サマーソニックでの来日に加え、ソウル公演も決まったメタリカ。先月の南アフリカ公演の際に行われたジェイムズ・ヘットフィールドへのインタビューから。
おそらく電話インタビューなんでしょうが、CGで表情を補足している動画は初めて見ました(笑)
それにしても、このインタビュアーは質問がうまい。ジェイムズの答えもツッコミどころ満載です(笑)。これまで聞いたことのなかった答えがいろいろ聞けた楽しいインタビューでした。BLABBERMOUTH.NETさん、文字起こし感謝です。
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−では、一風変わった質問から始めましょう。グラム・メタルなしに、あるいは少なくともグラム・メタルへの憎悪なしにスラッシュ・メタルは存在しえたでしょうか?
ジェイムズ・ヘットフィールド
たぶんないだろうね。ああいうものにはスラッシュメタルを活気づける大きな嫌悪感があったよ。たぶん聞いたことがあるかもしれないけど、メタリカはまさにグラム・メタルの中心だったロサンゼルスで育ったんだ。それこそグラム・メタルのピーク時でモトリー・クルー、ラット、ポイズン、そういうバンドは全てLAを拠点に置いていた。俺たちは嫌われていた。でも彼らはもっと嫌われていた(笑)。彼らは俺たちのことをパンク・ロックだと思っていたから、俺たちはクラブから追い出されたんだ。
−グラム・メタル以来、たくさんのメタルのジャンルが出てきては消えています。なぜスラッシュ・メタルはこれほど長く、時代を耐え抜き、世界中でスタジアムを満員にするんでしょうか?
ジェイムズ・ヘットフィールド
スタジアムを一杯にするにしろ、みんなのリビング・ルームでデカい音を鳴らすにしろ、こういうのはある種の感情を伝えるし、つながりを必要としている人たちに与える。音楽のなかでは厄介者扱いだけどね。世の中の不適合者が惹きつけられるものなんだ。人と少し変わった30数年、32年のあいだ、そういった人々といまだにつながることが出来て俺たちは充分幸せだよ。
−あなたたちは最近メタリカとして30周年のお祝いをしました。そして(元メンバーの)ロンやジェイソンやデイヴと共にステージでジャムまで行いました。バンドのキャリアの頂点ではありませんか?メタリカに残された達成すべき他の節目はありますか?
ジェイムズ・ヘットフィールド
40周年だな。できれば、バックアップを頼む他のバンドのメンバーはいないといい。あの(30周年を祝ったフィルモア公演の)4日間はマジックのようだった。ロックの殿堂入りも、とても重要な出来事だったと思う。でもあの4日間のやり方の方がクールだったね。俺たちの歴史であって、ファンがいて、各国からのフラッグがあった。以前のメンバーと演奏した42の異なる国からね。俺たちがインスパイアされた人たちと一緒にライヴをする。あれは最高の夜だった。
−ジェイソンの話が出ましたが、先日、彼がもうメタリカではないことで、後悔する大きなことのひとつに南アフリカのような場所でライヴができないことだと語っているのを我々はインターネットで目にしました。そしてロブ(ロバート・トゥルージロ)も最近、インターネット上で、メタリカであることの大きな特権のひとつとして、このような場所に来ることだと語っていました。あなたにとって人里離れた土地でショーを行うことはどれほど重要だと思いますか?
ジェイムズ・ヘットフィールド
俺たちはそういう場所に行けることに感謝しているよ。世界の半分以上は行くこともできない。そこらのバンドはまだローカル・シーンに留まっている。俺たちは世界を見なければならない。世界の大部分だよ。俺たちにとって行くべき場所はね。そこがどういう場所か知らない場所、中国とか数カ国は思いつくかな。イランもいいね。俺たちを欲してない場所、あるいは俺たちを嫌っている場所なんかに行ってライヴをしてみたいね(笑)。
−これは大変マジメな質問なんですが、チャリティーのために80年代、90年代のようにマレット・ヘア(左右を短く、後ろだけ伸ばす髪形)に伸ばしませんか?
ジェイムズ・ヘットフィールド
もちろん・・・伸びたらね(笑)。
−ラーズ・ウルリッヒはどうですか?
ジェイムズ・ヘットフィールド
ラーズが俺がやっていたようなマレット・ヘアにするのかい?いいね!ぜひそうしよう。アイツは喜んでやるよ(笑)。
−最近、大きな論議を呼んだことのひとつにBIG4に他のバンドを加えてBIG5にするとしたらどうか?ということです。5番目のバンドを加えるべきという議論はありましたか?No.5を入れたとしたら誰だと思いますか?
ジェイムズ・ヘットフィールド
BIG4って名前は俺たちが作ったものじゃない。マスコミからそれはずっと前から長いあいだ言われてきたことなんだ。だからあの頃リスペクトされていた多くのスラッシュ・バンドの大物は際限なくいるよ。俺が言うと仮定するなら、個人的な意見だけど、No.5はエクソダスってことになるかな。
−正直でくだらないジャーナリストとしての私の意見ですが、最近のアルバムを聴き直したとき、『St.Anger』は自己破壊をしているバンドのように聴こえました。一方、『Death Magnetic』はメタリカというバンドをより復活させたアルバムであったと思います。(次の)10作目のアルバムのための燃料はどこから来るんでしょう?
ジェイムズ・ヘットフィールド
それは新譜のために俺たちにまたバラバラになれって言っているのかい?(笑)燃料は来るべきところからやって来るよ。つまり、より良くしよう、過去にやってきたものよりも良いものを作ろうという意志からね。いまだに究極のリフ、究極のギター・サウンド、究極の歌詞、そういったもの全てを探しているんだ。それは終わりのない探求だし、決して満足なんかしない。だから、それと同様に俺たちの人生を楽しみ大事にしないと。俺たちはかなり恵まれているよ。
−それでは正直にお答えください。もしロブがもっと体格の小さい人だったら、彼がメタリカに加入したときにもっと存在が霞んでいたのではないですか?
ジェイムズ・ヘットフィールド
(笑)それは良い質問だね。アイツは筋骨隆々な見た目をしている。ターザンを思い起こさせる。だから、俺たちがアイツにちょっかいを出そうなんて思わないよ。
MK Ondergrond(2013-05-09)
おそらく電話インタビューなんでしょうが、CGで表情を補足している動画は初めて見ました(笑)
それにしても、このインタビュアーは質問がうまい。ジェイムズの答えもツッコミどころ満載です(笑)。これまで聞いたことのなかった答えがいろいろ聞けた楽しいインタビューでした。BLABBERMOUTH.NETさん、文字起こし感謝です。
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