メタリカ情報局

メタリカを愛してやまないものの、メタリカへの愛の中途半端さ加減をダメだしされたのでこんなブログ作ってみました。

       

    タグ:デイヴ・ムステイン

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    Metal Hammer誌のサイト、teamrock.comにて、メガデスのデイヴ・ムステインによるメタリカの『Hardwired...To Self-Destruct』のレビューが掲載。そこで2010年から2011年に行われたアンスラックス、メガデス、メタリカ、スレイヤーの4バンドによるBIG4ツアーの再開の可能性についても語っています。管理人拙訳にてご紹介します。

    mustaine_hardwired

    俺はいつもメタリカの才能を高く評価してきた。どんなバンドでも長所と短所がある。個人的には俺がこれまで聴いたことのあるものからすると、ニューアルバムは良いと思う。たくさんの人たちがカーク・ハメットとロバート・トゥルージロが作曲に関与していないことについて話しているのを聞いたよ。でもそれは時にはやむをえないことだ。2人がもっと曲を書いても気に入ったと思う。俺はインフェクシャス・グルーヴスやスイサイダル・テンデンシーズが大好きだし、カークが書いたエクソダスのラインだってずっとお気に入りだからね。でもスタジオにいたらそんなもんだよ。最高の曲が足切りラインを生む。誰もが最高のものを選びたいと思っているんだ。

    作品を批評するとなると、それは(あくまで)個人的なものだ。ある人にとってのゴミが別の人にとっては宝物だったりする。例えば、たくさんの人がリック・ルービンと彼がプロデュースしたものをとても高く評価していることは知っているし、ザ・カルトのようなバンドとやったものは本当にうまくいっていると思う。それを彼がメタルバンドとやった時に同じように置き換わるとは限らない。『Hardwired〜』は、例えば『St. Anger』とはまったく違うレコードだけど、俺にとってはかなり良く聴こえる。今回のレコードを制作するのに8年かかったことを知っているから、みんなが高く評価しているのを嬉しく思うよ。小さなコミュニティだからね、わかるだろ?

    BIG4の全てのバンドがこの1年かそこらで、素晴らしいニューアルバムをリリースしたというのは本当にクールだよ。今、大きな問題はお偉いさんが俺たち4バンドでまたBIG4のツアー日程を組むのを許可するかどうか。俺たちはたくさんの素晴らしいことが進行中で、来年はアジアとアメリカで準備しているものがある。でももしBIG4ツアーが提示されたら、俺たちはたぶんそのために日程を譲るだろう。そっちの方がもっと楽しいし、言わば別のツアーよりも優先するようなイベントだからね。ファンが同じステージで史上最高のヘヴィメタルバンド4組にありつく。そしてそれは孫の代まで伝えられるものなんだ。


    TeamRock.com(2016-12-06)

    BIG4ツアーでアジア巡ってくれてもいいんですよ!

    次々と発売されたBIG4のアルバムはこちら。

    SlayerRepentless
    Slayer『Repentless』

    2015年9月11日発売

    MegadethDystopia
    Megadeth『Dystopia』

    2016年1月22日発売

    AnthraxForAllKings
    Anthrax『For All Kings』

    2016年2月26日発売

    newalbum_artwork
    Metallica『Hardwired...To Self-Destruct』

    2016年11月18日発売

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    THE BIG FOURの特設サイトを作りました。
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    カーク・ハメットがメタリカと元メンバーであるデイヴ・ムステインとの関係について語り、その発言にムステイン本人が反応という出来事。まずはBARKSさんの記事で経緯を転載。

    hammett_mustaine

    ポッドキャスト『World Of Wheeler』に出演したハメットは、ムステインとメタリカの現在の関係を問われ、こう答えた。「デイヴのことは、俺はデイヴとの間に問題を抱えたことはない。俺はずっとデイヴのことを、メタリカとの状態についてものすごい悲しみ、そして怒りやフラストレーションを感じてきた人だと思っていた。彼はそれらを解き放つことができなかった。俺はいつだって彼に多くの共感や、彼が怒っていることに理解を示してきた。生涯の女性が去っていったのに等しい。バンドから追い出されたってことはさ…。俺は追い出されたことはないが、それがひどい体験だっていうのは想像できる。とくに、ものすごく情熱を持っていたバンドだったら。だから、俺はデイヴの窮状が理解できる」

    「でも、こうも言っておくよ。俺らがフィルモアで30周年記念公演(2011年12月)をやったとき、『Kill ‘Em All』の曲を一緒にプレイしようとデイヴを誘い、彼との共演はものすごくよかった。デイヴがギター・ソロをプレイする間、俺はジェイムスのところへ行き、彼とリズムのパートをプレイした。俺はそれに全く問題なかった。それに、俺はデイヴの顔や態度から、これが彼にとってスーパー・デトックスになっているのが見て取れた。彼の助けになっていることがわかったよ。それに、あれ以降、デイヴと俺らの関係はちょっと良くなった。俺は、癒える必要のあった傷が癒えたんじゃないかと思いたい」

    この発言を知ったムステインは日曜日(12月4日)、こうツイートした「俺は、@KirkHammettをものすごくリスペクトしているし、彼の見解に感謝している。彼はほとんど100%正しい…九分通りだ。彼の幸運を祈る」
    mustaine_comment_kirk

    BARKS(2016-12-05)

    ほとんど(almost)というのがちょっと引っかかるなぁと思っていたら、大佐は上記のツイート前にこんなツイートをした後、数分後に削除していた模様。

    mustaine_comment_kirk2
    これでカークがどう言っているのかわからないけど、もし俺がMetallicaから解き放たれることができないなんてことを言っていたとしたら、とても悲しいことに誰かが間違っているね。

    RockFeed(2016-12-04)
    カークの発言を確認する前にツイートしていますが、おそらくフィルモアのずっと前からメタリカに対する悪感情やこだわりはないということを言いたかったのかもしれません。

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    2016年11月11日(金)に両国国技館で日本初開催となる「CLASSIC ROCK AWARDS 2016」。すでにカーク・ハメットが出演することをお伝えしていましたが、このイベントの司会にメガデスのデイヴ・ムステインと歌舞伎俳優の尾上松也に決定したとのこと。

    以下、プレスリリースを抜粋。
    KLab Entertainment株式会社、TeamRock共同開催、2016年11月11日(金)に日本初開催される「CLASSIC ROCK AWARDS 2016 + LIVE PERFORMANCE / クラシックロックアワード2016 + ライヴパフォーマンス」の司会が決定しました。
    決定したのは、歌舞伎俳優の尾上松也と「メガデス」のギタリスト/ヴォーカリスト デイヴ・ムステイン。

    司会就任に伴い尾上松也は、
    「今回、歌舞伎の舞台ではなくライヴステージで司会という大役を勤めさせていただく事になりました。緊張はしていますが、ロックを愛する1人として大変楽しみにしています。」
    とコメントしています。

    201610261414_1

    klab.com(2016-10-26)

    カーク・ハメットとデイヴ・ムステインの2ショットなんて拝めたりするんでしょうか??

    公演概要も転載。
    「THE CLASSIC ROCK AWARDS 2016 + LIVE PERFORMANCE」
    日本語表記:クラシックロックアワード2016 + ライヴパフォーマンス

    201610070075_ex

    司会:
    尾上松也、デイヴ・ムステイン(メガデス)

    出演アーティスト(順不同):
    ジェフ・ベック、ジミー・ペイジ、チープ・トリック、カーク・ハメット(メタリカ)、ジョー・エリオット、フィル・コリン(デフ・レパード)、リッチー・サンボラ、オリアンティ、スロット・マシーン、サラ・ヘロニモ、バンブー、バンド‐メイド、テスラ、

    ジェフ・ベック スペシャルバンド
    Gt:ディーン・ディレオ(ストーン・テンプル・パイロッツ)
    Ba:ロバート・ディレオ(ストーン・テンプル・パイロッツ)
    Gt:トミー・ヘンリクセン(ハリウッド・ヴァンパイアーズ、アリス・クーパー)
    Dr:レイ・ルジアー(コーン)

    日時:2016年11月11日(金)
    会場:東京・両国国技館
    時間:17:00開場 18:00開演

    PSP(パーソナル・スポンサーシップ・パッケージ) 、PVIP(プラチナ・VIPパッケージ)購入者スケジュール

    15:30 両国国技館 正面入り口集合
    16:20~16:40 サウンドチェックのご鑑賞(PSP/PVIP)
    16:45~17:45 カクテルレセプション(PSP)

    ※受付の際、身分証明書の提示必要
    ※アーティストの都合により、スケジュールが一部変更になる場合あり

    【数量限定チケット】
    パーソナル・スポンサーシップ・パッケージ 300,000円(税込)
    プラチナ・VIPパッケージ          150,000円(税込)
    ゴールド・VIPパッケージ            60,000円(税込)
    スペシャル・ボックス           250,000円(税込)

    【一般チケット】
    一般席A 18,000円(税込)残りわずか!!

    チケット一般発売中!
    イープラス
    http://eplus.jp/cra2016/
    ローソンチケット
    http://l-tike.com/classicrockawards/
    チケットぴあ
    http://w.pia.jp/t/classicrockawards/
    チケットビス
    http://www.ticketbis.com/en/classic-rock-awards-2016-tokyo-tickets/ev104692

    Classic Rock Awards 2016 オフィシャルサイト
    http://classicrockawards.jp/

    klab.com(2016-10-26)
    メガデスは今年新譜を出したばかりで、メタリカもこれから新譜を出すという時期での両者の来日。それぞれ自らプロデュースする製品のプロモーションを行ったりするのかもとあれやこれや考えてしまいます。

    kirk_dave_promo

    【追記】
    カーク・ハメットの来日が中止になりました。詳しくはこちらをどうぞ。
    クラシックロックアワード2016、カーク・ハメット来日中止のお知らせ

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    メガデスのデイヴ・ムステインが、アメリカのデンバー州のニュースサイト「Westword」のインタビュー取材を受け、メタリカに関する質問に答えていました。管理人の抜粋拙訳にてご紹介。

    megadeth_2015_pressshot

    −メタリカとの不和について

    メタリカとうまくいかなかったことはこれまでたくさん振り返ってきた。みんなはその確執のところばかり拾ってくるけど、そんな人たちだって何で2つに別れることになったか知らないんだ。俺はメタリカファンに対して何の敵対心も持っていない。俺は両バンドにいたわけだし、ラーズだってジェイムズだって好きだし、みんなが言ってるのとは真逆で、カークはいいギタリストだと思っているんだ。そりゃ苦々しく思っていた当初は、まぁ、クソみたいなことがあちこちであった。彼らは俺を解雇したことを正当化していたし、俺は俺で彼らが間違っていると言っていた。それが何度も何度も繰り返されて長期化していたんだ。それはもう一段落ついたし、あいつらに何の文句もないよ。俺たちは2つの全く違うバンドをやっているんだから。

    −新譜『Dystopia』に対する高評価をどう感じるか

    俺は完璧主義者なんだ。いくつかの点で不満はある。俺はそういうヤツなんだ。俺が大学にいて教授から1章と2章と4章を読んでおくように言われたら、俺は何かを見落としちまうんじゃないかと思って3章を読まずにはいられない。俺は物事に対して超几帳面なのさ。そのことが俺の周りのたくさんの人をクレイジーにさせてきたかもしれないなって思うよ。俺と働いてきた人たちはみんな、自分たちの傷が癒えてからちょっと時が経つと、いつもコロッと意見を変えて「俺たちは良い時間を過ごしたし、たくさんのことを学んだ」ってなるんだ。

    −これまでのキャリアを振り返って

    いつも時の試練に耐えられるようにと願っているよ。アスリートでない限り、動けなくなったり死んだりするまでは意気揚々としていたいね。これには全く違ったタイプの戦いがある。運動能力が全部身体的なものであるのに対して、音楽業界はそれだけじゃない、たくさんのメタルな物事の組み合わせでもあるんだ。みんなが好き好むわけではないものを創り上げて好きにさせなきゃならない。俺が最初に始めた時は、それが恐ろしいことだった。大変だったし、手は痛めるし、俺がこれまでやってきたことを誰もが好むだろうなんて思ったこともない。俺が書いたものを好きな人がいるってことにはいまだに驚かされるよ。戯言に聞こえるかもしれないけど、本当のことだ。みんなが新譜のことを大好きだと俺に伝えてくれるけど、俺ははにかんでしまうよ。

    −度重なるメガデスのメンバーチェンジについて

    みんな、やめたり、解雇されたりだ。(バンドは)生きている組織だからね。調整していかなければならない。クリス(・アドラー)とキコ(・ルーレイロ)はバンドに新風をもたらしてくれた。バンドメンバーとしてキコがいてくれるのは素晴らしいことだ。ドラムについてはまだ流動的だけど、俺たちはうまく回っていると思う。クリスが可能な限り俺たちと一緒に演りたいと思ってくれているし、彼が出来ない時は代わりのヤツを推薦してくれるからね。

    Westword(2016-02-17)

    新譜に対する反響も上々でノリにノっている大佐。メガデスとしても全米を皮切りに8月までツアーの予定が発表されています。メタリカも新譜完成の暁には、本格的な活動をガンガンしてほしいところです。

    megadethdystopia
    Dystopia / Megadeth


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    先日ニューアルバム『Dystopia』をリリースしたメガデス。新作リリースに関連してインタビューを受けたデイヴ・ムステインがメタリカ在籍時に書いたお気に入りの楽曲など、興味深い質問に答えていました。気になった質問をかいつまんで管理人拙訳にてご紹介。

    2016_DaveMustaine

    ―(先日亡くなったモーターヘッドの)レミー・キルミスターに関するクールな思い出はありますか?

    山ほどあるよ。お気に入りのヤツは俺たちがフェスティバルに参加した時のことだ。たしかヨーロッパかどこかを廻っていたんだと思う。レミーは、第二次世界大戦の記念品をいくつか手に入れていて、それを俺にひどく見せたがっていたんだ。このことを見ることがどれだけ重要か気付くまで、俺はレミーとどれだけ近しかったか気付かなかったよ。「マジかよ、この人、俺のこと本当に気に入ってくれてるな」ってね。俺たちはそのブツを見るためにバスの後ろに行ってさ。俺たちみんなが子供だった時に持っていた、何か自分たちにとってクソ大事なものを手にした時のような若々しい興奮を俺はそこで見たんだ。

    ―1983年のメタリカのデビューアルバム『Kill 'Em All』にはあなたの名前も共作者として載っている4曲が収録されていますが、どの曲がお気に入りですか?

    俺のお気に入り?ふーん。面白いね。良い質問だ。知っての通り、俺は「Phantom Lord」と「Metal Militia」が好きでね。とても面白い曲だから。でもキミが俺の書いたメタリカの曲のお気に入りを尋ねているなら、たぶん「The Call Of Ktulu」(『Ride The Lightning』収録曲)だろうね。曲だけで成り立っている。言葉(歌詞)無しで成立しうる曲、それ自体が重大な声明なんだ。

    ―デイヴィッド・エレフソンとの初めての出会いは、あなたが住んでいたハリウッドのアパートの階下で、彼がヴァン・ヘイレンの「Runnin' with the Devil」のベースラインを弾いていたというのは本当ですか?

    俺は二日酔いだった。そしたらボン、ボン、ボン、ボンってこうさ。「静かにしやがれ!」って言ったらしばらくやめていたけど、また始めやがった。俺は植木鉢を窓からヤツのエアコンの室外機に向かって投げたんだ。その後知っての通り、ヤツはドアをノックしてきて、数分後にはビールを買ってお友達ってわけだ。

    ―「Peace Sells」のベースラインをレコーディングではあなたが弾いていたのですか?

    俺がベースラインを書いたが、弾いたのはエレフソンだ。

    ―振り返ると、あなたとスラッシュはよく連れ立って飲みに行ってギターリフを書いていましたね。ある時点であなた方2人は彼がメガデスに加入することについて話したことはないんですか?

    したよ。実際その話は俺ってよりはデイヴィッド・エレフソンとスラッシュの間で話し合われていた。デイヴはそれについての話ができる一人だ。俺はその場にいたが、その会話を始めたのは俺じゃないんだ。アイツらは当時スラッシュと俺よりもずっとずーっと親しかった。俺たちはメチャクチャ親しかったけど、デイヴとスラッシュは本当に親密だったよ。


    ―いつも疑問に思っていたのですが、1983年にメタリカと別れてニューヨークからカリフォルニアまでバスに乗って戻った時、バスの中でどう過ごしていたのですか?

    窓の外を見ていたね、ほとんど。耐えがたい苦痛だったよ…なぜなら、思い出すわけだ。俺はヤツらと一緒に住んでいた。それが仕事も無し、収入も無し、金も無しだ。ヤツらは金無しで俺をバスに押し込んだ。だから食べ物を買う金も無い。何も無しだ。バスに乗って飲まず食わずの4日間の旅行だよ。そんなわけであの旅路は4日間の地獄だった。物乞いの仕方を学んだよ。バスで夜通し眠れるように酒を買ってもらうやり方とかね(笑)。

    バス・ステーションでバスが止まって別の運転手を待って神にただ祈っている時、接続のあいだとかそんなクソみたいことで寝ていないんだ。人生でそれ以前にそんなことは全くなかったからね。何をするのもどこへ行くのも違うのさ。もし金があればね。金が問題の全てのカギだった。でも電話すらできなかったら?もうメチャクチャだよ。


    LA Weekly(2016-01-18)

    何回聞いても、エレフソンとの出会いエピソードは笑えます。レミーとのエピソードやスラッシュのメガデス加入の可能性など初めて知ることも多いインタビューでした。

    megadethdystopia
    Dystopia / Megadeth


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    「デイヴ・ムステイン回顧録」インタビューの前置き。
    デイヴ・ムステイン、メタリカを語る。

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    2015年11月11日、元モーターヘッドのドラマー、フィルシー“アニマル”テイラーが亡くなりました。享年61歳。モーターヘッドのレミー・キルミスターをはじめ、オジー・オズボーンらが追悼メッセージを掲載しています。メタリカもバンド公式Facebookページで追悼メッセージを掲載しました。一部を管理人拙訳にてご紹介します。

    レミー・キルミスター(訃報をきいた直後)
    「フィルシー・・・彼はかつてアルバムで「ひるむな」と叫んだ・・・たくさんの若者にパンク/メタルのヘアスタイルをぶちあげた・・・激情と集中力でもってドラムをプレイした・・・ときにみんなを「バカヤロー」と呼ぶのが好きだった・・・。友人であり、ロマンあふれるダービシャー州の男、安らかに・・・たくさんの愛とともに・・・。」
    Philthy Animal
    facebookより

    レミー・キルミスター(前コメントの翌日)
    「ハロー、モーターヘッドのレミーだ。昨日最高の友人を亡くした現在、とても悲しく実際のところショックだ。彼を失って寂しいよ。彼の名前はフィル・テイラー、またの名はフィルシー・アニマル。彼は俺たちのキャリアのなかで二度ドラマーを務めた。今、彼が亡くなって、彼のような人間が亡くなり、ジョージ・ブッシュが生きたままだなんて本当に腹が立つ。そんな物思いにふけっていた。俺たちはまだ元気にやっている。最初はワーゼル(訳注:2011年7月に亡くなった元モーターヘッドのギタリスト)、そして今フィルシーだ。残念でならない。ロックンロール・ビジネスは人の命にとっては良くないものかもしれないな。まぁしかたがない。」
    facebookより

    エディー・クラーク(フィルシーと同時期にモーターヘッドに在籍)
    「俺の親愛なる友人であり兄弟が昨晩逝ってしまった。彼はしばらく病気だったが、それを知っていたからといってその時がついに来てしまうなんて容易に受け入れられない。フィルのことは彼が21歳のときから知っていた。彼はどえらいヤツだった。幸いなことに俺たちは一緒に素晴らしい音楽を作り、一緒に過ごしたかけがえのない思い出がたくさんたくさんある。安らかにフィル!」

    facebookより

    オジー・オズボーン
    「フィル“フィルシー・アニマル”テイラーの訃報を聞いたところだ。本当にひどい喪失だ。彼は素晴らしい友人であり、素晴らしいドラマーであり、素晴らしい男だった。彼は心から惜しまれることだろう。今日は俺にとって本当に悲しい日だ。安らかに。そしてアイツにはまだ俺にベガスで500ドルの貸しがあるんだ。」
    facebookより

    メタリカ
    「フィル“フィルシー・アニマル”テイラー安らかに。あなたは俺たちに言葉を超えた影響を与えてくれた。」
    Philthy Animal
    facebookより

    デイヴ・ムステイン
    「フィル“フィルシー・アニマル”テイラーの訃報を聞いて本当に悲しい。ご家族に哀悼の意を。フィル安らかに。」
    twitterより

    スラッシュ
    「フィル“フィルシー・アニマル”テイラーを失うなんて悲しい悲しいニュースだ。ロックンロールで最高のドラマーの一人だ。フィル安らかに。寂しくなるよ。本当に。」
    twitterより

    マイク・ポートノイ
    「フィルシー・アニマル・テイラー安らかに・・・モーターヘッドの「Overkill」は俺がこれまで練習してきたなかで最初のツー・バスの曲のひとつだった。彼に捧ぐ。」

    twitterより

    チャーリー・ベナンテ
    「大好きなドラマーの一人がもうこの世にいないと耳にしたばかりだ。フィルシー“アニマル”テイラー、多大なる影響力だった。モーターヘッドに愛を。悲しいよ。」
    twitterより

    フランク・ベロ
    「フィルシー・アニマル・テイラー安らかに・・・」
    twitterより

    ディー・スナイダー
    「とてつもない喪失だ!」
    twitterより

    ご冥福をお祈りします。

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    ツイッターで続々とファンの質問に答えているメガデスのデイヴ・ムステイン。
    Mustaine_Twitter

    そんなデイヴ・ムステインが30年以上前に自身を解雇したメタリカから復帰の誘いが来たらどうするか、自身のツイッターアカウントで回答しました。(以下、管理人拙訳)

    davemustainemethonoredtweet
    質問「ジェイムズにメタリカ復帰を誘われたらどうする?」
    大佐「光栄だけど、加入はしないよ」

    Twitter(2015-08-20)

    またクリフ・バートンに関する質問にも答えています。

    davemustainemisshimtweet
    質問「クリフ・バートンを恋しく思うことある?」
    大佐「みんなクリフ・バートンを恋しいと思うよ。兄弟よ安らかに。」

    Twitter(2015-08-21)

    以前にデイヴはジェイムズ、ラーズ、ジュニア(デイヴィッド・エレフソン)とスーパーグループを組みたいと発言して波紋を呼んでいましたが(関連記事参照)、今は両者の関係が落ち着いているのを感じます。

    【追記】
    続きがありました。
    http://nme-jp.com/news/3977/

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    米サイトLoudwireによる「Wikipediaに書いてあることがウソかホントか確かめる」という企画インタビューのなかで、ケリー・キングが若き日のデイヴ・ムステインとの思い出について語っています。メタリカに関する言及はほとんどないですが(苦笑)、BLABBERMOUTH.NETさんによる文字起こしを管理人拙訳にてご紹介。

    kerry-king_slayer

    −メガデス活動初期にセカンド・ギタリストとして参加していたことについて(メガデスの最初の5公演に参加)

    俺はラッキーな人間だよ。カーク・ハメットに悪気があるわけじゃないんだけど、カークは俺の素晴らしい友人だからね。でも、ムステインのいるメタリカを観られてラッキーだった。こんなこと言えることがレアだからね。彼らが(ロサンゼルスの)Woodstockで演っていたのを観て、ムステインに惹きつけられた。彼はどこからかで見つけてきたやり方でギターを弾いていた。俺は今の今だってあんなことできやしない。だから彼のギター奏法にはただただぶっ飛んだ。それと気がついたんだ。あれはB.C.リッチのギターだとね。俺たちみんな、当時はB.C.リッチのギターで演奏していたから・・・。俺が思うにあれはデイヴが俺に(メガデスで)演るかどうか尋ねてきた時に観たものだった。

    結局、俺は・・・「これはとんでもない学習環境だ」と思ったんだ。みんなが俺を観て、スレイヤーの俺を知ることになるとも思った。つまり、俺たちだけがベイエリアに行って、そこで激しく盛り上げていたから。人が俺を観たら、少なくとも「スレイヤーだ」と思うはずだとね。スレイヤーを念頭に置いたベストの意図を持っていたわけ。だから俺が出向いて「メガデスに入りたい」と言ったわけじゃないんだ。誰がメガデスに数時間以上いられるか俺にはわからないね。あいつはクレイジーだから。


    −メガデス活動初期のデイヴ・ムステインとの最悪のエピソードはあるかについて

    彼は当時クールだったよ。大量のドラッグ、そして今日の彼の人間形成を支援する可笑しなカリキュラムがそれからあったんだろう。でも当時はいい時代だったよ。スレイヤーで演った会場全てで演奏してさ・・・なんというか・・・違う音楽を演奏するわけだ。彼のは明らかにもっと・・・「複雑」とは言わないけど、俺たちも複雑なパートはやっているから。でもただ・・・彼は俺とはまったく違う奥行きでリフを書くんだ・・・。彼と何ヶ月も一緒に弾いてきた後でさえ、それでもやっぱり・・・俺はあんな風にはしないだろう。俺のスタイルじゃないんだ。

    BLABBERMOUTH.NET(2015-04-22)

    インタビュー動画を見てみると、スレイヤー結成過程のなかでもメタリカの結成過程と同じく地元誌「Recycler」の広告が使われていたことも語られていました。デイヴのことをクレイジーと言っているのは賛辞と冗談が入り混じったニュアンスに見えます。


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