先ごろ、iTunes Store利用者へ要否を問わず最新アルバム『Songs Of Innocence』を無料配信し、賛否両論を巻き起こしたU2。そんなU2に対してラーズ・ウルリッヒが『Billboard』誌の対談のなかでコメントしています。BARKSさんの記事より引用。

lars-ulrich-round-table-01-2014-billboard

「U2は最高にクールだと思う…。2014年のいま、既成概念にとらわれず物事を考える人や、何らかの形で音楽業界の現状を打破しようとしている人は称賛されるべきだ。俺にとっては、その試みが成功するかどうかは問題じゃない。俺らみんなに向かって、こういう改革的なものを投げつける度胸と先見の明があるってことだ。俺らはいま、自分らのクリエイティブ・プロセスにどっぷり浸かっている。それを一からやり直そうとするこのタイプの試みにはものすごく刺激される」

BARKS(2014-10-01)

果たしてメタリカの新譜のリリース方法にも何か影響を与えたりするのでしょうか?ちなみにU2のボノは音楽の無料配信自体は反対の立場とのこと。次のように語っています。

「僕らがただで配ってるんじゃない。Appleがそうしてるんだ。そこはすごく重要だ。僕は無料音楽に反対だ。でも、すぐそこにあり、ニュースになったってことで、ソウルかどこかにいる人が聴いてみようって思うかもしれない、そういうことだよ」

BARKS(2014-10-01)

U2を知らない若い世代に「U2って誰?」と騒がせただけでも、もうU2の思うツボってわけですね(笑)

『Billboard』誌の対談でラーズは他にもいろんな興味深いことを語っていますが、それはまた別の記事でご紹介できれば。

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