『No Life 'til Leather』復刻に対して、新譜制作は果たして進んでいるのかという疑問が生まれるのを見透かしたかのように、復刻を独占で報じたRollingStoneがラーズ・ウルリッヒのインタビューでこの疑問をぶつけていました。管理人拙訳にてご紹介。
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メタリカはバンドのバックカタログを再発し、この夏に一握りのコンサートを行うが、そういったことはニューアルバム制作の邪魔にはなっていない。「俺たちは(アルバム制作を)やってる真っ最中だ。」ドラマーのラーズ・ウルリッヒはきっぱりとRollingStoneに語った。「たくさんの楽曲を作ってきたし、そういう楽曲に磨きをかけて微調整をしている最中なんだ。かなり近づいている。」
メタリカは2008年の『Death Magnetic』に続く今度のアルバムのために20曲近い新曲を書いてきた。近い将来、プリプロダクションのレコーディングを行う段階におそらく入るだろう。来たる春と夏のコンサート−アメリカの予定はラスベガスで行われる5月9日のロック・イン・リオのみだ−でファンが新曲の披露をバンドに期待することができるか尋ねられると、ドラマーはこう語った。「そうだといいね。おっしゃるとおり。」
少なくともこの時点で保証できることのひとつは、メタリカはビヨンセやU2が行ったようなサプライズのリリースを行う予定はないということだ。「今のところ、誰にも内緒で木曜日にiTunesにアップするなんてことはやろうとはしていないよ。それは手持ちのカードには入ってないね。」
ラーズが「寄せ集めの切れ端」と呼ぶところの楽曲における音楽的変遷のようなものを選り分けて、彼らはアルバムとともにいくつか新しいことをしようと計画している。「俺たちの世界では、創造的な段階とレコーディング段階との間には、はっきりした違いがあった。」と彼は言う。「このプロジェクトで、俺たちはその2つの間をもっと有機的に橋渡ししようとしている。プロセス間のそんなすごい分裂をなくそうとしているんだ。ある種の創造的好奇心、最初にスタジオで演奏した時に起きた衝動的なものが何をもたらすのか俺たちは観てみたいんだ。」
「微調整したりいいものを得ようとしたりしたいけど、苦心の跡とか考えすぎたりとかしないやり方でレコーディングしたいとも思っている。どこに線を引けばいいかを見つけ出そうとしているんだ。」
メタリカは誰がアルバムをプロデュースするのか、まだ確定させていない。
最近、ラーズが勇気付けられたことのひとつが、メタリカの直近のシングルで昨年のツアーで披露した「Lords of Summer」だ。「俺はiTunes上でさまよって、どうしたものか結局メタリカを検索していた。「Lords of Summer」のプレビュー30秒を聴いたら、俺はもう「わぉ!こいつはかなりイイな」って感じだった。俺たちが最後に演奏してから覚えていなかったんで「悪くないな」と思ったね。」
最後にラーズからファンへのメッセージは辛抱強くあれということだった。「創造的な要素は終わりに近づきつつある。」とドラマーは語る。「ただ覚えておいてくれ。これはまだ『メタリカ時間』なんだ。俺が終わりに近づいていると言った時、それは来月とかそこらを意味しているんだ。人生を続けていると家族や個人的なイベントがたくさん起こるものだ・・・。でも俺たちは確かに毎日のように(楽曲制作を)やっているよ。」
RollingStone(2015-03-04)
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