メタリカ情報局

メタリカを愛してやまないものの、メタリカへの愛の中途半端さ加減をダメだしされたのでこんなブログ作ってみました。

       

    タグ:ロバート・トゥルージロ

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    2016年6月6日、NHL(北米プロアイスホッケーリーグ)の頂点を決するスタンレー・カップの第2戦の試合前のセレモニーにてジェイムズ・ヘットフィールドとカーク・ハメットがアメリカ国歌を演奏しました。選手入場前にはラーズ・ウルリッヒとロバート・トゥルージロが選手控室の扉を開ける役を務めています。

    nhl-_stanley_cup_final-pittsburgh_penguins_at



    特注アンプ。
    CkTDWQ9VEAAsrNS

    コメンテーターまで務めるジェイムズ。
    james_nhl_sl_fl

    演奏で使われたギターはメンバー4人のサインが入り、6月15日までNHLのオークションに出品され、収益はシャークス財団と子供たちへの音楽教育を支援する「Little Kids Rock」に寄付されるとのこと。
    sharls_guitars

    試合の方は残念ながら、サンノゼ・シャークスが1-3で敗れ、ファイナル1勝3敗となりピッツバーグ・ペンギンズに王手をかけられてしまいました。

    これまでアメリカの三大スポーツリーグで、MLBではサンフランシスコ・ジャイアンツ、NHLではサンノゼ・シャークスとコラボしてきたメタリカ。NFLでは地元サンフランシスコで行われたスーパーボウルの前夜祭でフルセットライヴを行ったのも記憶の新しいところ。

    NFLで特定のチームとコラボしなかったのは、ジェイムズがオークランド・レイダース、ラーズがサンフランシスコ・49ersのファンだからかもしれません(笑)

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    2016年5月29日、カリフォルニア州のナパで開催されたBottleRock Festivalにて、ロバート・トゥルージロが息子のタイ(Tye)君がベースを務めるザ・ヘルメッツ(The Helmets)のライヴに参加しました。
    rob_oyako

    Facebookでアップされた親子共演の様子はこちら。


    ザ・ヘルメッツは、この日のトリを務めたレッド・ホット・チリ・ペッパーズともご対面した様子。
    redchili_helmets

    バックステージで行われたインタビューでは、影響を受けたアーティストにメタリカ、最近のアーティストについて聞かれると「Pop Sucks(ポップ音楽なんて最低だ)」と答えるなど順調に育っているようです(笑)


    一方、ロバートはかねてから親交のある男女アコースティック・ギターデュオ、ロドリゴ・イ・ガブリエーラとも同じ日に共演。メタリカやメガデスのおなじみの曲を演奏しています。

    Holy Wars... The Punishment Due / Orion


    Orion


    Battery


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    2016年5月6日、サンフランシスコ・ジャイアンツの本拠地AT&Tパークにて4年目のMetallica Nightが行われました。

    2016_metallicanight

    当日は、これまでと同じくラーズ・ウルリッヒが始球式、ジェイムズ・ヘットフィールドとカーク・ハメットがアメリカ国歌を演奏。この日はサンフランンシスコ・ジャイアンツの往年の名選手、ウィリー・メイズの85歳の誕生日とあって、球場に来ていた本人を前にジェイムズが「Happy Birthday」を歌って祝いました。

    カークはMLB.comのインタビューにて、ジャイアンツとのMETALLICA NIGHTについて、次のようにコメントしていました。BLABBERMOUTH.NETさんの文字起こしを管理人拙訳にてご紹介。

    素晴らしいことだよ。ホームタウンのキッドとして、同じホームタウンのキッドと一緒にお出かけ出来るんだ。つまり最高ってことだ。子供の頃、キャンドルスティック・パークのケザー・スタジアムとかへジャイアンツを観に行っていた自分に戻るんだ。(今日は)ウィリー・メイズもここにいる。俺が4、5年生の頃、他にみんなもそうだったようにウィリー・メイズはアイドルだった。本当にクールなことだよ。すっかり楽しんでいる。つまり素晴らしいってこと。ウチの家族も大好きでね、本当にスゴイことだよ。ジェイムズと俺の国歌演奏では、本当に特別で他と違うように感じる。俺たちがこうしてここに来て自分たちのホームチームとホームタウンの観衆のために俺たちなりの国家を演奏できるということは素晴らしいことだ。本当に素晴らしい。

    BLABBERMOUTH.NET(2016-05-07)

    ラーズの始球式練習
    2016_larsulrich_first_pitch

    ジェイムズの選手紹介アナウンス
    2016_james_call

    ジャイアンツ仕様のギター&アンプで行われたジェイムズ&カークによる国歌演奏
    2016_national_anthem



    ウィリー・メイズへの「Happy Birthday」


    カークのインタビュー(前日にロブと行われた海岸での清掃活動も紹介しています)


    当日限定グッズ
    2016_mtallica_night_goods

    ちなみに試合の方はサンフランシスコ・ジャイアンツがコロラド・ロッキーズに6-4で勝利しています。

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    4年目を迎えるメタリカ×サンフランシスコ・ジャイアンツの「METALLICA NIGHT」の詳細発表
    メタリカ、サンフランシスコ・ジャイアンツとの4年目のメタリカナイト開催へ

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    2016年5月6日(金)にAT&Tパークで行われるメタリカとサンフランシスコ・ジャイアンツとのコラボイベント「METALLICA NIGHT」。4年目を迎えたこのイベントの詳細が発表されました。

    4th_metallica_night

    これまでのサンフランシスコ・ジャイアンツとのコラボイベントでは、当日限定グッズとしてトレーディングカードやギターピックが出ていましたが、今年はジェイムズ・ヘットフィールド"画伯"のイラストから生まれた「Scary Guy」のサンフランシスコ・ジャイアンツのコラボ版フィギュアとのこと。

    promo_metallica

    VIPチケットでは、試合前に行われるカーク・ハメット、ロバート・トゥルージロとプロサーファーのベンジ・ウェザーリー、ディラン・グレイブス参加のお食事付きイベントへの参加資格とシリアルナンバーとイベントゲスト4人のサインが付いたサーフボードを模した卓上アイテムがついてくるとのこと。イベントチケットの利益の一部は、海辺の環境保護活動を行なっている国際環境NGO「サーフライダー・ファウンデーション」に寄付される。

    チケット購入はこちらから。
    http://sanfrancisco.giants.mlb.com/sf/ticketing/group_special_events.jsp#metallica

    【追記】
    MLB.comで告知動画がアップされました。前回ほど凝ってはいませんが、ジェイムズが出演しています。



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    スーパーボウル前夜祭「The Night Before」生配信、素晴らしかったです!非常にザックリとですが振り返ります。

    The Night Before

    スーパーボウルのハーフタイムショーをコールドプレイに譲ったメタリカ。ジェイムズ・ヘットフィールドは事前のインタビューで次のように語っています(管理人拙訳)。


    ファン層は本当に広いけど、スーパーボウルのハーフタイムショーを演ることに関しては、船はもう出てしまったって気分だ。俺たちはバラエティーショーでもないし、ポップでもない。キラキラとかそういったハーフタイムショーに必要とされていると思われるあれやこれやは俺たちにはないんだ。

    そんなメタリカがライヴ開演で、「Ecstacy Of Gold」の前に大画面に映し出したのは「Too Heavy For Halftime(ハーフタイムにはヘヴィすぎる)」の文字(笑)
    TooHeavyForHalftime

    「Fuel」では火柱が。
    20160206_thenightbefore

    ラーズとカークのじゃれ合い(ドラムスティックでギター弾き)などもあり。
    lars_kirk_nb

    スーパーボウル第50回の記念ピック。
    50th

    「Seek And Destroy」でいつものやつ。
    rolling

    セットリストはこちら。ライヴ定番曲を押さえつつ、カークのソロでは『Load』収録曲のリフを織り交ぜる演出も。
    Creeping Death
    For Whom The Bell Tolls
    Fuel
    King Nothing
    Ride The Lightning
    Kirk Doodle #1 (Bleeding Me)
    The Unforgiven
    The Memory Remains
    Welcome Home (Sanitarium)
    Sad But True
    Robert Solo
    Wherever I May Roam
    One
    Master Of Puppets
    Battery
    Kirk doodle #2 (Hero of the day)
    Fade To Black
    Seek And Destroy
    - Encore -
    Whiskey In The Jar
    Nothing Else Matters
    Enter Sandman
    「Enter Sandman」で、落ちてくるメタリカボールがスーパーボウルのアメフトボール仕様に。
    superbowl_ball

    34年前のサンフランシスコ初ライヴから振り返ったラーズの最後の挨拶も印象的でした。
    endinglars

    最後は童心に帰ったような4人でありました。
    endingmetallica

    改めて生でメタリカを観たい気持ちが強まった中継でした。

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    更新ご無沙汰しています。久々の更新はこの話題から。カーク・ハメットがFearFestEvilのサイトに併設している主にホラー映画について書いている自身のブログのなかで、先ごろ亡くなったデヴィッド・ボウイとの思い出について綴っています。管理人拙訳にてご紹介。

    偉大なアーティストへの感謝

    デヴィッド・ボウイの死は本当に残念だ。彼がとても大きな影響を俺に与えてくれたことを認めざる得ない。自分に重大な影響を与えたと言える一握りのアルバムを買ってきたが、そのひとつは1976年に出た『Changesonebowie』だった。

    Changesonebowie

    初めて「Fame」をラジオで聴いたとき、これまで他にないもののように聴こえた。「Golden Years」と「Fame」という2つの全く違った曲があった。俺はAMラジオで育ってきたんだ。そこでは当時の輝かしいモータウン、ストーンズ、ビートルズ、そしてベイエリアのファンクといったものが流れていて、60年代後半から70年代初頭までサンフランシスコでそんなものを聴くことは本当に贅沢なことだったんだ。ボウイはそういったものと全然違った。「Fame」を聴いたら、『Changesonebowie』を手に入れなきゃってなったのさ。

    その当時、新しいホラー映画、SF映画について書かれた雑誌もチェックしていたんだけど、ボウイは『地球に落ちて来た男(原題:The Man Who Fell to Earth)』っていう映画に出ていて、SFファンとして、そのタイトルがレイ・ブラッドベリとかアイザック・アシモフ(訳注:いずれもSF小説の大家)とかから来ているんだと思った。ストーリーはレイ・ブラッドベリの『火星年代記(原題:The Martian Chronicles)』に基づいたものだった。俺はSFにハマっていったね!「わぉこいつは面白そうだぞ」って思ったんだ。あれを観たときは、ちょっと頭が混乱して、困惑した。あの映画が、俺の青臭い脳みそにとっては少し洗練しすぎていたのかもしれないなんて思ったのを覚えているよ!でも同時にあのイメージは深く記憶に刻まれた。異星人としてのボウイのイメージは、まさしく俺が彼を別の次元か他の世界からやってきた完全に違う何かとして見ていたそのものだった。

    あの映画は、外国人恐怖症みたいな他の文化に順応できないことに触れていた。彼の故郷の惑星が死にかけていたから、気候変動にも触れていたんだ。あの映画については、何年もたくさんのことを考えてきたよ。自分がどこから来て、今どこにいて、これからどこに向かうのかって問題に対処できないってこととかね。大人として、若いときには出来なかった方法であの映画を解釈する術をみつけた。俺たちはあそこに自分たちをみつけるだろうし、振り返ってみるとボウイはいつもあの映画のなかで創造的な自分でいられると思ったのだろうか?とか考えてしまうね。たぶん、それこそが彼がいつも心を打ち、いつも変化しているように見えた理由なんだ。俺が思うに、あれは彼の頭の中からなかなか消えない疑問が同じようにあったのかもしれない。彼の動機を理解したいし、彼がどのようにしてあれだけ多くの人たちに影響を与えるような素晴らしいアートを作ったのか知りたいよ。俺は彼に共感できるところを見つけたし、彼は俺たちの多くに共感できるところを見つけた。まるでボウイが彼の音楽で俺たち自身から俺たちを救い出すためにそこにいるかのように。まぁ言ってみれば、彼の共感出来る範囲が普通の人類よりもすごかったってことだね。

    俺は彼に会ったことがあるんだ。

    俺はこの話を他所でしないようにしてきたんだけど、今回がふさわしい時期だと感じる。その話を始める前に言わせてほしいのは、ボウイの最期のアルバム『Blackstar』は燦然と輝く素晴らしい最後のメッセージだと思うってことだ。

    Blackstar_album_cover

    彼は俺たちみんなを何とか招こうとしていた。最期の仕事の欠くことのできないパートとして、その人の死そのものが創造的に含まれているというのは初めてなんじゃないかと思うよ。信じられないほど素晴らしいし、完全にぶっ飛んだね。彼がやったように芸術的なものを残していきたいって思う。彼はいつも信じられないほど寛大で感動するよ。とても率直でオープンで誠実さに満ちていた。こういった気持ちは、「Madly In Anger」ワールドツアーのあいだ、カンザスシティでの一夜で立証されたんだ。ジョー・サトリアーニ、ヴェルヴェット・リヴォルヴァー、そしてデヴィッド・ボウイがみんな同じホテルに宿泊していたんだ。俺たちみんな同じエリアでショーを行っていたからね。

    俺たちはホテルに転がり込んで寝ちまって、起きたらジムに向かった。そこでヴェルヴェット・リヴォルヴァーやジョー・サトリアーニに鉢合わせてから、エアロバイクに乗って30分ほど漕いでいた。自分の後ろで活発に動き回る誰かがいたことに気付いたけど、後ろを振り返って観たくはなかった。この街でライヴをしている他のみんながいたもんだから、ボウイがこのホテルにいるかもしれないと思ったんだ。俺の周辺視野の外で大柄な男がトレーニングしているように見えた。でも俺はそれが誰かを確かめなかったんだ。有名人の野次馬なんかになりたくなかったからね。でもあれは彼だったんじゃないかって思っていた。その後、その日は一日オフだったから、ロブ(ロバート・トゥルージロ)がデヴィッド・ボウイがライヴやってるのを観に行こうぜって言ったんだ。だから早めの夕食をとった。俺たちが行ったレストランは通りに近くてタクシーを拾うのに申し分なかったよ。

    俺たちはライヴ会場に着くと、以前俺たちのツアーマネージャーをやっていたイアン・ジェフリーがそのツアーで働いていたんだ。俺たちを捕まえると、表向きは俺たちはショーを見に来ていたわけだからイアンに「やぁ」と言ったんだ。彼は俺たちを連れ出して、本当にクールなことだったんだが、俺がマジで好きなギタリストのアール・スリックに会わせてくれたんだ。彼は俺が期待していた曲を全部、数曲はかいつまんで演奏してくれたよ。ロブと俺はただただ素晴らしすぎる時間を過ごした。それから、イアンに挨拶に行った。デヴィッドに会えるかもしれないなんて期待はしていなかったよ。彼はとても人目につきたがらないし、ショーの後はおとなしく引っ込んでるって聞いていたからね。彼を責めるつもりもない。それが俺たちのすべきことだ。俺たちは立ち去ろうとすると、イアンが「ちょっと待ってくれ、デヴィッドが挨拶したがってるから」って言うんだ。ステージが終わって15分しか経っていないってのに。俺たちなら(ステージを終えて)着替えてビタミンを摂るのに普通、少なくとも45分はかかるよ!スウェットとTシャツを着て彼はやってきて、こう言ったんだ。「やぁカーク、調子はどう?やぁロブ!」信じられなかったね!それからすっかりファンの少年みたいになっちゃって、ずっとインスピレーションになっていましただの、ベラベラ喋っていたよ。彼は俺たちのことを長いこと知っていて、俺たちの音楽を気に入ってて、そのまま続けてほしいって言ってくれたんだ!ロブと俺は歓喜に満ちていたね。それから俺たちは45分後に立ち去ろうとするまで、イアンと俺たちが知っている他の数人のクルーと話していた。(俺のツアーアシスタントの)トム・ロブにタクシーを拾ってもらうよう頼んで、俺たちはバックステージから立ち去った。ゲートを出る前に、突然、俺はなんて考えが甘いんだって思ったよ!8000人近くの人たちが同時にロックコンサート会場の駐車場から帰ろうとしている時にタクシーを捕まえようとするなんてさ。俺はロブを見て言ったよ。「あぁあ、俺たちバカだな!」俺はイライラして、トムに俺たちのツアーマネージャーに電話してもらって、なんとか外に出してもらうようにお願いするように言ったんだ。すっかりうろたえて自分自身にガッカリして、縁石に座って頭を抱えて地面をみつめていたのを覚えているよ。

    俺はこのツアーバスがバックステージ・ゲートからスルスル出ていくのを見ちゃいなかった。でも突然、俺の真正面に止まってドアが開いたんだ。出てきたのはデヴィッド・ボウイのツアーマネージャーだった。彼は「我々と同じホテルに泊まっているんでしょ?乗った方がいいよ!デヴィッドから私に、もしよかったら乗ってみないか聞いてほしいって言われたんだ。」俺はすぐに「もちろん」と答えたよ。言うなれば、映画『ウェインズ・ワールド』の奴らみたいな気分だった。バスのステップを上がって、ラウンジに入ったら、そこにはニッコリ笑ったデヴィッドがいたんだ。「座って座って」って言ってね。ロブと俺は座ったら、またファンの少年みたいになって、細かなことは覚えていないんだけど、音楽のことだとか、彼がザ・ダンディ・ウォーホルズが好きなことだとかを話したんだ。自分が彼に謝ったのも覚えている。「ごめんよ、デヴィッド。「Leper Messiah」ってタイトルを盗んじゃって。」と言ったら、彼は笑ってたね。クリフと俺は、85年の『Ride The Lightning』のアメリカツアー中に毎日のように『ジギー・スターダスト(原題:The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars)』を聴いていたんだ。そう、だから、あのアルバムのタイトルトラックから(歌詞に登場する「Leper Messiah」の)タイトルを拝借したんだ。『ジギー・スターダスト』を聴いて、人生で遭遇したさまざまな疑問に対する答えを探していた。「ロックン・ロールの自殺者(原題:Rock'N'Roll Suicide)」や「君の意思のままに(原題:Hang Onto Yourself)」みたいな曲は俺に大きな影響を与えたんだ。

    ziggystardust

    バスに乗って俺たちがずっと話している間、俺は彼がとても気さくな人だったんで驚いたよ。よく笑っていたし、目も眩むようなおどけたユーモアのセンスもあったし、とても落ち着いた人だった。彼の公に出ている写真とか何かから、カネと権力を持ったヤバいヤツって思うかもしれないけど、個人的に会ってみたら完全に真逆だった。俺の持っていた印象はまるっきり的外れだった。ホテルに着いてしまうと、ちょっと悲しくなったね。生涯で最高のバス乗車の時間が終わろうとしているんだから。俺たちは彼にお礼を言ってバスを降りた。俺たちはホテルのエレベーターに乗るとロブと互いに顔を見合わせて言ったよ。「あれは現実だったのか?」ってね。奇妙だけど、美しく、まったく思いがけない経験だったよ。

    そう…これがデヴィッドとの素晴らしい思い出だ。

    話は変わるけど、(デヴィッド・ボウイが出演している)『ザ・ハンガー(原題:The Hunger)』は素晴らしい吸血鬼映画だと言っておきたい。あの映画の吸血行為は、ハッキリ描かれていないけど、時間の広がりを超えた関係性について描かれている。そして若いクラブキッズの吸血鬼から前時代の老人になるデヴィッド・ボウイの変貌ぶりにはぶっ飛んだよ。サウンドトラックも素晴らしい。俺のお気に入りで、チェックすべきオススメだよ。

    the_hunger

    デヴィッド・ボウイを地上に生んでくれて神に感謝だ。そして彼が与えてくれたことを体験することができて神に感謝だ。

    Kirk Hammett Blog(2016-01-26)

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    モーターヘッドのレミー・キルミスター死去。メタリカから追悼メッセージ。

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    ハフィントンポストでのインタビューにて、ロバート・トゥルージロが新人アーティストへのアドバイスを求められて回答していました。管理人拙訳にて抜粋してご紹介。

    lollapalooza-2015-robert-trujillo-tye-trujillo

    −ロバート、新人アーティストのために何かアドバイスはありますか?

    俺にとって、俺が若い人たちに伝える最も大事なことは、楽しむってことだね。昔の音楽業界では、バンドたちが数百万ドルのレコード契約を獲得していた。それは大きなことだった。「俺たちはレコード契約を獲得したぞ!レコード契約だ!」それはもはや音楽を作り楽しむということではないんだ。息子は11歳で素晴らしいベーシストで本当にすごい作曲家だ。彼の書くベースラインやリフときたら「おぉ、俺もそんなのを書けたらいいのに」って感じさ。自力でそういうものを考え出すんだ。でもジャコ・パストリアスだけでなく、マイルス・デイヴィス、ブラック・サバス、レッド・ツェッペリンといったアーティストにも影響を受けているね。俺たちはクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジやトゥールみたいなバンドも聴いている。彼はファンクが大好きなんだ。ジェイムズ・ブラウンが大好きで、彼は11歳でまだ若いけど、こういう様々な音楽を吸収し、受け入れることは、彼がバンドや書いている曲で創造的になる手助けになっていると言えるね。

    楽しんですべてを吸収することからスタートすると、こういった過去の音楽への旅に出るんだ。そういったものの多くはもはや存在していないからね。みんなそういったものをもう書いていないんだ。ジャズでも同じことさ。今や俺たちは多くの音楽的アイコンを喪っている。彼らはみんなそういう年齢なんだ。考えたくもないけど、時代の経過によって俺たちはあらゆる世代にとって極めて重要で創造的な人を亡くしている。ルー・リードのようにね。俺たちはルー・リードを喪い、BBキングを喪った。そういうことが今起き始めている。こういう創造的でエネルギッシュな多くの人たちにとって健康が課題になってきている。だから俺はいつも、子供たちが音楽を受け入れ、それを自分たちがやるものに取り入れて、創造的であることを祝福しているかを見ているよ。

    だからこそもう一度言うけど、楽しむことは最も大事なことなんだ。お金儲けのために音楽を作らないでほしい。そうすべきでないことだから。楽しんで、創造的でいて、過去を受け入れることだね。それがいいと思う。俺は多くのものを見てきたから。音楽の世界で、何か特定の名前を挙げたくはないけど、多くのバンドが全く異なるレベルの光景を見るようになると、こういう転換期を迎えるのを見てきた。「何でこんなに楽しんでいるんだ?」ってね。だからモーターヘッドのレミーみたいな人が大好きなんだ。彼はジョニ・ミッチェルと同じようにオリジナルな人だと思う。彼らが作る音楽はいまだにすごい純粋だし、真っ正直だ。そういうところに敬意を表するよ。
    今の時代じゃ楽器を手にしていなくても、実際に物理的に演奏したり、弦を指で弾いたりしなくとも、多くの異なる方向に影響を与えられる。この頃じゃ、ボタンを押して、グルーヴやドラムビートを得られるし、それほど演奏をする必要はない。恐ろしいね。若い人たちはモーターヘッドのレミーみたいなアーティストを信奉するだけじゃなく、いろんなスタイルに対してオープンになるべきだね。ジャコも映画の中でそんなこと言っているよ。すべてを愛しなさいとね。彼はカントリーバンドでもプレイしていたし、ファンク、R&B、ロックンロールだ大好きだった。そういったことが俺にとってすべてを物語っているんだ。それこそが俺が今考えていることだからね。

    俺はメタリカでプレイしているし、メタリカを楽しんでいる。俺が言えるのは、俺は地球で最も幸運な男だってことだ。俺たちは楽しい時間を過ごせているし幸せだから。10代の時みたいに自分のギターを手にすると、お楽しみの時間さ。俺たちは本当にやっていることを楽しんでいる。それが一番なんだ。でもそれと同時に、メタリカで何かやっているとき以外は、他の友人たちとファンク・ベースでジャムをしに行くかもしれないね。俺は音楽をプレイするのがただ大好きなんだ。本物の音楽をね。機械じゃなく。最近、ブルックス・ワッカーマンとア−マンド・サバル・レッコとジャムったよ。俺たちはグルーヴを披露しあった。あれはすごかったよ。一緒にプレイできた体験を祝福して、一緒に創造の波に乗るのを楽しむことだ。何物にも代えがたいことからね。


    The Huffington Post(2016-01-05)
    そんなロバートは3月12日・13日の2日間、ロンドンで行われる「London Bass Guitar Show」にMASS MENTALのメンバーとともに出演予定とのこと。
    http://www.londonbassguitarshow.com/news-2/metallicas-robert-trujillo-to-perform-on-both-days-at-lbgs-2016/

    ちなみにインタビュー中にも出てきたロバートの息子、タイ(Tye)君。彼がベースをつとめるバンド、ザ・ヘルメッツ(The Helmets)はチリで行われたロラパルーザのステージも踏むなど積極的な活動をしています。

    helmets_03

    下で紹介している動画ではカバー曲を演っていますが、オリジナルの曲も披露する日も近そうです。

    Mountain Song (Jane's Addiction Cover)


    Seven Nation Army (The White Stripes Cover)


    Enter Sandman (Metallica Cover)


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    ロバート・トゥルージロ「メタリカのオーディションの時、二日酔いだった」
    ジェイムズ・ヘットフィールド、日本テレビ「ZIP!」出演

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    ロバート・トゥルージロがPoscast番組「WTF With Marc Maron」のインタビューで、2003年に行われたジェイソン・ニューステッドの後任ベーシストを決めるメタリカのオーディションについて語ってくれました(このオーディションの様子は2004年公開のドキュメンタリー映画『Some Kind Of Monster』に収録)。インタビューを管理人拙訳にてご紹介。

    anger17

    「あれは俺にとって、とても現実とは思えない夢のような日だったよ。でもあんな風にギグをやったのは、とても…不慣れなことだった。本当に不慣れとしか言いようがない。俺はそこでまごついていたんだからね。俺は遅れていたんだ。当時を振り返るといつも遅れていた。」

    「あのオーディションのちょっとした話をしようか。基本的にあれは2日間のオーディションだったんだ。オーディション初日、俺はじっと周りの様子をうかがっていた。(プロデューサーの)ボブ・ロックがそこにいて、(『St.Anger』の)ベースはすでにレコーディングしていた。彼がベースを弾いてね。だから俺はそこらをうろついていた。ラーズとジェイムズとカークはそんななかにいた。彼らは「まぁまぁくつろいで。ただそこらにいてくれればいいから。」っていう感じさ。だから俺は(ベイエリア)北側の大きな複合施設(訳注:Metallica HQ)のなかでうろついていた。俺は途方に暮れたような感じだった。だって俺はただそこにいるだけで、誰も俺とコミュニケーションを取ろうとはしないもんだからさ。そしたら「
    OK。コントロール・ルームに来てくれ」って。俺はそこに行くと、彼らは楽曲を録音していた。そしたらまたうろついてるだけさ。夜の11時をまわってラーズが…俺たち駐車場にいて、建物で最後に残っていたんだけど、ラーズがこう言った。「よし、飲みに行くぞ。寝酒に一杯やろうぜ。」だから俺は「よしきた。」って感じだったね。それで最初のバーにいって数杯カクテルを飲んで、2軒目のバーに行ってさらに数杯、それで3軒目のバーまで行った。それから結局、彼の家でさらにカクテルを飲むことになったんだ。朝5時までね。滞在しているところまで運転なんてとてもできなかった。不可能だ。そこで彼はさらに「このゲストルームに泊まっていけ。」って言うんだ。それから4時間後の朝9時には彼はルームランナーの上にいた。あの男はもう俺のことなんか知らないとばかりにさ。すっかりシラフなんだ。彼はルームランナーの上、俺はひどい頭痛さ。そしたら彼はこうさ。「よし。行くぞ。スタジオに行こう。」俺は彼の車について運転した。俺は周りの状況に気を付けることさえできなかったよ。スタジオには着いたけど。」

    「これは(メタリカのメンバーたちが)セラピーみたいなものをあのフィル・トゥルとやっていた時のことだ。彼は…何と呼んでいるんだろう。人生のコーチというか、やる気を引き出す人というか、当時はバンドにとって良かったんだと思う。でも俺はそれに慣れていなかった。ここで俺はズキズキ頭痛がしていた。ジェイムズはこういったこと全てをくぐり抜けてきたんだ。もちろん今、彼は禁酒している。そんな彼のバンドのどこか近くで会ってみたいとはまず思われないような酔っ払いのメキシカン、それが俺だった。俺はテーブルに座り、最悪の頭痛を抱えて、完璧な二日酔いだった。俺は思ったよ。「ラーズが俺にこんなことするのは、俺をチェックするためだ。彼と親しくなれるかどうかを見るためなんだ」ってね。これは、成すべきテストなんだと。彼は本当にバイキングだよ。俺はバスルームに行って顔に水をかけて頬を叩いてこうさ。「おいオマエしっかりしろ、しっかりしろ。」本当は「俺にはすぐにこんなことできない。気持ち悪い。本当にできっこないよ。」って言っちゃいそうだったからね。」

    「俺は最後までやり通した。ベース・テクのことは知っていたんだ。スイサイダル・テンデンシーズが、1993年にブラックアルバムで廻っていたメタリカと一緒にツアーをやった当時から。その(ベース・テクの)ザック・ハーモンは今も俺のベース・テクなんだ。俺はベースを持っていなかった。だから「ベースを取って、アンプの設定を選ぼうじゃないか。」となった。そういう風に二日酔いの状況を脱する方法としてそんなことをやってみたんだ。」


    ―彼が通常の状態で演奏したわけではないという事実にも関わらず、オーディションの出来はひときわよかった

    「俺たちは「Battery」を演奏したんだ。あれは俺が緊張しない手助けになってくれた。映画(『Some Kind Of Monster』)で見ると、ベースをかなり強く叩きつけるように弾いているとみんな思うみたいだね。でも何のことはない、俺は脳みそが死んでたんだ。プレイができたから大丈夫だったんだ。でもヘットフィールドと意思疎通を取るとなったら、彼が俺のところにやってきて何か質問をしていたら、俺は本当にバカげた答えしか浮かばなかっただろうね。文字通り俺は上の空だったんだから。」

    「『Some Kind Of Monster』を見ると、俺の人生のなかで絶対に持ったことのない茶色(訳注:映画の中では紫色)のアルマーニTシャツを自分が着ているんだ。なぜだかわかるかい?あれは俺のじゃないからだ。あれはラーズのなんだ。当時の彼の奥さん、スカイラーがあのシャツを俺にくれたんだ。俺が着ていたものはかなりファンキーでイケてなかったからね。」


    BLABBERMOUTH.NETより(2016-01-03)

    『Some Kind Of Monster』でのオーディションのひとこまの裏でそんなことが。



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