メタリカ情報局

メタリカを愛してやまないものの、メタリカへの愛の中途半端さ加減をダメだしされたのでこんなブログ作ってみました。

       

    タグ:ラジオ

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    カーク・ハメットがデトロイトのラジオ局WRIFの番組「Meltdown」に電話インタビューで出演。BLABBERMOUTH.NETさんが文字起こししてくれたので、管理人拙訳にてご紹介します。

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    −10thアルバム『Hardwired...To Self-Destruct』のツアーについて

    俺たちは出来るだけ多くの場所に行きたいと考えている。世界中の主要な国際都市のステージに立とうとね。今は長い間アメリカできちんとツアーをやっていないから、アメリカでのそれ相応のツアー日程を予定しているし、俺たちも楽しみにしているよ。つまり俺たちはあちこちでショーをやったり、ヨーロッパやアジアやオーストラリアや南米で短い期間フェスのツアーをやったりしていることで知られているわけだけだ。でもこの6、7年はアメリカでそれほど多くのショーをやってきていないから、ツアーに出て、アメリカのファンのためにライヴをやるのが楽しみなんだ。それが俺たちだからね。ご存じの通り、ここが俺たちの基盤なんだから。

    −ツアーの準備について

    俺は肉体的にも精神的にも絶好調だし、ギタープレイもいつも通りまぁまぁ順調だね。家のコトもうまくいきすぎているくらい。家族がうまくいっているのを確認できるのは、俺にとって本当に重要なんだ。俺たちはどうしたらうまくいくかわかってから、長いことそうやってきている。俺たちはもうベテランだから、全てのショーを本当にスムーズに行えるよう長いことやってきた。ツアーを廻って、ショーの前には間隔を空けて、しっくりくるようにして、ステージに出て、始まったら、そりゃあ、ただロックして、メタルをみんなに届けるってやり方はわかっているよ。

    −『Hardwired...To Self-Destruct』について

    『Death Magnetic』の延長線上にあるとは思うけど、グルーヴは入り込むのにもうちょっとイージーになったと思う。もっと単純化したアプローチになっている。『Death Magnetic』よりもプログレっぽさは減って、もっとグルーヴ寄りだね。それが俺の見解。他のみんなは違う意見でも、俺が伝えられるのは俺の意見だけだから。気に入っているよ。素晴らしいと思う。でもまた言うけど、これは俺の偏った意見だからね。


    −ブラックアルバムが25周年を迎えたことについて

    ブラックアルバムはまさに何かが起きたものだった。ブラックアルバムは俺たちが音楽的に考えていたそのものだったし、音楽業界とロックラジオがシンクロしたようにも見えた。シンクロニシティみたいな・・・いやシンクロニシティじゃなくて、当時ロックラジオが必要と思っていたタイプの音楽と俺たちが作ったタイプの音楽との間で本当の相乗効果があったんだ。本当にたくさんのオンエアがあったから、たくさんのレコードのバイヤーを夢中になったんだろうね。アルバムそれ自体や3年間のツアーだけじゃなかった。ラジオのサポートもあったから、アルバムはああなったんだ。ラジオがいまだにあれをプレイしているという事実、あの楽曲を今もプレイしているということで、あの楽曲を永久不滅にする貢献をしてくれている。もし今あのアルバムを出したとしたら、今起きている音楽文化全体にぴったり収まるだろうね。

    BLABBERMOUTH.NETより(2016-09-18)

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    ジェイムズ・ヘットフィールドがフィラデルフィアのラジオ局93.3WMMRのインタビューで新譜『Hardwired...To Self-Destruct』や今後のことについて語ってくれました。BLABBERMOUTH.NETさんの文字起こしを管理人拙訳にてご紹介します。

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    −『Hardwired...To Self-Destruct』が『Death Magnetic』以来8年ぶりのアルバムとなったことについて

    俺たちはこれまで休みを取っていないと思う。そりゃあ少しは休みを取っているけど、時間はメタリカにいる俺たちにとって大きな要素じゃないんだ。俺たちはメタリカ時間で物事を行っている。皿の上には別のことがいつだって目一杯乗っかっている。だから自分たちや新譜を待っている人たちを痛めつけてきたわけじゃないんだ。このバンドで何かが起きて、他のことが起きて、ツアーをやって、単発ライヴをやってという具合に、ただ物事が起きる。そう、それに俺たちには家庭の時間もある。それが明らかに優先されるけど、ここまで時間がかかる理由じゃない。俺たちは物事にただ時間がかかるんだ。

    −「Hardwired」はアルバムのサウンドを指し示す曲なのか

    あれは実際に・・・「Hardwired」は最後に書かれた曲なんだ。だからアルバムの雰囲気や詩的な部分やアイデアの観点で概要というか要約みたいなものはある。でもあれは間違いなくアルバムのなかでも短い曲のひとつだ。俺たちは長い曲があることで知られていて、このアルバムにもそういうものがいくつかある。多様な雰囲気があるし、俺たちがやっていて大好きなものだ。俺たちはファストなものも、スローなものも、ミドルテンポなものも、その間にあるものも全部やっていて好きなんだ。

    −『Hardwired...To Self-Destruct』は今、公式に完成しているのか

    あぁ、OK、俺たちのことを完璧主義者と呼ぶのをお望みなら、俺もそうなんだと思う。でもそういうことはいつもあるんだ。つまり「あぁこれはちょっと長ったらしいな。これはカットしよう。これはもっと激しくしてみよう。」とかね。俺たちは職人だ。できるだけ鋭く強力なものにしたいと思っている。だから最後の最後までずっと、コトが進んでしまってからでさえそうだ。出来うる限り、ベストで最も激しいものにしようといつも考えているんだ。そんなわけでどうにか曲に関しては終わっているよ。アートワークや些細なことはまだ残っているけどね。

    −『Hardwired...To Self-Destruct』後のツアーについて

    まぁこれでツアーに出ることになるのは疑いようがないね。俺はどこに行く予定なのか、これがどこでみんなの耳に生で届くのか全くわからない。俺はどこでだって可能な場所でライヴをやるのが大好きだ。でも今日では、俺たちはまたできるだけ鋭く強力なものをやりたいと思っている。だから場所を選んだツアーになるだろうね。確実に俺たちが健康で、全ての場所でエンジン全開でいいものを届けられるようにする。だから数は少なくなるけど、よりスマートでより強力なツアーになるよ。

    −『Hardwired...To Self-Destruct』は2枚組だが

    そう、さっき言った通りさ。さっき俺が言った通り曲が・・・長い曲もあるし、12曲あってベストのサウンドにしようとして、そうなった。サウンドを素晴らしいものにしたい。だからどんな方法であろうとも、やろうと思ったんだ。

    −メタリカが今日までいまだに「売り切れだ」と非難するファンがいることについて

    あぁ今、オンラインでは違うバージョンのものをみかけるよ。俺たちのことを嫌いな人たちや苦情のある人たちのね。そういう人たちは・・・知っての通り、何をやっても出てくる。10年前から恨みを持っていて、このニューアルバムでそれを育むんだ。まだ聴いてさえいないのにね。「了解。これは音楽の批評じゃない。これは誰かが怒っていて、それを外に出す必要があるんだな」って具合だ。だから俺たちは屁とも思わない。俺たちは自分たちがやっていることが大好きだし、やりたいからやっているんだし、聴きたいと思う音楽を作っている。俺たちはアーティストだ。それと同じくらいシンプルなことだ。自分たちが望むもの全てを判断することができるし、俺たちは自分たちに適っていると思うことをやっていくつもりだ。

    −35年間でメタリカのサウンドは進化していっているか

    まぁ俺は俺たちはここまで進化してきていると思うよ。確実に進化している。でも言えるのは、俺は、誰かがこれがアーティストだと決めつけたり、やって欲しいと思うことをやったりするようなヤツじゃないってことだね。もし何度も何度も同じようなアルバムを作ったら、それはその人のやりたいことだし、その人のセーフティボックスだし、すごいことだし、信頼性は高い。だから何が出ても良いものというのは常にある。俺たちは冒険家だから、違ったことをやってみたり、限界を押し広げていくのが好きなんだ。

    −メタリカにとって達成すべきものがまだ残っているのか、あるいは現在の状況を楽しむことが全てなのか

    まぁ両方がちょっとずつってとこかな。俺たちにとって、冒険家であるには、すべき何か・・・さて次の冒険は何だろうね?言えるのは、そういう冒険が俺たちの前に現れる。マネジメントの申し出であれ、それが何であれ、いつも俺たちの前に現れて、乗り気になるような冒険があるんだ。初めてのことをやりたいし、ポシャった初めてのこともかなりの数ある。それから俺たちが殺されそうになったものもあるよ(笑)。あの映画とか、まぁその・・・財政的なそういうやつだ。でも俺たちは新しいことに挑戦して、そういうことを楽しくして、ファンに笑顔をもたらすことをやりたい。それが俺を笑顔にさせるんだから。

    −メタリカは将来引退するのか、「倒れるまでロック」するのか

    わからないよ。俺はまだその時点にはいないと思うけど・・・そこにルールなんてない。アーティストとして、いつやめるのか?いつやめることになるのか?もしやめるなら、死ぬ時なのか?レミーを見ろよ。あの人は最後の最後まで最高だった。それは俺にとって尊敬すべきことだ。でもそれはレミーの場合だ。つまりそれが彼なんだ。それが彼の愛したやり方で、彼の生き方なんだ。どこか別のロッキングチェアに座って死んでいくか?彼はああいう風にするのが大好きで、それが彼に合っていた。俺たちにとってはどうなのかまだ俺にはわからない。

    −もはやメジャーレーベルとの契約をせずに、バンド自身のレコード会社「Blackened Recordings」を通じてメタリカのアルバムをリリースすることについて

    言っておくけど、「Blackened Recordings」は俺のなかではかなりメジャーだぜ(笑)。俺たちにとって自分たちのレコード会社を持つことは大きな出来事だった。実際持ってみると・・・俺の子ども達はこのことについて理解できないようだ。「自分たちの楽曲を自分たちが持つってどういうこと?何でそんなことしてこなかったの?」って感じでね。俺は彼らにそれが当時の物事のやり方だったってことや俺たちは自分たちのマスター音源を持っていて、少なくともそのことについては自分たちの運命を決められるって事実を説明しているよ。どんなクールなパッケージを一緒にできる?(と考えることができる)俺たちは今、実際に自分たちのビニール盤のためのレコードプレス機を持っている。それって超クールだよ。そんなわけでとても興奮している。それはメタリカにとって創造的になるための、もう一つのクールな一連の出来事なんだ。


    BLABBERMOUTH.NETより(2016-09-14)

    来年あたりに来日公演もぜひお願いしたいところです。

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