去る2015年5月9日にラジオ局「KOMP 92.3 FM」のCarlotaという番組で行われたカーク・ハメットのインタビュー動画が先ごろYouTubeにアップされました。このインタビューのなかで、カーク・ハメットがアルバムの制作状況について次のように語っています。BLABBERMOUTH.NETさんの文字起こしを管理人拙訳にて。

kirk201505

「俺たちは毎日そこに向かって、取り組んでいるところさ。今は実際にいくつかレコーディングしようと準備している。まだ初期の段階だよ。知ってのとおり、アルバムに入るかもしれないし、入らないかもしれない。全ての音源について話し合って、前に進めるために何が最善の方法かを把握しようと試しているっていうレコーディングのうちのひとつだね。そしてまさに今、俺たちはそういうところにいるってわけ。」


また多忙なスケジュールにも触れてこのように語っています。

「うん、(予定が)とってもたくさんあるんだ。誰もこの問題で選びようのある選択肢を持ってない。俺たちにも生活があるって事実を考えるとやらなくちゃならないことがたくさんある。俺たちには家族がいるし、バンドもあるし、人生にはそれ以外のことだってある。俺たち4人が一堂に会すようスケジュールを立てるのは難しいことなんだ。部屋に一緒にいたくないってわけじゃないよ。集まって一緒に音楽をプレイしたいんだ。俺たちをそうさせなくする他の要因があるんだ。俺たちはベストを尽くしている。俺たちは同じ時に同じ場所にいられるようなスケジュールを立てるべく努めているよ。」

その後、番組では『Ride The Lightning』のリリースから30年以上経ったことを言及するとカークはこう回想しています。

「俺たちはスタートを切った時、俺たちの誰もが(アルバムが)店でどうなるかわからなかった。つまり、俺たちはその日その日暮らしていた。当時のたくさんの若いミュージシャンがそうだったようにね。俺たちは瞬間瞬間を生きる、その日暮らしの身だったんだ。ミュージシャンとして最初にスタートして、音楽の活動だけで食っていこうとした時だからね。でも30年以上こういうことをやってきたと言えることは驚くべきことだよ。」

さらにこう続けました。

「俺の一番大好きなバンド、UFOを初めて聴いた時のことを思い出すよ。彼らの楽曲を初めて聴いたことをね。俺は15歳で実家のリビングで座っていた。友だちがこのアルバムを持ってきてこう言ったのさ。「ちょっと、このアルバムを聴いてくれよ」俺たちがそのレコードをかけると、ギターを演奏するという考え方全て、俺が演奏したい音楽の種類を完全に変えてしまったんだ。だから、特に自分に大きな感情的なインパクトを与えるような時、それから振り返ってみて自分がその時どこで何をしていて何を感じたのかハッキリとしたイメージを持つ時、それがいかにパワフルかってことを俺は理解しているよ。それはとってもパワフルなものだし、自分にそれが起きた時のことはよく覚えているんだ。」

BLABBERMOUTH.NETより(2015-09-05)

インタビュー動画はこちらから。


インタビューを受けた5月から少し時間が経っているので、話している状況から少しは進行しているのでしょうか?

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