2015年のレコードストアデイで、メタリカは自身のレーベル「Blackened Recordings」から1982年のデモテープ『No Life 'Til Leather』の復刻版カセットをリリースしました。しかし、発売発表の際にカセットだけでなく拡張バージョンとして「CDやアナログ盤、コレクターズ・エディションをリリースする予定」だとしていましたが、いまだに発売されていません。

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Metal Forcesのインタビューのなかでラーズ・ウルリッヒが『No Life 'Til Leather』拡張バージョン発売延期の理由について説明していました。管理人拙訳にてご紹介。

「『No Life 'Til Leather』のボックスセットや一連のリイシューを始める俺たちの目論見を妨げる法的な予期せぬ困難が待ち受けていた。そんなことでいくらか時間を費やしてしまったんだけど、その後ジェイムズと俺はこんな不愉快なことで泥沼にハマり込む価値なんかないと判断したんだ。(レコードストアデイの)祝祭になるべきであって、こんな綱引きになるはずじゃなかったからね。だから俺たちはこう考えた、何だってんだ、クソくらえ、『Kill 'Em All』(のリイシュー)を先に進めようってね。」
法的問題の詳細については語らず。以下のように語るにとどめています。
「問題はもう少し複雑なんだ。深入りするような理由なんてない。ただ俺たちが予期していなかったことだったってだけさ。」
ただし、リリースをあきらめてはいないようで、
「知っての通り、俺はいつだってコップに半分「も」入ってるって思う永遠の楽観主義者だ。だからいつになることやらだね。関係者たちのなかには、これが本当なのか見極めようとしばらく時間をおいて今戻ったばかりのもいる。だから俺たちは確かめなくちゃならないんだ。俺たちのファンや気にしてるみんなと1年か2年後に『No Life 'Til Leather』をシェアできたら素晴らしいよ。俺たちはあれについて門戸を閉ざしたわけじゃない。」
と語っています。

Metal Forces(2016-06-12)

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