メタリカ情報局

メタリカを愛してやまないものの、メタリカへの愛の中途半端さ加減をダメだしされたのでこんなブログ作ってみました。

       

    タグ:Metallica

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    ラーズ・ウルリッヒが2016年のメタリカの活動の見通しについてRollingStoneに語ってくれました。管理人拙訳にてご紹介。

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    先月のスーパーボウル前夜祭以外、今年のメタリカはずいぶんと鳴りを潜めている。それにも関わらず、彼らは2016年は多忙になると見込んでいる。今はカレンダーにツアー日程は組まれていないが、ラーズ・ウルリッヒは大きなハードルを乗り越えると状況はすぐに変わるとRollingStoneに語った。

    「とても挑戦的な年になると思う。少なくとも今年の後半はね。」ドラマーはそう語る。「間違いなく、新しいレコードを仕上げなくちゃならない。でもありがたいことにかなり進んでいるんだよ。うまくいけばこの春にはやっつけられるはずだと思うけどね。俺たちは準備を進めて、ライヴをやって、すぐにまた楽しいこと全部やろうって思ってるよ。」

    (中略)

    昨春に取り組んだ約20曲のアイデアを彼らは微調整しており、レコード制作の進捗は着実に進んでいる。カーク・ハメットはRollingStoneに先月、バンドには「たくさんの曲、曲として十二分なものがある」と語っている。その時点で彼は自身のブランドのギター・エフェクター・ペダルを使ってギターサウンドをゼロから始めていた。「俺たちはせっせと取り組んでいるよ。でも知っての通り、メタルだからね。ヘヴィ(訳注:キツいの意とのダブルミーニング)なんだ。」と彼は言う。

    『Master Of Puppets』30周年を振り返った最近のインタビューでウルリッヒは8週間でレコードを仕上げたことに驚嘆していると述べている。彼は新作に取り組んで9か月ほど経っていると言う。「最近だとじっと聴いて「これは素晴らしい楽曲だ」とか「あれは本当にクールだね」ってなってる。それから実際にそれをもっと速く演奏したり、もっと遅く演奏したり、半音下げてみたり、こういう全てのオプションを試しているところなんだ。」彼は言う。「何かを演奏するのに75通りの違うやり方がある。終いには自分自身がイカれちまうのさ。」

    バンドが新しいLPを共にする未来に向かって目を光らせてきたように、バンドメンバーもこの時点でレコードを仕上げることを強く意識している。新作の曲作りやレコーディングに加えて、メタリカはレコードストアデイに向けて、彼らのデビューアルバムである1983年の『Kill 'Em All』と翌1984年の『Ride The Lightning』のデラックス・リイシューも準備中だ。それと同時に慈善団体への寄付のためにパリのバタクラン劇場で収録されたライヴアルバムもリリースする。さらに著者マット・テイラーと共に1986年の『Master Of Puppets』の制作とその年のその後を追った本『Back To The Front』にも取り組んでいる。

    「新譜やバンドが前に向かって進んでいくこと、そしてこういった素晴らしいことで未来に起きていくことと、マット・テイラーの本やリイシューについてしっかり見ていくことは両輪なんだ。」ウルリッヒは言う。「俺たちは片足は過去にあって、昔の写真やメモラビリアを選びながら、昔の曲を聴く。そしてもう片方の足はニューアルバムにある。こうやって異なる全てのエネルギーが合流していく。そのエネルギーをどうしていけばいいか、まだ完全にはわかっていないけどね。」

    ウルリッヒが確実にわかっていることのひとつは、メタリカのメンバーが集まって演奏する時に感じることだ。「俺が52歳だって?たしかに俺はいつもは子供の面倒をみて、夫をこなし、友だちと出かけたり、自分のことをやって、レコードを作る。これらのこと全てをやっているんだ。年齢を感じるというのは素晴らしいことだよ。でも俺たち4人が集まると、4人の平均年齢までどんどん若返っていく感じなんだ。」

    「俺たちはおバカになったり子供みたいになったりしてるよ(笑)」彼は笑いながらそう続ける。「思春期の時みたいなたくさんのユーモアがあったりね。その全てを理解しようとしている52歳の連中ってわけだ。デイヴィッド・リー・ロスか誰かが「人が部屋に一緒にたくさんいればいるほど、IQが下がっていく」って言ってたんだけど、俺たちみんなが集まった時の感覚はまさにそれだね。自分はまだ若くて勇敢で活気があるって感じられるってのは素晴らしいことだ。俺たちは若いと感じるし、証明すべきものがまだあると俺は思ってる。俺たちはそれを成し遂げようとまだ努力しているという感じなんだ。」

    RollingStone(2016-03-10)

    いよいよ新譜制作は仕上げの段階に入っているようです!

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    前回の続き。ラーズ・ウルリッヒ、カーク・ハメット、そしてプロデューサーのフレミング・ラスムッセンがクリフ・バートンとの思い出や、30年経った今『Master Of Puppets』がどういう位置づけにあるのか語ってくれました。管理人拙訳にてどうぞ。

    メタリカは 友人であるデンマークのオカルト・メタル・グループ、マーシフル・フェイトとパーティーを開くことによって、(アルバム制作の)セッションのあいだ、くつろいでいた。「俺たちはバーに出かけては飲んでいたよ。」ハメットは語る。「ライアーズ・ダイスのビッグゲームに夢中になったのを覚えているよ。終いには俺たちとマーシフル・フェイトで酔っ払いレスリング・マッチになったんだ。まったくバカ騒ぎだったね。俺たちはバーのなかでレスリングを始めて、どういうわけか通りまで出ていた。俺たちはずっと笑って、ただ飲んだくれて互いに傷つけることはなかった。それが俺たちが抱いていたモヤモヤやフラストレーションや先々の不安なんかを吹き飛ばす方法だったんだ。」ハメットはそう続けた。

    どんなにメタリカに不安感があっても、彼らはレコードでそれを表すことはなかった。『Master Of Puppets』の楽曲のなかで最も大胆なものの一つが8分半のインスト曲「Orion」だ。生々しい感傷的なベース音で幕を開け、軍隊のようなリズムギターのラインでフェイドアウトする前に、グルーヴを効かせたジャムに移行し、陰鬱と希望のあいだを行ったり来たりするソロもある。「クリフが本当に良いこのメロディー・パートを思いついたんだ。メロディーがとても強力だから、そこにボーカルは必要なかったんだよ。」ラスムッセンはそう語る。

    「俺にとって「Orion」はクリフ・バートンの白鳥の歌(訳注:普段鳴かない白鳥が死を前に美しい歓喜の歌を歌うという伝説がある)なんだ。あれは本当に素晴らしい楽曲だ。彼は全ミドル・セクションを書いていた。彼はどんな方向に向かっていくのか俺たちに視点を与えてくれた。もし彼が俺たちと共に(この世に)留まっていたら、彼はさらに先に行っていると思う。俺たちのサウンドは彼がまだここにいたら、違っていただろうね。」ハメットはそう語る。「彼は他のメンバーとは違った感覚とアプローチを持っていた。大歓迎だったよ。」彼はそう続けた。

    セッションを終えると、ラスムッセンはバンドのシビック・オーディトリウムのショーのために、ベイエリアに戻ることになったウルリッヒのドラムのフライトケースにテープを詰める手助けをした。そのショーで彼らは「Master Of Puppets」「Disposable Heroes」をアメリカで初披露した。次にバンドがショーを行った時には、『Master Of Puppets』がリリースされて数週間が経ち、その後のツアーがバンドを永遠に変えたのである。

    1986年3月から8月まで、メタリカはオジー・オズボーンの前座として「Damage Inc.」ツアーにそのほとんどを費やした。オズボーンは2009年に「彼らは常にとても良いバンドだった。俺たちは1つのツアーを一緒にやった。思い出すよ…俺は新世代にトーチを手渡せることができて光栄に思うよ。」と回想している。

    ヘットフィールドがスケートボードで腕を怪我するまでは、ツアーは順調に進んでいた。ローディーでメタル・チャーチのメンバー、ジョン・マーシャルがリズムギターを弾いて、メタリカはツアーを続行した。オジーのツアーが終わると、彼らは1か月のオフを取ってから、2週間に渡ってヨーロッパまでツアーの足を伸ばした。9月26日のストックホルムでのギグがフロントマンの腕が治り、この数ヵ月で初めて彼がリズムギターを弾いたライヴだった。そしてクリフ・バートン最後のコンサートにもなってしまった。

    ウルリッヒは言う。「『Master Of Puppets』から30年ってことは、今年はクリフの死から30年なんだな。クレイジーだね。30年だって?ファックだ。」

    ストックホルムのショーの後、メタリカのメンバーとクルーたちはツアーバスで次のコンサートのためにコペンハーゲンに向かっていた。朝6:30頃、車は道路の外へとスリップした。ハメットは寝台から投げ出されて黒目を損傷し、ウルリッヒはつま先を怪我した。バートンは車の窓から投げ出され、車両が彼の上に転倒し下敷きとなった。彼は24歳だった。

    運転手は過失致死罪で起訴されたが、有罪判決にはならなかった。事故は道路に張っていた薄氷のせいとされた。『Metallica Unbound』によると、ヘットフィールドとハメットは運転手に向かって叫んだという。クレーンでベーシストからバスを持ち上げるのを彼らが待っているあいだ、ヘットフィールドはスリップさせたものを探しに道を駆け出して行った。ヘットフィールドはその夜、2つのホテルの窓をぶち壊した。ハメットは事故でとても動揺していたため、電気をつけたまま眠りについた。Guitar Worldはベーシストの葬儀が10日後にベイエリアで行われ、葬儀のあいだ「Orion」が流されていたことを報じた。

    「クリフは本当にユニークだった。彼は猛烈に自分自身というものを保持していたんだ。カメラマンは「クリフはそんなダブダブのベルボトムを履くべきじゃない」とか何とか言ったかもしれないが、彼は自分自身というものを守り続けたんだよ。」ウルリッヒはそう語る。



    「彼はこう言うだろうね。「まぁ、とにかくまたファッション界が(ベルボトムに)戻ってくるまで俺は履くよ。それに俺、これが好きだし。」ってね。彼は私が会ったなかで最高に素晴らしい人物のひとりだ。紳士な偉人さ。でも(他に)誰が80年代にベルボトムを着ていたんだい?」ラスムッセンはそう語る。

    ウルリッヒは言う。「彼はユニークであり、自律的だってことを表に出していた。それが明らかにメタリカの大きなメッセージのひとつになっていた。あんなヤツ、他にいないよ。」

    ドラマーは最近、バートンについてたくさんのことを考えるようになった。彼は『Kill 'Em All』と『Ride The Lightning』のデラックス・リイシューと共に(『Master Of Puppets』制作当時について書かれた)書籍『Back To The Front』に取り組み、昔の写真をじっくり見るようになった。「実際、別の日に俺たちが昔の写真を漁っている時、カミさんに言ったよ。「彼はピッタリした照明を当てればとてもイケメンだったんだ」ってね(笑)」ウルリッヒはそう言って笑う。「あの当時を振り返ると、俺たちはみんな野暮ったくて、何か剥奪されていた。「イケメン」がかつてメタリカにいたかは俺にはわからないけど、彼がとてもハンサムでイケメンな写真がいくつかあるんだ。彼は惹きつけるものを持っていたし、彼が望んだようにとても魅力的な性格をしていたよ。」

    バートンの死からまもなく、メタリカは活動続行を決めて新しいベーシストを探し始めた。彼らは数十もの見込みある四弦を使う人物をオーディションしたが、最終的には、それ以前はフロットサム・アンド・ジェットサムでプレイをしていた23歳のアリゾナ州フェニックスのミュージシャン、ジェイソン・ニューステッドに決めた。

    1986年11月の最初の週に『Master Of Puppets』はメタリカのレコードで初のゴールド・ディスクとなった。それ以降、アメリカだけで600万枚以上を売り上げることとなった。その同じ週、1986年11月8日にメタリカは「Damage Inc.」ツアーを再開した。それはニューステッドにとって初めての公式のショーとなった。「クリフは芸術的なアプローチを持っていた一方、ジェイソンはとてもテクニカルだった。彼は完璧に演奏していたよ。クリフはもっと音楽的だった。」ラスムッセンはそう語る。

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    ニューステッドは2001年までバンドに在籍した。彼の在籍中、バンドは1988年の『...And Justice For All』の「To Live Is To Die」に未使用だったバートンのリフを組み込んだ。2003年、元スイサイダル・テンデンシーズ、オジー・オズボーンのベーシスト、ロバート・トゥルージロが加入。しかし誰がバンドに入ろうとも、ウルリッヒはバートンと過ごした時間を大切にしている。

    ドラマーは言う。「彼についてはたくさんのことを考えるよ。あの編成のサウンドという点であの3枚のレコードで俺たちがやってきたことはとてもユニークなことだった。ジェイソン・ニューステッドに神のご加護を、ロバート・トゥルージロに神のご加護を。彼ら自身とクリフの死からメタリカにもたらしてくれたものに。でもクリフは本当に彼自身がキャラクターだった。それは1ミリも変えられない。ますますそのことは明らかになっているよ。」

    10年前、メタリカは『Master Of Puppets』を創り上げた時のやり方を評価し始めた。メタリカが彼らの最新アルバムである2008年の『Death Magnetic』の曲作りを始めた時、プロデューサーのリック・ルービンが『Master Of Puppets』を制作した頃に聴いていたレコードについて考えるよう求めたのだ。「それを再作成しようとせずとも何か触発されたり影響を受けたりすることができる。」ウルリッヒによると彼はそう言った。(このプロデューサーは先月「彼らと一緒に仕事をする上で主な目標は、彼らにメタリカを再び受け入れさせるということだった」とRollingStoneで語っている。)明らかに触発されたバンドは2006年のヨーロッパツアーで『Master Of Puppets』の完全再現をやることを決めた。それはバンドにとってのターニング・ポイントとなった。

    ウルリッヒはこう語る。「大いに楽しませてもらったよ。俺たちはノスタルジアなことにはちょっと慎重だったんだ。でもやってみたら本当にクールだった。自分たち自身をバックミラーで見ることを許し、過去にやったことについて気分良く感じるのは初めてのことだった。俺たちはいつも繰り返しになることを恐れていたし、ほとんど過去を否定していたと言ってもいい。でもあれは良いと感じたんだ。」

    ハメットが発見したのは、『Master Of Puppets』の伝説がユニークな方法で成長を続けているということだった。「最も驚かされたことは、俺がラジオであのアルバム収録曲の何かを聴いた時に起きた。それ以前、それ以後に生まれたその他全ての音楽の中心に、いまだにあのサウンドがある、どれだけ現代的でモダンなんだって驚いたね。あれには感謝しているよ。あんなことはいつも起きるわけじゃない。」彼はそう言う。

    1988年のLP『...And Justice For All』の共同プロデューサーとしてメタリカと組んだラスムッセンは、『Master Of Puppets』を強奪されて聴くこともままならなかった。文字通りに。「まさか自分で『Master Of Puppets』のCDを持つことになろうとは思わなかったよ。子供たちが私の『Master Of Puppets』を盗んでしまうんだ。ウンザリしたけど、彼らがあれを聴きたいと思うのは気分がいいね。」

    ウルリッヒは今秋に予定されている『Back To The Front』の発売をただただ熱望している。「あれは本当にヤバいよ。著者のマット・テイラーは映画『ジョーズ』についての本を出したんだ。こいつはそのステロイド入り強化版ってわけだ。」

    それどころか、彼はその本、そしてメタリカの他のアーカイヴ・プロジェクトに取り組む体験に感謝している。その時代の写真を再び見て、メタリカがどのようにして今の姿になったのか考える理由ができたからだ。「俺たちはただのガキだった。そして音楽シーンやムーブメントの一部になった。その時、俺たちはその可能性について気づいちゃいなかった。俺はいつもニューヨークやLAのミュージシャンってのは“うまいことやる”ためにバンドに入りたがって、“ロックスター”になって、ビバリーヒルズのでっかい豪邸を買って、女の子をゲットするもんだと思っていた(笑)」彼はそう言って笑う。「俺はそんな戯言を考えていたなんて覚えちゃいない。ただ音楽をやって、ビールを飲んでいたのさ。」

    RollingStone(2016-03-02)

    序盤でカークが語っていた「ライアーズ・ダイス」についてはこちらから。
    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%95_%28%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0%29

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    前回の続き。元ネタ記事があまりに長いので前編後編ではなく3部構成にしました(^^; 『Master Of Puppets』制作時のクリフ・バートンのエピソードなど、管理人拙訳にてどうぞ。

    『Master Of Puppets』の残りの曲をレコーディングするため、バンドは(1985年の)12月のあいだ熱心に取り組んだ。午後7時頃からレコーディングを始めて夜通し作業を行い、午前4時から6時の間に終わらせていた。「彼らが宿泊していたホテルは無料のビュッフェ形式の朝食がついていたんだけど、彼らはそれを食べるために大体はその時間にホテルに戻っていたよ。」そうラスムッセンは回想する。

    彼らは「Alcoholica」というニックネームを授かっていたが、このセッションには集中して生産的に臨んでいた。「ラーズと私はサウンドをいかにタイトにするかにほとんど執着していた。」プロデューサーはそう振り返る。「我々は正しくあろうとしていた。いつも楽曲の雰囲気について話していたよ。」

    jmz_kirk

    (製作開始)数週間のセッションを経て、(1985年)9月14日にドイツのメタル・ハマー・フェスティバルで一回限りのギグを行っている。そこで彼らは『Master Of Puppets』からスラッシュ反戦歌「Disposable Heroes」の試運転を行った。ウルリッヒは語る。「あの曲にはジェイムズが書いた俺のお気に入りの歌詞がある。彼は、無駄で見当違いの戦争に駆り出され、彼が生まれる前に命尽きた兵士たちを見据えていた。音楽的に、あれはメタリカの昔ながらの要素をたくさん含んでいる。高速パート、ミドルテンポの節、中間部分の内と外でそれ自身が複雑に組み上がっているたくさんの面白いプログレッシブなところ。最近じゃ、特別なショーで演るためのすげぇ曲だよ。」

    『Ride The Lightning』のレコーディングからメタリカが成長を遂げた顕著な点のひとつは、ヘットフィールドの歌唱法にある。彼は準バラードの最初のパートである「Fade To Black」をフロントマンとして1984年のLPで歌っていたが、22歳になって、『Master Of Puppets』で最も落差があり、『カッコーの巣の上で』に触発された楽曲「Welcome Home (Sanitarium)」を新たに自信を持って取り組んでいた。ラスムッセンは語る。「彼は『Ride The Lightning』ではもっと叫んでいる類のボーカリストだった。すごい良くなっていたよ。彼はボーカルをやることにちょっと恐る恐るなところがまだあったけど、『Ride The Lightning』ではできなかったであろういくつかのことを我々はやったんだ。」

    メタリカが過去から改善をするために行った別のやり方は、曲の複雑さにあった。「Disposable Heroes」やアルバムのオープニング曲「Battery」のように(“脅迫と暴行”を含んだ)アコースティックまで広がるエンニオ・モリコーネ風の弦の弾き方、身体を動かしてしまうスラッシュ・リフとブルージーなソロといった複雑なアレンジを誇っていた。「Damage Inc.」は、ギターのフレットを破壊するようなもうひとつのスピード曲だが、ヘットフィールドによる咆哮「Fuck it all and fucking no regrets」がかかる前に、ヨハン・セバスチャン・バッハの聖歌「来たれ 甘き死よ、来たれ 聖なる安息よ(Komm, suser Tod, komm, selge Ruh!)」のように膨らんでいくコードから始まっている。また彼らはドゥームでブラック・サバスのような「The Thing That Shold Not Be」でH.P.ラヴクラフトのホラーメタルを試し、プログレッシブで予測不可能な「Leper Messiah」で強欲なテレビ宣教師をこき下ろした。

    それからヘットフィールドが薬物中毒について書きつけた「Master Of Puppets」だ。1986年にヘットフィールドはなぜこの曲を書いたのかを語っている。「サンフランシスコのパーティーに出かけたんだ。そこにはヤクを打ち込んでる病んだ中毒者がたくさんいた。俺まで気分が悪くなったよ。これは一般的には何かのドラッグについて歌ったわけじゃないけど、ドラッグによって支配されて他の逃げ道がない人たちについての曲なんだ。」つっかえつっかえ進行するオープニングのギターライン、ムーディーな中間部のソロ、芸術的なブレイクダウンにより、8分半の叙事詩はメタリカのサウンドをあっという間に神格化したのである。



    「俺が気に入っている曲は「Master Of Puppets」だね。」K.J.ドートン著『Metallica Unbound』で再び取り上げられた1986年のインタビューでバートンはそう語っている。「これまでのメタリカの楽曲のなかであれがベストだと思う。」

    「あの曲は時間がかかった。」ラスムッセンはそう振り返る。「たくさんの異なるパートとメロディーがあるけど、あれは一級品の曲だ。」サウンドを引き締めるために、プロデューサーはバンドに通常よりも楽器を低くチューニングするように頼んだ。そうすることでテープを早回ししても通常のチューニングに聴こえるようミキシングができた。「我々は数回デカい音で奏でて、これだと思う1回を決めていた。彼らは生で演奏しなければならなかったからね。」

    その当時、タイトなサウンドを得ることがメタリカにとって重要だったため、彼らはレコーディングに適した楽器をみつけるために懸命に動いていた。ヘットフィールドとハメットは『Ride The Lightning』のレコーディング前に機材が盗まれた後、デンマークのスタジオで自分たちが使うアンプを既にみつけていた。しかし、ウルリッヒは違ったドラムサウンド、具体的にはラディックのブラック・ビューティー・スネアのサウンドをまだ求めていた。その当時、それを持っており、彼が知っていた唯一のミュージシャンがデフ・レパードのリック・アレンだった。彼はまだ、左手を失った交通事故から回復の途上にあった。「だから(ラーズが)マネージャーに電話して言ったんだ。「ねぇ、リックのドラムって今は使われてないでしょ。あれを送ってもらうことってできないかな?」とね。」ラスムッセンはそう振り返る。「次の日にはこっちにあった。彼らはそれを夜通し使っていたよ。それからあるオフの日に彼がデンマークの音楽店に行ったら、あのドラムが棚に鎮座しているのを見つけたんだ。10年はそこにあったのか、1976年の価格でね。今や彼はあれを20は持っているよ。」アレンはその年の夏に行われるイギリスのモンスターズ・オブ・ロックでカムバックを果たすこととなる。

    3か月半ものセッションとなり、アメリカ生まれのメタリカのメンバーたちはホームシックになり始めていた。ハメットとバートンは特に、ウルリッヒがドラム・トラックを録り終えるまで待っている間、退屈していた。「24時間徹夜の時もあったし、コペンハーゲンまで飲みに出かけたり、時間を潰せることは何でもやったよ。」ハメットはそう語る。「1点覚えているのは、地図でビーチを発見した時のことだね。俺たちはそこに出かけて行ったんだけど、とても寒くてさ。そこは波も何にもあったもんじゃない。クリフと俺はコペンハーゲンのあの変なビーチでただ服を着込んでこう言ってた。「神様、この場所は俺たちをどうにかしちまいそうです!」ってね。」

    彼らが時間をやり過ごすためにやっていたもう一つのことはポーカーだった。「クリフは本当に熱心なポーカープレイヤーだったんだ。」ラスムッセンは言う。「彼はワイルドカード使いの変人でね。デュース(ワイルドカードの2の札)と片目のジャックとスペードとクラブのキング。彼は本当にロイヤル・フラッシュを狙っていたみたいだけど、やったことはなかったと思う。彼がもし8枚のワイルドカードを持ってるとわかったら、チャンスありだね(笑)」彼らは大体において少額を賭けたポーカーをしており、プロデューサーが付け加えるには、10セント相当のデンマーク・クローネを賭けていた。

    RollingStone(2016-03-02)

    後にカーク・ハメットとクリフ・バートンがツアーバスの席をトランプで決めて生死を分けることになったことを知っているだけにポーカーの話は何とも切なく聞こえます。続きはまた後日。

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    メタリカが2016年のレコードストアデイ大使に就任したとのこと。

    metallica_recordstoreday

    レコードストアデイとは、配信やECサイト、ディスカウントストアの出現によって身近な街の小さなレコードショップがなくなりつつある現状に対して、レコードショップのオーナーであったクリス・ブラウンが発案したもので「レコードショップに出向き、レコードを手にする面白さや音楽の楽しさを共有する」年に一度の祭典。メタリカが2008年4月19日にサンフランシスコのラスプーチン・ミュージックでインストアイベントを行ったことで公式にスタートしました。

    recordstoreday.jpより

    メタリカの各メンバーがレコードショップに対する思い出やレコードストアデイ大使となった意気込みを語ってくれています。


    ラーズの絆創膏は、レコードショップを代表して戦った結果みたいなことを言っていましたが、本当のところはどうなんでしょうか(笑)

    メタリカは、昨年(2015年)のレコードストアデイで、デビュー前のデモ・テープ『No Life 'Til Leather』のカセットを復刻し発売していました。そして先日お伝えした通り、今年のレコードストアデイとなる4月16日(土)には『Kill 'Em All』と『Ride The Lightning』のリマスター盤をリリースする予定です(公式発表では一日早い4月15日(金)となっていましたが)。レコードストアデイと言いつつ、もうAmazonでもそれぞれ予約が開始されていますが…

    『Kill 'Em All』ボックスセット
    http://amzn.to/1RfovTP
    『Ride The Lightning』ボックスセット
    http://amzn.to/20N3oej

    『Kill 'Em All』リマスター盤CD
    http://amzn.to/216h0GS
    『Ride The Lightning』リマスター盤CD
    http://amzn.to/216h21l

    『Kill 'Em All』リマスター盤LP
    http://amzn.to/1mZAbPJ
    『Ride The Lightning』リマスター盤LP
    http://amzn.to/1mZAhaa

    このリマスター盤に加えて2015年11月13日に発生したパリ同時多発テロを悼み、パリのバタクラン劇場で2003年に行ったメタリカのライヴ音源を収めたCDをリリースするとのこと。(知っての通り、バタクラン劇場はパリ同時多発テロ現場のひとつで、イーグルス・オブ・デス・メタルのコンサート中に襲撃されて一番多くの犠牲者を出した場所です。)

    トラックリストは以下の通り。

    Liberte, Egalite, Fraternite, Metallica! - Live at Le Bataclan. Paris, France - June 11th, 2003

    01. The Four Horsemen
    02. Leper Messiah
    03. No Remorse
    04. Fade to Black
    05. Frantic
    06. Ride the Lightning
    07. Blackened
    08. Seek & Destroy
    09. Damage, Inc.

    Metallica.com(2016-02-23)

    このCDの売上収益は全額、パリ同時多発テロの遺族支援団体の「Fondation de France’s Give For France」に寄付されるとのこと。英語ですが詳細についてはこちらから。
    http://www.giveforfrance.org/en

    最後にRecordStoreDay.comに寄せた、思い入れたっぷりのラーズ・ウルリッヒのコメントを管理人拙訳にてご紹介。

    理由ははっきりわからないけど、ブリストル・ミュージック・センターのロック・コーナーが4階建ての店の地下にあったんだ。だけどそこを歩くことは究極の快感だったね。自分に何が起きるのを待っていたのか分からなかった。新たに見つけた逸品がスピーカーから鳴り響くのかなんて知る由もなかった。分かっていたのは、信じられないほど素晴らしいことが起きるってことだけだった。そんなことがいつも起きていたからね。可能性っていう可能性が無限大だったってことさ。駄菓子屋にいる子供のような・・・俺の場合はレコードショップにいる子供だったけどね。

    70年代半ばから80年代初頭にかけて、デンマーク、コペンハーゲンにあるブリストル・ミュージック・センターのロック・コーナーは、学校と家族以外の俺の人生のなかで最も重要な部分であり、おそらくその両方を深く結びつけていた。父親は俺が物心ついた頃からあそこに連れて行き始めたんだ。そんな最初期の遠足は別世界に行くような感じがしていた。自分の父親は最もクールな男だと思って育ったよ。60年代の町一番の膨大なレコードコレクションが置いてある父親の音楽部屋ほどネクストレベルな場所なんてなかったからね。最上階にあったその音楽部屋に行くことは、実際にレコードショップに行くようなものだったんだ。ラックのなか、棚の上、家具の上、レコードプレイヤーの近くには一面に何千ものレコードが散らばっていた。チャーリー・パーカー、マイルス・デイヴィス、ジョン・コルトレーン、ドアーズ、ローリング・ストーンズ、ジャニス・ジョプリン・・・リストは無尽蔵さ。1973年にディープ・パープルを観るために父親に連れて行かれた後、次の日にはアルバム『Fireball』を買い求めていた。そして父親のコレクションに相応しい自分のコレクションを収集し始めたんだ。

    ケンとオーレはブリストルのロック担当の責任者で、俺のヒーローだった。彼らがオススメしたものならすぐに持たなきゃダメなんだ。1979年にケンのアパートに招き入れられて、彼の個人コレクションをチェックしたのは、人生の中で最もエキサイティングなことのひとつだった。以上。80年代初頭にアメリカに引っ越した後、彼らはヨーロッパのハードロックに関する俺の生命線になった。毎月、彼らが送ってくれた荷物は、郵便箱に現れた最も元気が出て、人生を明るくする要因だった。レコードを聴いて、眺めて、想像に耽って、何か他の次元へと夢中になって何時間も座っていた。音楽が俺を包み込み、自分の想像できうる限り遠くまで連れて行ってくれたんだ。そしてジャケットね!レコードジャケットはバンドやミュージシャン、歌詞やイメージにこだわり続けさせてくれた。俺はどんなレコードを聴いたか、何回聴いたのか記録を付けていたよ。言い換えれば、俺は取りつかれていたんだ。来る日も来る日もレコードという宇宙で呼吸をして生きていたのさ。

    少年よ!あの日々が愛おしいぜ!

    時代は変わって、残念ながらレコードはほとんどの若者の生活の中で異なる役割になってきて、主にニッチな存在となっている。でも希望の兆しはある。俺の17歳の息子は2年前に誕生日にレコードプレイヤーが欲しいとせがんで、俺はそれから全力を尽くしてプレゼントとして着々と彼に名盤を供給しているんだ。そしてこの過程は、彼がディープ・パープルの『Machine Head』と『Made in Japan(邦題はライヴ・イン・ジャパン)』のレコード盤をクリスマスのお願い事リストに入れた時にクライマックスに達したよ(そして俺は目を潤ませてさえいた!)なんて日だ!結局、全てはうまくいくのかもしれないな・・・。

    音楽がインターネットを通じてのみ、または巨大な空港サイズの店を通じてのみ購入可能となってしまったら、俺たちみたいなマニアがレコードの重要性に光をもたらし、出来得る限り(巨大系列店でない)レコードショップを支援し続けることが、かつてないほど重要になる(実際に不可欠なのだが)。もちろん、レコード盤が実際に返り咲いているのはいい知らせだ。でもそれは俺たちの栄誉とするには十分ではない。俺たちは一緒にずっと繋ぎ止めておかなきゃならないし、俺たちの能力を最大限に生かして、全ての屋上から俺たちの最大音量の声と共に叫び、子供たちを啓発し、旗を掲げ、ドラムを叩かなきゃならない(!)

    音楽のために。

    レコード盤のために。

    独立系のレコードショップのために。

    1日24時間、音楽で生きて呼吸をしているキミや俺みたいな人のために。

    (後略)

    ラーズ・ウルリッヒ

    RecordStoreDay.com(2016-02-23)

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    メガデスのデイヴ・ムステインが、アメリカのデンバー州のニュースサイト「Westword」のインタビュー取材を受け、メタリカに関する質問に答えていました。管理人の抜粋拙訳にてご紹介。

    megadeth_2015_pressshot

    −メタリカとの不和について

    メタリカとうまくいかなかったことはこれまでたくさん振り返ってきた。みんなはその確執のところばかり拾ってくるけど、そんな人たちだって何で2つに別れることになったか知らないんだ。俺はメタリカファンに対して何の敵対心も持っていない。俺は両バンドにいたわけだし、ラーズだってジェイムズだって好きだし、みんなが言ってるのとは真逆で、カークはいいギタリストだと思っているんだ。そりゃ苦々しく思っていた当初は、まぁ、クソみたいなことがあちこちであった。彼らは俺を解雇したことを正当化していたし、俺は俺で彼らが間違っていると言っていた。それが何度も何度も繰り返されて長期化していたんだ。それはもう一段落ついたし、あいつらに何の文句もないよ。俺たちは2つの全く違うバンドをやっているんだから。

    −新譜『Dystopia』に対する高評価をどう感じるか

    俺は完璧主義者なんだ。いくつかの点で不満はある。俺はそういうヤツなんだ。俺が大学にいて教授から1章と2章と4章を読んでおくように言われたら、俺は何かを見落としちまうんじゃないかと思って3章を読まずにはいられない。俺は物事に対して超几帳面なのさ。そのことが俺の周りのたくさんの人をクレイジーにさせてきたかもしれないなって思うよ。俺と働いてきた人たちはみんな、自分たちの傷が癒えてからちょっと時が経つと、いつもコロッと意見を変えて「俺たちは良い時間を過ごしたし、たくさんのことを学んだ」ってなるんだ。

    −これまでのキャリアを振り返って

    いつも時の試練に耐えられるようにと願っているよ。アスリートでない限り、動けなくなったり死んだりするまでは意気揚々としていたいね。これには全く違ったタイプの戦いがある。運動能力が全部身体的なものであるのに対して、音楽業界はそれだけじゃない、たくさんのメタルな物事の組み合わせでもあるんだ。みんなが好き好むわけではないものを創り上げて好きにさせなきゃならない。俺が最初に始めた時は、それが恐ろしいことだった。大変だったし、手は痛めるし、俺がこれまでやってきたことを誰もが好むだろうなんて思ったこともない。俺が書いたものを好きな人がいるってことにはいまだに驚かされるよ。戯言に聞こえるかもしれないけど、本当のことだ。みんなが新譜のことを大好きだと俺に伝えてくれるけど、俺ははにかんでしまうよ。

    −度重なるメガデスのメンバーチェンジについて

    みんな、やめたり、解雇されたりだ。(バンドは)生きている組織だからね。調整していかなければならない。クリス(・アドラー)とキコ(・ルーレイロ)はバンドに新風をもたらしてくれた。バンドメンバーとしてキコがいてくれるのは素晴らしいことだ。ドラムについてはまだ流動的だけど、俺たちはうまく回っていると思う。クリスが可能な限り俺たちと一緒に演りたいと思ってくれているし、彼が出来ない時は代わりのヤツを推薦してくれるからね。

    Westword(2016-02-17)

    新譜に対する反響も上々でノリにノっている大佐。メガデスとしても全米を皮切りに8月までツアーの予定が発表されています。メタリカも新譜完成の暁には、本格的な活動をガンガンしてほしいところです。

    megadethdystopia
    Dystopia / Megadeth


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    昨年発売される予定だったリマスター盤がついに登場です。まずは公式サイトの発表を管理人拙訳にて。

    killride_remaster

    しばらく前に俺たちが『Kill 'Em All』と『Ride the Lightning』のイリシューを一緒に出すためにキミたちに助力を求めたのを覚えているかもしれない。(2つのアルバムの関連物を)集めるのにキミたちに助力してもらって、4月15日(金)のレコード・ストア・デイにようやくリリースする運びとなったことを発表できることに興奮している!

    どちらのアルバムも可能な限り最も先進的な音質にリマスターされて、3種類のフォーマット、つまりCD、ビニール盤、デラックスボックスセットで発売される。デラックス・ボックス・セットにはバンドの個人コレクションから、これまで一度も公になっていないオリジナル音源やレア写真と当時のメンバーたちのエッセーなどが収録される。

    『Kill 'Em All』のナンバリングされたデラックス・ボックスセットには、4枚のビニール盤と5枚のCD、1枚のDVD、レア写真が収められたハードカバー本が収録。一方、ナンバリングされた『Ride the Lightning』のデラックスボックスには、4枚のビニール盤と6枚のCD、1枚のDVD、未公開写真とジェイムズ・ヘットフィールド手書きの歌詞付きのミニ本が収められたハードカバー本、ポスター3枚セットが収録される。

    デラックスボックスセットは、コレクターアイテムの限定盤となるため、無くなる前にゲットだ!現在MetStoreでどちらのボックスセットも予約受付中で、もちろん全6つの新アイテムは4月15日(金)にレコードストアで世界同時発売される予定だ。

    俺たちはバンドカタログに関する作業を継続することに興奮している…これはただの始まりに過ぎない!

    Metallica.com(2016-02-17)

    デラックスボックスは2つとも149.99ドル。

    2つのデラックスボックスから各1曲ずつ未発表音源が公開されている他、Metallica.comでログインすると、この他に「Blitzkrieg (Rough Mix)」「Am I Evil (Rough Mix)」の2曲を加えたMP3がダウンロードできます。

    ダウンロードはこちらから(要ログイン)。
    https://metallica.com/store/8342/fifth-member-exclusive-deluxe-box-set-sampler





    ボックスセットの詳細は以下の通り。

    『Kill 'Em All』デラックスボックスセット

    ・VINYL: KILL 'EM ALL (REMASTERED)

     オリジナル10曲のリマスター音源

    ・VINYL: LIVE AT ESPACE BALARD, PARIS, FRANCE - FEBRUARY 9TH, 1984 (2 LP)

     未発表音源

     01. The Ecstasy of Gold
     02. Hit the Lights (Live)
     03. The Four Horsemen (Live)
     04. Jump in the Fire (Live)
     05. Phantom Lord (Live)
     06. No Remorse (Live)
     07. Ride the Lightning (Live)
     08. Motorbreath (Live)
     09. (Anesthesia) - Pulling Teeth (Live)
     10. Whiplash (Live)
     11. Seek and Destroy (Live)
     12. Metal Militia (Live)

    ・VINYL: JUMP IN THE FIRE (PICTURE DISC)

     01.Jump In The Fire
     02.Seek & Destroy (“Live” at The Automatt)
     03.Phantom Lord (“Live” at The Automatt)

    ・CD: KILL 'EM ALL (REMASTERED)

     オリジナル10曲のリマスター音源

    ・CD: INTERVIEW & RADIO IDS

     未発表音源

     01.Metal Forces Interview With Lars, January 1984
     02.Radio IDs With Lars, James & Cliff From 1984

    ・CD: ROUGH MIXES FROM LARS’ VAULT, BOOTLEG TRACKS & WHIPLASH REMIX EP

     Track09〜12以外は未発表音源

     01.Motorbreath (Rough Mix)
     02.Hit The Lights (Rough Mix)
     03.(Anesthesia) – Pulling Teeth (Rough Mix)
     04.Seek & Destroy (Rough Mix)
     05.Whiplash (Rough Mix)
     06.The Four Horsemen (Rough Mix)
     07.Seek & Destroy (NOT Live from The Automatt)
     08.Phantom Lord (NOT Live from The Automatt)
     09.Jump In The Fire
     10.Whiplash (Special Neckbrace Remix)
     11.Seek & Destroy (“Live” at The Automatt)
     12.Phantom Lord (“Live” at The Automatt)

    ・CD: LIVE AT J BEES ROCK III, MIDDLETOWN, NY - JANUARY 20TH, 1984

     未発表音源

     01.The Four Horsemen (Live)
     02.Jump in the Fire (Live)
     03.Fight Fire With Fire (Live)
     04.Ride the Lightning (Live)
     05.Phantom Lord (Live)
     06.Seek and Destroy (Live)
     07.Whiplash (Live)

    ・CD: LIVE AT THE KEYSTONE, PALO ALTO, CA - OCTOBER 31ST, 1983

     未発表音源

     01.Hit the Lights (Live)
     02.The Four Horsemen (Live)
     03.Jump in the Fire (Live)
     04.Fight Fire With Fire (Live)
     05.Ride the Lightning (Live)
     06.Phantom Lord (Live)
     07.When Hell Freezes Over (“The Call of Ktulu”) (Live)
     08.Seek and Destroy (Live)
     09.(Anesthesia) – Pulling Teeth (Live)
     10.Whiplash (Live)
     11.Creeping Death (Live)
     12.Guitar Solo (Live)
     13.Metal Militia (Live)

    ・DVD: LIVE AT THE METRO IN CHICAGO ON AUGUST 12TH, 1983

     Track05と10以外は未発表

     01.Hit the Lights (Live) (Video Only/No Audio)
     02.The Four Horsemen (Live) (Video Only/No Audio)
     03.Jump in the Fire (Live) (Video Only/Partial Audio)
     04.Phantom Lord (Live)
     05.No Remorse (Live)
     06.(Anesthesia) - Pulling Teeth (Live)
     07.Whiplash (Live)
     08.Seek and Destroy (Live)
     09.Guitar Solo (Live)
     10.Metal Militia (Live)

    『Ride the Lightning』デラックスボックスセット

    ・VINYL: RIDE THE LIGHTNING (REMASTERED)

     オリジナル8曲のリマスター音源

    ・VINYL: LIVE AT THE HOLLYWOOD PALLADIUM, LOS ANGELES, CA – MARCH 10TH, 1985 (2 LP)

     未発表音源

     01. The Ecstasy of Gold
     02. Fight Fire With Fire (Live)
     03. Ride the Lightning (Live)
     04. Phantom Lord (Live)
     05. (Anesthesia) – Pulling Teeth (Live)
     06. For Whom the Bell Tolls (Live)
     07. No Remorse (Live)
     08. Fade to Black (Live)
     09. Seek and Destroy (Live)
     10. Creeping Death (Live)
     11. Am I Evil? (Live)
     12. Motorbreath (Live)

    ・VINYL: CREEPING DEATH (PICTURE DISC)

     01.Creeping Death
     02.Am I Evil?
     03.Blitzkrieg

    ・CD: RIDE THE LIGHTNING (REMASTERED)

     オリジナル8曲のリマスター音源

    ・CD: METALLICA INTERVIEWS

     未発表音源

     01.Metal Forces Interview with Lars, November 1984
     02.WUSC Cleveland Radio Interview with Cliff & Kirk, February 1985
     03.Metal Madness Interview with Lars, March 1985

    ・CD: DEMOS & ROUGH MIXES FROM LARS’ VAULT

     未発表音源

     01.Ride the Lightning (Studio Demo)
     02.When Hell Freezes Over (“The Call Of Ktulu”) (Studio Demo)
     03.Creeping Death (Studio Demo)
     04.Fight Fire With Fire (Studio Demo)
     05.Ride the Lightning (Garage Demo)
     06.When Hell Freezes Over (“The Call Of Ktulu”) (Garage Demo)
     07.Fight Fire With Fire (Garage Demo)
     08.Ride the Lightning (Boom Box Demo)
     09.Blitzkrieg (Rhythm Track Rough Mix)
     10.Am I Evil? (Rhythm Track Rough Mix)

    ・CD: LIVE AT KABUKI THEATRE, SAN FRANCISCO, CA – MARCH 15TH, 1985

     CD未発表

     01.Fight Fire With Fire (Live)
     02.Ride the Lightning (Live)
     03.Phantom Lord (Live)
     04.The Four Horsemen (Live)
     05.(Anesthesia) – Pulling Teeth (Live)
     06.For Whom the Bell Tolls (Live)
     07.No Remorse (Live)
     08.Fade to Black (Live)
     09.Creeping Death (Live)
     10.Guitar Solo (Live)
     11.Am I Evil? (Live)
     12.Motorbreath (Live)

    ・CD: LIVE AT THE LYCEUM THEATRE, LONDON, UK - DECEMBER 20th, 1984

     Track01、06、09、10が未発表、他はCD未発表

     01.Phantom Lord (Live)
     02.The Four Horsemen (Live)
     03.(Anesthesia) – Pulling Teeth (Live)
     04.For Whom the Bell Tolls (Live)
     05.No Remorse (Live)
     06.The Call of Ktulu (Live)
     07.Seek and Destroy (Live)
     08.Whiplash (Live)
     09.Creeping Death (Live)
     10.Guitar Solo (Live)
     11.Metal Militia (Live)

    ・CD: LIVE AT CASTLE DONINGTON, UK – AUGUST 17TH, 1985

     CD未発表

     01.Creeping Death (Live)
     02.Ride the Lightning (Live)
     03.For Whom the Bell Tolls (Live)
     04.The Four Horsemen (Live)
     05.Fade to Black (Live)
     06.Seek and Destroy (Live)
     07.Whiplash (Live)
     08.Motorbreath

    ・DVD: METAL HAMMER, DAY ON THE GREEN & DANISH TV

     LIVE AT THE METAL HAMMER FESTIVAL IN ST. GOARSHAUSEN, GERMANY - SEPTEMBER 14, 1985

     Tracl07〜09以外未発表

     01.Creeping Death (Live)
     02.Ride The Lightning (Live)
     03.Disposable Heroes (Live)
     04.No Remorse (Live)
     05.(Anesthesia) – Pulling Teeth (Live)
     06.For Whom The Bell Tolls (Live)
     07.The Four Horsemen (Live)
     08.Fade to Black (Live)
     09.Seek and Destroy (Live)
     10.Whiplash (Live)
     11.Fight Fire With Fire (Live)
     12.Guitar Solo (Live)
     13.Am I Evil? (Live)
     14.Motorbreath (Live)

    ・LIVE AT MTV'S DAY ON THE GREEN AT OAKLAND STADIUM, OAKLAND, CA - AUGUST 31, 1985

     Track03以外未発表

     01.Creeping Death (Live)
     02.Ride the Lightning (Live)
     03.For Whom the Bell Tolls (Live)
     04.MTV Day On The Green Interview with Lars and James

    ・DANISH TV

     未発表映像

     “Lars Ulrich When He Was Young” *Lars’ first television interview
     “SPOT – Lars Ulrich”

    記録魔らしいラーズのコレクション、どれがまだリリースされていないものなのか等細かく記載されています。

    まだデラックスボックスのアートワークは決定していないとのことでそのうち続報が届くことでしょう。告知を読む限り、今後もいろいろと動きがありそうです。(あとは『No Life 'Til Leather』のCD化や肝心の新譜制作など・・・)

    【追記】
    DVDはリージョンフリーになるとのこと。
    Amazon.comにてサンプルが聴けるようになっていますが、これはリマスター音源なのでしょうか・・・。

    http://www.amazon.com/Kill-All-Remastered-Deluxe-Boxset/dp/B01BUX7YOU
    http://www.amazon.com/Ride-The-Lightning-Deluxe-Boxset/dp/B01BUX7YPO

    【追記2】
    送料含めてボックスセット1つにつき次の価格となります。2つまとめて購入しても送料はまとめられないため、両方購入した場合はこの2倍の価格となります。(実際にはこれに関税がかかりますのでご注意ください。)
    soryo

    【追記3】
    Amazon.co.jpでも発売が開始されました。価格は各15,320円。
    送料がかかっていない分、公式で買うより安くなっています。

    『Kill 'Em All』ボックスセット
    http://amzn.to/1RfovTP
    『Ride The Lightning』ボックスセット
    http://amzn.to/20N3oej

    このような限定ボックスの場合、Amazonで購入の際に気を付けたいのは、「商品が用意できませんでした」といきなり注文が取り消されることがたまにあることです。念のため。

    さらにリマスター盤CDのみの予約も受け付けていました。

    『Kill 'Em All』リマスター盤CD
    http://amzn.to/216h0GS
    『Ride The Lightning』リマスター盤CD
    http://amzn.to/216h21l

    【追記4】
    追記ばかりですいません。
    Metallica.comのフォーラムでMetClubのスタッフが今回のリリースの件についての質問に答えていました。

    ざっくり読んでわかったことを列挙しておきます。
    ・限定数いくつなのかは現時点で不明
    ・Amazon.comのサンプル音源はリマスター盤かどうか疑わしい
    ・MetStore特典は無し(Amazonでも同内容)
    ・LP盤にはLiveMetallicaのDLコード付録
    ・当時の撮影画質からブルーレイは無し
    ・パラディウム公演はサウンドボード音源
    ・ドニントン公演はオーディエンス音源
    ・他のアルバムのリイシューについては現時点で不明
    ・DVDはリージョンフリー
    ・現時点で『No Life 'Til Leather』のリリース予定は無し(おい
    ・ボックスセット特典のDVDやCDを別売りする予定無し
    MetClubフォーラムより
    cowboybluesさん、情報ありがとうございます。

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    『Kill 'Em All』『Ride The Lightning』のリマスター盤2015年発売決定
    2016年、メタリカ情報局から新年のご挨拶

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    ラーズ・ウルリッヒが大学で学生たちと講義を行うとのこと。ジェイムズ・ヘットフィールドもゲストで登壇予定。公式サイトの告知を管理人拙訳にてご紹介。

    lars_frontrow

    俺たちはベイエリア出身であることを誇りに思ってきた。だからバークレーのカリフォルニア大学が自分たちのホームタウンを祝福する特別な機会を与えてくれたので飛びついたんだ。3月2日(水)午後7:00にカリフォルニア大学バークレー校のゼラバックホールにて、ラーズは同大の学生学芸員たちと協力してごく近くで接するイベントを開始する。またラーズは最も刺激を受けている友人や音楽、デザイン、映画、そしてハイテク分野の世界にいる仲間を連れてきて、多くの創造的なリーダーと思想家がなぜ自分たちのホームとしてベイエリアを選ぶのかを探求していく。

    ラーズが参加するステージには、グリーン・デイのビリー・ジョー・アームストロング、セールスフォースの会長兼CEOのマーク・ベニオフ、ベーシストのレス・クレイプール、俳優で活動家のピーター・コヨーテ、ジェイムズ・ヘットフィールド(そうあの彼だ)、(映画『Untitled』『Bartleby』『The Californians』『The Architect』を撮った)映画監督のジョナサン・パーカー、ターナー・ダックワーズの共同創設者、(『Death Magnetic』『Lulu』『Through The Never』のアルバムジャケットデザインを手がけた)デヴィッド・ターナー、そしてラーズの父親で87歳にして音楽、映画、作詩と精力的に活動しているトーベン・ウルリッヒが加わる予定だ。この夜には多種多様な革新者たちから創造性、共同作業、講談、自立的思考の探求といった体験を約束する。

    (後略)

    Metallica.com(2016-02-16)

    たった5ドルのチケットはすでに売り切れ。後日何かしらのシェアがあればまた紹介したいと思います。

    この講義に関する詳細はカリフォルニア大学のサイトのこちらから(画像クリック)。
    front-row

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    メタリカの9thアルバム『Death Magnetic』のプロデュースを務めたリック・ルービンがRollingStoneの「人生の21曲(My Life in 21 Songs)」というインタビューのなかでメタリカの「The Day That Never Comes」を挙げて『Death Magnetic』制作当時のメタリカを振り返っていました。管理人拙訳にてご紹介。
    rick-rubin



    メタリカが映画『Some Kind Of Monster(邦題:メタリカ 真実の瞬間)』を作ったのは、本当に大胆だなと思ったよ。彼らがボロボロだったところを見せたわけだからね。彼らと一緒に仕事をする上で主な目標は、メタリカがまたヘヴィメタルバンドであることにOKと感じられるように、彼らを導くことだった。いくつかの点で、彼らはすでにやっていたが、さまざまなやり方で自己改革しようとしていた。彼らが全員、全てを再びガッチリかみ合わせて、メタリカと恋に落ちた最初の場所まで私は持っていこうとした。彼らが『Master Of Puppets』を作った時に影響を受けた、当時聴いていた音楽を聴かせたんだ。彼らにはそういった影響下で生活し、バンドとしてもっと一緒にプレイする時間を過ごしてもらうように言ったよ。

    彼らは生の演奏の力を届けることよりも、自分たちが探している完成形を得るために、楽器やパートのパンチを効かせようとスタジオを使おうとする罠に陥っていた。彼らには機械で楽曲を編集することでアイデアを試すということをさせずに、彼らがどう感じたかを確認するために違う順序で彼らに(実際に)プレイしてもらおうとしたということだ。そうして彼らは本当にもう一度バンドになっていった。

    ラーズがコンピューターの前に座って何か試したり曲を書こうとしたりしようとすると、いつも私は彼とバンドみんなで一緒に演奏してみるようしつこく言ったもんだよ(笑)それは彼らにとってただの習慣だった。演奏する必要がなければ、たくさんのアイデアを試すのは簡単だからね。でもひとつのパートを演奏して次のパートに入っていこうとしたら、最初のパートか2番目のパートをちょっと変えて演奏するかもしれない。互いに心血を注いだり、互いに対抗し合ったりすることで、音楽的なことが起きえるんだ。そういうことをあの曲で聴くことができる。あれはランダムにクリックしてピースを繋げたのでは起きえない。

    楽曲制作で私が彼らに挑んだ実験はこうだ。「メタリカというバンドがいないことを想像するんだ。キミたちはバンドにいて、このバンドの生存競争に挑もうとしている。みんなを感動させたい。どんなサウンドだ?余計なことを考えるな、キミたちが観客の頭をつんざくように感じるものは何だ?」あれは本当に良い仕事だった。私は『Death Magnetic』の全部が大好きだよ。

    RollingStone(2016-02-11)

    ラーズがプロツールにハマって、リック・ルービンにたしなめられている姿が目に浮かぶようです(笑)

    2011年には次作のプロデュースを務めるようなインタビューを受けていましたが(関連記事参照)、現在はスター・ウォーズ公認EDMアルバムを作っていたり、別の仕事で忙しいようです。

    リック・ルービン、スター・ウォーズ公認EDMアルバムを制作

    果たしてメタリカが現在制作中のアルバムは、どんな楽曲制作プロセスが踏まれるのでしょうか。

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