更新サボっているあいだにとりこぼしたメタリカ関連の話題を。まずは表題の件の詳細を掲載したRollingStoneの記事をご紹介。

sandman_tribute

メタリカがカナダのトリビュートバンド、サンドマン(Sandman)に対して41ページにも渡るバンドロゴの使用停止命令書を弁護士が送りつけたことを謝罪したとのこと。1994年に結成されたこのトリビュートバンドは、メタリカが2003年の『St.Anger』で使ったロゴを模したバンドロゴを10年以上使用していましたが、バンドロゴに対する法的文書が届いたのは今回が初めて。

サンドマンのギタリスト、ジョー・ディ・タラントは「バンドはこのロゴを長年使ってきたけど何も問題なかったんだ。俺は去年の夏にバンドに参加しただけなんだけど、俺がメインにしているオリジナルバンド、ウォーマシーン(Warmachine)が(控えめではあるが)成功していたもんだから、このバンドに余計な注意を向けられてしまって、この失態につながったと思うと少し罪悪感を感じるよ。」と語っている。

メタリカはこの使用停止命令書への関与を否定し、誤解の元凶となった「熱心な弁護士」を非難している。

「カナダにいるメタリカのトリビュートバンドが我々に怒っていると聞いて、なぜそうなったのか調査して理解した。サンドマンに対して文書が送られたことが判明した。バンドもマネジメントもオンラインで話に上るまで知らなかった。幸運なことに、バンドは親切にも俺たちにわかるように投稿してくれた。それで知らないところでこの文書を送りつけた熱心すぎる弁護士がいることがわかったんだ。」とメタリカはコメントした。

メタリカは、1998年にカバーアルバム『Garage Inc.』をリリースした時にトリビュートバンドについてこう語っている。

「俺たちはトリビュートバンドとしてただ楽しむだけじゃない歴史を長く築いてきた。でもスタートはそれ(
トリビュートバンド)なんだ。それがどうだい!俺たちは2枚組カバーアルバムさえレコーディングしたのさ!いつだってあの当時のことを覚えているし、トリビュートバンドを享受し続けるし、長年に渡ってさまざまなツアーで彼ら(トリビュートしたバンド)をサポートで招待したことだってある。」

ディ・タラントによると水曜日(1/13)にラーズ・ウルリッヒから電話をもらい、今回の件について謝罪されたとのこと。「俺やバンドにそのまま続けていくことを完全に支援すると言ってくれた。完全な支援と許可の下、メタリカのトリビュートを続けてほしいとね。俺たちはメタリカの旗を振り続けるよ。ラウドにプライドを持ってね!」サンドマンはお咎めなしで件のロゴを使い続ける。

ロゴの使用停止命令については、メタリカが文書を取り消した。「サンドマンはあの手紙をゴミ箱に入れてくれ。やっていることを続けてほしい。俺たちは完全に君たちをサポートするよ!ところであの弁護士は、アラスカで永久に氷上釣りをするためにサンフランシスコ国際空港で飛行機に乗るのを見かけることができると思うよ。」

RollingStone(2016-01-14)

ちなみにサンドマンのジョー・ディ・タラントの”本業”バンド、ウォーマシーンのサイトはこちら。
http://www.warmachineonline.com/

ブログランキングに参加しています。
応援クリックをヨロシクお願いします

関連記事
ブラックアルバム完全再現ツアーを記念してKerrang!がトリビュート盤を発売
メタリカ結成30周年を祝うトリビュートライヴ開催!
メンバーが全員女性のメタリカ・トリビュート・バンド