メタリカ情報局

メタリカを愛してやまないものの、メタリカへの愛の中途半端さ加減をダメだしされたのでこんなブログ作ってみました。

       

    タグ:鶴次郎

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    自ら主催するホラー・コンベンション「FearFestEviL」についてRevolverのインタビューでカーク・ハメットが饒舌に語ってくれました。最後の方では同じ趣味をもっていたクリフ・バートンがいた頃のエピソードやホラーとメタルの関係にも触れています。超ロングかつマニアックなインタビューなので時間のあるときにどうぞ。※管理人拙訳

    Kirk-Hammett-Screen-Shot-2014-01-14

    Revolver
    「なぜFearFestEviLを開催したいと思ったんですか?」

    カーク・ハメット
    「基本的にはOrionフェスで俺がやった「Kirk's Crypt」の拡張版なんだ。あれは最高に楽しかった。そして驚くほど素晴らしい時間だった。だから自分自身に問いかけてみたんだ。なんでここでやめる?ここで終わるのか?ってね。これを続けるべきと思ったんだ。だからこのイベントはOrionフェスでやった「Kirk's Crypt」の拡張版なのさ。これがただ大好きでね。基本的に俺にとってはあまりに楽しすぎたからOrionフェスで行う、絶対にやめたくないものなんだ。さらにもっとクールなものにしてみたかった。Orionフェスでは特定の制約のなかでやっていたから、そこでやったものよりもっとクールなやり方でね。これは俺自身がやりたいことを全力でやってみる機会なんだ。いっちょやってみるかってね。フェスはまだ行われていない。まだ全てをまとめて、計画しているところさ。こういったことのひとつひとつが楽しいよ。本当に素晴らしいことだね。」

    Revolver
    「どのようにしてさらにクールなものにしていきましょう?」

    カーク・ハメット
    「自分のコレクションを(Orionフェスよりも)もっと多く持っていくよ。個人的なおもちゃのコレクションやポスターのコレクションもね。たくさんのオリジナルのアートがそこにはある。フランケンシュタイン、ドラキュラ、狼男の等身大フィギュアも持っていくつもりだよ。俺にとってあれは、さながら究極の逸品なんだ。たくさんのゲスト、パネル、ベンダー、音楽のゲスト満載さ。素晴らしいことになるよ。俺たちは同じゲストでのホラー・コンベンションは通常ではありえないと思えるようなユニークなものにしたい。あらゆる分野から異なるベンダーを呼ぼうとしているよ。音楽のステージもやるつもりでいる。地元のバンド(エクソダス、デス・エンジェル、オーキッド)がライヴをするために呼んでいるのも気に入っている。そこにカーカスだぜ、信じられないよ。俺はもう待ちきれないよ。素晴らしいものになるよ。このジャンルに同じくらい多大なる興味を寄せているミュージシャンも招待している。スラッシュはその目的でやってくる。これも同じくらい本当に待ち切れないね。ここ数ヶ月かそこらでこれだけクールなことが決まっていったんだ。俺はもう完全におたくモードだよ。」

    Revolver
    「あなたがラヴクラフト(※)のファンであることを知っていますが、彼の著作は明らかにメタリカに影響を与えていますよね?」

    カーク・ハメット
    「そうそう。H.P.ラヴクラフトね。もし彼が生きていたら、すぐにでもこのイベントに呼んでいたね(笑)。また別の著者か誰かを呼ぼうとしているよ。クライヴ・バーカー(※)の関係者と話していたんだ。彼が会場に現れるのはとても難しいけど、展示しようとしているたくさんのオリジナルのアートワークがあるんだ。スティーヴン・キング(※)とも話したけど、シャイで悪名高い人だから、たぶん難しいかな。と、まぁこんな風にいろいろたくさんのところをあたっているよ。遠方からのホラー・コンベンション参戦者となったら、行くところひとつで全てを行ったことになるってことを俺はわかっている。(だから)いろいろ混ぜたいんだよ、わかるでしょ?コンベンションはいっぱいあるから、音楽的な催しは俺たちにとっていい口実になる。普通のコンベンションは6時か7時に終わる。それからホテルのバーかどこかで終えることになる。このコンベンションなら、夜の間中までやってるし、素晴らしいことになるよ。最高に楽しいものになる。」

    ハワード・フィリップス・ラヴクラフト(Wikipedia)
    クライヴ・バーカー(Wikipedia)
    スティーヴン・キング(Wikipedia)

    Revolver
    「カーカスが来るのは最高ですね。あなたも大ファンだと思っています。どのようにして来ることになったんですか?どういった経緯で指名したんでしょう?」

    カーク・ハメット
    「彼らは来れるってことだったし、クソすばらしいアルバム(訳注:『Surgical Steel』)をちょうど出したところだったからね。(12月にFearFestEviLサイトで先行公開した)新しいミュージック・ビデオを見たら、なんてこった、完璧になすすべなしって感じだったね。でも彼らは来れるってことだったし、彼らのレコード・レーベル、Nucluear Blastと俺はつながりがあった。少しばかり取引をして、実現したんだ。俺にとってカーカスを呼べたのは、それが実現できるってだけでも待ちきれないし、コンベンションを違うレベルにまで持っていくんだ。そりゃあすごいクールだよ。」

    Revolver
    「これまで会ったことのないゲストはいますか?」

    カーク・ハメット
    「以前に会ったことなくて、ゲストとしてやってくる予定の人は相当いるよ。でも今はそれについて本当は話せないんだ(笑)。そういう人たちのなかには来てもらえるかどうか、確定するのを待っている人もいるからね。ブルース・キャンベル(※)を呼ぼうとしていて、呼べると思っている。俺は会ったことないんだけど、ずっと来て欲しいと思っているよ。『Re-Animator(訳注:H.P.ラヴクラフトの原作を元にした1985年公開の映画)が好きで、その出演者にこのコンベンションに来て欲しいんだ。ジェフリー・コムズ(※)、バーバラ・クランプトン(※)も呼ぼうとしているよ。まだ交渉段階だから、うまくいけば実現できるね。『ウォーキング・デッド(※)の製作総指揮者、グレゴリー・ニコテロも呼んでいる。実際には、俺は彼のことを25年かそこらぐらい前からずっと知ってるんだ。」

    ブルース・キャンベル(Wikipedia)
    ジェフリー・コムズ(Wikipedia)
    バーバラ・クラプトン(Wikipedia英語版)
    ウォーキング・デッド(Wikipedia)
    グレゴリー・ニコテロ(Wikipedia)

    Revolver
    「彼とはどのようにして出会ったのですか?」

    カーク・ハメット
    「俺たちは1987年かそこらのホラー・コンベンションに入り浸って、彼はギターも演奏していたんだ。「…And Justice for All 」ツアーにもやってきた。俺たちはギターを弾いてはスティーヴィー・レイ・ヴォーンを聴いて、おたくモードになってたよ。彼は『Day of the Dead(邦題:死霊のえじき)』『Dawn of the Dead(邦題:ゾンビ)』というこれら素晴らしい80年代のトム・サヴィーニ(※)の映画に関わっていたんだ。それからLAの特殊効果の会社に行った。彼は長いことそこに留まっていて、今もまだそこにいる。そして『ウォーキング・デッド』のシリーズ製作総指揮者となった。彼はすごいクールで、ホラーの大ファンなんだ。昔はよく一緒にブラついていたし、いまだにそうだね。『ウォーキング・デッド』が大好きだから、彼が来るのが本当に待ちきれないね。あれは今まで作られたなかでも最高のTV番組のひとつだよ。」

    トム・サヴィーニ(Wikipedia)

    Revolver
    「あなたはトム・サヴィーニも呼んでいますよね。彼との対話はどうでしたか?」

    カーク・ハメット
    「彼は本当に素晴らしい人だよ。ホラー映画に関していえば、何から何までね。彼は30年代、40年代といった昔のホラーものが大好きなんだ。本当にそういうものが大好きで、本当にとんでもない情熱をもっている素晴らしい人だ。」


    Revolver
    「初めて公開される、または初めて人に見せるエキサイトさせる何かがあったりしますか?」

    カーク・ハメット
    「『Bride of Frankenstein(邦題:フランケンシュタインの花嫁(※))』のジオラマを再現しようとしているよ。今までやったことないけど、実際にシーンを再現するためにね。俺は再現映画で研究員の役を実際にやるつもりなんだ。俺の本(Too Much Horror Business)が出た後で本に載っていない特定の映画の小道具が手に入ったから本当に興奮しているよ。」

    フランケンシュタインの花嫁(Wikipedia)

    Revolver
    「その映画はあなたのお気に入り映画のひとつだという記事を読みました。」

    カーク・ハメット
    「あぁ、素晴らしい映画さ。あれは実際はコメディーなんだ。皆があの映画について話す時、普通はホラー映画としてというよりコメディー映画として話すんだ。たくさんコミカルな場面があるし。」

    Revolver
    「また別の本も制作し始めているというのを目にしました。どういうものを出すんでしょう?」

    カーク・ハメット
    「まだ始めてもいないよ。間違いなくもう1冊、本を出したいとは思っている。60年代のポップ・カルチャーのおもちゃやTV番組のキャラクターについて多くを割くことになりそうかな。たぶん俺たちがアルバム制作を終えた後でいつか取り組みことになると思う(笑)まずアルバムを作らないと。アルバムと本に同時に取り組むなんて俺には出来ると思ってないからね。俺たちはメタリカのアルバムを作らないといけない。それが出来たら、もう1冊の本に俺の焦点を振り向けることができる。」

    Revolver
    「アルバムであなたが取り組んでいることについて何か話せることはありますか?」

    カーク・ハメット
    「まったくない。俺たちがジャムったものが少しあるだけで、まだ曲になってない。それが今現在の状況だね。」

    Revolver
    「メタリカの他の誰かであなたと同じくらいホラーのファンは誰ですか?」

    カーク・ハメット
    「ロブは自分の子供をこういうコンベンションにたくさん連れて行っているよ。ロブは子供の時にコミック本と過ごしてきたからね。彼は実際に本当に素晴らしいイラストレーターであり、アーティストなんだ。彼はアニメも本当に大好きだし。彼は少しばかりこういうものへの憧れは持っていると思う。クリフ・バートンは間違いなくそうだね。クリフ史上一番お気に入りの映画は『Dawn of the Dead』だったから。」

    Revolver
    「昔の映画については、彼があなたに関心を持たせたのでしょうか?」

    カーク・ハメット
    「いや。俺はこういうものを子供の頃からハマっていたからね。だから彼がこういうものが好きだと知って逆に驚いたんだ。」

    Revolver
    「もしかしたらあなたが彼をこういうものに関心を持たせたのかもしれませんね。」

    カーク・ハメット
    「もしかしたらね。彼とはよく一緒にいたから。83年の夏に俺たち4人全員でニュージャージーのドライヴインで『Evil Dead(邦題:死霊のはらわた)(※)』を観に行った時のことは忘れられないよ。少なくとも俺にとっては特別な時間だったよ。俺はバンドに加わったばかりで、どデカい半ガロンのジョッキいっぱいに入ったウォッカを持っていた。俺たちは『Evil Dead』を観るのはこのときが初めてだったんだ。俺は本当にクールだと思った。みんな夢中になっていたからね。あの映画は俺にとっては最高のもてなしだったし、彼らもこういったものが好きだと知った。少なくとも通りがかりでね。」

    死霊のはらわた(Wikipedia)

    Revolver
    「グレゴリー・ニコテロは『Evil Deal』も手がけていますよね。」

    カーク・ハメット
    「実際に彼はやったんだ。彼は地下室で女の悪魔だった。彼があれを演じたんだ。あのコスチュームを着てね。」

    Revolver
    「Orionフェスに行って、あなたのものを全て観ましたが、あれを家のどこに置いておくんですか?」

    カーク・ハメット
    「その多くは倉庫にあるよ。多くはキャビネットのなかや密閉された状態になっている。ほとんど誰も行き着くことの出来ない安全な場所にあるんだ。」

    Revolver
    「なぜこんなことをきいたかと言うと、あなたは子供がいて、もしああいったもので怖がったりしないかと思ったんですよ。」

    カーク・ハメット
    「でも俺は子供たちにああいったものを植えつけようとしている。子供たちはあれに夢中になっているし、俺に言わせればより大きなパワーとなっているよ。もしあれで嫌な思いをしなかったのなら、それは俺の子供たちだ。」

    Revolver
    「Cryptや今回のことでこれをまとめていた時に、持っていたことを忘れていたもので何か発見したものはありますか?」

    カーク・ハメット
    「持っていたことを忘れたものは数点あった。もう何年も見なかったものだね。俺が行ったところにそういうものが少しあって、わぉ、すっかりこれを持っていたことを忘れてた!なんてクールなんだ!ってね。数回はそういうことがあったね。察しのとおり、俺にとって、持っているものをまたチェックして、本当にクールなものを全て味わう素晴らしい機会になった。もう一度楽しめたよ。それは俺にとって自分のコレクションを再度違った視点から見るやり方なんだ。」

    Revolver
    「あなたはホラーとメタルのあいだに何か関係性があると思いますか?」

    カーク・ハメット
    「あぁ。同じ構成要素でできている。それは人生のダークサイドなのさ。ヘヴィメタルは、知ってのとおり、もし飛んでいる象のことを歌っていたら、うまくいかない。ムードに合う主題を持たなきゃならない。これは以前にも言ったんだけど『いいホラー映画はいい曲のようであり、いい曲はいいホラー映画のようだ』ってこと。それが俺の見方だよ。」

    Revolver(2014-01-15)

    前半は知らないことが多すぎて、これほど訳に手間のかかるインタビューはありませんでしたが(苦笑)、FearFestEviL予習用にはかなりタメになるインタビューではなかったかと思います。再現映画は他ではやってくれるんでしょうか(笑)

    そしてインタビューで言及されている映画、『Re-Animator』に関しては映画のポスターと同じ写真を自分で撮っているぐらいだからよっぽど好きなんでしょう(笑)
    kirk_doc_p

    しかし、こういうことになるとカーク先生もよくおしゃべりになるようで(笑)

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    カーク・ハメット、新譜制作やFearFestEviLについて語る
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    2014年1月17日(金)カリフォルニア州オークランドのオークランド・メトロ・オペラハウスにて、ロブ・フリン&フレンドをヘッドライナーとした慈善コンサートが行われ、ロバート・トゥルージロがブラック・サバスのトリビュート・オールスターバンドのメンバーとして加わるとのこと。このオールスターバンドにはスレイヤー、マシーン・ヘッド、テスタメント、エクソダス、スーサイド・サイレンス、デス・エンジェル、フォビドゥンらが参加予定とのこと。

    blacksabbath_tr

    Facebookより(2014-01-14)

    もう同窓会じゃないのかってくらいいろいろ集まってますね。
    チケット購入はこちらから。
    http://tktwb.tw/1gEYtHj

    他のメンバーは参加しないのかしら?

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    ロバート・トゥルージロが手がけたショートアニメ『'Tallica Parking Lot』がネット流出
    BURRN!12月号にラーズ・ウルリッヒ&ロバート・トゥルージロのインタビュー掲載
    フリーペーパー「FLJ」にてロバート・トゥルージロのインタビュー掲載

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    ここで紹介しちゃっていいものかさんざん悩みましたが。。やっぱり観ないともったいない!先刻お伝えしたロバート・トゥルージロが手がけたメタリカのショートアニメ映画『'Tallica Parking Lot』の隠し撮り動画が流出している模様。

    とにかくクールの一言に尽きます。
    すぐ削除されそうなのでお早めにご賞味ください。

    ' Tallica Parking Lot - Short Animated Film By Robert Trujillo & James Hetfield from Absent on Vimeo.


    脚本はロブとジェイムズ!
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    楽曲はメタリカ名義!
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    主人公はこの虫けら3匹
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    ラーズ(テニス少年ver. )
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    サウスパークのキャラクターたちが登場
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    やっぱりケニーは死ぬ運命
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    メタリカのピックを後生大事に運びます
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    クリフ・バートンも登場!(感涙
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    ビーバス & バットヘッド、そしてロバート(モンスターver.)
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    劇中にチラチラと出て来るフライヤーの紙にはメタリカの前身となるバンド名がずらり。
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    カーク(イケメンver.)
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    メタロカリプス!
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    ビーバス&バットヘッドを引き連れてジェイムズ登場
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    ジェイムズのヤバすぎる所業にネイザンも「ブルータル・・・(驚愕)」
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    ようやくピックを取り戻した主人公たち
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    最後に登場は貫禄のレミー・キルミスター御大
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    早くちゃんとした映像で観たい!
    楽曲もクールです!

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    『メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー』のブルーレイ/DVD特典の内容が漏れ聞こえてきた件。

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    ボン・ジョヴィが表紙のBURRN!12月号に映画『メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー』に関するラーズ・ウルリッヒとロバート・トゥルージロ、さらに監督をつとめたニムロッド・アーントルのインタビューが掲載されています。B!誌による映画見所解説も。インタビューでは、ガッツリネタバレしている部分がありますが、聞かざるをえない質問でしたかね。もはやシナリオで魅せる映画ではないという認識でOK?(苦笑)

    burrn_201312
    BURRN!2013年12月号


    メタリカ関連で言えば、映画に絡んだインタビューに加えて、5月に亡くなったスレイヤーのジェフ・ハンネマン追悼特集としてロバート・トゥルージロのインタビューが4ページぎっちり収録されています。生前多くを語らなかったジェフの意外な素顔を明かしてくれました。

    あと表紙裏にメタリカ・スルー・ザ・ネヴァーの広告。そこにはあのお方の文言が。

    誰も成し遂げていないことをやりたい。
    その大いなるメタリカの野望が、
    『メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー』として結実した。

    伊藤政則/MASA ITO

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    BURRN!2013年10月号の表紙は創刊以来初のライヴ写真

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    Qマガジンの最新号でメタリカがポップミュージシャン、ジャスティン・ビーバーのファン“Belieber”であるか尋ねられました。
    metallica-justin

    質問のきっかけとなったのは、ジャスティン・ビーバーが「Fade to Black」のイントロを口ずさむこの動画とメタリカファンであることを明かした過去のインタビュー。


    ジャスティンは以前、GQでのインタビューでメタリカファンであり、「Fade To Black」「One」がお気に入りの2曲であると語っていました。

    そして、“Belieber”であるか尋ねられたメタリカのメンバーたちはこう答えています。

    ジェイムズ・ヘットフィールド
    「俺たちが“Belieber”かだって?答えはYesだ。」

    ラーズ・ウルリッヒ
    「“Belieber”じゃなくて彼に対する敬意を持つことなんてできるかい?あの子は本当に才能があるよ。彼のようにあれだけ若くして、やってのけたことをするのは、人を操れるような人間じゃないと。だから彼が今も世に出て、やっているということには恐れ入るし、特別な才能があると思うんだ。だから俺も“Belieber”みたいなもんだよ。彼が「One」が好きで、リアム・ギャラガーも彼のことを気に入っているなら、OK、その通りだってもんだよ。(※)」

    ロバート・トゥルージロ
    「彼が(ゴシップ誌を賑わす)ゴタゴタから抜け出したら、“Belieber”になるよ。」

    ※訳注:オアシスファンとしても知られるラーズ・ウルリッヒ。そしてリアム・ギャラガーも英大衆紙「Sun」のインタビューで自らBelieber”であると答えています。

    ちなみにメタリカのマネージャー、ピーター・メンチはジャスティン・ビーバーの子供じみた振る舞いを見てきたのか、英大衆紙「Sun」のインタビューで、マネージメントの能力不足を指摘し「(自分がマネージャーだったら)彼を(懲罰部屋である)薪小屋へ連れてって、お尻ペンペンするだろうね。」と語っています。

    BLABBERMOUTH.NETより(2013-10-29)

    管理人なんかはこの動画見てイラッとしかしなかったので、動画がアップされた当初はこちらでは取り上げる気にもならなかったのですが(苦笑)、メタリカがインタビューに答えていたのでここでも取り上げることにしました。さすがにメタリカは絶妙な言い回しで答えてくれましたね。(カークはこの質問には答えなかったのかしら)

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    デイヴ・グロール、メタリカへファン・レター
    ラーズ・ウルリッヒ、ファンからの熱いリクエストに困惑。

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    「劇場で観るべき映画」とさんざん書いておいてなんですが、ファンとしては勿論気になるわけで。

    『メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー』のブルーレイ/DVD特典にロバート・トゥルージロが手がけたメタリカのショート・アニメ映画『'Tallica Parking Lot』が収録されることになりそうです。

    このショート・ムービーは9月25日にオースティンで行われた「Fantastic Fest」でプレミア上映され、「Metalocalypse」を手がけていることでも知られるロサンゼルスのアニメ制作会社「Titmouse Animation」とのコラボで実現したもの。

    ロバートは「この映画の曲のほとんどは俺が書いた。でもジェイムズ・ヘットフィールドがこれをやり遂げるのに大きな担い手となってくれたんだ。」とAMFM Magazineで語っています。この映画についても「『メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー』のように創造の一部が、スクリーンのなかで命を吹き込まれる、それが特にアニメになるなんて本当に特別なことだよ」と語っています。

    さらにこの作品には「South Park」「Beavis & Butthead」「Metalocalypse」、さらにはアニメキャラクターとなったレミー・キルミスター(モーターヘッド)もカメオ出演するとのこと。

    anime
    上から「South Park」「Beavis & Butthead」「Metalocalypse」

    (ヤバイアニメが勢ぞろいしてやがる・・・)

    『メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー』の特典映像について、監督のニムロッド・アーントルが語ったところによると、2つの再編集版を考えており、1つはデイン・デハーンが演じる物語部分の完全オリジナルと言える「悪鬼版(Goblin-esque)」で、『Death Magnetic』のミキシングを担当したグレッグ・フィデルマンがプロデュースのサウンドトラックを収録。
    もう1つはコンサート部分の追加映像で、『メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー』制作のために行われた2012年8月のエドモントン公演から3、4曲が収録される模様。

    BLABBERMOUTH.NETより(2013-10-21)

    新譜より早くメタリカが関わった新しい音源が聴けるとともに、異色のアニメ作品も見られそうで映画とはまた違った楽しみが増えました!

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    映画『メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー』試写会レビュー&数量限定ポスター付き前売り券発売

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    サマソニ来日時にメタリカのインタビューをとっていたのは伊藤政則氏、増田勇一氏、栗原類クンだけではなかった!(そらそーよ)9月30日発行のストリート系フリーペーパーの「FLJ」にロバート・トゥルージロのインタビュー掲載されているとのこと。

    FLJ_Rob

    映画『メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー』撮影の苦労話、映画全般に関する気になる話なども語っています。メタリカ映画のネタバレ要素の高い話もしているので、じっくり読むのは映画を観た後の方がいいかもですが・・・。

    表紙はこちら。
    FLJ_Top

    肝心の設置場所はこちらをご参照ください。
    http://www.fljtokyo.com/?cat=9

    2ヶ月ほど(残り1ヶ月半)置いてあるとのことなのでご入手はお早めに。(もう無くなってたらごめんなさいです。)

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    メタリカ表紙のRollingStone誌のBIG ISSUE(ロバート・トゥルージロ編)
    ロバート・トゥルージロ、メタリカ加入後10年のバンド内の立ち位置について語る。
    ロバート・トゥルージロのインタビュー記事3連発

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    METAL HAMMER誌の続き。この号では前半は上海公演、映画について後半は「Blackened Recordings」や新譜について書かれていました。今回取り上げるのはその後半部分です。管理人拙訳にて。※文章ちょい長めにつき、お時間あるときにどうぞ。

    (前略)

    彼らの映画界の偉業は決して、2013年にメタリカを推進する唯一の努力ではない。新しいレコードレーベル「Blackened Recordings」は、時流に乗り、これまでになく進化している現代の音楽業界の景色がもたらす無限の可能性を受け入れるスラッシュのレジェンドの決意を(3D映画とともに)いま一度確認できるひとつの冒険である。ロバート・トゥルージロによると、このレーベルのビジネスの本質は、まだはっきりと定義されていない。しかし、このプロジェクトはメタリカの未知なるものに恐れずに飛び込む終わりなき情熱と完璧に合致しているという。

    「それ(Blackened Recordings)は多くのことのうちの1つになっちゃったね。間違いなく『Through The Never』のサウンドトラックが俺たちが最初にやることだったんだよ。それは新しい領域だったけど、同時にとてもエキサイティングなんだ。たくさんの可能性があるからね。みんなこう尋ねるんだ。「(Blackened Recordingsに)新しいバンドを連れてくるつもりなの?どうなりそうなの?」って。まぁ、答えとしては、Blackenedがどんな方向に俺たちを連れて行くのか実際にはわからない。でも俺たち全員終わりなき可能性にとてもエキサイトしているんだ。でも俺が言わなきゃならないことは、俺たちの次のチャレンジはとても明確だってこと!俺たちはレコードを作るんだ!」


    メタリカの最後のスタジオアルバム『Death Magnetic』のリリースから5年が経った。それからメタリカはありとあらゆるプロジェクト、そしてツアーにすこぶる忙しく過ごしてきた。しかし最も忍耐強いファンも今こそまさしく彼らがスタジオに戻って次のアルバムを作るときではなかろうかと思わなくてはならない。良い知らせは、メタリカが2012年のあいだに本格的に始めた曲を書くプロセスを続行する計画をはっきり定めたということだ。しかし『Through The Never』を実現させるまでに関係してきた仕事の圧倒的な大きさのため、不意に削減されていた。ロブはこう語る。

    「去年、俺たちが実際に数回集まって、たくさんの楽しいジャムセッションをしたときはちょっとした勢いがあったね。そこではたくさんのアイデアがあった。俺にとっては『Death Magnetic』は出発点なんだ。俺たちはバンドで『Death Magnetic』を制作しているあいだに5人の子供が生まれたんだ。俺は2人、カークも2人、そしてラーズが1人だ。それだけ長いあいだ続いていた。そして全ての経験はかなり長ったらしいものだった。強烈だったけどね。俺たちはお互いやエンジニア、そしてリック・ルービンとの仕事について多くのことを学んだ。この次のレコードは、俺が思うに、とても特別なものになるだろうね。俺たちはそれはもうたくさんのジャムセッションをした。とんでもない数のリフもある。ジェイムズ・ヘットフィールドがギターのトーンノブをいじって、ギターをチューニングしたらいつだって、信じられないほど素晴らしいリフを考え出すんだ。彼はもう800ものリフがあるんだ!彼の最悪のリフでさえ、おおかたのバンドが考え出すことができればなぁと望むものだよ!」


    「俺たちはリフCDで10分の1の素材まではやり終えたかな。」とジェイムズ・ヘットフィールドはLoudwire.comで最近語った。「アルバム1つには充分だ。機器に接続して、傑作にするために削ぎ落としていく充分な時間がとれていない。俺は昨日にもそれをやっておきたかったけどね、願わくば!今時点ではこの映画が俺たちを忙しくさせているし、多くの時間と努力を必要としているんだ。俺たちは辺ぴな場所でツアーをしてきた。俺たちがしようとしていることは、この映画に注意を向けることだったから、ツアーをすることで俺たちはそこに入り込んでレコード制作を終わらせないでいられた。」

    (中略)

    ジェイムズが8月、MSNエンターテイメントに語ったところによるとこうだ。「結局のところ俺たちはアーティストであり、探検家なんだ。注意を引くために出歩いてるわけじゃない。他人が俺について考えていることってのは俺には関係ないことだ。俺たちは自分自身でこれをしようと決めている。もし楽しめないなら、やるな!ってことだ。キミに気に入ってもらいたいと祈ったりはしない。それは生きてるって言わないからな!だから俺たちが来て欲しいファンはオープンマインドで人生で新しいことを体験するのが好きな人たちだね。」

    ロブはこう主張する。「人々がこう言う。「俺にとってはオールドスクールで初期のメタリカが全てだ!」でもわかるかい?俺たちはそれをやってきたんだよ。今年『Kill 'Em All』を完全再現した。去年初めてブラックアルバムを全曲やった。あれは本当に楽しかったね。そして『Master of Puppets』でも同じことをしてきた。なるほど。俺は『Ride The Lightning』も気に入っている。全アルバムのなかでもお気に入りのアルバムのひとつだ。でも『Death Magnetic』も大好きなんだ。わかるでしょ?」

    もはやメタリカにとって残されていることと言えば、シニカルなファンがそれを気に入るかどうかに関わらず、ロブとその同志たちが2014年以降に望んでいるバンドの本質を封じ込めた新しい音のランドマークを構築するために彼らの新しいアイデアを絞り込み、磨きをかけるよう再びジャムルームに集まることだけだ。ありがたいことにメタリカはすでに、少なくとも名目上は、頑固なスラッシュ愛好家から『Death Magnetic』時代に乳離れしたような若いファンまで皆を楽しませるべき新譜のための音楽的価値を築いてきているようだ。

    ロブは言う。「俺たちからしたら、グルーヴがなきゃね。つまり俺たちみんなが感じる何かってこと。グルーヴは必須なんだ。グルーヴの力は音楽を素晴らしいものにしてくれる。新しいこと、これまでと違うことをやるのもいつだって重要だね。最後には俺たち自身がハッピーになり、やってきたことについて素晴らしいと感じる。それもまた俺たちにとって重要だ。願わくば、ファンにもこういうことを受け入れて欲しいね。俺たちはするべきことに挑むべく時間をかける。でも前回の作曲とレコーディングの過程で俺たちは5人もの子供が生まれた。今回はおそらくそういうことにはならないと思うよ!俺たちはとてもエキサイトしているし、(アルバム完成まで)いずれたどり着く。2014年はもちろん新しいメタリカの音楽に従事するよ。それもこのバンドにいてエキサイティングな時間なんだ!」

    ぶっちゃけると、このメタリカ特集、ロバート・トゥルージロ以外のメンバーの発言は他のメディアでの発言からの引用が多いです。もしかして独占インタビューとれたのロブだけなんじゃないか?(笑)そして特集にふさわしい文章量にすべく再構成したという印象です。(中身はそれなりに興味深いけど)

    ただ、前回紹介した豪華特典や他で見ない写真(特に「ジェイムズがかわいい」写真多め)を見れるだけでも買う価値はあるかと。そんなジェイムズのかわいい写真を1枚ご紹介して締めたいと思います。

    jmz_onegai

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