メタリカ情報局

メタリカを愛してやまないものの、メタリカへの愛の中途半端さ加減をダメだしされたのでこんなブログ作ってみました。

       

    タグ:RideTheLightning

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    Podcast「Alphabetallica」にて、メタリカと共に『Ride The Lightning』『Master Of Puppets』『...And Justice For All』と3枚のアルバムのプロデュースを行ったフレミング・ラスムッセンのインタビュー。UltimateGuitar.comの文字起こし部分を管理人拙訳にてご紹介。

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    −レコーディング過程について

    我々は最初にリズムギターでドラムを録っていた。ガイドとなるリズムギターだけでね。全部を演奏することもあったけど、ドラムを録っとくだけでそれからドラムの上にリズムギターをのせていくんだ。普通はドラム、ベース、ギター、ヴォーカルとやっていたからね。当時はそうやっていた。

    でも私は最初にリズムギターをレコーディングした。明らかにリフをベースとした音楽だったし、ベースさえもほとんど同じリフを弾いていたからね。私はジェイムズの卓越しているリフを弾く感じが欲しかったし、クリフにはそれに従って演奏して欲しかった。

    ベーシストによって解釈されるのではなく、(ジェイムズによって)リフが書かれた時の感じを得たかったからだ。だからそう、まずリズムギターをやったんだ。クリフにとってそれが本当に良かった。彼はライヴという状況に慣れていたからね。彼が演奏するトラックがほぼ完成すると、彼はたくさんいいプレイをするんだよ。彼はヒッピーみたいでルーズな男だったから、ヘッドホンが好きじゃなかった。だから大きな部屋にスピーカーを繋げて曲を大きく響かせて、アンプを一人だけの部屋に設置していた。彼は飛び跳ねながらベースを弾くんだ。あれは本当にクールだったね。


    −「Welcome Home (Sanitarium)」について

    「Sanitarium」のイントロは大好きだよ。ヘッドホンで注意深く聴けば、最初のギターはモノラルでやってる(とわかる)。実際にそうやってレコーディングしたんだ。ドラムが入ってきた時に私がスイッチをちょっとイジってステレオにしたってわけ。これは実際に私がロイ・トーマス・ベイカー(訳注:クイーンのデビュー作から5作目の『華麗なるレース』までを手がけた名プロデューサー)から学んだことなんだ。彼はそういうことをクイーンのアルバムでよくやっていた。それが本当にいい音だったので、これこそあれをやるところだと思ったんだ。モノラルで幻想的なサウンドからステレオでとてつもないサウンドになってくというわけだね(笑)

    −「For Whom the Bell Tolls」について

    「The Bells」は我々がクリック・トラックをやった最初の曲だった。タイトにしたくってね。あれはたしか私が「彼らはおそらくスピードアップするから、あれが必要だ」と言ってやり出したんだ。彼らはライヴという状況に慣れきっていたから、(アルバムをレコーディングするために)スタジオ入りした時にクリック・トラックが何なのかわかってなかった。


    UltimateGuitar(2017-08-19)

    インタビュー全編はこちらから。


    51分と長尺ながら、デンマーク人であるフレミングとラーズ・ウルリッヒがレコーディング中にデンマーク語で会話をしていたら、ジェイムズ・ヘットフィールドが何言ってるかわからん!と怒り出した話や『...And Justice For All』のレコーディングをガンズ・アンド・ローゼスの『Appetite for Destruction』を手がけたマイク・クリンクと始めたがうまくいかなかったこと等々興味深い話をいくつも披露しています。

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    フレミング・ラスムッセン、メタリカの過去のアルバム制作について語る

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    RollingStone誌が「最も偉大なメタル・アルバムTOP100」を発表し、メタリカは5つのアルバムがランクインされました。
    rollingstone_top100

    RollingStone誌が今回のアルバムTOP100を選ぶ際、いくつかルールを設定したようです。

    ・クリーム、ツェッペリン、ディープ・パープル他、フォークやブルースを経て後からジャンルとして含められたようなものは排除
    ・AC/DCやガンズ・アンド・ローゼズのような激しいロックンロールに特化したバンドも同様に排除
    ・RollingStone誌が(時には敬遠する)70年代のメタルとみなし、振り返って見れば純メタルというよりハードロックなサウンドのキッス、アリス・クーパー、グランド・ファンク・レイルロードのようなバンドも排除
    ・スキッド・ロウの『Skid Row』、テスタメントの『Practice What You Preach』、クワイエット・ライオットの『Metal Health』のようにビルボード上位を飾ったメタルアルバムでもヒット曲を過ぎると収録曲に勢いがなくなることから基準に満たないとし、他のアルバムに譲った

    前置きが長くなりましたが、さっそくダイジェスト動画とともにTOP100を見ていきましょう。



    100. Avenged Sevenfold, 'City of Evil' (2005)
    99. Evanescence, 'Fallen' (2003)
    98. Sunn O))), 'Monoliths & Dimensions' (2009)
    97. Gojira, 'From Mars to Sirius' (2005)
    96. Kvelertak, 'Meir' (2013)
    95. Dream Theater, 'Images and Words' (1992)
    94. Deafheaven, 'Sunbather' (2013)
    93. White Zombie, 'La Sexorcisto: Devil Music Volume One' (1992)
    92. Eyehategod, 'Take as Needed for Pain' (1993)
    91. Naked City, 'Torture Garden' (1990)

    90. Body Count, 'Body Count' (1992)
    89. Nightwish, 'Once' (2004)
    88. Pig Destroyer, 'Terrifyer' (2004)
    87. Manowar, 'Hail to England' (1984)
    86. Lamb of God, 'As the Palaces Burn' (2003)
    85. Darkthrone, 'Transilvanian Hunger' (1994)
    84. High on Fire, 'Blessed Black Wings' (2005)
    83. Baroness, 'The Red Album' (2007)
    82. Entombed, 'Left Hand Path' (1990)
    81. Bathory, 'Under the Sign of the Black Mark' (1987)

    80. Ministry, 'Psalm 69: The Way to Succeed and the Way to Suck Eggs' (1992)
    79. At the Gates, 'Slaughter of the Soul' (1995)
    78. Voivod, 'Dimension Hatross' (1988)
    77. Meshuggah, 'Destroy Erase Improve' (1995)
    76. Twisted Sister, 'Stay Hungry' (1984)
    75. Morbid Angel, 'Covenant' (1993)
    74. Venom, 'Welcome to Hell' (1981)
    73. Scorpions, 'Blackout' (1982)
    72. Isis, 'Oceanic' (2002)
    71. Living Colour, 'Vivid' (1988)

    70. Death, 'Human' (1991)
    69. Soundgarden, 'Louder Than Love' (1989)
    68. Marilyn Manson, 'Portrait of an American Family' (1994)
    67. Queensryche, 'Operation: Mindcrime' (1988)
    66. Deftones, 'White Pony' (2000)
    65. Faith No More, 'Angel Dust' (1992)
    64. Godflesh, 'Streetcleaner' (1989)
    63. Sodom, 'Agent Orange' (1989)
    62. Sleep, 'Jerusalem' (1999)
    61. Converge, 'Jane Doe' (2001)

    60. Melvins, 'Bullhead' (1991)
    59. Napalm Death, 'From Enslavement to Obliteration' (1988)
    58. Life of Agony, 'River Runs Red' (1993)
    57. Emperor, 'Anthems to the Welkin at Dusk' (1997)
    56. The Dillinger Escape Plan, 'Calculating Infinity' (1999)
    55. Opeth, 'Blackwater Park' (2001)
    54. Helmet, 'Meantime' (1992)
    53. Type O Negative, 'Bloody Kisses' (1993)
    52. Def Leppard, 'Pyromania' (1983)
    51. Carcass, 'Heartwork' (1993)

    50. Slipknot, 'Iowa' (2001)
    49. Neurosis, 'Through Silver in Blood' (1996)
    48. Rainbow, 'Rising' (1976)
    47. Slayer, 'South of Heaven' (1988)
    46. Mastodon, 'Leviathan' (2004)
    45. Exodus, 'Bonded by Blood' (1985)
    44. Motley Crue, 'Shout at the Devil' (1983)
    43. Judas Priest, 'Stained Class' (1978)
    42. Diamond Head, 'Lightning to the Nations' (1980)
    41. Kyuss, 'Blues for the Red Sun' (1992)

    40. Mayhem, 'De Mysteriis Dom Sathanas' (1994)
    39. Pantera, 'Far Beyond Driven' (1994)
    38. Iron Maiden, 'Powerslave' (1984)
    37. Black Sabbath, 'Heaven and Hell' (1980)
    36. Van Halen, 'Women and Children First' (1980)
    35. Metallica, 'Kill 'Em All' (1983)
    34. Black Sabbath, 'Master of Reality' (1971)
    33. Megadeth, 'Countdown to Extinction' (1992)
    32. Black Sabbath, 'Sabotage' (1975)
    31. Slayer, 'Seasons in the Abyss' (1990)

    30. Korn, 'Korn' (1994)
    29. Sepultura, 'Chaos A.D.' (1993)
    28. Celtic Frost, 'Morbid Tales' (1984)
    27. System of a Down, 'Toxicity' (2001)
    26. Alice in Chains, 'Dirt' (1992)
    25. Metallica, 'Metallica' (1991)
    24. Rage Against the Machine, 'Rage Against the Machine' (1992)
    23. Danzig, 'Danzig' (1988)
    22. Motley Crue, 'Too Fast for Love' (1981)
    21. Metallica, '...And Justice for All' (1988)

    20. Anthrax, 'Among the Living' (1987)
    19. Megadeth, 'Rust in Peace' (1990)
    18. Tool, 'Anima' (1996)
    17. Mercyful Fate, 'Melissa' (1983)
    16. Dio, 'Holy Diver' (1983)
    15. Ozzy Osbourne, 'Diary of a Madman' (1981)
    14. Black Sabbath, 'Vol. 4' (1972)
    13. Iron Maiden, 'Iron Maiden' (1980)
    12. Judas Priest, 'Screaming for Vengeance' (1982)
    11. Metallica, 'Ride the Lightning' (1984)

    10. Pantera, 'Vulgar Display of Power' (1992)
    9. Ozzy Osbourne, 'Blizzard of Ozz' (1980)
    8. Megadeth, 'Peace Sells ... but Who's Buying?' (1986)
    7. Motorhead, 'No Remorse' (1984)
    6. Slayer, 'Reign in Blood' (1986)
    5. Black Sabbath, 'Black Sabbath' (1970)
    4. Iron Maiden, 'The Number of the Beast' (1982)
    3. Judas Priest, 'British Steel' (1980)
    2. Metallica, 'Master of Puppets' (1986)
    1. Black Sabbath, 'Paranoid' (1970)

    RollingStone(2017-06-21)

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    もしメタリカの新曲「Hardwired」が『Kill 'Em All』からブラックアルバムの初期5作にそれぞれ収録されていたら?
    Hardwired_youtube

    メタリカの初期5枚のアルバム風のミキシングやアレンジを施したカヴァー音源が話題になっています。音源をアップしたのはYouTubeアカウントcreblestar。



    各アルバムの特徴をよく捉えているナイスアレンジ。オリジナルの「Hardwired」と聴き比べるのも一興です。


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    Metal Forcesによるラーズ・ウルリッヒのロングインタビュー。ここ最近話題になったラーズ発言が詰まったインタビューですが、あまりに長いので途中端折りながら何回かに分けてご紹介したいと思います。管理人拙訳にて。

    metallica-2016

    −『Kill 'Em All』『Ride The Lightning』のリマスターについて

    20年計画とかそういったものの一部とは言わないけど、間違いなくいつかは出るかもしれないってことはわかってた。メタリカでは、そのうちやりたいっていうたくさんの大局的なアイデアがある。でも、そのなかには時間がなかったり、あまりに望みが高かったりで脇に追いやられているものもある。この数年間、このアイデアはあるにはあったんだけど、今がその時だったんだ。

    知っての通り、マット・テイラーという名前の数年前に映画『ジョーズ』の素晴らしい本(『Jaws: Memories From Martha’s Vineyard』)を出した男によって、9月には『Master Of Puppets』の本(『Metallica: Back To The Front』)が出る。俺たちが数年前に彼のプロジェクトに賛同して、『Master Of Puppets』のリイシューを本と同時に出せたらかなりクールじゃないかって思ってたから、彼はおそらく俺たちに対して計画を進めることにちょっと責任を感じていたんじゃないかな。でもこういったリイシューと同時に新譜を制作するっていうのはちょっと変な感じだよ。二歩進んで二歩戻るような奇妙な矛盾があるからね。

    特に初期のレコードで一番難しいところっていうのは、俺たちの過去の大部分はたくさんの異なるレコードレーベルにあるってことさ。ジョニーZと「Megaforce Records」、「Roadrunner」、「Music For Nations」、そしてその後の『Ride The Lightning』だと「Elektra」と日本の「CBS」といった具合だ。たくさんのレーベル、たくさんの関係者がいて、俺たちは『Kill 'Em All』がそうだったみたいに姿をくらましていたマスターテープを探したんだ。俺たちはボブ・ファイファーって男を雇った。彼はこの最良の2年、俺たちのために働いてくれている。彼の仕事は世界中の保管庫の中からこういった音源を取り戻しに行くことだ。そんな保管施設では、結局間違ったボックスに当たることがたくさんあって、他のバンドの名前が書いてあるボックスから見つけたこともあった。イライラしたし難しい過程だったけど、間違いなく後のレコードになるほど、俺たちはそういうものがどこにあるかをより掌握している。自分たちのレコード会社とかでもっと簡潔になっているからね。

    最初期の音源にたくさん触れるのは確かに楽しかった。でも俺がさっき言ったように、1年半前に新譜の曲を書きレコーディングをし始めた時にこういったことを始めたもんだからちょっと奇妙な感じだったね。また一からやり直そうとするってのと先に進んで曲を書くってのと奇妙なパラドックスがあったけど、また腰を据えて1983年に自分たちがやったこと、(訳注:『Kill 'Em All』のレコーディングが行われたニューヨークの)ロチェスターで「No Remorse」をレコーディングした日に朝食で何を食べたかなんてことを理解しようとしていた。そんなわけで過去と未来のあいだの奇妙なエネルギーがあったね。

    こんな努力と旅路のなかで、途方にくれたり、ちょっと困惑したり、困難な場面がしばしばあった。全ての音源を集めようとしてきた。これは一回限りかもしれないと感じながらね。知っての通り、メタリカは深く深く深く入り込む傾向がある。俺たちはたくさんあるこの類のことでは、詳細にいたるまでやって止めるのさ。俺たちはできる限りボックスセットに収録したかったから、みつけられないこととか、簡単じゃないことを手離すというのもちょっとつらかったよ。

    でも後のレコードになるほど、俺たちはたくさんのアウトテイクを収録できる。『Kill 'Em All』収録の「Seek And Destroy」なんて4テイク目だからね。もしそこで3テイク目とか5テイク目を収録出来たらすごいだろ?でも俺たちはマスターテープを持っていないんだ。俺たちは先に踏み込むほど、とりわけ『...And Justice For All』とブラックアルバム、『Load』『Reload』となると、俺たちには貯蔵庫がある。でも俺たちはどこで線を引けばいいんだ?違うもの、違うテイク、違うギターソロ、みんなが渇望しているそういうもの全てを見つけ出すのは本当に楽しい。(1972年にオリジナル盤が出されたディープ・パープルの)『Made In Japan』のリイシューみたいにね。リッチー・ブラックモアの違ったギターソロが入っている2日目の大阪公演での「Child In Time」を聴けるんだ。我を失い、よだれが出るほど欲しいってもんだろ?だから俺たちは他のレコードで(リマスターを)やる時は、もっとそういうものが収録できるだろうね。


    −ボックスセットに収録した写真について

    自分たちのものはたくさん持っているよ。でもブックレットで一番イライラしたのは、俺たち全員、特に俺が持ってるのに、たくさんのクールな写真も含まれているんだけど、一体誰が撮った写真なんだ?ってことだ。著作権とかそういう全体的な状況に踏み入れると、妥協した状況でブックレットに収録するっていう考えは持っていなかったし、収録したいとも思わなかった。誰かに支払いをせずにごまかすようなことはしたくなかったんだ。俺はメタリカとタンク(訳注:イギリスのヘヴィメタル・バンド)がどこかでつるんでいる写真を30枚は持っているんだけど、誰が写真を撮ったのかわからなかった。だから俺たちはブックレットには入れたくなかった。あれにはガックリきたし、嫌な気分だったね。

    収録されたものは俺たちのものやコレクションだけど、知っての通り、インターネットを通じてもし共有したいものがあったら送ってほしいとファンに伝えて探りを入れたんだ。ファンや友だちの何人かからすごいクールなものをもらえたよ。


    −収録されたエッセイにメンバー自身が書いたものがないが?

    いい質問だね(笑)。えーっと、誰も俺たちに訊かなかったよ・・・いい質問だ。文字通り、その話題を持ち出したのは今回が初めてだよ。マーク・ライターとかスパイダー・ダンとか俺たちのクリエイティヴ・パートナーたちは、こういう類のことはみんなメタリカのメンバーが長々と話しているのを聞いていて、ラーズに1983年に起きたことについてもう一度話してもらうなんてことは一番させたくなかったんだと思うよ。正直なところ、それは二度とないけどね。少なくとも俺のメールボックスにはそんな依頼はなかったよ。何か書きたいかなんて頼まれもしなかったんだぜ!?

    −リイシューと言えば『No Life 'Til Leather』のCDやレコード盤や限定デラックスボックスセットを2015年夏にリリースする予定だったのでは?

    えーっと、いい質問だ。それが当初の計画だったんだ。でもそれから・・・一番丁寧に言うにはどうしたらいいかな?(少し沈黙してから)俺たちはいつも自分たちの楽観的なやり方で進み続けているし、自分たち自身が楽観的に飛び込もうとしている企てのマイナスに働く可能性や、法的な障害の可能性があるかもしれないなんてこともあまり考えないようにしてきた。でも『No Life 'Til Leather』のボックスセットや一連のリイシューを始める俺たちの目論見を妨げる法的な予期せぬ困難が待ち受けていた。そんなことでいくらか時間を費やしてしまったんだけど、その後ジェイムズと俺はこんな不愉快なことで泥沼にハマり込む価値なんかないと判断したんだ。(レコードストアデイの)祝祭になるべきであって、こんな綱引きになるはずじゃなかったからね。だから俺たちはこう考えた、何だってんだ、クソくらえ、『Kill 'Em All』(のリイシュー)を先に進めようってね。問題はもう少し複雑なんだ。深入りするような理由なんてない。ただ俺たちが予期していなかったことだったってだけさ。知っての通り、俺はいつだってコップに半分「も」入ってるって思う永遠の楽観主義者だ。だからいつになることやらだね。関係者たちのなかには、これが本当なのか見極めようとしばらく時間をおいて今戻ったばかりのもいる。だから俺たちは確かめなくちゃならないんだ。俺たちのファンや気にしてるみんなと1年か2年後に『No Life 'Til Leather』をシェアできたら素晴らしいよ。俺たちはあれについて門戸を閉ざしたわけじゃない。


    −過去のアルバムに向き合った時に再レコーディングという選択肢は検討されなかったのか?

    いいや、それは話にも挙がらなかった。創造的なプロセスには3つの異なる段階がある。レコーディング、ミキシング、そしてマスタリングだ。マスタリングは技術的、音楽的見地からもっとも絶え間なく向上しているものだ。だからみんなが自分たちのレコードをリマスターする。リミキシングは時々やっている人がいる。ZZトップは自分たちの全レコードをリミックスしたし、他のバンドで自分の作品に新たなリミックスを加えているのもいる。でも俺たちはやってこなかった。もちろん「『...And Justice For All』をリミックスしろよ」とか言う人がいつもいるけど、確かにそれは俺たちは真剣に考えてこなかった。でも再レコーディング、あれは飛び込んじゃいけない飛行禁止区域だと思っているよ。

    Metal Forces(2016-06)

    本日はこれにて・・・

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    ユニバーサル・ミュージックのニュースレター「鋼鉄倶楽部」にて、『Kill 'Em All』『Ride The Lightning』リマスターデラックスボックスセット「輸入国内仕様」の内容が明らかになりました。

    UICR

    下記画像の通り、輸入したボックスセットに日本語ブックレットを添付。日本語ブックレットには、解説の他、もともとボックスセットに収録されているハードカバー・ブックレットの文章翻訳、CDやDVDに収録されたインタビューの対訳も掲載されるとのこと。

    universal_boxset

    輸入盤との価格差があったり、発売日が2016年5月20日に延期されたりといろいろありましたが、入手するだけの価値は十分にありそうです。

    「鋼鉄倶楽部」のニュースレター購読はこちらのページから登録できます。
    http://www.universal-music.co.jp/international/metal-club/

    『Kill 'Em All』ボックスセット(輸入国内仕様)
    http://store.universal-music.co.jp/product/uicr9037/
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    『Ride The Lightning』ボックスセット(輸入国内仕様)
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    ロックの殿堂入り式典に参加するためにニューヨークを訪れたラーズ・ウルリッヒがRollingStoneのインタビューにて『Kill 'Em All』『Ride The Lightning』のボックスセットと当時のエピソードを話していました。ロングインタビューを管理人拙訳にてご紹介。

    metallica

    4月上旬の雨の木曜日、ラーズ・ウルリッヒはニューヨークのお気に入りの場所のひとつ、ロバート・デ・ニーロが所有する豪奢なホテルにいた。「ここの中庭で座っているのが好きなんだ。」天気のせいで避けることとなった窓越しのお気に入りの場所を身振り手振りしながら、彼はそう言った。「普段はそこの外に座っているんだけどね、晴れていれば。」

    このドラマーはディープ・パープルのロックの殿堂入りのプレゼンターとして、短い期間この街に滞在している。彼とメタリカのバンドメイトたちがレコードストアデイ大使としてインストアライヴを行うべくサンフランシスコに戻る前に、次の日には熱烈な栄誉に包まれることとなる。ホテルのピザらしきものをみつめているにも関わらず、目前の主題はバンドの過去にあった。

    今日、メタリカは最初の2枚のアルバム、1983年のスラッシュ・ツアーの力となった『Kill 'Em All』、次作でさらにメロディアスになった1984年の『Ride The Lightning』をリイシューした。レコードのリマスター盤の単独リリースに加えて、彼らは数枚のディスク相当の未発表音源で構成されたデラックス・ボックス・セットも制作した。

    「ごちそうだね。」CD、DVD、ビニール盤として散りばめられた掘り出し物のコンサート音源、楽曲の別ミックス版、デモ音源、ビデオ・インタビューを含むボックスセットをウルリッヒはそう呼ぶ。2つのリイシューはともにライナーノーツと未発表写真を含む本がついてくる。

    このリイシューには、−メタリカの『No Life 'Til Leather』のデモテープ・カセットの再リリースで昨年始まった−長きにわたるリイシュー・キャンペーン開始の前触れがあった。それはバンドカタログとして続いている。計画の一年後の現在、最初の2枚の主要なリイシューがファンの手に渡るのを興奮して観るのだとウルリッヒはRolling Stoneに語った。

    −なぜこれらのリイシューをしたいと思ったのですか?

    これまでいくつか畏敬の念を抱くようなリイシューが出されるのを観てきた。ディープ・パープルもそうだし、U2も『Achtung Baby』の20周年記念リリースみたいに素晴らしいものをやった。オアシスが『Definitely Maybe(邦題:オアシス)』でやったのも好きだね。しばらくのあいだ、俺たちのアルバムがそういったリイシューのランキングに加わるのを楽しみにしているよ。


    −最初の2枚のアルバムのリイシューを行って気分上々といったところでしょうか?

    そうだね。でも俺はエネルギーの行き交うのを体験しているんだ。こうして一日中ここに座って、ジャーナリストたちに1984年に朝食で食べたものを答え、(メタリカのマネージャー)ピーター(・メンチ)とクリフ(・バーンスタイン)と座って2017年とニューアルバムについて午前中ずっと話していたんだ。面白いよね。

    −最終的にボックスセットを観た時、あなたは何が頭に浮かびましたか?

    実際、まだ俺の手に本物を持っているわけじゃないんだ。ジェイムズと俺は開封するビデオを録った。これは他の誰にも教えないと約束するよ。どのジャケットの中にも本物のレコードは入っちゃいなかったんだ。でも俺は最初こう思った。「なんてこった、こんなにいっぱいある」次に思ったのは、この本の中身は本当にクールだってことだね。

    こういったものを一緒に詰め込んで、俺はあれやこれやと承認作業をしていた。(iPhoneを持ってきて)普段はこのデバイスでね。だから実際のサイズで手にしたら、12×12インチ(約30センチメートル)の本だったんだ。最高だよ。この厚み、この重さ、このサイズ、良いよ、クールだね。このリイシューにのめり込めばのめり込むほど、これにもっともっとと詰め込んでいくだろうね。分かってくれると思うけど、残念ながら30年のあいだに無くなってしまったものもある。だから次のリリースにはもっとごちそうを詰め込めるだろうね。でもこれは始まりの場所にしては素晴らしいし、ここから始まるんだ。

    −デラックス・リイシューに入れる“ごちそう”を見つけるプロセスはどんなものでしたか?

    これのためにブツをみつけようとあらゆるものをひっくり返したよ。そこに全てを詰め込んだもんだから、台所の流しって呼んでいたよ。2021年のリマスター盤のために何か取っておくなんてことはしていない。そんな思惑は一切なしだ。でもブツは発掘し続けているよ。マスターテープみたいなもので、クソはただ消えゆくのみだ。実際、この2年間俺たちのために働いてくれた一人は、世界中のレコード会社の倉庫を見て回ってメタリカの音源を捜し出すことだけが仕事だった。間違って表示された多くのクソがあった。すぐに俺たちがそれを聴いたら「これをみつけたんだけど、スティーブ・ミラーのボックスセットに入ってるんだな」そうして俺は「OK」ってなるのさ。

    −あなたが最も「わぉ!」となるこのボックスセットの中身はなんですか?

    未発売の映像ものは特に好きだね。ジェイムズと俺が1985年の「Day on The Green」でやったインタビューの編集前映像がある。15分か20分くらいで固定カメラで行われたんだ。未編集のものをみたけど本当にクールだね。俺にとって自分たちの口癖だったり、俺たち2人のあいだの関係性は本当に面白いよ。



    −「Day on the Green」のコンサートはバンドにとってのターニングポイントでした。DVDのなかのひとつにはあのフェスティバルのライヴパフォーマンスが収録されていますね。あのフェスについて何か覚えていることはありますか?

    「Day on the Green」とあの夏は間違いなく常軌を逸していたね。「Day on the Green」の2週間前、俺たちは初めてキャッスル・ドニントンでモンスター・オブ・ロック・フェスティバルに出演した。あのステージに出て、ボン・ジョヴィとラットみたいなバンドたちと出演するというのは大きなことだった。間違いなくドニントンは聖地みたいなものだよ。

    だからカリフォルニア、カリフォルニア北部の人たちにとっての「Day on the Green」は、とりわけ70年代半ばに始まった「Day on the Green」に全部行っていた経歴を持つクリフとカークにとっては、何と言うか伝説的フェスなんだ。ショーに出演したという事実は重大なことだった。下から2番目か3番目の出演料だ。駐車場でやってるただの前座じゃない。本当に常軌を逸していた。オークランドとかバークレーのクラブで800人の酔っ払い相手じゃなくオークランド・スタジアムで6万人を前にメタリカが出て行ってライヴをやるんだから。少なくともかなりの人数が俺たちのことを知るか(ファンとして)付いてきてくれるかしてくれた。それはかなり重要なことだ。歴史的観点であの当時俺たちがやっていたことをみれば、まだメインストリームの外にいた。だから俺たちがこういった類のことを始めた時、「Day on the Green」はかなりメインストリームだったから、もちろん出演を引き受けるってことを説得しなくちゃならないって思うわけだ。出演を認められて本当にクールだったね。俺たちはこの先何年もの大きな信頼を得たんだ。

    −『Ride The Lightning』のリイシューではあなたの最初のテレビ・インタビューといわれるものも収録されています。そのことについては何か覚えていますか?

    あれは俺のテレビ初出演だ。俺たちが『Ride The Lightning』のレコーディングをやっていた1984年の春、デンマークのテレビ局がスウィート・サイレンス・スタジオにやってきた。俺たちは編集前の映像の一部を入手したんだ。ジェイムズと俺とクリフが座って、俺が思うに「Ride The Lightning」を聴いている2つのカットがあった。俺たち3人と(プロデューサーの)フレミング(・ラスムッセン)を見られたのは本当にクールだったね。写真じゃない、動画だよ。そこでまた俺たちの口癖なんかを見られる。間違いなくいつでもどんなものでもクリフについての掘り出し物があるね。貴重だよ。そんなにたくさんはないものだから。

    −当時のバンドのその他の一連のインタビューも含まれていますね。そういったものを聴きながら、若い頃の自分について何が印象に残りましたか?

    可笑しいよ。まだボールが落ちていないようなものだ。俺たちはずっと甲高い声で喋っているけど、テープの劣化のせいにはできない(笑)。若々しいエネルギーや、曲の間に挟む当時のジェイムズの冗談なんかを聴くのは本当に楽しいよ。彼はキャラクターになりきっていたように見えるし。

    −どういう意味ですか?

    彼は当時ステージ上で、ある種のメタル・キャラクターになっていた。今はただ観衆に話しかけているけどね。ある時点でもっと友だちのように観衆に話しかけるように変わったんだ。でも当時はもっとキャラクターみたいになって、曲紹介をしていた。「「Phantom Lord」に頭を垂れろ(Bow to the Phantom Lord)」って言ってから始めるとかね。そういったものを聴くのは面白いよ。

    −彼自身はそういったものを聴いて何か言っていましたか?

    わからないな。俺たち、スタジオでは互いに行方不明だったんだ。彼がヴォーカルをやっていると、俺は別のことをやっていたし。だから俺たちは一日おきにスタジオ入りしてたみたいで、そういった類のことを話す機会が本当になかったんだよ。

    −クリフに関連するものを見つけるのは貴重だと言っていましたね。『Kill 'Em All』のボックスセットには、彼のベースソロ「Anesthesia (Pulling Teeth)」のラフミックスが入っています。あれはどんなセッションだったんでしょうか?あれは即興だったんでしょうか?

    そうだよ。「Anesthesia」で、クリフはグループに参加したばかりだった。他の誰かを軽視するわけじゃないけど、彼はレベルが違ったんだ。彼は前に所属していたバンドでベースソロをやっていた。彼がメタリカに加入した時、彼は俺たちといてベースソロをやっていいか尋ねてきたんだ。俺はこうさ。「あぁ、ベースソロやってくれよ。」その当時、ドラムソロとかソロパートは自分たちでやることには冷ややかな目で見ていた。でも彼の才能ならやるべきだと思った。だから俺たちは当時、協力してベースソロをやるための方法をみつけようと模索していた。そうして、ドラムパートを置いてもう少しみんながぶっ叩けるようなリズミカルなものを加えるのが、真っ当なやり方だと思ったんだ。それからレコーディングする段になって、ただのベースソロじゃなくて、もう少し構成を加えたものに変えたのさ。違うダイナミクスが加わって、ほとんど別の見世物みたいになった。第一幕、第二幕、第三幕みたいにね。

    俺たちはニューヨークのコダックビルの近く川べりのダウンタウン、ロチェスターにある古い倉庫でレコーディングした。ドラムスはコントロールルームがあったフロアの2階か3階上の部屋に設置していた。俺は(ドラムを叩きながら)クリフを見ることはできなかったと思う。互いの音を聴いて、セッティングして演奏したんだ。みんながあれをベースソロだと理解できるかわからなかったね。だからエンジニアに言わせたんだ。(おどけた調子で)「Bass solo, take one.」ってね。たとえテイク7だったかもしれなくてもね。

    −あれは一発録りじゃなかったんですか?

    おっと、これはRolling Stoneの独占スクープだな(笑)。クリフについてのああいったタイプのものは何事も本当に即興的なんだ。彼はそれ以上のことはやらなかった。もし5回違うテイクがあっても、その5回ともそれぞれ全く違うものになっていたと思うよ。


    −なぜ他のテイクを収録しなかったんですか?

    残念ながら、俺たちは持っていないんだ。もしそのアウトテイクを見つけたら、喜んでシェアするよ。あのマスターテープは残念ながらまだ行方不明なんだ。メタリカの最重要捜索リストで、それは間違いなく最上位にあるよ。

    −『Ride The Lightning』のボックスセットでもうひとつ面白い収録物に、当初「When Hell Freezes Over」と題された「The Call of Ktulu」のデモ音源があります。クリフがH.P.ラヴクラフトを参照したのでしょうか?

    そうだよ。彼がクトゥルフ神話とかラヴクラフトとかそういったもの全てを持ち込んだんだ。「When Hell Freezes Over」は実際には83年夏の『Kill 'Em All』ツアーをやっているあいだに書いていた楽曲だった。あれが次のレコードのために書いた最初のひとつだ。タイトルは変えたけど。


    −スペルも「Cthulhu」を「K」からにしていますね。

    ジェイムズ・ヘットフィールドがちょっと前のあるインタビューのなかで、最大の後悔のひとつはラヴクラフトが書いた通り「Cthulhu」のスペルにすればよかったと言っていたのを俺は知っているよ。「C」と「H」のところが発音しようとすると相当言いにくかったんだ。15文字かそこらあるんじゃないかってくらいにね。だからみんながもう少し発音しやすくなるように考え出したんだ。でも同時に、84年春にレコーディングするために曲を書き始めた時から、こういった楽曲全部は生ものであり生き物なんだ。当時の9か月は本当に長い時間だ。だからあんなにたくさんあった材料のなかで、さらなる変更がなかったという事実には実際驚くよ。

    −『Kill 'Em All』のリイシューについてのあるインタビューのなかで、あなたはレコードを制作したことのある人は自分でプロデュースしようとは思わないだろうと話していました。今、聴いてみて何か違うことをやっていればというものはありますか? 

    それについては言わせないでくれよ(笑)。俺はもうそういうことは考えないように自分自身を保ってきているんだから。これが安っぽい音だってのはわかってる。それは最初に言っておこう。でもあのレコードのひとつひとつは俺たちにとってタイムカプセルや写真なんだ。『Kill 'Em All』は1983年の春をビニール盤やCDやMP3やらに封じ込めたものだ。それ以上でもそれ以下でもない。一連の楽曲は予算上の結果であり、創造的意思決定の産物だ。俺はこういった類のことについてはとても実務的なんだ。レコードを作るということは意思決定のプロセスなんだよ。

    −そうですね。しかしあなたが『Kill 'Em All』をレコーディングした時、あなたは19歳でした。その意思決定は(今と)違っていたのでは?

    まぁ俺はそれについてはそれほど現実的な音にしたくはなかった。でもこうして座って「チキショー、「No Remorse」の最初の部分はスネアドラムをもう少しデカくしたかったな」とはならない。俺はただ受け入れること、選んだ選択肢に誇りを持つことを学んできた。何か違っていたらとは思わないね。それは全て物語の一部なんだから。

    俺は人生は選択肢と意思決定の連続だと信じている。他の人たちが物事は起こるべくして起こるとか、もっとスピリチュアルなものだとか信じていたとしても、それは構わない。当時の俺たちはレコードを制作することに興奮どころじゃなかったんだ。俺たちは4、5週間あの場所にいた。かなり厳しい予算制限があって、俺たちは生きて食べるってだけ。その多くは困難なことだったけど、20歳そこらだ、気にするかよ?そんなことでひるむこともない。ただ対処してくってだけさ。だからそれでいいんだ。


    RollingStone(2016-04-15)

    「スタジオで顔を合わせてないの!?」
    「Take 1じゃなかったの!?」
    「スペル変えた理由、発音しにくかっただけなの!?」


    と訳しながら新鮮な驚きを味わえたインタビューでした。ちなみに「Bass solo, take one」と言っているのはエンジニアとして『Kill 'Em All』制作に参加していたChris Bubaczと言われています。

    完全に余談ですが冒頭で出てきたロバート・デ・ニーロがオーナーのホテルはザ・グリニッジ・ホテルのこと。
    http://www.thegreenwichhotel.com/

    ラーズお気に入りの中庭。
    greenwich hotel courtyard

    微妙な名前のスパもある模様。
    shibui_spa

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    30周年を記念してメタリカが『Ride The Lightning』を振り返るインタビュー

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    Metallica.comからレコードストアデイに関する続報。管理人拙訳にて。

    今年、公式レコードストアデイ大使となるという確かな栄誉を授かった。そして4月16日(土)に俺たちのお気に入りの地元のたまり場のひとつ、カリフォルニア州バークレーのラスプーチン・ミュージックでライヴをやってお祝いするのにピッタリだ。何人かのラッキーな5thメンバーとラスプーチン・ミュージックのお客さんはすでにチケットを獲得しているけど、君たちの多くがリビングにいるかのような快適さでもって俺たちのイベントに参加したいかもしれないってことをわかってる。そこで、俺たちは、Facebookのライヴストリームでショーを君たちに提供するために、Facebookの友人たちと協力してきた。

    君たちの地元の小売り音楽店でお買い物を済ませてから、俺たちのFacebookページにアクセスして土曜日にレコードストアデイに俺たちと参加してくれ。俺たちはラスプーチンで現地時間午後4:00(訳注:日本時間2016年4月17日朝8:00)からステージに立つ。そして『Kill 'Em All』と『Ride The Lightning』のリマスター盤のリリースを迎える(それがヒントだ!)。バークレーからライヴで会おう!

    Metallica.com(2016-04-14)

    ヒントと言っているのは当日のセットリストがこの両アルバムからの曲のみだったりするんでしょうか??

    メタリカのFacebookページはこちらから。
    https://www.facebook.com/Metallica

    さらにMetallica.comからリマスター盤に関する続報も。こちらも管理人拙訳にて。

    20160415_152529_7549_1998

    1983年以来の長い道のりだったが、今日『Kill 'Em All』と『Ride The Lightning』という俺たち最初の2枚のアルバムが2016年スタイルで、全て洗練され、可能な限り最も先進的な音質へとリマスターされてリリースを迎える。

    これらのアルバムはCDとビニール盤のリリースに加えて、俺たちの個人的なコレクションからのオリジナル資料素材や、多くの未公開レコーディング、そしてレア写真や関係者のエッセーを含む本がついたデラックス・ボックスについて俺たちはこれまで話してきた。残念ながら、世界の特定の箇所では俺たちが出くわした生産上の問題が原因で発売日にデラックス・ボックスをみつけるのが難しい人たちもいるかもしれない。ユニバーサル・ミュージックは小売店の素晴らしき人たちにボックスセットを届けるべく全力を注いでくれているが、住んでいる場所によっては遅れが生じるかもしれない。地元の親しい音楽店でチェックし続けてほしい。すぐにみんながデラックス・ボックスを手に入れられるようになることを楽しみにしている。

    その一方で、4月16日(土)にはFacebookと協力して現地時間午後4:00(訳注:日本時間2016年4月17日朝8:00)にラスプーチン・ミュージックからWeb配信をやるから、俺たちとレコードストアデイを祝おう。俺たちのFacebookページにアクセスしてWebのマジックを通じてバークレーのショーに参加してくれ。

    Metallica.com(2016-04-15)

    ずっと先だと思っていたレコードストアデイ、日付変わって今日です!
    下にAmazonリンク貼っといてなんですが、レコードストアデイの趣旨に則り、レコード店行ってみようと思います。

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    Billboard.comのインタビューでラーズ・ウルリッヒが『Kill 'Em All』『Ride The Lightning』のリマスターデラックスボックスセット、そして新譜の制作状況について語っています。管理人拙訳にてご紹介。

    larsulrichface

    −『Kill 'Em All』と『Ride the Lightning』のボックスセットには、音楽、写真、ビデオとたくさんの素材があります。何年も後になって、草創期の歴史を振り返ってどう感じましたか?

    ひとつ感じたのは、うわぁ、俺たちかなりメチャクチャな過去だったな!ってことだ。バンド初期の頃はいろんな別の場所でいろんな別のレコード会社とやりとりをしていたからね。『Kill 'Em All』が出た時は、たしか、10の異なる国で10の異なるレコード・レーベルで出していた。全部、自分たちでやっていたからね。『Ride the Lightning』はアメリカだけで2つのレーベルでリリースしたんだ。全てにおいて混沌とした空気みたいなものがあったよ。このボックスセットについて、全てのコトを済ました後でさえ、みつからないテープやら何やらがまだあるし。実際、俺たちのためにこの数年働いてくれたヤツの唯一の仕事は、こういったもろもろを捜し出すってことだった。まだ全てのパーツはみつかってない。まぁそうは言っても、それだけの価値があるパッケージをどうにか集めようとしていたんだ。

    −今回のボックスセットで興味深いことのひとつは、これまで聴いたことのない楽曲が無きに等しいということです。

    まぁ、(今までに出した)2つのレコードについてのものだから。まさにメタリカの歴史のほとんど、つまり俺たちがろくに曲も書いたこともなければ、リリースするような何かを作ったこともなかった時のレコードだ。俺たちはいつも時間のムダのようなものだと思ってた。何で出せもしない曲を書いて、レコーディングするんだ?だから誰も聴いたことのない『Kill 'Em All』から余った4曲と『Ride The Lightning』からさらに3曲があるって類のものじゃない。基本的に『Kill 'Em All』は俺たちが書いてレコーディングした最初の10曲だし、『Ride The Lightning』はその次に作った8曲だ。そういうこと。俺たちはいつもそんな感じで順番通りそのまんまだったってわけ。

    −あなた方はニューヨークのロチェスターのスタジオで2週間でざっと『Kill 'Em All』をレコーディングしました。(レコーディング時の)セッションについて何か思い出すことはありますか?

    あれはかなりの低予算だった。俺たちはエンジニアのひとりの家にみんな寝泊まりしていた。俺が思うにあの環境はかなりのスパルタ方式だったね。スタジオといっても基本的には、大きくて何もないスペースのある古い倉庫だった。全部で3階か4階建てで、ドラムセットは最上階にセッティングした。それから下に階段を5段も降りれば、コントロールルームに到着するって具合だ。でも俺たちはロチェスターであのスタジオに入って、レコード制作をしたんだ、わかる?興奮したね。食べるために何かするとか、自分の洗濯物を洗うとかそういったことを考えもしなかった19歳だ。ただ音楽をやりたかった。他の全てのことは、気にも留めちゃいない。ただたださっさとやっちまいたかったのさ。

    −『Kill 'Em All』のボックスセットにはアルバム収録曲のいくつかでデモバージョンではなく、ラフミックスがありますね。

    『Kill 'Em All』の曲のほとんどは、(1982年のデモ)『No Life 'Til Leather』よりも早くにレコーディングされていたし、リリースしていたんだ。実際、『No Life 'Til Leather』を最初に出そうと話していたんだけど、遅らせるような実務上のことがいくつかあったから、俺たちは『Kill 'Em All』に真っすぐ向かっていったんだ。俺たちは昨年のレコードストアデイであのデモテープのカセットをリリースした。でもうまくいけば、いつかあれにまつわる全セットを出す機会が得られると思う。時期は未定だけど、今は『Kill 'Em All』から始めて、最後にそれをやるかもしれない。でも『Kill 'Em All』のボックスセットで聴けるほとんどは「Hit The Lights」「Motorbreath」の別バージョンみたいなもので、レコーディング・セッションからの違うミックスのものなんだ。それから「Seek And Destory」「Phantom Lord」のいわゆるライヴバージョンもある。これは本当は(サンフランシスコのレコーディングスタジオ)オートマット(Automatt)でやったものなんだ。本当はライヴじゃない有名なライヴバージョンってわけ!


    −『Ride The Lightning』ボックスセットにはガレージデモとして認識されているいくつかの曲がありますね。あれはどこでレコーディングされたんですか?

    あれは実際にガレージでやったもので、当時俺たちがいた家の裏だね。俺たちが初めて(ロサンゼルスからサンフランシスコにやってきた時、バークレーのすぐ隣の郊外、エルサリートに落ち着いた。ジェイムズと俺がマーク・ウィテカーってヤツとそこに住んでいた。彼は俺たちの最初の頃のマネージャーだった。そこが俺たちが曲を書いてリハーサルをする場所だった。ガレージには防音を仕込んだ。卵が入ってたパックを壁に貼り付けて、床にカーペットを敷いてといった具合にね。『Ride The Lightning』と『Master Of Puppets』の曲のほとんどはそこで書いて取り組んだものなんだ。

    −『Ride The Lightning』はデンマーク・コペンハーゲンのスウィート・サイレンス・スタジオできちんとレコーディングしていました。ニューヨーク州北部の倉庫よりもかなり違った体験だったと想像しますが。

    もちろん。それまでに自由になるお金が少しはあったからね。それにスウィート・サイレンスは、俺たちが最初にレコーディングした場所みたいに冒涜するようなことを何も言うことはなかった。リッチー・ブラックモアとかクイーンとかレインボーのような人たちが使っていたもっと国際的なスタジオだったんだ。施設面でも別物だったよ。だから俺たちは『Kill 'Em All』で使った場所よりもう少し上等になったかもしれないああいう場所にいられるなんてとても興奮したんだ。

    −あなたはコペンハーゲンと明らかに繋がりを持っています。あの街で生まれ育ったわけですからね。でもなぜバンドはあの場所でレコーディングすることを選んだんでしょうか?

    俺たちはヨーロッパに滞在してツアーをできるように、ヨーロッパでレコーディングしていた。1984年春の大半は、ライヴをやってコペンハーゲンを行ったり来たりだった。ヨーロッパ中を廻ってライヴをやって、コペンハーゲンに行ってレコーディングして、またライヴをやって、また戻ってレコーディングだ。そんなわけだ。

    −当時の素晴らしいライヴが『Kill 'Em All』ボックスセットに収録されていますね。1984年2月9日、パリのエスパス・バラード(Espace Ballard)。ちょうど『Ride The Lightning』をレコーディングする準備をしていたバンドとしてのヨーロッパのショーのひとつが収められています。あのライヴは「Seven Dates in Hell」ツアーの一部でもあるわけですが、ヴェノムの前座だったんですよね?

    そう。あれはヨーロッパで初めてのツアーだった。あのツアーは俺たちが毎回かなりの観客を前に初めて演った時だったんだ。数百人を前にじゃなくて数千人を前にね。ヨーロッパの観客はとても情熱的だったよ。おそらくアメリカの観客に比べてもうちょっとメタリカが何をやっているのかを知っていたんだろう。あれはジェイムズがフロントマンとしてもう少し安定して自信をつけ始めた時だったとも思う。だからエキサイティングな時間だったよ。ヴェノムの前座として一夜に3、4、5千人を前に演るんだ。それでつるんでは、全ヨーロッパのハードロックシーンを楽しむチャンスを掴んでいた。

    −多くのインタビューが2つのボックスセットに散りばめられていますが、『Ride The Lightning』のボックスセットに収録されたひとつには「ラーズ・ウルリッヒ、あの時、彼は若かった」と題されています。あれについて何か教えてもらえますか?

    あれはコペンハーゲンでの『Ride the Lightning』のレコーディング・セッションから収録された。俺が受けた初めてのテレビインタビューだ。いやらしい口ひげから何から、まだ家にいるまんまのように見えるね(笑)。あれはこれまであまり見られてこなかったもののひとつだ。でもシェアするのは楽しいね。

    −最後にこれを聞いておかないと我々が仕事をサボったように思われます。今度のメタリカの新しいアルバムはどんな具合ですか?

    まぁ尋ねてくれてありがとう!俺たちは着実に前進しているよ!すぐにそれに没頭することになるだろうね。何か劇的なことが起きない限り、2016年に出せないと信じるのは俺にとっては難しいことだね。それが俺たちがやってることだ。でも間違いなく、今俺たちがやっているやり方は、『Kill 'Em All』や『Ride The Lightning』の頃に俺たちがやっていたやり方よりもずっと難しい。今や、俺たちはたくさんの様々なことをやりたいもんだからね。曲も書きたいし、レコーディングもしたい。でもレコードストアデイ大使もやりたいし、デラックス・リマスター盤も出したいし、ラスプーチン・ミュージックやAT&Tパークに行ってライヴをやりたいし、その他もろもろのことをやってみたい。だから、曲を書くこと、レコーディングをすることは、今や他を優先してある何かというよりも大きな絵図の一部分みたいなものなんだ。それを結局やる段になれば、ニューアルバムは前のもの(2008年の『Death Magnetic』)よりも早く曲を書いてレコーディングしていたかもしれない。これだけ長い期間に渡って伸びていったのは、レコーディングにおけるこういったギャップによるものだ。それは結構なことだよ。俺はそれについて何も文句はない。それで俺たちは今うまくいっているんだ。でもいずれにせよレコードは、間違いなく前進している。完成に近づいている。すぐにでも終わらせる必要がある・・・できればね(笑)はい、おしまい!


    Billboard(2016-04-11)

    ボックスセットのメイキングとして、「Fight Fire With Fire (Garage Demo)」の制作風景動画がアップされています。


    instagramでも。
    https://www.instagram.com/p/BEERZoiyS3_/

    Soundcloudの方でも新たに音源が追加公開されています。
    https://soundcloud.com/officialmetallica

    ちなみにリマスターデラックスボックスセットの国内輸入仕様は、発売日が2016年5月20日に軒並み延期となっていますのでご注意を。

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