ブラックアルバム再現ツアーが始まってオフィシャルサイトは動画や写真がアップされまくっている状況にまだ追いついてない昨今の管理人ですが、本日はまた別の話題。
RollingStone誌のBIG ISSUE版にメタリカが登場です。

このRollingStone誌のBIG ISSUEがネット上で無料で読めます。
おそらく期間限定なのでお早めに。
※BIGの文字につられますが、BIG4特集ではないです。
http://www.flipseekpubs.com/publication/?i=110532
そのなかでレコーディング・スタジオで行われたジェイムズ・ヘットフィールドのインタビュー部分を拙訳してみました。ちょっと長いですが、誤訳御免でどうぞ。
最後はオチで締めてくれたジェイムズ。
精神的な葛藤から、iTunesを使ったアルバム制作過程までいろいろ語ってくれました。
BIG ISSUEというと、その雑誌の性質からしてネットで買えない気がするのですが日本で購入可能なのかしら??
【参考】ビッグイシュー(wikipedia)
他のメンバーのインタビューについては管理人の余力次第ということで。。
ブログランキングに参加しています。
応援クリックをヨロシクお願いします。
関連記事
Rolling Stone誌読者が選ぶ90年代ベストアルバムTOP10にメタリカのブラックアルバムが選出。
メタリカ、制作中の新譜や3D映画についてRolling Stone誌上で大いに語る。
メタリカ、Rolling Stone誌の2008年ベストアルバムにランクイン。
Rolling Stone誌読者が選ぶ90年代ベストアルバムTOP10にメタリカのブラックアルバムが選出。
RollingStone誌のBIG ISSUE版にメタリカが登場です。

このRollingStone誌のBIG ISSUEがネット上で無料で読めます。
おそらく期間限定なのでお早めに。
※BIGの文字につられますが、BIG4特集ではないです。
http://www.flipseekpubs.com/publication/?i=110532
そのなかでレコーディング・スタジオで行われたジェイムズ・ヘットフィールドのインタビュー部分を拙訳してみました。ちょっと長いですが、誤訳御免でどうぞ。
RollingStone
今年は新譜なしでも忙しいですね。このスタジオに来たときは、オフィスで仕事をするという感覚なんですか?
ジェイムズ
ちっとも。ここに来るのを楽しみにしているんだ。なんだか安心するし、リアルに感じる。ありのままでいられるというか。外にいると、そこまでは至らない。ここに着くと、落ち着くんだ。いい感じだよ。
俺たちが他の場所でやると、また別のエネルギーがある。デンマークでレコーディングしたときは、テープ置き場で寝ていた。起きたら階下に降りて、レコーディングをして、それから上に上がって床につくのさ。でもこれこそ究極だよね。ロック・バンドだったら、やりたいって思うだろ。俺たちはそれをやったんだ。
(1986年の)『Master Of Puppets』を制作したところは、(サンフランシスコ州エルセリートの)カールソン・ブールバールってところだ。そこは俺たちが車を停めることのなかったガレージだった。そこにはドラム・キット、少しばかりのアンプを置いてね。あのカーペットの臭いときたら・・・ウッ!もう取り壊されてしまったけどね、あの小さな歴史的なビルは(笑)。買い取って、(レコーディング・スタジオを指差して)ここに持ってきたかったね。新しいガレージにあの古いガレージを持ってきてさ。あのスタジオをそのままにしておくのさ。
RollingStone
30年も経つと、多くのバンドがペースを落としますね。
ジェイムズ
多くのバンドはこう言うのさ。「30年ってこんな感じかねぇ。俺たちは何もしちゃいないよ。」ってね。俺たちの活動をストップさせたい人間もごまんといる。これは金メッキで塗り固められた問題さ。どうして辞めてほしいと思うんだい?まだクールなことがいくらでもあるだろうに。そういうことに「NO」とは言いたくないし、後で「クソッ、二度とやってこないアレはやっとけばよかった。」なんて考えたくないからな。
RollingStone
20年前、あなたたちは不可能なことをやってのけたと多くの人が思いました。
ジェイムズ
(裏を返せば)大部分は「あいつらは俺が望むことなんてしやしない。ルー・リードとアルバムなんて作りやがった。あんなことして欲しくなかった。」ってことだろ。惚れこんでないものに惚れこむ、あるいは姿を変えたものに惚れこむには、自身のなかに空いたスペースが必要なんだ。
RollingStone
昨年12月フィルモアで行われた30周年記念のショーで昔の曲をやったとき、歌詞のなかで今よりも自分が若く、怒れる青年だったと思いましたか?(今のあなたは)「Of Wolf and Man」を書いた人とは別人ですよ。
ジェイムズ
あるいは純粋な恨みの「Dyers Eve」とかね。(間をおいて)写真を見て振り返ると、誰かがハッピーなのを見るんだ。笑ったり、悪ふざけしたり、場違いな汚い言葉遣いをしたり、タチの悪い態度をとったりしたけどハッピーなんだ。でも閉じた扉のなかには孤独だったり、汚い感情だったり、憎たらしい人間がいたりする。音楽をくれた神に感謝だな。
過ぎ去った日々のなかにはロマンチックなところもある。そういう写真を見ると、あの日々よ再びって思うね。自分のバンド、友人、とりわけ家族との関係に目を向けると、「(昔のままの)あんな人間だったら、この関係はなかっただろうな。」って思うよ。
RollingStone
ブラック・アルバムのなかで今歌うのが難しいという曲はありますか?
ジェイムズ
歌詞でってこと?それはないね。俺がこれまでやってきたことで、(今の自分が)結実している。それが以前よりハッキリしてきた。「The Struggle Within」で描いたことは、俺は精神分析医じゃないけど、まさにそこにある。「Don't Tread on Me」「Sad But True」「My Friend of Misery」は、多くの将来のことについて語られている。パスヘッドが「Sad But True」の(Tシャツ用の)アートで自分をみつめるガイコツを描いたとき、俺にはあの曲にそこまであからさまな双対性があるとは考えていなかった。彼はあの曲から善と悪、内に秘めた自分と公にした自分を拾っていったんだ。こうだと思っていた自分よりも少し透けて見えるようになって嬉しいよ。こういうことでみんなが俺をさらに助けてくれてきたんだ。
RollingStone
あなたが激しい怒りに別れを告げたら、怒れるメタルの歌詞をどのようにして書くのでしょうか?
ジェイムズ
なぜ俺が頭にきているのか、バラバラに車をぶっ壊したいのか妻に訊いてみるといいよ。いまだにそういうことがあるんだ。そうはなりたくないとは思っているんだけどね。でもなぜそこから逃げるんだい?ただ理解して、使うんだ。そんな感情になったとき、ペンと紙を持ってくる。ギターを持ってくる。それから始めるんだ。じゃないとそんな感情が収まってしまうからね。俺の家族はそうなったらいいと思っている。だがそうならない。
RollingStone
精神、もしくは感情をコントロールするための療法を行ってますか?
ジェイムズ
もちろん。12ステップのミーティングかな。瞑想。お祈り。これらは少なくともどんなことからそんな感情になったのかを知る助けになっている。自分のサイクルを理解するんだ。不安に思い、自分が誰であるかを証明するため怒りを使い、自分が望むものを得ると、怒りが収まる。そしてまた不安がぶり返すというね。これはサイクルなんだ。全か無かの飲酒とはまた違うね。こんなことは永遠に続かないと歴史は俺に教えてくれる。でも俺にはそういったサイクルがあるもんはあるんだ。
RollingStone
新譜はどのくらい取り掛かりましたか?
ジェイムズ
たった846のリフしかない。
RollingStone
それは正確な数字ですか?
ジェイムズ
iTunesに入れてあるよ。どれくらいあるか見れるのさ。サウンドチェックとか、ここでふざけてたものは抜きにしてね。アンプにつないで、突然、気分良くなってリフが思いつく。「すげぇ、今の録った?」ってね。ここでレコーディングから離れることができなくなるよ。
でもメタリカの溜め込み魔こと、ラーズはどんな石っころでも再検討することに頭がいっぱいなのさ。そして、それをひっくり返しては「こりゃあ、すごくなるかもしれねぇな!」ってなるのさ。あぁ全部すごくなるかもしれない。でも俺は今、新しいものがあるんだよ。お手上げだね。5年前の素晴らしいツアーからリフを取ってくるんだぜ。今でもそう(リフがいいと)思うかって?心配御無用。さらによくなって姿を見せるさ。
RollingStone
ツアー、フェス、映画とたくさん気を散らすことがありますよね。あなたたちの一番の仕事であるところの・・・
ジェイムズ
曲を書くこと?全くだね。今週はインタビューに写真撮影、ビデオ撮影。いつ曲を書き始めるんだって?「ブラックアルバムのリハーサルをしなきゃ。」他に考えることなしで、腰をすえて、アルバムのレコーディングをしたいね。
RollingStone
あなたたちが引き受けた3D映画とは何なのですか?小耳にはさんだとき、心配になったのですが。
ジェイムズ
ピクサーとでも陳腐なものとでも思ったかな。俺たちが考えているのは、完全に常軌を逸したぶっ飛んだものを作ろうってこと。俺も筋書きが欲しいね。カルトムービーになればなと思っている。ホント馬鹿げた感じだね、俺はそれが何かさえわかっていないのに、その映画について深く話しちゃうんだ。
RollingStone
誰のアイデアなんですか?
ジェイムズ
(共同マネージャーの)ビーター・メンチさ。過去のツアーから最高のものを記録することからきているんだ。多くのキッズは(『...And Justice for All』ツアー時の)破壊シーンや(『Metallica』ツアー時の)スネイク・ピットを見ていない。そういうベストなものを全部詰め込むのさ。それでさ、3Dで撮影しない手はないだろう?
RollingStone
予算はあるんですか?
ジェイムズ
あぁ。とんでもない額だね。基本的には俺たちの貯金だね。俺たちはなにをしでかすかわからない。でも、やってみたいと思うことはわかっているよ。
RollingStone
2004年の全編ドキュメンタリーの映画、『Some Kind of Monster(邦題:メタリカ真実の瞬間)』には驚かされました。
ジェイムズ
今回の映画のために他の誰かがリハビリに行くかもな(笑)。リハビリ・イン・3D!
最後はオチで締めてくれたジェイムズ。
精神的な葛藤から、iTunesを使ったアルバム制作過程までいろいろ語ってくれました。
BIG ISSUEというと、その雑誌の性質からしてネットで買えない気がするのですが日本で購入可能なのかしら??
【参考】ビッグイシュー(wikipedia)
他のメンバーのインタビューについては管理人の余力次第ということで。。
ブログランキングに参加しています。
応援クリックをヨロシクお願いします。
関連記事
Rolling Stone誌読者が選ぶ90年代ベストアルバムTOP10にメタリカのブラックアルバムが選出。
メタリカ、制作中の新譜や3D映画についてRolling Stone誌上で大いに語る。
メタリカ、Rolling Stone誌の2008年ベストアルバムにランクイン。
Rolling Stone誌読者が選ぶ90年代ベストアルバムTOP10にメタリカのブラックアルバムが選出。
コメント
この中に”来日”が入っていれば完璧なんですが。。。
そうですねぇ。また熱いステージがみたいですね。
>ななさん
日本版出るといいんですけどねぇ。
コメントする