メタリカ情報局

メタリカを愛してやまないものの、メタリカへの愛の中途半端さ加減をダメだしされたのでこんなブログ作ってみました。

       

    タグ:Hardwired

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    メタリカの『Hardwired...To Self-Destruct』のプロモツアー中に行われた、ドイツの「Radio 21」によるカーク・ハメットへのインタビューが公開されていました。UltimateGuitarの文字起こしを管理人拙訳にてご紹介。

    kirk_rum2017

    俺はストーンズがまだ活動しているという事実が気に入っている。チャーリー・ワッツが80歳近いってこともね。2ヶ月前にバディ・ガイを観たんだけど、彼なんか80歳だからね!2人の80歳の男がまだ元気にやっている。彼らが出来て、なぜ俺は出来ないっていうんだ?

    引退はしたくない!出来るだけ長く、ギターを弾き、曲を書き、ライヴをしていたいね。いつもアーティストとして成長したいと思ってるし、常に創造して演奏していたいと思ってるよ。

    バンドが終わりになろうがなるまいが、俺はそれを受け入れなければならない。でも俺は辞めないだろうね!(笑)

    もし何らかの理由でバンドが終わりになっても、おそらく俺はまだ活動を続けていく。そうは言っても、身体が続く限り俺たちみんな続けていくと思うよ。

    俺たちは全員、身体に問題を抱えている。俺は膝、手首、肘、肩に問題がある。全部、演奏で酷使してきたせいだよ。ジェイムズもそうだし、ラーズもそうだし、ロブもそう。みんな身体の問題なんだ。

    こういう身体的な障壁を乗り越えられる限りは、ステージに上がって「Fight Fire With Fire」とか「Hardwired」のような曲をこれからもやっていくだろうね。


    UltimateGuitar(2017-05-27)

    インタビューのフル動画はこちらから。


    その他にもスコーピオンズへの熱い思いや、有名になったと実感した瞬間として、『...And Justice For All』かブラックアルバムの頃に本屋で漫画を漁っていた時に顔バレした話などいろいろ語っています。

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    2017年2月12日(日)にテレビ放送される第59回グラミー賞にメタリカが招待されました。Metallica.comによるととてもユニークで特別なものを計画しているとのこと。メタリカのグラミー賞でのパフォーマンスは、中国人ピアニストのラン・ランと「One」で共演した2014年の第56回グラミー賞以来3年ぶり。ちなみにメタリカは今回、「Hardwired」がグラミー賞ベスト・ロック・ソング部門にノミネートされています。

    jmz_langlang

    Metallica & Lang Lang: One (MetOnTour - Grammy Rehearsals - 2014)


    また、2017年1月18日(木)に行われる「Worldwired Tour」北京公演では、そのラン・ランがスペシャル・ゲストとして出演するとのこと。(今回のアナウンスで以前6公演とされていた1月のアジア・ツアーが5公演と記されており、1月中のアジア・ツアーの追加はなさそうです。。)



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    前回の続き。カークが「So What!」の編集長、ステファン・チラジとの会話で『Hardwired...To Self-Destruct』アルバム全体の印象、好きな曲について語っています。管理人拙訳にてご紹介。

    kirk_interview_sw

    ステファン
    ちょっと長くなったアルバムとともに取り組んできた、キミの気持ちを伝えてほしい。

    カーク
    最高だと思うよ。たくさんのグルーヴがのった本当に最高でヘヴィなアルバムだし、グルーヴ命、スウィング命って感じだね。俺はイカしたグルーヴやスウィング、軽快なリズムを聴くのが大好きなんだ。俺にとっては、大抵そういうものがソロとか即興を弾くにあたって一番楽しいからね。このアルバムではそれがたくさんある。ギターソロをやっている時にはそれが助けになったと思うし。曲の感覚が本当にはっきりと表に出ている。過去にやっていたものよりもずっと、感覚を捜し出さなきゃならない、あるいは曲に差しはさむ感覚を頭の中に創り出さなきゃならない。曲の感覚が明白でハッキリとしていた一方で、その曲にソロを入れる相当な時間を取っていた。ヘヴィなパートも大好きだよ。グルーヴのパートと本当にヘヴィなパートで最高のバランスがある。

    ステファン
    ノリに関しては、このアルバムはおそらく、しばらく出してきたメタリカのレコードよりもグルーヴがあると思う。もう少しスウィングがあるというか・・・

    カーク
    あぁ、間違いなくスウィングがあるよね。本当にたくさんのエネルギーに満ちたグルーヴ。文脈とコントラストが物事を際立たせている。もしグルーヴが何らかの形で機能すれば、もし4分の4拍子でスウィングしてたら、俺はそこに8分の5拍子の何かをプレイしてうまくいくか見てみるんだ。過去には、ギターソロに取り組んで、スタジオでやってみて、アルバムに自分のやったものが収録されるたびに、そのソロは価値があるものだと思っていた。今回は全てのプレイは曲のためだけにある。だから俺にとっては何か特定のソロにどんな価値があるのか定めるのは難しい。ただスタジオ入りして・・・

    ステファン
    リフに挑戦したと。

    カーク
    そう。それに全ては驚くほど容易く見えて、俺がアルバムに対して何もやっていないように見えるからね。でもキミも知っての通り、頭の中ではそれについて本当に考えていた。「あぁ俺はこの時点まで自分の人生の全てを取り組んできた」と思ったよ。後、これは言わなくちゃならない。過去、俺は自分自身を夢中にさせてきたけど、今回はそんな感じじゃなかった。その日のために奮い起こした全ての能力を出しきって、頑張ったんだよ。

    ステファン
    最後に・・・今、『Hardwired...To Self-Destruct』のなかでリッパー(訳注:カークの愛称)が一番プレイすると考えると興奮する曲は何かな?

    カーク
    まぁ俺は速くてヘヴィな曲が好きだからね、わかるでしょ?だから「Hardwired」は本当に最高だよ。「Moth Into Flame」も最高。そして「Spit Out The Bone」。俺にはこういう曲が大事だね。

    Metallica.com(2016-11-23)

    今回のカークのインタビューはこれでおしまいです。「Hardwired」のMVを初めて観た時に冒頭でカークがムチャクチャ頭を振っていたのが印象に残っていましたが、やっぱりこういうのがお好きなんですね。


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    伊藤政則氏関連の情報が続きます。2016年11月11日(金)放送のtvk「伊藤政則のROCKCITY」にて、ラーズ・ウルリッヒのインタビューが放送されるとのこと。

    100409head

    このインタビューはbayfmのPowerRockTodayでも音声がオンエアされていましたが、映像として放送されます。また同日、「Hardwired」のMVも放送予定です。

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    Metallica.comにて今年(2016年)行うニューアルバム『Hardwired...To Self-Destruct』リリース前のツアー日程が発表されました。各日程とチケット発売は以下の通り(全て現地時間表記)

    newtour_2016

    ■2016年10月26日
    プエルトリコ・サンフアン
    MetClub前売:2016年9月8日10:00〜9月9日17:00
    一般発売:2016年9月10日10:00

    ■2016年10月29日
    エクアドル・キト
    MetClub前売:2016年9月8日9:00〜9月9日16:00
    一般発売:2016年9月10日0:01

    ■2016年11月1日
    コロンビア・ボゴダ
    MetClub前売:2016年9月13日10:00〜9月14日22:00
    一般発売:2016年9月18日10:00

    ■2016年11月3日
    グアテマラ・グアテマラシティ
    MetClub前売:2016年9月8日8:00〜9月9日15:00
    一般発売:2016年9月18日10:00

    ■2016年11月5日
    コスタリカ・サンホセ
    MetClub前売:2016年9月13日10:00〜9月14日22:00
    一般発売:2016年9月22日10:00

    Metallica.com(2016-09-05)

    これまでインタビューで「まだ制作中」とされていた新譜『Hardwired...To Self-Destruct』から完全に手が離れ、ツアーに出る準備は万全とのコメントも合わせて公開されています。

    2014年の「Metallica By Request」ツアーは、コロンビアから始まり「Lords Of Summer」が初披露されましたが、今回は新譜発売を前にしたツアーとして廻ることとなりました。果たして「Hardwired」以外の新曲披露はあるのか、気になるところです。

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    もしメタリカの新曲「Hardwired」が『Kill 'Em All』からブラックアルバムの初期5作にそれぞれ収録されていたら?
    Hardwired_youtube

    メタリカの初期5枚のアルバム風のミキシングやアレンジを施したカヴァー音源が話題になっています。音源をアップしたのはYouTubeアカウントcreblestar。



    各アルバムの特徴をよく捉えているナイスアレンジ。オリジナルの「Hardwired」と聴き比べるのも一興です。


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    再びRollingStoneによるラーズ・ウルリッヒのインタビュー。今後のメタリカについて語ってくれています。管理人拙訳にてご紹介。

    larsulrich_2016_rollingstone

    メンバー全員が50代となったメタリカだが、すぐに引退することはないと語る。

    「唯一わからないのは肉体的なことだね。もし腕や足や膝や肩や喉、背中や首なんかが全て健全でいられたとしたら、もっとずーっと長いあいだこういうことを続けちゃダメなんて理由はないだろ。」

    さらに歳を重ねてもライヴを行っているローリング・ストーンズのようなバンドについてはこう語っている。

    「俺はこの地球上のどのバンドよりもローリング・ストーンズが大好きだよ。俺が言いたいのは、明らかに俺たちがやっていることは、エネルギーの観点からするとさらに肉体的なものが要求されるってことだ。「Battery」「Master Of Puppets」「One」といった曲は尋常じゃない肉体的なエネルギーを必要とする。それにふさわしい肉体的な要求に答えられない場合は、生半可にプレイするよりもやらない方がいいだろう。それだけはどうなるかわからない。気持ち的にはもう100年やれると思っているよ。」


    エアロスミスは新しいアルバムを出すことについて疑問視しているが、メタリカは別の見解のようだ。

    「くたばるその日までレコードを作り続けていければと思うよ。それが自分たちを刺激して、まだゲームに参加できていると感じる方法だからね。違う考えの仲間のことは確かに尊重するけど、まだ何か言いたいことがあるって感覚は、生きているという感覚だったり自信だったり自分自身について良いと思える感覚という点でとても重要なことなんだ。」

    RollingStone(2016-08-31)

    このインタビューと併せて新曲「Hardwired」のMVのメイキング映像が公開されてます。バンドの良い雰囲気が伝わってきます。


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    まずはNMEからジェイソン・ニューステッドのインタビュー紹介を引用。

    jason

    ジェイソン・ニューステッドは8月29日シリウスXM・サテライト・ラジオの番組「エディー・トランク・ライヴ」に出演し、メタリカの新曲”Hardwired”を聴いたか尋ねられた際に次のように答えている。

    「とても意地悪な質問だね。もう何回も聴いたよ。誰かが車の中で僕のためにかけてくれてね、それから家に持って帰ってまた聴いたんだ。楽曲の感じが好きだったし、激しいところが好みだったよ。素晴らしいと思う」

    また、メタリカのメンバーと今でも連絡を取るのか尋ねられた際には次のように答えている。「この間の木曜日にラーズ(・ウルリッヒ)と電話したよ。彼とは2週間に一回話すんだ。彼らは新しいレコードに備えて多くの材料がそこにはあって、できる範囲で支援したいからなんでも電話してくれと言ってあって、僕らは常に連絡を取り合っているんだ。そして今は電話で話をしているだけなんだけど、長らく会ってないから実は直接会いたいと思っている。でも、今彼らはこの新しいレコードに関してかなりたくさんのやらなくてはいけないことがあるみたいだからね。僕もとても興奮しているし、そんな彼らを誇りに思うよ」

    さらに、今はメタリカとは単純に友達としての付き合いなのか、それともビジネス・パートナーとしての関係なのか、もしくは何かまた一緒にやる可能性もあるのか訊かれた際には「その3つ、すべてに当てはまるね」と答えている。

    NME(2016-08-30)

    どういう形になるかわかりませんが、また共演という形で観てみたいところです。さらにForBassPlayerOnlyでのジェイソン・ニューステッドのインタビューを管理人拙訳にてご紹介します。先日紹介したBillboardのインタビューと同じコメントが多く散見されたので、もしかしたら同じインタビューを別媒体で書いているものかもしれません。できるだけ重複しない部分を抜粋して紹介します。

    −ちょうど今年はブラックアルバムのリリース25周年ということもあって私たちはその話もしようと思ってますが、あなたがいま行っているChophouseのスタジオを初めて開いてからも25周年なんですね。

    その通り。ブラックアルバムが本当にいいスタートを切って、俺はスタジオについてもアイデアを出してきて、現金がようやく入るようになってきたから、ガレージにそのスタジオの姿を設計した。それがChophouseになったんだ。みんなが2週間どこかにツアーに出る時にみんなが使える場所として、ジャムルームになるはずだった。

    当時はみんなが来て盛況だったよ。エクソダスとかセパルテゥラのヤツらとか、デヴィン・タウンゼンドとか、ツアーを廻ってたヤツらが自分たちの曲を弾いていたんだ。ほとんどがベイエリアのバンドで、ビッグになったバンドもいればそうでないのもいる。でも彼らはみんなChophouseにやってきて、オフの時間に音楽をプレイしていたのは楽しかったし、アルバム制作の苦難やツアーでの時間から離れて、ただ音楽を突き詰めていたんだ。

    (中略)

    −ファンはヘヴィメタルの巨人のひとりがフォークやルーツミュージックのような音楽に親近感を持っているということを疑問を持たざるえないのでは?

    それには深いわけがあってね。俺の母が病気になって、他のこと全ては二の次になった。次のNewstedのレコードを作ることもできたが、この時ばかりはそれはありえなかった。母に何か起きてしまったら、他のことは後回しだ。5月の最後の日に母は亡くなったが、最後の数年は母とたくさんの時間を過ごした。母はたくさんのこういった曲や音楽が好きだったんだ。だから母のために弾いたりしてね。そういう曲を集め始めた。少しの間、ヘヴィミュージックから離れて、また一呼吸おくことは重要なことだったんだ。また俺はアメリカン・ミュージックと昔のルーツミュージックについてのドキュメンタリーを何本か観た。そういった組み合わせ全てが本当に俺を触発し始めたんだ。かなりオープンマインドになって、違う視点から物を観るようになったと思う。母と長く過ごしたことで本当に価値あるものを俺に思い出させてくれたし、そういう方向性に向かわせてくれたんだ。

    −実際プレイするのに大きく調整したのですか?手にアコースティックギターを持っていても、自動的にヘッドバンギングを始めてしまったなんてことはなかったですか?

    (笑)まぁ、手足は動いていると思うよ。俺はアコースティックギターの弾き方を本当に学ぼうとして指が痛くなるまでプレイしていた。いつもメチャクチャだったけど、今の自分のようには集中できていなかった。俺はまだジョニー・キャッシュがやってたみたいにネックの端に指を置いてオープンコードで弾くだけなんだ。ほとんどの場合、俺は曲を漁って漁って漁って集めようとしている。

    (中略)

    −メタリカの曲やその他のメタルの曲をアレンジしてみようとは思わなかったのですか?

    そうそう、俺の友だちはみんなそう言ってくるよ。友人いわくこうさ。「なんで(Newsted時代の)「The Crow Flies」とかそういうものをやろうとしないんだ?落ち着いて自分のものにして今使っている楽器でこの場で入れてみないか?」でもそれは俺が思っていたほど簡単じゃないんだ。テンポを遅くして弾けばできると思っていたけど、そういうものじゃなかった。本当に曲の感じが変わってしまう。だから、オリジナルでやっているのと同じくらいクールなものにしていくには時間がかかるんだ。

    (中略)

    −(バンドとしての)Newstedはどうなってしまったのですか?数年前は全精力を傾けていたように見えましたが。

    あれについては前後を見誤ったと思っている。あまりに多くのものを一度に得ようとしていた。あまりに多くの期待がおそらく俺を参らせてしまった。やれるだけのことだけやれば、それ相応に作用する。俺はレコードもう1枚分の曲を書いていたけど、まとまっていないから(こんな曲があると)列挙したくないんだ。最後までレコーディングできていないし。みんなに披露するまでの準備ができていない。それは今は後回しになっているんだ。

    −先ほど言ったように、アルバム『Metallica』にとって記念すべき年です。25年経ってどう思いますか?

    俺が音楽をプレイしたいと思っている限り、つい3週間前のことのように感じるよ。俺たちがやったことに誇りを持っている。数週間前に何度かラーズと話したけど本当に素晴らしいよ。

    −スタジオでの制作はどんな感じでしたか?あなたが何か知っていることは?

    間違いなくやってきた集大成がそこにはあった。ヤツらが(メタリカを)始めてから10年、実際俺はフロットサムを始めた後だ。みんなは苦難続きで個々人が鍛えられていたし、どんな傷だろうがなんだろうが来たるものの準備はできていた。それからボブ・ロックがやってきた。もちろん俺たちはそういうことはやってこなかった。彼はコードのこと、パワーのこと、実際の音質について形作るために俺たちにやかましく言って聞かせていた。俺たちはその準備ができていたし、彼も俺たちのための準備ができていた。世界はあのサウンドの準備ができていたんだ。みんながコツコツ身を粉にして働いた。メタリカがいつもやっているようにね。そこから(成功の)果実を得たんだ。

    (中略)

    −あなたから本が出るという噂がありますが、それは本当でしょうか?

    Newstedの方が活動を縮小していた頃に執筆依頼があった。彼らは前払いでもやってほしかったようだ。俺は共著者とかそういった全てについて出版社と何回か会話をしていたんだ。でもうまくいかなかった。今やりたいことはそれじゃないと気付いたんだ。いつかはそうだとしてもね。俺が落ち着いたタイミングでもっと多くの話を書けたらと思っているよ。俺はまだこれ(音楽)をやっていたい。スキルが落ちないあいだ、機能が落ちないあいだ、全てがクールなあいだはね。それが進むべき道であり、まだそこから横道にそれることのない道だということを確かめたい。

    ForBassPlayerOnly(2016-08-22)

    後回しになっているジェイソンの新曲についてもいつか披露される日が来ることを祈っています。

    【追記】
    ジェイソンが地元のラジオ局に出演した際のライヴ映像がアップされていたのでご紹介しておきます。

    Bear Creek Blues (John Prine Cover)


    Down To The River (Doug Seegers Cover)


    Roll Me Up & Smoke Me When I Die (Willie Nelson Cover)


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