メタリカ情報局

メタリカを愛してやまないものの、メタリカへの愛の中途半端さ加減をダメだしされたのでこんなブログ作ってみました。

       

    タグ:WorldwiredTour

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    メタリカが2017年10月28日に行ったマンチェスター公演にて、カーク・ハメットとロバート・トゥルージロのセッションでオアシスの「Don’t Look Back In Anger」をカバー。
    kirkrob

    ラーズ・ウルリッヒがその模様をツイッターで公開している。


    会場となったマンチェスター・アリーナは、今年5月22日にアリアナ・グランデのコンサート終了後、自爆テロ事件が起きた場所。「Don’t Look Back In Anger」は、曲名の「怒りとともに振り返ってはいけない」というメッセージとともに事件の犠牲者を悼む曲として広く歌われ続けていた。

    WorldwiredTourでのカークとロブのセッションでは、これまで「I Disappear」「Eye of the Beholder」「Bleeding Me」のようなライヴでやることが珍しい曲や「Le Freak」(Chic Cover)、「Antisocial」(Trust Cover)、「Phantom Of The Opera」(Iron Maiden)、「Ace Of Spades」(Motorhead Cover)などのカバー曲が演奏されており、ライヴでの新たなお楽しみになっている。











    【追記】
    ブラックサバスの故郷、バーミンガムでの公演では「War Pigs」が披露されました。


    ブログランキングに参加しています。
    応援クリックをヨロシクお願いします。

    関連記事
    メタリカ、ロンドン公演で「Spit Out The Bone」をライヴ初披露
    英「Metal Hammer」誌、メタリカ表紙でWorldWiredTour特集
    Kerrang!2017年10月21日号でメタリカ特集

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    2017年10月24日に行われたロンドン公演2日目でアルバム『Hardwired...To Self-Destruct』から「Spit Out The Bone」をライヴで初めて披露しました。

    以下、ファンがアップした動画。







    イントロはテープではありますが、タイトな演奏を披露してくれました。

    この日は、この初披露以外にも新曲多めのなかで、「Leper Messiah」や「Last Caress」までも入った欲張りセットリスト。
    setlist_20171024

    来日公演の暁にはまたぜひ披露していただきたいものです。

    【おまけ】
    もしも「Spit Out The Bone」がLive Shitのシアトル公演に収録されたら


    【追記】
    公式動画もアップされました。


    ブログランキングに参加しています。
    応援クリックをヨロシクお願いします。

    関連記事
    メタリカ、新曲「Hardwired」をライヴで初披露!新譜『Hardwired...To Self-Destruct』予告映像公開!
    メタリカ、ファンクラブ限定ライブで「Moth Into Flame」をライブ初披露
    メタリカ、コロンビア公演にて「Atlas, Rise!」をライヴ初披露
    メタリカ、パリ公演で「ManUNkind」をライヴ初披露

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    デンマークのコペンハーゲンから始まった「WorldWired Tour」のヨーロッパツアー。2017年9月4日に行われたオランダ・アムステルダム公演で、ジェイムズ・ヘットフィールドがステージのせりに落下するも怪我はなく、公演も続行されるという一幕がありました。BARKSの記事を転載。

    この日、「Now That We’re Dead」をパフォーマンス中、ギターをプレイしながら歩き回っていたヘットフィールドは、奈落からパーカッション・テーブルを迫り上げるため設置されていた切穴が開いたことに気づかず、そこに落下した。幸い、穴は深くなく、彼は駆け付けたスタッフに助けられ、すぐステージ上に戻り、パフォーマンスを続けた。

    『Billboard』誌によると、ヘットフィールドはこのアクシデントの後、オーディエンスに「みんな、大丈夫か? ああ、俺は大丈夫だ。俺のエゴはそうでもないが、俺ら、大丈夫だ。俺の気持ちはちょっと傷ついた」と話していたそうだ。

    セットにも支障はなかったという。

    BARKS(2017-09-06)

    Billboardの元記事はこちらから。
    http://www.billboard.com/articles/columns/rock/7950193/metallica-james-hetfield-falls-trap-door-stage

    痛々しいですが、せりへの落下シーンはこちらから。


    ジェイムズは以前、映画『Through The Never』の撮影で、吊るされた電気椅子セットやレディ・ジャスティス像の崩壊といった演出の中で公演を行ったことを振り返って

    「パイロとかありとあらゆるものが降ってくる中、カメラに囲まれながらステージにいることに慣れるというのは、ほとんどの場合、生き残るための訓練って感じだったけどね(笑)」

    とインタビューで語っていました。

    MetallicaTVで公開されたコペンハーゲン公演の「Moth Into Flame」ではドローンで「蛾」を表現するなど、今回も演出面で多彩になっており、舞台上で動き回るラウンドステージでいろんな演出を行っているがゆえの難しさがあったようです。


    心配だったのか、終演後にステージを降りてすぐにラーズがジェイムズとハグをする場面もあった模様。
    jmz_lars
    instagramより

    とにかく怪我がなくて何よりです。。

    ブログランキングに参加しています。
    応援クリックをヨロシクお願いします。

    関連記事
    メタリカ、写真共有アプリInstagramのアカウント開設
    映画『メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー』のメイキング映像でメタリカのステージセットの裏側を公開

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    メタリカが北米ツアー最後の夜をシェアしたいということで、北米のWorldWiredTour最終日にあたるカナダのエドモントン公演をストリーミング配信するとのこと。
    edmon

    現地時間の2017年8月16日午後8時45分(日本時間:17日午前11時45分)頃から以下の2つのサイトで視聴できる予定。

    http://webcast.livemetallica.com/
    https://www.youtube.com/user/MetallicaTV



    8月15日には、メタリカが出演する「Carpool Karaoke」が定額制音楽ストリーミングサービス「Apple Music」から配信を開始。「Carpool Karaoke」は、米国で人気のテレビ番組。ホストを務める英国人コメディアンのジェームズ・コーデンが、著名人と車の中でカラオケをするというもの。

    予告編映像では、ディズニーソングやリアーナの「Diamonds」を歌うメタリカのメンバーや、スーパーマーケットに立ち寄って従業員と熱唱する姿が観られました。


    ブログランキングに参加しています。
    応援クリックをヨロシクお願いします。

    関連記事
    メタリカ出演のOutside Lands Music Festival 2017がストリーミング配信

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    CBSNewsでのメタリカのインタビュー記事。今回のツアーやライヴ中の感覚について語っています。管理人拙訳にてご紹介。

    メタリカは1年半のワールドツアーの真っ最中。アメリカ、アジア、ヨーロッパに渡って96のライヴを行っている。「WorldWired Tour」は、8年ぶりの北米ツアーであり、20年ぶりのスタジアムツアーだ。1983年にデビューして以来、1億1000万枚のアルバム売上げを記録している。

    巨大なステージは設営に3日かかるが、各々のショーは小さな部屋で始まる。ドラムセット、3つのマイク、2つのサウンドモニターには十分な広さだ。ショーの1時間前にはスタジアムの奥にある「チューニングルーム」と呼んでいる部屋にメタリカは集まり、勘を取り戻し、お互いを確かめ合う。

    メタルの巨人にとって、それこそが狭いスペースに詰め込まれた4人の男がジャムをしたり、ブラブラ過ごしたり、友だちとおどけたりしていた、あのガレージバンドの本質に戻っていくやり方なのだ。メタリカの場合、この時間はショーごとに変わっていくレアな曲を練習するためにも使用されている。

    「セットリストはかなり変えているからね」ラーズはCBSNにそう語る。セットリストを決める際、「同じセットリストは二度とやらない。だからいつも数週間くらいやっていない曲は常にウォームアップしているんだ。」

    ラーズはショーごとにセットリストを作っている。それは驚くほど系統立ったプロセスだ。「過去10〜15年間、デトロイト公演の全ての統計に目を通している。そこでどんなレアな曲をやっていたのか?そうやって俺は同じ曲をやっていないことを確かめるんだ。」

    ライヴで欠かせない数少ない曲の1つが「Master of Puppets」だ。ファストでメロディックで複雑な9分の曲はギタリスト、カーク・ハメットを完全に夢中にさせる。

    「自分で演奏しているものに夢中になる。演奏していると、観衆がそこにいるってことを忘れてしまうことがよくあるんだよ。クレイジーだね。ショーのあいだだけそんなことが起きるんだけど、ふと我に返ってまた観客を意識するんだ。」


    フロントマンであり、作詞家でもあるジェイムズ・ヘットフィールドの場合、いつも観衆によって観衆が夢中になることをいつも意識している。

    「俺が書いた曲を誰かがわかってくれていると心底わかると、とても繋がっていると思う。」ジェイムズは語る。「俺は特に若い時に、とても疎外感があって怒りに満ちていた。6万人もの人たちが俺の頭の中の狂気を一緒に歌っている。そうなると繋がっていると思うし、何というか説明のしようがない。同じ一員だという感覚だったり、同じ方向を向いているという感覚だったり、繋がっているという感覚だったりするんだ。」

    バックステージから、ドラマーのラーズ・ウルリッヒは観客との深い繋がりを感じている。「4万5000人だろうが、450人だろうが、裏庭の4人だろうが、バンドと観衆が一体となって、ひとつに感じることができれば、俺たちの一番の目的は達成されたってことだ。」

    でもどうやってスタンド席までファンで埋まった野外スタジアムでそんなことができるのだろうか?「俺は1000ヤードの凝視と呼んでいるんだ。」ラーズはそう語る。「皆を巻き込んでいかないといけない。皆をよく観て、巻き込んでいく。人々をもっと近づけるようにするんだよ。」

    CBSNews(2017-07-31)
    公開された動画ではメタリカの公演前の様子を紹介。ジェイムズのお茶目な一面も(笑)
    CBSN_metallica

    動画はこちらからどうぞ。
    http://www.cbsnews.com/videos/even-in-the-biggest-stadium-metallica-kicks-off-in-a-tiny-warm-up-room

    ブログランキングに参加しています。
    応援クリックをヨロシクお願いします。

    関連記事
    メタリカ、韓国ソウル公演から「Worldwired Tour」アジアツアーをスタート
    メタリカ、「Worldwired」北米ツアー日程を発表
    メタリカ、2018年までの「Worldwired Tour」ヨーロッパツアー日程を発表
    メタリカ、北米版「Worldwired Tour」をスタート
    ラーズ・ウルリッヒが語る「Worldwired Tour」の演出

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    2017年7月29日にロサンゼルス公演を控えたなか、Los Angels Daily Newsでのロバート・トゥルージロのインタビュー。今回のWorldwiredTourの充実ぶりがうかがえます。管理人拙訳にてご紹介。

    rob_2017_1

    −これまでの今回のツアーについてどう思いますか?

    No.1だよ、充実している。俺たちは素晴らしい時間を過ごしているね。みんなが本当に受け入れてくれているように見える新曲も演奏するようになっているから、いつもエキサイティングだし。実際、ステージ装置の観点じゃメタリカ最大のツアーになっているから、とてもエキサイティングなんだ・・・カリフォルニアに戻れるのを楽しみにしているよ。俺はそこに住んでいるから、俺にとってホームなんだ。

    −メタリカにはいつも情熱的なファンがいます。このアルバムで新しいファンを獲得しているのでは?ショーをやってきて、その点についてはどうですか?

    キミがその話を持ち出したのは興味深いね。毎晩ジェイムズが観衆にメタリカのショーに初めて来た人はどのくらいいるか尋ねているんだけど、いつも少なくとも観衆の半分がそうなんだ。これだけ年月を経てもなお、バンドが大きな意味を持っているのは本当にクールだし、興味深いところだね。実際、全世代の人たちもいて、観衆の中にはたくさんの若い人をみかけるから、俺たちは正しいことをやっているんだってことだ。

    −この新しいアルバムは、好意的な評価を得て、かなりうまくいっているように思います。このアルバムの何が成功したと思いますか?

    この全過程に渡る道のりの素晴らしいところは、俺にとって新しいメンバーとして14年が経ち、各々のアルバムの性格や経験がそれぞれ異なっているってことなんだ。俺たちはいつもファンとともに激しい起伏を遂げてきたわけだけど、最終的にはファンはとても忠実でいてくれている。俺がメタリカについて言えることの1つは、メタリカは新しいことや、様式的にみても自分たちが演っていて気持ちいいと感じる音楽に身を任せることに挑戦するのが全てなんだ。俺たちはできるだけ多くの楽しみを持って、時には繋がり、時にはそうじゃない場合がある。でも今こうして働けていて、そうなっているのは嬉しいよ。好評を得ているように感じるのはいつだって素晴らしいことだからね。

    −今回はかなりまっすぐなヘヴィメタルになっています。このアルバムにはバラ―ドはありませんよね?

    そういうわけでもないよ。俺はそう考えたことはなかったけど、今そう言われるとそうなのかも。(どう感じるか)大部分はそっち側にあるわけで。

    −どの曲がライヴでやっていて楽しいですか?

    俺たちはどの曲も楽しんでやっているよ。「Spit Out the Bone」みたいにもうすぐライヴでやろうと取り組んでいる曲もある。ちょっと難しいと言えるね。テンポやバイブスの起伏がちょっと激しいから。そこがメタリカの音楽で俺が一番興奮するところだけど。


    −「ManUNkind」では作曲にも関わっていますね。この曲について教えてくれますか?

    特別な展開、たくさんのダイナミクスを持っているもうひとつの曲だね。もうひとつの(やっていて)楽しい曲でもある。演奏はしているけど、ライヴではやったことがない。まだライヴでやるために曲に取り組んでいるところなんだ。今、俺たちはセットリストの大部分を把握できていて、毎晩(セットリストの)ある部分を替えている。「ManUnkind」は間違いなく自分が一役買った曲だし、誇りに思っているよ。

    −「Atlas, Rise!」はアリーナ向けの曲ですね。ここでもやりますか?

    あぁそうだね。「Atlas, Rise!」はアルバムのなかでも一番人気のある曲のひとつなんだ。アップテンポでありながら、グルーヴ寄りでもある。俺もこの曲は大好きだよ。この曲と「Moth Into Flame」の2曲は、少なくともライヴでやってみて、とても人気があるように思う。「Moth Into Flame」はグラミー賞授賞式でもやった曲で、パフォーマンスの間にジェイムズのマイクが作動しなかったから(グラミー賞授賞式が行われた)LAから来た全てのファンにちゃんと作動するマイクで生のボーカルを実際に目撃するために戻ってきてほしいね。俺たちは(LAに)戻って、もう一度熱狂させるつもりだよ。

    −なぜこれだけアルバム発表のあいだが空いてしまったのでしょうか?

    俺たちはそのあいだにかなり熱心にツアーをしていたんだ。(それから)曲を書き、レコーディングしなければならない。俺たちはルー・リードともアルバムを作っていたし、それに時間を掛けていた。それから3D映画の『Through The Never』でも2年掛けていた。だから8年間休んでいたわけじゃない。俺たちは間違いなく働き続けていたんだ・・・。アルバムそのものは作曲とレコーディングに2年だから、そこまでマズいとは思わないけど、俺たちが行ったさまざまなサイドプロジェクトに関わらず、長い時間は掛かるものだよ。

    −そういった年月を経て、あなた方はバンドやミュージシャンとして今どう感じていますか?

    素晴らしい時間を過ごせているし、楽しいよ。創造性の欠如、アイデアやグルーヴの欠如なんてものはない。実際、ある晩なんかステージに出る前に俺たちはジャムルームで3つのアイデアを思いついたよ。

    Los Angels Daily News(2017-07-23)

    はたして「ホーム」に戻って、新たなライヴ初披露曲は生まれるのでしょうか?

    ブログランキングに参加しています。
    応援クリックをヨロシクお願いします。

    関連記事
     ラーズ・ウルリッヒ「「Spit Out The Bone」はスタジアムでやるには適していない」
    カーク・ハメット「「Spit Out The Bone」ライヴ披露、夏までには」
    ロバート・トゥルージロ製作総指揮、映画『JACO』のブルーレイがタワーレコードで独占発売中

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    Newsweekのインタビューでラーズ・ウルリッヒが「Worldwired Tour」の演出やレディー・ガガ、自らのルーツからテニスまで語っていました。長編インタビューを管理人拙訳にてご紹介。

    lars-05

    −長年に渡ってメタリカは、グレイトフル・デッドと変わらないくらい頻繁にツアーを行うバンドとして評判を得ていますね。

    アルバムを出して多くのツアーをするだけじゃなく、アルバムを出していない時でもツアーをやっている。ツアーは俺たちにとって間違いなく大切なものだ。ロックンロール・サーカスから抜け出すためにね。ますます今、インフラや演出に関しては世界の片隅まで広がってきている。だからさらにライヴができる場所、訪問できる国は増えてきている。

    自分たちのショー、フェスティバルも行うことができる。俺たちは悪くない方法というのを見つけ出した。2週間単位でツアーを行うことで、決して2週間以上家を離れるようなことはしないし、誰も自制心を失ったりしない。漆黒の深淵に堕ちていくリスクを最小限に抑えるんだ。俺たちは何とか機能し、バランスの取れたダイナミクスを得た。俺たちにとって効果的なんだ。俺にとってはツアーに出て、一日のなかでステージ上での2時間が一番安全だと思う。俺を邪魔するヤツは誰もいないからね。自分の船の船長でいられて、世界で一番最高なのがステージ上の2時間なんだ。


    −メタリカは2013年に南極大陸で公演を行いました。あのショーについて特にクールだったことは何ですか?

    冒険の感覚っていうのはいつもメタリカの奥底に流れている。俺が言ってきたように、ここ数年で多くの素晴らしい場所でライヴをしてきた。ついには中国、マレーシア、インドネシアまで行った。エクアドル、コスタリカ、パナマ、アブダビといった中南米の新しいフロンティアでもやった。数年前に誰かが俺たちに電話をかけて、南極にあるチリの研究基地で公演することをまとめているって言うんだ。彼らはあるコンテストの勝者のためにバンドに来てほしかったのさ。それで俺たちは「OK。俺たちはそこに行こう、日時を指定したら飛んでいくよ」と答えたんだ。

    素晴らしい3日間だったよ。俺たちはみんな研究に使っていると思われる大きな砕氷船に乗った。聴衆となる人たちと一緒に過ごしたんだ。美しい港に陸付けされたこの砕氷船から、俺たちは上陸してテントを設置した。そこにはずっと群衆が集まっていた。音響増幅装置がヘッドホンのみのサイレント・ディスコ・スタイルで俺たちは南極公演をやったんだ。だから絶滅危惧種に対する騒音問題は無し。ハッピーな400人のコンテスト当選者とハッピーなバンドがいたってわけだな。

    全てが一緒になった瞬間のひとつだった。あのテントでの素晴らしい感覚は世界の何物も変えられないよ。

    −WorldWiredツアーであなた方は大量のパイロを使っていますね。

    あれを動かしている人たちは間違いなく高度に訓練された人間だ。素晴らしいよ、本当に。

    −ショーの終わりの巨大花火を含むパイロの演出は間違いなく大きなスタジアムのショーで効果的でした。でもメタリカは小さいアットホームなクラブでのショーを行うことでも知られています。各々に対してどうお考えですか?

    サッカースタジアムみたいな大きなところでライヴをする時、穏やかな高揚感を与えられる。(逆に)親密な雰囲気を創り出すのは難しいから、いくつか舞台装置を加えてみるんだ。大勢になればなるほど、舞台装置は良くなっていく。ライヴ会場が小さいほど、より音楽に頼ることができる。でも舞台装置が重要なのは、7万5000人を前に演奏している時なんだよ。自分たちの近くにいない人たちでも誰もが注視するものを提供できるからね。できるだけたくさん親密な雰囲気を創り出そうとしている。時には爆発するものだとか、炎だとか、そういうものはいつだって効果的だ。

    −「Master Of Puppets」の時にショーがさらに創造的になりますよね、マリオネットを操る糸があなたやドラムキットに伸びているのを観られて最高でした!

    俺たちはショーの制作を手助けしてくれるヤツらととても緊密に仕事をしている。曲のテーマ、アルバムのテーマを表現できるようにするんだ。できる限り一番クールなものを考え出すってことだね。どんなスタジアムの上層部でも超越するだけじゃなく、創造的価値のある要素を加えることの役に立つ。他のバンドがやっているのと同じショーはやりたくないから、他の仲間がやってることに目を離したくない。自分自身のものを考え出したいと思ってる。

    −スタジアムでのビデオスクリーンによる表現は壮大ですね。

    正しいバランスを見つけようとしているんだ。間違いなく大きなスクリーンによって、遠くにいる人たちにも親密感を持ってもらえることは素晴らしい。でも同時にそれに頼ろうとはしていない。明らかにテクノロジーはより新しい創造的なものが可能な領域にまで進んでいる。それはエキサイティングなことだ。創造的な過程というのは曲やアルバムを作ることだけで終わるわけじゃない。どうやってアルバムを売るか、どうやってアルバムを共有するか、どうやってショーをするかまで含んでいる。そして創造的な体験を増やしてきているんだ。


    −80年代初頭、メタリカはニュージャージーのオールド・ブリッジを拠点にしていたメガフォース・レコードで2枚のアルバムをレコーディングしました。あなた方はメガフォースのオーナーと一緒に住んでいました。5月に行ったメットライフ・スタジアムで、メタリカはオールド・ブリッジのルーツに感謝して「Seek & Destroy」を観衆の中で演奏できるよう舞台を設置(訳注:スネイクピットの先端にドラムを用意して4人で演奏)しましたね。

    まぁ35年、俺たちがやろうとしている主なことと言えば、どんな状況にあっても聴衆とつながるってことなんだ。屋内で演奏する時、過去25年間で、真ん中とか「円」の中でやってきた(訳注:スネイク・ピット、観衆をステージ後ろに入れた試みやラウンドステージ)。スタジアムでライヴをする時、(通常は)真ん中じゃなくて片側で演奏することになる。だから(観衆を周りに置くステージセットによって)できるだけ近くに多くのファンの顔が見えるようにする試みだったんだ。

    −あなたのドラムについて少しお話ししましょう。振り返ってみて、あなたに影響を与えたドラマーは誰ですか?

    70年代初頭をデンマークのコペンハーゲンで育ったから、影響を受けて触発されたバンドのほとんどはディープ・パープルやブラック・サバス、ユーライア・ヒープ、ステイタス・クォーといったイギリスのバンドだった。もう少し後になると、アイアン。メイデン、モーターヘッド、ジューダス・プリーストのような、よりハードなロックやヘヴィメタルのバンドに夢中になっていった。こういったバンドたちで育ったようなもんだね。俺にとってはドラムに関するインスピレーションは主にディープ・パープルのイアン・ペイス、AC/DCのフィル・ラッドの2人だった。イアン・ペイスのテクニックと狂気のエネルギーが大好きなんだ。それからフィル・ラッドの勢いとグルーヴとシンプルさ、最小限のアプローチでクレイジーにスウィングする様が大好きなんだよね。

    −『Hardwired...To Self-Destruct』は他のメタリカのアルバムとどう違うと思いますか?

    俺にとってここで知的で詳細な説明をするのは難しいことだね。その前の『Death Magnetic』では、収録曲は特定の領域ではかなり長くとても内省的だった。今回のアルバムはもう少し簡潔でタイトで絞ったものになっている。ところどころでシンプルだし、雰囲気とかグルーヴとか活気みたいなものに頼っているところがあると思う。グレッグ・フィデルマンが俺たちと一緒にこのアルバムをプロデュースした。彼は過去10年間でレコーディングに関する全てについて主たる頼りになる人物になっていた。彼が最終的にこのニューアルバムの音質や全体的にどう聴こえるかに関してまとめたと思う。このアルバムは驚くほど良く受け取られている。みんな温かく包み込むような形で受け取ってくれた。ちょっと驚いたし、圧倒されたよ。だから今はメタリカでいるには素晴らしい時期だね。

    −もうひとつの重要なメタリカのアルバムは“ブラックアルバム”です。このツアーでは「Wherever I May Roam」のような大きくうねるようなリフと劇的なトーンを含む多くの曲が、大きなスタジアムのライヴに良く合っていると気付きました。

    一般的に、ここで白黒つけすぎることなく言えば、よりシンプルな曲は大きな場所でより良く演奏される傾向にある。だからよりブログレッシヴなものとか、内省的なものが7万5000人を前にしたスタジアムでプレイする時には失われてしまう。だから俺たちはセットリストではもうちょっと冒険的な傾向にある。もっと小さいところでやる時にはレアな曲とかやったりするけどね。スタジアムでライヴをする時には、慎重に言葉を選ぶと、いわゆるヒット曲とか足でリズムを取りたくなるような曲の方に広げたいと思うものなんだ。


    −「Moth Into Flame」はヒット曲のひとつです。今年のグラミー賞ではマイクの問題でジェイムズのボーカルが邪魔されてしまいましたが、それでもレディー・ガガと共演したメタリカのパフォーマンスは素晴らしかったと思います。

    ありがとう。そう、彼女はすごいね。ロックの精神、ロックのDNAを持っている。すんなりとうまくいったよ。彼女はとても気力に満ちていて、とても熱心で、本当の創造的要素をこのプロジェクトにもたらしてくれた。彼女は素晴らしい5人目のメンバーだったし、彼女の声とジェイムズの声はよく合っていたし、調和していたと思う。本当にクールだったよ。

    −あなたとベーシストのロバート・トゥルージロがリズムセクションを務めています。彼の演奏について特筆すべきことは何ですか?

    彼がバンドにもたらしているものだよ。彼はバンド内でも信じられないほど素晴らしい魂を持ち合わせている。周りで感じる雰囲気、エネルギーはとても安定しているし、いつも落ち着いていて自信に満ちているんだ。才能あるミュージシャンの先を行っているけど、周りには心地よく飄々とした雰囲気がある。いつも気力が溢れていて素晴らしいと思う。今や彼はこのバンドに14年間いるんだ。ただただすごいね。

    −このツアーでは「Anesthesia (Pulling Teeth)」の演奏の際、クリフ・バートンの姿をスクリーンに映してトリビュートを捧げていますね。

    クリフはいつだってバンドの一員だし、彼の魂はいつも俺たちと共にある。このバンドを構成する不可欠な部分なんだ。だから俺は彼の向いていた方向に感謝を捧げるのは価値があることだと思うし、彼が認めてくれることが俺たちにとって大切なことなんだ。ファンは俺たちの送った考えを認めてくれると思う。もう俺たちと一緒にはいられないブラザーに感謝を捧げて欲しくないとは思わないだろ。

    −WorldWiredツアーでは、「Disposable Heroes」「Battery」「One」などの曲に付随するビジュアルの一部に戦争に関連するものがスクリーンに表示されますが、あれらの曲にはもっと多くの含みがあるのでしょうか?

    俺は戦争を扱っているとは言わない。もっと個人的なものだ。

    −個人的な葛藤?

    そう。不安、恐怖、戦争のような状況にある背景が設定だ。だから無力感とか死の要素、自分の力と潜在的な死の問題とか、自信と葛藤を扱っている。曲の多くはある特定の心の状態について書かれているわけ。

    −このツアーのあなた方のショーでは「The Ecstasy of Gold」をバックに『The Good, the Bad and the Ugly(続・夕陽のガンマン)』の映像から始まります。メタリカは80年代初めからそうしてきていますね。

    そう。俺たちはこれを35年間続けてきた。俺たちの昔のマネージャー、ジョニー・ザズーラまで戻らないと。彼がエンニオ・モリコーネの作品が壮大でピッタリだと思ったんだ。そうして俺たちと共に代名詞となったんだよ。

    −メタリカは2011年の『Lulu』でルー・リードと共作しました。彼からは何を学びましたか?

    ルーはいろんなことを吸収したいと思わせる信じられないほどすごいキャラクターのひとりだった。俺は彼の周りにいてスポンジになりたいと思ったね。素晴らしいアーティストだったし、瞬間を捉えること、衝動性、自分を信じること、たった今やったことが十分良いものだと信じることについて多くのことを俺たちに教えてくれた。やったことそれ自身が全てのクオリティーを持っているんだってことだね。もっと良くしようと改善しようとするんじゃなく、(同じものを)繰り返すことは二度とできないということだ。完璧というものはないんだと。その世界観にほとんど一年中いたことで魅了された。彼を喪って本当に寂しいよ。彼と共に創造的にアルバムを制作し、TV番組にも出られたことは信じられないほど素晴らしい経験だった。

    −もうひとつメタリカの物語のなかで面白い章として挙げられるのは、1999年にサンフランシスコ交響楽団と共演し、その結果が『S&M』となりました。あのショーはどうだったと思いますか?

    オリジナルでクリエイティブな挑戦とか未知の創造的な領域みたいな仕事をするチャンスを得るっていうのは、いつだって超エキサイティングだね。(指揮者の)マイケル・ケイメンがやってきて、俺たちが交響楽団と演奏することやその他もろもろを提案してくれた。彼がこのプロジェクトを推し進めていたんだ。マイケルは人に伝わるほどの素晴らしい熱意を持っていたし、このプロジェクトの陣頭指揮を見事に果たしてくれた。俺たちはヨーロッパ、ニューヨーク、サンフランシスコとそれぞれ異なる交響楽団と6回だか8回のコンサートをやったんだ。

    −お気に入りのメタリカのアルバムはありますか?

    最新アルバムを選ぶね。だから今は『Hardwired...To Self-Destruct』だと言うことに何の疑いもないよ。


    −長くかかった2枚組アルバムでしたね。

    みんながそういう風に見ているかさえわからないんだ。俺たちは3か月ごとにアルバムを作るわけじゃない。みんなにとって、より長い時間没頭するに十分なものがあるとすればクールなことだよ。曲があって、素材があって、それが良いものだと感じて、そこからやってみようと決めたわけだから。

    −メタリカ結成前、あなたは優れたテニスプレイヤーでした。テニスはまだやっているんですか?

    それほどテニスはやっていないんだ。訊いてくれてありがとう。時々はするけど、ひどいもんだよ。たまに友だち数人とちょっとやるくらいだね。


    −WorldWiredのショーについてもうひとつ質問です。(終演後)観客がコンサートから帰る時、あなた方はコンサート前の観衆からランダムなシーンを切り出して面白い動画として(スクリーンに)写していますね。

    そう。その日の俺たちからの感謝みたいなもんだね。どんな街にいても、俺たちには動画というかファンへの感謝としてまとめるクルーがいるんだ。基本的にはエンディング、エンド・クレジットとして「来てくれてありがとう、大きな画面であなたが見えるよ」って具合にね。

    Newsweek(2017-06-29)

    ブログランキングに参加しています。
    応援クリックをヨロシクお願いします。

    関連記事
    ラーズ・ウルリッヒ「「Spit Out The Bone」はスタジアムでやるには適していない」
    ラーズ・ウルリッヒ「ぶっ倒れるまで、アルバムを作り続けたい」

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    ヘヴィメタル・レーベルのメタル・ブレイド・レコーズの創業者であり、初期メタリカの活動を支えたブライアン・スレイゲルがPodcast番組「The Jasta Show」に出演。

    グラミー賞パフォーマンスでのメタリカとレディー・ガガの共演で起きたマイクトラブルの原因について語っていました。Ultimate-Guitar.comの文字起こしを管理人拙訳にてご紹介。

    artworks-000227329869-uxywut-t500x500

    もし(これから)メタリカのショーに行くのなら、そしてこれから話すことを見てなくて何が起きるのか知りたくないなら、しばらく早送りしてほしい。


    メタリカのショーで素晴らしいパートがあるんだ。ジェイムズが曲の合間にマイクを軽く叩いて言うんだ。「おい、これは電源がついているか?俺の声は聞こえてるか?OK?聞こえているか?今夜はマイクが使えるところでこの曲だ」そう言って「Moth Into Flame」をやるのさ。可笑しくてしかたないよ。私がやるよりも彼がやる方がずっと良いけど、本当に楽しいよ。

    ちなみにあのメタリカに関するみっともない出来事は、そこにいた馬鹿なダンサーたちのせいなんだ。馬鹿な一人がマイクの線を蹴ってしまった。そして彼らはそれを復旧できる方法を知らない地元のクルーを働かせていた。それがあんなことが起きた理由さ。

    (中略)彼らはあのショーの後、(同じ日に)ハリウッド・パラディアムでプレイしていた。私がそこに行くと、サウンドマンはそこにいたんだ・・・

    「あれは何が起きたんだ?」と聞いてみると「あぁ、根本的にはダンサーの一人がプラグを蹴っちまって、地元のスタッフは曲を半分終えるまでそれを理解することができなかったんだ」ということだった。


    Ultimate-Guitar.com
    (2017-06-26)
    「The Jasta Show」全編はこちらから。


    「Moth Into Flame」前のマイク・ジョークはこちらから。


    ブログランキングに参加しています。
    応援クリックをヨロシクお願いします。

    関連記事
    第59回グラミー賞授賞式にてメタリカ&レディー・ガガが競演
    ラーズ・ウルリッヒ「レディー・ガガとのコラボを再検討するのは自然なこと」
    メガデスがグラミー賞を初受賞、会場BGMになぜかメタリカの「Master of Puppets」が流れる

    このページのトップヘ