ユニクロをはじめ、ファストファッション、各種ブランドでメタリカ他HR/HMのTシャツ等が取り上げられるなか、メタルファッションについて真正面から分析した電子書籍『メタルファッションを読み解く〜NWOBHM、LAメタル、BIG4、BABYMETALを追って〜』がAmazon、楽天Koboにて発売中とのこと。著者はへヴィ・メタル文化研究者の長谷川修平氏。

序章ではNWOBHM、LAメタル、スラッシュメタル、以降細分化が進んでいったメタルファッションの流れや背景について分析。以後の章ではギタリスト編・バンド編に分けてアーティストの具体例を挙げて、メタルファッションについて楽曲との関連性にも触れながら分析しています。終章ではファンの服装としてのメタルファッションについても分析。メタル愛の表現、ドレスコードとしてのメタルファッションについて触れています。以下、目次を引用。

metalfashion

はじめに
メタルファッションの流行と時代 

―ギタリスト編―
衣装としてのギター
スラッシュ:過去を感じさせないオールドスクール
ザック・ワイルド:王道を行くアメリカン・ギターヒーロー
ケリー・キング:大胆にイメチェンした野獣系ギターヒーロー
イングヴェイ・マルムスティーン:わが道を行く俺流ギターヒーロー
マイケル・シェンカー:喜びと悲しみの黒
ZZ トップ ビリー・ギボンズ:テキサスのトレンドオヤジ
 
―バンド編―
キッス:メイクが意味するもの
ロブ・ハルフォード:ブラックレザーをまとったメタル司祭
レミー・キルミスター:時代に合わせたオールドスタイルとオンリーワン
レミー・キルミスター:ミリタリーロックンローラー
モトリー・クルー:バッドボーイズのイメチェン術
メタリカ:アンダーグラウンドから全米1位へ、サンフランシスコから世界へ
パンテラ:異種交配によるニューメタルスタイル
BABYMETAL:メタルのニュースタイル

おわりに
ヘッドバンガーズ、俺たちのメタルファッション

「音楽知らなくたって着ていいじゃん、ロックT」のスローガンが論議を呼んだ昨今、改めてメタルファッションについて向き合うことのできる良書です。

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またモーターヘッド愛好家でもある同著者がレミー・キルミスターの一周忌を過ぎて著したレミー追悼記『モーターヘッドのレミーが遺したもの〜アティチュード、サウンド、ファッション、ライフスタイル、唯一無二の生き方〜』も合わせてAmazonから発売中。

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実際にレミーと親交があり、レミー自伝『レミー・キルミスター自伝 ホワイト・ライン・フィーヴァー』巻末の日本語版補章を担当した著者だけにレミー愛にあふれた一冊となっています。

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