アイオワ州のラジオ局「Lazer 103.3」の番組に出演したジェイムズ・ヘットフィールドがインタビューに答えていました。BLABBERMOUTH.NETの文字起こしを管理人拙訳にてご紹介。
アーティストの脆さという意味では、先日のクリス・コーネルの訃報について訊かれてジェイムズは次のように答えていました。(NMEの記事から抜粋)
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インタビュー全編はこちらから。
−メタリカファンのネット上のコメントについて
俺にはミュージシャンやアーティストや創造的な友人がたくさんいる。俺は彼らに言うんだ。「コメントは読むな。ただ読むなと。昨今自分のなかで確たるものがあると感じない限りはね。俺たちアーティストのほとんどはかなり脆いし、不安定なものなんだ。俺たちはそこから音楽によって強くなり、大丈夫だと感じる。
でも時に人は・・・知っての通り、誰かが歌詞についてこんなこと言う。「あ痛っ!あれは俺の心にグッときたよ、参ったね!」だから俺が言うのは、そういうものを読んだ時、信じられないんだ。ただ信じられないのさ。ほとんどの人は・・・送信ボタンを押すだけの本当にたやすいこと。それは俺もわかっている。でも俺たちはそういったものから多くの素晴らしいコメントももらっている。さながら部屋に数匹の闘犬を放すようなものだ。それで成り立っている。特にメタリカのサイトでは、人々が・・・行ったり来たりだ。情熱さえあれば、それだけが本当に重要なんだ。
−メタリカが絶えず変化を続けていることについて
俺たちにとって次なるものが何なのか俺にはわからないし、それは素晴らしさでもある。どんなことが起ころうとも、挑戦だったり、何かが見えて、試してみたいと触発されるものだったりするものが現れるだろう。それが次のレベルへと引き上げてくれる。
俺が思うに、今俺たちが楽しんでいるのは全て演奏することなんだ。特に新しい曲をね。そう、俺たちはある時点で「Spit Out The Bone」までやるだろう。でも自分たちがやっていることを別次元で楽しむことだね。本当に説明しにくいんだけど、俺にとっては、今や別次元のことなんだ。演奏している時、観衆と共にしているから、そこからエネルギーが行ったり来たりしている・・・以前はそこまで感じたことがなかったけど、今はもっとそう感じてきているし、ますます良くなってきているよ。
だからそういった場でプレイして新顔、若い人たちの顔、昔なじみの顔を見るのはとても楽しいものがあるね・・・「俺の親父が来てるんだけど、このなかで最年長になるだろうね。」って言う友だちがたくさんいるよ。「親父さんは何歳なんだ?」「65歳さ」「いや残念だね。全然そんなことないよ。いいかい?ここには80何歳かの人がいるんだから。」って具合だ。みんな歓迎するし、俺たちがやっていることを気に入っているよ。
BLABBERMOUTH.NET(2017-06-15)
アーティストの脆さという意味では、先日のクリス・コーネルの訃報について訊かれてジェイムズは次のように答えていました。(NMEの記事から抜粋)
「そうだな。あのニュースを聞いて、自分の周りの人たちにハグしたくなったよ。本当にね。バンドメイトや周りにいた家族、家で待つ家族にね。今回の一件で、誰しもが自分自身にある闇に出くわして、それに捕まってしまったような心地になってしまいかねないんだってことを気付かされたよ」こちらのインタビュー全編はこちらから。
「そして、そうなってしまったらーー少なくとも俺は時々自分の闇の深さを思い知るんだけどさーー自分の闇の中に入ってしまったら、そこには自分を救ってくれる誰かがいることや、前にも乗り越えたことのある闇だってことに気が付くのは難しいんだよ。時には本当に自分を喪失してしまうことだってある。当然、俺には……クリス・コーネルが何に苦しんでいたかは分からない。けどさ、俺たちは誰しもが自分の闇を抱えているんだよ。お互いにチェックしないといけないんだ。お互いにチェックし合うんだよ。お互いが元気にやれてるか確認するんだ」
NME(2017-05-25)
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