メタリカ情報局

メタリカを愛してやまないものの、メタリカへの愛の中途半端さ加減をダメだしされたのでこんなブログ作ってみました。

       

    タグ:Orionフェス

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    ラーズ・ウルリッヒとメタリカのマネージャー、ピーター・メンチがMusic Weekのインタビューにて、映画『Through The Never』や、2012年と2013年の2回行われたきり再開の目途が立っていないメタリカ主催の「ORION MUSIC + MORE Festival」について語っていました。管理人拙訳にてご紹介。

    ttn_orion

    メタリカはどのようにして芸術的感覚とビジネス的なを両立させるのだろうか?

    ピーター・メンチはこう主張する。「全ては同じ意味合いなんだ。我々はルー・リードとアルバムを制作したが、何のビジネス的な意味もなかった。でも我々はトライした。評論家はあれを嫌っていたようだが、数年前にダウンロード・フェスティバルやレディング・フェスティバルに出て、人々が見に来るのを(批判によって)止めることはなかった。彼らは交響楽団とのアルバム(1999年の『S&M』)もやったし、20年経っても誰もそんなことやっていない。メタリカは今や図太いって観点で言えば、誰も傷つけることはできない。彼らは挑戦できるし、遅かれ早かれ全てはメタリカに返ってくるんだ。」

    そのような賭けの1つが映画『Through The Never』だった。このプロジェクトについてラーズ・ウルリッヒは、メタリカがハリウッドの配給システムを避けようと「噛みつく以上に」食いちぎるところを示したと語る。自己資金で作ったこのIMAX映画は数百万ドルの赤字を出したと報告されている。

    メンチはこう説明する。「私はコンサート映画をやるべきだという考えだった。ジャスティスのツアー(1988年)をした時にたった7歳だった人たちが観たことのないものを再現するべきだと思っていた。バンドメンバーは座ったままこうだ。『OK、それは良い考えのように聞こえるけど、俺たちはその背後に物語があるべきだと思う。』私は『OK、わかった。もっとお金がかかるけど、どれやってみよう。』と言ったよ。我々はそれで何とかやった。素晴らしいコンサート映画だよ。振り返ってみてもそう悪い映画じゃない。いつかはみんなあれを理解するだろう。誰か『あの映画がクソだったから二度とメタリカは聴かないなんて言ってたかい?そうはならなかった。面白くなかったかもしれないし、わからなかったかもしれないが、クソじゃない。」

    同じように大胆なものとして挙げられるのが、フェスティバルへの挑戦だった。2012年、メタリカはアトランティックシティでOrionフェスを開始し、2013年のデトロイト開催へと続いた。数百万ドルと噂される莫大な費用にもかかわらず、ウルリッヒはその復活を否定していない。

    「Orionは俺たちのものだ。」ラーズはそう口火を切った。「相応しい時と相応しい場所で、俺たちは間違いなくあれを復活させるだろう。」

    彼はバンドの思考プロセスを思い出して笑った。「よし!俺たち自身のフェスティバルを始めようぜ!言うのは3.5秒だけど、企画としてまとめるには35億時間かかる。フェスティバルを始めた人はおそらく5年から10年は専念しないとと言うだろう。俺たちはサイコロを振って、身を投じた企画はどちらも最終的には望ましい企画とならなかった。アメリカで2回やったが、どちらも芳しくなかった。ヨーロッパで何かやるかもしれないと話していたと思う。間違いなく復活させるだろうね。」

    Music Week(2017-12-11)

    以前にもOrionフェス復活を語っていたラーズ。ヨーロッパで行うにしてもその他のフェスとどう差別化していくのか企画力が問われるところ。Orionフェスは未経験なので復活となれば、ぜひ行ってみたいです。

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    2012年、2013年に行われたものの、経済的な問題でその後の開催の目途が経っていないメタリカ主催のフェス「Orion Music + More」。このフェス復活についてラーズ・ウルリッヒがカナダのラジオ「iHeartRadio」のインタビューで答えていました。BLABBERMOUTH.NETさんの文字起こしを管理人拙訳にてご紹介。

    2017_larsulrich_iheartradio

    −「Orion Music + More」フェスの復活について

    できれば、できればね。レコード制作に向かおうとした時に、それは後回しにすることにした。俺たちはこのレコードで数年間はツアーをすることになると思う。2017年のほとんどを計画しているところだけど、俺の推測だと、このことは少なくとも2019年までかかりそうだね。別のOrionとして組み込もうと考えている。俺たちは2回アメリカでOrionフェスをやったわけだけど、ヨーロッパで1回やるとか、カナダやメキシコでやることを検討するかもしれない。ちょっと形を変えてね。

    −これまでのOrionフェス出演バンドは雑多すぎると思うか、次回はもっとヘヴィメタル寄りになるのか

    俺たちがすることについて話すことは、もう少し小規模でやるのか、もっと何かやるってことだけだったのかもしれない・・・。(言い表すうまい)言葉を考えているんだけど・・・なんて言うかな?うーん・・・メタリカでいっぱいのブティックみたいな。もしかするとメタリカと何か、博物館みたいなものだけとか。週末をメタリカだけにするかもしれない、もっと小規模で。まだ何か動き出したわけじゃないけど、違う選択肢を全て検討しているところだね。

    まぁメタリカのメンバーを知っている人なら誰だって、俺たちの趣味がとても広くて、1日24時間メタルに生き、メタルで呼吸しているわけじゃないってことを知っている。みんながあれにちょっと驚いたかもしれないこともわかってる。でもメタリカのことを本当に知っている人たちはそれが本当に俺たちのものではないってことをわかっている。だからどういう風に行動に移すか考えているんだ。ちょうど今は、かなり活動的な2017年のラインナップになっているけど、できることなら2018年か19年にはOrionフェスがカムバックできればと思っているよ。


    BLABBERMOUTH.NET(2016-12-23)

    インタビュー動画はこちらから。
    http://www.iheartradio.ca/exclusives/lars-ulrich-the-new-metallica-album-sounds-like-the-new-metallica-album-1.2247312

    やはり2017年はツアーが中心でそれ以外に大きなイベントを手掛けるというのは現実的に難しいようです。

    ちなみにジェイムズ・ヘットフィールドはSo What!のなかで、次のように語っています(管理人拙訳)。
    2回やった(Orionフェス)のは楽しいものだった。人々、多くは俺たちのファンの前にいくつかのバンドを用意する、というのが全体的なアイデアだった。収支トントンなら、まだやっていただろうけど、2回とも数百万ドルも失った。そういうことはできないんだ。

    またOrionフェスがうまくいかなかった理由を同じくSo What!のなかで、ジェイムズが語っています(管理人拙訳)。
    勘定の点で冒険しすぎたかもしれない。広すぎたと俺は思う。もしもっとメタルフェス寄りだったり、ハードなものだったとしたらどうなったかな?俺たちが目指したのは「エッジ」だった。出演したバンドは何かしらのエッジがあったんだ。どのジャンルに属しているかは問題じゃなかった。全てのバンドについて言うつもりはないけど、それが俺たちが目指したバイヴスだった。もう少し世俗的な感じがあった方がよかったのかもしれないな。
    いずれもBLABBERMOUTH.NETより(2016-12-23)


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    ジェイムズ・ヘットフィールドがヒューストンのラジオ局、KTBZ-FMのインタビューにて本音を語ってくれました。以下、管理人拙訳にて。

    jameshetfield2013solonew_638

    「夏フェスでヨーロッパに廻って行く。みんながヘッドラインを飾る場所を提供し続けてくれた。今年は南米にも行くよ。(でも)アメリカでは何があるかわからないな。アメリカはステップアップして、自分たちの音楽を欲しないと。ロックやメタルに関して、コンサート的にはどうなるかわからない。でも(アメリカで)大規模なショーに出演して、そこで実際にプレイすることを価値あるものにしようとする意欲は本当に少しもないんだ。北米はとても厳しいよ。」

    「いま現在、アメリカではメタルは少しばかり足掻いているようにみえる。間違いなく、俺達が過去2年間試行してきたOrionフェスは本当に・・・まぁ財政的には災害だったよ。そんなわけで、またできそうにない。残念だよ。だから俺達はここで生き残り続けるために出来ることをやる。俺はアメリカでもツアーを出来たらと思っている。俺たちが外に出て行けるようになってからずいぶんと長い時間が経った気がする。俺たちは東西両海岸まで足を伸ばしたし、TV出演とかそんなこともやってきた。でもまたそんなことも起きるだろう。願わくば、一本射つように(メタリカ・スルー・ザ・ネヴァーの)DVDを手に入れて、友だちとヘッドバンギングして欲しいね。」

    BLABBERMOUTH.NET(2014-01-30)

    今年のメタリカ、南米ツアーの日にちは追加されたものの、北米ツアーもOrionフェスも今のところスケジュールには入っていませんでした。Orionフェスに関しては自分たち主催のフェスということもあり、バンドからの「持ち出し」が多く、その資金回収は相当厳しいものがあったのかなと推測されます・・・

    しかし災害(disaster)という表現を使うとはよっぽどですね。。2012年の開催地がハリケーンに襲われ、2013年の開催地が地域財政的に疲弊しているというところも影響しましたかね。。一時期はまたやることを語っていただけに残念です。

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    メタリカ、デトロイトでのOrionフェスに手ごたえ。来年以降の同地開催の可能性も。
    来年のメタリカはロックフェス三昧、Orionフェスは開催せず

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    2012年から始めたOrionフェスは初年のアトランティックシティがハリケーン被害にあい、昨年開催されたデトロイトは破産法が適用されるなど、開催地が災難続きではあったのですが、DetroitNewsによると今年は開催されないとのこと。管理人拙訳にて。

    【メタリカのOrionフェスは2014年にベルアイル島には戻ってこない】

    メタリカは2014年、ベルアイル島に戻ってこない。ベテラン・メタル・バンドは来年、デトロイトでOrion Music + More Festivalは再び行わない。プロモーター、C3のスポークスマンが月曜日に正式に発表した。

    2年間行われてきたフェスティバルは1年休み、メタリカは6月初旬のヨーロッパツアーを行う。2015年には再び戻ってくるかもしれないが、同スポークスマンによると、デトロイトで行われるかどうかは不明とのこと。

    今年のフェスは6月8日、9日にベルアイル島で行われ、1日約2万人のファンを魅了した。初日の夜はレッド・ホット・チリ・ペッパーズがヘッドライナーを務め、メタリカは初日にデハーンの名前でシークレット・ライヴを行った後、2日目のフェスを締めた。デフトーンズ、デリンジャー・エスケイプ・プラン、ベースネクター、ライズ・アゲインスト、ドロップキック・マーフィーズ等のアーティストがフェスティバルに参加した。

    フェスティバルは2012年にアトランティックシティで行われた後、デトロイトにやってきた。プロモーターは2014年・2015年に戻るよう3年契約でデトロイト市と合意していた。しかしC3はいつでも手を引くためのオプションをつけていた。C3はベルアイル島の使用料として今年10万ドルを市に支払った。そして2014年には10万ドル、2015年には25万ドルに支払う用意があった。合意の一部として、半分の額がベルアイル島、そしてもう半分をデトロイトの他の公園に支払われる。市もフェスティバルの売上げの歩合の額を受け取る。

    (後略)

    DetroitNews(2013-12-02)

    3年契約のデトロイトで行われない=開催されないと考えていいでしょう。そもそも6月のメタリカはロックフェス参加の日程が続々と発表されています。

    ■2014年5月28日(Sonisphere)
    フィンランド・ヘルシンキ公演

    ■2014年5月30日
    スウェーデン・ストックホルム公演

    ■2014年6月1日(Sonisphere)
    ノルウェー・オスロ公演

    ■2014年6月3日
    デンマーク・ホーセンス公演

    ■2014年6月4日(Sonisphere)
    ドイツ・ハンブルグ公演

    ■2014年6月5日〜8日(Rock Am Ring)
    ドイツ・ニュルブルクリンク公演

    ■2014年6月6日〜9日(Rock Im Park)
    ドイツ・ニュルンベルグ公演

    ■2014年6月9日(Pinkpop Festival)
    オランダ・ランドグラーフ公演

    ■2014年7月1日(Rock in Rome Sonisphere)
    イタリア・ローマ公演

    ■2014年7月3日(Rock Werchter)
    ベルギー・ワチター公演

    ■2014年7月4日(Sonisphere)
    スイス・バーゼル公演

    ■2014年7月6日(Sonisphere Knebworth)
    イングランド・スティヴォネージ公演

    ■2014年7月8日( Aerodrome Festival)
    チェコ・プラハ公演

    ■2014年7月9日(Krieau Rocks)
    オーストリア・ウィーン公演

    ■2014年7月11日(Sonisphere)
    ポーランド・ワルシャワ公演

    Metallica.com(2013-12-04)

    チケットなどの詳細はリンク先のMetallica.comへ。
    そして先日お伝えしたとおり、このヨーロッパツアーはセットリストの曲をチケット購入者のリクエストで選ぶことになっていますが、その途中経過が観られるようになりました!

    metallica_request
    http://www.metallicabyrequest.com/


    票が集まるにつれて、定番曲に収斂していくかもしれないなぁと思うなか、票がそれなりに集まってきているイングランド公演でシン・リジィのカバー「Whiskey in the Jar」が上位に入ってきているのがいかにも「らしさ」が出ていますね。そしてこの記事を書いている現在、チェコ公演のマニアックな感じ、好きだなぁ(笑)

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    地元サンフランシスコのラジオ「107.7 The Bone」で先月行われたラーズ・ウルリッヒのインタビュー。そのなかでまたラーズが気になる発言をしていました。管理人拙訳にて。

    larsulrichmoscowpress_638

    「とても面白いことが12月にあるよ・・・それはメタリカにとって(これまでと違う)新たな方向に向かうものなんだ。もし(バンドのマネージメントの)誰かが俺がこうして言ったことを知ったら、そいつらは俺のことを捕まえて、黙らせるだろうね。でも12月に別の何かがある。俺達はとてもそれに興奮しているよ。」

    BLABBERMOUTH.NETより(2013-10-06)

    “frontier”=「これまでにない新しいこと」をやるとほのめかすラーズ。さらにラーズがこの“frontier”についてヒントとなる発言をしていました。The Quietusに掲載されたラーズのインタビューから管理人拙訳で。

    (あのラジオでの発言は何なのか?クリスマス・アルバムか『Lulu Part 2』でもやるのかとの問いに)

    「『Lulu Part 2』だったらみんなイラつくだろうね!(笑)10月8日には発表があると思っている。でもそれに縛らないでくれよ。俺は今やってること(映画「メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー」)に夢中だからね。そこまで規模のでかいものじゃない。」

    −クリスマス・アルバムでもない?

    「そうだといいね!キミらのうちの数人はガッカリするかもしれないね。そんなすごいレベルのものじゃないから。さっき、キミの同僚が言ってたのを思い出したよ。アイアン・メイデンの『The Final Frontier』ってアルバムあるだろ。1時間前のインタビューから拝借して言うよ。「ヒントはアイアン・メイデンのアルバム『The Final Frontier』だ」ってね。ほら、これでいいかな。」

    finalfrontier
    The Final Frontier


    The Quietus(2013-10-07)

    アイアン・メイデンのアルバムをヒントに持ってきたのはテキトー発言のような気がしないでもないですが。。。

    これまでのメンバーの発言からも新譜はまだ先の話だし、それ以外の新しい音源というのも考えにくい。自分たちのレーベル「Blackened Recordings」でリマスターか何かやるのか、はたまたどこかとコラボして音楽以外の何かをリリースするのか?ラーズの言うとおりのスケジュールなら現地時間の今日(10月8日)にも何かしら発表がありそうです。

    ちなみに前者のラジオのインタビューでラーズはOrionフェスをまたデトロイトの地でやりたいと語っていました。とりあえず来年もOrionフェスはやるつもりのようなので、今度こそ行ってみたいなぁ。

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    ミシガン州デトロイトのベルアイル島で2日間行われた今年のOrion。

    地元紙もその熱狂を次々と記事で伝えていました。地元紙に掲載されたインタビューを各所より管理人拙訳にて抜粋。メンバーはこの地をいたく気に入った様子。

    Orion開催前に行われたプレスカンファレンスにて。
    ジェイムズ・ヘットフィールド
    「(財政的に厳しいデトロイトを皮肉って)草を刈る必要があるって聞いてたぜ!」

    ロバート・トゥルージロ
    「俺たちはうまくいけば、ここ(デトロイト)を新しい(Orionフェスの)永住地にできればと思っているよ」

    「願わくば、ここを将来の活動拠点にしたいね」

    ジェイムズ・ヘットフィールド
    「去年は二晩で2つのアルバムの完全再現をやった。今年、そのコンセプトを再検討したくはなかったんだ。その代わり、火曜日のリハーサルを元に大多数のファンが喜ぶようなレアな曲をやるよ。」

    mlive(2013-06-06)

    『Kill 'Em All』完全再現ライヴを終えて。
    ラーズ・ウルリッヒ
    「キミがどう思ったか知らないけど、デトロイトは俺たちの永久的なホームになるべきだね!デトロイト大好き!ミシガン大好き!」

    mlive(2013-06-09)

    ライヴMCにて。
    ジェイムズ・ヘットフィールド
    「(Orion開催)初めての年で行った場所は(ハリケーン・サンディで)めちゃくちゃになってしまった。ここデトロイトのOrionは気に入ったか?俺たちは気に入ったぜ。」

    Detroit Free Press(2013-06-10)

    デトロイトへのリップサービスと差し引いて考えることもできますが、来年もこの地でやるかも。(カークの発言はみつからなかった・・・)

    というわけで、ジェイムズが事前に言ったレアな曲があるのでしょうか?
    2日目のセットリスト。
    01. Blackened
    02. For Whom the Bell Tolls
    03. Disposable Heroes
    04. Harvester of Sorrow
    05. The Day That Never Comes
    06. Carpe Diem Baby
    07. I Disappear
    08. Sad But True
    09. Welcome Home (Sanitarium)
    10. Orion
    11. One
    12. Master of Puppets
    13. Battery
    14. Nothing Else Matters
    15. Enter Sandman
    -Encore-
    16. Turn the Page
    17. Creeping Death
    18. Seek & Destroy


    Metallica.com(2013-06-09)

    鶴次郎さん、前日の「(Anesthesia) Pullilng Teeth」に続いて、「Orion」もやったんですね。そして6、7曲目なんかはかなりレアなんじゃないでしょうか。アンコール後の「Turn the Page」から「Creeping Death」にどうつなげたのか想像がつきませんが!(^^;

    ちなみに前日の「(Anesthesia) Pullilng Teeth」の映像はこちらから。


    ラーズの入り場所の間違いはご愛嬌(笑)

    そして、2日目のレア曲「I Disappear」



    この記事を書いている現在、Metallica.comでは2日目の写真はないですが、じきにアップされるでしょう。
    http://www.metallica.com/tour/jun-09-2013-orion.asp

    その他、写真を各所から。

    「The Detroit News」
    http://www.detroitnews.com/article/20130610/ENT04/306100025/Metallica-closes-out-first-Orion-festival-Belle-Isle-plans-more
    jmz_detroit_0609

    「mlive」
    http://photos.mlive.com/5628/gallery/metallica_closes_out_orion_music_more_festival/index.html
    kirk_detroit_0609

    「Detroit Free Press」
    http://www.freep.com/article/20130609/ENT04/306090159/

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    メタリカ、Orionフェス初日でシークレットライヴを敢行、『Kill 'Em All』完全再現を披露。

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    Orion初日でサプライズがありました!
    タイムスケジュール上でデハーン(dehaan)の名前で出演する予定だったバンドはメタリカでした!

    事前に明かされたバンド情報では、写真はあるものの、バイオもビデオも記載なし。しかもデハーンってメタリカの3D映画『Metallica Through The Never』の主演俳優の名前だし。。確かに怪しい。。勘のいい人はここで気付いたのかな?
    dehaan
    http://lineup.orionmusicandmore.com/band/dehaan


    そしてジェイムズのinstagramで事前にヒントが!
    Don't miss Dehaan! #MUYA #mff #UwillRegretMissingThem #IfUdoUmightKillEmAll #winkWink #getIt?
    dehaan
    instagram(2013-06-08)

    なんということでしょう!『Kill 'Em All』をやるかもと予告しているではありませんか!
    しかも観ないと後悔するとまで。そりゃ後悔しますわ・・・

    セットリストはまんま『Kill 'Em All』。
    01. Hit the Lights
    02. The Four Horsemen
    03. Motorbreath
    04. Jump in the Fire
    05. (Anesthesia) - Pulling Teeth
    06. Whiplash
    07. Phantom Lord
    08. No Remorse
    09. Seek & Destroy
    10. Metal Militia


    Metallica.com(2013-06-08)
    そして各所でアップされたデハーン、もといメタリカの写真。
    dehaan_metal_up_your_ass
    instagram(2013-06-08)

    Kill-Em-All-12
    Metal Insider(2013-06-08)

    metallica-dehaan-650-430
    billboard(2013-06-08)

    ジェイムズ、ご丁寧にデハーンTシャツまで着てる!(笑)

    さらにMetallica.comでも写真がたっぷりアップされていますのでぜひチェックを。
    http://www.metallica.com/tour/jun-08-2013-orion.asp

    『Kill 'Em All』全曲ということで「(Anesthesia) - Pulling Teeth」のベース・ソロはもちろんロバート・トゥルージロが披露。

    ジェイムズのMCがまた笑える。
    ジェイムズ・ヘットフィールド
    「これはデハーンとして最後のライヴだ。応援ありがとう。またどこかで会えたらって思ってるよ。」

    「ありがとうOrion、俺たちのサプライズのために隠し通してくれて。」

    ラーズ・ウルリッヒ
    「次は『Reload』で!」


    billboardより(2013-06-08)

    さすがですわ。
    (一部、修正しました。)

    【追記】
    動画も。




    cowboybluesさん、情報ありがとうございます。

    【追記2】
    ロバート・トゥルージロはクリフ・バートンのモデルのAria Pro IIを使っていた模様。
    robert_cliff

    Kirzさん、情報ありがとうございます。

    さらにライヴ中の熱気が伝わる写真がこちらにも大量にありましたのでご紹介しておきます。
    http://detroit.cbslocal.com/photo-galleries/2013/06/08/metallica-performs-as-dehaan-at-orion-music-festival/

    そしてそして、以前の記事で紹介した「非公式」アカウントから、遠目からの映像になりますが、「The Four Horsemen」からほぼ音割れなく、このライヴを見ることができました。配信感謝です!!

    Video streaming by Ustream

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    ラーズ・ウルリッヒ、30周年を迎える『Kill 'Em All』アルバム再現はあるのか?の問いに答える
    メタリカのベーシストに関する知らせておきたい3つのこと
    Orion Music + More 2013を駆け足で予習しておく。

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    いよいよ本日から2日間開催されるメタリカ主催の「Orion Music + More 2013」。時間もないので、ざっくり予習をしておきます。

    metallica


    ■今年のネット配信はあるのか?

    今のところ、昨年の配信箇所ではネット配信が行われない様子。

    Orionの公式ページではネット配信のページは昨年のまま。
    (日本時間2013年6月8日11:00現在)
    http://www.orionmusicandmore.com/webcast/

    fuse.tvもOrionフェスについては特に言及していない・・・
    http://www.fuse.tv/festivals

    Ustreamでは「公式ではない」アカウントの存在を確認。
    参加者の方が自主配信してくれるかも。
    http://www.ustream.tv/channel/orion-music-festival-2013

    ネット配信があるとしたら、一番可能性が高そうなYouTubeの公式アカウント。ネット配信があるかは不明です。AKBの総選挙配信後に発表あったりして(苦笑)
    http://www.youtube.com/orionmusicandmore

    配信の情報お待ちしています・・・

    ■フェスの公式アカウント

    公式アカウントは先ほど紹介したYouTubeの他、Twitter、Facebook、instagramとある模様。特にFacebookやinstagramはフェス開催中の更新が期待できそう。

    ・Twitter
    https://twitter.com/orionmusicmore

    ・Facebook
    http://www.facebook.com/orionmusicmore

    ・instagram
    http://instagram.com/orionmusicmore

    ■フェスのタイムスケジュール

    ステージは「Fual」「Vans Damage Inc」「Sanitarium」「Frantic」「Budweiser Orion」の5ステージ。ステージ名に提供名が入るようになったんですね(笑)

    タイムスケジュールはこちらから。
    http://lineup.orionmusicandmore.com/events/2013/06/08/
    http://lineup.orionmusicandmore.com/events/2013/06/09/

    一日目のトリはレッド・ホット・チリ・ペッパーズが務め、メタリカの出演はないものの、インフェクシャス・グルーヴスの再結成メンバーとしてロバート・トゥルージロが出演を予定。(もしかしたら数曲コラボでメタリカとレッチリの共演があったりして)

    メタリカの出演日時は、日本時間2013年6月10日の朝9:00からとなってます。

    ■音楽以外の催し

    昨年同様、メタリカのメンバーの趣味が反映された各テントなどが登場。

    ・ジェイムズのカスタム・カー・ショー
    http://www.orionmusicandmore.com/carshow/

    ・ラーズの映画テント
    http://www.orionmusicandmore.com/hit-the-lights/

    ・カークの怪しい部屋(意訳)
    http://www.orionmusicandmore.com/crypt/

    ・ロブのスケートボード
    http://www.orionmusicandmore.com/vans-vert/

    ・メタリカ・ミュージアム
    http://www.orionmusicandmore.com/metallica-museum/

    ・ESPギター試し弾きコーナー
    http://www.orionmusicandmore.com/esp-guitar-experience/

    その他いろいろ。

    ■フェス前のインタビューなど抜粋

    Orionフェス開催に伴い、インタビュー記事が追いきれていないですが、そのなかからRollingStone誌のインタビューを抜粋。

    ラーズ・ウルリッヒ
    「チッ、(今年、リリースから10周年となる)『St.Anger』の完全再現をしないとな。俺たちがやってきたことを見渡していけば、ほとんどどこにだって記念日をみつけることができる。俺はそれに気付かなかった。そのレベルまで日付に大きな注意を払わないでいたよ。でも、『St.Anger』」からもう10年なんだよな、まったく。もう4年も経ったら、ビートルズがレコードを出した期間よりも長くなるんだぜ。」

    RollingStone(2013-06-05)

    St.Angerの完全再現は冗談めかして言っているようですが、今年は何をやるんでしょうかね?リリースから30周年となる『Kill 'Em All』の完全再現も乗り気な発言はしていなかったし。

    ジェイムズ・ヘットフィールド
    「結局のところ、金儲けじゃないんだ。本当は、歴史に何かしらの跡を創り出すってことだ。8、10年後に、もし収支トントンでスタートしたら、俺たちの顔にはもう少しばかりの笑顔が浮かんでいるだろうね。個人的な出資額以上のものになるよ。」

    「俺たちはバンドとしては攻撃されやすいと思う。キミはこれらの(Orion出演)バンドに自分のスタンプを貼っている。これはバンドのスポンサーになるのに似ている。バンドが自分の期待に応えることを望んでいるんだ。俺たちは、みんながこういったバンドが好きかどうか、またはこういったバンドが俺たちのファンのことを好きかどうかなんてことは全くわからない。エッジの効いた、いいバンドを選ぼうと努めている。そして最後には、あの場所でいい音楽が聴けるように努めているんだ。これはひとつにしようとしている巨大なパズルなのさ。ほとんどの人が考えるほど簡単なことじゃないよ。」

    RollingStone(2013-06-07)

    メタリカ自身も出資して運営しているOrionフェス。運営側としてはなかなか厳しい状態なのかしら・・・。他のフェスとの差別化もあるんでしょうが、今年もメタルバンドに限らず様々なジャンルのバンドを集めていますね。

    さてさて、今年はどんなことが起きるのか昨年以上にわからないOrionフェス。参戦した方のレポもお待ちしています。(本当は自分で行くつもりしてたんですがね・・・)

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