2016年4月8日、ロックの殿堂入り式典にプレゼンターとして参加したラーズ・ウルリッヒがRollingStoneのインタビューに応え、新譜制作の進捗を語っていました。管理人拙訳にてご紹介。

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−ディープ・パープルを紹介した時はどんな気持ちでしたか?

長年、俺の中で棚上げになっていたことなんだ。だから最高だね。俺のマネージャーが俺に最後に言ったのは、おそらく早口になりすぎるだろうから、ちゃんとゆっくり話せってことだった。そのことを頭の片隅に置いていたよ。出来る限りゆっくり話して、アリーナのずっと後ろの方まで伝えようとしたんだ。すごかったね。20年以上の念願が叶ったんだ。(プレゼンンターとしての大役は)光栄だったし、彼らと一緒に喜んでいるよ。ある程度ではあるけど、あの(ディープ・パープルがロックの殿堂入りをする)一部を担うことができて、嬉しいね。

−あなたにとって最初のディープ・パープルのレコードは何ですか?

『Fireball』だね。1973年に彼らを観て、次の日にはレコード店に行った。『Fireball』は彼らが出していたアルバムのひとつだった。

−レコードの制作状況について教えてください。

レコードの進捗は順調だよ。今はどんな世紀にも出せるかもしれない。実際、こんなことわざがあるでしょ。「命あっての物種」って。

−レコーディングはされているんですか?

たいていはやってると言っていいかな。面倒をみなきゃならない他の責任がある。このところのメタリカとしての生活はレコードを作ることだけじゃない。こういうこと(訳注:ロックの殿堂入り式典参加)もそうだし、AT&Tパークでショーをやったのもそうだし、彼がこうする、俺がこうするって具合だ。取り掛かるべき、こういった別のいろんなことが俺たちにはある。でも他に何にもない時にはレコードに取り組んでいるよ。

−それは素晴らしいスケジュールですね。

冗談抜きで、実際の俺たちはこんな感じなんだ。俺たちにとってはこのやり方が合っている。ただ単にレコード、ツアー、レコード、ツアーってわけじゃない。俺たちはやりたいようにしたんだ。来週のレコードストアデイをやったり、その他すべてのことをやったりとね。いつも進行中のものがたくさんあるけど、レコード制作はほとんど済んでいるよ。

RollingStone(2016-04-08)

原文の「almost done」を「ほとんどの時間やってる」と取るか「ほぼ終わってる」と取るかで、全然違ってくるので難しい。。。いずれにしろ、新譜制作は順調ということなのでそう長く待たされることはないのかなと期待しています。

【追記】
ロックの殿堂入り式典でのスピーチの後、Vultureの突撃取材でラーズ・ウルリッヒが新譜発表時期についての質問に答えていました。
−ハッキリしない新譜の状況について

「俺は複合的な文章で曖昧にするっていう高度な技術を習得した。だから教えてあげよう。レコードはいつか将来出る。そんなにすぐでもないけど、かなり近い将来にね。何か劇的なことでも起きない限り今年出るだろう。」

−前作の『Death Magnetic』と似たものとなるのか、これまで焦らされてきているが

「俺たちはこの春には済ませるべきだと思う。他に言うべきことはわからないよ。タイトルだってまだだし、かなりの楽曲がある。メタリカっぽいし、みんないい曲だよ!」

Vulture(2016-04-09)

この答え通りであれば、少なくとも8月に行われるライヴには新曲が聴けることになるかもしれません。

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