カーク・ハメットが共同で立ち上げたギターエフェクターメーカーのKHDKエレクトロニクス。この会社で制作したエフェクター「Ghoul Screamer」をメタリカの新譜制作の場でも試しているようです。RollingStoneのインタビューを管理人拙訳にてご紹介。
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過去5年に渡り、メタリカのカーク・ハメットは自らの活動の幅を広げてきた。世界最大のヘヴィメタルバンドのリードギターを弾くことに加え、53歳のギタリストは著者として自身のホラー映画のメモラビリアを『Too Much Horror Business』という本にまとめたり、企業家としてホラーコンベンションやおもちゃ会社、最近ではギター機材会社を立ち上げたりしている。
「最近は何でも手軽になっているね。」バンドメンバーとレコーディング・スタジオに入る数分前に、RollingStoneに彼は自身の活動について語った。「いつもやりたいと思っているのはこういうことだったんだけど、時間がなかったよ。いつもツアーかその他のことで手一杯だった。こういうことは10年、15年前より時間がかかったり、人手を要したりしなくなった。会社を始めることもかなり容易になった。今やインターネットもあるし、ソーシャルメディアもあるし、テクノロジーもある。」
彼が最近取り組んだのはKHDKエレクトロニクスだ。自身でギタリストのためにビジネスを概念化しギターエフェクターを作り上げた。ジミ・ヘンドリックスのファジーでザラついたリフ無しの「Purple Haze」、ピーター・フランプトンのロボット・ギターの音色無しの「Do You Feel Like We Do」、トム・モレロのキーキーと高音を舞うようなリフを無くしたレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの「Killing in the Name」を想像できるだろうか。(KHDKエレクトロニクスの)共同創業者のデイヴ・カロンと共にハメットは次の象徴的かつ特徴的なサウンドの実現を夢見ているのだ。
(中略)
ハメットがこの会社で達成したい目標は、自身の創造性を自由きままに発揮することだ。「ほとんどの人たちは、もっと時間と金があれば、レコード・レーベルか何かを始めるだろうね。エフェクターの会社を始めるなんてちょっと他と違うしユニークでしょ。俺は金を稼ぐために会社を作ったんじゃない。ハッキリ言ってね。でも自分がこれまでにない創造的な方向に向かって行って、俺の仲間たちの多くがこれまでやってこなかったようなものを感じている。何かコンセプトとか思いつきを取り入れることができるんだ。それが予想よりもはるかにクールだってことを発見してきた。自分の想像力にメチャクチャ力を与えてくれるんだ。誰もこれまでやってこなかったことを俺たちが出来るのかってところにいられるのが大いに気に入っているよ。」
広い意味においては、自身の創造物によって他のミュージシャンをインスパイアするところを観たいとも彼は思っている。「このイカれたエフェクターペダルを通じて、みんなが自分たちのサウンドを微調整したり、ユニークで新しい何かを見つけたり、クールなサウンドを思いついたり、ここから生み出された曲が書かれたりして、その人たちにとってのスタンダードになったらいいなあって思うよ。」彼はそう語る。
2008年の『Death Magnetic』に続くメタリカのレコードについて、ハメットは彼のコンセプトを試運転中だ。「「Ghoul Screamer」を今、自分のアンプにつなげているんだ。今日はリードギターを弾く予定なんだ。「Ghoul Screamer」が念頭にある。実際、6種類か7種類のペダルデザインのあるフルペダルボードを持っていて、これについてももっと話したいね。でもまだリリースしていないものなんだ。」
まだ無題のレコード自体について、ハメットは「自分たちのライフスタイルをあまり変えずに生活できるペースで取り組んでいる。」と語る。「たくさんの曲、曲として十二分なものがある」がどれも完成はしていない。「俺たちはせっせと取り組んでいるよ。でも知っての通り、メタルだからね。ヘヴィ(訳注:キツいの意とのダブルミーニング)なんだ。」
ハメットは少し話をやめて、彼がやってきた全ての仕事について考えた。そしてバンド活動に加えて新しいことをする新たな関心を持ち続けている理由について考察する。「こういったこと全てによって、俺は他のタイプの音楽を書いたり、他のことを作り上げるような刺激をもらえる。でも俺が本当にやろうとしていることは創造性のループを創り出すことなんだ。」そう彼は説明する。「このループのなかで他の人たちが俺がやっていることを見ることで刺激をもらったり、創造的好奇心が刺激されるかもしれない。俺はみんなにこれに飛び乗ってほしいね。」
RollingStone(2016-02-09)
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コメント
あと4年ある(震え声)
放任主義よりも衝突を承知で管理主義の方にプロデュースしてもらわないとこのバンドは動かないですね。
そう言った意味では締切を守らない手塚治虫や赤塚不二夫と同じ匂いがするwww
「忍」の一文字ですかね^^;
>名無しのメタラーさん
今のところグレッグ・フィデルマンのようで作業を共にしていますね。
当初はリック・ルービンがDeath Magneticに引き続きプロデュースを務めると思われていましたが、今現在どういう状況かわかりません・・・
最終的に(リック以外の)全然違う人をプロデューサーとして呼ぶというのは今のところちょっと考えにくいのでグレッグかリックというところでしょうか^^;
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