メタリカのブラックアルバム発表20周年に関して、メンバー及び関係者のインタビューをBLABBERMOUTH.NETがざっくりまとめてくれていたのでご紹介。
※バンドの歴史等について書かれた前書きや後書きはガッツリ省略してます。あしからず。

METALLICA
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※バンドの歴史等について書かれた前書きや後書きはガッツリ省略してます。あしからず。
1991年の音楽的な変化について「Rolling Stone」誌でラーズ・ウルリッヒはこう語る。最近のアルバム制作と反対のことをやってたというジェイムズの話が非常に興味深いです。
「俺たちはミュージシャンとしても、ソングライターとしても(キャリアの初期は)まだまだだと感じていた。それで俺たちは大きく変えたんだ。『Master Of Puppets』や『...And Justice For All』から自分たちの能力を証明するという方向にね。俺たちはミュージシャンとしても、ソングライターとしても有能であると証明するためにこんなマジで突飛なことをすべてやってのけたんだよ。」
さらに8ヶ月間のアルバム制作期間について、こう付け加える。
「(レコーディングは)早く済ませるべきだったんだ。理論的にはね。俺たちが以前やってきたように全てを完璧に得ようとするよりも。でも、メタリカは通常、そういった理論や普通やるようなことっていうのは、窓の外に追いやってしまうのさ。2倍ルーズなレコードを作るのに2倍時間がかかったんだ。」
フロントマンであるジェイムズ・ヘットフィールドはこう語る。
「世界のあらゆるリフを1曲にしていくジャム、そしてそれを曲として機能させるのは俺たちにとっては挑戦だった。今、俺たちはほとんどの場合、それと正反対のことをしている。それもまたさらなる挑戦なんだ。」
このアルバムはレコーディング中、バンドと衝突したプロデューサー、ボブ・ロックとの初めてのコラボだった。ボブ・ロックは述懐する。
「はじめの3ヶ月は難しかったね。彼らは私のことを完全に疑いの目で見ていた。楽しい、簡単なんてモンじゃないよ、レコードを作るってのは。これが終わったら、二度と一緒に働かないと彼らに話したくらいだ。彼らも私に同じようなことを感じてたよ。」
さらにラーズ・ウルリッヒはこう語る。
「俺たちはそれまで誰かに推し進められるなんてことは本当になかったんだ・・・。俺たちはいつも自分たちのことを『Big Bad Metallica』だって考えていた。でもボブは俺たちにこれまで聴いたこともなかった新しい言葉を教えてくれたんだ。それが『Soulful』さ。」
BLABBERMOUTH.NETより(2011-08-22)

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コメント
ブラックアルバムではそういったアプローチをやめて、もっとシンプルで、技巧や音の装飾で誤魔化すのではなく、聴く者のハートに直截に響くものを作りたかったのではないだろうか。
一つ一つの音や言葉が強くて逞しい、いっけん繊細と思えるものでも芯は強く逞しい、ただ表現手段が違うだけで。
ジェイムズはキャンバスをありとあらゆる造形物で埋め尽くす画よりも、シンプルな直線と幾ばくかの色で構成されているモンドリアンの画のほうが難しいと言いたかったのではないだろうか。
そして、ブラックアルバム以降はそういったアプローチの方法でアルバムを製作していったのではないだろうか。
"Sad But True"のシンプルでありながらも力強いリフはブルースのウォーキングベースを思わせる。この曲を聴くといつも、真っ黒な服を着たメタリバンガーがヘッドバンギングをしながら一列になってのっしのっしと行進していく姿が思い浮かぶ。
"Death Magnetic"では原点回帰みたいなことをいわれたけれど、はたして今度の新作はどんなテイストのアルバムになるのだろうな〜。
自分たちがやってきたことのないことをやるのが好きな彼らだからこそあの音になったんでしょうね。
>影丸さん
また違うアプローチでやっていくのか、前作の延長線上でいくのか楽しみですねぇ。
そういう意味ではルー・リードとのコラボはまた新しい手法をみつける機会になるかもしれませんね。
>まぢさん
情報ありがとうございます。まるで違う曲ですね!
メタリカカバー集にじきにアップしますね。
(サイトデータが壊れてしまったので復旧後になりますが)
なんというブラックエピソード(笑)
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