メタリカの9thアルバム『Death Magnetic』のプロデュースを務めたリック・ルービンがRollingStoneの「人生の21曲(My Life in 21 Songs)」というインタビューのなかでメタリカの「The Day That Never Comes」を挙げて『Death Magnetic』制作当時のメタリカを振り返っていました。管理人拙訳にてご紹介。
ラーズがプロツールにハマって、リック・ルービンにたしなめられている姿が目に浮かぶようです(笑)
2011年には次作のプロデュースを務めるようなインタビューを受けていましたが(関連記事参照)、現在はスター・ウォーズ公認EDMアルバムを作っていたり、別の仕事で忙しいようです。
リック・ルービン、スター・ウォーズ公認EDMアルバムを制作
果たしてメタリカが現在制作中のアルバムは、どんな楽曲制作プロセスが踏まれるのでしょうか。
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メタリカが映画『Some Kind Of Monster(邦題:メタリカ 真実の瞬間)』を作ったのは、本当に大胆だなと思ったよ。彼らがボロボロだったところを見せたわけだからね。彼らと一緒に仕事をする上で主な目標は、メタリカがまたヘヴィメタルバンドであることにOKと感じられるように、彼らを導くことだった。いくつかの点で、彼らはすでにやっていたが、さまざまなやり方で自己改革しようとしていた。彼らが全員、全てを再びガッチリかみ合わせて、メタリカと恋に落ちた最初の場所まで私は持っていこうとした。彼らが『Master Of Puppets』を作った時に影響を受けた、当時聴いていた音楽を聴かせたんだ。彼らにはそういった影響下で生活し、バンドとしてもっと一緒にプレイする時間を過ごしてもらうように言ったよ。
彼らは生の演奏の力を届けることよりも、自分たちが探している完成形を得るために、楽器やパートのパンチを効かせようとスタジオを使おうとする罠に陥っていた。彼らには機械で楽曲を編集することでアイデアを試すということをさせずに、彼らがどう感じたかを確認するために違う順序で彼らに(実際に)プレイしてもらおうとしたということだ。そうして彼らは本当にもう一度バンドになっていった。
ラーズがコンピューターの前に座って何か試したり曲を書こうとしたりしようとすると、いつも私は彼とバンドみんなで一緒に演奏してみるようしつこく言ったもんだよ(笑)それは彼らにとってただの習慣だった。演奏する必要がなければ、たくさんのアイデアを試すのは簡単だからね。でもひとつのパートを演奏して次のパートに入っていこうとしたら、最初のパートか2番目のパートをちょっと変えて演奏するかもしれない。互いに心血を注いだり、互いに対抗し合ったりすることで、音楽的なことが起きえるんだ。そういうことをあの曲で聴くことができる。あれはランダムにクリックしてピースを繋げたのでは起きえない。
楽曲制作で私が彼らに挑んだ実験はこうだ。「メタリカというバンドがいないことを想像するんだ。キミたちはバンドにいて、このバンドの生存競争に挑もうとしている。みんなを感動させたい。どんなサウンドだ?余計なことを考えるな、キミたちが観客の頭をつんざくように感じるものは何だ?」あれは本当に良い仕事だった。私は『Death Magnetic』の全部が大好きだよ。
RollingStone(2016-02-11)
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