以前も少し紹介した『Classic Rock』誌上で
ジェイムズ・ヘットフィールドがデイヴ・ムステイン
や『LOAD』発表時のイメチェン、果ては髪型について
までいろいろ語っています。
※CRが『Classic Rock』誌インタビュアー、
JHがジェイムズ・ヘットフィールド
【ジェイムズ、なぜデイヴ・ムステインが
出て行かなければならなかったのか語る。】
CR:あなたはデイヴ・ムステインがいなくなってせいせいしましたか?
JH:「せいせいした」って言葉がふさわしいかわからないけど、
そうすることは必要だったんだ。俺とラーズとあいつは
なんとかやっていこうとしていた。
そして3人の間でゴタゴタが出てきた。
明らかなのはあいつも俺たちと同じように意欲を
持ち合わせていたってことだ。あいつはメガデスで
デカイことをし続けてきたんだから。
今となっては、性格力学でラーズと俺が片方を
ロブとカークがもう片方を担っているんだ。
あいつらがエゴとは真逆の駆動力を、
ラーズと俺が反対のやり方で、、そう思う。
それは俺がそうしろと命じてきた(笑)
だから、あの当時はデイヴは出て行かなければ
ならなかったんだ。
CR:映画『SOME KIND OF MONSTER』のなかでは、
このことについて彼は不満で不幸に見えたのですが。
JH:あいつは驚くべき才能の持ち主だ。
あいつがひどくケンカ腰なのは性格の一部から
きているのかもしれない。
もし俺がメタリカを追い出されていたら、
俺もああなっただろうな。
初代ベーシストであるロン・マクガヴァニーも
かなりケンカ腰だった。あいつらは今となっては
本当に穏やかでいられることができないんじゃない?
少なくとも難しそうに見えるよ。ラーズはインタビューで
こう言っていたよ。
「おまえが何をしてきたかわからないのか?」ってね。
でも、そんなことは重要じゃないな。
あいつは何か手の届かないものを追いかけているんだから。
CR:『LOAD』発表時のバンドのイメチェンについて
あなたの居心地は悪かったですか?
JH:そうだな。あれらのレコードはラーズとカークが
推し進めていたんだ。「俺たちには自己改革が必要だ」
っていうテーマが掲げられたんだな。そのイメージは
俺にとって不快ではなかったけど、おまえらじゃないと
理解できねぇなって感じかな。
(中略)
CR:当時のイメージチェンジの多くは髪型からきている
と思いますが、あれはバンドとして決めたもの
だったんでしょうか?
JH:(笑)俺たちはバンドで一緒に出かけて
「俺たちの髪をカットしてくれないか?」なんて
言ったわけじゃない。徐々に始まったことさ。
年を経るにつれて髪も薄くなったしな。
長髪はもうふさわしいとは感じなくなったんだよ。
(後略)
BLABBERMOUTH.NET(2009-06-03)
えぇ〜本文長すぎて和訳を途中で挫折して
省略してしまいました(汗
いつものことですが、管理人ヘボ和訳のため、
明らかな誤訳やもっと適当な和訳があれば
ご指摘くださいませ。
省略した部分はこちらか下の写真が表紙の
『Classic Rock』誌本編にてお楽しみください。
それにしてもジェイムズ、ぶっちゃけすぎです(笑
バンド内がうまく言ってない状態でこんなこと言ってたら
またいつぞやのプレイボーイ誌みたいなことに
なってたんじゃないのかとヒヤヒヤもんですね(苦笑
『LOAD』『RELOAD』については映画『SOME KIND OF MONSTER』
のなかでもジェイムズが不満を漏らしていたので
こういうコメントも予想はつきましたが。。
これは全編気になるのでこの『Classic Rock』誌を
店頭で見かけたら買ってしまいそうです(笑
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ジェイムズ、赤裸々に孤独を語る。
コメント
気持ちよくぶっちゃけてますね〜。
本心を話してくれてると思うので嬉しいです。
デイヴ在籍のままデビューしてもフロントマンと
なり得る人が複数いるために
ぶつかったのでしょうね。
あの当時のデイヴが無茶苦茶なだけだったかもしれませんが^^;
それでも驚くべき才能の持ち主と
語ったことは嬉しいです^^
1度で良いから一緒にアルバムとツアーを実現させて欲しいです。
夢ですね!!
以前にラーズがインタビューで
「デイヴとジェイムズはいつも張り合ってた」
なんてことを言ってたと記憶しているので、
なんだかんだで互いに才能は認め合ってたのかな
と思います。
メタリカのアルバムはゲスト参加こそ珍しいですが
互いのアルバムにゲスト参加、そしてツアー
なんて実現したらまさに夢のようですね。
でもこれはやさしさの裏返しだと思います。
泣き言なんて聞くに堪えない、
元気で自分の道を進んでほしい、と思う気持ち。。
あ、擁護するわけではないですよ!
邪悪なジェイムズももちろん大好きです♪
久しぶりに毒気のあるジェイムズの
コメントをみた気がします(笑
たしかに語気は強いですが同じく
ジェイムズ流の激励なのかなと思いました。
無理でしょうね・・・アハハ
彼も大人になった・・・アレだけ長くやっていれば夫婦と同じだと思ううんです、会社も何十年勤めると、色々あったりとか、例えが悪いですが(スイマセン)人生山あり谷ありですよね。何でも円満ウマくいくってないと思うんですが・・・う〜〜ん。すいません。
私も欲しいですこの雑誌・・・英語力は0ですがwww
そうですねぇ。
山あり谷ありですが、そうして長い時間かけて
作り上げてきたのが今のメタリカでもあるわけで。
デイヴとの関係は決して良好とは言えないかもしれませんが
再びメガデスとして活動を始めているデイヴとは同じ
アーティストとして新しい関係を築いていけると信じています。
自分の英語力もマリオのクリボーみたいなレベルです(苦笑
あえて言います
いつまでも昔の事をグダグダ…
レトロ・バンドにならない為にイメージチェンジは必要だったと思います
やっぱり試行錯誤しないと!
今のU2は大好きです
まぁインタビュアーの質問にも悪意がありますよね。
ジェイムズもそういったインタビューに真正面に
答えた(応えた)とも思えます。
自分もどちらかといえば常に同じスタイルを守る
アーティストよりもいろいろ試行錯誤している
アーティストの方が共感するし、好きですね。
才能がありすぎる人間が揃うとぶつかり合って当然なのかもしれませんね。このインタビューを読むと、デイヴの解雇は必然、メタリカ、メガデスの成功も必然のように思えました。そして天才が多く揃った(揃ってしまった)初期メタリカは奇跡のように思えます。
いえいえ拙い訳ですが。。
2人とも個性が際立っていますからね。
2人が出会ってバンドを組んだことがホントに奇跡に思えます。
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