新作発表か!?とにわかにざわつくニュース。

以前の記事で、カーク・ハメットが『Rolling Stone』誌に漏らした
「100%メタリカのレコードってわけじゃない」プロジェクトについて
公式発表がありました。管理人拙訳にてどうぞ。

【極秘レコーディング・プロジェクト?】

数ヶ月前、カーク・ハメットが「本当に100%メタリカじゃないレコード」
という新しいメタリカのプロジェクトをほのめかしていた。
カークはちょっとフライングしてしまったかもしれない。
(あの後、おしおきとして腕立て伏せさせておきました。)

他ならぬ伝説的人物、ルー・リードとのコラボを果たした
アルバムのレコーディングがちょうど完了したことを
アナウンスすることができて、我々は十二分に誇りに思う。

2009年10月に行われたロックの殿堂25周年コンサートで
喜んでルーとの共演を果たして以来、一緒にレコードを
作るというアイデアについて議論してきた。

目先の利く、ベイ・エリアに住んでいる人の中には、
サンフランシスコ広域圏でルー・リードの目撃例の
ニュースに気が付いていたかもしれない。

我々はこの数ヶ月、たしかにメタリカHQのスタジオで
断続的に取り組んできた。(その他の)メタリカ関連の
プロジェクトのため、超高速で10曲をレコーディングし、
今のところいつそれを聴かせることができるかはわからないが、
先週の極秘に行ったレコーディング・セッションについて、
こうして公表できて、とてもエキサイトしている。

ロック史のなかで真の革新者にして最も影響力のある
ソングライターであり、ミュージシャンであり、パフォーマーである
ルー・リードのヴェルヴェット・アンダーグラウンドやソロでの
仕事は我々や我々の仲間から長きに渡り崇められ、
尊敬されるような質を保ち続けている。

我々はこうしてレコーディングを終えたレコードを聴いて
もらうのが待ちきれない。我々が我々自身について
ここらで語るのが好きなので、この情報の更新をチェックよろしく。
彼らと戻ったときにさらなる詳細を持ってきます!

Metallica.com(2011-06-15)

う〜ん。メタリカ&ルー・リード名義で発表するのかな?
いまだに謎が多いです。
10曲レコーディングとありますがNew Songの記載もないし。
本人参加のトリビュート盤かなぁ?

それにしてもジェイムズやラーズに腕立て伏せさせられている
カークを想像したら笑える(笑

【追記】
カークが口を滑らせた『Rolling Stone』誌でその他のメンバーの
コメント、ビルボードでさらなる詳細が掲載されたので続けて
管理人拙訳にてどうぞ。

【メタリカとルー・リードがニュー・アルバムで協力】

ラーズいわく、「90%は」終わっているが、どうリリースするか
プランはまだとのこと。ルー・リードはレコード契約を行っておらず、
メタリカもワーナーとの契約は満了している。

さらにラーズはこう語る。

「俺たちはどこへ行こうと自由だ。これをみんなに聴かせるのが
待ちきれないほど興奮しているよ。俺たちがこれだと感じるなら
どんな方法ででもね。」

ジェイムズはひとつ条件を挙げる。

「みんながこれを聴くときはその場にいたいなとルーに言ったよ。」

こう言って笑うと続けてこう語る。

「これを聴いた人たちの顔を見たいんだ。」

Rolling Stone(2011-06-15)

【メタリカがルー・リードとニューアルバムをレコーディング】

(前略)

2曲の曲名も明らかにされた。1曲は「Pumping Blood」で1テイクで
とった7分のメタルソング。もう1曲は「Mistress Dread」と題された、
ルー・リード主導のナンバーとなっている。

Billboard.com(2011-06-16)
というわけで新曲書いたようですね!

どうリリースするかもわからないとのことで、レディオヘッドの
『‌イン・レインボウズ』のときみたいに「価格はあなたにおまかせ」
ダウンロード販売なんてやったりして(笑

ちなみにオフィシャルサイトではレコーディングのときの写真が
公開されています。

【再追記】
『Metal Hammer』誌でのルー・リードとメタリカのインタビューも
管理人拙訳にて追記しました。

【Loutallicaが激白!
メタリカとルー・リードが来たるアルバムについて語る。】

ルー・リード 「天国でできたような組み合わせだね。一緒にプレイした
最初の日からそれはわかったよ。『なんてこった、目の前の出来事は
完璧じゃないか。』ってね。」

ラーズ 「俺たちがここまで自由だと感じたのはこれまで考えもしなかった。俺たちと外界との境界がまったくない。『俺たちがそこへ行っちまったらどうなるんだ?』なんて感じもなかった。俺たちの力は(ここでルー・リードが身振り)間違った地点にたどり着くことなんてないって感じだね。」

ルー 「そういった力はメタリカがもたらしたんだよ。かなり洗練されているから、どこへ行こうともその力がついてまわったんだ。」

ジェイムズ 「ラーズと俺は(ルー・リードのデモを)こんな感じで聴いたよ。『わぁ!ずいぶん変わっているな』って。最初はおっかなかったよ。その音楽はとても開放的(オープン)だったからね。でもそれからこうも思ったんだ。『これならどこへでも行けるな』ってね。」

カーク 「俺たちが彼のバックバンドとは感じなかった。俺たちはこれまでにはなかった状態となって違うバンドのように感じたよ。」

ロバート 「これで俺たちはまたさらにいいバンドになったね。」

Metal Hammer(2011-06-17)
ルー・リードとの共同作業を通じてバンドもいい状態のようです。
それにしてもジェイムズもギョっとした音楽ってどんなだろう?
また予測も付かないものになりそうです。

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