メタリカ情報局

メタリカを愛してやまないものの、メタリカへの愛の中途半端さ加減をダメだしされたのでこんなブログ作ってみました。

       

    タグ:デイヴ・ロンバード

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    スレイヤーを脱退して現在はフィルム(Philm)として活動しているデイヴ・ロンバードが最近のインタビューで、1986年にメタリカがドラマー交代を考えていたという噂について答えていました。Metal Irelandで行われた、そのインタビューを管理人拙訳にて抜粋してご紹介。

    deelombardo

    俺はスレイヤーについてこれ以上議論するつもりはないよ。

    −それはちゃんとわかっています。週末に放送されたVH1の「Metal Show」を観ました。そこで全てのことが網羅されていたと思います。(そのTV番組のなかでデイヴはスレイヤーへの復帰について、「状況」が整えばありえない話ではないとほのめかしていた。)

    いいね。そう、その通りだ。もう(スレイヤーについてのことを)並び立てるようなことはない。

    −それはクールです。新たに言うべきこともないでしょう。

    ジェフ(・ハンネマン)についてもそうだし、スレイヤーについてもそうだ。全体として・・・歴史があるし、みんなが歴史について知りたいと思う、それはいいんだ。でも俺がタブーな問題を話す時には、そういったことをクローゼットにしまって片付ける必要がある。

    (中略)

    −マイク・パットンがフェイス・ノー・モアに再び関与しているなか、ファントマスについては先送りになっていたりするんでしょうか?

    俺は息を凝らして待っていることは何もないよ。マイクは(フェイス・ノー・モアとして)あちこちでショーをする可能性があるなら、明らかにその活動に占有されるからね。でも今のところ、フィルムが俺の優先事項だ。他のミュージシャンのことを待ってられない。自分がやりたいことをやりたいし、これが俺が焦点を当てていることなんだ。

    (中略)

    −今日はお話ありがとうございました。本当に感謝します。前回からすぐにMetal Irelandに戻っていただいて感謝しています。我々が立ち去る前に、よろしければ、少しだけスレイヤーの質問をしても構わないですか?

    あぁ大丈夫だよ。

    −聞こうとしていたことの多くは、週末のVH1でエディー・トランクに網羅されてしまいましたが・・・2002年にスレイヤーに復帰して、彼らはあなた不在でいくつかのアルバムをレコーディングしてきたわけですが、こういった楽曲を演奏することについてどう感じましたか?

    ノーコメント。

    −ジェフの悲劇的な死に際して、ケリーは「通常通り営業中」のような声明を出して、ハイネケン・スタイルのハンネマンのステージ幕を使っていましたが、状況を考えたら悪趣味かもしれないとは思いませんでしたか?

    俺には関わりのないことだ。俺なりの意見はあるが、俺自身のなかに留めておくよ。

    −どんなバンドにも黄金時代があり、スレイヤーにとっては(デイヴが参加した)最初の5枚だと思うのですが・・・

    そうだね、同意するよ。でも『World Painted Blood』も本当に大好きなんだ。

    −一番お気に入りのアルバムと言っていましたね。

    あぁ、ジェフが実際に参加して制作において大きな役割を果たした最後のアルバムだからね。彼はたくさんの曲に関わっていたけど、あれは本当に大好きだね。

    −アンスラックスのスコット・イアンが最近、自身の本で1986年のある時期、メタリカがクリフ・バートンの死の前にラーズ・ウルリッヒを交代させようとしていたと言っていました。この件に関して迫ったり、彼の交代についてどこか他の場所で噂されていたりしましたか?当時、あなたがスレイヤーから一度脱退した頃と時期がぴったりなのですが。

    俺にとってはこれまで聞いたことのないニュースだった。彼らがラーズを追い出そうとしていたなんて聞いたことがないよ。

    −スコット・イアンによって発表される前に出されたメタリカの伝記本にも書かれていました。少し推測が入っているかもしれませんが・・・

    当時(メタリカに加入する)そんな可能性があったかって?いいや。86年はガル(・サミュエルソン)に入れ替わってメガデスに加入しようとしていた。86年のある時期に彼ら全員に会った。でも彼らはドラッグの深みにハマっていて、俺は全くハマってなかった。彼らは皆、健康そうには見えなかった。ひどい状態に見えたんだ。

    −メガデスは現在ドラマーを探しています。多くのファンがそれを見たいと思っていますよ。でも現実的に彼らと一緒にやる可能性はあるんでしょうか?

    メガデスは独自のスタイルを持っている。俺は自分の音楽と新しいバンドに本当に忙しいんだ。俺はこれまでにこんな電話を受けてきた。「うちのバンドに入らないか?このバンドに入る気はないか?」とね。No、Noだよ。俺は誰かの雇われ人なんかにはなりたくない。俺はただ誰かから給料をもらうんじゃなく、俺がその一部となるものに取り組みたい。アーティストとして発展する役割を果たしたいんだ・・・アーティストであって雇われガンマンじゃない。俺はそういったことは充分満たされているし、そういう自由が必要なんだ。

    Metal Ireland(2015-03-16)

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    2014年11月22日にイタリアで行われたドラム・クリニックに参加したデイヴ・ロンバード。この時の質疑応答でラーズ・ウルリッヒについての質問に答えていたのをBLABBERMOUTH.NETで紹介されていたので管理人拙訳にて。

    lombardoulrichfull

    2004年6月にイギリスのダウンロード・フェスティバルでメタリカのライヴのあいだ、ラーズ・ウルリッヒの代わりに叩いたスラッシュメタルのドラマーの第一人者に、メタリカのメンバーについて一個人としてどう思うか尋ねてみた。

    「あのバンドは大好きだ。彼らはいいヤツらだしね。ジェイムズ、ラーズ、カーク、そしてロバート・・・とてもいいヤツらだよ。本当にいい経験をしたよ。すばらしい時間を過ごしてきた・・・。かなりクレイジーなこともあった・・・それはここじゃ言えないけどね。」

    ラーズ・ウルリッヒの演奏技術が常に疑われていることについてコメントを求められたロンバードはこう答えた。

    「ラーズはいいドラマーだと思うよ。いいアレンジャーだね。彼がアレンジすると・・・ラーズ無しにはメタリカはありえなかった。だから彼がバンドのためにすることに対しては信じなくちゃいけないね。これはとても重要なことなんだけど・・・。バンドでケミストリーがある時というのは4人のメンバーでバンドなんだ。ミュージシャンのあいだで特別な相互作用みたいなケミストリーがある場合、ひとりミュージシャンが出て行けば、同じではなくなる。もしラーズから均衡を奪ってしまえば、同じではなくなってしまうだろう。」


    この時の動画。


    2009年のイギリスの「Rhythm Magazine」ではロンバードはラーズのドラム演奏能力にもう少し批判的だった。2004年のダウンロード・フェスでのメタリカとの共演についていい経験だった、「見ろよ、やったぜ!」と思うほど良かったと語り、こう続けた。「ラーズを見下してはいない。ラーズは素晴らしいし、いいヤツだ。でも、俺の家で1週間過ごして、ドラムを演奏する必要があるな。俺は彼に「違うよラーズ、こうだ!」「落ち着いてリラックスするんだ。コーヒー飲んだら演奏するぞ!」なんてやるだろうね(笑)」

    その数ヵ月後、「もしラーズ・ウルリッヒがこれまでにデイヴ・ロンバードのドラム・レッスンを受けていたら」という米ラウド/メタル系サイトNoisecreepからの質問に対して「おいおい、彼は受けないよそんなの(笑)あぁ、あれは全部冗談だよ。ちょっと楽しんだだけさ。」と答え、さらに「もちろん、ダウンロード・フェスについて訊いてくる人もいる。「彼にどうやったか見せてやれよ。」って感じでね。そんなこと必要ないのさ。彼は素晴らしい。でもそういう類の競争意識、楽しい競争意識がいつもあるのさ。」と語った。

    ラーズ・ウルリッヒは2004年のダウンロード・フェスに不参加だったことについてツアーの過密スケジュールによる疲労と、スカイラーとの7年に渡る結婚生活の破綻によるものだったと語った。2005年のインタビューでは「俺が逃した初めてのメタリカのライヴだ。」と語っていた。さらにこう続けた。「地上最も優れたドラマー、デイヴ・ロンバードが自分のバンドで演奏している間、ドイツの病院で横になるなんてやってみたいかい?簡単なことじゃないぜ。」

    BLABBERMOUTH.NETより(2014-11-26)

    デイヴ・ロンバードとラーズ・ウルリッヒとでは求められているドラマー像がそもそも違うので競合しないんじゃないかなぁと管理人は思います(^^;

    そしてきっと今後も話されることはないでしょうけど、「ここじゃ言えない話」がすごい気になります(笑)

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    メタリカがナップスターを訴えた裁判について、デイヴ・ロンバード「ラーズ・ウルリッヒは賢かった」

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    スレイヤーを脱退し、現在はPHILMで活動中のデイヴ・ロンバードのインタビューから。BLABBERMOUTH.NETさんが文字起こししてくれたのでご紹介。

    Dave-Lombardo

    −世界のレコード音楽業界から生み出される収益が減り続けていることに関して

    いつだって難しいよ。音楽業界は、そこでやってくにはたやすい業界じゃない。浮き沈みが激しいしね。変化にも対応しなくちゃならない。これは言っておこう・・・みんなレコード業界とか著作権使用料とかインターネットのダウンロードとかこういうことについて文句を言っている・・・。それはつまり、自分の音楽を売る、あるいは自分の音楽を使って利益を得る他の賢いやり方を見つけなくちゃならないってことだ。それはコマーシャル、テレビあるいは劇場かもしれない。


    −音楽業界衰退の前兆を見ていたかについて

    いいや、わからなかった。でも明らかに何が起きていたかは気付いていた。インターネットとダウンロードが始まった次の年にはナップスターが始まって、権利料の小切手の変化に気付き始めた。だから予告できる何かがあったというより、まさにそれは起きていたんだ。

    −メタリカのドラマー、ラーズ・ウルリッヒが2000年にナップスターを相手取り、違法にバンドの音楽を配布するファイル共有サービスをやめるよう訴えを起こしたのは正しかったかどうかについて

    あぁ、正しかったよ。彼は賢かったね。彼はそれと戦おうとしたんだ。ラーズと彼のチームがやったことは勇敢なことだった。でも残念なことに今でも(違法なダウンロードは)続いている。これについては俺たちが出来ることは何もないんだ。

    −人々が無料で手に入れられるのにレコーディングされた音楽にお金を払うのは気が進まない点について

    時おり、FacebookやTwitterでこんな絵が投稿されるのを見るんだ。その絵には誰かが5ドルでコーヒーを買っているけど、ダウンロードにたった99セントだって払えないってことが描かれているんだ。ひどい話だ。でもそういうことなんだ。それが今の世の中なんだ。それについてクヨクヨしていられない。好きなことをやり続け、前に進まなければならない。でも間違いなく、1つのレコードを出して50万ドルの前払い金を手にする日々はもはや存在しないってことだ。それについて何ができることはない。やらなきゃならないのは、俺が言ったように前に進むってことだ。

    BLABBERMOUTH.NET(2014-11-19)

    インタビュー動画はこちらから(字幕なし)。


    メタリカの場合は自分たちのレーベルを作り、物販もライヴ音源販売もレコード会社から離れて自前で出来るようになっているのが強みになっていますね。このあたりはやはりラーズ主導なのかな。

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    前回、メタリカスレイヤーの話を書いたんですが、
    今回はその続きというか延長といいますか。

    サルベージネタ(過去から引っ張り出したネタの意)
    になってしまうんですが、、、、

    2004年のダウンロード・フェスティバルのヒトコマ。
    ラーズ・ウルリッヒが病院行きとなり、
    代役としてスレイヤーデイヴ・ロンバード
    「Battery」、「The Four Horsemen」を叩きました。

    デイヴ・ロンバードスレイヤーの脱退・再加入を
    繰り返している人物なのでメタリカスレイヤー
    共演というとちょっと違う気もしないではないけど。

    とりあえずその模様を見てもらいましょう。

     

    「The Four Horsemen」

    「Battery」


    個人的に「The Four Horsemen」は
    デイヴが叩いたバージョンの方がタイトに
    まとまっている感じがして好きですねぇ。

    カークのギターが必死についていくところなんかがw

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