前回に引き続き、「Kerrang!」誌でのメタリカのインタビュー。
ラーズ・ウルリッヒとジェイムズ・ヘットフィールドが先日発売されたケベック・マグネティックの話からセットリストや2013年のメタリカについてなど語っております。以下、管理人拙訳にてどうぞ。

kerrang2013

−今年(2012年)のクライマックスは何でしたか?

ラーズ
ドニントン、そしてOrion。(デンマークの)ホルセンスのギグもセンセーショナルだったね。普通じゃまずやらないようなところだったから。あそこは以前、牢獄として使われていたんだ。半年前に明け渡されてね。デンマークで最悪の犯罪者が収容されていたんだけど、とっても古めかしいところだったんだ。敷地が壮観で、独房棟をドレッシング・ルームとして使ったよ。8万人のクレイジーなファンを前にして行なったパリのスタッド・ド・フランスの公演も同じくらい特別だね。

−新しいライヴDVD『Quebec Magnetic』を出したばかりですね。なぜカナダを選んだんですか?

ジェイムズ
まず第一にとてもクレイジーだったってことだね。ケベックが世界中のたくさんの街に並んでメタリカのファン層がとても献身的なんだ。北米で何かやろうとなって、同時に話がまとまった感じだね。近頃は何でも記録して撮影するけど、ちゃんとやるとなったらそこには何かしらの考えがないといけない。それが俺たちがやったことさ。デス・マグネティックのツアーではメキシコとフランスの公演を撮影した。個々の国や大陸に意識をおいたのは本当に良かった。特別なものを与えてくれたよ。

ラーズ
俺たちがケベックを選んだのは(ケベック州の都市)モントリオールのおかげなんだ。収録されたショー(2009年9月19日、20日)をやった前の月にモントリオールのベル・センターで2回のショーをやってね。フランス系カナダ人の多いところで俺たちがライヴを行うときはいつだってマジックのような空気に包まれるんだ。カナダの他のショーではここまでは言えない。モントリオールのショーはムッチャクチャだったね。関係者に電話して、「(Quebec Magneticの監督となる)ウェイン・イシャムと彼の撮影隊に来てもらって撮影してもらえるか聞いてくれ。なぜってケベックがイカれてるからだよ!」って言ったのさ。


−あなた方はファンに2晩行ったライヴのセットリストのなかからどちらかを選んでもらうようお願いをして、3万5千人がそれに答えました。ファンたちの選択はあなた方にとって驚きの結果でしたか?

ジェイムズ
俺は自分の(希望)を投稿したんだけど、誰も俺のを気にしちゃいないのさ!

ラーズ
同じところで2回やるときは、俺たちはいつも根本的に違うセットリストでそれぞれやるんだ。60から70曲をいつでも引っ張り出せると思ってる。ファンは、より普段やらない曲を選ぶからね。「Phantom Lord」や「Killing Time」もそこでやってるし。

ジェイムズ
ラーズと一緒にセットリストを書くんだけど、ヤツは奇才だね。セットリストのなかにたくさんの考えを入れてくる。地球上で一番のメタリカファンだからね。よく構成を変えて、いつだって同じものをやらないようにしている。ブラックアルバムのツアー(1991〜1994年)で心奪われ、うんざりしたのは、再三再四に渡って毎度毎度同じセットリストでやっていたときだった。少しありふれたものになってしまって、同じ調子になって、ちょっとした奔放さがなくなっていたのさ。ファンが聴きたいもので熱狂しているのを見るのは本当に面白いよ。

−ハロウィンということで、「Seek and Destroy」ではウィッグとマスクを付けていましたね。また長髪になった気分はいかがでしたか?

ジェイムズ
うんざりしたね!セットリストもカンペも読めやしねぇ(笑)。スリップノットやその他のマスクをしているバンド連中の気が知れないよ。ヤツらは自分たちの曲をちゃんと覚えたままでいる脳みそを持ってるんだ!まぁ楽しかったし、いいんじゃないの?

−(今後について)

ラーズ
俺たちは違うことをトライしていきたいと思っている。

ジェイムズ
3D映画がやるべきことで一番デカイことだと思う。みんなに分かって欲しいのは、あれ(3D映画)は一過性のものじゃないってこと。つまり、ちょっとカルト映画寄りなものなんだ。もちろん次のアルバム制作もあるし、出来る限りベストなもの、オールドスクールと新しいもの(のミックス)みたいな(これまでと)違うものを書くことだってある。

−ラーズ、1年後に2013年にやり遂げたことについて話すために電話をするとしたら、何を話していますか?

ラーズ
次のメタリカのレコードが出来たと話していたいね。少なくともレコーディングの大部分について話せたらいいね。
さらにロック・イン・リオもやろうとしているし、進行中のものもいくつかある。それは未知のものに身を投じるメタリカ遺伝子みたいなものさ。それは楽しいし、そんなことが可能なのは贅沢ってもんだよ。無難すぎることなんてやる必要がないんだ。俺たちはまだ絶好調だよ!


Kerrang!(2012-12-22)

個人的見解を申し上げますと、ケベック・マグネティックは輸入盤で充分だと思います。国内盤はインタビューの他、ライヴMCの訳もあったりしますが、それほど分量は多くないですし輸入盤の圧倒的な安さを考えると・・・。

国内盤で気になる内容はこの人か、
larsulrich_bot

この人がじきにつぶやくと思います(笑)
jmzhetfield_bot

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