メタリカ情報局

メタリカを愛してやまないものの、メタリカへの愛の中途半端さ加減をダメだしされたのでこんなブログ作ってみました。

       

    タグ:Metallica

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    スーパーボウル前夜祭「The Night Before」生配信、素晴らしかったです!非常にザックリとですが振り返ります。

    The Night Before

    スーパーボウルのハーフタイムショーをコールドプレイに譲ったメタリカ。ジェイムズ・ヘットフィールドは事前のインタビューで次のように語っています(管理人拙訳)。


    ファン層は本当に広いけど、スーパーボウルのハーフタイムショーを演ることに関しては、船はもう出てしまったって気分だ。俺たちはバラエティーショーでもないし、ポップでもない。キラキラとかそういったハーフタイムショーに必要とされていると思われるあれやこれやは俺たちにはないんだ。

    そんなメタリカがライヴ開演で、「Ecstacy Of Gold」の前に大画面に映し出したのは「Too Heavy For Halftime(ハーフタイムにはヘヴィすぎる)」の文字(笑)
    TooHeavyForHalftime

    「Fuel」では火柱が。
    20160206_thenightbefore

    ラーズとカークのじゃれ合い(ドラムスティックでギター弾き)などもあり。
    lars_kirk_nb

    スーパーボウル第50回の記念ピック。
    50th

    「Seek And Destroy」でいつものやつ。
    rolling

    セットリストはこちら。ライヴ定番曲を押さえつつ、カークのソロでは『Load』収録曲のリフを織り交ぜる演出も。
    Creeping Death
    For Whom The Bell Tolls
    Fuel
    King Nothing
    Ride The Lightning
    Kirk Doodle #1 (Bleeding Me)
    The Unforgiven
    The Memory Remains
    Welcome Home (Sanitarium)
    Sad But True
    Robert Solo
    Wherever I May Roam
    One
    Master Of Puppets
    Battery
    Kirk doodle #2 (Hero of the day)
    Fade To Black
    Seek And Destroy
    - Encore -
    Whiskey In The Jar
    Nothing Else Matters
    Enter Sandman
    「Enter Sandman」で、落ちてくるメタリカボールがスーパーボウルのアメフトボール仕様に。
    superbowl_ball

    34年前のサンフランシスコ初ライヴから振り返ったラーズの最後の挨拶も印象的でした。
    endinglars

    最後は童心に帰ったような4人でありました。
    endingmetallica

    改めて生でメタリカを観たい気持ちが強まった中継でした。

    ブログランキングに参加しています。
    応援クリックをヨロシクお願いします

    関連記事
    メタリカ、第50回スーパーボウル前夜祭出演決定!
    メタリカ出演のスーパーボウル前夜祭「The Night Before」ライヴストリーミング配信決定
    ラーズ・ウルリッヒ、「The Night Before」のセットリストについて言及

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    第50回を迎えるスーパーボウルに先駆けて行われるメタリカ出演の前夜祭「The Night Before」。ラーズ・ウルリッヒが「The Night Before」に向けて、RollingStoneのインタビューに答えました。管理人拙訳にてご紹介。

    lars_u

    ―「The Night Before」に向けての意気込み

    (訳注:雨の多いサンフランシスコで)俺のiPhoneを使う時間は、お天気アプリに多くを割かれているよ。数ヵ月前は、雨、また雨、またまた雨って感じだった。窓の外を見て、カラッと晴れている時はいいニュースだった(笑)

    ここベイエリアで生で観る人たちと世界中から観る人たちみんなが興奮するようなものを考えている。このイベントの一部を担えたことは素晴らしいことだし、それを地元でやれるってのも素晴らしいよ。ハードルは上がってるし、その準備は万端だよ。


    ―セットリストについて

    もし俺が『Load』とか『Reload』からマニアックで知られていない曲だけしかやらないって言ったら、それは嘘になるだろうね(笑)。誰かの期待を削ぎたくはないけど、ちょっと定番曲が多めになっている。劇場でやるにしろ、誰かの家の地下室にしろ、アリーナにしろ、ここ最近のインドアのショーにしろ、俺たちはたくさんの違った組み合わせのセットリストをやっている。

    昨年の夏、これまでライヴで演っていなかった「The Unforgiven II」を演った。しばらく演っていなかった「Disposable Heroes」「Metal Militia」「King Nothing」のような曲もね。でもここで(発言するのは)危険を冒すことになるけど、定番曲に偏るだろうね。何を演るにしろ、そういった曲は重要な位置を占めることになる。


    ―翌日のスーパーボウルでは、デンバー・ブロンコスとカロライナ・パンサーズのどっちを応援する?

    シアトル・シーホークス!(笑)。でもまぁそれはあまり良いことにはならないかもね。スポーツイベントはどっちが勝つかを気にした方がより面白くなる傾向にあるから。

    昨年はクソすげぇ試合だったよ。3年前には、49ersがラストプレイでどうにかってとこまで来てたのは、半端なかったね。今年がどうなるか誰がわかるって言うんだ?願わくば、サンフランシスコが素晴らしい開催地であるってことをみんなが知って、みんなが望む展開になって欲しいね。俺はCMをチェックするよ(笑)。(訳注:広告費が増大しているスーパーボウル放映中のCMは広告会社がしのぎを削る力作ぞろい)


    RollingStone(2016-02-05)

    いよいよ日本時間2月7日13:30から「The Night Before」配信です!
    http://webcast.livemetallica.com/



    ブログランキングに参加しています。
    応援クリックをヨロシクお願いします

    関連記事
    メタリカ、第50回スーパーボウル前夜祭出演決定!
    メタリカ出演のスーパーボウル前夜祭「The Night Before」ライヴストリーミング配信決定

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    ジェイムズ・ヘットフィールドがアメリカのアニメシリーズ「American Dad」に声優として出演しました。アメリカで2月1日に放送されたエピソード「The Life Aquatic with Steve Smith」に登場し、姿かっこうも登場名も本人のまま、高校の水球のコーチ役として出演しています。水球のシーンで「Master Of Puppets」「All Nightmare Long」が流れたとのこと。

    jh_americandad

    ジェイムズは2013年のインタビューでこの「American Dad」についてこう語っています(管理人拙訳)。
    「俺はテレビはそんなに観ないんだ。子供たちがテレビでこんなのをやっているとみつけたのさ。子供たちはずっとあれを観ていると思ってたけど、俺たちがDVDを入れていたんだ(笑)アニメ番組は好きだよ。「Family Guys」も「American Dad」も大好きだ。ああいったものが大好きだね。あれは別次元だ。とても面白くて笑っちゃうよ。」

    BLABBERMOUTH.NETより(2016-02-03)

    映像の一部がinstagramにあがっていたのでご紹介。


    該当のオンデマンド契約加入者の方はこちらから見られるとか(日本国内で視聴可能かは不明)。
    http://www.tbs.com/shows/american-dad/season-11/episode-2/the-life-aquatic-with-steve-smith.html

    メタリカがアニメシリーズに出演というと「The Simpsons」を思い出しますね。


    ブログランキングに参加しています。
    応援クリックをヨロシクお願いします

    関連記事
    ロバート・トゥルージロが手がけたショートアニメ『'Tallica Parking Lot』がネット流出

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    2月6日にメタリカの地元サンフランシスコのAT&Tパークにて行われるスーパーボウル前夜祭「The Night Before」がライヴストリーミング配信されるとのこと。

    thenightbefore_20160206

    LiveMetallica.comの特設サイト(http://webcast.livemetallica.com/)もしくはYouTubeで視聴可能です。


    配信は日本時間2月7日(日)昼12:00から。予定されているタイムスケジュールは以下の通り(括弧内が日本時間)。
    19:00 (12:00) - Cage the Elephant
    19:45 (12:45) - Intermission
    20:30 (13:30) - Metallica
    23:00 (16:00) - Concert ends

    Metallica.com(2016-01-11)

    ラーズ・ウルリッヒはこのイベントに向けて次のようにコメントしています。
    「2016年最初のショーが待ちきれないよ。俺たちがフェスティバルを始めるのにホームグラウンド以外にないね。数ヵ月前にチケットが売り切れになっているにも関わらず、世界中のメタリカファンがこの熱狂的なイベントに参加できるんだ。」

    CBS(2016-02-02)

    ブログランキングに参加しています。
    応援クリックをヨロシクお願いします

    関連記事
    メタリカ、第50回スーパーボウル前夜祭出演決定!

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    更新ご無沙汰しています。久々の更新はこの話題から。カーク・ハメットがFearFestEvilのサイトに併設している主にホラー映画について書いている自身のブログのなかで、先ごろ亡くなったデヴィッド・ボウイとの思い出について綴っています。管理人拙訳にてご紹介。

    偉大なアーティストへの感謝

    デヴィッド・ボウイの死は本当に残念だ。彼がとても大きな影響を俺に与えてくれたことを認めざる得ない。自分に重大な影響を与えたと言える一握りのアルバムを買ってきたが、そのひとつは1976年に出た『Changesonebowie』だった。

    Changesonebowie

    初めて「Fame」をラジオで聴いたとき、これまで他にないもののように聴こえた。「Golden Years」と「Fame」という2つの全く違った曲があった。俺はAMラジオで育ってきたんだ。そこでは当時の輝かしいモータウン、ストーンズ、ビートルズ、そしてベイエリアのファンクといったものが流れていて、60年代後半から70年代初頭までサンフランシスコでそんなものを聴くことは本当に贅沢なことだったんだ。ボウイはそういったものと全然違った。「Fame」を聴いたら、『Changesonebowie』を手に入れなきゃってなったのさ。

    その当時、新しいホラー映画、SF映画について書かれた雑誌もチェックしていたんだけど、ボウイは『地球に落ちて来た男(原題:The Man Who Fell to Earth)』っていう映画に出ていて、SFファンとして、そのタイトルがレイ・ブラッドベリとかアイザック・アシモフ(訳注:いずれもSF小説の大家)とかから来ているんだと思った。ストーリーはレイ・ブラッドベリの『火星年代記(原題:The Martian Chronicles)』に基づいたものだった。俺はSFにハマっていったね!「わぉこいつは面白そうだぞ」って思ったんだ。あれを観たときは、ちょっと頭が混乱して、困惑した。あの映画が、俺の青臭い脳みそにとっては少し洗練しすぎていたのかもしれないなんて思ったのを覚えているよ!でも同時にあのイメージは深く記憶に刻まれた。異星人としてのボウイのイメージは、まさしく俺が彼を別の次元か他の世界からやってきた完全に違う何かとして見ていたそのものだった。

    あの映画は、外国人恐怖症みたいな他の文化に順応できないことに触れていた。彼の故郷の惑星が死にかけていたから、気候変動にも触れていたんだ。あの映画については、何年もたくさんのことを考えてきたよ。自分がどこから来て、今どこにいて、これからどこに向かうのかって問題に対処できないってこととかね。大人として、若いときには出来なかった方法であの映画を解釈する術をみつけた。俺たちはあそこに自分たちをみつけるだろうし、振り返ってみるとボウイはいつもあの映画のなかで創造的な自分でいられると思ったのだろうか?とか考えてしまうね。たぶん、それこそが彼がいつも心を打ち、いつも変化しているように見えた理由なんだ。俺が思うに、あれは彼の頭の中からなかなか消えない疑問が同じようにあったのかもしれない。彼の動機を理解したいし、彼がどのようにしてあれだけ多くの人たちに影響を与えるような素晴らしいアートを作ったのか知りたいよ。俺は彼に共感できるところを見つけたし、彼は俺たちの多くに共感できるところを見つけた。まるでボウイが彼の音楽で俺たち自身から俺たちを救い出すためにそこにいるかのように。まぁ言ってみれば、彼の共感出来る範囲が普通の人類よりもすごかったってことだね。

    俺は彼に会ったことがあるんだ。

    俺はこの話を他所でしないようにしてきたんだけど、今回がふさわしい時期だと感じる。その話を始める前に言わせてほしいのは、ボウイの最期のアルバム『Blackstar』は燦然と輝く素晴らしい最後のメッセージだと思うってことだ。

    Blackstar_album_cover

    彼は俺たちみんなを何とか招こうとしていた。最期の仕事の欠くことのできないパートとして、その人の死そのものが創造的に含まれているというのは初めてなんじゃないかと思うよ。信じられないほど素晴らしいし、完全にぶっ飛んだね。彼がやったように芸術的なものを残していきたいって思う。彼はいつも信じられないほど寛大で感動するよ。とても率直でオープンで誠実さに満ちていた。こういった気持ちは、「Madly In Anger」ワールドツアーのあいだ、カンザスシティでの一夜で立証されたんだ。ジョー・サトリアーニ、ヴェルヴェット・リヴォルヴァー、そしてデヴィッド・ボウイがみんな同じホテルに宿泊していたんだ。俺たちみんな同じエリアでショーを行っていたからね。

    俺たちはホテルに転がり込んで寝ちまって、起きたらジムに向かった。そこでヴェルヴェット・リヴォルヴァーやジョー・サトリアーニに鉢合わせてから、エアロバイクに乗って30分ほど漕いでいた。自分の後ろで活発に動き回る誰かがいたことに気付いたけど、後ろを振り返って観たくはなかった。この街でライヴをしている他のみんながいたもんだから、ボウイがこのホテルにいるかもしれないと思ったんだ。俺の周辺視野の外で大柄な男がトレーニングしているように見えた。でも俺はそれが誰かを確かめなかったんだ。有名人の野次馬なんかになりたくなかったからね。でもあれは彼だったんじゃないかって思っていた。その後、その日は一日オフだったから、ロブ(ロバート・トゥルージロ)がデヴィッド・ボウイがライヴやってるのを観に行こうぜって言ったんだ。だから早めの夕食をとった。俺たちが行ったレストランは通りに近くてタクシーを拾うのに申し分なかったよ。

    俺たちはライヴ会場に着くと、以前俺たちのツアーマネージャーをやっていたイアン・ジェフリーがそのツアーで働いていたんだ。俺たちを捕まえると、表向きは俺たちはショーを見に来ていたわけだからイアンに「やぁ」と言ったんだ。彼は俺たちを連れ出して、本当にクールなことだったんだが、俺がマジで好きなギタリストのアール・スリックに会わせてくれたんだ。彼は俺が期待していた曲を全部、数曲はかいつまんで演奏してくれたよ。ロブと俺はただただ素晴らしすぎる時間を過ごした。それから、イアンに挨拶に行った。デヴィッドに会えるかもしれないなんて期待はしていなかったよ。彼はとても人目につきたがらないし、ショーの後はおとなしく引っ込んでるって聞いていたからね。彼を責めるつもりもない。それが俺たちのすべきことだ。俺たちは立ち去ろうとすると、イアンが「ちょっと待ってくれ、デヴィッドが挨拶したがってるから」って言うんだ。ステージが終わって15分しか経っていないってのに。俺たちなら(ステージを終えて)着替えてビタミンを摂るのに普通、少なくとも45分はかかるよ!スウェットとTシャツを着て彼はやってきて、こう言ったんだ。「やぁカーク、調子はどう?やぁロブ!」信じられなかったね!それからすっかりファンの少年みたいになっちゃって、ずっとインスピレーションになっていましただの、ベラベラ喋っていたよ。彼は俺たちのことを長いこと知っていて、俺たちの音楽を気に入ってて、そのまま続けてほしいって言ってくれたんだ!ロブと俺は歓喜に満ちていたね。それから俺たちは45分後に立ち去ろうとするまで、イアンと俺たちが知っている他の数人のクルーと話していた。(俺のツアーアシスタントの)トム・ロブにタクシーを拾ってもらうよう頼んで、俺たちはバックステージから立ち去った。ゲートを出る前に、突然、俺はなんて考えが甘いんだって思ったよ!8000人近くの人たちが同時にロックコンサート会場の駐車場から帰ろうとしている時にタクシーを捕まえようとするなんてさ。俺はロブを見て言ったよ。「あぁあ、俺たちバカだな!」俺はイライラして、トムに俺たちのツアーマネージャーに電話してもらって、なんとか外に出してもらうようにお願いするように言ったんだ。すっかりうろたえて自分自身にガッカリして、縁石に座って頭を抱えて地面をみつめていたのを覚えているよ。

    俺はこのツアーバスがバックステージ・ゲートからスルスル出ていくのを見ちゃいなかった。でも突然、俺の真正面に止まってドアが開いたんだ。出てきたのはデヴィッド・ボウイのツアーマネージャーだった。彼は「我々と同じホテルに泊まっているんでしょ?乗った方がいいよ!デヴィッドから私に、もしよかったら乗ってみないか聞いてほしいって言われたんだ。」俺はすぐに「もちろん」と答えたよ。言うなれば、映画『ウェインズ・ワールド』の奴らみたいな気分だった。バスのステップを上がって、ラウンジに入ったら、そこにはニッコリ笑ったデヴィッドがいたんだ。「座って座って」って言ってね。ロブと俺は座ったら、またファンの少年みたいになって、細かなことは覚えていないんだけど、音楽のことだとか、彼がザ・ダンディ・ウォーホルズが好きなことだとかを話したんだ。自分が彼に謝ったのも覚えている。「ごめんよ、デヴィッド。「Leper Messiah」ってタイトルを盗んじゃって。」と言ったら、彼は笑ってたね。クリフと俺は、85年の『Ride The Lightning』のアメリカツアー中に毎日のように『ジギー・スターダスト(原題:The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars)』を聴いていたんだ。そう、だから、あのアルバムのタイトルトラックから(歌詞に登場する「Leper Messiah」の)タイトルを拝借したんだ。『ジギー・スターダスト』を聴いて、人生で遭遇したさまざまな疑問に対する答えを探していた。「ロックン・ロールの自殺者(原題:Rock'N'Roll Suicide)」や「君の意思のままに(原題:Hang Onto Yourself)」みたいな曲は俺に大きな影響を与えたんだ。

    ziggystardust

    バスに乗って俺たちがずっと話している間、俺は彼がとても気さくな人だったんで驚いたよ。よく笑っていたし、目も眩むようなおどけたユーモアのセンスもあったし、とても落ち着いた人だった。彼の公に出ている写真とか何かから、カネと権力を持ったヤバいヤツって思うかもしれないけど、個人的に会ってみたら完全に真逆だった。俺の持っていた印象はまるっきり的外れだった。ホテルに着いてしまうと、ちょっと悲しくなったね。生涯で最高のバス乗車の時間が終わろうとしているんだから。俺たちは彼にお礼を言ってバスを降りた。俺たちはホテルのエレベーターに乗るとロブと互いに顔を見合わせて言ったよ。「あれは現実だったのか?」ってね。奇妙だけど、美しく、まったく思いがけない経験だったよ。

    そう…これがデヴィッドとの素晴らしい思い出だ。

    話は変わるけど、(デヴィッド・ボウイが出演している)『ザ・ハンガー(原題:The Hunger)』は素晴らしい吸血鬼映画だと言っておきたい。あの映画の吸血行為は、ハッキリ描かれていないけど、時間の広がりを超えた関係性について描かれている。そして若いクラブキッズの吸血鬼から前時代の老人になるデヴィッド・ボウイの変貌ぶりにはぶっ飛んだよ。サウンドトラックも素晴らしい。俺のお気に入りで、チェックすべきオススメだよ。

    the_hunger

    デヴィッド・ボウイを地上に生んでくれて神に感謝だ。そして彼が与えてくれたことを体験することができて神に感謝だ。

    Kirk Hammett Blog(2016-01-26)

    ブログランキングに参加しています。
    応援クリックをヨロシクお願いします

    関連記事
    モーターヘッドのレミー・キルミスター死去。メタリカから追悼メッセージ。

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    ギター&ベースメーカー、ESPからメタリカの新しいシグネチャーモデルのギターが発表されました。今回新たに公開されたのは、カーク・ハメットの「NOSFERATU」を含む全6モデル(内ジェイムズモデルのLTDが2種類)。

    まずはジェイムズ・ヘットフィールドのシグネチャーモデル。
    ESP SNAKEBYTE BLKS
    ESP SNAKEBYTE BLKS

    ESP VULTURE BLKS
    ESP VULTURE BLKS
    ESP

    続いてカーク・ハメットのシグネチャーモデル。
    KH-NOSFERATU
    KH-NOSFERATU

    KH-202 CAUTION
    KH-202 CAUTION

    ESP

    毎年1月にアメリカで開催される世界最大規模の楽器ショー、NAMM Show。今年のESPのブースで今回の新シグネチャーモデルが展示されています。

    12:20〜 「KH-NOSFERATU」「KH-202 CAUTION」「ESP VULTURE BLKS」


    4:14〜「ESP SNAKEBYTE BLKS」
    5:10〜「KH-202 CAUTION」


    james_hetfield_guitar_2016

    kirk_hammett_nosferatu

    james_hetfield_guitar_2016_2

    james_hetfield_guitar_2016_3

    facebook(2016-01-25)

    ブログランキングに参加しています。
    応援クリックをヨロシクお願いします

    関連記事
    カーク・ハメットのニューモデルギター「Nosferatu」が限定発売
    カーク・ハメット、新シグネチャー・アンプヘッド「Randall KH103」のデモンストレーション映像を公開
    ESPギター、『Kill 'Em All』を含むメタリカの新シグネチャーモデルを公開
    ジェイムズ・ヘットフィールドのシグネチャーモデル、ギターピックアップのプロモーション動画
    ESPがジェイムズ・ヘットフィールド、カーク・ハメットの新しいシグネチャー・モデル公開。

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    なかなかメタリカのニュースに追い付けていませんが、取り急ぎのネタをひとつ。メタリカの「One」のミュージックビデオにも使われている映画「ジョニーは戦場へ行った(原題:Johnny Got His Gun)」がNHK BSで放映予定とのこと。

    放送は1月29日(金)午後11:45〜1:38

    johnny_got_his_gun

    「究極の孤独とは社会とのあらゆる接点を断たれることではないか?」という疑問から始まった「One」の制作過程で、メタリカのマネージャー、ピーター・メンチがメタリカにダルトン・トランボによるこの映画の原作小説を渡してイメージが広がったとか。1971年に映画化され、前述のとおり「One」のMVで映像の一部が使用されています。

    映画の概要については、NHKオンラインから引用。

    「栄光への脱出」「ローマの休日」で知られる名脚本家ダルトン・トランボが、自身の小説を映画化。第一次世界大戦に参戦し、両手足、耳、目、口までを失ってしまった青年ジョー。軍医長は彼を生きているだけで意識のない存在としてあつかうが、ジョーにははっきりとした意識があった。カラーとモノクロームの映像を効果的に使い、人間の尊厳と戦争の愚かさを描いた作品。カンヌ映画祭審査員特別グランプリほか受賞。

    NHKオンライン

    ちなみに1989年1月23日は、「One」のMVが公開された日としてメタリカのFacebookページでMVが紹介されています。また、このMVには通常版の他、映画の映像が使われていないJammin' Versionが存在します。

    Metallica - One [Official Music Video]


    Metallica - One [Jammin' Version]


    cowboybluesさん情報提供ありがとうございます。

    ブログランキングに参加しています。
    応援クリックをヨロシクお願いします

    関連記事
    グラミー賞2014にてメタリカ&ラン・ランで「One」を共演。
    メタリカ、ラン・ランとのグラミー賞共演のリハーサル音源がiTunesで発売
    『...And Justice For All』のミキシング担当者がラーズ・ウルリッヒに不満たらたらな件
    ジェイソン・ニューステッド、「Blackened」作曲エピソードやジャスティスアルバムのリマスターについて語る。
    ラーズ・ウルリッヒ、ガレージからグラミーへ(2)

      このエントリーをはてなブックマークに追加
    SNSから一切手を引いて近況が全くわからなかった元メタリカのジェイソン・ニューステッドが昨年12月29日、アメリカのラジオ番組「Ozzy's Boneyard」で電話インタビューに答えていました。インタビュー前日に亡くなったモーターヘッドのレミー・キルミスターとのエピソードを語っています。BLABBERMOUTH.NETさんの文字起こしを管理人拙訳にてご紹介。

    jasonnewstedfingers

    ―レミー・キルミスターについて

    俺はいくつか素晴らしい本物のレミー体験をしたよ。そんなに長い時間を(レミーと)過ごしたわけじゃないけど、俺たちがやった強烈なヤツは―少なくとも俺にとってだけど、ザ・レミーズをやった時だね。―メタリカが自分たちのことをそう呼んで(レミーの楽曲を演奏して)ロサンゼルスで(レミーの)50歳の誕生日(パーティー)をやったこと。俺たち全員にとって、とても特別なひと時だったと俺は思うよ。


    レミーについて何を言おうか考えていたけど、言葉が出てこないよ。みんな、楽曲や曲のタイトルやそういう意味あるものを引用していたけど、“俺が”だの“俺に”だの“俺の”とかそういうクソみたいなことを言いたくないんだ。俺は本当にそんなことしたくない。でも彼は俺たちの大きな部分を占めていた。俺が関わってきたバンド全てにおいてね。特にピックを使っているベーシストとして、彼はある意味、俺の救世主だった。なぜならみんな俺のことを指で(ベースを)弾くべきだと思っていたけど俺がやらなかったことで、俺はいつも大変な思いをしていたからね。でも彼はこれでいいんだと、俺にとってあの当時とても特別な何かがあった。それこそ彼が俺を感動させてくれたところなんだ。みんながそれぞれ(レミーと)自分たちの話を持っているが、それが俺の直接的な関係だ。それからもちろん、彼はメタリカにバンドとしてもアティテュードの点でもみんなにとって影響を与えた。でもそれが俺の個人的に感銘を受けたところなんだ。

    ―モーターヘッドの楽曲との出会い

    当時ミシガン州のカラマズーにいて、とても小さなレコード店にいくつかのバンドとかそんなものしかなかった。地元のブギーレコード店に廃盤のコーナーがあって、7枚か9枚のレコードがあった。そのうち2枚か3枚がモーターヘッドのレコードだったんだ。俺はいつもあのゴミ溜めにすぐに行ったよ。最初に手に入れたのは『The Goden Years』EPだったと思う。あれには「Stone Dead Forever」と他いくつかの曲が収録されていた。それから1stの『Motorhead』、そしてイギリスからミシガンに『Ace Of Spades』の輸入盤がすぐに出てきたんだ。あの距離感も特別だったよ。遠く離れたところにあったからね。いろんな意味で強烈だった。

    俺は世界と何かしら繋がっていると感じた。そして世界が大きいんだとね。世界は自分が思っているよりも大きいんだと気付かされた。世界は広かったと気付かさせてくれた最初のひとつだったんだ。長い距離を経てやってきたあのレコードのために追加料金を払わなきゃならなかったからね。彼らとレコードはイギリスから真っすぐやってきたってわけさ。


    ―ベーシストとしてのレミーから受けた影響

    俺はいつもリードシンガーでベースを弾くようなヤツになりたかった。俺に起きたことは、俺が指弾きをしていた最初期の頃、ずいぶん長い間指弾きができなくなるほど指にひどい怪我を負ったんだ。それでピック弾きにしなければならなくなった。それで必要に駆られて自分のスタイルを開発したんだ。でも俺はいつもギターアンプで弾いていた。それが当時使えたもの全部だったから。だから俺はギターアンプとピックでもって弾いていたんだ。そんなわけで俺のサウンドはすでにああいう(モーターヘッドのような)ものになっていたんだよ。だからあんな風に(レミーが)レコーディングしていると伝わると、そのことで…俺はちょっと得意気になってたね。彼が出現してすぐに。彼が知らぬところで何かしらの俺の後押しになってくれたんだよ。


    ―レミーとの初めての出会い

    俺が昨晩(レミー逝去の)ニュースを耳にした時、妻と話していた。本当に悲しかったし、少し取り乱していたからね。俺は彼女にメタリカに加入した最初の数か月のことを話したんだ。俺は飛び入りで入って、バンドでツアーを廻って戻った時のことだ。北カリフォルニアにほんの数日戻った。(その時ちょうど)モーターヘッドがバークレーでライブをしていたんだ。(メタリカの他のメンバーは)すでに(レミーとは)旧知で彼はメンバーを知っていた。彼はジェイムズのことをジミーとかそんな風に呼んでいて、(ジェイムズは)嫌がっていたけどね。でも俺はレミーに会えて本当に興奮していた。本当にテンションが上がっていたよ。なにしろ俺のヒーローだったからね。メンバーは「紹介するよ、紹介するよ。」って具合だった。俺たちが後ろに下がると、俺はただ口ごもってしまってね。でも俺は前に進み出て自己紹介をした。「ジェイソン・ニューステッドです。今はメタリカでベースを弾いてます。」と言ったら、彼は「オマエのことは知ってるよ、クソアマ!」ってそんな具合さ(笑)。俺はあの言葉を決して忘れないよ…永遠にね。絶対に忘れないといいな。この話を今から一万年先も気になるヤツに誰にでも話せたらいいのに。「レミーが俺のこと知ってるってよ!」ってね。俺にとってそれだけ大きな出来事だった。それが最初の、物理的なレミーとの出会いさ。彼は俺を抱きしめてくれた。40秒間彼の腕のなかさ。彼のハートのなかと言うべきかな、そんな感じだ。確かにあの瞬間、俺のハートのなかに彼がいたんだ。

    BLABBERMOUTH.NETより(2016-01-20)

    ジェイソンの熱いレミー愛を感じます。ジェイソン自身の近況も知りたいところですが、とりあえず元気そうで何よりです。

    newsted_cd
    Heavy Metal Music / NEWSTED


    ブログランキングに参加しています。
    応援クリックをヨロシクお願いします

    関連記事
    モーターヘッドのレミー・キルミスター死去。メタリカから追悼メッセージ。

    このページのトップヘ