TVK(テレビ神奈川)にて放送中の伊藤政則氏の番組「Rock City」にて先日のサマーソニックで来日した時に行われたラーズ・ウルリッヒのインタビューが放送されました。テレビごとカメラ撮影したキャプ画(意図せずとも変顔多め)とともに内容をご紹介。
まずは日本語版の映画予告編を公開。
伊藤政則氏の前口上。
(放送されたのは日本語版の予告編ですが)
以下、テレビ画像とインタビュー文字起こし。コロコロと変わるラーズの表情とともにお楽しみください。
当初30分の予定のインタビューが、延長を許され結局40〜45分のインタビューとなったそう。30周年、メタリカ、そして3D映画についてのコメントについては映画のサントラ発売に合わせて公開するとのこと。
さすがにラーズのインタビューは尺が長いので、1回じゃ収まりきれないわけですね(笑)
というわけで9月末頃の放送内容にも期待です。
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「Hey! Lars is here! You Watchin' Masa Ito's Rock City!」
まずは日本語版の映画予告編を公開。
伊藤政則氏の前口上。
「さぁ!観ていただくのはですね、映画の予告編です。こちらはバンクーバーのね、ロジャース・アリーナだったかな?で、撮影したものなんですよ、はい。まぁメキシコで8回。この後カナダに入ってエドモントン、そしてバンクーバーと、なんとね、ステージの大きさ、70メートルですよ。70メートルだったらぁ!悪いけどぉ!東京ドームとかも入りません!でかすぎちゃって!はい。それくらいの巨大なステージで、ステージもこれ、メンバーの1人と、5人目のメンバーだったんだなぁ。すごいですよ。しかもこの3D映画、ボクも観ましたけどね、ホントすごいよ。はい。最大で24のカメラをね、使ったそうですよ。レッド・ツェッペリンの『The Song Remains The Same』と同じように、全然違うイメージビデオと言いますか、まぁメタリカの場合、悪夢ですけど、それと自分たちのライヴを組み合わせた、そんな映画です。メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー!」
(放送されたのは日本語版の予告編ですが)
以下、テレビ画像とインタビュー文字起こし。コロコロと変わるラーズの表情とともにお楽しみください。
伊藤政則
「体調はどうですか?日本のファンは待ち構えてますよ。」
ラーズ・ウルリッヒ
「日本に戻ってこられて嬉しいよ。3年ぶりかな。3年前はさいたまスーパー・アリーナでやったんだったな。」
「今回は2回で、東京とあと大阪に行く。素敵だよ。でもこんなに暑い日本は初めてだな。2日前にAEROSMITHのライヴに行った友達がバカみたいに暑かったと言っていた。でも俺達は大丈夫だよ。ステージに上がって楽しむさ。」
伊藤政則
「こないだ『ORION + MORE』で1stアルバム完全再現やったそうですけど、やった印象どうでしたか?」
ラーズ・ウルリッヒ
「楽しかったよ。俺達のフェスティヴァル、2年目の『ORION FESTIVAL』をデトロイトでやったんだ。」
「俺達にとってパーソナルなフェスティヴァル。ファンには出来るだけ俺達を身近に感じてもらえる様なフェスティヴァルにしたかったし、何が起こってもおかしくないものとして『ORION FESTIVAL』を確立させたかった。そこでは必ずスペシャルな事が起こるんだという事を世界中のファンが知るべきだと思ったんだ。」
「周りの人間はいつだって何周年について話している。俺達はそういう事はあまり考えないけど、必ず誰かが「これの30周年」だの「あれの25周年」だのと言っている。そういう事をしょっちゅう耳にするんだけど、誰かが「KILL 'EM ALL」の30周年と言ったんでそれをやったら楽しいんじゃないかと思ったんだ。」
「これを人に言うのは初めてだけど元々のアイディアは別のステージに俺達が登場してパンクやアンダーグラウンドのクレイジーなカヴァー曲をやるというものだった。クレイジーな曲をやろうとしたんだけどそれがあまり上手く行かなかったんで、代わりに「KILL 'EM ALL」を完全再現する事にしたんだ。楽しかったよ。」
「すごく小さなステージでね。『ORION FESTIVAL』にはステージが5つあるんだけど、そのうちこれが一番小さいステージだった。だから俺がここでプレイしていると人がステージに溢れて来た。すごいカオスでクレイジーできわどかったけど楽しかったよ。」
「大きな所でやると全てがオーガナイズされていて、どこもかしこもセキュリティだらけといった感じだけど、あの時はアナーキーな要素があった。あれが俺達にとって最大のアナーキーだったな!だからとても楽しかったよ。(1stからの曲は)当然“Hit The Lights”や“The Four Horsemen”といった曲はよくプレイして来たけど、全曲をまたやる事が出来て楽しかった。」
伊藤政則
「改めて1stアルバムの良さみたいなものを、どういう風に感じましたか?」
ラーズ・ウルリッヒ
「う〜ん、いや、それはなかったな。去年の『ORION』では「RIDE THR LIGHTNING」を完全再現したけど“Escape”をやったのは初めてだった。「THE BLACK ALBUM」を完全再現した時も2〜4曲は初めてだった。「KILL 'EM ALL」からは“Hit The Lights”“The Four Horsemen”“Motorbreath”“Jump In The Fire”…確か全部やった事があったと思うんで新しい発見はなかったね。全曲やれたのは良かったけどね。」
「あのライトがある辺にクリフのお父さんが座っていたんだ。ロバートが“Anesthesia”で初めてクリフのベース・ソロを弾いた時にクリフのお父さんがいたなんて素敵じゃないか。ロバートは君がいる所にいて、クリフのお父さんはライトの所にいて、俺はここに座りながら「ワオ!クールだな!」と思ったね。でもそれ以外に素晴らしいサプライズは特になかった。」
「一番のサプライズは大勢の人がバンドを観に来てくれた事だね。1曲目でステージに座った時、俺の所からは観客が俺達の方に押し寄せて来るのが見えたんだ。俺としては怪我人が出ない様にと願っていたよ。ものすごい数の人がいたんだもの。始めた時は50人しかいなかったのが、2曲目の時には10,000人もいたんだから!あっという間に人が増えたんだ。でもそれ以外ではただひたすら楽しかったよ!午後2時にやったんで昼間だったんだ。」
伊藤政則
「30年前の1stを作っているメタリカに、何か今の自分から何かアドヴァイスあげるとしたら、当時のメタリカにどんな声をかけたいですか?」
ラーズ・ウルリッヒ
「良い質問だ…アドヴァイスねぇ…」(しばらく考えた後)
「長い道のりになるから覚悟しておけよ!」
「今の一番の違いは…これは年のせいだと思うから、君も君もみんな同じだけど、人間年をとると世界をもっとしっかり見る様になるんだ。20〜25歳の頃はしっかり見ていない。いつだって次の事に向かっている。「ビールを飲もう」「音楽を聴こう」「女はどこだ」みたいにね。今の僕は常に全てを見ている。そして理解しようとする。周りに溶け込もうとする。でも30年前は自分の事しか考えていなかった。」
「今は自分の事は一番最後に考える。まず他の人達の事を考える。「元気?」「いいインタビューだった?」「子供達はどうしてる?」「どうすればMETALLICAの為に一番良い事なのか?」といった事を考えるんであって、「どうすればラーズの為に一番良い事なのか?」なんて事は考えない。いつも子供達やMETALLICAや(婚約者の)ジェシカや父親の為に一番良い事を考えている。常に人の事を考えている。」
「だから30年前の自分に何か言ってあげられるとしたら「次のビールの事を考える代わりに、世界に目を向けてそこから取り込め」だね。」
当初30分の予定のインタビューが、延長を許され結局40〜45分のインタビューとなったそう。30周年、メタリカ、そして3D映画についてのコメントについては映画のサントラ発売に合わせて公開するとのこと。
さすがにラーズのインタビューは尺が長いので、1回じゃ収まりきれないわけですね(笑)
というわけで9月末頃の放送内容にも期待です。
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ジェイムズ・ヘットフィールド、日本テレビ「ZIP!」出演
コメント
まったく管理人さんにはアタマガ下がります
予告めっちゃかっけ〜☆
前売り特典何かな〜♪早く観たいですね!!
余談ですが 10代の頃の私は伊藤政(その頃から私が呼んでる彼の呼び名w)を見て
なんでHMが好きな人ってこーゆー汚ならしいひとが多いんだろ…(ホント失礼!!)と思ってましたw CDとかに解説書いてたりして尊敬はしてたんだけど〜。
そんな18才の私の部屋の写真を見たらドッケンのポスターがww あの頃はYGとかロッキンfとか買い漁ってたなぁ〜
話は逸れましたが ラーズってホント表情豊かで身振り手振りでパワーを感じるひとですね!!
ありゃあ 目の前に来たら頭ん中真っ白になっちゃうわ〜!!(ミーグリby管理人さんw)
汚らしいと言うのは長髪のことですかね・・・(苦笑)
これは自分の想像ですが、ラーズは母国語が英語じゃなかったことで、言葉だけじゃないモノが「発達」したのかなぁと。まぁもともとおしゃべり好きで人とコミュニケーションをとることが好きな感じですが(^^;
そっか、ラーズはバイリンガルですもんね。
ミーグリでの言葉の壁ををどうにかしようと必死になってくれるのも、彼ならではの優しさなのかもしれませんね。
以下、まとめレスですみません。
映画、1122ですね! 楽しみ〜。
劇場はどうなるのか要チェックですね。
BURRN! は、初めて買うことになりそうです。
先日の CROSSBEAT の残念表紙METALLICA(購入済)とは違って、かっこいい表紙でひと安心!
同じ時期に来日した AEROSMITH を差し置いて?と思ったら、エアロは9月号だったのですね。
ところで、エアロつながりで質問があるんですが…
http://www.metallica.com/videos/30th-anniversary-testimonials.asp
ここの AEROSMITH からのコメント、最後にタイラーがカメラに近づいてラーズに? 何と言っているのでしょうか? お分かりでしたら教えてください。
長くなってゴメンナサイ。
メンバー全員の日本語で読めるインタビュー掲載は
来日してくれたときぐらいしかないので期待しちゃってます。
後日、グッズ情報館にレビューを掲載する予定ですが、
最近発売されたムックのなかだとCROSSBEATより河出書房新社のモノの方が
読み物として面白いと思いました。(本人たちのインタビューはないですが)
スティーヴン・タイラーが最後に言っているのは、
"Lars! Get your shit together bro!"のようです。
訳は自信ないですが「(まだまだ)しっかりやれよ!兄弟!」ってところでしょうかね。
「bro」…なるほどー。
METALLICA と AEROSMITH、どちらも末長く活躍してほしいです。
全然違うけど…。でもファンに優しいし、どんなにビッグになってもファンをないがしろにしないところは共通してますよね!
ファンをないがしろにしないからこそ、長く活躍できているのかもと。
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