ラーズ・ウルリッヒが先週のミネアポリス公演を前にStarTribuneのインタビューに答えていました。管理人拙訳にてご紹介。
無事年内でのリリースが決まって何よりです。『Hardwired ... to Self-Destruct』のリリース後はしばらくアメリカでのアリーナツアーということになりそうですが、早めの来日をお待ちしています。
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ラーズ・ウルリッヒ、新譜『Hardwired … to Self-Destruct』について語る。
ラーズ・ウルリッヒ「今度のツアーで新曲をたくさんやったら楽しいだろうね」
ドラマーのラーズ・ウルリッヒは語る。「俺たちは半年前にスーパーボウルの週末にプレイしてから本当に家を出ていない。みんなの前に戻って来られて楽しいよ。特にこういう状況下でね。」
メタリカは先週末、ミネソタ州の新しいNFLスタジアムのこけら落としの一助となるだけでなく、11月18日リリース予定の2枚組ニューアルバム『Hardwired ... to Self-Destruct』のプロモーション活動のサイクルも始まった。2011年のルー・リードとのコラボ作『Lulu』や2013年のIMAXコンサート映画『Through The Never』のサウンドトラックを除けば、メタリカ8年ぶりのニューアルバムとなる。ワーナー・ブラザーズとの30年の後、新たに立ち上げた組織内レーベル「Blackened Recordings」でリリースする初のアルバムでもある。
ここでラーズ・ウルリッヒには、新しいレコードとミネアポリスでの滞在について語ってもらわねばなるまい。読んでもらえればわかると思うが、彼らが戻ってくるまでそう長くはかからないだろう。
−ミネアポリス公演がこの夏たった一度きりのライヴとなったことについて
それは本当にシンプルだよ。俺たちは招待されたんだ。6か月だか9か月前の出来事だ。俺たちに連絡が来て「スタジアムのオープニングを飾るのにライヴを行うのはどうですか?」っ言われたんだ。返事に悩む必要はなかったね。とりわけ1985年以来、俺たちはそういう素晴らしい歴史を持ってきているから。ここ(ミネアポリス)で少なくとも15回は演っていると思う。(訳注:ミネソタ・バイキングスのかつてのホームグラウンドで東京ドームのモデルにもなった)メトロドーム(Metrodome)でも何度かやったし、85年には(訳注:地元ではザ・メインルーム、ザ・エントリーの名で知られるライヴ会場)ファースト・アベニュー(First Avenue)やそのあいだのあらゆる場所で演ったよ。ミレニアムの後にここで演った3回のショー(2000年のターゲット・センターで行った3公演)も忘れられない。俺たちはいつもここで素晴らしいラジオのサポートとファンからの全面的な支持を得てきたんだ。
−スタジアムでのショーと新譜詳細発表のタイミングが重なった点について
それぞれが同じ時期になるなんてわからなかったよ。ショーの前の1週間でキャンペーンを始めようって決めたのが、文字通りたったの2週間前だった。11月に出すか、その後の休日期間の後に出すかで行きつ戻りつしていた。「もし完了してるなら、何でレコードを留め置く必要があるんだ?」ってことで決めたんだ。「リリースを遅らせて、あれやこれや計画しないとダメだよ」なんて言う人も確かにいるけど、もう2016年だぜ。ただレコードを出すだけだってのに、そんなことはもはや問題にならないよ。俺たちはこれまでよりもさらに自主的に動ける存在だ。俺たちがこうと決めたら「どうにかして出そう」ってこと。
−アルバムとツアーがずいぶん空いてしまっているが
他のやることがたくさんあった。メタリカはいつもアクティブだからね。『Death Magnetic』を作り始めてから、10年絶え間なく働いてきた。最後にオフを取ったのは2004年のサンディエゴ公演の後だ。2005年に『Death Magnetic』の楽曲制作に入って、3年間ツアーをしてきた。約1年は『Lulu』、約2年は映画『Thorough The Never』とサウンドトラックにかかった。世界中のあらゆる素晴らしいフェスティバルに出演し、中国、マレーシア、インドネシアのような本当に素晴らしい場所のステージにも立ってきた。マジでほぼ10年、じっとしていることがなかったんだ。
−ニューアルバムについて
まだ実際にこのアルバムについて、言及したり説明したりするまで十分な距離を取れているかわからない。(共同プロデューサーの)グレッグは俺たちがこうして話しているあいだ、ミキシングをやっている。俺たちは月曜日にマスタリングし始めるんだ。ここで俺が言えるのは、実にメタリカらしいサウンドだってことだ。曲はおそらく前よりも、もう少しスリムで短くプログレ感はもう少し抑えられている。1つの曲のなかでたくさんのムードを持っているというのではなく、それぞれの曲が各々ひとつのムードを持っているっていう意味では、より一元的だね。あと言えるのは、この新曲を携えて(ステージに)出ていけるのはクソ素晴らしいと感じるってことかな。
−『Lulu』では多くのリスナーが当惑していましたが、ルー・リードが2013年に亡くなったことで彼の最後のアルバムとなったことについて
あのね、あれは俺の人生の中で最も素晴らしい体験のひとつだよ。それはこれからも変わらない。俺たちは素晴らしいレコードを作ったし、いつかは評価されるようになるだろう。俺たちはみんなあれが大好きだ。ルーはそばにいて、めちゃくちゃクールで素晴らしい人だった。ルーがもうそばにいないってこと以外、何一つ変わったものはないよ。
−次にメタリカを観られるのは
もしこのスタジアムでの試合に招待されたら、俺たちはおそらく戻って来るだろう(笑)まぁそれも素晴らしいんだけど、次にここに来る時はおそらくアリーナだろうね。俺たちはこの6、7年の間にアメリカのアリーナでライヴをやっていない。だからこのニューアルバムでツアーを始めたら、そんな感じで戻ってこれたらいいな。
StarTribune(2016-08-26)
無事年内でのリリースが決まって何よりです。『Hardwired ... to Self-Destruct』のリリース後はしばらくアメリカでのアリーナツアーということになりそうですが、早めの来日をお待ちしています。
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