メタリカ情報局

メタリカを愛してやまないものの、メタリカへの愛の中途半端さ加減をダメだしされたのでこんなブログ作ってみました。

       

    タグ:RideTheLightning

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    Billboard.comのインタビューでラーズ・ウルリッヒが『Kill 'Em All』『Ride The Lightning』のリマスターデラックスボックスセット、そして新譜の制作状況について語っています。管理人拙訳にてご紹介。

    larsulrichface

    −『Kill 'Em All』と『Ride the Lightning』のボックスセットには、音楽、写真、ビデオとたくさんの素材があります。何年も後になって、草創期の歴史を振り返ってどう感じましたか?

    ひとつ感じたのは、うわぁ、俺たちかなりメチャクチャな過去だったな!ってことだ。バンド初期の頃はいろんな別の場所でいろんな別のレコード会社とやりとりをしていたからね。『Kill 'Em All』が出た時は、たしか、10の異なる国で10の異なるレコード・レーベルで出していた。全部、自分たちでやっていたからね。『Ride the Lightning』はアメリカだけで2つのレーベルでリリースしたんだ。全てにおいて混沌とした空気みたいなものがあったよ。このボックスセットについて、全てのコトを済ました後でさえ、みつからないテープやら何やらがまだあるし。実際、俺たちのためにこの数年働いてくれたヤツの唯一の仕事は、こういったもろもろを捜し出すってことだった。まだ全てのパーツはみつかってない。まぁそうは言っても、それだけの価値があるパッケージをどうにか集めようとしていたんだ。

    −今回のボックスセットで興味深いことのひとつは、これまで聴いたことのない楽曲が無きに等しいということです。

    まぁ、(今までに出した)2つのレコードについてのものだから。まさにメタリカの歴史のほとんど、つまり俺たちがろくに曲も書いたこともなければ、リリースするような何かを作ったこともなかった時のレコードだ。俺たちはいつも時間のムダのようなものだと思ってた。何で出せもしない曲を書いて、レコーディングするんだ?だから誰も聴いたことのない『Kill 'Em All』から余った4曲と『Ride The Lightning』からさらに3曲があるって類のものじゃない。基本的に『Kill 'Em All』は俺たちが書いてレコーディングした最初の10曲だし、『Ride The Lightning』はその次に作った8曲だ。そういうこと。俺たちはいつもそんな感じで順番通りそのまんまだったってわけ。

    −あなた方はニューヨークのロチェスターのスタジオで2週間でざっと『Kill 'Em All』をレコーディングしました。(レコーディング時の)セッションについて何か思い出すことはありますか?

    あれはかなりの低予算だった。俺たちはエンジニアのひとりの家にみんな寝泊まりしていた。俺が思うにあの環境はかなりのスパルタ方式だったね。スタジオといっても基本的には、大きくて何もないスペースのある古い倉庫だった。全部で3階か4階建てで、ドラムセットは最上階にセッティングした。それから下に階段を5段も降りれば、コントロールルームに到着するって具合だ。でも俺たちはロチェスターであのスタジオに入って、レコード制作をしたんだ、わかる?興奮したね。食べるために何かするとか、自分の洗濯物を洗うとかそういったことを考えもしなかった19歳だ。ただ音楽をやりたかった。他の全てのことは、気にも留めちゃいない。ただたださっさとやっちまいたかったのさ。

    −『Kill 'Em All』のボックスセットにはアルバム収録曲のいくつかでデモバージョンではなく、ラフミックスがありますね。

    『Kill 'Em All』の曲のほとんどは、(1982年のデモ)『No Life 'Til Leather』よりも早くにレコーディングされていたし、リリースしていたんだ。実際、『No Life 'Til Leather』を最初に出そうと話していたんだけど、遅らせるような実務上のことがいくつかあったから、俺たちは『Kill 'Em All』に真っすぐ向かっていったんだ。俺たちは昨年のレコードストアデイであのデモテープのカセットをリリースした。でもうまくいけば、いつかあれにまつわる全セットを出す機会が得られると思う。時期は未定だけど、今は『Kill 'Em All』から始めて、最後にそれをやるかもしれない。でも『Kill 'Em All』のボックスセットで聴けるほとんどは「Hit The Lights」「Motorbreath」の別バージョンみたいなもので、レコーディング・セッションからの違うミックスのものなんだ。それから「Seek And Destory」「Phantom Lord」のいわゆるライヴバージョンもある。これは本当は(サンフランシスコのレコーディングスタジオ)オートマット(Automatt)でやったものなんだ。本当はライヴじゃない有名なライヴバージョンってわけ!


    −『Ride The Lightning』ボックスセットにはガレージデモとして認識されているいくつかの曲がありますね。あれはどこでレコーディングされたんですか?

    あれは実際にガレージでやったもので、当時俺たちがいた家の裏だね。俺たちが初めて(ロサンゼルスからサンフランシスコにやってきた時、バークレーのすぐ隣の郊外、エルサリートに落ち着いた。ジェイムズと俺がマーク・ウィテカーってヤツとそこに住んでいた。彼は俺たちの最初の頃のマネージャーだった。そこが俺たちが曲を書いてリハーサルをする場所だった。ガレージには防音を仕込んだ。卵が入ってたパックを壁に貼り付けて、床にカーペットを敷いてといった具合にね。『Ride The Lightning』と『Master Of Puppets』の曲のほとんどはそこで書いて取り組んだものなんだ。

    −『Ride The Lightning』はデンマーク・コペンハーゲンのスウィート・サイレンス・スタジオできちんとレコーディングしていました。ニューヨーク州北部の倉庫よりもかなり違った体験だったと想像しますが。

    もちろん。それまでに自由になるお金が少しはあったからね。それにスウィート・サイレンスは、俺たちが最初にレコーディングした場所みたいに冒涜するようなことを何も言うことはなかった。リッチー・ブラックモアとかクイーンとかレインボーのような人たちが使っていたもっと国際的なスタジオだったんだ。施設面でも別物だったよ。だから俺たちは『Kill 'Em All』で使った場所よりもう少し上等になったかもしれないああいう場所にいられるなんてとても興奮したんだ。

    −あなたはコペンハーゲンと明らかに繋がりを持っています。あの街で生まれ育ったわけですからね。でもなぜバンドはあの場所でレコーディングすることを選んだんでしょうか?

    俺たちはヨーロッパに滞在してツアーをできるように、ヨーロッパでレコーディングしていた。1984年春の大半は、ライヴをやってコペンハーゲンを行ったり来たりだった。ヨーロッパ中を廻ってライヴをやって、コペンハーゲンに行ってレコーディングして、またライヴをやって、また戻ってレコーディングだ。そんなわけだ。

    −当時の素晴らしいライヴが『Kill 'Em All』ボックスセットに収録されていますね。1984年2月9日、パリのエスパス・バラード(Espace Ballard)。ちょうど『Ride The Lightning』をレコーディングする準備をしていたバンドとしてのヨーロッパのショーのひとつが収められています。あのライヴは「Seven Dates in Hell」ツアーの一部でもあるわけですが、ヴェノムの前座だったんですよね?

    そう。あれはヨーロッパで初めてのツアーだった。あのツアーは俺たちが毎回かなりの観客を前に初めて演った時だったんだ。数百人を前にじゃなくて数千人を前にね。ヨーロッパの観客はとても情熱的だったよ。おそらくアメリカの観客に比べてもうちょっとメタリカが何をやっているのかを知っていたんだろう。あれはジェイムズがフロントマンとしてもう少し安定して自信をつけ始めた時だったとも思う。だからエキサイティングな時間だったよ。ヴェノムの前座として一夜に3、4、5千人を前に演るんだ。それでつるんでは、全ヨーロッパのハードロックシーンを楽しむチャンスを掴んでいた。

    −多くのインタビューが2つのボックスセットに散りばめられていますが、『Ride The Lightning』のボックスセットに収録されたひとつには「ラーズ・ウルリッヒ、あの時、彼は若かった」と題されています。あれについて何か教えてもらえますか?

    あれはコペンハーゲンでの『Ride the Lightning』のレコーディング・セッションから収録された。俺が受けた初めてのテレビインタビューだ。いやらしい口ひげから何から、まだ家にいるまんまのように見えるね(笑)。あれはこれまであまり見られてこなかったもののひとつだ。でもシェアするのは楽しいね。

    −最後にこれを聞いておかないと我々が仕事をサボったように思われます。今度のメタリカの新しいアルバムはどんな具合ですか?

    まぁ尋ねてくれてありがとう!俺たちは着実に前進しているよ!すぐにそれに没頭することになるだろうね。何か劇的なことが起きない限り、2016年に出せないと信じるのは俺にとっては難しいことだね。それが俺たちがやってることだ。でも間違いなく、今俺たちがやっているやり方は、『Kill 'Em All』や『Ride The Lightning』の頃に俺たちがやっていたやり方よりもずっと難しい。今や、俺たちはたくさんの様々なことをやりたいもんだからね。曲も書きたいし、レコーディングもしたい。でもレコードストアデイ大使もやりたいし、デラックス・リマスター盤も出したいし、ラスプーチン・ミュージックやAT&Tパークに行ってライヴをやりたいし、その他もろもろのことをやってみたい。だから、曲を書くこと、レコーディングをすることは、今や他を優先してある何かというよりも大きな絵図の一部分みたいなものなんだ。それを結局やる段になれば、ニューアルバムは前のもの(2008年の『Death Magnetic』)よりも早く曲を書いてレコーディングしていたかもしれない。これだけ長い期間に渡って伸びていったのは、レコーディングにおけるこういったギャップによるものだ。それは結構なことだよ。俺はそれについて何も文句はない。それで俺たちは今うまくいっているんだ。でもいずれにせよレコードは、間違いなく前進している。完成に近づいている。すぐにでも終わらせる必要がある・・・できればね(笑)はい、おしまい!


    Billboard(2016-04-11)

    ボックスセットのメイキングとして、「Fight Fire With Fire (Garage Demo)」の制作風景動画がアップされています。


    instagramでも。
    https://www.instagram.com/p/BEERZoiyS3_/

    Soundcloudの方でも新たに音源が追加公開されています。
    https://soundcloud.com/officialmetallica

    ちなみにリマスターデラックスボックスセットの国内輸入仕様は、発売日が2016年5月20日に軒並み延期となっていますのでご注意を。

    『Kill 'Em All』ボックスセット(輸入盤)
    http://amzn.to/1RfovTP
    『Ride The Lightning』ボックスセット(輸入盤)
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    『Kill 'Em All』ボックスセット(輸入国内仕様)
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    『Ride The Lightning』ボックスセット(輸入国内仕様)
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    更新ご無沙汰しています。まずは取りこぼしているリマスター盤関連のニュースから。

    ジェイムズ・ヘットフィールドとラーズ・ウルリッヒがそれぞれ『Kill 'Em All』『Ride The Lightning』のリマスター・デラックス・ボックスセットの開封の儀を執り行っている動画がアップされています。

    unbox

    Metallica: Kill 'Em All (Deluxe Edition) Unboxing Video


    Metallica: Ride the Lightning (Deluxe Edition) Unboxing Video


    開封の仕方にそれぞれの性格が出ていますね。

    そして『Kill 'Em All』のリマスター・デラックス・ボックスセットに収録される1983年8月12日シカゴ公演の「Whiplash」の動画も公開されています。

    Metallica: Whiplash (Live at The Metro - 1983)


    Soundcoundでは、ボックスセット収録予定の楽曲について追加公開されています。
    https://soundcloud.com/officialmetallica

    さらに5thメンバー(MetClub会員)は無料で14曲分のサンプラーが無料ダウンロード可能となっています。
    https://metallica.com/store/9282/kill-ride-deluxe-edition-14-track-sampler

    発売日がついに来週となりました。手元に届くのが非常に楽しみです!

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    今年のレコードストアデイ大使に選ばれたメタリカ。やはりインストアイベントを行うようです。Metallica.comの告知を管理人拙訳にて。

    2016_RSD_rasputin

    俺たちは考え得る最良の方法でレコードストアデイを祝うべく・・・ライヴをやるぞ!2016年4月16日(日)、レコードストアデイの最高にユニークなライヴ・パフォーマンスのためにカリフォルニア州バークレーのレコードストアデイの伝説的支柱、ラスプーチン・ミュージックでライヴを開催することで、俺たちはルーツに戻る旅をすることだろう。今年のレコードストアデイ大使として、『Kill ‘Em All』と『Ride The Lightning』のリマスターデラックス盤のリリースでも祝い、デカい音で、騒々しく、汗まみれで東海岸の昔ながらのスタイルを揺さぶることになる。

    5thメンバーとラスプーチン・ミュージックのお客さんたちは、俺たちと参加すべく招待されている。下記詳細でこの密接なパフォーマンスのチケットを勝ち取るべくエントリーをして、ベイエリアの始まりの核心へと向かうんだ。レコードストアデイにバークレーで会おう!

    チケットを勝ち取る2つの方法

    1.今から4月10日までにラスプーチン・ミュージックへ行って、スペシャル・パフォーマンスのチケット1枚を獲得するために投票用紙に記入する。

    2.5thメンバーはここをクリックしてチケット1枚を獲得するためにエントリーする

    このチケット獲得コンテストのルールについてはこちらを参照

    (以下略)

    Metallica.com(2016-03-31)

    コンテストルールによると、このライヴの参加資格はアメリカ在住者のみのため、残念ながら日本からは参加できません。

    ちなみにメタリカがレコードストアデイにリリースを予定している、『Kill ‘Em All』と『Ride The Lightning』のリマスターデラックス盤、そしてバタクラン劇場で行われたライヴを収録したスペシャルCDの音源や特典映像が徐々に公開されてきています。

    音源の方はメタリカのSoundcloudにまとめてアップされていますのでこちらから。
    https://soundcloud.com/officialmetallica

    公開された映像は『Ride the Lightning』デラックスボックスセットの特典DVDに収録予定の、1985年9月14日にドイツで行われたMetal Hammer Festivalから「No Remorse」。


    kill_dx
    Kill 'Em All Deluxe Box Set


    ride_dx
    Ride The Lightning Deluxe Box Set


    Bataclan_2003
    Liberte Egalite Fraternite: Live at the Bataclan


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    メタリカの日本国内盤発売元であるユニバーサル・ミュージックから、先ごろ公式でリリースが決定した『Kill 'Em All』『Ride The Lightning』のリマスター・デラックスボックスが【輸入国内仕様】で発売決定です。

    Kill_'Em_AllRidethelightning

    海外盤は今年のレコードストアデイ前日に合わせて2016年4月15日(金)に発売されますが、この【輸入国内仕様】は2016年4月29日(金)に発売されるとのこと。価格は税込み29,160円

    そもそも【輸入国内仕様】というのが謎に包まれていますが、ユニバーサル・ミュージックの予約受付ページをよく読んでみると、、

    キル・エム・オール【リマスター・デラックス・ボックス・セット】【輸入国内仕様】【完全数量限定】

    【完全数量限定】
    ★5CD + 4アナログ + 1DVD + ブックレット + パッチ
    ★直輸入仕様
    解説・対訳付

    Universal Music(2016-03-14)

    ライド・ザ・ライトニング【リマスター・デラックス・ボックス・セット】【輸入国内仕様】【完全数量限定】

    【完全数量限定】
    ★6CD + 4アナログ + 1DVD + ブックレット + 手書き歌詞ミニ・ブック + ポスター
    ★直輸入仕様
    解説・対訳付

    Universal Music(2016-03-14)

    ということで解説と対訳が付くというところが海外盤との違いでしょうか。現時点でどこまでの対訳かは不明ですが、どちらのボックスセットもインタビュー音声が含まれているので、ぜひその対訳もお願いしたいところです。

    ちなみにこの記事を書いている現時点でユニバーサル公式以外での予約はタワーレコードで受付が開始されていました。
    キル・エム・オール -リマスター・デラックス・ボックス・セット [5CD+4LP+DVD]
    ライド・ザ・ライトニング -リマスター・デラックス・ボックス・セット [6CD+4LP+DVD]

    海外盤の詳しい仕様は下記の関連記事最上位にいろいろ追記していますのでそちらをご参照。最後にユニバーサル・ミュージックからの作品解説とも言える商品紹介を転載させていただきます。
    全世界に衝撃を与えることとなったメタリカのデビュー・アルバム。1983年リリース。インディペンデントからのリリース。
    現在でもライヴで演奏される「シーク・アンド・デストロイ」他、「ヒット・ザ・ライツ」、「モーターブレス」等も収録されている。荒削りながら若きメタリカが自身のルーツを取り込み、“スラッシュ・メタル”の礎とも言えるフォーミュラを早くも作り上げた。
    『ROLLING STONE』誌による“80年代のベスト・アルバム100枚”、英メタル誌『KERRANG!』による“全時代通じて最高なデビュー・アルバム100枚”、“全時代通じて最高なメタル・アルバム100枚”にも選出されている。
    現メガデスを率いるデイヴ・ムステインがかつて在籍しており、オリジナル・アルバム全10曲中4曲のコンポーザー・クレジットに彼の名前がクレジットされている。
    ベーシスト、クリフ・バートンのベース・ソロで構成されている「(アネシージア)−プリング・ティース」は大きな衝撃を与えた。

    リマスター・デラックス・ボックス・セットはこれまで未発表の音源、映像を含んだ最強のリイシュー。
    数年前にバンド自身が当時の記録を求めてファンへサポートを呼びかけたものがここに帰結。今回がメタリカにとって初の本格的アルバム・リイシューとなるが、すべてが破格なメタリカは全てがやはり規格外!

    Universal Music(2016-03-14)

    英ロック誌「Q」をして、「このアルバムでメタリカは現代メタル・シーンの主役となった」と言わしめた傑作、セカンド・アルバム。1984年リリース。
    このアルバムもインディペンデントでのリリースとなり、この2枚でバンドが魅せた「異端」の力でメイン・ストリームをねじ伏せることになる。
    スタジアム・バンドとなった現在でもほぼ毎回ライヴでプレイされる大名曲「クリーピング・デス」(フェス等ではオープニングでもよくプレイされる)、「フォー・フーム・ザ・ベル・トールズ」等を収録。
    前作以上にドラマティックな構成を持った曲が増え、バンドとしての幅も大きく広がった。
    2012年にはアメリカで6xプラチナム・ディスクに認定された。

    リマスター・デラックス・ボックス・セットはこれまで未発表の音源、映像を含んだ最強のリイシュー。
    数年前にバンド自身が当時の記録を求めてファンへサポートを呼びかけたものがここに帰結。今回がメタリカにとって初の本格的アルバム・リイシューとなるが、すべてが破格なメタリカは全てがやはり規格外!

    Universal Music(2016-03-14)

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    『Kill 'Em All』『Ride The Lightning』のリマスター盤2015年発売決定

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    昨年発売される予定だったリマスター盤がついに登場です。まずは公式サイトの発表を管理人拙訳にて。

    killride_remaster

    しばらく前に俺たちが『Kill 'Em All』と『Ride the Lightning』のイリシューを一緒に出すためにキミたちに助力を求めたのを覚えているかもしれない。(2つのアルバムの関連物を)集めるのにキミたちに助力してもらって、4月15日(金)のレコード・ストア・デイにようやくリリースする運びとなったことを発表できることに興奮している!

    どちらのアルバムも可能な限り最も先進的な音質にリマスターされて、3種類のフォーマット、つまりCD、ビニール盤、デラックスボックスセットで発売される。デラックス・ボックス・セットにはバンドの個人コレクションから、これまで一度も公になっていないオリジナル音源やレア写真と当時のメンバーたちのエッセーなどが収録される。

    『Kill 'Em All』のナンバリングされたデラックス・ボックスセットには、4枚のビニール盤と5枚のCD、1枚のDVD、レア写真が収められたハードカバー本が収録。一方、ナンバリングされた『Ride the Lightning』のデラックスボックスには、4枚のビニール盤と6枚のCD、1枚のDVD、未公開写真とジェイムズ・ヘットフィールド手書きの歌詞付きのミニ本が収められたハードカバー本、ポスター3枚セットが収録される。

    デラックスボックスセットは、コレクターアイテムの限定盤となるため、無くなる前にゲットだ!現在MetStoreでどちらのボックスセットも予約受付中で、もちろん全6つの新アイテムは4月15日(金)にレコードストアで世界同時発売される予定だ。

    俺たちはバンドカタログに関する作業を継続することに興奮している…これはただの始まりに過ぎない!

    Metallica.com(2016-02-17)

    デラックスボックスは2つとも149.99ドル。

    2つのデラックスボックスから各1曲ずつ未発表音源が公開されている他、Metallica.comでログインすると、この他に「Blitzkrieg (Rough Mix)」「Am I Evil (Rough Mix)」の2曲を加えたMP3がダウンロードできます。

    ダウンロードはこちらから(要ログイン)。
    https://metallica.com/store/8342/fifth-member-exclusive-deluxe-box-set-sampler





    ボックスセットの詳細は以下の通り。

    『Kill 'Em All』デラックスボックスセット

    ・VINYL: KILL 'EM ALL (REMASTERED)

     オリジナル10曲のリマスター音源

    ・VINYL: LIVE AT ESPACE BALARD, PARIS, FRANCE - FEBRUARY 9TH, 1984 (2 LP)

     未発表音源

     01. The Ecstasy of Gold
     02. Hit the Lights (Live)
     03. The Four Horsemen (Live)
     04. Jump in the Fire (Live)
     05. Phantom Lord (Live)
     06. No Remorse (Live)
     07. Ride the Lightning (Live)
     08. Motorbreath (Live)
     09. (Anesthesia) - Pulling Teeth (Live)
     10. Whiplash (Live)
     11. Seek and Destroy (Live)
     12. Metal Militia (Live)

    ・VINYL: JUMP IN THE FIRE (PICTURE DISC)

     01.Jump In The Fire
     02.Seek & Destroy (“Live” at The Automatt)
     03.Phantom Lord (“Live” at The Automatt)

    ・CD: KILL 'EM ALL (REMASTERED)

     オリジナル10曲のリマスター音源

    ・CD: INTERVIEW & RADIO IDS

     未発表音源

     01.Metal Forces Interview With Lars, January 1984
     02.Radio IDs With Lars, James & Cliff From 1984

    ・CD: ROUGH MIXES FROM LARS’ VAULT, BOOTLEG TRACKS & WHIPLASH REMIX EP

     Track09〜12以外は未発表音源

     01.Motorbreath (Rough Mix)
     02.Hit The Lights (Rough Mix)
     03.(Anesthesia) – Pulling Teeth (Rough Mix)
     04.Seek & Destroy (Rough Mix)
     05.Whiplash (Rough Mix)
     06.The Four Horsemen (Rough Mix)
     07.Seek & Destroy (NOT Live from The Automatt)
     08.Phantom Lord (NOT Live from The Automatt)
     09.Jump In The Fire
     10.Whiplash (Special Neckbrace Remix)
     11.Seek & Destroy (“Live” at The Automatt)
     12.Phantom Lord (“Live” at The Automatt)

    ・CD: LIVE AT J BEES ROCK III, MIDDLETOWN, NY - JANUARY 20TH, 1984

     未発表音源

     01.The Four Horsemen (Live)
     02.Jump in the Fire (Live)
     03.Fight Fire With Fire (Live)
     04.Ride the Lightning (Live)
     05.Phantom Lord (Live)
     06.Seek and Destroy (Live)
     07.Whiplash (Live)

    ・CD: LIVE AT THE KEYSTONE, PALO ALTO, CA - OCTOBER 31ST, 1983

     未発表音源

     01.Hit the Lights (Live)
     02.The Four Horsemen (Live)
     03.Jump in the Fire (Live)
     04.Fight Fire With Fire (Live)
     05.Ride the Lightning (Live)
     06.Phantom Lord (Live)
     07.When Hell Freezes Over (“The Call of Ktulu”) (Live)
     08.Seek and Destroy (Live)
     09.(Anesthesia) – Pulling Teeth (Live)
     10.Whiplash (Live)
     11.Creeping Death (Live)
     12.Guitar Solo (Live)
     13.Metal Militia (Live)

    ・DVD: LIVE AT THE METRO IN CHICAGO ON AUGUST 12TH, 1983

     Track05と10以外は未発表

     01.Hit the Lights (Live) (Video Only/No Audio)
     02.The Four Horsemen (Live) (Video Only/No Audio)
     03.Jump in the Fire (Live) (Video Only/Partial Audio)
     04.Phantom Lord (Live)
     05.No Remorse (Live)
     06.(Anesthesia) - Pulling Teeth (Live)
     07.Whiplash (Live)
     08.Seek and Destroy (Live)
     09.Guitar Solo (Live)
     10.Metal Militia (Live)

    『Ride the Lightning』デラックスボックスセット

    ・VINYL: RIDE THE LIGHTNING (REMASTERED)

     オリジナル8曲のリマスター音源

    ・VINYL: LIVE AT THE HOLLYWOOD PALLADIUM, LOS ANGELES, CA – MARCH 10TH, 1985 (2 LP)

     未発表音源

     01. The Ecstasy of Gold
     02. Fight Fire With Fire (Live)
     03. Ride the Lightning (Live)
     04. Phantom Lord (Live)
     05. (Anesthesia) – Pulling Teeth (Live)
     06. For Whom the Bell Tolls (Live)
     07. No Remorse (Live)
     08. Fade to Black (Live)
     09. Seek and Destroy (Live)
     10. Creeping Death (Live)
     11. Am I Evil? (Live)
     12. Motorbreath (Live)

    ・VINYL: CREEPING DEATH (PICTURE DISC)

     01.Creeping Death
     02.Am I Evil?
     03.Blitzkrieg

    ・CD: RIDE THE LIGHTNING (REMASTERED)

     オリジナル8曲のリマスター音源

    ・CD: METALLICA INTERVIEWS

     未発表音源

     01.Metal Forces Interview with Lars, November 1984
     02.WUSC Cleveland Radio Interview with Cliff & Kirk, February 1985
     03.Metal Madness Interview with Lars, March 1985

    ・CD: DEMOS & ROUGH MIXES FROM LARS’ VAULT

     未発表音源

     01.Ride the Lightning (Studio Demo)
     02.When Hell Freezes Over (“The Call Of Ktulu”) (Studio Demo)
     03.Creeping Death (Studio Demo)
     04.Fight Fire With Fire (Studio Demo)
     05.Ride the Lightning (Garage Demo)
     06.When Hell Freezes Over (“The Call Of Ktulu”) (Garage Demo)
     07.Fight Fire With Fire (Garage Demo)
     08.Ride the Lightning (Boom Box Demo)
     09.Blitzkrieg (Rhythm Track Rough Mix)
     10.Am I Evil? (Rhythm Track Rough Mix)

    ・CD: LIVE AT KABUKI THEATRE, SAN FRANCISCO, CA – MARCH 15TH, 1985

     CD未発表

     01.Fight Fire With Fire (Live)
     02.Ride the Lightning (Live)
     03.Phantom Lord (Live)
     04.The Four Horsemen (Live)
     05.(Anesthesia) – Pulling Teeth (Live)
     06.For Whom the Bell Tolls (Live)
     07.No Remorse (Live)
     08.Fade to Black (Live)
     09.Creeping Death (Live)
     10.Guitar Solo (Live)
     11.Am I Evil? (Live)
     12.Motorbreath (Live)

    ・CD: LIVE AT THE LYCEUM THEATRE, LONDON, UK - DECEMBER 20th, 1984

     Track01、06、09、10が未発表、他はCD未発表

     01.Phantom Lord (Live)
     02.The Four Horsemen (Live)
     03.(Anesthesia) – Pulling Teeth (Live)
     04.For Whom the Bell Tolls (Live)
     05.No Remorse (Live)
     06.The Call of Ktulu (Live)
     07.Seek and Destroy (Live)
     08.Whiplash (Live)
     09.Creeping Death (Live)
     10.Guitar Solo (Live)
     11.Metal Militia (Live)

    ・CD: LIVE AT CASTLE DONINGTON, UK – AUGUST 17TH, 1985

     CD未発表

     01.Creeping Death (Live)
     02.Ride the Lightning (Live)
     03.For Whom the Bell Tolls (Live)
     04.The Four Horsemen (Live)
     05.Fade to Black (Live)
     06.Seek and Destroy (Live)
     07.Whiplash (Live)
     08.Motorbreath

    ・DVD: METAL HAMMER, DAY ON THE GREEN & DANISH TV

     LIVE AT THE METAL HAMMER FESTIVAL IN ST. GOARSHAUSEN, GERMANY - SEPTEMBER 14, 1985

     Tracl07〜09以外未発表

     01.Creeping Death (Live)
     02.Ride The Lightning (Live)
     03.Disposable Heroes (Live)
     04.No Remorse (Live)
     05.(Anesthesia) – Pulling Teeth (Live)
     06.For Whom The Bell Tolls (Live)
     07.The Four Horsemen (Live)
     08.Fade to Black (Live)
     09.Seek and Destroy (Live)
     10.Whiplash (Live)
     11.Fight Fire With Fire (Live)
     12.Guitar Solo (Live)
     13.Am I Evil? (Live)
     14.Motorbreath (Live)

    ・LIVE AT MTV'S DAY ON THE GREEN AT OAKLAND STADIUM, OAKLAND, CA - AUGUST 31, 1985

     Track03以外未発表

     01.Creeping Death (Live)
     02.Ride the Lightning (Live)
     03.For Whom the Bell Tolls (Live)
     04.MTV Day On The Green Interview with Lars and James

    ・DANISH TV

     未発表映像

     “Lars Ulrich When He Was Young” *Lars’ first television interview
     “SPOT – Lars Ulrich”

    記録魔らしいラーズのコレクション、どれがまだリリースされていないものなのか等細かく記載されています。

    まだデラックスボックスのアートワークは決定していないとのことでそのうち続報が届くことでしょう。告知を読む限り、今後もいろいろと動きがありそうです。(あとは『No Life 'Til Leather』のCD化や肝心の新譜制作など・・・)

    【追記】
    DVDはリージョンフリーになるとのこと。
    Amazon.comにてサンプルが聴けるようになっていますが、これはリマスター音源なのでしょうか・・・。

    http://www.amazon.com/Kill-All-Remastered-Deluxe-Boxset/dp/B01BUX7YOU
    http://www.amazon.com/Ride-The-Lightning-Deluxe-Boxset/dp/B01BUX7YPO

    【追記2】
    送料含めてボックスセット1つにつき次の価格となります。2つまとめて購入しても送料はまとめられないため、両方購入した場合はこの2倍の価格となります。(実際にはこれに関税がかかりますのでご注意ください。)
    soryo

    【追記3】
    Amazon.co.jpでも発売が開始されました。価格は各15,320円。
    送料がかかっていない分、公式で買うより安くなっています。

    『Kill 'Em All』ボックスセット
    http://amzn.to/1RfovTP
    『Ride The Lightning』ボックスセット
    http://amzn.to/20N3oej

    このような限定ボックスの場合、Amazonで購入の際に気を付けたいのは、「商品が用意できませんでした」といきなり注文が取り消されることがたまにあることです。念のため。

    さらにリマスター盤CDのみの予約も受け付けていました。

    『Kill 'Em All』リマスター盤CD
    http://amzn.to/216h0GS
    『Ride The Lightning』リマスター盤CD
    http://amzn.to/216h21l

    【追記4】
    追記ばかりですいません。
    Metallica.comのフォーラムでMetClubのスタッフが今回のリリースの件についての質問に答えていました。

    ざっくり読んでわかったことを列挙しておきます。
    ・限定数いくつなのかは現時点で不明
    ・Amazon.comのサンプル音源はリマスター盤かどうか疑わしい
    ・MetStore特典は無し(Amazonでも同内容)
    ・LP盤にはLiveMetallicaのDLコード付録
    ・当時の撮影画質からブルーレイは無し
    ・パラディウム公演はサウンドボード音源
    ・ドニントン公演はオーディエンス音源
    ・他のアルバムのリイシューについては現時点で不明
    ・DVDはリージョンフリー
    ・現時点で『No Life 'Til Leather』のリリース予定は無し(おい
    ・ボックスセット特典のDVDやCDを別売りする予定無し
    MetClubフォーラムより
    cowboybluesさん、情報ありがとうございます。

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    『Kill 'Em All』『Ride The Lightning』のリマスター盤2015年発売決定
    2016年、メタリカ情報局から新年のご挨拶

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    公式サイトでも発表がありましたが、最も日本語で詳しく書かれていたNMEさんの記事を転載させてもらいます。

    メタリカ、名作『メタル・マスター』について語った書籍の表紙が公開に

    メタリカが、2016年秋に発売を予定している、1986年発売のアルバム『メタル・マスター』についての書籍『バック・トゥ・ザ・フロント』の表紙デザインを公開している。

    デザインはオリジナルのアルバムをやや意識したもので、マリオネットの糸にぶらりと吊られた男が、麦の生い茂る草原に立ち、激しく燃える炎を遠くから眺めている様子が描かれている。

    著者はマット・テイラーで、『メタル・マスター』の制作秘話と、このアルバム発売に続いて行われた大規模なダメージ・インク・ツアーに関する話が収録されている。執筆にあたったマット・テイラーは、バンドから100%の協力を得たほか、1980年代中旬にバンドと深く関わりのあった人物たちのインタヴューにも成功している。

    back_to_the_front

    本の中で取り上げられる予定とされるのは、『メタル・マスター』のプロデューサーであるフレミング・ラスムッセンとミキサーのマイケル・ワグナー、マネージャーのクリフ・バーンスタインとピーター・メンチ、そしてツアーのロード・クルーとサポートアクトも務めたアンスラックスとアーマード・セイントのメンバーたちだ。また、ダイアモンド・ヘッドのブライアン・タトラーや、フェイス・ノー・モアのギタリストであるジム・マーティンとドラマーのマイク・ボーディンもこの本の制作に協力している。

    さらに、ダメージ・インク・ツアーでヨーロッパを訪れていた1986年9月に、バスの事故で亡くなったバンドの元ベーシストであるクリフ・バートンの父親、レイ・バートンの独占インタヴューも掲載されるという。

    また、『バック・トゥ・ザ・フロント』には、2014年に本の構想を発表した際、バンドがファンに協力を呼びかけて集まった写真や回想録が含まれるなど、多くのファンのサポートを得たものとなっている。メタリカのメンバーたちも、この本のために自分のコレクションを掘り返し、「個人的な記録から集めた何百枚もの未公開画像」を提供しているという。

    本の発売日は、まだ発表されていない。『メタル・マスター』は来年の3月に発売から30周年を迎える。

    NME(2015-12-11)

    メタリカのいわゆるバイオグラフィーとして出された書籍は数多ありますが、本人たちが直接関わって制作されるものは今回が初めてです。

    この本のために昔の写真や映像を募集していた当初は、2015年秋には目にすることできるようなことが書いてありましたが、、とりあえず表紙は目にすることができました。
    https://metallica.com/blog/news/346179/wanted-your-memories-and-snapshots-from-the-master

    その後に発表があった『Kill 'Em All』『Ride The Lightning』のデラックスリマスター版についても進捗が遅れているようですが、作業は進んでいるのでしょうか??
    https://metallica.com/blog/news/345717/wanted-your-audio-recordings-videos-and-snapshots-

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    『Kill 'Em All』『Ride The Lightning』のリマスター盤2015年発売決定
    30周年を記念してメタリカが『Ride The Lightning』を振り返るインタビュー

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    ラーズ・ウルリッヒ伝記本『Lars Ulrich - Forkalet med frihed』の続き、第4章完結編です。(前回までのお話は関連記事にてどうぞ。)有志英訳を管理人拙訳にて。今回はメタリカの活躍を支えることとなるQプライムとの出会いについて。(読み方がわからない地名等はアルファベット表記のままにしています。)

    エレクトラ・レコードとの交渉に先立ち、ラーズとバンドは自分たちのキャリアの中で重要な仲間と関わっていた。夏の間、ラーズの友人であり『Kerrang!』の記者でもあるシャビエル・ラッセルは、ラーズにあのピーター・メンチがラーズとバンドに連絡を取りたがっているとロンドンで知らせていた。このピーター・メンチという男はQプライムのロンドン支社長だとわかった。メンチと彼の仲間であるニューヨーク本社の代表、クリフ・バーンスタインはある日、ロンドン有数のヘヴィメタル・レコードショップであるシェイズ・レコードに行くと、そこにあったメタリカのTシャツ、ブートレグ、シングルの膨大なセレクションに圧倒されてしまった。2人のマネージャーは『Kill 'Em All』からメタリカを観続けていたが、その巨大な可能性を感じたのはそこからだった。彼らはその可能性を実現しなければならない。一時もそれを疑うことはなかった。

    ラーズはピーター・メンチに連絡を取り、クリフ・バーンスタインと共にニュージャージー州で会う約束をした。ローズランドのコンサートまで、メタリカはニュージャージー州にいるジョニーZの友人の家に滞在していたのだ。だからラーズとバンドにとってニュージャージー州ホーボーケンへの小旅行はとても容易いことだった。ここはフランク・シナトラが最初にスターダムの夢を見た地区であり、今この小さな、グレーのあごひげをたくわえた、機を見るに敏なクリフ・バーンスタインとの会合後にメタリカが自らを方向付けることとなる地区でもあった。

    ラーズは、バーンスタインがNWOBHMのお気に入りバンド、デフ・レパードのマネージャーであったのに、大富豪の住む郊外ではなく「たわいのないスラム街」に住んでいることに驚いた。しかし、バーンスタインの家はQプライムとメタリカとの間の交渉をさらに進める決定要因ではなかった。決定的な要因は彼らとの間にケミストリーがあり、戦略的なビジョンにおいて双方とも合意したことだった。しかし、メタリカが正式なコラボレーションを始める前、つまり、新しいもっと実入りの良いレコード契約へとジャンプする前に、ジョニーZおよびクレイズド・マネージメントとメタリカとのレコード契約上の法的な決着をつけなければならなかった。

    ラーズ・ウルリッヒはこう説明する。「俺たちはメガフォースとジョニーZに契約で縛られていたから、ちょっと複雑になっていたんだ。俺たちは自由契約じゃなかった。他の契約を得る前に、契約外になっていたんで、84年秋の数ヶ月は俺たちはグレーゾーンにいたんだ。Qプライムがそんな状態を手助けしてくれたんだけど、ジョニーZとの契約が終わる前に俺たちのマネージャーとしては動けなかった。俺たちもポリグラムとか他の興味を持ち始めたレーベルと話をしていた。当時のアメリカあるあるだね。誰かが興味を持つとすぐに、他のところ全部も興味を持つんだ。彼らは他のヤツらが興味を持ったってだけで興味を持つんだよ!」

    最終的にジョニーZはさまざまな契約によって「買収」され、エレクトラとの契約にサインをした。すでに売れ行き好調の『Ride The Lightning』は新しい会社によって再リリースできるようになった。メタリカもマンハッタン7番街にあるQプライムの公式クライアントとなった。

    Qプライムは、すでに経験豊富なマネージャーであったクリフ・バーンスタインとピーター・メンチがパートナーとして、これより2年前に設立された。2人はロック革命期の60年代を10代として過ごし、今や専門的なマネージメントを行っている、ただの音楽ファンであった。しかし、バーンスタインとメンチは高学歴な人物でもある。バーンスタインはペンシルベニア大学で経済学と人口統計学の学位で卒業していた。そして1973年、ニューヨークのレコード会社、マーキュリーで自らのキャリアをスタートさせた。その後、1980年にコンテンポラリー・コミュニケーションズに入社し、ピーター・メンチと出会ったのだ。ピーター・メンチはシカゴ大学で都市研究とマーケティングの学位を持っていた。コンテンポラリー・コミュニケーションズに入る前、メンチはエアロスミスのツアー中の会計士として、1979年のAC/DCのあの『Highway To Hell』ツアーではマネージャーとして働いていた。2人とも同社を1982年に退社し、自らのマネージメント会社、Qプライムを始めたのである。

    スタートから、QプライムはAC/DCとデフ・レパードというハードロックのビッグネームを抱えて安定し、それから1984年、高い見識と忍耐で構築されたであろうメタリカと契約した。(契約に際して)とりわけラーズの耳に響いたことのひとつは『Ride The Lightning』の販売促進のためにメタリカにツアーをたくさんやってもらおうという彼らの考えだった。Qプライムのボスたちは、MTVでビデオを流しまくるという80年代のポップ/ロックネームたちがやってきたように成功要因を増やす道へアクセスするためだけに、急ごしらえのヒット曲を強いたり、ビデオ出演を課したりはしたくないと思っていたのだ。

    そう、メタリカのワールド・ツアーだ。それはQプライムが望んだことだったし、ラーズとメタリカが望んだことでもあった。既に強烈な売上げとなっていた『Ride The Lightning』、そしてメタリカについたエレクトラとQプライムにより、彼らは最大の楽しみであった、もっと良いホテルでのシングルルームという望みさえ叶った。彼らはまずヨーロッパに焦点を当てた。ヨーロッパには後に「スラッシュメタル」と分類される新しいヘヴィメタルに対する観衆がいたのだ。12月11日、ラーズは故郷で初めてのコンサートを行った。1年前に『Kill 'Em All』がリリースされた後、ケン・アンソニーはもう一度エリック・トムセンに話そうとしたが、このデンマークの大手ヘヴィメタル・プロモーターはメタリカにはまだ二の足を踏んでいた。

    「俺はレコードを送ってまでして、エリックと連絡を取って言ったんだ。「今、アンタが聴いているのすげぇだろ、ビッグになりそうだろ!」そしたら彼はただこう答えたよ。「黙れ。なんだこの生半可パンクは!?」ってね。」

    それでもなお、トムセンは経過を見ていた。1年後、彼はメタリカが初めてデンマークで行うショーのブッキングを担当した。

    「あれからメタリカを信じるようになった。」エリック・トムセンはそう語る。「だから私は最近ブライアン・アダムスが218人の観客でコンサートを行った500人収容のSaltlageretじゃなく、約1300人収容のSagaをメタリカのデンマーク初のコンサート会場として押さえたんだ。」

    コペンハーゲンのホヴェドガールドの近く、ヴェスター通りに面したSaga旧映画館はトムセンによって建てられ、別名ETプロモーションのコンサートで、少しオールドスクールなヘヴィメタルたち、アクセプト、サクソン、そしてスコーピオンズといった多くのバンドが使っていた。トムセンは正しかった。まさに正解だ。当時のメタリカの周りのメディアの盛り上がり不足もあって、メタリカのコンサートのチケットがほぼ売り切れたことは本当に驚くべきことだった。全てがアンダーグラウンドの世界で起きたことだった。文字どおり、ヘヴィメタルファンたちがケン・アンソニーのレコード店のアンダーグラウンド(地下フロア)でそのニュースを知ったのだ。

    注目すべき例外はあった。最も優秀な類のジャズとロック愛好家向けのまともで信頼性の高い月刊誌『MM』が1984年12月号でラーズ・ウルリッヒのインタビューを掲載していたのだ。「ライトニングはエネルギーを乗せてやってくる」と題されたインタビューはかろうじて1ページを埋めていた。最初に目を引いたのは−そのタイトルと共に−写真だった。(訳注:コペンハーゲンにある)ノアポート駅に降り立ち、革ジャケットとタイガーズ・オブ・パンタンのTシャツを着て、スポーツマンらしい人懐っこい笑顔を浮かべた若きデンマークの少年がそこにいた。それは2つのメタリカのアルバムで見たものとは全く違っていた。それぞれ、薄い口ひげをした粗野な若者(『Kill 'Em All』)、ドラムの後ろにいるワイルドな男(『Ride The Lightning』)だったのだから。

    インタビューで、ラーズはバンドの成り立ち、テニスのこと、「スラッシュメタル」という狭いサブジャンルの決まりごと、そしてバンドの新しいメジャーレーベルとの契約について詳しく語っている。Sagaで行われる予定のコンサートについても言及した。それにはちゃんとしたわけがあった。ヘレルプの大のメタルファンが初めて自分の故郷でパフォーマンスをするなんてことはこれまでなかったのだ。

    Sagaでのコンサートはユニークで強烈な事件だった。「Fight Fire With Fire」のアコースティックのイントロがショーの進行中に流れるとそこからすぐに長いお楽しみが始まった。その夜の大きな衝撃となったのはクリフが『Kill 'Em All』収録の「Anesthesia (Pulling Teeth)」として知られるベース・ソロを弾いた時だ。筆者も他の多くの人も他のヘヴィメタルバンドのギター・ソロ同様、ギター・ソロだと思い、まさかリード・ベース・ソロだとは思わなかった。しかしメタリカは他のバンドとは違った。クリフ・バートンは確かに他のベーシストとは違った。ベース・ソロ、これ以上何を言おうというのか。

    コンサートの数時間後、ヴェスターブロのエリアは、素晴らしいコンサートに押し寄せたヘヴィメタルのファンのアフター・パーティーで大いに盛り上がった。全員長髪でブルーのジャケットや服をまとった人々の中で、この暗くも夜には明るいコペンハーゲンで、何か新しい歴史的なことを体験できたという感覚が漂っていた。爽やかなラーズと、少しシャイで笑顔のカークは、そこではもはやロックスターではなかった。イステゲーゼを歩き、自分でホット・チョコレートとホットドッグを調達したのだ。

    1984年12月11日は、メタリカが勝利の寿司を、アルコホリカが勝利の日本酒を味わう前のことだった。来日前の2年弱は、バンドの生存に関する決定的で不変のポイントとなっていくのである。

    英訳元:http://w11.zetaboards.com/Metallichicks/topic/794989/10/

    PeterMensch-CliffBurnstein
    ピーター・メンチ(左)とクリフ・バーンスタイン(右)

    『MM』誌に掲載された爽やかなラーズの写真、ネット上にないか探してみましたが残念ながら探し切れませんでした(苦笑)

    2011年に書かれたものですが、クリフ・バーンスタインが為替変動の影響がツアー日程にどう影響するかについて語っている非常に興味深い記事をみつけました。彼らの仕事のひとつとしてご参考までに。
    http://jp.wsj.com/layout/set/article/content/view/full/355982

    私事でドタバタ続きのため、この伝記本翻訳はしばらくお休みします。再開までお待ちください。

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    『Lars Ulrich - Forkalet med frihed』の続きを。第4章4回目。(前回までのお話は関連記事にてどうぞ。)有志英訳を管理人拙訳にて。予告どおり、レコード契約の話を中心に。

    アマー島に戻ってジョニーZが結局約5万ドル支払ったレコーディングを完了する前に、レコーディングの間で、メタリカはイギリスへ渡りロンドンの伝説的なライヴハウス、マーキー・クラブで数回のショーを行った。『Ride The Lightning』のレコードという器は天文学的な金額ではなかったが、ジョニーZの予算とメタリカの野心がもはや釣り合わなくなっていたことは明らかだった。

    メタリカが4月にスウィート・サイレンス・スタジオに戻って、最後の曲をレコーディングし終えた時、メタリカはスタジオの天井部屋(家具なしの物置き部屋)にしばらく住んでいた。そこにはフレミングが持っていたメルクリン社製の鉄道模型が置いてあった。例えるなら、ラーズと彼のバンドは『Ride The Lightning』によって自分たちの列車を線路に載せたと言える。

    これまでにメタリカはスウィート・サイレンス・スタジオでいくつかの訪問を受けた。例えば、ラーズの昔からの憧れであるモーターヘッドが所属するブロンズ・レコードの重役の訪問があった。重役ジェリー・ブロンからの『Ride The Lightning』をアメリカでリリースする前にリミックスするという提案は、バンドのテイストではなかった。しかしジェリー・ブロンがお金をふりまいて、マネージメントとレコード契約の両方を提示していたため、交渉の扉を開け続けておくことが重要だった。ビジネス意識の高いラーズは契約というスタートの洗礼を熱望していたが、自分たちの音楽に関する全創作のコントロールを持つという信念をすでに固めていた。だからリミックスは行わない。そうでなければ、契約を結んでいたのだ。

    アマー島のスタジオで作曲されたため、『Ride The Lightning』にこだわる本当に正当な理由があったのだ。『Kill 'Em All』から始まった狂乱した反逆は、重量、ニュアンス、バリエーション、コントラストを増していた。『Ride The Lightning』はアコースティックのイントロでそっと美しく始まり、突然『Kill 'Em All』のどの曲よりも速いと思わせるこの上ない速度のハードコアなヘヴィ・リフと打ち鳴らされたツー・バスへと変わる。「For Whom The Bell Tolls」のような曲はヘヴィという言葉に安心感を与えた。「Creeping Death」はど真ん中の巨大なメタルサウンドにオリエンタルな雰囲気をまとっていた。そしてH.P.ラブクラフトのテーマであるプログレッシブなインストゥルメンタル長編曲「The Call of Ktulu」である。そこには「リード・ベース」を弾いたクリフの名前がクレジットされていた。

    『Ride The Lightning』のプロダクションはデビューアルバムと比べても異なっていた。ヘヴィで内容もあった。それはたくさんの内容が。『Kill 'Em All』とはずいぶん異なり、歌詞の中には情熱とアイデアが突如として現れた。電気椅子による死刑について唄った表題曲、自由へのけたたましい賛歌「Escape」、新しくより内省的で思慮深い歌詞と音調で最も異国風なパワー・バラード「Fade To Black」。この曲を多くは−女性にまで広がったリスナーでさえ−孤独と絶望に打ちひしがれた人の遺書だと解釈された。実際はボストンのチャンネル・クラブの外で起きた前述の盗難により機材が失われたことを元にしている。「Fade To Black」もデモテープの頃や『Kill 'Em All』時代からのファンをバンドの虜にした。

    メタリカは、全体として動かしがたい過激さだけでなく非常に先駆的に仕上がったヘヴィメタルアルバムを、アメリカではジョニーZのメガフォース、ヨーロッパではミュージック・フォー・ネイションズでまずリリースした。アルバムは7月27日にリリースされ、夏が終わる前には世界で85000枚も売れた。ラジオやテレビの手助けなしではあったが、アンダーグラウンドシーンの絶え間ない口コミ、ヘヴィメタル誌に載った称賛レビューと多くの熱意溢れる物語によるこの事態は、ヨーロッパとアメリカでの着実なバンドのパフォーマンスによってさらに刺激された。8月3日にメタリカがニューヨークのローズランド・ボールルームで行ったツアーについて、ラーズは約束どおり、エレクトラ・レコードのマイケル・アラゴにこっそり知らせた。

    マイケル・アラゴはその夜、ローズランド・ボールルームに一人で現れなかった。この熱狂的な若者はエレクトラ・レコードの最高経営責任者ボブ・クラスノウ、プロモーションとマーケティング部門の副代表マイケル・ボーンの分のチケットを入手していた。アラゴにとってエレクトラ・レコードでのA&Rとして初めて大きな決定がなされる大事な夜であった。しかもこの22歳の男が初めて観るメタリカのコンサートでもあった。

    わずかに年上のマイケル・ボーンは、振り乱した髪と汗まみれの身体でゴチャゴチャになった真っ只中でどうすればいいのかわからなかったし、ステージから流れるとてもハードなヘヴィメタルで大暴れしているところをどう移動すればいいのかもよくわからなかった。だが、ボーンにとって楽しむためのコンサートではなかった。仕事をしに来たのだ。そこで彼はグッズ販売ブースに行くとメタリカのTシャツがすでに売り切れとなっているのに気がついた。これは興味深い。

    (ラーズが始まって以来の「メタリカの最悪なショーのひとつ」と言っていた)ショーが終わると、ラーズはアラゴをバックステージエリアへと案内した。おそらくバックステージパスなしで(!)、汗まみれでアドレナリンがまだ脈打っている状態のバンドに向かってアラゴを押しやった。アラゴのメッセージは短く単刀直入なものだった。「明日、キミたちはウチのオフィス以外どこにも行かないでくれ!」

    クリフ・バートンがすぐにこう尋ねた。「そこにビールはたくさんあるかい?」

    「もちろん、食べ物だってある。」アラゴは断言した。

    しかし、最も重要なのはレコード会社の熱心な人間とその同僚、そして献身的なバンドとの間にケミストリーが確立したことだ。

    アラゴのオフィスはマンハッタンに位置しており、そう大きくはなかった。メタリカはすでに「Alcoholica」の称号を得ており、バンドはアラゴのオフィス内で喜んでたくさんの冷えたビールを飲み、テイクアウトの中華料理をむさぼり食べた。ビールを飲み、中華料理を食べ、『Ride The Lightning』を再生し、未来について語った。アラゴの意見は明白だった。『Ride The Lightning』は小さな独立レーベルで出すにはあまりに重要すぎるアルバムなのだと。

    メタリカはマイケル・アラゴと彼のバンドや音楽に対するアティテュードを気に入った。彼らはドアーズ、MC5、イギー・ポップ・アンド・ストゥージズのようなロック史における革新的なビッグバンドを輩出している会社として有名なエレクトラ・レコードも気に入った。最も重要だったのは、アラゴがメタリカとサインを交わし、それから数週間後にラジオ向けの曲をバンドにお願いするなんてことをしようとしなかったことだ。アラゴはメタルファンであり、メタリカの器がおさまるべき、未開のヘヴィメタル市場があるとわかっていた。そのアティテュードは『Ride The Lightning』をその年の後半に再リリースした時に、エレクトラが考案して作ったラジオ広告にも反映された。「おそらくキミはメタルを聴いたと思ってるだろう。じゃあ、とっくに本物を聴くべき時が来ている。メタリカを聴く時だ!」

    英訳元:http://w11.zetaboards.com/Metallichicks/topic/794989/10/

    ひとつのバンドと契約を結ぶためにCEOと副社長を連れてくる熱意たるや。メンバーと歳も変わらないことは文章でもわかりますが、当時の写真を観ると改めて驚かされます。
    lars_alago
    ラーズ・ウルリッヒとマイケル・アラゴ

    次回はマネジメント会社、Qプライムの登場です。続きはまた後日。

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