『Ride The Lightning』から『...And Justice For All』までメタリカのアルバム制作を手がけたプロデューサー、フレミング・ラスムッセンが、ジャーナリストのミッチ・ラフォンのインタビューにて、『...And Justice For All』のリマスター盤について語っていました。UltimateGuitar.comの文字起こしを管理人拙訳にてご紹介。

justicealbum

(『...And Justice For All』の)リマスター盤はもうすぐ出るよ。実際にメタリカにモノを送っている最中で、あれがどのようにレコーディングされたのか、我々が何をやったのかについて原稿を書いているところなんだ。昨年は『Master Of Puppets』のリイシューがあったし、“Justice”は今年11月には出るんじゃないかな。これまでと同じように、アナログ盤、CD、ラフバージョン、デモテープ、そして大型本といったもの全てだ。

メインのバージョンでは、リマスターのように、多かれ少なかれこれまでのようなサウンドになるだろうね。でもそこには別のバージョンもあるかもしれない。

誰も私にリミックスや何かを頼む人はいないってことはわかっている。(当時の制作陣である)スティーヴ・トンプソンやマイケル・バービエーロにもそうするよう頼んだ人は誰もいないだろう。バンドは(リミックスではなく)リマスターで行くと思う。そこでもっとベースの音を突出させているかどうか、私にはわからない。でもまぁ出てくるのを聴こうじゃないか。

あれは2インチのテープに全てレコーディングされていた。私はそれを相当編集していたから、今それを再生しようとすると壊れてしまうと思うよ。おそらくそれらをもう一度、一緒にテープ録音する必要がある。誰かがそれをデジタルフォーマットに移行したかどうかはわからない。問題は、いつそれをやったのか、それがどのように聴こえるかだ。いったんフォーマットを変更してしまったら、終わりだからね。

でもいずれわかる。おそらく11月には出るだろう。だからちょうど今それに取り組んでいるところなんだ。


UltimateGuitar.com(2018-03-27)

11月には『...And Justice For All』のリマスター盤が出る公算が高いこと、フレミング自身はリマスター盤そのものには関わっていないこと、当時を振り返る文章を寄せる予定であることがハッキリしてきました。

インタビュー全編はこちらから。
https://omny.fm/shows/rock-talk-with-mitch-lafon/wwo-10-flemming-romero-cop-2018-03-19-10-50-pm-1

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