2010〜2011年にかけて行われたアンスラックス、メガデス、メタリカ、スレイヤーのBIG4ツアーについて、アンスラックスのスコット・イアンが『The Irish Times』のインタビューで答えていたので内容を抜粋してご紹介。

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・メタリカのロックの殿堂入りセレモニーに招待され、ラーズ・ウルリッヒと飲んでいたスコット・イアン

「俺たちはみんな酔っ払っていた。そしたら、ラーズが『BIG4をやることについてどう思う?』って言ったんだ。で、俺は言ったんだ。『BIG4って何だい?』って。すげぇ話だなって、まったくマジメには話していなかったね。酒の席の話だったんだ。」

・デイヴ・ムステイン(メガデス)とメタリカ、ケリー・キング(スレイヤー)との諍いについて

「そういうくだらないことの多くは、遥か昔の話さ。俺たちは誰も何にも変わっちゃいないと思いたいのと同じくらい、俺たちの多くはいろんなやり方で大人になっているのさ。俺たちはいつも他の3バンドと仲良くやって来た。デイヴとメタリカが過去にたとえどんな問題があったとしても、俺たちが一緒にショーをやっていたときにはいつだってそっぽ向いて立つなんてことはなかったよ。」

・BIG4ツアー、そしてジョーイ・ベラドナ復帰について

「あのショーについては本当に言い尽くすことなんてできないね。メタリカは長年に渡って成功を収めてきたのには多くの理由がある。そしてタイミングっていうのは間違いなくそのひとつなんだ。エンターテイメント・ビジネスでの成功っていうのは運とタイミングなのさ。あれは俺たちを前進し続けるための本当に大きな刺激になった。あのショーはジョーイがバンドに復帰する大きな誘因になったんだ。あのショーでは、ジョーイが俺たちを代表しているヤツであるべきだと感じたんだ。彼は80年代のアンスラックスのブレイクを担っていたからね。それにあのショーは長いあいだ俺たちを観ていなかった人たちに俺たちを再び見せつけ、アンスラックスを聴いたことがないっていう新しい連中にも観てもらうっていう力を与えてくれたよ。」

・これからのアンスラックスについて

「俺たちはやりたかったことは、レコードを作ってツアーに出る、それだけさ。いったんバンドを組んで続けるなら、それは簡単なことであるべきなんだよ。でも実際はそう容易くはないんだけど。よく山あり谷ありって言われているし、たしかに俺たちは谷底から出てきた。1986年にスタジアムでやるなんてなかったからね。それからしたら、俺たちは当時よりチケットを売っているんだ。ここまで来ると、こんなにも多く人たちがこの音楽を愛してくれているってのは単純に驚きだよ。」

The Irish Times(2012-11-09)

ロックの殿堂入りセレモニーの前にはネット上で噂となっていたBIG4ツアー。セレモニーの後で直接スコット・イアンにカマかけてたんだね、ラーズ(笑)

訳していませんが、インタビュー記事のなかで最もBIG4ツアーの恩恵を受けたと断定されているアンスラックス。アンスラックス的には地元ニューヨークで、しかもスコット・イアンが大ファンであるニューヨーク・ヤンキースの本拠地であるヤンキー・スタジアムで公演を行えたことでBIG4ツアーは完全に一区切り終えたという感じのようです。(やっぱり日本じゃ実現しませんか。。)

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