メタリカ情報局

メタリカを愛してやまないものの、メタリカへの愛の中途半端さ加減をダメだしされたのでこんなブログ作ってみました。

       

    タグ:レコードストアデイ

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    2018年4月13日のレコードストアデイに『The $5.98 EP - Garage Days Re-Revisited』のリマスター盤を発売するとのこと。Metallica.comではすでに予約が始まっています。
    gragedays

    発売仕様は、CDやアナログ盤など以下の通り。

    ・CD
    GarageDaysCD

    ・Limited Edition CD with a Lenticular Longbox
    GarageDaysCDLong

    ・LP (180g black vinyl)
    GarageDaysV

    ・Limited Edition Colored LP (180g red-orange vinyl - only available at Metallica.com and at Indie Retail)
    GarageDaysVOrange

    ・Limited Edition LP Picture Disc (Metallica.com Exclusive)
    GarageDaysVPic

    ・Limited Edition Cassette (with the entire EP on both sides, just like the original)
    GarageDaysCassette

    ・Streaming & Download

    それぞれTシャツ付きのセットも発売されています。
    GarageDaysTGarageDaysTB

    以下、トラックリスト。

    1.Helpless
        Originally released by Diamond Head
    2.The Small Hours
        Originally released by Holocaust
    3.The Wait
        Originally released by Killing Joke
    4.Crash Course in Brain Surgery
        Originally released by Budgie
    5.Last Caress / Green Hell
        Originally released by The Misfits

    サンプル音源としてキリング・ジョーク(Killing Joke)のカヴァー、「The Wait」がMetallicaTVからアップされています。


    Metallica.comより(2018-01-24)

    さらに当時の雑誌広告を再現したポスター(European Storeのみ)や
    resize

    「Crash Course in Brain Surgery」にちなんだ「手術着」まで発売されています。
    CrashCourseInBrainSurgeryT

    予約購入はMetallica.comEuropean Storeからどうぞ。

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    レコードストアデイ関連企画としてラーズ・ウルリッヒが「BBC Radio 6 Music」にてレコード店に関するインタビューに答えていました。BLABBERMOUTH.NETさんの文字起こしを管理人拙訳にてご紹介。

    larsulrich_2016_rsd

    −レコード店との出会い

    俺はデンマークの家族のもとに生まれた。基本的には、親父が音楽に熱中していて、レコード収集に没頭していた。実際、デンマークの新聞なんかで親父はパートの音楽評論家だったんだ。だから覚えているよ、俺が小さい頃、親父と一緒にレコード店に行ったのも。コペンハーゲンの中心部にある店は特にね。10歳か11歳の頃に自分でレコード店に行ってイギリスのたくさんのシングル盤とかステレオ盤 (45-45方式)を買い始めた。それから73年、74年、俺が11歳だか12歳の頃には、アルバムとかそういうものを全部買い始めたよ。コペンハーゲン中心部でレコード店に行って、レコードを見て、店でレコードを聴いて、店の人たちと会話する。世界へ旅しているようで一番エキサイティングなことだったんだ。レコード店は扉、つまりすべての音楽への入口だったね。

    −なぜレコード店がメタリカにとって意義深いのか

    レコード店はいつだって俺の人生にとってとても重要な場所なんだ。メタリカはいつだって間違いなく自主自立であろうとしてきたし、先端であろうとしてきたし、そんなような・・・つまり、あまり詩的表現にならないように言うならば、現状を打破しようとしてきたし、デカい池のなかの小さな魚であろうとしてきたわけだ。だから身近にある独立したレコード店を支援して、その価値を声高に叫ぶことに俺たちはとても満足しているよ。


    −レコード店が生き残ることは全てのアーティストにとって重要だと考えているか

    俺が思うに・・・1人のアーティストとしてだけじゃなく、みんなにとってもレコード店が生き残ることは重要だよ。俺には3人の子供がいるけど、1人は去年か2年前頃からビニール盤に手を出し始めた。北カルフォルニアにある地元の大きな2つのレコード店、アメーバ・ミュージックとかラスプーチン・ミュージックとかに行っているよ。1人のアーティストとしても重要だと思うし、1人の音楽ファンとしても、とりわけ特定の文化に関する1人の目利きとしても重要なんだ。人間の繋がりがね。

    −最初に買ったアルバム

    最初に買ったフルアルバムはディープ・パープルの『Fireball』。あれを1973年の2月にコペンハーゲンで彼らの公演を親父と観に行った次の日に買ったんだ。あの当時、俺が買っていたもののほとんどは当時のイギリスで出たものだった。スレイド(Slade)、ステイタス・クォー(Status Quo)・・・アルバン・スターダスト(訳注:イギリスのグラムロック・シンガー)、マッド(MUD)(訳注:イギリスのグラムバンド)みたいなやつでも買っていた。それが最初に買っていたものだね。

    −アルバムを買って、最初から最後まで聴くことについて

    人はこれまでより注意力が続くのが短くなってきていると思う。でも、どう育てられ、どう育ってきたか、成長期にしてきた体験によって(注意力が)保持される傾向にあると思う。レコードを回して、15分や20分の価値がある音楽を座って傍で聴くということは、間違いなく俺が育てられたやり方だ。だからこういう類の体験をいつだって大切にしているんだ。

    BLABBERMOUTH.NET(2016-04-29)

    ラーズがレコード店の重要性を叫ぶ一方で、マネージャーのピーター・メンチがYouTubeなどのオンラインの動画配信事業について批判的な発言をして話題を呼んでいました。

    メタリカのマネージャーが「YouTubeは悪魔だ」と痛烈に批判
    http://jaykogami.com/2016/05/13071.html

    NMEでも取り上げられていたこの話題をピーター・メンチ、YouTube双方の意見について分析的に論じられています。音楽ビジネスのあり方については、YouTube以前にもナップスターで散々語られてきたところがありますが、変容激しい現在では全てのアーティストに通ずる正しい在り方など存在せず、アーティストそれぞれの最適解をみつけるしかなさそうです。

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    レコードストアデイ大使として、地元サンフランシスコのラスプーチン・ミュージックでインストアライヴを行い、その様子を世界に配信したメタリカ。ライヴの後、メタリカが1980年代に住んでいた「Metallimansion」として知られる家に近親者のみで集まったとのこと。Metal Hammerの記事を管理人拙訳にて。

    メタリカ、全ての始まりである1980年代の家に帰還

    Metallimansion_Metallica

    レコードストアデイにメタリカは草創期にホームと呼んでいたサンフランシスコのベイエリアの家に戻ることで自分たちのルーツへと再訪した。

    リマスター・デラックス・エディションとして4月15日に発売された1983年のデビューアルバム『Kill 'Em All』と1984年の『Ride The Lightning』の収録曲から9曲、55分のライヴをカリフォルニア州バークレーのラスプーチン・ミュージックで行った後、4月16日にバンドはカリフォルニア州エルセリートのカールソン大通り3132に戻ってきた。

    メタリカはベーシストのクリフ・バートンと共にプレイをし、エルセリートのガレージで彼らの2ndアルバム、そして1986年の『Master Of Puppets』の曲を書き、リハーサルをするためにロサンゼルスからベイエリアに引っ越してきた。

    バンドは家族、友人、スタッフたちと帰還し、市長のグレッグ・ライマンはメタリカはこの街がルーツであることを宣言した。

    ジェイムズ・ヘットフィールドは、こう返した。「この場所に戻れて信じられないほど素晴らしいよ。俺たちは自分たちの歴史で起きたたくさんのことを忘れてしまったと思う。こうやって記憶を呼び起こし、ここにいるみんなの顔をみることは素晴らしい方策だとも思う。ここにいるみんな、そして俺たちと共にこの一部を担ってくれたみんなに感謝したいと思う。」

    「これだけ年月が経っても、まだロックしていられることに本当に感謝したい。自分たちがやりたいことをやれている・・・それは誰にでも起きることじゃない。」

    ラーズ・ウルリッヒはバンドが不純な動機でエルセリートを再訪する計画を立てたことを暴露した。

    ウルリッヒは集まった人々にこう語った。「数年前に俺たちはここに立ち寄って、住んでいた人たちからガレージを買えるかどうか確認するのはクールだと思ったんだ。この海岸地方に本部を置くつもりだったんだけど、ガレージはとうになくなっていたんだ。」

    「誰がガレージを所有していたとしても、自分たちの手に取り戻そう。あのガレージならニューアルバム(の制作)をもっと早く終わらせることになるもしれないからね(笑)」

    Metal Hammer(2016-04-24)

    「Metallimansion」、サンフランシスコを訪れた際にはぜひ行ってみたい場所です。インストアライヴの舞台裏と「Helpless」「Jump in the Fire」そしてMetallimansion帰還の様子がYouTubeの公式アカウントでアップされています。


    この時撮影された写真がメタリカのFacebookのプロフィール写真にされています。
    rasputin_metallica

    「Metallimansion」の集まりには、クリフ・バートンのお父さんやカークのお母さんの姿も見える他、エクソダスのトム・ハンティングも訪れていた模様。
    Lars_James_Tom
    instagramより

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    Metallica.comからレコードストアデイに関する続報。管理人拙訳にて。

    今年、公式レコードストアデイ大使となるという確かな栄誉を授かった。そして4月16日(土)に俺たちのお気に入りの地元のたまり場のひとつ、カリフォルニア州バークレーのラスプーチン・ミュージックでライヴをやってお祝いするのにピッタリだ。何人かのラッキーな5thメンバーとラスプーチン・ミュージックのお客さんはすでにチケットを獲得しているけど、君たちの多くがリビングにいるかのような快適さでもって俺たちのイベントに参加したいかもしれないってことをわかってる。そこで、俺たちは、Facebookのライヴストリームでショーを君たちに提供するために、Facebookの友人たちと協力してきた。

    君たちの地元の小売り音楽店でお買い物を済ませてから、俺たちのFacebookページにアクセスして土曜日にレコードストアデイに俺たちと参加してくれ。俺たちはラスプーチンで現地時間午後4:00(訳注:日本時間2016年4月17日朝8:00)からステージに立つ。そして『Kill 'Em All』と『Ride The Lightning』のリマスター盤のリリースを迎える(それがヒントだ!)。バークレーからライヴで会おう!

    Metallica.com(2016-04-14)

    ヒントと言っているのは当日のセットリストがこの両アルバムからの曲のみだったりするんでしょうか??

    メタリカのFacebookページはこちらから。
    https://www.facebook.com/Metallica

    さらにMetallica.comからリマスター盤に関する続報も。こちらも管理人拙訳にて。

    20160415_152529_7549_1998

    1983年以来の長い道のりだったが、今日『Kill 'Em All』と『Ride The Lightning』という俺たち最初の2枚のアルバムが2016年スタイルで、全て洗練され、可能な限り最も先進的な音質へとリマスターされてリリースを迎える。

    これらのアルバムはCDとビニール盤のリリースに加えて、俺たちの個人的なコレクションからのオリジナル資料素材や、多くの未公開レコーディング、そしてレア写真や関係者のエッセーを含む本がついたデラックス・ボックスについて俺たちはこれまで話してきた。残念ながら、世界の特定の箇所では俺たちが出くわした生産上の問題が原因で発売日にデラックス・ボックスをみつけるのが難しい人たちもいるかもしれない。ユニバーサル・ミュージックは小売店の素晴らしき人たちにボックスセットを届けるべく全力を注いでくれているが、住んでいる場所によっては遅れが生じるかもしれない。地元の親しい音楽店でチェックし続けてほしい。すぐにみんながデラックス・ボックスを手に入れられるようになることを楽しみにしている。

    その一方で、4月16日(土)にはFacebookと協力して現地時間午後4:00(訳注:日本時間2016年4月17日朝8:00)にラスプーチン・ミュージックからWeb配信をやるから、俺たちとレコードストアデイを祝おう。俺たちのFacebookページにアクセスしてWebのマジックを通じてバークレーのショーに参加してくれ。

    Metallica.com(2016-04-15)

    ずっと先だと思っていたレコードストアデイ、日付変わって今日です!
    下にAmazonリンク貼っといてなんですが、レコードストアデイの趣旨に則り、レコード店行ってみようと思います。

    『Kill 'Em All』ボックスセット(輸入盤)
    http://amzn.to/1RfovTP
    『Ride The Lightning』ボックスセット(輸入盤)
    http://amzn.to/20N3oej

    『Kill 'Em All』ボックスセット(輸入国内仕様)
    http://amzn.to/1Xql4LZ
    『Ride The Lightning』ボックスセット(輸入国内仕様)
    http://amzn.to/1V6L0NZ

    Liberte Egalite Fraternite: Live at the Bataclan(輸入盤)
    http://amzn.to/1MpYhPM

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    今年のレコードストアデイ大使に選ばれたメタリカ。やはりインストアイベントを行うようです。Metallica.comの告知を管理人拙訳にて。

    2016_RSD_rasputin

    俺たちは考え得る最良の方法でレコードストアデイを祝うべく・・・ライヴをやるぞ!2016年4月16日(日)、レコードストアデイの最高にユニークなライヴ・パフォーマンスのためにカリフォルニア州バークレーのレコードストアデイの伝説的支柱、ラスプーチン・ミュージックでライヴを開催することで、俺たちはルーツに戻る旅をすることだろう。今年のレコードストアデイ大使として、『Kill ‘Em All』と『Ride The Lightning』のリマスターデラックス盤のリリースでも祝い、デカい音で、騒々しく、汗まみれで東海岸の昔ながらのスタイルを揺さぶることになる。

    5thメンバーとラスプーチン・ミュージックのお客さんたちは、俺たちと参加すべく招待されている。下記詳細でこの密接なパフォーマンスのチケットを勝ち取るべくエントリーをして、ベイエリアの始まりの核心へと向かうんだ。レコードストアデイにバークレーで会おう!

    チケットを勝ち取る2つの方法

    1.今から4月10日までにラスプーチン・ミュージックへ行って、スペシャル・パフォーマンスのチケット1枚を獲得するために投票用紙に記入する。

    2.5thメンバーはここをクリックしてチケット1枚を獲得するためにエントリーする

    このチケット獲得コンテストのルールについてはこちらを参照

    (以下略)

    Metallica.com(2016-03-31)

    コンテストルールによると、このライヴの参加資格はアメリカ在住者のみのため、残念ながら日本からは参加できません。

    ちなみにメタリカがレコードストアデイにリリースを予定している、『Kill ‘Em All』と『Ride The Lightning』のリマスターデラックス盤、そしてバタクラン劇場で行われたライヴを収録したスペシャルCDの音源や特典映像が徐々に公開されてきています。

    音源の方はメタリカのSoundcloudにまとめてアップされていますのでこちらから。
    https://soundcloud.com/officialmetallica

    公開された映像は『Ride the Lightning』デラックスボックスセットの特典DVDに収録予定の、1985年9月14日にドイツで行われたMetal Hammer Festivalから「No Remorse」。


    kill_dx
    Kill 'Em All Deluxe Box Set


    ride_dx
    Ride The Lightning Deluxe Box Set


    Bataclan_2003
    Liberte Egalite Fraternite: Live at the Bataclan


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    今年のレコードストアデイ(2016年4月16日(土))に限定発売するスペシャルCDについての続報。2003年6月11日にパリのバタクラン劇場で行われたメタリカの音源を収録したCDをリリースするのは既報通りですが、そのカバーアートとサンプル音源が公開されました。

    カバーアートはこちら。パリ同時多発テロを悼んで、メタリカのMがフランス国旗の色使いになっています。
    Bataclan_2003

    サンプル音源は「Fade To Black」。


    おさらいになりますが、トラックリストは以下の通り。

    Liberte, Egalite, Fraternite, Metallica! - Live at Le Bataclan. Paris, France - June 11th, 2003

    01. The Four Horsemen
    02. Leper Messiah
    03. No Remorse
    04. Fade to Black
    05. Frantic
    06. Ride the Lightning
    07. Blackened
    08. Seek & Destroy
    09. Damage, Inc.

    Metallica.com(2016-02-23)

    このCDの売上収益は全額、パリ同時多発テロの遺族支援団体の「Fondation de France’s Give For France」に寄付されます。

    【追記】
    Amazonでの予約が開始されています。
    Liberte Egalite Fraternite: Live at the Bataclan

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    メタリカが2016年のレコードストアデイ大使に就任したとのこと。

    metallica_recordstoreday

    レコードストアデイとは、配信やECサイト、ディスカウントストアの出現によって身近な街の小さなレコードショップがなくなりつつある現状に対して、レコードショップのオーナーであったクリス・ブラウンが発案したもので「レコードショップに出向き、レコードを手にする面白さや音楽の楽しさを共有する」年に一度の祭典。メタリカが2008年4月19日にサンフランシスコのラスプーチン・ミュージックでインストアイベントを行ったことで公式にスタートしました。

    recordstoreday.jpより

    メタリカの各メンバーがレコードショップに対する思い出やレコードストアデイ大使となった意気込みを語ってくれています。


    ラーズの絆創膏は、レコードショップを代表して戦った結果みたいなことを言っていましたが、本当のところはどうなんでしょうか(笑)

    メタリカは、昨年(2015年)のレコードストアデイで、デビュー前のデモ・テープ『No Life 'Til Leather』のカセットを復刻し発売していました。そして先日お伝えした通り、今年のレコードストアデイとなる4月16日(土)には『Kill 'Em All』と『Ride The Lightning』のリマスター盤をリリースする予定です(公式発表では一日早い4月15日(金)となっていましたが)。レコードストアデイと言いつつ、もうAmazonでもそれぞれ予約が開始されていますが…

    『Kill 'Em All』ボックスセット
    http://amzn.to/1RfovTP
    『Ride The Lightning』ボックスセット
    http://amzn.to/20N3oej

    『Kill 'Em All』リマスター盤CD
    http://amzn.to/216h0GS
    『Ride The Lightning』リマスター盤CD
    http://amzn.to/216h21l

    『Kill 'Em All』リマスター盤LP
    http://amzn.to/1mZAbPJ
    『Ride The Lightning』リマスター盤LP
    http://amzn.to/1mZAhaa

    このリマスター盤に加えて2015年11月13日に発生したパリ同時多発テロを悼み、パリのバタクラン劇場で2003年に行ったメタリカのライヴ音源を収めたCDをリリースするとのこと。(知っての通り、バタクラン劇場はパリ同時多発テロ現場のひとつで、イーグルス・オブ・デス・メタルのコンサート中に襲撃されて一番多くの犠牲者を出した場所です。)

    トラックリストは以下の通り。

    Liberte, Egalite, Fraternite, Metallica! - Live at Le Bataclan. Paris, France - June 11th, 2003

    01. The Four Horsemen
    02. Leper Messiah
    03. No Remorse
    04. Fade to Black
    05. Frantic
    06. Ride the Lightning
    07. Blackened
    08. Seek & Destroy
    09. Damage, Inc.

    Metallica.com(2016-02-23)

    このCDの売上収益は全額、パリ同時多発テロの遺族支援団体の「Fondation de France’s Give For France」に寄付されるとのこと。英語ですが詳細についてはこちらから。
    http://www.giveforfrance.org/en

    最後にRecordStoreDay.comに寄せた、思い入れたっぷりのラーズ・ウルリッヒのコメントを管理人拙訳にてご紹介。

    理由ははっきりわからないけど、ブリストル・ミュージック・センターのロック・コーナーが4階建ての店の地下にあったんだ。だけどそこを歩くことは究極の快感だったね。自分に何が起きるのを待っていたのか分からなかった。新たに見つけた逸品がスピーカーから鳴り響くのかなんて知る由もなかった。分かっていたのは、信じられないほど素晴らしいことが起きるってことだけだった。そんなことがいつも起きていたからね。可能性っていう可能性が無限大だったってことさ。駄菓子屋にいる子供のような・・・俺の場合はレコードショップにいる子供だったけどね。

    70年代半ばから80年代初頭にかけて、デンマーク、コペンハーゲンにあるブリストル・ミュージック・センターのロック・コーナーは、学校と家族以外の俺の人生のなかで最も重要な部分であり、おそらくその両方を深く結びつけていた。父親は俺が物心ついた頃からあそこに連れて行き始めたんだ。そんな最初期の遠足は別世界に行くような感じがしていた。自分の父親は最もクールな男だと思って育ったよ。60年代の町一番の膨大なレコードコレクションが置いてある父親の音楽部屋ほどネクストレベルな場所なんてなかったからね。最上階にあったその音楽部屋に行くことは、実際にレコードショップに行くようなものだったんだ。ラックのなか、棚の上、家具の上、レコードプレイヤーの近くには一面に何千ものレコードが散らばっていた。チャーリー・パーカー、マイルス・デイヴィス、ジョン・コルトレーン、ドアーズ、ローリング・ストーンズ、ジャニス・ジョプリン・・・リストは無尽蔵さ。1973年にディープ・パープルを観るために父親に連れて行かれた後、次の日にはアルバム『Fireball』を買い求めていた。そして父親のコレクションに相応しい自分のコレクションを収集し始めたんだ。

    ケンとオーレはブリストルのロック担当の責任者で、俺のヒーローだった。彼らがオススメしたものならすぐに持たなきゃダメなんだ。1979年にケンのアパートに招き入れられて、彼の個人コレクションをチェックしたのは、人生の中で最もエキサイティングなことのひとつだった。以上。80年代初頭にアメリカに引っ越した後、彼らはヨーロッパのハードロックに関する俺の生命線になった。毎月、彼らが送ってくれた荷物は、郵便箱に現れた最も元気が出て、人生を明るくする要因だった。レコードを聴いて、眺めて、想像に耽って、何か他の次元へと夢中になって何時間も座っていた。音楽が俺を包み込み、自分の想像できうる限り遠くまで連れて行ってくれたんだ。そしてジャケットね!レコードジャケットはバンドやミュージシャン、歌詞やイメージにこだわり続けさせてくれた。俺はどんなレコードを聴いたか、何回聴いたのか記録を付けていたよ。言い換えれば、俺は取りつかれていたんだ。来る日も来る日もレコードという宇宙で呼吸をして生きていたのさ。

    少年よ!あの日々が愛おしいぜ!

    時代は変わって、残念ながらレコードはほとんどの若者の生活の中で異なる役割になってきて、主にニッチな存在となっている。でも希望の兆しはある。俺の17歳の息子は2年前に誕生日にレコードプレイヤーが欲しいとせがんで、俺はそれから全力を尽くしてプレゼントとして着々と彼に名盤を供給しているんだ。そしてこの過程は、彼がディープ・パープルの『Machine Head』と『Made in Japan(邦題はライヴ・イン・ジャパン)』のレコード盤をクリスマスのお願い事リストに入れた時にクライマックスに達したよ(そして俺は目を潤ませてさえいた!)なんて日だ!結局、全てはうまくいくのかもしれないな・・・。

    音楽がインターネットを通じてのみ、または巨大な空港サイズの店を通じてのみ購入可能となってしまったら、俺たちみたいなマニアがレコードの重要性に光をもたらし、出来得る限り(巨大系列店でない)レコードショップを支援し続けることが、かつてないほど重要になる(実際に不可欠なのだが)。もちろん、レコード盤が実際に返り咲いているのはいい知らせだ。でもそれは俺たちの栄誉とするには十分ではない。俺たちは一緒にずっと繋ぎ止めておかなきゃならないし、俺たちの能力を最大限に生かして、全ての屋上から俺たちの最大音量の声と共に叫び、子供たちを啓発し、旗を掲げ、ドラムを叩かなきゃならない(!)

    音楽のために。

    レコード盤のために。

    独立系のレコードショップのために。

    1日24時間、音楽で生きて呼吸をしているキミや俺みたいな人のために。

    (後略)

    ラーズ・ウルリッヒ

    RecordStoreDay.com(2016-02-23)

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    2015年4月18日のレコードストアデイの売上げランキングが発表されました。メタリカのカセット版『No Life 'Till Leather』は2位にランクイン。25位までは以下の通り。

    metallicanoliferecordstore

    01. The White Stripes – “Get Behind Me Satan”
    02. Metallica – “No Life Til Leather” cassette
    03. Run The Jewels – “Bust No Moves”
    04. David Bowie – “Changes”
    05. The Replacements – “Alex Chilton”
    06. The Black Keys – “Meet Me in the City”
    07. Built to Spill – “Untethered Moon”
    08. Father John Misty – “I Love You, Honeybear”
    09. Bob Dylan – “The Basement Tapes”
    10. Syd Barrett/R.E.M. – “Dark Globe”
    11. Mumford & Sons – “Believe”
    12. Citizen Dick – “Touch Me I’m Dick”
    13. Ramones & Husker Du – “Sheena’s a Punk Rocker”
    14. Various Artists – “The Darjeeling Limited”
    15. Twenty One Pilots – “The LC LP”
    16. The Doors – “Strange Days”
    17. The Decemberists – “Picaresque”
    18. Foo Fighters – “Songs From The Laundry Room”
    19. Johnny Cash – “Koncert V Praze – In Prague Live”
    20. Social Distortion – “Social Distortion”
    21. David Bowie/Tom Verlaine – “Kingdom Come”
    22. Phish – “New Years Eve 1995 Live at Madison Square Garden”
    23. Jerry Garcia – “Garcia (Compliments)”
    24. Various Artists – “Sun Records Curated By Record Store Day Vol. 2″
    25. The Zombies – “R.I.P. Album”

    BuzzAngle Music(2015-04-20)

    売上げ全体も昨年に比べて、軒並みアップしているようでレコードストアデイが浸透しつつあるようです。ラーズ・ウルリッヒの言によると『No Life 'Till Leather』は今年の夏にCD、アナログ、コレクターズ・エディションで発売予定です。

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