先日のニューヨークのアポロシアターの公演、そしてリベラ投手の引退式典にてひとまず今年のライヴスケジュールを終えたメタリカ。今年の夏はヨーロッパではなく日本を含めたアジアツアーを行い、初の中国公演となる上海での公演を行ったわけですが、その実現の影でやっぱりこんなことが。
メタリカが中国公演を行う許可を得るため、事前に中国政府から全ての楽曲の歌詞を送るように言われていたことを、9月23日にアメリカ本国で放送されたTV番組「The Howard Stern Show」で明かしています。管理人拙訳にて。
ちなみに上海で行われた中国公演2回分のセットリストはこちら。
中国政府がネット上にアップしているという楽曲規制についてはこちらの記事が詳しいです。
【レディー・ガガ、倖田來未らの楽曲がネット利用禁止に=第3回オンライン音楽規制発令―中国】
http://kinbricksnow.com/archives/51736750.html
この記事によると楽曲規制の基準は以下の通り。(事前申請していないものは基準に関わらずアウト)
メタリカの楽曲規制リストを探してみてそれらしいものがみつかったんですが、これは許可楽曲リストかな?5月にメタリカ上海公演と同時に発表された「こんな曲やります」というお通達のようです。
http://59.252.212.6/auto255/201305/t20130521_29910.html
※画像はクリックで拡大
どういう曲がOKで、どういう曲がNGなのか、これだけではいまいちよくわかりませんが(「So What」は入ってこないだろうなとはわかってたけど(笑))・・・管理人的には楽曲の中国語訳の方にも興味が。だいぶまえにネタにした中国土産を思い出してしまいました。
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メタリカが中国公演を行う許可を得るため、事前に中国政府から全ての楽曲の歌詞を送るように言われていたことを、9月23日にアメリカ本国で放送されたTV番組「The Howard Stern Show」で明かしています。管理人拙訳にて。
カーク・ハメット
「俺たちは当局に全部の曲を送らなければならなかった。そして彼らは全ての歌詞を調べるのさ。この曲はやってよし、この曲はやっちゃダメってね。」
ジェイムズ・ヘットフィールド
「彼らは「Master of Puppets」のような歌詞は反動的と考えて、俺たちが演奏する許可はおりなかった。ちょっと怖いことだね。そのことで(却って)注意を引くことになったけど。効果はなかったよ。」
演奏できない曲がある国ということを伝えられた後も、メタリカは中国公演をやめることは考えなかった。
ラーズ・ウルリッヒ
「4万ものキッズが二晩の間にいたんだ。つまり、俺たちがやっていることに本当に応えてくれたんだよ。あれは狂ってたね。」
ジェイムズ・ヘットフィールド
「たとえどんなルールを取り決めたとしても、ファンは楽しむためにそこにいる。俺たちは足がかりを得たんだ。中国に行ってプレイすることができた。それが肝心だ。」
カーク・ハメット
「そこで俺は・・・座ってリフを演奏したところで自由なギターソロをやったんだ。「Master of Puppets」や演奏の許可が出なかったいくつかの曲のリフを演奏したよ。俺は音楽を演奏しただけだからね。そうやって少しばかり(中国当局に)隠れてコッソリやったよ。」
ラーズ・ウルリッヒ
「俺たちがここで語っていることは秘密でも何でもないよ。中国政府がウェブサイト上で発表したからね。何が演奏できて何が演奏できなかったかもね。だから大丈夫だよ。」
BLABBERMOUTH.NET(2013-09-24)
ちなみに上海で行われた中国公演2回分のセットリストはこちら。
■2013.08.13
01. Hit the Lights
02. For Whom the Bell Tolls
03. Fuel
04. Harvester of Sorrow
05. Welcome Home (Sanitarium)
06. Broken, Beat & Scarred
07. The Memory Remains
08. Wherever I May Roam
09. The Unforgiven
10. Sad But True
11. Orion
12. Fade to Black
13. Blackened
14. Nothing Else Matters
15. Enter Sandman
Encore
16. Breadfan
17. Motorbreath
18. Seek & Destroy
Metallica.com(2013-08-13)
■2013.08.14
01. Hit the Lights
02. For Whom the Bell Tolls
03. The Shortest Straw
04. Harvester of Sorrow
05. Welcome Home (Sanitarium)
06. Broken, Beat & Scarred
07. Leper Messiah
08. Wherever I May Roam
09. The Unforgiven
10. Sad But True
11. ...And Justice for All
12. Fade to Black
13. Blackened
14. Nothing Else Matters
15. Enter Sandman
Encore
16. Stone Cold Crazy
17. Whiplash
18. Seek & Destroy
Metallica.com(2013-08-14)
中国政府がネット上にアップしているという楽曲規制についてはこちらの記事が詳しいです。
【レディー・ガガ、倖田來未らの楽曲がネット利用禁止に=第3回オンライン音楽規制発令―中国】
http://kinbricksnow.com/archives/51736750.html
この記事によると楽曲規制の基準は以下の通り。(事前申請していないものは基準に関わらずアウト)
(1)憲法で確定した基本原則に反するもの。
(2)国家の統一、主権、領土の完全性に危害を与えるもの
(3)国家機密の漏洩、国家の安全に危害を与える、あるいは国家の名誉と利益を損なうもの
(4)民族間の憎しみ、差別を煽り、団結を破棄するもの。あるいは民族の風習、習慣を侵害するもの
(5)邪教、迷信を広めるもの
(6)デマを広め、社会秩序を乱し、社会の安定を破壊するもの
(7)性的内容、賭博、暴力に関連する、あるいは犯罪を教唆するもの
(8)人を侮辱、誹謗する内容。あるいは人の合法的検疫を侵害する内容
(9)社会道徳、民族の優秀な文化伝統に危害を与えるもの
(10)法律、行政法規、国家規定が禁止するその他内容に触れるもの
メタリカの楽曲規制リストを探してみてそれらしいものがみつかったんですが、これは許可楽曲リストかな?5月にメタリカ上海公演と同時に発表された「こんな曲やります」というお通達のようです。
http://59.252.212.6/auto255/201305/t20130521_29910.html
※画像はクリックで拡大
どういう曲がOKで、どういう曲がNGなのか、これだけではいまいちよくわかりませんが(「So What」は入ってこないだろうなとはわかってたけど(笑))・・・管理人的には楽曲の中国語訳の方にも興味が。だいぶまえにネタにした中国土産を思い出してしまいました。
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関連記事
メタリカ、上海公演の記者会見で中国でのドキュメンタリー撮影に言及
中国で売られていた海賊版メタリカ
エイベックスでメタリカ!?
コメント
FREE SPEECH FOR THE DUMB〜MASTER OF PUPPETSから始めれば良かったのに
しかしそういうアンユージュアルなライブに行かれてよかったです。
しかし一番ジャスティスが検閲に引っかかりそうですが。
となりのオーディエンスが、マスターとさけんでいたのは忘れがたいです。ァン同士としてはなにかやるせないというか、あえて「中国は検閲を止めろ」と言いたい。だってみんな待っていたのだから。。
ジェイムスは最後に「メタリカは直ぐに戻ってくるぜ」と2日目の最後に叫んでいましたよ。中国に放送しないでそういうバックステージをドキュメンタリーにして欲しかったり。
しかし4万人の中の一人のクレージですか。否定しませんが。
今ようやくサントラを買いました。
じっくり聴きます。
シタッフからもらったメールもそうですが、メタリカは時代と戦っていますね。
それはビートルズ、ボブ・ティランと
続くエネルギーですね。
いつもたのしく読ませてもらってます。
中国規制…これでは名曲が聴けないですね。しかし別の切り口でメタリカを楽しめそうな感じです。
漢字のタイトルは日本人だけに「熱量」「最短的稲草」とか良いですね。
日本は、変な邦題付けられるとガッカリですが、中国は全曲なんですね。オモシロイ。
CD買いました! 輸入盤だけど。パッケージは一緒なのかしら。
触ったら手が汚れそうな気がして、変な触り方になってます。
裏までニス版使っててすごい!
血なの? ペンキなの? CD汚れてるし!(笑)
指紋は、、、Jamesのならちょっと嬉しい私。
規制される反発感よりもファンに観てもらうことを優先させたんでしょうねぇ。
>ドライブスルー・ザ・ネバーさん
すぐ官憲がでてきそうですね(笑
>ヒロさん
クレイジーな一員!(笑
中国の方達には残念でしたが、ある意味普段みられないステージになったんですよね。国の事情でしかたのない面もあるかもしれませんが変わって欲しいですね。
>メタリ子さん
ある意味歌詞を熟読しているし、政府発表だから本気の中国語訳なのかもしれませんね。
>Jamesのリストバンドさん
両方もっているわけじゃないですが基本パッケージは一緒なのかな?
ファン心理をわかってるパッケージだと思います。
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