既報通り、今年のミルバレー国際映画祭ではメタリカのメンバーがそれぞれ選んだ映画の上映会が行なわれています。2014年10月8日にはジェイムズ・ヘットフィールドが選んだ『The Good, the Bad, and the Ugly(邦題:続・夕陽のガンマン)』の上映が行われ、トークイベントにジェイムズが登壇しました。BLABBERMOUTH.NETさんの文字起こしを管理人拙訳にて。

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−映画『The Good, the Bad, and the Ugly』について

ジェイムズ・ヘットフィールド
「初めて観た時のことは思い出せない。物心ついた頃からクリント・イーストウッドのファンになって、そんな映画の中のひとつなんだ…。(クリント・イーストウッドのキャラクターは)映画の中にいた真似をしたくなる若い頃の良き師だったんだ…。タフでクールで寡黙な男。実際、俺は映画の中のそれぞれの人物に自分を重ね合わせていた。卑劣漢、善玉、悪玉とね。それほど深く考えることなく、でも、まぁ、比喩的に俺たちみんながああいった面を自分の中に持っている。みんなが彼らみたいになる可能性があるってことを示しているよ。」

「俺にとって、この映画の中で好きだったことは、(映画に出てくるキャラクター)それぞれが自身の生き残り戦術を持っていたってことだ。砂漠の中、戦争、人生における苦難をどう進んでいったか…。彼らは全員、自身が思う通りのことをやったんだ。そして、もちろんクリントが最高にクールなんだ。」


−1983年からメタリカのライヴのオープニングで使用されている、映画『The Good, the Bad, and the Ugly』の挿入曲「The Ecstasy of Gold」について

ジェイムズ・ヘットフィールド
「「The Ecstasy Of Gold」は、キミももう観たかもしれないし、まだ観ていないかもしれないが、エンディングに向けて何かが起こる、砲撃があってクリントがいるシーンなんだ…。俺たちはあの曲を俺たちの中に使い始めるのさ…。1984年、1983年からだったかな、この映画の音楽をライヴのイントロに使ってきたんだ。」

ただ心臓の鼓動が鳴っている本当にぶざまなイントロのテープを俺たちは持っていて、その鼓動がどんどんどんどん早くなってから、俺たちが登場していたんだ。そしたら俺たちの最初のマネージャーは「あれはひでぇな。あれよりマシなものをキミたちはできるよ」そう言って「The Ecstasy of Gold」を俺たちに聴かせたんだ。彼がやった最もクールなことのひとつだね(笑)あれは俺たちがあのマネージャーのことでアドバイス的に注意を払ったほとんど唯一のことだった。」

BALABBERMOUTH.NETより(2014-10-10)

トークイベントの全編動画はこちらからどうぞ。ジェイムズのシニカルなコメントが楽しめます。


鼓動のイントロと言えば、脈は早まらないけど「That Was Just Your Life」でも使われていますけどね…( ̄▽ ̄;) 。

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