メタリカ情報局

メタリカを愛してやまないものの、メタリカへの愛の中途半端さ加減をダメだしされたのでこんなブログ作ってみました。

       

    タグ:クリス・ジェリコ

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    プロレスラー、ミュージシャン、俳優などマルチな活動を行っているクリス・ジェリコのPodcast「Talk Is Jericho」にてラーズ・ウルリッヒがクリフ・バートンとのエピソードを語っています。GuitarWorldさんの文字起こしを管理人拙訳にてご紹介。

    Lars_Jericho

    『Kill 'Em All』と『Ride The Lightning』の違いに耳を傾けると、明らかに大きなものがある・・・"パレット"が広げられたね。

    それまでハーモニーやメロディーを試してみたことはなかったんだ・・・「For Whom The Bell Tolls」でのメロディー、「Fade To Black」でのとてもメロディアスなアウトロ、そういったものは全部クリフが持ち込んだものなんだよ。「Fight Fire with Fire」のイントロも大体は彼のアイデアだ。全ては彼が持っていたクラシックの素養から来ているものだね。

    彼はクラシック音楽を学んでいたし、バッハやベートーベン、チャイコフスキーについてじっくり話すことができた。1981年にジェイムズ・ヘットフィールドと俺はクラシックな試みについて多くを語るなんてことはしなかった。わかるでしょ?(笑)俺たちはもうちょっと狭いモノの見方をしていた。クリフは、(音楽的な)エネルギーや攻撃性が大好きだったけど、アイアン・メイデンの大ファンではなかったと思う。覚えているのは、当初、バスでツアーを廻り始めた頃に俺はメイデンか何かの曲を流していたんだ。彼がヘドバンするために自分の席から出てくるなんてことはなかったよ(笑)。

    俺がメイデンとかダイアモンドヘッドの曲を流すと、彼は(ZZトップの)『Rio Grande Mud』とか『Deguello(皆殺しの挽歌)』とか俺が聴いたことのないイエスのアルバムとかを流していた。俺は「ん?」って感じだったよ。座ったまま、ジェスロ・タルとか流し続けたり・・・彼が大好きだったバンドのひとつがポリスだった。彼はいつもポリスの曲を流していたんだ。

    彼のネットワークは本当に広くて、メタルバンドにいたらこうあるべきみたいなものには捉われていなかった。明らかにジェイムズと俺は当時、そういうものから卒業できていなかったんだ。

    クリフが残したものって、当時一番音楽的に変化のあったものなんだよ。「クリフだったらこれをしなかった、あれをしなかった」なんて言う人もいるけど、会話のできる相手じゃないね。そんなことは俺たちだってわからないんだから。「Enter Sandman」で考えてみれば、あれは素晴らしいリフだし、(ジェイソン・)ニューステッドと一緒にたくさんのことを試して、何て言うか、ずっと8分音符で打ち鳴らしている。それがあの曲でうまくいっているんだ!クリフが「チクショー!俺はあんなことやらないぞ!」なんて言ったとは思わない。彼のやったことは、曲にとって何がベストなのかってことだったからね。


    GuitarWorld(2017-01-06)
    インタビューでのフル音声はこちらから。


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    メタル大好きなプロレスラー、クリス・ジェリコのPodCast番組「Talk Is Jericho」でのロバート・トゥルージロへのインタビュー。BLABBERMOUTH.NETさんの文字起こしを管理人拙訳にてご紹介。

    robert

    −『Death Magnetic』に続く新譜制作状況について

    素晴らしい時間を過ごしているよ。いい感じなんだ。知っての通り、俺たちはまだ制作中だ。(アルバムができるまで)もう少しかかるだろうね。でもいずれ来る。それは素晴らしいことだ。俺たちが頑張っていることは隠すまでもないことだね。

    −メタリカの楽曲制作過程について

    基本的には、少しずつ一歩一歩、ジャムセッションをしていくんだ。ジャムって、これだっていう感触を得る。ジャムセッションが中心で、そこからマジックが起きるし、それが俺たちがやっていることなんだ。


    −メタリカの楽曲制作に関する自身の役割について

    バンドに加入した頃、彼らは俺に大いに敬意をもってくれていた。俺はもちろん過去に何回もこういうことをやってきた。それに俺が一緒に仕事をしてきた人たち(が素晴らしい)ってことでも経歴は申し分ないって彼らは俺を信頼してくれている。その信頼は、知っての通り、ミュージシャンとして、自分たちのバンドとして、彼らがしようとすること、兄弟を信頼する、それから一緒に取り組むんだ。つまり何かがしっくりこないと、そのことをあらゆることで口にする。それがドラムパートであろうが、ギターであろうがね。そういうことさ。チームなんだ。

    −『Death Magnetic』の音質に関する論議がファンから起きたにも関わらず、トゥルージロはプロデューサーのリック・ルービンと『Death Magnetic』でのメタリカとのコラボについて懐かしがって振り返る

    リックは、俺たちが今やっていることを行なう上でとても大きな助けとなってくれた。ほんの少しの助力だろうが、大きな助力だろうが、どう考えようとも、大局的には全てにおいて重要だった。それに彼は本当に俺たちにとって大きな存在だったんだ。『Death Magnetic』においては、俺が思うに・・・俺にとっては、バンドに加入して初めて臨むアルバムで、共同作業が可能なのかという意味を持っていた・・・俺にとっては少なくとも未来への出発点として創造的に行なうことができたんだ。あれはそれだけ重要なアルバムだったし、彼にも俺にもあの時点でチームに加入するってことだったんだ・・・それ以来、俺たちはたくさんのことをやってきて、バンドになったという意味があった。それから俺はいつも思うのは、そう、『Death Magnetic』はその出発点として位置しているんだ。それ以前、つまり『St. Anger』だけど、俺はあのなかでプレイしていない。そこに創造的には関わっていなかった。でも『Death Magnetic』以後は、ブラックアルバム完全再現をやったし、『Ride The Lightning』や『Kill 'Em All』さえもやった。有名じゃない、バンドがライヴでこれまでやったことのないディープな曲を採用して、それを演奏する。それからもう一度やってみる。そんなことが次の段階へ足を踏み入れて創造的になるのを助けてくれるんだ。すべて繋がっているんだよ。


    BLABBERMOUTH.NETより(2015-11-18)

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    まずはメタリカのオフィシャルサイトより、管理人拙訳にてどうぞ。

    わぁお・・・「永年功労賞」だって?俺たちがそれに値するって?とまぁ、リヴォルバー・マガジンで友人に繰り返し言うよ。カリフォルニア州ロサンゼルスのクラブ・ノキアで5月2日(木)に行われる、第5回ゴールデン・ゴッズ・アワードで「ロニー・ジェイムス・ディオ永年功労賞」の受賞者となることを大変栄誉に思うよ。かつての受賞者であるラッシュ、レミー・キルミスター、オジー・オズボーン、そしてモトリー・クルーとともに信じられないような一流会社へ仲間入りしようとしているんだ。

    今回、このクリス・ジェリコが司会をするアメリカで唯一のハード・ロック・アワードのショーは、北米ではAXSテレビで、世界的にはXbox LIVEとFacebookを通じて初めて放送される予定なんだ。俺たちは何曲かライヴを行う予定だよ。アンスラックス、ファイブ・フィンガー・デス・パンチ、ストーン・サワー、デリンジャー・エスケイプ・プランなどを含む多くのツアー仲間たちと一緒にね。ロブ・ゾンビとトニー・アイオミはそれぞれ自身の賞・・・つまり「ゴールデン・ゴッド」「リフ爵位」を受け取るために出席する。

    ファンはどこでも、その日に発表されるいくつかの賞でお気に入りに投票することができる。投票はGoldenGodsAwards.comで現在行われており、4月15日が締め切りだよ。(後略)

    GG

    Metallica.com(2013-01-30)

    というわけで2013年5月2日にライヴ放送が行われるということで。
    そもそもXbox LIVEがなんたるかをわかっていないというありさまの管理人ですが、おそらくここに登録すればよいのかしら?
    http://www.xbox.com/ja-JP/live/entertainment

    ライヴのチケットはこちらから。(現地時間2月4日午前10:00から)
    http://www.axs.com/venues/101912/club-nokia-los-angeles-tickets

    さらなる情報は下記からどうぞとのこと。
    http://www.revolvermag.com/goldengods/
    http://www.facebook.com/goldengodsawards

    ・・・ちなみに司会を行うというクリス・ジェリコは日本語も話せる親日家のプロレスラーで、大のヘヴィ・メタル好きなイケメンメタラーです。
    jericho

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    メタリカ、クラシック・ロック・アワーズ2008受賞。

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