メタリカ情報局

メタリカを愛してやまないものの、メタリカへの愛の中途半端さ加減をダメだしされたのでこんなブログ作ってみました。

       

    タグ:Slayer

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    先日、スレイヤーが「ファイナル・ワールド・ツアー」を行うことを発表。


    その直後、メガデスのデイヴ・ムステインがスレイヤーがツアーを終える前にBIG4公演を行いたいとツイッターで発言していました。


    スレイヤーのファイナル・ツアーが終わる前に、少なくとももう一回、BIG4公演を期待しているよ。じゃなきゃダメだろ。みんなもそう思うだろ?

    さらにデイヴは、評論家エディ・トランクがMCを務めるSiriusXMに出演し、BIG4公演について次のように発言しました。

    megadeth_davemustaine

    もしキミが俺たち3バンドに(再びBIG4公演をやるかと)訊ねたら、おそらく「Yes」と答えるだろう。もしアンスラックス、スレイヤー、メガデスはそうしたいが、メタリカはそうじゃないとなったら、俺たちは何をするんだ?BIG3公演か?

    俺はたくさんの人が観たいと思っていると確信しているし、そうなるかもしれない。もしエクソダスにプレイさせるとなれば、BIG3+No.5ってところに落ち着くかもしれない。

    でもそれはただコンサートのためのコンサートをやるってことじゃない。ムーブメントなんだ。ひとつのグループとして一緒にやってきたというね。アンスラックスを除けば、俺たちはみんな近くに住んでいて隣人同士だった。互いの家を行き来するのに30分、かかっても1時間ぐらいなものだった。

    だから俺はBIG4公演をやるのが素晴らしいと思うんだ。日本で1回、南米で1回とね。南米でも1回もやっていないし、アジアでもやっていない。永遠に(可能性が)消え去る前に、その人たちに観る機会を与えて欲しい。


    TeamRock(2018-01-30)
    インタビュー動画はこちらから。


    開催するならと日本を挙げてくれたのは嬉しい限りです。大佐は、BIG4公演はメタリカ次第ということをほのめかしているわけですが、果たして・・・

    ブログランキングに参加しています。
    応援クリックをヨロシクお願いします。

    関連記事
    デイヴィッド・エレフソン、メタリカとの初めての出会いや今後のBIG4公演の可能性について触れる

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    Metal Hammer誌のサイト、teamrock.comにて、メガデスのデイヴ・ムステインによるメタリカの『Hardwired...To Self-Destruct』のレビューが掲載。そこで2010年から2011年に行われたアンスラックス、メガデス、メタリカ、スレイヤーの4バンドによるBIG4ツアーの再開の可能性についても語っています。管理人拙訳にてご紹介します。

    mustaine_hardwired

    俺はいつもメタリカの才能を高く評価してきた。どんなバンドでも長所と短所がある。個人的には俺がこれまで聴いたことのあるものからすると、ニューアルバムは良いと思う。たくさんの人たちがカーク・ハメットとロバート・トゥルージロが作曲に関与していないことについて話しているのを聞いたよ。でもそれは時にはやむをえないことだ。2人がもっと曲を書いても気に入ったと思う。俺はインフェクシャス・グルーヴスやスイサイダル・テンデンシーズが大好きだし、カークが書いたエクソダスのラインだってずっとお気に入りだからね。でもスタジオにいたらそんなもんだよ。最高の曲が足切りラインを生む。誰もが最高のものを選びたいと思っているんだ。

    作品を批評するとなると、それは(あくまで)個人的なものだ。ある人にとってのゴミが別の人にとっては宝物だったりする。例えば、たくさんの人がリック・ルービンと彼がプロデュースしたものをとても高く評価していることは知っているし、ザ・カルトのようなバンドとやったものは本当にうまくいっていると思う。それを彼がメタルバンドとやった時に同じように置き換わるとは限らない。『Hardwired〜』は、例えば『St. Anger』とはまったく違うレコードだけど、俺にとってはかなり良く聴こえる。今回のレコードを制作するのに8年かかったことを知っているから、みんなが高く評価しているのを嬉しく思うよ。小さなコミュニティだからね、わかるだろ?

    BIG4の全てのバンドがこの1年かそこらで、素晴らしいニューアルバムをリリースしたというのは本当にクールだよ。今、大きな問題はお偉いさんが俺たち4バンドでまたBIG4のツアー日程を組むのを許可するかどうか。俺たちはたくさんの素晴らしいことが進行中で、来年はアジアとアメリカで準備しているものがある。でももしBIG4ツアーが提示されたら、俺たちはたぶんそのために日程を譲るだろう。そっちの方がもっと楽しいし、言わば別のツアーよりも優先するようなイベントだからね。ファンが同じステージで史上最高のヘヴィメタルバンド4組にありつく。そしてそれは孫の代まで伝えられるものなんだ。


    TeamRock.com(2016-12-06)

    BIG4ツアーでアジア巡ってくれてもいいんですよ!

    次々と発売されたBIG4のアルバムはこちら。

    SlayerRepentless
    Slayer『Repentless』

    2015年9月11日発売

    MegadethDystopia
    Megadeth『Dystopia』

    2016年1月22日発売

    AnthraxForAllKings
    Anthrax『For All Kings』

    2016年2月26日発売

    newalbum_artwork
    Metallica『Hardwired...To Self-Destruct』

    2016年11月18日発売

    ブログランキングに参加しています。
    応援クリックをヨロシクお願いします。

    関連記事
    デイヴ・ムステイン、メタリカとの関係について語ったカーク・ハメットの発言に反応
    デイヴ・ムステイン、「BIG4追加公演はメタリカ次第」と語る。
    BIG4ニューヨーク公演レポート(メタリカ抜粋版)
    THE BIG FOURの特設サイトを作りました。
    BIG FOUR ライブDVDが2010年10月発売正式決定!
    「THE BIG 4」デラックスDVDセットの全貌が明らかに。

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    RollingStoneにてアンスラックスのスコット・イアンが忘れられないステージの思い出として「Big Four」ツアーでのステージのことを挙げて語っています。まずはRollingStoneの記事を管理人拙訳にて。

    big-four-photo

    4大スラッシュメタルバンド−メタリカ、メガデス、スレイヤー、アンスラックスが「Big Four」ツアーに乗り出してから6年が経った。しかしその思い出はいまだにスコット・イアンのなかでは鮮明だった。ローリング・ストーンの「Had to Be There」シリーズ最新作では、アンスラックスのギタリストに、昔から側でキャリアを重ねてきたミュージシャンたちと初めてステージを共にした感覚、そしてどれだけステージがずっと続いて欲しいと思っていたかを回想している。

    2010年6月16日、ワルシャワで4バンドのツアーが始まった。彼らはその公演に先んじて、メタリカが主催するディナーを共にした。「素晴らしいエネルギーだった。歴史上初めてあの部屋で俺たち全員が集い、強烈な雰囲気だったよ。」ローリングストーンにイアンはそう語る。「みんな各グループから離れてバラバラになってるのを観るのはただただ楽しかった。『見ろよ、カークとデイヴ・ムステインがハグしてるぜ。こんなことが起きるのを目にするなんて考えられなかったな』とか『ジェイムズとデイヴがみんな笑顔でいるぞ』とかいった具合にね。みんな同じ時間に同じ場所から来た、お互いのバンドを楽しんでいる17人の男たちだったんだ。」

    1週間経たずに、ハメットがイアンにメタリカはツアー4日目のブルガリアのソフィア公演で4バンド一緒に演って、それを世界中に放送するために撮影したいと考えているとメールを送った。イアンはこう回想する。「俺は『そりゃいいね。アンスラックスを代表して、答えはYesだ』と言ったよ。ダイアモンド・ヘッドの「Am I Evil?」をカバーしないかと彼らから返ってきたのはその次の日だったかな。俺たちはすでにその曲は知っていたし、練習しなきゃいけないってこともなかった。みんながバックステージでメタリカと一緒にあの曲をリハーサルした。醜態をさらさないようにね。でもみんな得意とするところだったよ。間違いなく素晴らしいものになった。」

    最終的にメタリカ、メガデス、アンスラックスの全てのメンバーはその夜に演奏することができた。それからスレイヤーのドラマー、デイヴ・ロンバードと共に。スレイヤーのケリー・キングはその演奏のあいだ放送のためにスレイヤーのライヴ映像の編集をしており、他のメンバーも参加を見送ることにした。

    それにも関わらず、イアンはあの特別な夜のことを覚えている。「あのステージに立った気分は本当に驚くほど素晴らしい気分だった。あの時の写真を見たり、DVDを観て振り返ったりしているとジェイムズと俺とムステインなんてラインナップが見ることになる。『わぁすげぇなぁ』って感じさ。ほとんど部外者としてあれを観ることができるんだ。ファンの視点からね。するとこうさ。『こりゃあすげぇクールだ』またしてもメタリカからの素晴らしいアイデアってわけさ。」

    RollingStone(2016-06-30)

    このインタビューは音声にオリジナルのアニメ動画付き。BIG4の共演をアニメで再現しています。


    ブログランキングに参加しています。
    応援クリックをヨロシクお願いします。

    関連記事
    アンスラックスのスコット・イアン、改めてBIG4ツアーについて語る。
    アンスラックスのスコット・イアンがラーズ・ウルリッヒとヤンキー・スタジアムのBIG4公演で何やら企み中。
    スコット・イアン、メタリカのデイヴ・ムステイン解雇、カーク・ハメット加入の逸話を語る。

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    FPS(本人視点で移動するシューティングゲーム、First Person Shooterの略称)を代表するゲーム『DOOM』。1993年に発表された第1作目『DOOM』、翌年に発表された第2作目の『DOOM II』で使用されている音楽がメタリカ、スレイヤー、パンテラの楽曲に激似だと米サイト「Loudwire」で話題になっていました。

    Doom

    激似だと指摘されている楽曲は以下の通り。

    Metallica
    「No Remorse」「The Call of Ktulu」「Master of Puppets」


    Slayer
    「Behind the Crooked Cross」「Criminally Insane」「South of Heaven」


    Pantera
    「Mouth for War」「This Love」「Rise」


    Loudwireより(2016-05-13)

    パンテラの楽曲は元ネタの影響があまりに顕著で笑ってしまいました。

    ブログランキングに参加しています。
    応援クリックをヨロシクお願いします。

    関連記事
    HM/HR パクリ・パクられの歴史!?

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    記事化が遅くなりましたが(^^;)
    MTVにてBIG4ことスラッシュメタル四天王の特集がオンエアされています。

    すでに初回放送は終わってしまっているので、リピート放送の予定を転載。

    big4_mtv

    スラッシュメタル四天王と呼ばれるメタリカ、メガデス、スレイヤー、アンスラックスを特集!メンバー交代を経て、今なお現役で走り続ける彼らのミュージックビデオを怒涛のごとくオンエア!

    12/07 [月] 20:00 - 21:00 メタリカ #1
    12/08 [火] 20:00 - 21:00 メタリカ #2
    12/09 [水] 20:00 - 21:00 メガデス
    12/10 [木] 20:00 - 21:00 スレイヤー
    12/11 [金] 20:00 - 21:00 アンスラックス

    12/14 [月] 26:30 - 27:30 メタリカ #1
    12/15 [火] 26:30 - 27:30 メタリカ #2
    12/16 [水] 26:30 - 27:30 メガデス
    12/17 [木] 26:30 - 27:30 スレイヤー
    12/18 [金] 26:30 - 27:30 アンスラックス

    MTVより

    各回1時間、各アーティストのミュージックビデオが放送されます。

    sabotageさん情報提供ありがとうございます。

    ブログランキングに参加しています。
    応援クリックをヨロシクお願いします

    関連記事
    メタリカのライブ、MTVにて放送。
    MTVJAPAN.comでメタリカ動画配信いろいろ。
    MTVでメタリカのライヴを放送していた件。

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    伝説的ロッククラブ「L'Amour」の足跡をまとめた写真集『L'Amour: Rock Capital of Brooklyn』が2015年12月15日に発売するとのこと。

    1978年にディスコクラブとしてオープンした「L'Amour」は、1981年にロッククラブに形を変え、2004年に惜しまれつつ閉店しました。メタリカも80年代にライヴを行っており、デイヴ・ムステイン在籍時最後のメタリカのライヴ(1983年4月9日)が行われた場所でもあります。

    「RollingStone」サイト上ではこの写真集に収録予定の写真がいくつか紹介されています。そのなかで若き日のBIG4の写真を引用。
    METALLICA-1984-LAMOUR-BROOKLYN-NY
    Metallica (1984) photo by Frank White

    MEGADETH-NOV-1986-LAMOUR
    Megadeth (1986) photo by Frank White

    ANTHRAX-APRIL-1986-LAMOUR
    Anthrax (1986) photo by Frank White

    SLAYER-KERRY-KING-BACKSTAGE-DEC-1985-LAMOUR
    Kerry King - Slayer (1986) photo by Frank White

    RollingStone(2015-06-09)
    その他、クワイエット・ライオット、トゥイステッド・シスター、アイアン・メイデンなど当時のシーンを垣間見れる写真が掲載されていますので記事元リンクからどうぞ。

    Amazonではすでに写真集の予約が始まっています。
    lamour-brooklyn
    『L'Amour: Rock Capital of Brooklyn』


    商品説明によると、1000を超えるフルカラー写真、チケット半券、メモラビリアが詰まった大型ハードカバー本(30.5 x 30.5 cm)で、何百ものライヴステージのフルカラー写真が最大の売り。さらに多くのミュージシャンのインタビューも収録しており、当時のメタルシーンを物語る本でメタルファン必携とのこと。全224ページ。

    ブログランキングに参加しています。
    応援クリックをヨロシクお願いします。

    関連記事
    メタリカ、活動初期の写真集発売。
    メタリカ活動初期写真集「The Club Dayz 1982-1984」届きました。
    メタリカ写真集『The Ultimate Metallica』の中身を少しだけ
    80年代スラッシュメタル写真集、『MURDER IN THE FRONT RAW』の表紙と中身の一部が公開。
    80年代スラッシュメタル草創期の写真集『MURDER IN THE FRONT ROW』のプレビュー動画
    80年代スラッシュメタル写真集、『MURDER IN THE FRONT ROW』が届きました。
    スコット・イアン、メタリカのデイヴ・ムステイン解雇、カーク・ハメット加入の逸話を語る。

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    米サイトLoudwireによる「Wikipediaに書いてあることがウソかホントか確かめる」という企画インタビューのなかで、ケリー・キングが若き日のデイヴ・ムステインとの思い出について語っています。メタリカに関する言及はほとんどないですが(苦笑)、BLABBERMOUTH.NETさんによる文字起こしを管理人拙訳にてご紹介。

    kerry-king_slayer

    −メガデス活動初期にセカンド・ギタリストとして参加していたことについて(メガデスの最初の5公演に参加)

    俺はラッキーな人間だよ。カーク・ハメットに悪気があるわけじゃないんだけど、カークは俺の素晴らしい友人だからね。でも、ムステインのいるメタリカを観られてラッキーだった。こんなこと言えることがレアだからね。彼らが(ロサンゼルスの)Woodstockで演っていたのを観て、ムステインに惹きつけられた。彼はどこからかで見つけてきたやり方でギターを弾いていた。俺は今の今だってあんなことできやしない。だから彼のギター奏法にはただただぶっ飛んだ。それと気がついたんだ。あれはB.C.リッチのギターだとね。俺たちみんな、当時はB.C.リッチのギターで演奏していたから・・・。俺が思うにあれはデイヴが俺に(メガデスで)演るかどうか尋ねてきた時に観たものだった。

    結局、俺は・・・「これはとんでもない学習環境だ」と思ったんだ。みんなが俺を観て、スレイヤーの俺を知ることになるとも思った。つまり、俺たちだけがベイエリアに行って、そこで激しく盛り上げていたから。人が俺を観たら、少なくとも「スレイヤーだ」と思うはずだとね。スレイヤーを念頭に置いたベストの意図を持っていたわけ。だから俺が出向いて「メガデスに入りたい」と言ったわけじゃないんだ。誰がメガデスに数時間以上いられるか俺にはわからないね。あいつはクレイジーだから。


    −メガデス活動初期のデイヴ・ムステインとの最悪のエピソードはあるかについて

    彼は当時クールだったよ。大量のドラッグ、そして今日の彼の人間形成を支援する可笑しなカリキュラムがそれからあったんだろう。でも当時はいい時代だったよ。スレイヤーで演った会場全てで演奏してさ・・・なんというか・・・違う音楽を演奏するわけだ。彼のは明らかにもっと・・・「複雑」とは言わないけど、俺たちも複雑なパートはやっているから。でもただ・・・彼は俺とはまったく違う奥行きでリフを書くんだ・・・。彼と何ヶ月も一緒に弾いてきた後でさえ、それでもやっぱり・・・俺はあんな風にはしないだろう。俺のスタイルじゃないんだ。

    BLABBERMOUTH.NET(2015-04-22)

    インタビュー動画を見てみると、スレイヤー結成過程のなかでもメタリカの結成過程と同じく地元誌「Recycler」の広告が使われていたことも語られていました。デイヴのことをクレイジーと言っているのは賛辞と冗談が入り混じったニュアンスに見えます。


    ブログランキングに参加しています。
    応援クリックをヨロシクお願いします

    関連記事
    ケリー・キング、スラッシュメタル四天王「Big Four」ツアーの来日について言及。

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    エクソダス、そしてスレイヤーとして活躍するゲイリー・ホルト。彼が昔からの友人であるカーク・ハメットとのエピソードをラジオ番組「Full Metal Jackie」のインタビューのなかで披露しています。後半はカークでもメタリカでもなく、完全にエクソダスとスレイヤーの話題ですが興味ある部分なのでつい訳してしまいました。管理人拙訳にて。

    −『Blood In Blood Out』でエクソダスは最高潮だと言える部分はどこですか?

    それは答えるのに常に難しい質問だな。つまり、俺たちは好きだと思えるアルバムをただ作ろうとしているだけだからね。たぶん、そのために自分たちが満足するということは難しいことだしね。そう、だから俺たちはやるべきことをやって、自分たちを失望させないように、そして結局は俺たちのファンを失望させないようにしているだけなんだ。アルバムはまさにやべぇ出来だ。フレッシュで生きてるって感じだ。それはつまりキーはアルバムを・・・アルバムに命を宿すか、アルバムを種無しとか見せ掛けだけのものにするのか?こういうことが俺はいまだに大好きなんだ。それが音楽に表れていると思う。

    −エクソダスの『Blood In Blood Out』は、オリジナルメンバーであるギタリストのカーク・ハメット(現メタリカ)が初めてエクソダスのアルバムで実際に弾いているものとなりました。彼のオリジナルメンバーとしての貢献で、今日のエクソダスのサウンドの一部として続いていることはどんなものがありますか?

    そうだね、カークは俺にギターを弾くってことを教えてくれた。俺に初めてのコード、初めてのフレーズを弾いて見せてくれたよ。俺は彼がやるようにピックを持つんだ。それが俺がいつもそうやるもんだと思っていたやり方だったからね。俺は他の持ち方があるなんて考えもしなかったよ。カークがそういう風に俺に見せてくれたから。そして知っての通り、彼はいつだって俺の親友のひとりなんだ。そして年月を重ねるに連れて・・・ここ数年で本当にまたつながりを持てた。彼がやってきたんで「レコードで弾いてみないか?」となったのさ。彼は興奮してただただ張り切っていたよ。元に戻ったかのようだった。彼はついに自分が創設メンバーだったバンドでレコーディングされている時に弾くことができたんだ。あれは本当に最高だった。やべぇよ。俺もワクワクした。

    −今年、初めてあなたが参加するスレイヤーの新しいレコードが出ますね。スレイヤーとエクソダスのアルバム制作で何か似ている部分はありますか?

    まぁ類似点ってのは俺が思うに音楽にあるね。俺たちは互いに自分たち特有のスタイルを持っている。どちらもずっとそばにある。俺たちはこのスラッシュメタルってジャンルの生みの親なんだ。でも俺たちがアルバムを制作するやり方は大幅に違っている。なぜならケリー(・キング)とヤツらは休むことなくノンストップで、何ヶ月も何ヶ月もレコードを作るって感じなんだ。個人的に、もし俺がそうしてあまりに長く過ごしていたら、本当にアルバム制作病にかかっちまう。エクソダスは、いつも自分たちのスタジオで組み立てていく。ちゃんとしたスタジオでドラムを録って、それからトム(・ハンティング)が住んでるヤギの牧場で他のパート全てをレコーディングしたんだ。スレイヤーは一流のスタジオでセットアップして、そこを長いあいだ使うんだ。俺はいったんレコーディングしたら、ひと月で終わりみたいなもんさ。俺はアルバム制作がとにかく終わったと考えたことはなかった。(ここまでが限界だと)諦めるようなことだったんだ。でもそれはアルバムごとにより良いものにしようと努力し続けるってことでもあるんだけどね。俺は一度作ったものは本当に聴かないから。『Blood In, Blood Out』もミックスを終えてから聴いたことがない。CDを入れたことがないんだ。でもスレイヤーのアルバムはやべぇ出来だよ。みんな吹き飛ばされるだろうね。ある日、俺は9つのソロを弾いた。左手首に痛みが走ったまま弾き続けたよ。突き刺すような、腱をつねったような、そんな感じの痛みさ。それでも弾き続けて、次の日には手首が動かなかったよ。俺はやったと喜んだね。だって数日は弾けないから。そしたらケリーが俺に、アルバムを完成させる前に何か再検討したいことがあるか尋ねたんだ。俺は楽曲を聴いて、これはやべぇって思ったよ。だからそれで終わりさ。ちょうど今、ミキシングの段階だと思うよ。


    −『Bonded By Blood』をレコーディングした当時のまだ子供だったあなたにとって、メタルがこうして進化・成長するということは思ってもみなかったことですか?

    みんなが俺たちがやっていることをいまだに楽しんでくれているなんて想像もつかなかったよ。『Bonded By Blood』をレコーディングした時、もっと具体的に言うと、俺たちがイカれた野郎の集まりだった時、コントロールの効かないただの若者たちが自分たちの聴きたい音楽を作ったんだ。そして30年後、このアルバムはいまだにスラッシュアルバムの指標として考えられているなんて思ったか?全然、思わないよ。俺たちのことを知ってる誰もが驚いている。メタルを健康的にできるのはいいことだ。特に今日のレコード売上げが減少している時代にはね。若いバンドたちにとっては成功するには本当に難しいよ。(自分たちが若い頃と)比較しても本当にレコード売上げがないから。俺がまだこうしてやれていることに感謝だな・・・(幸運すぎて)おーくわばらくわばら(笑)

    BLABBERMOUTH.NETより(2015-03-17)

    BLABBERMOUTH.NETさん、毎度文字起こし感謝です。最後にカークとゲイリーの仲の良さがにじみ出ている写真を2つ。
    Kirk-Hammett-and-Gary-Holt-in-the-80s

    kirk_gary

    ブログランキングに参加しています。
    応援クリックをヨロシクお願いします

    関連記事
    カーク・ハメット、エクソダス脱退・メタリカ加入の経緯について語る。
    カーク・ハメットがエクソダスのライブに参加
    カーク・ハメット主催の「FearFestEviL」にてカーク&エクソダスのライヴ決定
    カーク・ハメット、エクソダスとFearFestEvilで再び共演、アルバムにゲスト参加も
    カーク・ハメットがレコーディング参加したエクソダスの楽曲「Salt The Wound」の歌詞付き動画が公開

    このページのトップヘ