RollingStoneにてアンスラックスのスコット・イアンが忘れられないステージの思い出として「Big Four」ツアーでのステージのことを挙げて語っています。まずはRollingStoneの記事を管理人拙訳にて。

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4大スラッシュメタルバンド−メタリカ、メガデス、スレイヤー、アンスラックスが「Big Four」ツアーに乗り出してから6年が経った。しかしその思い出はいまだにスコット・イアンのなかでは鮮明だった。ローリング・ストーンの「Had to Be There」シリーズ最新作では、アンスラックスのギタリストに、昔から側でキャリアを重ねてきたミュージシャンたちと初めてステージを共にした感覚、そしてどれだけステージがずっと続いて欲しいと思っていたかを回想している。

2010年6月16日、ワルシャワで4バンドのツアーが始まった。彼らはその公演に先んじて、メタリカが主催するディナーを共にした。「素晴らしいエネルギーだった。歴史上初めてあの部屋で俺たち全員が集い、強烈な雰囲気だったよ。」ローリングストーンにイアンはそう語る。「みんな各グループから離れてバラバラになってるのを観るのはただただ楽しかった。『見ろよ、カークとデイヴ・ムステインがハグしてるぜ。こんなことが起きるのを目にするなんて考えられなかったな』とか『ジェイムズとデイヴがみんな笑顔でいるぞ』とかいった具合にね。みんな同じ時間に同じ場所から来た、お互いのバンドを楽しんでいる17人の男たちだったんだ。」

1週間経たずに、ハメットがイアンにメタリカはツアー4日目のブルガリアのソフィア公演で4バンド一緒に演って、それを世界中に放送するために撮影したいと考えているとメールを送った。イアンはこう回想する。「俺は『そりゃいいね。アンスラックスを代表して、答えはYesだ』と言ったよ。ダイアモンド・ヘッドの「Am I Evil?」をカバーしないかと彼らから返ってきたのはその次の日だったかな。俺たちはすでにその曲は知っていたし、練習しなきゃいけないってこともなかった。みんながバックステージでメタリカと一緒にあの曲をリハーサルした。醜態をさらさないようにね。でもみんな得意とするところだったよ。間違いなく素晴らしいものになった。」

最終的にメタリカ、メガデス、アンスラックスの全てのメンバーはその夜に演奏することができた。それからスレイヤーのドラマー、デイヴ・ロンバードと共に。スレイヤーのケリー・キングはその演奏のあいだ放送のためにスレイヤーのライヴ映像の編集をしており、他のメンバーも参加を見送ることにした。

それにも関わらず、イアンはあの特別な夜のことを覚えている。「あのステージに立った気分は本当に驚くほど素晴らしい気分だった。あの時の写真を見たり、DVDを観て振り返ったりしているとジェイムズと俺とムステインなんてラインナップが見ることになる。『わぁすげぇなぁ』って感じさ。ほとんど部外者としてあれを観ることができるんだ。ファンの視点からね。するとこうさ。『こりゃあすげぇクールだ』またしてもメタリカからの素晴らしいアイデアってわけさ。」

RollingStone(2016-06-30)

このインタビューは音声にオリジナルのアニメ動画付き。BIG4の共演をアニメで再現しています。


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