メタリカ情報局

メタリカを愛してやまないものの、メタリカへの愛の中途半端さ加減をダメだしされたのでこんなブログ作ってみました。

       

    タグ:Metallica

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    アメリカの自動車ブランド、ダッジ(Dodge)が新CMの曲としてメタリカの『Reload』収録曲「Fuel」を使用しているとのこと。

    dodge-hellcat-viper-commercial

    英語で「我々は祖先たちのように捕食者(Predators)について心配する必要はなくなった。茂みから襲ってくる牙をむいた虎たちもいなければ、キャンプを徘徊する恐ろしい狼たちもいない・・・。恐れるべきモンスターはもはやいなくなった。だから我々は自身のモンスターを築かなければならない。」といったナレーションが流れた後、「Fuel」が流れています。


    3つの車種が出てくるので決まった車種のCMというより、企業イメージCMというところでしょうか。

    ちなみにメタリカの「Fuel」のPVで、メンバーの接写部分は来日公演の時に撮影された映像が使われています。


    車のCMで使われたメタリカの楽曲と言えば、トヨタRAV4の「Until It Sleeps」を思い出します。YouTubeで探したら動画ごと貼り付けができなったので、参考までにリンクを貼っておきます。
    https://youtu.be/u7rB8Zsudl4

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    昨年3月21日に薬物中毒で亡くなったニューメタルバンドのザ・デッドライツ(The Deadlights)のフロントマン、デューク・コリンズの追悼コンサートに、メタリカ草創期のギタリストであるロイド・グラントが「Seek And Destroy」で参加したとのこと。

    Lloyd Grant

    インタビューについては文字起こしも字幕もなしだったのでお手上げ状態ですが、インタビューと「Seek And Destroy」の様子が収められた動画がアップされていましたのでご紹介します。


    dukecollinsconcert

    このコンサートの収益金は「Bridging The Gap」と「Rock to Recovery」というNPOに寄付されるとのこと。

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    このニュースに触れるまで、アメリカにこんな制度があるとは知りませんでした。まずはMetallica.comのアナウンスを管理人拙訳にて。

    Master_of_Puppets

    メインストリームから取り残されて、さまよっていたバンドによって1986年に制作された『Master Of Puppets』が、アメリカ議会図書館による国家保存重要録音作品に追加されるという栄誉を与えられるなんてことをこれまで誰が考えたことだろう?そんなことが今日、実際に起きた。「文化的に、歴史的に、芸術的見地からみて重要」である作品として25の新たな登録録音作品のひとつに『Master Of Puppets』が選ばれたんだ。ひゃあ!こりゃあヘヴィだね!

    2002年に始まったこの制度により、今年で全450の録音作品が選ばれている。ジョン・コルトレーン、マール・ハガード、サンタナ、ジョージ・カーリンといったアイコンとともに2015年のアメリカのレコードの殿堂として加わるのは誇りであり恐れ多いよ。『Master Of Puppets』は、俺たちの草創期における決定的な瞬間だと考えている楽曲コレクションで、今回このアルバムに授けられた栄誉は、スリリングを飛び越えている。

    アメリカ議会図書館の国家保存重要録音作品についてはこっちを読んでくれ。

    Metallica.com(2016-03-23)

    今回、同時に国家保存重要録音作品に追加された作品は以下の通り。
    "Let Me Call You Sweetheart"—Columbia Quartette (The Peerless Quartet) (1911)
    "Wild Cat Blues"—Clarence Williams' Blue Five (1923)
    "Statesboro Blues"—Blind Willie McTell (1928)
    "Bonaparte's Retreat"—W.H. Stepp (1937)
    "Vic and Sade"—Episode: "Decoration Day" (June 4, 1937)
    Mahler Symphony No. 9—Vienna Philharmonic Orchestra, conducted by Bruno Walter (1938)
    "Carousel of American Music"—George M. Cohan, Irving Berlin, Johnny Mercer, Arthur Freed, Shelton Brooks, Hoagy Carmichael, others (Sept. 24, 1940)
    The "Marshall Plan" Speech—George C. Marshall (June 5, 1947)
    "Destination Freedom"—Episodes "A Garage in Gainesville" and "Execution Awaited" (Sept. 25 and Oct. 2, 1949)
    Original Soundtrack from "A Streetcar Named Desire"—Alex North, composer (1951)
    "Cry Me A River"—Julie London. (1955)
    "Mack the Knife" (singles)—Louis Armstrong (1956); Bobby Darin (1959)
    Wilt Chamberlain's 100-Point Game, Fourth-Quarter Coverage (Philadelphia Warriors vs. New York Knicks)—Bill Campbell, announcer (March 2, 1962)
    "A Love Supreme"—John Coltrane (1964)
    "It's My Way"—Buffy Sainte-Marie (1964) (album)
    "Where Did Our Love Go" (single)—The Supremes. (1964)
    "People Get Ready" (single)—The Impressions. (1965)
    "Mama Tried" (single)—Merle Haggard (1968)
    "Abraxas"—Santana (1970)
    "Class Clown"—George Carlin (1972)
    "Robert and Clara Schumann Complete Piano Trios"—The Beaux Arts Trio (1972)
    "Piano Man" (single)—Billy Joel (1973)
    "Bogalusa Boogie"—Clifton Chenier (1976)
    "I Will Survive" (single)—Gloria Gaynor (1978)
    "Master of Puppets"—Metallica (1986)

    Library Of Congress(2016-03-23)

    リリースから30周年という節目を迎えたアルバムではありますが、このなかで『Master Of Puppets』が含まれているのはとっても異質な感じがします。(選んだ人の中にメタリカファンがいたりして(^^;)

    追加登録された作品発表とともにその登録理由なども書かれていたので、最後に『Master Of Puppets』の部分をまた管理人翻訳にてご紹介。
    メタリカによる3rdアルバムは、スラッシュメタルの歴史と評判から一歩進んで、新しいアイデアの探求を示している。1980年代初頭のポップメタルに対する反作用であったスラッシュメタルは、スピードと攻撃性を強調することによって、メタルを刷新することを目的としていた。例えばこのアルバムに収録されている「Battery」という曲は、リズムギタリストであるジェイムズ・ヘットフィールドの超速パワーコード、ラーズ・ウルリッヒのマシンガン・ドラム、そしてリードギタリストであるカーク・ハメットのまばゆいばかりの狂おしいリードを伴い、サブジャンルを喚起する最大の手本であり、その技術的な熟練度には驚くばかりだ。そうかと思えば、このレコードには正統なスラッシュから解き放たれた曲もある。「Orion」にみられるクリフ・バートンのクリーンなベースライン、ボリュームの膨らみ、丁寧なハーモニーは、スタンダードなメタルソングとは一線を画している。タイトル曲は、刻むようなパワーコードとキャッチーなリフで当然のごとく始まっているが、中盤になるとテンポが遅くなり、クリーンなアルペジオとチェロのようなトーンが同時に進行する。他のメタルギターテクニシャンのようなタッピングや超速ピッキングを避けたヘットフィールドのミドルテンポのリードを導入している。ブラック・サバスのベーシストであり、作詞家のギーザー・バトラーはメタリカの1980年代の作品について、音楽に「サバスの魂を取り戻した」とコメントし、さらに「俺たちがそれを始めて、メタリカが新たに再発明したんだ」と強調している。

    Library Of Congress(2016-03-23)

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    『Master Of Puppets』30周年記念豪華本『Metallica: Back to the Front』のAmazon予約開始
    メタリカ、2016年のレコードストアデイ大使に就任

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    今年のレコードストアデイ(2016年4月16日(土))に限定発売するスペシャルCDについての続報。2003年6月11日にパリのバタクラン劇場で行われたメタリカの音源を収録したCDをリリースするのは既報通りですが、そのカバーアートとサンプル音源が公開されました。

    カバーアートはこちら。パリ同時多発テロを悼んで、メタリカのMがフランス国旗の色使いになっています。
    Bataclan_2003

    サンプル音源は「Fade To Black」。


    おさらいになりますが、トラックリストは以下の通り。

    Liberte, Egalite, Fraternite, Metallica! - Live at Le Bataclan. Paris, France - June 11th, 2003

    01. The Four Horsemen
    02. Leper Messiah
    03. No Remorse
    04. Fade to Black
    05. Frantic
    06. Ride the Lightning
    07. Blackened
    08. Seek & Destroy
    09. Damage, Inc.

    Metallica.com(2016-02-23)

    このCDの売上収益は全額、パリ同時多発テロの遺族支援団体の「Fondation de France’s Give For France」に寄付されます。

    【追記】
    Amazonでの予約が開始されています。
    Liberte Egalite Fraternite: Live at the Bataclan

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    メタリカ、2016年のレコードストアデイ大使に就任
    メタリカ、ユニバーサル・ミュージックより1st&2ndアルバムのデラックス・ボックス【輸入国内仕様】が数量限定発売決定
    メタリカ、『Kill 'Em All』と『Ride the Lightning』のリマスターDXボックスセット発売

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    新譜制作に集中するためか、スーパーボウルの前夜祭「The Night Before」から公演予定は入っていなかったメタリカ。ここにきて公演がひとつだけ決定しました。Metallica.comの告知を管理人拙訳にて。

    mineapolis_met

    ホームタウンのスタジアムでスーパーボウルの前夜祭「The Night Before」のライヴで素晴らしい時間を過ごしたもんだから、ミネソタ州ミネアポリスの真新しいUSバンク・スタジアムのこけら落とし週間で前日金曜日のルーク・ブライアン(訳注:アメリカのカントリー歌手)に続いて、2016年8月20日(土)にスタジアム初のロックコンサートで俺たちがステージに立つということに「No」とは言えなかったよ。ミネソタ・バイキングスの新ホームスタジアムでフットボールの新シーズンを始めるにふさわしいその夜には、俺たちと共に友人であるアヴェンジド・セヴンフォールドとヴォルビートが出演する。

    チケットは3月25日(金)の朝10:00(北米中部の夏時間)にTicketmasterから発売される。しかし5thメンバーは3月22日(火)朝8:00(同)に特別先行販売を選ぶことができる。先行販売についての詳細はログインして確認を。まだ5thメンバーじゃない?今、加入しよう!

    Metallica.com(2016-03-16)

    今回は連続したツアーというより、2016年版「Escape From The Studio」というところでしょうか。

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    スーパーボウル前夜祭「The Night Before」まとめ
    ラーズ・ウルリッヒ「新譜制作はうまくいけばこの春にはやっつけられるはず」

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    カーク・ハメットがAlternative Pressのインタビューのなかで自身が開発するギターペダル、新譜制作におけるラーズとの関係やプロデューサー、果ては新たな映画製作についても語ってくれました。管理人拙訳にてご紹介。

    Kirk-Hammett

    −ギタリストにとってシグネチャー・ペダルをリリースすることは特別なことではありません。しかし、あなたの場合、ペダルは特にギターソロにおいてあなたのサウンドならしめる一部となっています。この新しいペダルが他のものとどう違うのか教えてください。

    これはKHDKディストーション・ナンバーワン・ペダルと呼んでいる。マイクロ・アンプと呼ばれる業界水準のものがあって、それに必要な期待に沿うものが提供できたと思う。でも俺はいつもマイクロ・アンプのコンセプト、ディストーション・ボックスのコンセプト、それをひとつのペダルに詰め込んで、整えて使いやすくするのは素晴らしいことだと思ってる。それが「Ghoul Screamer」みたいな業界水準の増強版なんだ。

    −私の唯一の不満は、これは「Ghoul Screamer」(直訳:残忍な金切声の人)なんていう名前じゃないかなということです。

    わかってるよ!他の全ては「Ghoul Screamer」の精神により近い名前なんだ。「Ghoul Screamer」って名前を付ける前は、ディストーション1って名前にしてたんだよ。

    −あなたのシグネチャー・アンプとギターとペダルのデザインはどんな過程を経たんですか?

    俺たちはまだ存在していないけど必要とされているものを作ろうとしている。誰もやっていなかったことをやってみたいと個人的に思っていた。俺の目標はチューブ・スクリーマー、ワウ・ペダル、ワーミー・ペダル、フランジとかそういう新たな業界標準となるようなクールでユニークな何かに巡り合うことだね。もしプロトタイプが俺の顔をニヤけさせて、腰を据えて深く入り込みたいと思ったら、手ごたえありだ。他の誰かが何か新しいものを提供することなくやったものをなぞったものだとしたら、俺には興味がない。今や会社を始めたり、流通や宣伝したりなんてことは、オンラインの助けを全部借りてずっと容易くなった。この指先でもってね。こういうことしたっていいだろ?今はずっと便利になったんだから。

    −私は多くの素晴らしいバンドのように2つの素晴らしいものを組み合わせるというアイデアが大好きです。メタリカがダイアモンド・ヘッドとモーターヘッドにひねりを加えた組み合わせであるように。

    まさにそれだね。俺はクールな音楽でみんなを興奮させたり触発させたりしてみたいんだ。うまくいけば、誰かが俺たちが作りだす音楽とは違う、俺がすぐにでも聞きたくなる音楽を作ることになるかもしれない。レコード会社を始めるように、ペダルの会社を始めることには保証された結果なんて何もない。でも、楽しもう、クールなものを作ろう、俺たちがやっていることで誰かをハッピーにしようってことなんだ。それが俺のアティテュードさ。インターネッツはみんなを引き合わせるクソ素晴らしいものだ。だから盛大に集まって、クレイジーなペダルでクールな音楽を作ろうってわけ。

    −映画『Some Kind Of Monster』であなたはメタリカの楽曲にギターソロを残すべきだと主張していた時、(映画が出品上映されていた)サンダンス映画祭の観客たちはあなた側について声援を送っていました。あなたは最近、何度も繰り返しギターを演奏することにぞっこんだと話していますね。

    自分がギターを演奏している時の多くは競争心からなんだ。本気でやる。攻撃的にね。過去数年間に渡って続いていた(バンドメンバー間の)心理的な問題に対処するのに、俺は感情的なレベルで自分の楽器と再び繋がることができた。セラピーを受けて、よりオープンで傷つきやすいことを学んで、自分がもっとオープンなやり方でプレイしたらどうなるんだろうって思ったんだ。それからこういったことがあふれ出し始めた。俺が最初にプレイした時、俺はオープンで傷つきやすいってだけだった(笑)それくらいしか知らなかったからね。できうる限り学びたいと思ったんだ。目の前にある何かについて俺は一方的な判断はしてこなかった。演奏が何百万の他のことで埋もれてしまっていたあいだ、完全にオープンになる感覚になる前に短い時間で腐るほど多くのことを学んできた。オープンな方法でギターを演奏するという再発見は俺にとって素晴らしい効果があった。自分の演奏に信頼度が増した。最近は本当にその恩恵を受けているよ。

    −メタリカの熱狂的なファンはソロにおいてあなたとラーズ・ウルリッヒのコラボがいかに緊密であるかを知っています。新たに見出した信頼は、メタリカの新しいアルバムの楽曲制作において、あなた方2人の間のダイナミクスを変えましたか?

    今この瞬間もアイデアが浮かんでくるような感じがする。どう演奏しようか10か12のアイデアで臨むんだ。赤い光がパッとついて、バッキング・トラックがものすごく魅力的に聞こえて、突然、気分が変わって「今はこう演奏したい!」ってなるんだ。ラーズがいなくて俺に提案みたいなことをしてくれていなかったら、ギターソロは全部、ジミ・ヘンドリックスとマイケル・シェンカーの間を行ったり来たりしているようなサウンドになっていただろうね。冗談を言ってるわけじゃないよ...(笑)ラーズは俺自身ではわからない客観性を示してくれるんだ。俺には強迫観念があるからラーズの指摘が必要なんだ。アイデアが尽きたことはない。時折、10の優れたアイデアのうち最高のアイデアを選ぶのが難しくなるくらいさ。2時間部屋にいなかった誰かが入ってきたら、そいつが何が最良かより多くの視点を示すことになる。ラーズはそういうことが得意なんだ。それにそういうことをするのが好きなのさ!ぶっ飛ぶよ。彼はドラマーでありながら、俺のリードギターの演奏にも入り込んでいるんだ。


    −あなた方はスタジオ入りしていますが、まだ公式にプロデューサーを発表していませんね。

    俺たちはグレッグ・フィデルマンともうかなりのことをやっている。彼はミキシングをしている。最終的にどうなるか俺にはわからない。誰か(他の)プロデューサーを入れてはいないし、今さら誰か連れてくるとは思えないな。


    −私の理解するところでは、フィデルマンがエンジニアとして働く場合であっても、非常に不可欠です。プロデューサーのなかにはただあちこち顔を出すだけという人もいますが、彼は気合いが違います。

    「プロデューサー」って肩書自体、ちょっと曖昧なんだよね。人それぞれ違う。リック・ルービンをプロデューサーと呼べると思うけど、彼はあらゆる音のためにずっとスタジオにいるようなボブ・ロックみたいなタイプのプロデューサーじゃない。同時に、リック・ルービンには物事を成すやり方がある。グレッグ・フィデルマンは、エンジニアと共にいつもプロジェクトを前進させようとしているという点で違ったタイプのプロデューサーだね。ドクター・ドレーのようなバッキング・トラックを実際に作っているタイプのプロデューサーとは違う。ヒップホップの世界ではドレーはプロデューサーだ。とても曖昧なんだよ。もし伝統的な用語として使うなら、グレッグと俺たちがやっていることはかなり「プロデューサー」していると言えるんじゃないかな。

    −彼は怠け者とは違いますからね。『Death Magnetic』を手がけましたし、スレイヤー、ブラック・サバス、スリップノット、システム・オブ・ア・ダウンのプロデューサーやミキサー兼エンジニアとして働いていました。

    アデルの最初のレコードも手がけてるんだぜ!彼は全てのことをやっているんだ。グレッグと一緒に仕事をするのは本当に楽しい。ちょっと現場監督っぽいところはあるけど、人の話に耳を傾ける。彼はとても柔軟性があるよ。彼は人を怒らすことなしに服従させる術を知ってるんだ。


    −あなた方全員にやるべきことがたくさんある時には、それは重要ですね。あなた方にはひっぱっていくリーダーが必要です。

    もしグレッグにメタリカのレコーディングで最も難しいところは何ですかと問うたら、彼はメンバーのスケジュール管理だと言うだろうね。まぁ俺たちにとって、人生には各々課せられたものがある。俺たちはアルバムを作り、ツアーに出て、バンドとして努力するけども、俺たち全員にはそれぞれ家族がいるから、それをどんなことよりも優先する。それが何で(アルバム制作に)時間がかかっているかの理由のひとつなんだ。それがグレッグ・フィデルマンにとっての障害になっている。彼はいつもそれについて冗談めかしているけど、タップダンスとジャグリングをやるかのように本当に時間がかかることなんだ。

    −メタリカのメンバー全員が『Through The Never』で映画プロデューサーとなった事実、そしてあなたの情熱と興味を考え合わせると、映画を演出したり脚本を書いたりというロブ・ゾンビのような道をたどることは考えたことはありませんか?

    あぁもちろんだよ!俺は映画を作りたい。誰かがそれだけのお金を払ってくれたら、すぐにでも映画を作るよ。俺が映画製作で学んだことのひとつが、誰かにお金を払ってもらった方がずっと良いってことだ(笑)。3000万ドルくれたまえ、俺がイカした映画を作ってしんぜよう!キミに何回でも言うよ。今月、俺は脚本を書き始めた。それが良かろうが悪かろうが、それは知っておいてもらおう。

    −ロバート・トゥルージロは自分のお金をジャコのドキュメンタリーにつぎ込んでいますよね。

    俺がやらなきゃならないことは湯水より金を持っている誰かさんを見つけることだけだ。そんな人たちに自分たちがどうしていくのか熱弁をふるうんだ。俺がやりたかったこと、そして今しばらく話してきたことだけど、実際に腰を据えてやり始める予定を入れている。俺はイカした物語を持っていると思うし、今月実際に脚本を書いているヤツと取り組んでいる。彼は脚本家なんだ。彼は年に約1本は脚本を書いていて、そのほとんどが映画化されている。俺は彼と腰を据えてやるつもりだ。実際に映画になったり、一本の脚本になったりする保証は何もないよ。でも俺は間違いなく挑戦するつもりだし、草分けになってやろうと思うんだ。

    Alternative Press(2016-03-14)

    訳しながらカークの創造エネルギーが楽曲制作以上に高まってるのを感じていました。楽曲制作時のラーズとカークの関係性も知れて興味深いインタビューでした。

    ghoul_screamer
    KHDK Electronics / Ghoul Screamer


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    メタリカの日本国内盤発売元であるユニバーサル・ミュージックから、先ごろ公式でリリースが決定した『Kill 'Em All』『Ride The Lightning』のリマスター・デラックスボックスが【輸入国内仕様】で発売決定です。

    Kill_'Em_AllRidethelightning

    海外盤は今年のレコードストアデイ前日に合わせて2016年4月15日(金)に発売されますが、この【輸入国内仕様】は2016年4月29日(金)に発売されるとのこと。価格は税込み29,160円

    そもそも【輸入国内仕様】というのが謎に包まれていますが、ユニバーサル・ミュージックの予約受付ページをよく読んでみると、、

    キル・エム・オール【リマスター・デラックス・ボックス・セット】【輸入国内仕様】【完全数量限定】

    【完全数量限定】
    ★5CD + 4アナログ + 1DVD + ブックレット + パッチ
    ★直輸入仕様
    解説・対訳付

    Universal Music(2016-03-14)

    ライド・ザ・ライトニング【リマスター・デラックス・ボックス・セット】【輸入国内仕様】【完全数量限定】

    【完全数量限定】
    ★6CD + 4アナログ + 1DVD + ブックレット + 手書き歌詞ミニ・ブック + ポスター
    ★直輸入仕様
    解説・対訳付

    Universal Music(2016-03-14)

    ということで解説と対訳が付くというところが海外盤との違いでしょうか。現時点でどこまでの対訳かは不明ですが、どちらのボックスセットもインタビュー音声が含まれているので、ぜひその対訳もお願いしたいところです。

    ちなみにこの記事を書いている現時点でユニバーサル公式以外での予約はタワーレコードで受付が開始されていました。
    キル・エム・オール -リマスター・デラックス・ボックス・セット [5CD+4LP+DVD]
    ライド・ザ・ライトニング -リマスター・デラックス・ボックス・セット [6CD+4LP+DVD]

    海外盤の詳しい仕様は下記の関連記事最上位にいろいろ追記していますのでそちらをご参照。最後にユニバーサル・ミュージックからの作品解説とも言える商品紹介を転載させていただきます。
    全世界に衝撃を与えることとなったメタリカのデビュー・アルバム。1983年リリース。インディペンデントからのリリース。
    現在でもライヴで演奏される「シーク・アンド・デストロイ」他、「ヒット・ザ・ライツ」、「モーターブレス」等も収録されている。荒削りながら若きメタリカが自身のルーツを取り込み、“スラッシュ・メタル”の礎とも言えるフォーミュラを早くも作り上げた。
    『ROLLING STONE』誌による“80年代のベスト・アルバム100枚”、英メタル誌『KERRANG!』による“全時代通じて最高なデビュー・アルバム100枚”、“全時代通じて最高なメタル・アルバム100枚”にも選出されている。
    現メガデスを率いるデイヴ・ムステインがかつて在籍しており、オリジナル・アルバム全10曲中4曲のコンポーザー・クレジットに彼の名前がクレジットされている。
    ベーシスト、クリフ・バートンのベース・ソロで構成されている「(アネシージア)−プリング・ティース」は大きな衝撃を与えた。

    リマスター・デラックス・ボックス・セットはこれまで未発表の音源、映像を含んだ最強のリイシュー。
    数年前にバンド自身が当時の記録を求めてファンへサポートを呼びかけたものがここに帰結。今回がメタリカにとって初の本格的アルバム・リイシューとなるが、すべてが破格なメタリカは全てがやはり規格外!

    Universal Music(2016-03-14)

    英ロック誌「Q」をして、「このアルバムでメタリカは現代メタル・シーンの主役となった」と言わしめた傑作、セカンド・アルバム。1984年リリース。
    このアルバムもインディペンデントでのリリースとなり、この2枚でバンドが魅せた「異端」の力でメイン・ストリームをねじ伏せることになる。
    スタジアム・バンドとなった現在でもほぼ毎回ライヴでプレイされる大名曲「クリーピング・デス」(フェス等ではオープニングでもよくプレイされる)、「フォー・フーム・ザ・ベル・トールズ」等を収録。
    前作以上にドラマティックな構成を持った曲が増え、バンドとしての幅も大きく広がった。
    2012年にはアメリカで6xプラチナム・ディスクに認定された。

    リマスター・デラックス・ボックス・セットはこれまで未発表の音源、映像を含んだ最強のリイシュー。
    数年前にバンド自身が当時の記録を求めてファンへサポートを呼びかけたものがここに帰結。今回がメタリカにとって初の本格的アルバム・リイシューとなるが、すべてが破格なメタリカは全てがやはり規格外!

    Universal Music(2016-03-14)

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    『Kill 'Em All』『Ride The Lightning』のリマスター盤2015年発売決定

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    ラーズ・ウルリッヒが2016年のメタリカの活動の見通しについてRollingStoneに語ってくれました。管理人拙訳にてご紹介。

    metallica_pre_superbowl

    先月のスーパーボウル前夜祭以外、今年のメタリカはずいぶんと鳴りを潜めている。それにも関わらず、彼らは2016年は多忙になると見込んでいる。今はカレンダーにツアー日程は組まれていないが、ラーズ・ウルリッヒは大きなハードルを乗り越えると状況はすぐに変わるとRollingStoneに語った。

    「とても挑戦的な年になると思う。少なくとも今年の後半はね。」ドラマーはそう語る。「間違いなく、新しいレコードを仕上げなくちゃならない。でもありがたいことにかなり進んでいるんだよ。うまくいけばこの春にはやっつけられるはずだと思うけどね。俺たちは準備を進めて、ライヴをやって、すぐにまた楽しいこと全部やろうって思ってるよ。」

    (中略)

    昨春に取り組んだ約20曲のアイデアを彼らは微調整しており、レコード制作の進捗は着実に進んでいる。カーク・ハメットはRollingStoneに先月、バンドには「たくさんの曲、曲として十二分なものがある」と語っている。その時点で彼は自身のブランドのギター・エフェクター・ペダルを使ってギターサウンドをゼロから始めていた。「俺たちはせっせと取り組んでいるよ。でも知っての通り、メタルだからね。ヘヴィ(訳注:キツいの意とのダブルミーニング)なんだ。」と彼は言う。

    『Master Of Puppets』30周年を振り返った最近のインタビューでウルリッヒは8週間でレコードを仕上げたことに驚嘆していると述べている。彼は新作に取り組んで9か月ほど経っていると言う。「最近だとじっと聴いて「これは素晴らしい楽曲だ」とか「あれは本当にクールだね」ってなってる。それから実際にそれをもっと速く演奏したり、もっと遅く演奏したり、半音下げてみたり、こういう全てのオプションを試しているところなんだ。」彼は言う。「何かを演奏するのに75通りの違うやり方がある。終いには自分自身がイカれちまうのさ。」

    バンドが新しいLPを共にする未来に向かって目を光らせてきたように、バンドメンバーもこの時点でレコードを仕上げることを強く意識している。新作の曲作りやレコーディングに加えて、メタリカはレコードストアデイに向けて、彼らのデビューアルバムである1983年の『Kill 'Em All』と翌1984年の『Ride The Lightning』のデラックス・リイシューも準備中だ。それと同時に慈善団体への寄付のためにパリのバタクラン劇場で収録されたライヴアルバムもリリースする。さらに著者マット・テイラーと共に1986年の『Master Of Puppets』の制作とその年のその後を追った本『Back To The Front』にも取り組んでいる。

    「新譜やバンドが前に向かって進んでいくこと、そしてこういった素晴らしいことで未来に起きていくことと、マット・テイラーの本やリイシューについてしっかり見ていくことは両輪なんだ。」ウルリッヒは言う。「俺たちは片足は過去にあって、昔の写真やメモラビリアを選びながら、昔の曲を聴く。そしてもう片方の足はニューアルバムにある。こうやって異なる全てのエネルギーが合流していく。そのエネルギーをどうしていけばいいか、まだ完全にはわかっていないけどね。」

    ウルリッヒが確実にわかっていることのひとつは、メタリカのメンバーが集まって演奏する時に感じることだ。「俺が52歳だって?たしかに俺はいつもは子供の面倒をみて、夫をこなし、友だちと出かけたり、自分のことをやって、レコードを作る。これらのこと全てをやっているんだ。年齢を感じるというのは素晴らしいことだよ。でも俺たち4人が集まると、4人の平均年齢までどんどん若返っていく感じなんだ。」

    「俺たちはおバカになったり子供みたいになったりしてるよ(笑)」彼は笑いながらそう続ける。「思春期の時みたいなたくさんのユーモアがあったりね。その全てを理解しようとしている52歳の連中ってわけだ。デイヴィッド・リー・ロスか誰かが「人が部屋に一緒にたくさんいればいるほど、IQが下がっていく」って言ってたんだけど、俺たちみんなが集まった時の感覚はまさにそれだね。自分はまだ若くて勇敢で活気があるって感じられるってのは素晴らしいことだ。俺たちは若いと感じるし、証明すべきものがまだあると俺は思ってる。俺たちはそれを成し遂げようとまだ努力しているという感じなんだ。」

    RollingStone(2016-03-10)

    いよいよ新譜制作は仕上げの段階に入っているようです!

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