メタリカ情報局

メタリカを愛してやまないものの、メタリカへの愛の中途半端さ加減をダメだしされたのでこんなブログ作ってみました。

       

    タグ:ドキュメンタリー映画

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    ロバート・トゥルージロが、ジャコ・パストリアスの息子であるジョニー・パストリアスと出会ったことがきっかけで実現したドキュメンタリー映画『JACO』。これまで何度かこちらでもこの話題について記事にしていましたが、2016年12月3日(土)から日本での公開がついに実現となりました。

    映画の公開に合わせて、ベースの4弦から制定されたベースの日となる11月11日(金)にトリビュート・イベント「JACO NIGHT」を開催、ジャコの誕生日である12月1日(木)にはジャパン・プレミアを行うとのこと。

    jaco_movie_jp

    以下、詳細はタワーレコードでの告知をそのまま転載。
    孤高の天才ベーシスト、ジャコ・パストリアスのドキュメンタリー映画
    『JACO』 12月3日(土)より日本公開が決定!
    11月11日(金)「ベースの日」にイベント「JACO NIGHT」も開催!


    タワーレコード株式会社では、株式会社パルコならびに株式会社リットーミュージックとの3社合同で、2015年アメリカで公開され、数々の映画祭で賞を獲得、話題となった、孤高のベーシスト、ジャコ・パストリアスのドキュメンタリー映画『JACO』の権利を獲得し、12月3日(土)より株式会社パルコを通し新宿シネマカリテ他、国内にて劇場公開することが決定しました。
    また、ベースの弦が4本であることから制定された「11月11日=ベースの日」に合わせ、目黒の老舗ライブハウス「BLUES ALLEY JAPAN(ブルースアレイジャパン)」にて、ジャコ・パストリアスに特化したトリビュート・イベント「JACO NIGHT」も開催。ジャコ・パストリアスをリスペクトするアーティスト達が揃い、彼が愛した楽曲の演奏やトークを通し、その魅力を伝えます。

    タワーレコード、パルコ、リットーミュージック3社は、ジャコ・パストリアス没後30年を迎える来年、2017年に向け、3社それぞれが持つリソースを融合させ様々な取り組みを行うことで、ジャコ・パストリアスはじめベースの魅力、さらには音楽・映画・メディアなど様々なカルチャーの魅力を啓蒙していきます。

    ◇『JACO』概要
    メタリカのロバート・トゥルージロが制作総指揮を行ない、2015年にアメリカにて公開されたドキュメンタリー映画『JACO』。本国では数々の映画祭で話題となったが、日本国内での公開は実現していなかった。監督は『ストーンズ・イン・エグザイル 〜「メイン・ストリートのならず者」の真実』や、X JAPANのドキュメンタリー映画『We Are X』を手がけた、気鋭のスティーヴン・キジャック。本編では、現存する貴重な映像により振り返るジャコの生い立ちから華々しいデビュー、そして、ジャコの訃報を告げる失意の瞬間までを、ジャコと親交を深めたミュージシャンの証言とともに追う。

    インタビューでは、フリー (レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)、ジョニ・ミッチェル、スティング、ウェイン・ショーター、ハービー・ハンコック、ゲディー・リー(ラッシュ)、ブーツィー・コリンズ、カルロス・サンタナ、ジェリー・ジェモットほか、豪華なアーティストが出演、ジャコの音楽家としての魅力を語る。劇場公開は2016年12月3日(土)から新宿シネマカリテほかにて。
    また劇場公開に先立ち、ジャコの生誕日である12月1日(木)には、ジャパン・プレミアを開催する。

    【公式ホームページ】 http://jaco-movie.jp

    タワーレコード(2016-10-19)

    日本版の予告編も公開されています。


    作品概要については、PRTIMESから転載。
    【作品概要】
    35歳の若さでこの世を去った天才、ジャコ・パストリアス。
    1970年代半ばに突如現れたエレクトリック・ベース・プレイヤー。1976年に人気ジャズ・フュージョン・グループのウェザー・リポートにベーシストとして加入。同年に発売したファースト・ソロ・アルバム「ジャコ・パストリアスの肖像」が世界中を驚嘆させる。彼の独特な演奏は、単なるリズム楽器だと思われていたエレクトリック・ベース・ギターのソロ楽器としての可能性を広げることとなり、音楽の世界に多大なる影響を与えた。だが、そんな彼の人生はあまりにも短く終わりを迎えることとなる。1982年にウェザー・リポートを脱退したのち、ドラッグに溺れ、精神病院に入れられ、アパートを追い出されて路上生活を送ることとなる。そして、最終的にはクラブのバウンサーとの乱闘の末、昏睡状態に陥り、そのまま1987年に35歳の若さで戻らぬ人となった。本作は、彼の身近にいた人たち、彼を尊敬するアーティスト、彼の家族や友人からのインタビューを通じて、これまで知られていなかった、神とも崇められるひとりの天才の生涯に迫る。

    PRTIMES(2016-10-19)

    ベースの日である11月11日(金)は、奇しくも両国国技館で行われるクラシックロックアワード2016にカーク・ハメットが出演する日でもあります。こちらはジェフ・ベック、ジミー・ペイジも出演とあって、さながらギタリストの日の様相です。
    201610070075_ex
    http://classicrockawards.jp/

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    ロバート・トゥルージロがプロデューサーとして関わっているジャコ・パストリアスのドキュメンタリー映画『Jaco』の予告映像が公開されました。



    既報の11月22日に行なわれるワールドプレミアでは、ジャコの息子であるフェリックス・パストリアス、ロバート・トゥルージロ率いるマス・メンタル、ビリー・アイドルらが出演するとのこと。
    jaco_1122


    ちなみにサウンドトラックは輸入盤が11月27日、国内盤は12月9日発売予定です。

    jacosoundtrackcd
    Jaco Original Soundtrack(輸入盤)
    Jaco Original Soundtrack(国内盤)

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    ロバート・トゥルージロのプロデュースによるジャコ・パストリアスのドキュメンタリー映画『Jaco』のワールドプレミア開催決定

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    ロバート・トゥルージロがプロデュースしている、ジャコ・パストリアスのドキュメンタリー映画『Jaco』。制作が最終段階になって予算が不足しているのか、クラウドファンディングサイトPledgeMusicにてDVDや関連グッズ等の予約購入という形で出資を求めています。このページの説明によるとDVDのリリースは2015年4月か5月になる見込みとのこと。

    jaco_original

    ロバート・トゥルージロのメッセージを管理人拙訳にて。

    やぁみんな、俺たちのプロジェクトをチェックしてくれてありがとう。ジャコはいつだって俺のヒーローで、今日まで俺がベースを弾く理由のひとつでもあるんだ。この映画は俺にとって愛と情熱のプロジェクトなんだ。この素晴らしい映画に制作に4年かかった。そしてこの映画をゴールを迎えるのにキミの助けが必要なんだ!

    俺たちの映画はジャコ・パストリアスという独学で紛れもないインパクトを音楽にもたらし、力強くダイナミックでエッジと美しさの両方を兼ね備えた声を楽器に与えるっていうエレキベースに革命をもたらした伝説的なミュージシャンについての物語だ。

    俺たちはドキュメンタリーに反映する独占インタビューをPledgeMusicと共に集めてきた。そしてジャコの友人やファンの何人かを頼ってきた。この映画を現実のものとする旅路の一部になって、協力して欲しい。

    PledgeMusic(2014-11-07)

    出資の選択肢は、ロバートのサイン付きDVDからTシャツなどの映画関連グッズの他、12月8日にロサンゼルスのグラミー・ミュージアムで行われる上映会(ロバート参加予定)、ロバートとスカイプで30分話せる権利や60分ベースのレッスンを受ける権利、メタリカ全員のサイン付きギター、いわくつきのジャコのベース「Bass of Doom」のレプリカなど多彩なラインナップです。

    詳しくはこちらからどうぞ。
    http://www.pledgemusic.com/projects/jacothefilm

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    ジャコ・パストリアスのドキュメンタリー映画制作に関わってきたロバート・トゥルージロ。ちょっと前の記事になりますが、Bass Magazineでジャコ・パストリアスに関するインタビューを受けていたのでご紹介。

    roberttrujillobassguitarmagcover

    知らないミュージシャンの名前もじゃんじゃん出てきて和訳に苦戦しましたが、ジャコ・パストリアスとの衝撃的な出会い、ジャコの親族との出会いやジャコの持っていたベースをコレクターから買い戻したエピソードなどロバートの人柄がにじみ出ているロング・インタビューになっています。管理人拙訳にて。

    −ヘヴィメタルファンはジャコのことが大好き、その理由を聞きたい

    ジャコは本当にインスピレーションを与えてくれるし、アイコンなんだ。ジャズのコミュニティーだけじゃなく、ハードロックやヘヴィメタルのコミュニティーの間でもね。俺は高校を卒業して、ジャズの学校に通った。結局そこでやることになったのは、世界中から来たプレーヤーたちとジャム・セッションをすることだった。そのうちの何人かはいまだに俺の人生の一部になっているよ。そんなたくさんのミュージシャンは、メタルやロックも好きなゴスペルのミュージシャンだったんだ。キャリアを伸ばしていくうちに、俺はレッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーとか、マーズ・ヴォルタのホアン・アルデレッテとか、ジャコのプレイを見たことあるたくさんのミュージシャンとつるむようになった。俺は50歳になろうとしているけど、そういう人たちは俺の年齢よりも上だった。以前在籍していたバンド、スイサイダル・テンデンシーズのロッキー・ジョージと俺はジャズ・フュージョンの大ファンで、俺たちが9年生、15歳の頃、彼にジョン・マクラフリン、マハヴィシュヌ・オーケストラ、リターン・トゥ・フォーエヴァーについて話したんだ。

    −トゥルージロは影響の大きかったジャコのギグを覚えていた

    ジャコのプレイは4回観た。1979年のプレイボーイ・ジャズ・フェスティバルでも観たし、ワード・オブ・マウス・ビッグ・バンドと一緒のフルスケールのバージョンの時も観た。UCLAのドロシー・チャンドラー・パビリオンでね。スケールダウンしたバージョンもデルマー・ブラウン、ケンウッド・デンナード、マイク・スターンと一緒にやったのを観たよ。ジャコに会いたくてショーの後に待ってたんだけど、マイクとだけ会ったんだ。彼は常軌を逸してた。何かをやってたのかもわからないね。

    70年代後半から80年代初頭にかけて、あれはいい時代だったよ。俺は両親にジョン・マクラフリンとか他の偉大なアーティストを観に連れて行ってもらう、そんな年齢になったばかりだった。15、16歳のあたりから俺はもっと真剣にベースに集中していくようになった。1983年に高校を卒業した時、俺は徹底してベースにのめり込んでいた。ジャコみたいに俺はルールに縛られなかった。バウ・ワウ・ワウのようなたくさんのイギリスのバンドやミック・カーン、ピノ・パラディーノ、ニック・ベッグスみたいなミュージシャンが好きだった。マーク・キングも俺に大きな影響を与えてくれた。彼は素晴らしいよ。彼はまだアメリカでは過小評価されていると思う。俺の中じゃ、彼は神だね!もちろんレミーやギーザー・バトラーの大ファンでもある。でもジャコは猫みたいだった。俺はドッグタウン・ムーブメントが巻き起こっていた、たくさんの命知らずのワイルドなスケートボーダーたちがいた南カリフォルニアのベニスビーチで育ったからね。

    ジャコは俺にとってそんなキャラクターだったんだ。彼は信じられないほどの天賦の才能があってセンスが良くて自分がやることに本当に一生懸命に取り組んだ。スケートボーダーたちもそうだったんだ。彼らは危ないこともやるし、必要とあらば激しいケンカもする。しなきゃならないとなれば、3階から後方宙返りをキメてプールに飛び込むことだってやる。何でもありさ。それが俺がジャコの好きなところのひとつだ。彼もビーチで育ったからね。彼はボディーサーフィン(訳注:サーフボードなしでサーフィン)をして育ったんだ。ほとんどいつもシャツを着ずに短パン裸足だった。俺が育ったベニスビーチでもそんなヤツらがいたんだ。

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    −どのようにしてジャコに会ったのか

    1985年、ハリウッドのメルリン・ホテルで行われるロサンゼルス・ギターショーを観に行ったんだ。今はホリデー・イン・エクスプレス・ホテルになってるけどね。そこにジャコが来るとは知らなかったんだ。各部屋が特定のギター会社に割り当てられていて、廉価版NAMMショーみたいだったね。ある部屋にいた時、本当に地震が来たと思ったんだ。窓が震えていて、床が揺れているように感じた。参ったね!隣の部屋に行った人もいた。ベースのディストーション付きアンプがフルボリュームになっていたんだ。イカしてたね。

    俺も隣の部屋に入っていったら、それはジャコだったんだ!彼はそこでギター修理の人と一緒にいた。彼がそこにいるもんだから、何も言葉が出てこなかったよ。俺は彼の正面に座ると、部屋はみるみる人で埋まっていった。俺がベースの師と仰ぐ一人、ラリー・シーモアもいた。彼はビリー・アイドルと長いあいだプレイしていた人だ。みんな同じ反応をしたから、部屋は満員状態だった。ジャコはアンプの音量を上下に繰り返して、その反響音が壁を震わせていた。彼はみんなを観て、全員をじっと見つめていた。今にも彼が「そりゃあ俺だ!」とでも言い出しそうな感じだった。彼の人生においては最高の場所ではなかったけど、彼は忘れられないファンキーなグルーヴと節を弾き始めたんだ。俺たちに何の一言も口にすることなく。

    神に誓って、彼は俺たちをその目で見つめていたんだ。俺は言葉も出なかった。みんなそうだった。それはあたかも彼が楽器を使って俺たちと話したり、全員と触れ合ったりしているかのようだった。彼がこう言ったみたいだったのさ。「俺はこの手のひらでオマエらを捕まえたぞ!クソッタレ!オマエらは噂を聞いてきたんだろう。俺がここにいる、俺がオマエらをぶっ飛ばすってな。」それから部屋に彼のガールフレンドが入ってきた。ホントにキレイな女性が両ポケットにビールを入れてやってきたんだ。2人はまさしくビーチのサーファー・カップルだった。彼女がやってきてこう言ったんだ。「さぁジャコ、行きましょう!」って。そしたら彼はベースを置いて、そこから出て行ったんだ。あれは決して忘れられないよ。

    今、ここ数年のあいだに心の中で思うんだ。「何で俺はあの時、あの人をハンバーガーか何かで外に誘わなかったんだ?」って。でも俺はショックだったんだ。それだけ強烈な瞬間だった。あの部屋にいた俺たち全員、彼の存在に感動していたんだ。彼のプレイする能力は俺たちを虜にした。直接彼に会って、彼があんなメロディックなものを奏でるのを聞けたのは信じられないことだったね。

    −どのようにしてジャコの親族と出会ったのか

    これはとびきりの話だよ!ラッセルっていうサーフ仲間でバーテンダーの友だちがいて、そいつがジャコが人生のほとんどを過ごしたフォートローダーデール(訳注:フロリダ州南東部)に住んでたんだ。数年前、ラッセルがジャコの長男ジョニー・パストリアスにドリンクを作っていると、ジョニーのクレジットカードにあった苗字に気付いたんだ。ラッセルはベニスビーチの俺の家に来て、ジャコの写真を見たり、俺がジャコの話をしたりしていたことを覚えていて、ジョニーにこう尋ねたんだ。「あなたの名前は聞き覚えがありますね?」そしたらジョニーは「ジャコ・パストリアスは俺の父親なんだ」って答えた。それは純粋に偶然の一致だった。ラッセルは俺に電話して、ジョニーもスイサイダル・テンデンシーズのファンで、俺のことも知っていることがわかったんだ。

    オジー・オズボーンのバンドに加入した最初の年、フォートローダーデールに行ってジョニーに会った。すっかり仲良くなったよ。一晩中一緒に外にいた。振り返ると、あれはフロリダ南部のパーティーの日だったのかな。とにかくそういうことさ!間違いなく素晴らしい時間だった。それでジョニーと一緒にどこかのストリップ・クラブに入って、俺がスイサイダル・テンデンシーズのロッキーに電話したんだ。「俺、ジャコの息子と一緒にいるんだよ!ほら、挨拶して!」って。ジョニーと俺は仲良くなった。それが今回の話(ジャコのドキュメンタリー映画制作)の始まりだったんだ。

    後で俺はジョニーを通じて(ジャコの娘の)メアリー・パストリアスとも会った。それで俺たちはメル友になったんだ。メアリーは本当に素晴らしいシンガーで、彼の夫エリック・ヤングはとんでもないキーボード奏者なんだ。もし彼らがフロリダに住んでいなかったら、もし彼らがロンドンかLAかニューヨークに住んでいたら、彼らがありふれた名前だったら、(そう考えると)なんて素敵なきっかけなんだって思うよ。ジャコの甥デヴィッド・パストリアスもいつもそんな感じで親友なんだ。彼らはいつもそんな感じさ(笑)

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    −どのようにしてジャコのドキュメンタリーは形になったのか

    俺がジョニーに最初に会った時、俺は彼に言ったんだ。「キミのお父さんについての映画を作らなきゃ。彼の話はホントに人を惹きつけるからね。」と。ジョニーと俺は連絡を取り続けていた。ジョニーは音声ドキュメンタリー『A Portrait Of Jaco: The Early Years』のプロデューサーをやってたボブ・ボビングっていう人とドキュメンタリー映画に向かって取り組んでいた。それは本当に大きかった。素晴らしい要素だった。

    年月は過ぎ、ジョニーはボブをメタリカのショーに連れてきた。ジョニーがボブに俺がジャコに夢中になっていたことを話していたし、彼らはジャコの関連性を理解していて他のタイプのミュージシャンをドキュメンタリーに引き入れたいとジョニーは思っていたからね。彼らはメタリカを観にやって来て、フォートローダーデールのアリーナのショーがチケット売り切れになっていることにボブは感動したみたいだった。ボブと俺は友だちになったんだ。4年前、彼は俺に制作という船に飛び乗ってくれないかと頼んできた。ジョニーと俺は数年前にこれについて話したことがあって、俺たちがこんなことになって奇妙で皮肉な運命のいたずらみたいだったね。

    2年前の夏、俺たちは初めてラフカット版を観た。俺たちはいま編集の最終段階に来ている。3人の監督がいるんだ。1人目はスティーヴン・カイヤック、彼は『Stones In Exile(邦題:ストーンズ・イン・エグザイル 〜「メイン・ストリートのならず者」の真実)』や『Scott Walker: 30 Century Man』の監督をしている。彼は1年以上、制作陣にいてインタビューのほとんどをやっている。1年半前くらいから俺たちはポール・マルシャンって人とも一緒にやっている。彼はプロジェクトの最初から編集をしてきた人物だ。それは地獄のジェットコースターみたいに大混乱しているけど、絶対に変えるつもりはないよ。

    −どのようにこの映画に関わっているのか

    かなり関わっているよ。俺はプロジェクト全部に出資している。制作会社のPassion Picturesは『Searching For Sugar Man(邦題:シュガーマン 奇跡に愛された男)』でオスカーを獲得している。『Stones In Exile』も彼らが手がけた映画だ。彼らは素晴らしいよ。この地球で後世に残る最優秀ドキュメンタリー制作会社だ。

    俺はクリエイティブな面でも関わっている、もちろん、そこにはバランスがあるけどね。とてもクリエイティブな監督が一方でいるわけだから。ポールは本当に為すことがクリエイティブだ。彼の創造力でスクリーンに命が吹き込まれているし、彼は自分を強く持っている。それからジャコの家族のこともある。俺のやることは、みんなの要望の間でバランスを取らなきゃならないってことなんだ。時にはそれが最も難しくなることもある。映画制作陣と、自分たちの父親の話に感情的に愛着を持っている家族、俺にとっては全てを意味する。おまけに俺の芸術的展望もあるしね。緊張の瞬間だってあるんだ。

    でも創造的な緊張、感情的な緊張、一番丁寧なやり方で頭突きしたかのような、そういった瞬間を味わえるのは、このプロジェクトの一番良いところだよ。もし3年前に完了させていたら、映画はあるべき姿になっていなかったと思う。今、俺たちが(制作中のまま)2014年を迎えているっていうのは、本来そうなるはずだったんだ。この映画は今年公開する必要がある。だから俺たちは11月の第3週目になるよう努力しているんだ。

    −どのようにして今年の「Record Store Day」にジャコのサウンドトラックを出したのか

    俺たちは1974年のジャコによるデモ・レコーディング『Modern American Music… Period! The Criteria Sessions』をリリースすることもできたんだ。「Record Store Day」の創始者マイケル・カーツがこのプロジェクトを受けて、公にしたのさ。

    マイケルが17歳の時、ノースカロライナでウェザー・リポートのコンサートに行ったらしい。それがジャコとウェザー・リポートの最初のツアーで、マイケルはスーパー8mmフィルムでショーを撮影したんだ。音はなかったけど、ジャコのプレイを見ることができるんだ。彼がまだ若く元気でイカしてた。マイケルはこの撮影した場面をドキュメンタリーに寄贈してくれた。それから後、彼は2008年に「Record Store Day」のアーティストとしてメタリカを引き入れる役割を果たしたんだ。彼もジャコのために同じようなことをしたくて、2014年にジョニーと俺をOmnivore Recordsとつなげてもらった。彼らとランチをして、ジョニーはCriteria Studiosでとったデモ音源について話し始めた。俺はそれについて全く知らなくてね。それはずっと長い間、所在が不明だったデモ音源でジャコの最初のソロ・レコードの準備としてレコーディングされたものだったんだ。素晴らしいよ。ああいう裏話はすごいよね。そうして俺たちは特別なレコード盤をリリースすることができたんだ。まだ聴かれていない、未開封のジャコの初期の純粋なデモ・レコーディングを、この2014年にね。さらにジャズ・チャートで2週間も2位を獲得した。俺たちが制作を続けられなかった唯一の理由は、レコード盤が品切れになってこれ以上刷れなかったからさ。それが全てを物語っていると思う!


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    −どのようにしてジャコの最も有名な楽器を救ったのか

    当時は法律的な問題があったんだ。今はもう解決したけど、ジャコの家族はこの問題についてストレスで本当に参っていた。大筋を言うと、ジャコの有名なフェンダーのジャズ・ベースが20年間行方不明だったんだけど、ニューヨーク市のコレクターの手に渡ったんだ。そのベースは盗まれたとか売られたとかいう噂だった。ジャコがドラッグや何かのために自分のベースを売ったというのは疑わしい。でも、いろんな解釈をされやすい事態だったんだ。

    俺たちの気持ちとしては、まずニューヨーク市の公園でジャコがホームレスだった時に奪われたんじゃないかと思う。それは壊されて50個ほどに分けられてしまった。俺は写真を見たけど、狂ってるね。ジャコはベースをフロリダの(ベーステクの)ケビン・カウフマンに送ったんだ。で、彼はそれを修復したのさ。ジャコはベースを取り戻して、それから奪われたんだ。そうなる前にそのベースでマイク・スターンとレコーディングを行った。それでケビンはニューヨークにやってきて、楽器は本物であると認証をした。それが問題の始まりだったんだ。家族は言うまでもなくベースを取り戻したがっていた。でも所有者はベースのことをあきらめようとはしなかったんだ。

    だから俺はベースを取り戻すお金を支援した。俺はコレクターじゃないけど、当時この状況を自分が助けることが重要なことだと思ったのさ。そうして俺たちはベースを取り戻した。俺はベースの合法的な所有者だ。でもこの楽器についてのどんな決定もジャコの家族の承認を受けなければならないようにした。彼らにとって、あのベースは家に横たわる家族のペットみたいなものなんだ。無くなった時でさえも。フェリックス・パストリアス(ジャコの息子でジュリアス・パストリアスの双子)が今は持っている。俺はあのベースを弾いたことあるけど、素晴らしいよ。とてもいい形をしていたね。


    この件については多くの誤解がある。俺はインターネットで言われているようなヤツじゃない。何もかも完全にかけ離れているよ。でも俺は間違った考えを持っていたり、俺があのベースを脅し取った(あるいは自分自身のために持っている)とか、俺がニューヨークでそれを見つけて金を払って奪い取ったと考えていた人に通りで近寄られたこともあった。そういうことでいつもジョニーとフェリックスを困らせていたよ。事態はまるっきり正反対だからね。俺は情熱からこの事態を引き受けた人間なんだ。俺は物事に情熱的になるんだ。そして俺は助けようとしたのさ。

    −ついにジャコの映画の準備も大詰め、映画についてまとめてください

    このプロジェクト全部、俺のジャコへの気持ち、そしてこのストーリーとジャコとの関連性が中心にある。ジャコの家族との関係もね。多くの人は俺がパストリアス家とつながりがあるなんて気付きもしないし理解もしていない。このプロジェクトが始まる前に彼らは俺の家に泊まったんだ。俺はジョニーとメアリーとほとんど同じくらいデヴィッドのことも知っている。俺たちが知り合ったのは彼がまだ10代の頃。デヴィッドと彼のバンドが何年も前に(スイサイダル・テンデンシーズのサイド・プロジェクトである)インフェクシャス・グルーヴスの前座を務めたんだ。

    俺たちにはたくさん歴史があるんだ。面白いよ。年上のミュージシャン、ウェイン・ショーターとアンソニー・ジャクソンみたいな人たちも出ている。彼らはメタリカや俺のことをリスペクトしてくれているんだ。俺がメタリカに加入した時、そういうプレイスタイルを学ばなきゃならなかった。俺の大好きなベーシストはジャコとアンソニー・ジャクソンだったからね。もちろんゲディー・リーとギーザー・バトラーも好きだけど。俺はメタリカの要求を満たすよう自分のスタイルを適応させなければならなかったんだ。俺の快適な範囲はいつだってインフェクシャス・グルーヴスなんだ。いつも言っているんだけど、あのバンドは完全にジャコ・パストリアスにインスパイアされたバンドだ。スレイヤーやスイサイダルと同じようにね。ジャコはインフェクシャス・グルーヴスの鍵となる要因だった。でも多くの人はそれを知らない。多くの人は俺が4回ジャコのプレイを観たことも知らない。

    この映画は素晴らしいよ。俺たちがインタビューしようと思った人の99%はインタビューした。その範囲も広いけど、とてもいいバランスになっている。ゲディー・リーからハービー・ハンコック、ウェイン・ショーター、スティング、ジョニ・ミッチェル、それからジャコの活動初期にコラボしたプロデューサー、ボビー・コロンビーまで出演してもらった。ソニーが映画のサウンドトラックを出す予定だ。そこには最前線で活躍するアーティストが参加している。これは俺がやってきた中で、一番満足している旅路のひとつだ。そしてキミたちのようにジャコに関心を持つ雑誌があるってことがわかって嬉しいよ。


    BassMagazine(2014-09-23)

    コレクターから取り戻したベース「Bass Of Doom」を記念したTシャツもメタリカ公式Tシャツとして売られていましたね。
    bass_of_doom

    これだけ情熱を持って制作された映画、ぜひ日本でも観たいです!(どこか配給頼む!)

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    Boltimore Magazineのインタビューを受けたロバート・トゥルージロ。ロブが自身の音楽ルーツをここまでガッツリ話しているのを紹介するのは初めてな気がするので取り上げてみます。さらにロブがジャコ・パストリアスのドキュメンタリー映画に関わることになった経緯についても語ってくれています。管理人拙訳にて。

    RTbiopic
    撮影:Ross Halfin

    メタリカのベーシスト、ロバート・トゥルージロが今週土曜日(4/19)、サウンドガーデン(訳注:店名)で「Record Store Day」を行う。午後4時から6時にトゥルージロはファンミーティング、サイン会、そして彼がプロデュースを行っているジャコ・パストリアスの公開予定のドキュメンタリーについて話す予定だ。ナイスガイのトゥルージロと、このドキュメンタリー映画、前回のボルチモア訪問、メタリカの2014年の計画について話した。彼の妻、クロエがイベントのために作成したこのポスターもチェックしてほしい。
    jaco_doc

    −ボルチモアについてどう思いますか?

    ボルチモアは大好きだよ。長年に渡って何回も行っているよ。初めて行ったのは1990年で(スイサイダル・テンデンシーズとして)ペインターズミルでライヴをやったんだ。コンサートの場所としては夢のようなところだったよ。そこのパーティーも羽目を外してすごかったね。パンテラとエクソダスもそのショーに出ていたんだけど、終わらない夜って感じだったなぁ。恥ずかしながら、自分はパーティーを抜けて他の人たちの皿から残り物を「Motel 6」(訳注:アメリカのホテルチェーン)に持っていって食べてたよ。

    −あなたは今カリフォルニアにいます。「Record Store Day」のためだけに行っているんですか?それとも何か別の用も?

    いや「Record Store Day」のためだけなんだ。みんな、サウンドガーデンは素晴らしいレコード店だって俺に言うんだ。(店のオーナーの)ブライアンは素晴らしい人だよ。とんでもない一週間だよ。先週金曜日に食道裂孔ヘルニアの手術を受けたんだ。ありがたいことに、もうすこぶる良くなってるから大丈夫だけど。本当に新しいスタートって感じだね。今年50歳になるし、2014年は新しい始まりでいっぱいみたいだ。

    −初めてジャコを聴いたのはいつですか?

    ジャコの音楽に対する俺の愛情は、はるか昔に遡る。両親はベートーベンやフラメンコを含むありとあらゆる音楽を俺に与えてくれたんだ。実際、ウチの親父はフラメンコギターを演奏してたし、俺はPファンク、マーヴィン・ゲイ、ストーンズ、レッド・ツェッペリン、もちろんブラック・サバスも聴いてた。初めて行ったコンサートはアイズレー・ブラザーズがフォーラムでやったロサンゼルス公演で、前座はワイルド・チェリーだった。初めて買ったアルバムはサンタナの『天の守護神(原題:Abraxas)』だね。あの当時、アルバムを買うということはただ音楽を手に入れる以上の意味があった。折込みのカバーの絵図について調べたり、レコードと一緒についていたポスターをチェックしたりもした。素晴らしい時間だったね。そうして俺はたくさんいろんなスタイルに没頭していたんだ。

    それで自分がベースとリズムセクションに深く感動したんだと気付いた。親父の友人が俺にベースをくれて1年くらい練習した。それからジャコの最初のLPに出会ったのさ。最初はエディー・ヴァン・ヘイレンの「Eruption」のソロを聴いてるみたいだった。「どうやって弾いているんだ?」ってね。ジャコのベースはユニークなうなり声があった。彼は完璧なテクニックでこのファンキーなスタッカートを弾きこなしていたんだ。それが俺への目覚ましアラームとなったんだ。彼を2回も観れてラッキーだったよ。一度目はウェザーリポート時代に、二度目はワード・オブ・マウス・ビッグ・バンドのときにね。ただ茫然としたよ。彼はみんなに影響を及ぼした。彼はジャズマンとしての一面もあるけど、それ以上のいろんなものを持っている。


    −彼の魅力はスラップ奏法以上のものだと思います。彼はパンクロッカーでさえ称賛するようなアティテュードを持っていましたよね?

    まさしくそのとおりだよ。影響は決して一面的なものじゃないんだ。彼のプレイの仕方から、彼のステージ上での立ち居振る舞い、そのアティテュードやエッジなんかもそうさ。だから多くのロックミュージシャンやメタルの奴らだってジャコのことを尊敬しているんだ。彼はさまざまなタイプの音楽への通り道となって、たくさんの異なる曲を弾いたんだ。例えば、多くの人は彼がイアン・ハンターと一緒にやったことあるなんて知らない。でも彼の「All American Alien Boy」のソロは信じられないくらい素晴らしいよ。彼はあらゆる音を自分のものにできるんだ。そしてそれがちゃんと機能する。

    −今回の映画にはどのように関わっているんですか?

    ジャコの息子のジョニーに会ったんだ。彼は(ロバートが所属していた)スイサイダル・テンデンシーズやインフェクシャス・グルーヴスのファンでね。俺は彼に「世界にキミの親父さんの話をシェアしなきゃ」と言い続けていたんだ。(1987年に35歳でジャコを死に至らしめた)双極性障害で苦しむまでの全ての音楽は、本当に面白くて壮大なんだよ。誰かにそういうことをしてもらいたかったんだけど、まさか自分がそれに関わることになろうとは思わなかった。それでジョニーは少しばかり取り掛かったわけだけど、結局俺はそのなかに混ざって、この映画を少しばかり引き継いだんだ。俺たちは3年半、今だともう4年、これに取り組んでいる。ウェイン・ショーター、ブーツィー・コリンズ、フリー、ゲディー・リー、スティングやジャコのバンドのピーター・アースキンといった面々がキャストに入っている。ジャコが8歳のときの場面とか、それはもうたくさんのお宝がみつかったよ。

    −いつ公開になりますか?

    まだ編集中なんだ。でも、俺たちはPassion Picturesっていう『シュガーマン 奇跡に愛された男(原題:Searching For Sugar Man)』を手がけた製作会社と組んで進行中だ。エキサイティングだよ。11月には公開できるかな。

    (中略)

    −メタリカについてききます。今後のバンドの予定は?

    来月にはヨーロッパへ向かう。そこでオール・リクエスト・ショーをやるんだ。ファンが決めたセットリストを毎晩ね。やりがいがあるね。何でもやるってことになるわけだから。次のアルバムのための新しいネタにも取り組んでいる。だから2014年は間違いなく俺にとって忙しい年になるよう立ち向かっていくって感じだね。


    Boltimore Magazine(2014-04-17)

    さりげなく手術を受けていたことも明かしてくれたロブ。本人的には現在何も問題なさそうで一安心です。カークがFearFestEviL、ロブはジャコ・パストリアスのドキュメンタリーとそれぞれ違う方面で精力的に動いていたようで。

    音楽的ルーツも多彩で自分が知らない名前も出てきましたが、こういう話をきくと何かのきっかけで聴くことになりそうです。

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    メタリカをはじめ様々なロック・ミュージシャンの写真やPVを手がけていることで知られるアントン・コービン。その密着ドキュメンタリー映画『Anton Corbijn Inside Out』。海外で公開中の頃に一度こちらでも取り上げましたが、ついに日本公開が決定しました。

    邦題『アントン・コービン 伝説のロック・フォトグラファーの光と影』で、渋谷イメージ・フォーラムで2013年4月6日(土)よりロードショーで順次全国公開とのこと。
    anton

    予告編(日本版)


    メタリカ出演シーン(海外版)


    映像を見てもおわかりの通り、メタリカの出演シーンは、アントン・コービンがブックレットの写真撮影を行ったルー・リードとの共作『Lulu』制作中の頃。メタリカ&ルー・リード以外にもU2、アーケイド・ファイア、ジョージ・クルーニーなどが登場します。

    ただし、以前取り上げたときも書きましたが、この映画のクラーチェ・クイラインズ監督(オランダの女性監督とのこと)は、「ロックファンは色んなロックスターがスペクタクルのようにしてどんどん登場することに目が奪われるだろうけど、私はただアントンにフォーカスをあてたかっただけ」と語り、コービンをカメラに収めるためU2のボノに"少し退く"ように指示したこともあったとのことなのでメタリカの出演は期待するほどないと思われます(苦笑)。

    先着限定でUK版オリジナルポストカード付き前売鑑賞券があり、前売券はメイジャーwebサイトでも購入できるとのこと。
    https://www.major-j.com/campaign/antoncorbijn-movie.html

    各オフィシャルページ、アカウントもできていたので、合わせてご紹介しておきます。

    ■映画オフィシャルサイト(日本版)
    http://antoncorbijn-movie.jp/

    ■Facebook
    https://www.facebook.com/AntoncorbijnMovie

    ■Twitter
    https://twitter.com/antonfilmjp

    ■渋谷イメージフォーラム
    http://www.imageforum.co.jp/theatre/

    P.S.
    監督の名前(Klaartje Quirijns)の読み方が気になっていたので、少しスッキリしました。

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    写真家アントン・コービンの密着ドキュメンタリー映画にメタリカ出演

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    更新ご無沙汰しております。
    とりこぼしちゃったニュースは後ほどまとめてとりあげることにして、とりあえずこのニュースから。

    以前こちらでも紹介した『グローバル・メタル』やアイアン・メイデンのドキュメンタリー映画『Flight 666』で知られるサム・ダン監督の新作ドキュメンタリー『Metal Evolution』が日本で12月19日に発売予定とのこと。

    metal_evolution

    このドキュメンタリーは2011年にアメリカのケーブルTVチャンネルVH-1で放映されたもの。どんな内容なのかAmazonの説明ページから引用。

    メタル人類学者サム・ダンのライフワーク、世界中のメタル・シーンを掘り下げた空前のスケールで制作されたメタル・ヒストリー。2011年にアメリカのTV局「VH-1」で放映されたシリーズを元にした映像作品。これまで世界各地でロケを行い、数々のアーティストや関係者にインタビューを行ってきたサムだが、新たに20カ国・40都市でロケを敢行。豪華アーティストがメタルの進化を語る空前のスケールのドキュメンタリー。
    予告編の映像を見る限り、メタリカも出演ということで。


    DVDは3枚組、Blu-rayは2枚組という内容てんこ盛りな様相です。

    ■DVD
    メタル・エヴォリューション(3枚組)
    amazon
    hmv_logo

    ■Blu-ray
    メタル・エヴォリューション(2枚組)
    amazon
    hmv_logo

    ちゃんと日本語字幕つくよね。。

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    メタリカが出演する映画、『極悪レミー』が12月から
    順次公開されることをお伝えしましたが、今度は
    年が明けて2011年1月12日にスラッシュ・メタルの
    全貌に迫るドキュメンタリー映画がDVDで発売とのこと。

    タイトルは『スラッシュ・メタル/攻撃とスピードの暴虐史』

    原題は『Get Thrashed: The Story of Thrash Metal』、
    2007年に公開された映画(日本非公開)だそうで、
    すでにYouTubeで予告編がアップされていたのでご紹介。



    若干の安っぽさを感じるのは映像の粗さからかな。。
    でも予告編を観てもおわかりのように相当数の
    ミュージシャンが登場している模様。

    しかも字幕なしならYouTubeにメタリカ編もアップされているっていう。。
    ラーズとカークがインタビューに答えています。


    メタリカ、メガデス、スレイヤー、アンスラックスといった
    スラッシュメタル四天王をはじめ、エクソダス、テスタメント、
    スリップノット、パンテラなどなど登場とのこと。

    今回、日本語字幕付ということで、
    AMAZON、楽天、タワレコ、HMVでも取扱いが始まっています。

    getthrashed
    AMAZON 楽天 タワレコ HMV

    ※掲載写真は日本語版パッケージではありません。

    【追記】
    チラシもらってきました。
    ※注:スキャンがうまくできなくて画像が波打ってます。

    chirasi_front

    chirasi_back

    チラシ裏で少し内容的なことも触れていますね。

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