、俺は自分の子供にそれを見せることすらできないんだ。「パパ、あれは誰!?」「あー・・・あぁ気にするな息子よ」って感じさ。

    Noisey
    この質問に答えることには飽き飽きされているかもしれないけど、90年代からの海賊版やナップスター訴訟について、あなたの考えをどのように適応させていきましたか?

    カーク
    それについてはコントロールしようとするにはあまりに大きな獣になってしまった。できうるベストなことはそれを前向きに考えて受け入れようとすることだ。俺たちの音楽はまだ生き続け、世の中にあるわけだし、みんながまだ聴き続けてくれているわけだからね。俺たちは変化にどう対応するかを学んでいるところだ。海賊版やインターネットにまつわるあれこれはまさにレコード産業をぶち壊した。そして音楽を、音の鳴らし方さえ変えることになった。今や最高のミュージシャンとか、最高のバンドになろうとする意欲は減ってきているように思う。何でもレコーディングできるし、世に出せるからね。みんなはどんなものでも「おぉいいねぇ!」とか「こりゃクソだ」とか言うのさ。アルバムを売るという敬意を得るために本当に一生懸命働かなければならなかった。他の素晴らしいバンドたちを相手にしてね。でもそんなことはもはや存在しない。みんながアルバムを世に出し、サイバー世界に出回るだけさ。失ったのは、バンドの元に結集するという時間かな。アルバムが出た時には、みんながそれについて話すような大きな出来事だった。レコード店に行って、他のヤツが買っているのを見たり、興奮しているのを見たりさ、「おまえ、まだこれ聴いてないのかよ!?」「あぁまだだ!」みたいなね。そういったことはインターネットのために今やすっかりなくなった。インターネットの利便性は大きいけど、そういったものを本当に終わらせちまったんだ。俺はそういったことを少し嘆いているのかもしれない。でもミュージシャンとして、あるいはファンとして素晴らしい時代だったんだ。この利便性の文化のために変わっていった。今、世間で認められたバンドであることを嬉しく思う。でもスタートしたばかりのバンドなら嫌に思ってただろうね。(ミュージシャンとして)ますます難しくなってきているし、この頃は音楽を聴く人たちのあいだの距離がどんどん広がっているように思う。以前なら、音楽コミュニティみたいのがあったけど、全く分かれ切り裂かれてしまった。みんながそれぞれ自分たちの道を行っている。

    Noisey
    哀しいです。

    カーク
    あぁ、哀しいね。でもそれに対応しようとしているし、メタリカの名を、俺たちの音楽を世に出し続けようとしているし、みんなが俺たちの音楽を得る、俺たちの音楽を体験する新しいやり方を俺たちは絶えず模索し続けている。おそらく数年後か3年後か4年後か、俺たちの次のアルバムが出るときには何が起こるかわかるだろうね。

    Noisey
    あなたが受け入れた、起きていることを全て与えられるソーシャル・メディアについてはどう考えていますか?

    カーク
    個人的には、ソーシャル・メディアについては知ったこっちゃないかな。Facebookもやってないし、Twitterもやってないし、Instagramもやってない。その他のこういった知りさえしないものはやっていない。知ったこっちゃないし、どうでもいい。ど・う・で・も・いい。でもソーシャル・メ ディアの力を、そこで言葉を発する力を認めている人も俺たちのなかでもいる。ソーシャル・メディアはどんなことをしていても、どんな目的でも極めて効果的だから重要だと思う。でも俺個人としては知ったこっちゃないよ。

    Noisey
    新しいアーティストで聴いている人はいますか?

    カーク
    妻は俺の好きなスティープウォーター・バンド(Steepwater Band)の曲をかけてくれるね。ダイ・アントワード(Die Antwoord)はかなりクールだと思う。新しいものはなくて、クラッシュ(The Clash)はたくさん聴くし、あとはビッグ・スター(Big Star)、ダミアン(Damian)、スティーブン・マーリー(Stephen Marley)かな。

    Noisey
    DJをやったことはあります?

    カーク
    最近の感じじゃないけどね。でも俺にとっては本当に面白かったよ。

    Noisey
    スクリレックス(Skrillex)がここサンフランシスコで1週間ショーを行っています。彼やElectronic Dance Music(EDM)についてどう考えていますか?

    カーク
    スクリレックスがやっていることは本当にクールでダイナミックだと思う。音楽的才能があるよ。でも、俺が聴いた、それとは正反対の他のものもある。そしてみんなそれが好きだ。スクリレックスやダフトパンク(Daft Punk)の魅力は理解できる。でもこういった種類の他のバンドのなかには「なんてこった!俺を外に出してくれ!」ってものもある。

    Noisey(2014-02-20)

    話に出てたAlcoholicaのフォトセッションはこの写真のときのですね。
    2105838

    たしかに馬鹿デカいボトルです(笑)

    さりげなくアルバム完成予想時期が引き延ばされてるのも気になりますが、、、かなり率直に語ってくれたインタビューでした。音楽との付き合い方はたしかに技術革新によってずいぶん変わったと思いますが、カークはソーシャル・メディアに距離を置いているようなので今のいい面に触れる機会が少ないのかもなぁなどと考えてしまいました。

    ネタ元の記事ではFearFestEviLの写真もアップされていますので、リンクからどうぞ。

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    関連記事
    「Kirk von Hammett's FearFestEviL」レポについて
    カーク・ハメット、1年以内にアルバムができるように頑張る!?
    カーク・ハメット、FearFestEviLについて大いに語る。

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    2014年2月6日から2月8日まで行われたカーク・ハメット主催のホラーフェス「Kirk von Hammett's FearFestEviL」。先日告知したとおり、サンフランシスコまで飛んで行き、このフェスを観に行ってきました!

    旅程としてはギリギリの日程だったため慌しく、しかもフェスと関係ないところでトラブル三昧でしたが、間違いなく行ってよかったと心から思えるイベントとなりました。

    そして今回のフェスはただのライヴフェスとは違い、あまりに観て廻るものが多く、起きた出来事といいあまりに濃いものとなったため、通常のライヴレポとはご報告の仕方を変えます。

    「Kirk von Hammett's FearFestEviL」については弊サイトのカーク・ハメットの部屋で写真もろもろ含めてご報告。そしてサンフランシスコのメタリカスポット巡りに関してはメタリカ情報局内で、最後に今回の管理人の旅程その他については幣サイトのトラピク。にてアップしようと思います。

    そして、カーク・ハメットの部屋にて「Kirk von Hammett's FearFestEviL」の模様をまだ一部だけですがアップしているのでご覧ください。今後の進捗状況についてはこの記事の追記か管理人のツイッターにてご報告させていただきます!そして、積もる話は次回のメタリカナイトでお話できればと考えています。

    最後に今回一番緊張した瞬間の写真を。
    kirk_and_me

    (メロイックサインのつもりがパンフレット持ったままだったのでおかしなことに・・・。)

    ■2月12日更新状況
    Kirk von Hammett's FearFestEviL
    会場案内
    1階フロア
    コスプレイヤー、蝋人形たち

    ■2月13日更新状況
    地下1階フロア
    1階フロア(追記)
    コスプレイヤー、蝋人形たち(追記)

    ■2月16日更新状況
    Kirk's Crypt

    ■2月21日更新状況
    Kirk's Crypt(追記)

    ■2月22日更新状況
    トークセッション

    ■2月23日更新状況
    トークセッション(追記)
    ライヴ1日目

    ■2月24日更新状況
    ライヴ2日目

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    関連記事
    カーク・ハメットのサイト、「カーク・ハメットの部屋」作りました。
    カーク・ハメットのホラー趣味本発売を記念して本家「カークの部屋」サイトが出現

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    自ら主催するホラー・コンベンション「FearFestEviL」についてRevolverのインタビューでカーク・ハメットが饒舌に語ってくれました。最後の方では同じ趣味をもっていたクリフ・バートンがいた頃のエピソードやホラーとメタルの関係にも触れています。超ロングかつマニアックなインタビューなので時間のあるときにどうぞ。※管理人拙訳

    Kirk-Hammett-Screen-Shot-2014-01-14

    Revolver
    「なぜFearFestEviLを開催したいと思ったんですか?」

    カーク・ハメット
    「基本的にはOrionフェスで俺がやった「Kirk's Crypt」の拡張版なんだ。あれは最高に楽しかった。そして驚くほど素晴らしい時間だった。だから自分自身に問いかけてみたんだ。なんでここでやめる?ここで終わるのか?ってね。これを続けるべきと思ったんだ。だからこのイベントはOrionフェスでやった「Kirk's Crypt」の拡張版なのさ。これがただ大好きでね。基本的に俺にとってはあまりに楽しすぎたからOrionフェスで行う、絶対にやめたくないものなんだ。さらにもっとクールなものにしてみたかった。Orionフェスでは特定の制約のなかでやっていたから、そこでやったものよりもっとクールなやり方でね。これは俺自身がやりたいことを全力でやってみる機会なんだ。いっちょやってみるかってね。フェスはまだ行われていない。まだ全てをまとめて、計画しているところさ。こういったことのひとつひとつが楽しいよ。本当に素晴らしいことだね。」

    Revolver
    「どのようにしてさらにクールなものにしていきましょう?」

    カーク・ハメット
    「自分のコレクションを(Orionフェスよりも)もっと多く持っていくよ。個人的なおもちゃのコレクションやポスターのコレクションもね。たくさんのオリジナルのアートがそこにはある。フランケンシュタイン、ドラキュラ、狼男の等身大フィギュアも持っていくつもりだよ。俺にとってあれは、さながら究極の逸品なんだ。たくさんのゲスト、パネル、ベンダー、音楽のゲスト満載さ。素晴らしいことになるよ。俺たちは同じゲストでのホラー・コンベンションは通常ではありえないと思えるようなユニークなものにしたい。あらゆる分野から異なるベンダーを呼ぼうとしているよ。音楽のステージもやるつもりでいる。地元のバンド(エクソダス、デス・エンジェル、オーキッド)がライヴをするために呼んでいるのも気に入っている。そこにカーカスだぜ、信じられないよ。俺はもう待ちきれないよ。素晴らしいものになるよ。このジャンルに同じくらい多大なる興味を寄せているミュージシャンも招待している。スラッシュはその目的でやってくる。これも同じくらい本当に待ち切れないね。ここ数ヶ月かそこらでこれだけクールなことが決まっていったんだ。俺はもう完全におたくモードだよ。」

    Revolver
    「あなたがラヴクラフト(※)のファンであることを知っていますが、彼の著作は明らかにメタリカに影響を与えていますよね?」

    カーク・ハメット
    「そうそう。H.P.ラヴクラフトね。もし彼が生きていたら、すぐにでもこのイベントに呼んでいたね(笑)。また別の著者か誰かを呼ぼうとしているよ。クライヴ・バーカー(※)の関係者と話していたんだ。彼が会場に現れるのはとても難しいけど、展示しようとしているたくさんのオリジナルのアートワークがあるんだ。スティーヴン・キング(※)とも話したけど、シャイで悪名高い人だから、たぶん難しいかな。と、まぁこんな風にいろいろたくさんのところをあたっているよ。遠方からのホラー・コンベンション参戦者となったら、行くところひとつで全てを行ったことになるってことを俺はわかっている。(だから)いろいろ混ぜたいんだよ、わかるでしょ?コンベンションはいっぱいあるから、音楽的な催しは俺たちにとっていい口実になる。普通のコンベンションは6時か7時に終わる。それからホテルのバーかどこかで終えることになる。このコンベンションなら、夜の間中までやってるし、素晴らしいことになるよ。最高に楽しいものになる。」

    ハワード・フィリップス・ラヴクラフト(Wikipedia)
    クライヴ・バーカー(Wikipedia)
    スティーヴン・キング(Wikipedia)

    Revolver
    「カーカスが来るのは最高ですね。あなたも大ファンだと思っています。どのようにして来ることになったんですか?どういった経緯で指名したんでしょう?」

    カーク・ハメット
    「彼らは来れるってことだったし、クソすばらしいアルバム(訳注:『Surgical Steel』)をちょうど出したところだったからね。(12月にFearFestEviLサイトで先行公開した)新しいミュージック・ビデオを見たら、なんてこった、完璧になすすべなしって感じだったね。でも彼らは来れるってことだったし、彼らのレコード・レーベル、Nucluear Blastと俺はつながりがあった。少しばかり取引をして、実現したんだ。俺にとってカーカスを呼べたのは、それが実現できるってだけでも待ちきれないし、コンベンションを違うレベルにまで持っていくんだ。そりゃあすごいクールだよ。」

    Revolver
    「これまで会ったことのないゲストはいますか?」

    カーク・ハメット
    「以前に会ったことなくて、ゲストとしてやってくる予定の人は相当いるよ。でも今はそれについて本当は話せないんだ(笑)。そういう人たちのなかには来てもらえるかどうか、確定するのを待っている人もいるからね。ブルース・キャンベル(※)を呼ぼうとしていて、呼べると思っている。俺は会ったことないんだけど、ずっと来て欲しいと思っているよ。『Re-Animator(訳注:H.P.ラヴクラフトの原作を元にした1985年公開の映画)が好きで、その出演者にこのコンベンションに来て欲しいんだ。ジェフリー・コムズ(※)、バーバラ・クランプトン(※)も呼ぼうとしているよ。まだ交渉段階だから、うまくいけば実現できるね。『ウォーキング・デッド(※)の製作総指揮者、グレゴリー・ニコテロも呼んでいる。実際には、俺は彼のことを25年かそこらぐらい前からずっと知ってるんだ。」

    ブルース・キャンベル(Wikipedia)
    ジェフリー・コムズ(Wikipedia)
    バーバラ・クラプトン(Wikipedia英語版)
    ウォーキング・デッド(Wikipedia)
    グレゴリー・ニコテロ(Wikipedia)

    Revolver
    「彼とはどのようにして出会ったのですか?」

    カーク・ハメット
    「俺たちは1987年かそこらのホラー・コンベンションに入り浸って、彼はギターも演奏していたんだ。「…And Justice for All 」ツアーにもやってきた。俺たちはギターを弾いてはスティーヴィー・レイ・ヴォーンを聴いて、おたくモードになってたよ。彼は『Day of the Dead(邦題:死霊のえじき)』『Dawn of the Dead(邦題:ゾンビ)』というこれら素晴らしい80年代のトム・サヴィーニ(※)の映画に関わっていたんだ。それからLAの特殊効果の会社に行った。彼は長いことそこに留まっていて、今もまだそこにいる。そして『ウォーキング・デッド』のシリーズ製作総指揮者となった。彼はすごいクールで、ホラーの大ファンなんだ。昔はよく一緒にブラついていたし、いまだにそうだね。『ウォーキング・デッド』が大好きだから、彼が来るのが本当に待ちきれないね。あれは今まで作られたなかでも最高のTV番組のひとつだよ。」

    トム・サヴィーニ(Wikipedia)

    Revolver
    「あなたはトム・サヴィーニも呼んでいますよね。彼との対話はどうでしたか?」

    カーク・ハメット
    「彼は本当に素晴らしい人だよ。ホラー映画に関していえば、何から何までね。彼は30年代、40年代といった昔のホラーものが大好きなんだ。本当にそういうものが大好きで、本当にとんでもない情熱をもっている素晴らしい人だ。」


    Revolver
    「初めて公開される、または初めて人に見せるエキサイトさせる何かがあったりしますか?」

    カーク・ハメット
    「『Bride of Frankenstein(邦題:フランケンシュタインの花嫁(※))』のジオラマを再現しようとしているよ。今までやったことないけど、実際にシーンを再現するためにね。俺は再現映画で研究員の役を実際にやるつもりなんだ。俺の本(Too Much Horror Business)が出た後で本に載っていない特定の映画の小道具が手に入ったから本当に興奮しているよ。」

    フランケンシュタインの花嫁(Wikipedia)

    Revolver
    「その映画はあなたのお気に入り映画のひとつだという記事を読みました。」

    カーク・ハメット
    「あぁ、素晴らしい映画さ。あれは実際はコメディーなんだ。皆があの映画について話す時、普通はホラー映画としてというよりコメディー映画として話すんだ。たくさんコミカルな場面があるし。」

    Revolver
    「また別の本も制作し始めているというのを目にしました。どういうものを出すんでしょう?」

    カーク・ハメット
    「まだ始めてもいないよ。間違いなくもう1冊、本を出したいとは思っている。60年代のポップ・カルチャーのおもちゃやTV番組のキャラクターについて多くを割くことになりそうかな。たぶん俺たちがアルバム制作を終えた後でいつか取り組みことになると思う(笑)まずアルバムを作らないと。アルバムと本に同時に取り組むなんて俺には出来ると思ってないからね。俺たちはメタリカのアルバムを作らないといけない。それが出来たら、もう1冊の本に俺の焦点を振り向けることができる。」

    Revolver
    「アルバムであなたが取り組んでいることについて何か話せることはありますか?」

    カーク・ハメット
    「まったくない。俺たちがジャムったものが少しあるだけで、まだ曲になってない。それが今現在の状況だね。」

    Revolver
    「メタリカの他の誰かであなたと同じくらいホラーのファンは誰ですか?」

    カーク・ハメット
    「ロブは自分の子供をこういうコンベンションにたくさん連れて行っているよ。ロブは子供の時にコミック本と過ごしてきたからね。彼は実際に本当に素晴らしいイラストレーターであり、アーティストなんだ。彼はアニメも本当に大好きだし。彼は少しばかりこういうものへの憧れは持っていると思う。クリフ・バートンは間違いなくそうだね。クリフ史上一番お気に入りの映画は『Dawn of the Dead』だったから。」

    Revolver
    「昔の映画については、彼があなたに関心を持たせたのでしょうか?」

    カーク・ハメット
    「いや。俺はこういうものを子供の頃からハマっていたからね。だから彼がこういうものが好きだと知って逆に驚いたんだ。」

    Revolver
    「もしかしたらあなたが彼をこういうものに関心を持たせたのかもしれませんね。」

    カーク・ハメット
    「もしかしたらね。彼とはよく一緒にいたから。83年の夏に俺たち4人全員でニュージャージーのドライヴインで『Evil Dead(邦題:死霊のはらわた)(※)』を観に行った時のことは忘れられないよ。少なくとも俺にとっては特別な時間だったよ。俺はバンドに加わったばかりで、どデカい半ガロンのジョッキいっぱいに入ったウォッカを持っていた。俺たちは『Evil Dead』を観るのはこのときが初めてだったんだ。俺は本当にクールだと思った。みんな夢中になっていたからね。あの映画は俺にとっては最高のもてなしだったし、彼らもこういったものが好きだと知った。少なくとも通りがかりでね。」

    死霊のはらわた(Wikipedia)

    Revolver
    「グレゴリー・ニコテロは『Evil Deal』も手がけていますよね。」

    カーク・ハメット
    「実際に彼はやったんだ。彼は地下室で女の悪魔だった。彼があれを演じたんだ。あのコスチュームを着てね。」

    Revolver
    「Orionフェスに行って、あなたのものを全て観ましたが、あれを家のどこに置いておくんですか?」

    カーク・ハメット
    「その多くは倉庫にあるよ。多くはキャビネットのなかや密閉された状態になっている。ほとんど誰も行き着くことの出来ない安全な場所にあるんだ。」

    Revolver
    「なぜこんなことをきいたかと言うと、あなたは子供がいて、もしああいったもので怖がったりしないかと思ったんですよ。」

    カーク・ハメット
    「でも俺は子供たちにああいったものを植えつけようとしている。子供たちはあれに夢中になっているし、俺に言わせればより大きなパワーとなっているよ。もしあれで嫌な思いをしなかったのなら、それは俺の子供たちだ。」

    Revolver
    「Cryptや今回のことでこれをまとめていた時に、持っていたことを忘れていたもので何か発見したものはありますか?」

    カーク・ハメット
    「持っていたことを忘れたものは数点あった。もう何年も見なかったものだね。俺が行ったところにそういうものが少しあって、わぉ、すっかりこれを持っていたことを忘れてた!なんてクールなんだ!ってね。数回はそういうことがあったね。察しのとおり、俺にとって、持っているものをまたチェックして、本当にクールなものを全て味わう素晴らしい機会になった。もう一度楽しめたよ。それは俺にとって自分のコレクションを再度違った視点から見るやり方なんだ。」

    Revolver
    「あなたはホラーとメタルのあいだに何か関係性があると思いますか?」

    カーク・ハメット
    「あぁ。同じ構成要素でできている。それは人生のダークサイドなのさ。ヘヴィメタルは、知ってのとおり、もし飛んでいる象のことを歌っていたら、うまくいかない。ムードに合う主題を持たなきゃならない。これは以前にも言ったんだけど『いいホラー映画はいい曲のようであり、いい曲はいいホラー映画のようだ』ってこと。それが俺の見方だよ。」

    Revolver(2014-01-15)

    前半は知らないことが多すぎて、これほど訳に手間のかかるインタビューはありませんでしたが(苦笑)、FearFestEviL予習用にはかなりタメになるインタビューではなかったかと思います。再現映画は他ではやってくれるんでしょうか(笑)

    そしてインタビューで言及されている映画、『Re-Animator』に関しては映画のポスターと同じ写真を自分で撮っているぐらいだからよっぽど好きなんでしょう(笑)
    kirk_doc_p

    しかし、こういうことになるとカーク先生もよくおしゃべりになるようで(笑)

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    カーク・ハメット、新譜制作やFearFestEviLについて語る
    カーク・ハメット主催の「FearFestEviL」にてカーク&エクソダスのライヴ決定
    カーク・ハメット、グラミー賞授賞式で「One」を披露することを明かす。

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    日付が刻々と近づいているカーク・ハメット主催のFearFestEviL。いよいよ始まる新譜制作と合わせて話してくれています。ビルボードの記事を管理人拙訳にて。

    Kirk-Hammett

    メタリカは最高に忙しい数週間(サンフランシスコで初開催のカーク・ハメットのFearFestEviL、クラシック・ピアニスト、ランランとのグラミー賞式典でのパフォーマンス、『Metallica Through The Never』のDVD/ブルーレイ発売)が終わってから、次のアルバムの制作開始を見据えている。

    カーク・ハメットは4人が2008年の『Death Magnetic』に続くアルバムを数週間後には制作を開始するとビルボードに語った。

    「俺たちがいざ始めるとなれば、それが最優先事項になるだろうね。かなりエキサイトしてるよ。このアルバムに取り組み始めないとってこれまで言ってきたけど、ずっと先延ばしになってたからね。アルバムを作り始めることができないありとあらゆる言い訳をしてきた。だけど言い訳も出し尽くした。だから今こそこれに取り組み始めるんだ。」

    遅れている理由のひとつはグループが集めたありあまるほどの音楽のアイデアなのだとカーク・ハメットは言う。

    「俺たちはアイデア不足なんてありえないバンドだ。スタジオ入りして何の曲も出てこないバンドもいるって聞くけど、そいつらはどうするんだ?メタリカではそんなことはありえない。メタリカの抱える問題は全く正反対のこと。アイデアが多すぎるんだよ。ジェイムズには800のアイデアがあるし、俺には400のアイデアがある。その数だけ言ったらクレイジーだよ。恐るべしだよね。」

    カーク・ハメットはFearFestEviLについてもたくさんのアイデアを持っている。同イベントはサンフランシスコの幽霊が出ると評判の、かつて建立105年の寺院であったリージェンシー・ボールルームにて2月7日、8日に行われる。この2日間でカーク・ハメットが自身の本『Too Much Horror Business』で詳述した広範囲のホラー・コレクションの展示、パネル・ディスカッション、サイン、剥製術の授業、(カークの)音楽友だちであり、同好の士であるスラッシュ、スコット・イアンを含むゲストによるお話などが行われる。カーカス、デス・エンジェル、オーキッド、デス・ディヴィジョンのライヴ・パフォーマンスも行われる。そして初日の夜にはカーク・ハメットがメタリカ加入前に在籍していたバンド、エクソダスとのライヴを計画している。

    「キミが考えているものとはかなり違うものになるよ。さながらコミック・コンベンションだね。」週末にホラー名“Kirk Von Hammett”として主催するカークは語る。「これがひとつの体験になって欲しいと思っている。双方向なものになって欲しい。五感の全てを使って実際に何かを感じられる雰囲気やムードがあればいいな。こういうものが本当に大好きだから、このイベントがユニークでスリリングなものになって欲しいと思っているよ。(逆に)気取り屋、流行りもの好きや何かを思い浮かべて欲しくはないな。俺はこれに本当に情熱を持っているし、たくさんの同じものを大いに楽しんでいる人たちとこれがどんなにクールなのかってことを見てみたいね。」

    カーク・ハメットは来年にはこのイベントが各地に広がったらいいなとも思っている。「俺が見ることができるのは、ここ数週間でこれがどれだけクールで、来年にはどれだけさらにクールになっているかだけさ。俺はLAまでこれをもっていって、テキサスへ引継ぎ、シカゴへ引継ぎ、ニューヨークへと引継ぐことができればと願っているよ。ホラー映画ファンはいたるところにいるし、この類のものにエキサイトしている音楽ファンもいたるところにいる。そして彼らとこういったものを共有したいんだ。だから来年もやらないかい?他の場所でやらないかい?ってこと。」

    同イベントの全ての情報はwww.fearfestevil.comへ。

    Billboard.com(2014-01-16)

    新譜の制作についてはちっとも具体的なことはうかがえませんが、FearFestEviLで行われる各イベントはだいぶハッキリしてきました。FearFestEviLは毎年アメリカ各所を廻ることになるのかしら。カークは他の媒体でもラーズ並みに語っているので時間があればそちらも紹介できればと思います。

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    2014年2月6日から8日に行われるカーク・ハメットのホラー趣味満載のフェス、「FearFestEviL」にエクソダスが出演決定とのこと。メタリカ加入前にエクソダスの創設メンバーであったカークもアンコールでステージに立ち共演する。

    fearfestevil_2014-920x300

    この動画で言われていたスペシャルゲストはエクソダスだったようですね。


    2月7日にカーカスとエクソダス、2月8日にオーキッドとデス・エンジェルのライヴが行われる予定。

    エクソダスのギタリスト、ゲイリー・ホルトは「エクソダスがFearFestEviLでアンコールのあいだ、他ならぬカーク・ハメット(原文:Kirk Von Hammett)自身と一緒に演るってことを発表するのに超ワクワクしているぜ!曲は何をやるかって?うーん、見てのお楽しみだ!キミはそれが何かを知るために来なきゃダメだ!」と語っています。

    BLABBERMOUTH.NETより(2013-01-03)


    ちなみに2012年にエクソダスのボーカル、ポール・バーロフの10周忌の追悼コンサートで共演したときは「Whipping Queen」「Impaler」を披露しています。

    「Whipping Queen」


    「Impaler」


    exodussetlist

    いっそ「Creeping Death」の元ネタでカーク在籍時の曲、「Die By His Hand」やらないかなぁ。


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