日付が刻々と近づいているカーク・ハメット主催のFearFestEviL。いよいよ始まる新譜制作と合わせて話してくれています。ビルボードの記事を管理人拙訳にて。

Kirk-Hammett

メタリカは最高に忙しい数週間(サンフランシスコで初開催のカーク・ハメットのFearFestEviL、クラシック・ピアニスト、ランランとのグラミー賞式典でのパフォーマンス、『Metallica Through The Never』のDVD/ブルーレイ発売)が終わってから、次のアルバムの制作開始を見据えている。

カーク・ハメットは4人が2008年の『Death Magnetic』に続くアルバムを数週間後には制作を開始するとビルボードに語った。

「俺たちがいざ始めるとなれば、それが最優先事項になるだろうね。かなりエキサイトしてるよ。このアルバムに取り組み始めないとってこれまで言ってきたけど、ずっと先延ばしになってたからね。アルバムを作り始めることができないありとあらゆる言い訳をしてきた。だけど言い訳も出し尽くした。だから今こそこれに取り組み始めるんだ。」

遅れている理由のひとつはグループが集めたありあまるほどの音楽のアイデアなのだとカーク・ハメットは言う。

「俺たちはアイデア不足なんてありえないバンドだ。スタジオ入りして何の曲も出てこないバンドもいるって聞くけど、そいつらはどうするんだ?メタリカではそんなことはありえない。メタリカの抱える問題は全く正反対のこと。アイデアが多すぎるんだよ。ジェイムズには800のアイデアがあるし、俺には400のアイデアがある。その数だけ言ったらクレイジーだよ。恐るべしだよね。」

カーク・ハメットはFearFestEviLについてもたくさんのアイデアを持っている。同イベントはサンフランシスコの幽霊が出ると評判の、かつて建立105年の寺院であったリージェンシー・ボールルームにて2月7日、8日に行われる。この2日間でカーク・ハメットが自身の本『Too Much Horror Business』で詳述した広範囲のホラー・コレクションの展示、パネル・ディスカッション、サイン、剥製術の授業、(カークの)音楽友だちであり、同好の士であるスラッシュ、スコット・イアンを含むゲストによるお話などが行われる。カーカス、デス・エンジェル、オーキッド、デス・ディヴィジョンのライヴ・パフォーマンスも行われる。そして初日の夜にはカーク・ハメットがメタリカ加入前に在籍していたバンド、エクソダスとのライヴを計画している。

「キミが考えているものとはかなり違うものになるよ。さながらコミック・コンベンションだね。」週末にホラー名“Kirk Von Hammett”として主催するカークは語る。「これがひとつの体験になって欲しいと思っている。双方向なものになって欲しい。五感の全てを使って実際に何かを感じられる雰囲気やムードがあればいいな。こういうものが本当に大好きだから、このイベントがユニークでスリリングなものになって欲しいと思っているよ。(逆に)気取り屋、流行りもの好きや何かを思い浮かべて欲しくはないな。俺はこれに本当に情熱を持っているし、たくさんの同じものを大いに楽しんでいる人たちとこれがどんなにクールなのかってことを見てみたいね。」

カーク・ハメットは来年にはこのイベントが各地に広がったらいいなとも思っている。「俺が見ることができるのは、ここ数週間でこれがどれだけクールで、来年にはどれだけさらにクールになっているかだけさ。俺はLAまでこれをもっていって、テキサスへ引継ぎ、シカゴへ引継ぎ、ニューヨークへと引継ぐことができればと願っているよ。ホラー映画ファンはいたるところにいるし、この類のものにエキサイトしている音楽ファンもいたるところにいる。そして彼らとこういったものを共有したいんだ。だから来年もやらないかい?他の場所でやらないかい?ってこと。」

同イベントの全ての情報はwww.fearfestevil.comへ。

Billboard.com(2014-01-16)

新譜の制作についてはちっとも具体的なことはうかがえませんが、FearFestEviLで行われる各イベントはだいぶハッキリしてきました。FearFestEviLは毎年アメリカ各所を廻ることになるのかしら。カークは他の媒体でもラーズ並みに語っているので時間があればそちらも紹介できればと思います。

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