メタリカ情報局

メタリカを愛してやまないものの、メタリカへの愛の中途半端さ加減をダメだしされたのでこんなブログ作ってみました。

       

    タグ:ESP

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    メタリカの『Hardwired...To Self-Destruct』発売を記念して、ESP公認で静岡県藤枝市の「すみやグッディ藤枝店」にて2016年11月19日(土)にMETALLICAシグネイチャーモデルギター展示会が開催されるとのこと。

    KH-20

    展示予定のものは、「すみやグッディ藤枝店」“METALLI館館長”の私物28本のMETALLICAシグネイチャーモデルギター、個人所有のメンバー直筆サインや、バックステージパスなど自慢の品々の他、ESP提供のメンバー直筆サイン、フィギュア、Tシャツなど。

    詳細は以下のリンク先をご覧ください。
    http://www.sumiya-goody.co.jp/shopblog/fujieda/2016/10/metallica.php

    展示会の模様はこちらの記事にて追記予定です。

    【追記】
    当日の写真を送っていただいたのでご紹介します。
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    動画もFacebookでアップされています。
    https://www.facebook.com/sumiyagoodyafg/posts/684330521735116

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    NAMM Show 2016開催、メタリカのシグネチャーモデル続々公開

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    ESPギターがカーク・ハメットのニューモデルギターLTD版の「Nosferatu」を300本限定で発売するとのこと。

    nosferatu

    1922年に公開された、カーク・ハメットが大好きなホラー映画『Nosferatu(邦題:吸血鬼ノスフェラトゥ)』の幻のオリジナルポスターがプリントされた特別モデル。ギターケースは墓石仕様。
    case

    昨年暮れにはカークの運営する「KVH Toys」からカークのサイン付きで13本限定で発売されていました(関連記事参照)。詳しい仕様についてはESPギターのページからご確認を。

    http://www.espguitars.com/products/17042-kh-nosferatu?category_id=1963398-kirk-hammett

    【追記】
    今年になってすでに発売されていました。最新ニュースではなく失礼しましたm(_ _)m
    http://www.digimart.net/search?category12Id=359&keywordAnd=nosferatu&x=0&y=0

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    カーク・ハメットのニューモデルギター「Nosferatu」が限定発売
    ESPギターから『Master Of Puppets』リリース30周年記念モデルギター発売決定
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    カーク・ハメット、ホラー映画愛を語る(後編)

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    ESPから『Master Of Puppets』リリース30周年を記念して記念モデルギターが発売されます。まずはギター画像とESPからの煽り文句を管理人拙訳にて。

    信じられないかもしれないが、メタリカ随一のアルバムのひとつと考える人々もいる『Master Of Puppets』を彼らがリリースしたのは30年前の1986年春のことだった。実際、今年の初めには、このアルバムはアメリカ議会図書館による国家保存重要録音作品に追加されるに充分なほど「文化的に、歴史的に、芸術的見地からみて重要」であるとみなされた。メタル・アルバムで唯一の栄誉を授けられたのである。『Master Of Puppets』はメタリカが初めてメジャーレーベルで出した3rdアルバムであり、表題曲だけでなく「Battery」「Welcome Home (Sanitarium)」「Damage, Inc」などが収録されていることでよく知られている。

    mop_guitar

    我々ESPはメタリカの最初の2枚のアルバムで行ったように、『Master Of Puppets』の限定版LTDを紹介できることを誇りに思っている。このギターは世界で400本限定で、注目すべき記念のギターを待っている筋金入りのメタリカファンの長蛇の列ができるのは間違いない。アルバムの象徴的なカバーアートを再現した仕上がりとなっている。我々は『Master Of Puppets』LTDギターはファン同様、ギタリストにも相当高い人気を誇る収集価値のあるものになると予想される。

    『Master Of Puppets』LTDギターは、25.5"スケールでボルトオンのメイプルネック、アルダーボディに24 XJフレット付きエボニー指板を備えている。EMG81(ネック、ブリッジ両方)のアクティブ・ピックアップセットは、TOMブリッジにストリング・スルー・ボディとなっている。指板にはメタリカのロゴが象嵌され、それぞれのギターにはメタリカのロゴ付きのESPギターケース、ESPからの証明書が添付される。

    この新限定版ギターは「Summer NAMM Show」で初お目見えとなるが、ひとつ欲しいと興味があれば今日にでもESP販売店にご連絡いただきたい。ひとたび無くなったら、永遠に無くなっているでしょう。

    ESP(2016-06-21)

    ギター用語をよくわかっていないので仕様を紹介する部分の和訳ががだいぶ怪しいですが・・・。ESPの煽り文句にもあるように、『Kill 'Em All』『Ride The Lightning』に続くアルバムジャケットアートのギター。これまでのモデルは300本限定でしたが、人気を見越して今回は400本限定となっています(価格未公表)。
    metallica_guitar_30th
    original

    ちなみに「Summer NAMM Show」は今週(2016年6月23日から25日)行われるので近いうちに紹介動画などがアップされると思われます。

    【追記】
    「Summer NAMM Show」ESPブースでの紹介動画が公開されました。


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    ギター&ベースメーカー、ESPからメタリカの新しいシグネチャーモデルのギターが発表されました。今回新たに公開されたのは、カーク・ハメットの「NOSFERATU」を含む全6モデル(内ジェイムズモデルのLTDが2種類)。

    まずはジェイムズ・ヘットフィールドのシグネチャーモデル。
    ESP SNAKEBYTE BLKS
    ESP SNAKEBYTE BLKS

    ESP VULTURE BLKS
    ESP VULTURE BLKS
    ESP

    続いてカーク・ハメットのシグネチャーモデル。
    KH-NOSFERATU
    KH-NOSFERATU

    KH-202 CAUTION
    KH-202 CAUTION

    ESP

    毎年1月にアメリカで開催される世界最大規模の楽器ショー、NAMM Show。今年のESPのブースで今回の新シグネチャーモデルが展示されています。

    12:20〜 「KH-NOSFERATU」「KH-202 CAUTION」「ESP VULTURE BLKS」


    4:14〜「ESP SNAKEBYTE BLKS」
    5:10〜「KH-202 CAUTION」


    james_hetfield_guitar_2016

    kirk_hammett_nosferatu

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    facebook(2016-01-25)

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    前回の続き、ホラー映画関連のコレクターとしての顔を持つカーク・ハメットをインタビューした記事の後半を管理人拙訳にて。

    hammett_monsters_kids

    家では、ハメットは友だちや従兄弟とモンスターで遊んでいた。彼のお気に入りのおもちゃはオーロラ社のモンスターモデルだった。暗闇で光る「Frightening Lightning」シリーズが出ると、彼は買い求めた。本の中でハメットは、初めて買ったのはフランケンシュタインの怪物だと語っている。彼は出来るだけ映画に近づけようと塗装を施した。次から次へとモデルを買い込み、彼が早めに寝ようとすると、光るクリーチャー・コレクションを凝視できるほどだった。しかし、彼は自分のモンスターモデルが大好きだったのと同じくらい、それらをぶち壊すことも大好きだったのである。

    「こういうことをするのは俺だけじゃないってことはわかっていたんだ。」ハメットは振り返る。「お風呂に入ろうとして、消毒用アルコールをみつけては、モンスターモデルにそいつをふりかけて、火を点けるんだ。モンスターの手にはテープで爆竹を括りつけて、火がついたら、爆発さ。火の点いた爆竹と一緒に屋根に投げ込んだり、手作りのパチンコで宙に舞わせたりしたこともあった。考えうるものは何でも、あのモンスターモデルにしでかしていたんだ。大はしゃぎさ。結果として、俺はモンスターモデルを全部ひとつずつ買っていたし、少なくとも7、8回以上は買っていた。組み立てて塗装するのも大好きだからね。キャラクターは大好きだったし、それをぶっ壊すのも大好きだった。一番のお気に入りはオペラ座の怪人だね。片腕を挙げて、手にマスクを持っているポーズなんだ。彼からマスクを取り上げて、そこに爆竹を持たせるのさ。俺たちはなるたけ破壊的になろうとしていたのさ。」

    ハメットが12歳の時、家族はサンフランシスコから20マイル離れたベイエリア、カリフォルニア州リッチモンドの隣にある小さな郊外の町、エル・ソルブランテに引っ越した。「全く突然のことで、俺は都市に住むっていう資質を持ち合わせていなかった。一番近いコミック本の店は少なくともバスで1時間半かかるバークレーにあった。だから俺のコミック本集めには大打撃だったよ。俺は模型のロケットを作ったり、音楽を聴いたりし始めた。」

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    メタリカとしてライヴに臨むハメットはユニバーサルの1930年代モンスター映画の希少なポスターを元にした4つのESPギターを弾いている。「The Mummy」ギターが一番人気だ。(サンフランシスコ国際空港ミュージアム写真提供)

    10代前半で、ハメットはレッド・ツェッペリン、ピンク・フロイド、シン・リジィ、クリーム、ZZトップ、レイナード・スキナード、サンタナ、ブラック・サバスといったレコードを集めるのに執心の向き先を変えた。ある夏、彼は地元の映画館でジミ・ヘンドリックスのドキュメンタリーを見て、永遠に彼の人生を変えることとなった。15歳の誕生日の1ヶ月前に、初めてのギターを買い、1979年に16歳でベイエリアで急成長するスラッシュメタル・ムーブメントのなかで最も影響力のあるバンドのひとつ、エクソダスを結成した。

    メタリカがリードギタリストのデイヴ・ムステイン(その後メガデスを結成することとなった)を1983年に解雇すると、他のメンバーたちはデビューアルバム『Kill 'Em All』のレコーディングのためにバンドに加入してもらおうと20歳のハメットを誘った。本の中でハメットは、とりわけ彼と同じくらいホラー映画、ビクトリア朝のホラー作家H.P.ラヴクラフトが大好きだったメタリカのベーシスト、故クリフ・バートンと親密になったと語る。そしてバンド全員でアルバム制作中にドライブインシアターで『死霊のはらわた(原題:The Evil Dead)』を観に行った。

    「14歳から始まったんだ。俺は音楽に熱中した。ギターを弾いていない時はリハーサルに行っていた。リハーサルでもなく、ギターを弾いてもいない時はライヴをやっていた。その3つともやっていない時は旅をしていた。それはホラー映画への興味より人生の優先順位で上にあったんだ。でもまだ空き時間にはホラー映画を観に行っていたよ。あちこちでコミック本やモンスターマガジンをひっつかんでいた。16歳の時にホラー映画のファンジン「Fangoria」が出たら、読み始めていたし。音楽に深く入り込んでいった時でさえね。白が黒になるような変化じゃなかった。俺はまだこのジャンルに足を洗っていなかったんだ。でも以前ほどは多くの時間をそこに割けなくなっていたよ。」

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    これらは1943年のベラ・ルゴシ主演の『吸血鬼蘇る(原題:The Return of the Vampire)』で、太陽の光を浴びて吸血鬼の頭が溶ける前と後を現した小道具だ。(サンフランシスコ国際空港ミュージアム写真提供)

    メタリカの『Ride The Lightning』が1984年の7月にメガフォースから発売されると、バンドメンバーはわずかではありながらもアルバムの売上げから2ヶ月の一度の給与小切手を受け取るようになった。

    「たくさんのお金じゃなかったけど、またコレクションを始めるには充分だった。再びコミック本を買い求め、おもちゃを集め始めた。おもちゃショーやコミックショー、骨董見本市に行き始めるようになったよ。地元の質屋やフリーマーケットも尋ねるようになったしね。1986年頃(メタリカが『Master of Puppets』のツアー中)には、ツアーで廻っているあいだにコミック本の店、骨董屋、おもちゃ屋を探していた。あとは知っての通り、俺はすっかりまたホラーコレクターモードになったってわけ。子供の時みたいに。止められないね。1984年頃から、音楽と家族とサーフィン以外の、俺そのものなんだ。俺はホラー映画愛好家なのさ。」

    メタリカのアルバムタイトルの多く(『Kill 'Em All』『Master of Puppets』など)は偉大なホラー映画そのもののような響きだ。

    高く評価された1989年のアルバム『...And Justice For All』の収録曲「One」のミュージックビデオは、1971年の反戦映画『ジョニーは戦場へ行った(原題:Johnny Got His Gun)』を編集したものだ。そのなかで、第一次世界大戦に従軍したアメリカ兵が砲弾を受けて腕と足を切断され、目と耳と口と鼻を破壊された。痛ましく、切り分けられた歌詞は映像に結びついている。「Darkness imprisoning me / All that I see / Absolute horror / I cannot live / I cannot die / Trapped in myself / Body my holding cell」2年後、メタリカはシングル「Enter Sandman」をリリースした。子供の悪夢に関する曲だ。ハメットによって書かれた耳に残るギターリフを元に、TOP20のヒット曲となり、無限の称賛を受けた。間違いなく、ハメットのホラーと音楽への愛は深く結びついている。

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    ハメットはバジル・ゴーゴーによるオリジナル画を持っている。例えばこの「Famous Monsters of Filmland」の表紙を飾った太陽の怪物のように。(訳注:映画『太陽の怪物(原題:The Hideous Sun Demon)』)(『Too Much Horror Business』とサンフランシスコ国際空港ミュージアム写真提供)

    「俺の人生全体の視点はホラー映画が色濃く反映している。自然と自分に流れるあの感覚と、湧き出る自分を音楽へと結び付けてきたんだ。四六時中暗いものを聴いていた。俺はじっと座って楽しい曲を弾くなんてタイプじゃない。独りでいるときも子供といる時でさえもね。俺は子供たちに言うんだ。「ほら、前に聴いたことのないこのクールなブラックサバスのリフをやってみよう。」とか「ねぇこれお化け屋敷みたいな響きじゃない?」とか「ほら、これはゴジラが東京で闊歩しているみたいな音だよ」ってね。だから当然、俺はマイナーキーな感じで生きてきた。ホラー映画はマイナーキーなんだ。」

    実際に、1960年代後半に初めて登場したヘヴィメタルのジャンルの多くのバンドが、不穏なサウンドとホラー映画のイメージを楽しんできた。オジー・オズボーン率いる先駆的メタルバンド、ブラック・サバスはその名前をボリス・カーロフ出演の1963年伊仏共同制作のホラー映画から取っている。また有名なモンスター・チューン「Iron Man」を生み出した。アイアン・メイデン、ジューダス・プリースト、スレイヤー、アンスラックス、メガデス、モービッド・エンジェルのようなバンドたちは皆、ホラー映画とオカルトからインスパイアを得た曲を演奏している。それはペンタグラムや溶けた骸骨、墓守、血まみれのナイフ、業火、角の生えた悪魔で彩られたアルバムジャケットに目を移しても明らかだ。『Too Much Horror Business』の中でハメットはこう語っている。「ヘヴィメタルをプレイしたり聴いたりしている人たちはホラー映画を理解できるよ。光と影の具合の全てが同じだからね。」

    こういったミュージシャンたちがTVで「Creature Feature」でB級ホラー映画を観て、おもちゃ屋でモンスターマニアを買って育ったという事実と関係しているかもしれない。しかし、1960年代のヒッピーカルチャーの燦然と輝く精神である「ラヴ&ピース&ミュージック」に対する反発の可能性も否めない。

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    映画『恐怖城(原題:White Zombie)』で使われたオリジナルのベストとジャケットを身につけたベラ・ルゴシ像と(訳注:オカルトの著作を数多く残した)アレイスター・クロウリーをおおまかになぞった悪魔崇拝の立案者についての映画『黒猫(原題:Black Cat)』の衣装を身につけたボリス・カーロフのマネキンのあいだに立つハメット。(『Too Much Horror Business』より)

    「言っておかなきゃならないのは、子供の頃にサンフランシスコに住み、サイケデリックなもの、どこでも靴を履かない長髪のヒッピーたちを見てきたってことだ。みんな裸足なんだ。狂ってるよ。理解できなかった。たとえ両親がそれを受け入れたとしても、俺自身の感性とは反していた。たぶん脊髄反射で、俺は別の方向、よりダークなものへと進んだんだろうな。俺はビートルズファンじゃないんだ。なぜかって?いつだってハッピーすぎるサウンドだからさ。彼らが気分が落ちて攻撃的になったとしても、俺がそれを聴くとまだハッピーな色彩を帯びているんだ。それは・・・ウゲッ!って感じ。」

    現在、フランケンシュタインの頭の形をしたスピーカーや子供の時には買う余裕のなかったたくさんのおもちゃのように、1960年代から70年代作られたいくつかの途轍もないほど素晴らしいモンスターのおもちゃを持っている、ハメットはそんな熱狂的ホラーファンなのだ。また彼はホラー映画のオリジナル衣装を着たベラ・ルゴシ、ボリス・カーロフの等身大フィギュアやモンスター映画で使われた頭や手を含むオリジナルの小道具を持っている。なかでも『吸血鬼蘇る(原題:The Return of the Vampire)』で吸血鬼アルマンド・テスラが太陽の光を浴びて溶けてしまう過程を描いた2つの頭部は最も魅力的なものだ。ハメットの家の壁には、バジル・ゴーゴーの描いた「Famous Monsters」の表紙イラストやジェームス・バマの描いたオーロラ社のモンスターモデルのパッケージイラストのオリジナル・アートが掛かっている。

    しかし、彼が扱うなかで最も熾烈な分野は映画ポスターの世界だ。1920年代から30年代の(劇場で使用される非売品の)オリジナルポスター映画の半シート、ワンシート(訳注:27×41インチ)、2シート、3シート、6シートサイズ、折込広告、小型ポスター、ロビーカードはとても貴重で、偽造者が高品質のインクジェットプリンターを使ってフランスの石版印刷の見た目を複製する方法を編み出したほどだ。本の中でハメットは、いかにしてオークションハウスから電話がかかってきたかという話をした。オークションハウスが言うには、彼が買った映画『フランケンシュタインの復活(原題:Son of Frankenstein)』の小型ポスターを偽物とにらんだFBIから連絡を受けたというのである。彼は犯罪科学調査のためにオークションハウスにポスターを返送しなければならなかった。

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    1922年にドイツの吸血鬼映画『吸血鬼ノスフェラトゥ(原題:Nosferatu)』が登場すると、ブラム・ストーカーの未亡人は著作権侵害で訴えた。裁判所は映画フィルムと宣伝材料を破棄するよう命じたが、この希少なポスターはすでにスペインへと出荷された後だった。(『Too Much Horror Business』より)

    1930年代のオリジナルポスターを探すとなると、多くの場合、モンスター映画華やかなりし頃のユニバーサル映画に携わった人たちに連絡することを意味する。ハメットは売買で「有名税」を課せられないようコレクター友だちの助けを借りる。つまり売り手は取引相手が有名人と知るやしばしば価格を吊り上げることがあるのだ。そんな世界にも関わらず、ハメットは自分がいるべき場所をようやくみつけたと感じていると語った。

    「映画ポスターコレクターのネットワークは全く機能してないし狂ってるよ。俺がこれまでに会った中で最高に狂ったコレクターやディーラーは、映画ポスターのコレクターとディーラーだね。こういうディーラーたちはゴールドラッシュの熱にでもやられているみたいなんだ。5本の指に入る価値のポスターを見つけると突然、金の卵でも見つけたみたいに振舞うのさ。まぁたしかに金の卵を見つけたんだろう、でも異様だよ。俺はそんなヤツらがあるポスターを入手した途端に人が変わってしまったのを見てきた。もっとポスターを買うために現金が必要だからと二重三重の抵当に入ってるコレクターもいるんだ。映画のポスターのこととなると冷酷無慈悲な人たちがいることを知っている。そういう人たちはポスターを手に入れるためには母親だって売り渡すんだ。」

    彼はこう続ける。「俺はこう思うんだ。「うわぁ俺と同じくらいトチ狂ってる人たちの集まりをついに見つけたぞ」ってね。俺は完全に映画ポスターコレクターマニアにぴったりなんだ。他のみんなと同じくらい同じ素晴らしいポスターが欲しい。結果として、こういう人たちに(自分が欲しいポスターのことを)話すことができないから、俺の友だちみたいに仲介者をやってくれる、ちょっと駆け引きのうまい人たちが必要なんだ。彼はこういった映画ポスターに付き物のすべての気質、機能不全、情熱といったものと折り合うことができるからね。」

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    1932年の『ミイラ再生』のワンシート・オリジナルポスター2つのうちのひとつは(ドルで)6桁で売られた。ハメットはいずれも持っている。(『Too Much Horror Business』より)

    『Too Much Horror Business』ではニュージーランドにいる男からメッセージを受けたこの友人の話が詳しく描かれている。その男は、1930年代の各2種類の『フランケンシュタインの花嫁(原題:The Bride of Frankenstein)』『女ドラキュラ(原題:Dracula’s Daughter)』『大鴉(原題:The Raven)』『透明光線(原題:The Invisible Ray)』の半シートポスター8枚を持っていた。映画のプリントやポスターを配給するユニバーサルポスター取引所の従業員がかつて使っていた家を改築しているあいだにポスターを見つけたのである。屋根裏部屋で断熱材として使われていたのだ。本ではダウコーニング社の繊維が導入される前には古紙が一般的な断熱材だったのだと説明する。別の希少な『成吉思汗の仮面(原題:A Mask of Fu Manchu)』の折込広告が昔の映画館のカーペットの下から発見された。その人物はこの映画館からソーダ汚れ等を除去して元の状態に戻すために600ドルを費やした。

    ハメットのコレクションのなかでとりわけ貴重なポスターは、ブラム・ストーカーの1987年の小説『ドラキュラ(原題:Dracula)』を不認可のままドイツで脚色した1922年の『吸血鬼ノスフェラトゥ(原題:Nosferatu)』のものだ。ストーカーの未亡人は映画会社と監督を訴えた。裁判所は彼女に有利な判決を下し、映画会社に『吸血鬼ノスフェラトゥ』の全ての宣伝材料を破棄するよう命じた。しかしハメット所有の『吸血鬼ノスフェラトゥ』のワンシートポスターは判決前にスペインに出荷されたのだ。ほんの一握りのものだけが現存していることで知られている。

    本の中で、ハメットのアシスタントは何ヶ月もかけて、大金と引換えに正確なレプリカを制作するため、1932年の映画『ミイラ再生』で使われたワンシートポスターの複製版の所有者に働きかけたことを振り返っている。後の複製とは異なり、オリジナルのワンシートポスターにはボリス・カーロフの顔の隣に「It comes to life!」と走り書きされている。メタリカのステージで、ハメットは『フランケンシュタイン』『ドラキュラ』『フランケンシュタインの花嫁』のオリジナルポスターを元にしたカスタムメイドのESPギターを使っているが、この希少な『ミイラ再生』のポスターからインスパイアされたギターはファンから最も人気がある。

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    (串刺しの心臓の入ったマティーニを手にしている)ジェームス・バマのドラキュラが運転する絵はオーロラ社のドラキュラのドラッグスター・ホットロッドモデルのパッケージイラストとして描かれた(『Too Much Horror Business』より)

    「映画ポスターの世界に長くいればいるほど、ますます(掘り出し物が)現れ続ける。『フランケンシュタイン』の6シートサイズのポスターが見られるなんて思ってもみなかったし、驚いたことに1つは現存するんだよ。今はインターネットがあるから、誰かが45年間壁に貼ってあった映画のポスターをみんなが実際に見てこう言ったりするんだ。「おぉ、それ何か知ってる?『モルグ街の殺人(原題:Murders in the Rue Morgue)』のワンシートポスターだよ。数千ドルの価値はあるかもしれない。」それでどうなるかって言うと、所有者はネットを見て数千ドル以上の価値があるってことに気がつくのさ。結局のところ、そういうことが通常は俺たちコレクターや映画ポスター収集の世界にとって助けになっているんだよ。」

    メタリカのツアーに出ていない時、ハメットはサンフランシスコで妻のラニと2人の幼い息子、エンジェル・レイとヴンツェンツォと暮らしている。もちろんハメットは『人類SOS!(原題:The Day of the Triffids)』をテレビで観た運命の日から見出したモンスターマニアの楽しみを子供たちに教えている。

    ハメットはまたこう語る。「俺は完全にこういった類のこと全てにおいて息子たちを洗脳しているよ。言っておかなきゃならないのは、身勝手な理由のためにそれをやっているってことだ。俺が死んだ後、誰かがコレクションを管理しなきゃならないからね。彼らには(コレクションを)どう扱っているか知っておいて欲しい。全てが意味のあることだから。それさえ知っておいてくれれば、俺が死んだ後で彼らが一緒にコレクションを維持していくのか、散逸してしまうか、どう決めようと構わない。」

    しかしその時が来る前に、ハメットはさらに本を出し、FearFestEvilを催し、展示会を開き、そしてモンスター博物館を作る計画を持っている。「最終的にはこういったもののために恒久的な場所を見つけて、世界中の人たちが見に来られるようにしていきたいね。」メタリカ最優先だが「俺はこれまでホラーの世界と関わってきた。そして今日までその世界を愛してきたんだ。」

    Collectors Weekly(2015-10-06)

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    カーク・ハメットらがホラー映画愛を語るドキュメンタリー映画のクラウドファンディング・キャンペーン実施中
    「Kirk von Hammett's FearFestEviL」レポについて
    「Kirk von Hammett's FearFestEviL 2015」レポについて

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    ジェイムズ・ヘットフィールドがEMGtvの最新インタビューのなかでギターサウンドや新譜制作について語りました。
    esp_james

    「実はまさに今、俺たちはレコーディングをしているんだ。1つめのギター、2つめのギター、3つめのギターがある。そしてこの3つのギタートラックのサウンドは全く違うんだ。3つとも全く違う音なんだよ。」

    BLABBERMOUTH.NETより(2015-10-12)

    もうちょっと新譜に関するヒントをちょうだい・・・。インタビュー動画はこちらから。これまでの歩みやNAMMショーの思い出、カスタムカーとギターの関連、ギターデザインの元ネタなどESPの「Truckster」「Iron Cross」「Snakebite」モデルを交えて語ってくれています。


    一方、ロバート・トゥルージロはメンフィス州のラジオ局「ROCK 103」の朝番組「Sunrise Bar & Grill」で近況を尋ねられて次のように答えています。
    「メタリカの世界で時間管理はとても重要だ。俺たちはみな家庭を持っている。もちろんそれはとても大切だ。自分たちの情熱のあるものは何でも・・・ジェイムズは、みんなも知ってるかどうかわからないけど、素晴らしいカスタムカー・ビルダーなんだ。デザインしたり、彼の友だちとか何人かでこういうプロジェクトをやったりしてるよ。彼らはアメリカ中のカスタムカー・ショーにエントリーして、賞を勝ち取った。本当に彼がやっていることは素晴らしいよ。彼はそういうレベルのちょっとしたアーティストだね。そしてカークにはFearFestEvilがある。彼はモンスターのメモラビリアやポスター、原画といった本当に素晴らしいコレクションを持っている。あれは彼にとっての情熱だし、いつだってそうなのさ。そしてついに彼はそのコレクションを持ってツアーに出た。同じテーマの本も出版しているしね。ラーズは、みんな知ってのとおり、長年に渡って断続的にアートコレクターでしょ。みんな(メタリカとは)別のやることがある。俺はと言えば、(ジャコ・パストリアスの)物語が語られることを望んでいる。実際に俺は・・・時おり誰かがジャコを映像で撮ったことがないかと探している。1996年以来、彼の息子とも知り合ったから、もう長いこと彼のことを知っているんだ。俺たちは長年に渡って友だちだし、何というか仲間なんだ。」

    BLABBERMOUTH.NETより(2015-10-08)

    インタビュー音声はこちらから。


    限られた時間のなかで一応、レコーディングは少しずつ行われている模様です。

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    カーク・ハメット「レコーディングでメンバー4人が集まるのは難しい」

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    ESPギターが2014年夏のNAMMショーで展示するメタリカの2ndアルバム『Ride The Lightning』のLTDモデルを公開しました。1984年7月27日に発売され、今年で30周年となるアルバムのジャケットデザインを大胆に配置したギターとなっています。

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    ESPギターのマット・メシアンダロ社長兼代表取締役は「ESPとメタリカのギタリスト、ジェイムズ・ヘットフィールドとカーク・ハメットは遡ること20年以上に渡って関係を築いてきた。昨年、我々は彼らの1stアルバム『Kill 'Em All』の30周年限定モデルを発売し好評だった。真剣なギタープレーヤー、コレクターそしてファンに新たなメタリカのモデルを売り出すことになって嬉しい。」と語っています。

    当モデルのギターは世界で300本限定生産を予定しているとのこと。

    ちなみに昨年5月2日に49歳の若さで亡くなったスレイヤーのギタリスト、ジェフ・ハンネマンの追悼モデルも公開されました。こちらは100本限定生産です。

    hannemang

    どちらのモデルも発売時期等のさらなる詳細はespguitars.comにて近日続報を予定とのこと。下記リンクよりどうぞ。

    Limited-Edition LTD "Ride the Lightning"
    http://www.espguitars.com/articles/1990320-new-for-summer-namm-limited-edition-ltd-ride-the-lightning

    LTD Jeff Hanneman Tribute 2014
    http://www.espguitars.com/articles/1990322-summer-namm-news-ltd-jeff-hanneman-tribute-2014


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    メタリカがサンフランシスコにあるGuitar Centerを訪問し、自らが使っている機材について語っています。残念ながら字幕や文字起こしがないので、話している内容がよくわかりませんが・・・

    ラーズ・ウルリッヒ


    ジェイムズ・ヘットフィールド


    カーク・ハメット


    途中で挿し挟む即興のような新しいギターリフがかっこよすぎるぞ!ジェイムズ!
    カークの弾きっぷりも"らしさ"が出ています。

    Melt.4さん、情報ありがとうございます。

    ちなみにこのGuitar Centerでは、メタリカが参加するイギリスで行われるSonisphereフェスのVIPチケットが2名に当たるキャンペーンも行われています。エントリーは2014年2月28日まで。

    guitarcenter2014
    https://gc.guitarcenter.com/secure/contests/metallica/



    2014年1月26日まで開催されていた世界最大級の楽器見本市、「NAMM SHOW 2014」では、ESPブースでカークのWhite Zombieモデル、ジェイムズのIron Cross(白)モデルが共に展示されていたようですが、この動画でも使っていますね。

    white_zombie

    ironcross_white

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