メタリカ情報局

メタリカを愛してやまないものの、メタリカへの愛の中途半端さ加減をダメだしされたのでこんなブログ作ってみました。

       

    タグ:ラーズ・ウルリッヒ

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    再びRollingStoneによるラーズ・ウルリッヒのインタビュー。今後のメタリカについて語ってくれています。管理人拙訳にてご紹介。

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    メンバー全員が50代となったメタリカだが、すぐに引退することはないと語る。

    「唯一わからないのは肉体的なことだね。もし腕や足や膝や肩や喉、背中や首なんかが全て健全でいられたとしたら、もっとずーっと長いあいだこういうことを続けちゃダメなんて理由はないだろ。」

    さらに歳を重ねてもライヴを行っているローリング・ストーンズのようなバンドについてはこう語っている。

    「俺はこの地球上のどのバンドよりもローリング・ストーンズが大好きだよ。俺が言いたいのは、明らかに俺たちがやっていることは、エネルギーの観点からするとさらに肉体的なものが要求されるってことだ。「Battery」「Master Of Puppets」「One」といった曲は尋常じゃない肉体的なエネルギーを必要とする。それにふさわしい肉体的な要求に答えられない場合は、生半可にプレイするよりもやらない方がいいだろう。それだけはどうなるかわからない。気持ち的にはもう100年やれると思っているよ。」


    エアロスミスは新しいアルバムを出すことについて疑問視しているが、メタリカは別の見解のようだ。

    「くたばるその日までレコードを作り続けていければと思うよ。それが自分たちを刺激して、まだゲームに参加できていると感じる方法だからね。違う考えの仲間のことは確かに尊重するけど、まだ何か言いたいことがあるって感覚は、生きているという感覚だったり自信だったり自分自身について良いと思える感覚という点でとても重要なことなんだ。」

    RollingStone(2016-08-31)

    このインタビューと併せて新曲「Hardwired」のMVのメイキング映像が公開されてます。バンドの良い雰囲気が伝わってきます。


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    ラーズ・ウルリッヒが先週のミネアポリス公演を前にStarTribuneのインタビューに答えていました。管理人拙訳にてご紹介。

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    ドラマーのラーズ・ウルリッヒは語る。「俺たちは半年前にスーパーボウルの週末にプレイしてから本当に家を出ていない。みんなの前に戻って来られて楽しいよ。特にこういう状況下でね。」

    メタリカは先週末、ミネソタ州の新しいNFLスタジアムのこけら落としの一助となるだけでなく、11月18日リリース予定の2枚組ニューアルバム『Hardwired ... to Self-Destruct』のプロモーション活動のサイクルも始まった。2011年のルー・リードとのコラボ作『Lulu』や2013年のIMAXコンサート映画『Through The Never』のサウンドトラックを除けば、メタリカ8年ぶりのニューアルバムとなる。ワーナー・ブラザーズとの30年の後、新たに立ち上げた組織内レーベル「Blackened Recordings」でリリースする初のアルバムでもある。

    ここでラーズ・ウルリッヒには、新しいレコードとミネアポリスでの滞在について語ってもらわねばなるまい。読んでもらえればわかると思うが、彼らが戻ってくるまでそう長くはかからないだろう。

    −ミネアポリス公演がこの夏たった一度きりのライヴとなったことについて

    それは本当にシンプルだよ。俺たちは招待されたんだ。6か月だか9か月前の出来事だ。俺たちに連絡が来て「スタジアムのオープニングを飾るのにライヴを行うのはどうですか?」っ言われたんだ。返事に悩む必要はなかったね。とりわけ1985年以来、俺たちはそういう素晴らしい歴史を持ってきているから。ここ(ミネアポリス)で少なくとも15回は演っていると思う。(訳注:ミネソタ・バイキングスのかつてのホームグラウンドで東京ドームのモデルにもなった)メトロドーム(Metrodome)でも何度かやったし、85年には(訳注:地元ではザ・メインルーム、ザ・エントリーの名で知られるライヴ会場)ファースト・アベニュー(First Avenue)やそのあいだのあらゆる場所で演ったよ。ミレニアムの後にここで演った3回のショー(2000年のターゲット・センターで行った3公演)も忘れられない。俺たちはいつもここで素晴らしいラジオのサポートとファンからの全面的な支持を得てきたんだ。

    −スタジアムでのショーと新譜詳細発表のタイミングが重なった点について

    それぞれが同じ時期になるなんてわからなかったよ。ショーの前の1週間でキャンペーンを始めようって決めたのが、文字通りたったの2週間前だった。11月に出すか、その後の休日期間の後に出すかで行きつ戻りつしていた。「もし完了してるなら、何でレコードを留め置く必要があるんだ?」ってことで決めたんだ。「リリースを遅らせて、あれやこれや計画しないとダメだよ」なんて言う人も確かにいるけど、もう2016年だぜ。ただレコードを出すだけだってのに、そんなことはもはや問題にならないよ。俺たちはこれまでよりもさらに自主的に動ける存在だ。俺たちがこうと決めたら「どうにかして出そう」ってこと。


    −アルバムとツアーがずいぶん空いてしまっているが

    他のやることがたくさんあった。メタリカはいつもアクティブだからね。『Death Magnetic』を作り始めてから、10年絶え間なく働いてきた。最後にオフを取ったのは2004年のサンディエゴ公演の後だ。2005年に『Death Magnetic』の楽曲制作に入って、3年間ツアーをしてきた。約1年は『Lulu』、約2年は映画『Thorough The Never』とサウンドトラックにかかった。世界中のあらゆる素晴らしいフェスティバルに出演し、中国、マレーシア、インドネシアのような本当に素晴らしい場所のステージにも立ってきた。マジでほぼ10年、じっとしていることがなかったんだ。

    −ニューアルバムについて

    まだ実際にこのアルバムについて、言及したり説明したりするまで十分な距離を取れているかわからない。(共同プロデューサーの)グレッグは俺たちがこうして話しているあいだ、ミキシングをやっている。俺たちは月曜日にマスタリングし始めるんだ。ここで俺が言えるのは、実にメタリカらしいサウンドだってことだ。曲はおそらく前よりも、もう少しスリムで短くプログレ感はもう少し抑えられている。1つの曲のなかでたくさんのムードを持っているというのではなく、それぞれの曲が各々ひとつのムードを持っているっていう意味では、より一元的だね。あと言えるのは、この新曲を携えて(ステージに)出ていけるのはクソ素晴らしいと感じるってことかな。

    −『Lulu』では多くのリスナーが当惑していましたが、ルー・リードが2013年に亡くなったことで彼の最後のアルバムとなったことについて

    あのね、あれは俺の人生の中で最も素晴らしい体験のひとつだよ。それはこれからも変わらない。俺たちは素晴らしいレコードを作ったし、いつかは評価されるようになるだろう。俺たちはみんなあれが大好きだ。ルーはそばにいて、めちゃくちゃクールで素晴らしい人だった。ルーがもうそばにいないってこと以外、何一つ変わったものはないよ。

    −次にメタリカを観られるのは

    もしこのスタジアムでの試合に招待されたら、俺たちはおそらく戻って来るだろう(笑)まぁそれも素晴らしいんだけど、次にここに来る時はおそらくアリーナだろうね。俺たちはこの6、7年の間にアメリカのアリーナでライヴをやっていない。だからこのニューアルバムでツアーを始めたら、そんな感じで戻ってこれたらいいな。


    StarTribune(2016-08-26)

    無事年内でのリリースが決まって何よりです。『Hardwired ... to Self-Destruct』のリリース後はしばらくアメリカでのアリーナツアーということになりそうですが、早めの来日をお待ちしています。

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    ラーズが新譜『Hardwired…To Self Destruct』リリース後に予定されているツアーについてRollingStoneで語ってくれています。管理人拙訳にてご紹介。

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    メタリカは週末にミネアポリスのUSバンク・スタジアムでニューシングル「Hardwired」を初披露した。それは来たる『Hardwired…To Self Destruct』のツアー計画の始まりに過ぎない。「『Death Magnetic』ツアーは3年に渡って2週間のツアーで180回のショーをやった。」ドラマーのラーズ・ウルリッヒはそう語る。「それが俺たちに 1月にはかなり本格的なツアーを始めるつもりだ。北米でやれないかと思っているけど、間違いなくアメリカで大規模なツアーがあるだろうね。」

    バンドはアルバムとアルバムのあいだのツアーから長い休止期間を取ってきた。「ブラックアルバムを作った時、8か月も週6日で(アルバム制作を)やってきたんだ。」ウルリッヒは言う。「それはもう俺たちがレコードを作るやり方じゃない。これはとても段階的なプロセスなんだ。」『Hardwired…To Self Destruct』のレコーディングは世界中のフェスティバルやサッカースタジアムで行ったミニ・ツアーによって中断された。ウルリッヒはその状況が自分たちの創造性を刺激したと語る。「俺たちは完全に触発され、甦らせ、活力を吹き込まれたよ。それからある種やんちゃなエネルギーをスタジオに持ち込んだんだ。」

    そのスケジュール形式はメタリカが10年以上に渡って、ツアーに長い期間をとっていないことを意味する。しかし、彼らは2009年以来、アメリカでの然るべきアリーナ・ツアーを行っていない。「戻って来る時が来た。然るべきアメリカ横断をやるよ。」そうラーズは語る。

    ショーでは『Hardwired…To Self Destruct』から多くの曲を演ることになりそうだ。ドラマーはこう語る。「俺たちはこれらの曲をやりたくてウズウズしている。ちょうど今、毎日俺たちはチューニングルームに入る時には、新しい曲ばかり演奏しているよ。それから『ちょっと待て、俺たちステージに出て「Master Of Puppets」を演らないといけないんだったな。』ってなるんだ。」

    ウルリッヒは新曲はセットリストになじみやすいだろうと考えている。「『Death Magnetic』の中にはかなり頭で考えるような曲もあった。次のクレイジーなパートがもうすぐやってきたぞって考えなきゃならなかった。新譜の曲の中にはもう少しフィジカルなものがある。これはプレイしていて本当に楽しいだろうね。同じように、これらの曲の中には『Death Magnetic』の曲より少し短いものもある。これらの曲をたくさんセットリストに入れたら楽しいだろうなって思うんだ。でも俺たちはいつもやってきたように毎晩セットリストを変えるつもりだ。」

    RollingStone(2016-08-23)

    『Death Magnetic』の時も楽曲がフィジカルになったと言ってた気がしますが・・・(^^;
    ラーズのコメントから今度のツアーで新曲多めのセットリストになる可能性大です。ちなみに先日のミネアポリス公演から「Hardwired」「Battery」の公式動画がアップされています。

    「Hardwired」


    「Battery」


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    ついに新譜『Hardwired … to Self-Destruct』の詳細が発表され、新曲「Hardwired」を公開したメタリカ。ラーズ・ウルリッヒがRollingStoneのインタビューで新譜について大いに語ってくれました。以下、管理人拙訳でご紹介します。

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    ラーズ・ウルリッヒの頭はグルグル回っている。我々との会話の前に、このドラマーはスラッシーで猛威を振るう危険なほど高速なメタリカのナンバー「Hardwired」をFacebookで公開し、今秋にニューアルバム『Hardwired … to Self-Destruct』を出すことを発表した。2枚組でトータル80分ほどの12曲が収録された今作は2008年の『Death Magnetic』以来、初めてのメタリカのアルバムであり、2011年にルー・リードとコラボした『Lulu』以来のフルレングスのアルバムとなる。しかし、これには裏がある。現時点でアルバム制作はまだ進行中なのだ。

    「ちょうど今、ロブが下の階でベースを録り直していて、ある曲の1つのヴァースをやっているよ。みんな『今度のレコードはどうなるんだ?』って言うけど、俺だってわからないんだ。まだ終わってないからね。今週はずっとしっちゃかめっちゃかだよ。」

    追加のレコーディングに加えて、今週は土曜日に行われるミネアポリス公演に向けたリハーサルを行っているメタリカ。楽器ごとにレコーディングを行っていたため、月曜に自身とバンドメイトたちが初めて「Handwired」を演奏するまでは一緒にプレイしていなかったとラーズは語る。それにも関わらず、彼はこれまでこの曲が受けた反応に満足している。「今日、たくさんの仲間からどれだけ新曲を聴き込んだかが書かれたクールなメールをたくさんもらったんだ。」Rolling Stoneとのニューアルバムについての詳細なインタビューのあいだこう言った。「生きてて良かった。」

    −「Hardwired」はたった3分の曲です。アルバムは全体として、よりシンプルになっていくんでしょうか?

    ちょっとはね。あれは実際、今作のために書いた最後の曲なんだ。俺たちはいろんなアイデアを投げ込むことからこのアルバム制作を始めた。曲の集まりとして形を成していて焦点が定まってなかった。俺たちがアルバム制作にどっぷり浸かるまではね。その時点で、楽曲はタイトに短くスリムになっていったんだ。

    数ヵ月前、俺たちはそこに座って、レコード(に入れる曲)のストックを持ってきて、もっと速くてクレイジーな曲を入れるべきかもしれないと考えた。それが「Hardwired」になった。そんな感じさ。ジェイムズと俺が書いて、1週間しないであれをレコーディングしたんだ。そりゃあ俺たちにとっては、ナノ秒みたいなもんだったよ(笑)


    −早い段階で曲のアイデアはどのような過程を経たんでしょうか?

    俺たちは演ったものは全部録音しておく。アルバム制作を始めた時、俺のiPodには1500の曲のアイデア、ジャム、リフが入っていた。それぞれ番号を付けていてね。本当に長い道のりを経て、何時間もそれに耳を傾けた。俺は「912のサウンドはなかなか良いアイデア」とか書き留めておくんだ(笑)。それからジェイムズと俺は1年とか1年半前から点を繋ぎ始めた。それが曲の形となり始めた時だったんだ。

    −楽曲はいつ形作られていったんですか?

    14年秋と15年春にほとんどの曲を書いたよ。

    −『Death Magnetic』制作時にプロデューサーのリック・ルービンは、アルバムがどういうサウンドとなるべきか把握するのを手助けしていました。『Hardwired〜』でのあなた方のゴールは何だったのでしょうか?

    もともと、俺たちは中断したところから続けたかったんだ。『Death Magnetic』以来、勢いに乗って仕事がはかどっていた。ルー・リードとコラボしたり、ロニー・ディオのレインボー・メドレーをやったり、ディープ・パープルのカバーをしたり、それと言うまでもなく2年かかった映画もね。(新作『Hardwired … to Self-Destruct』のプロデューサー)グレッグ・フィデルマンはそれ以来ずっと俺たちと一緒に仕事をやってきた。俺たちは落ち着いて自分たちがやっていることの評価をする時間なんてなかったんだ。

    だから 俺たちがやってきた楽曲のストックを持って行った過程から、(こうして)アルバムについて俺たちが言えることはないかと訊かれるまでそう時間が離れているわけじゃない。曲をもっと形にしていって、まとめていく時期だった。でも何か使命とかゴールがあってやってきたわけじゃない。


    −グレッグ・フィデルマンはプロデューサーとして何をもたらしましたか?

    彼は基本的にスタジオでの作業に関してはバンドの5人目のメンバーになっていた。彼は素晴らしいバウンスボードでもあるし、もっと良くなるよう俺たちを後押ししてくれた。俺たちは常に楽曲制作でもっと飾りつけられないか改善できないかと探している。(制作中の)曲を聴くと「クールだけど、この曲のブリッジはもっとよくできないか?ドラムの音をミックスで上げるべきだろうか?キーを変えるべきだろうか?」とかね。これは集中的かつ系統立った労力だよ。彼はこうしているあいだ座っていて、俺たちに挑戦するんだ。ジェイムズや俺がある曲の機動性をリードして「本当にいいな、うまくいった。」なんて言っているとグレッグはただ座って「うーん。」とこうさ。俺たちはこいつはそこまで良くないんだなと気付くわけさ。

    曲を書いていて、その曲に没入すると、その時に高いエネルギーを得ることができる。時にはそんなエネルギーが実際に何が起きているか覆い隠してしまうこともある。偽りの効き目を得る薬みたいなものでね。これは良いと感じて、気分良くなって議論の余地なしってなっても2日も経つと「こりゃあ俺たちは何を考えていたんだ?」となる。グレッグはいつも理性の声なんだ。


    −あなたは『Hardwired〜』の曲は『Death Magnetic』の曲に比べて、狂乱したものにはならないと語っていました。どういう意味だったんでしょう?

    ほとんどの曲が前よりシンプルなんだ。俺たちが前にやった楽曲のように、1つのリフからあちこち行ったり、いろんな音の風景を旅するようなものというよりは、あるムードから始まって、それをやり通す。楽曲はより直線的だ。そして「前より狂乱したのものにならない」っていうのは、曲のなかでの始まりと終わりが少なくなったってことさ。前のレコードよりもちょっとだけ真っすぐ走っている。

    −今年は、この前に『Kill 'Em All』『Ride The Lightning』のリイシューについて我々と話した時に、あのアルバムと新譜のあいだで「双方のエネルギーが行き交う」のを感じると語っていました。あのリイリューは『Hardwired〜』の創造性に何か波及しましたか?

    「Metal Militia」を聴いた魔法のような瞬間に曲を書いたなんてことは言えない。でも2013年のデトロイトで行ったOrionフェステイバルで『Kill 'Em All』の完全再現をやった。あれがあのレコードに本当没頭していった最初だった。早くから、俺はあのレコードに否定的だった。『Ride The Lightning』『Master Of Puppets』はもう少し知的で刺激的で挑戦的だったからね。あれらはより深みの増したレコードだったんだ。2013年までは演っていて『Kill 'Em All』にまとまりがあるとは思ってなかった。速さは独自のものを行っていたけど、もっとシンプルなんだ。楽曲はもっと長いけど、それほどプログレッシブではない。全て独自の世界だ。そこから受け継がれた要素はあると思ってる。楽曲制作中に紛れ込んだ『Kill 'Em All』の再発見から出てきた残留物の痕跡はあるかな。

    −あなた方はまだ新しいアルバムの仕上げをしています。あと何の作業が残っているんでしょう?

    そんなに多くはないよ。ある曲のミックスを仕上げること以外は終わっている。2、3日で、グレッグは「Spit Out the Bone」っていう制作中のタイトルは「CHI」だった曲のミックスをする予定だ。突然、ロブが昨日、アルバムに取り組むためにコントロールルームに現れた。だから俺が何を知ってるんだってんだ?大方は終わっている。今週末には最後の曲をミックスすべきだと思う。

    −『Hardwired〜』のデラックスバージョンのボーナスディスクで「CHI」と呼ばれる曲のデモを収録していますね。いつ「Spit Out the Bone」になったんですか?

    これらの曲は一昨日タイトルをつけ終えたばかりだ。48時間前には「CHI」「Tin Shot」「Plow」「Sawblade」といったどのみちクレイジーな制作中のタイトルで知られていたものだ。今こうしてトラックリストが発表されて、みんなは曲について話すんだが、俺は「どれが「Spit Out the Bone」だったっけ?」って考えなきゃならなくなる。ジェイムズと俺はいまだに「えっ?あぁ「CHI」だろ」ってなるよ。

    −ネット上で多くのメタリカファンがあれこれと考えを巡らせていた新曲のタイトルは「Am I Savage?」です。ファンたちはダイアモンドヘッドの「Am I Evil?」のカバーをどうにかしたものなのではと考えています。

    (笑)まぁ「am」「I」そしてクエスチョンマークまで一緒だからね。4つの単語のうち3つだ。でも違う。直接の相関関係はないよ。

    でも抽象的には「Am I Evil?」は、今日俺がキミにインタビューで話している理由の一部だね。もしあの曲がそうじゃなかったら、キミは俺が何者かも何をやっているのかも気にもしなかっただろう。だから明らかにそこにはとても抽象的な細い(繋がった)線がある。でも「Am I Savage?」と直接の相関関係はないよ。

    −「Hardwired」やその他の新曲を今週末のミネアポリス公演でやるんでしょうか?

    俺たちはその質問に答えるのに(ミネアポリス公演が始まる)52時間後まで離れていようか?(笑)こういう風に考えてみよう。ニューアルバムからの曲を演奏するチャンスは、俺たちが世界に新曲を共有してから増えていく。でも俺たちがアルバムを作っていて気付いたのは、これらの曲を良くしようとより多くの時間と労力を注いできたってことだ。選択できるのであれば、900列目からクソみたいなiPhoneで撮ったライヴバージョンよりもレコーディングされたバージョンを聴くことになると思う。だからキミが書くことになる記事をよく読んでもらおう。

    RollingStone(2016-08-19)

    「まだ新譜完成してなかったんかい!」
    「あの新曲、そんな出来立てほやほやだったんかい!」


    などと訳していてラーズにツッコミを入れたくなるインタビューでしたが、ほとんどの曲がシンプルであるという新譜の特色がここに来てようやく見えてきた気がします。

    ラーズとしては、すでに公開した「Hardwired」はともかくとして、その他の新曲の披露はライヴで行うよりもまずはアルバムとして曲を聴いてもらいたいという思いがあるようです。まずは日本時間で明日21日に行われるミネアポリス公演に注目です。

    【追記】
    新曲「Hardwired」の制作中の風景が公開されています。カークの使っているギターはピーター・グリーン、ゲイリー・ムーアに使われてきた伝説的なギター「Gary Moore/Peter Green Les Paul」ですね。
    https://metallica.com/videos/30975/riff-charge-the-making-of-hardwired

    takakiさん、情報ありがとうございます。

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    メタリカが5thアルバム『Metallica』、通称ブラックアルバムを出してから25年が経ちました。25周年を記念して、RollingStone誌で「メタリカのブラックアルバムについて知られていない10の事実」という特集が組まれていたので管理人拙訳にてご紹介します。

    blackalbum

    1.バンドが短くシンプルな曲を書き始めた理由のひとつは、コンサート中のファンが退屈そうにしているのを観たからだ

    メタリカのメンバーは、1988年の『...And Justice For All』で出来る限りのプログレッシブなスラッシュメタルの概念を取り込んできたと自負していたと同時に、10分近くするタイトル曲のような大作で入り組んだ曲では自分たちのライヴに来る観衆の忍耐が試されるということにも気付いていた。

    リードギタリストのカーク・ハメットは1991年にRollingStone誌にこう語っている。「一般的な総意として、あの曲は死ぬほど長すぎだったってことに気付いたんだ。みんなが浮かない顔していてさ、俺は『何てこった、みんなは俺たちほど楽しんではいないようだぞ』って思ったよ。」ハメットはバンド自体も曲の複雑なアレンジに退屈になっていたことも認めた。「ある夜に「Justice」をやった後、舞台裏で俺たちのうちの誰かが『クソッ!俺たちがあのクソ曲をやるのはこれで最後だ!って言ったのを覚えているよ。」

    2.「Enter Sandman」はブラックアルバムのために書かれた最初の曲だ

    フックが効いていて不吉な感じのするハードなグルーヴを持つ「Enter Sandman」は、メタリカの新しい方向性を完璧にカプセルに閉じ込めたかのような曲だ。しかし、徐々にこの新鮮なアプローチへと移行すると言うよりかは、ハメットがシンプルでブルージーなギターのリックを弾いたことで、メタリカは最初の作曲のセッションの間にこの方向性へと飛び込んでいったのだ。そしてすぐにそのリックを鍛えぬき、彼らの最大のヒット曲となっていったのである。

    ドラマーのラーズ・ウルリッヒは2014年にこう回想している。「1990年7月の作曲過程で「Enter Sandman」は最初に思いついたものだった。『...And Justice For All』の後で10分のクソプログレッシブで12回もテンポの変わるメタリカをやるか。俺たちは曲をスリム化して単純にしたかった。あの曲を1日か2日で書き上げた。「Enter Sandman」の全てはメインリフから派生しているんだ。」

    3.ジェイムズ・ヘットフィールドが書いた「Enter Sandman」の歌詞は、もともと乳幼児の突然死について書かれたものだった


    「Enter Sandman」はブラックアルバムのために最初にバンドが書いた曲であったのにも関わらず、リズムギタリストのジェイムズ・ヘットフィールドはずいぶん後になるまで曲の歌詞を仕上げられなかった。もともとは幼児がベビーベッドで遂げる謎の死に関するものとして曲を想定していたが、バンドと彼らのマネジメントにより、プロデューサーのボブ・ロックを介して歌詞をトーンダウンしてほしいと頼まれたのだった。

    2011年にボブ・ロックはこう回想している。「最初に、音楽とリフを聴いてバンドと彼らのマネジメントにあの曲が1stシングルになると考えられていた。それから彼らはジェイムズの歌詞を聞いて、乳幼児の突然死について書かれた曲だとわかった。それは気に入られなかったわけさ・・・。」

    ボブ・ロックは続けてこう語る。「俺はジェイムズと膝を突き合わせて、彼の歌詞について話したんだ。『キミの書く歌詞は素晴らしい、でももっと良くなる。そこまであからさまでいいのか?』とね。シングルについては考えていなかった。私は彼にあの曲をもっと良くしてほしいってだけでね。より詩的かつオープンなやり方で言いたいことを言うってことを彼が学んだ過程だったんだ。彼はいくつか歌詞を書き直して、ああなった・・・(もちろん)1stシングルさ。」

    4.メタリカはボブ・ロックがそれ以前に一緒に仕事をしたバンドのファンではなかったにも関わらず、彼をプロデューサーに選んだ

    メタリカを導くためにプロデューサーのボブ・ロックを雇うことにしたバンドの決定は物議を醸すものだった。このカナダ人のプロデューサーかつエンジニアは、当時モトリー・クルーやボン・ジョヴィ、キングダム・カム、ザ・カルト、ラヴァーボーイといったスラッシュメタルの名声など欠片もないバンドとスタジオワークを行ったことでよく知られていた。しかしメタリカのメンバーは、そのようなバンドたちが彼と制作した音楽よりも、そのようなバンドたちのサウンドを彼が作り出したやり方に興味があったのだ。

    ラーズ・ウルリッヒが2007年に『Metal: The Definitive Guide』のインタビューでジャーナリストのギャリー・シャープ・ヤングに語ったところによるとこうだ。「ボブとともに良いミックスが欲しかったんだ。俺たちは低音域で大きな音を欲していた。そんな曲がボン・ジョヴィのレコードにあろうと、カルトのレコードにあろうと、メタリカのレコードにあろうと俺は気にしない。サウンドはサウンドだ。俺たちはあれが欲しかったんだ。」

    5.ブラックアルバムはメタリカが同じアルバム内で3つの異なるチューニングのギターを使った初めてのアルバムだ

    多くのHR/HMバンドがよりヘヴィなサウンドを実現するためにオルタネート・チューニングを使ってきた一方で、メタリカは1991年以前、主にギターについてはEレギュラーチューニングを用いてきた。1986年の『Master Of Puppets』収録曲「The Thing That Should Not Be」(ギターを1音半ドロップチューニングしている)と1987年の『The $5.98 EP: Garage Days Re-Revisited』の2つのカバー曲で1音ドロップチューニングという例外を除いて。『Metallica』ではアルバム収録の12曲のうち10曲はEレギュラーチューニングだが、ボブ・ロックの指図によりその他のミックスも使用した。ギターのチューニングを落とし「Sad But True」ではD、「The God That Failed」Eフラットとしている。

    ボブ・ロックは「Sad But True」についてこう語っている。「私はあの収録曲が全て1つのチューニング、Eのキーだということに気付いた。そこで私はこのことにバンドの注意を向けさせた。すると彼らはこう言ったんだ。「Eが一番低い音だったっけか?」そこで私は彼らに自分がプロデュースしてメタリカが好きでもあるモトリー・クルーの『Dr. Feelgood』ではDチューニングだったと伝えた。それからメタリカがDチューニングをしてみたら、リフが強大なものになった。この力はどんなことがあろうと止められないものだったね。」

    6.ブラックアルバムはメタリカがスタジオで一緒に“生演奏”して基本的なトラックをレコーディングした初めてのアルバムだ

    ジェイムズ・ヘットフィールドは1991年にGuitar World誌にこう語っている。「俺たちは(アルバムに)ライヴの感覚が欲しかったんだ。過去にラーズと俺はカークとジェイソン抜きでリズムパートを組み上げたり、ラーズが自分だけでクリック音を演奏していた。今回、俺は1つのバンドユニットとしてスタジオで演奏してみたかったんだ。曲に活力が加わり、バイブスを得ることができた。みんなが同じ部屋にいて、互いの姿を見ることができる。あれは大いに手助けになった。特にベースとリードギターの何点かではね。俺たちがスタジオに入る前でさえ、2か月の間でほとんどの曲を演奏する手助けにもなった。」

    7.「The Unforgiven」「Nothing Else Matters」におけるジェイムズ・ヘットフィールドのヴォーカル・パフォーマンスはクリス・アイザックに触発されたものだ

    1990年後半から1991年初めにかけて世界中で大ヒットしたクリス・アイザックの「Wicked Game」はジェイムズ・ヘットフィールドの耳をも捉えた。彼はボブ・ロックにメタリカのスピード遅めの2曲に載せるのにこのシンガーのムーディーなヴォーカルを見本とする手助けとするにはどうしたらよいか尋ねたのだ。

    ロックは2015年のクリス・ジェリコとのインタビューでこう振り返っている。「彼(ヘットフィールド)はこう言った。『ボブ、俺はこれまで本当に歌ったことはないんだ。俺はただ叫んでいただけだった。』とね。彼はクリス・アイザックのレコードを再生してさらにこう言ったんだ。『「Nothing Else Matters」と「The Unforgiven」で俺は歌いたい。どうしたらこんな風に歌えるんだ?』私はこう言ったよ。『素晴らしいヴォーカルサウンドをものにできるよ。キミのヴォーカルに代わりはいない。クリス・アイザックの声でキミが聞いているのは彼が歌うときのニュアンスなんだ。彼も代わりはいない。彼は実際にやっている。キミもやればいいんだ。我々は彼が快適でいて、素晴らしいヴォーカルサウンドを出せるようセットして、それから彼は歌った。日ごとに彼は良くなっていった。彼は歌うことが心地よくなった。そうして彼は素晴らしいシンガーとなったんだ。」

    8.バンドメンバー4人のうち3人はアルバム制作中に離婚を経験した

    ダークでブルージーなメタリカの感覚はバンドの新しい音楽的な選択の結果だけではなかった。ラーズ・ウルリッヒ、カーク・ハメット、そしてベーシストのジェイソン・ニューステッドは彼らの個人的な生活のなかでブルースを歌っていたのである。

    2001年のPlayboy誌でハメットはこう語る。「ラーズとジェイソンと俺は離婚を経験した。俺は感情的にボロボロだった。罪悪感とか失敗したという感情を取って、そういう感情を音楽に向かわせるようにしていた。肯定的な何かを得るためにね。ジェイソンとラーズもそうだった。俺はブラックアルバムがああいう風なサウンドになった理由にそれによるところが大きいと思ってるよ。」

    9.カーク・ハメットは「Nothing Else Matters」のビデオに登場しているが、彼はこの曲を実際には弾いていない

    もともとジェイムズ・ヘットフィールドによって、電話で会話している間にギターの弦をぼんやりとかき鳴らしていて見出した音楽をもとに、当時の恋人に向けたラブソングとして書かれた「Nothing Else Matters」は、メタリカにとって大きな出発点だった。ヘットフィールドが自分でカセットに録音したラフ・ヴァージョンを聴くと、ウルリッヒはメタリカの曲としてバンドでレコーディングするべきだと彼を説得した。それからヘットフィールドは曲のアコースティックのイントロとブルージーなギターソロをレコーディングし、カーク・ハメットが参加していない数少ないメタリカの曲のひとつを作り上げたのだ。

    ハメットは2012年にこう振り返っている。「俺はステージで自分が弾くあのイントロパート全部を学び直さなきゃならなかった。あの時点で俺にとってはちょっとばかり脅威だったね。(なぜならジェイムズだけがイントロをレコーディングしたため)俺たちからすればああいう風に始まる曲ではなかったから。」

    10.ジェイムズ・ヘットフィールドは「Nothing Else Matters」がメタリカファンを嘔吐させやしないかと心配していた

    1991年8月3日、メタリカはマディソン・スクエア・ガーデンでの無料リスニングパーティーで新しいアルバムを公開するという前例のない一歩を踏み出した。(ラーズ・ウルリッヒは後に「俺たちのアルバムはガーデンで俺たちが演る前にプレイされていたのさ。」とジョークを飛ばしている。)その4日前に(1stシングルとして)リリースされた「Enter Sandman」を除き、そこにいた1万人のファンは初めて『Metallica』の曲を聴いたのだ。ジェイムズ・ヘットフィールドはとりわけ「Nothing Else Matters」がどういう反応をされるか心配していた。

    1992年にK.J.ドートン著の『Metallica Unbound』のなかでヘットフィールドはこう語っている。「俺はただ「Nothing Else Matters」がかかるのを待っていた。あそこにいたみんながお互い目を合わせて吐き出しやしないか確認するためにね!(笑)仲間内の高圧的なヤツがお互いにレコードをかけて『おまえはこの曲は好き?』『いいや、おまえはこの曲好きなのか?』なんてことにならないだろうかと思っていた。」ヘットフィールドにとって幸運なことに、あの曲は好評だった。彼はこう振り返る。「みんなかなり夢中になっていた。あれにはかなり驚いたね。」

    RollingStone(2016-08-12)

    過去のインタビューの焼き直しではありますが、いろんな要素が絡み合ってブラックアルバムが出来上がったのを改めて認識させられた記事でした。

    参考までに7番目で書かれていたクリス・アイザックの「Wicked Game」はこちらから。

    Chris Isaak「Wicked Game」

    Metallica
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    世界から極貧状態を解消する活動を続けている団体、グローバル・シチズンが開催している音楽フェス、グローバル・シチズン・フェスティバルにメタリカの出演が決定しました。Metallica.comの発表を管理人拙訳にて。

    20160726_globalcitizenfes

    2016年9月24日にニューヨークで行われるグローバル・シチズン・フェスティバルに参加することを知らせることができて、とても興奮しているし誇らしい気分だ。5年目を迎える無料チケットのイベントは、セントラルパークのグレートローンで開催され、地球規模の変化を実現してきた彼らが行ってきた努力の成果を祝うために数万人が結集する。俺たちが加わって、リアーナ、セレーナ・ゴメス、メジャー・レイザー、エディー・ヴェダー、ユスフ・キャット・スティーヴンス、他たくさんのアーティストを含むたくさんの音楽ジャンルを横断した最高の極致になることだろう。

    グローバル・シチズンとは何か?少女や女性の教育、健康、水と衛生、環境、食糧援助といった世界の大きな問題に対して学び行動を起こす情熱を持っている人たちのためのソーシャルプラットフォームだ。グローバル・シチズンは地球規模の目標を達成し、極度の貧困を無くすために世界で最も効果的な組織の一部として機能している。

    では、ショーにどうやって参加するのか? glblctzn.me/29WLjwJのリンクへ飛んで、公平かつ質の高い教育をみんなのために、とりわけ難民の子供たちや女性たちにも届くよう推進する、今年のフェスティバルの「教育キャンペーン」に参加するオンライン・アクションを実行する方法を学ぶと、チケットを勝ち取れる。そして、限定数のVIPチケットが2016年7月28日(木)朝10:00(日本時間7月28日23:00)からTicketmasterを通じて販売が開始される。VIPチケットには限定版リトグラフやラミネート、特設出入口やサイト上の他の特典も含まれている。

    ニューヨークには行けない?YouTubeがフル公演をストリーミング配信し、MSNBCがMSNBC.comのストリーミングと同時に放送ネットワークで生中継するし、でなきゃiHeartRadio.comから聴けるんだから感謝だな。

    参加アーティストやスケジュール、チケット抽選のエントリーなどの詳細はglobalcitizenfestival.comのリンクへ飛んでくれ。会えるのを楽しみにしているよ!

    Metallica.com(2016-07-26)

    YouTubeでも中継してくれるとのことで、日本からでも観られることになりそうです!

    ラーズ・ウルリッヒのコメント付き動画はこちら。


    今年のグローバル・シチズン・フェスティバルの参加アーティスト紹介動画はこちら。


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    メタリカ、ミネソタ・バイキングスの新ホームスタジアムで公演決定

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    ジェイムズ・ヘットフィールドが家族と一緒にプライベートで来日していたネタを華麗にスルーしていますが、これまで何回かに分けて紹介してきた「Metal Forces」によるラーズ・ウルリッヒのインタビューの続きをどうぞ。

    metallica_live

    −メタリカは、未踏の地でライヴを行うこととなると、いつでももうひと踏ん張りする準備がある。2013年12月に南極公演を行ったのが典型例だ

    残っている場所はそう多くはない。何回かドバイでライヴをしたのは信じられないほど素晴らしかったよ。イラン、イラク、サウジアラビア、レバノン、シリア、クウェートのような場所からファンが駆けつけて、世界のそういう場所から3万、4万の人たちが2時間のメタリカの体験を共有する、文字通り鳥肌もんだった。会場の外ではみんな違うってことを置いといて、音楽という言葉を介して、一斉にいろんな国旗が振られているのを見るのはヤバかったよ。だからもしメタリカの公演が開催できるインフラがあって行ったことのない世界のどこかがあれば、ナノ秒でそこに行きたいね。それほどたくさんは残っていないけど、俺たちは石や岩をひっくり返して(探し回って)、行けるところがあれば、俄然乗り気で行くつもりさ。知っての通りいつでもね。


    −ミート&グリートを高額チケットで行うバンドがたくさんいるが、手っ取り早く金を稼ぐ機会にすることなく、ファンに会うことが感謝の意を示す機会としてただただ幸せだった時代を知っている世代にとっては眉をひそめることになっている。これまでのところ、メタリカはミート&グリートを無料のくじ引きシステムにしているが

    やり方というのは変わっていくものだからね。前に何度も言ってきたように、全く新しい未開の分野なんだ。今はさらにさまざまな段階があるし、さまざまなレベルのものがある。それが何十年も続いてきている。飛行機の後ろに乗りたいか、真ん中に乗りたいか、それとも前に乗りたいか?みたいなものさ。遊園地に行ったときに列に並ぶ必要のない「ファストパス」が欲しいか?全部同じことさ。今や明らかに音楽にもそういうのが浸透しているんだ。

    俺たちはしばらく新しいツアーをやっていないから、その手のこと全てを検討しているわけじゃない。そういうことは『Death Magnetic』の頃から見られるようになった。みんなが俺たちに会いたがっているなかで、全ての選択肢を検討して、俺たちはいつもメタリカとしてできるだけのことをするし、できる限り誠実でリーズナブルなものを試すだろうね。どうしていくかはわからないけど、その選択肢をちょっと見る限りは基本的にみんながやっている、もしみんながやっているというならば、明らかにそこに需要があるからだと思っている。だからといって俺がいつもやっているようにホテルや空港やその他の場所でできうる限り全ての子供、全てのレコードにサインを(今後は)しないつもりってことじゃない。でも同時に、もし最前列で座りたい、その椅子を持って帰りたい、特別なTシャツが欲しいなんて人がたくさんいるなら、俺たちはそれをできるようにすべきじゃないのか?まずは考えてみるよ。俺たちが何かにサインするには500ドルかかるなんてことをおっぱじめようって俺は言ってるんじゃないんだ。

    俺たちが正しい答えを持っているとは言っていない。でも俺たちがやることは、俺たちのためになると思う。聴いてくれ、正直なところ、35年やってきてるけど、俺たちは他のみんなのようにそういう全てをいまだに理解しようとしているんだ。レコードジャケットにサインすることに俺たちの生活がかかっているわけじゃない幸運に恵まれているという事実を祝おうじゃないか。そんなことをやる必要はないんだ。でもこのままでいて、他の人がやることを叩こうなんてするつもりはない。俺はジャッジしない。そのためにクソみたいな台座に座って何かあげようとするつもりはない。俺は俺たちのためになることしか言わないよ。

    −成功を収めた多くのバンドが経験する批判や嘲笑にも関わらず、2016年においてバンドの人気はますます力を増しているようだが

    俺たちのホームタウンは最強の都市のひとつじゃなかった。でも2月にここでスタジアムショーをやって(AT&TパークでのNHLスーパーボウル前夜祭「The Night Before」)、12秒ほどでチケットが完売した。8月にはミネアポリスで新しいフットボールスタジアム(U.S.バンク・スタジアム)のこけら落としでスタジアムショーをやることになっているけど、50,000のチケットがまた12秒ほどで完売だ。俺たちに何かしら特別な理由があるから、俺たちが行ったことのある場所よりも人気があるとまでは言わないけど、そのくらい人気があるようだ。だから(人気があるのはなぜかの問いに対する)答えが新しいレコードをしばらく出していないからかどうかもわからない(笑)。そんなものの答えはわからないけど、メタリカがかなりたくさんの人たちの人生においていまだにある種の関連性と重要な役割を持っている。でも俺はそういうことをあまり疑問に思ったり、あまり考えすぎたりしない方がいいんだと感じているよ。考えすぎちゃうとやるべき方向を変えたり、どうかするとコトを軽視したり、やってることに害を及ぼしたりするのが怖いからね。キミも含めて、そういうこと考えられる人間はマスコミに十分いるんじゃないの。

    でも、聴いてくれ、ここまで話してきたようなリイシューやニューアルバムやスタジアムでのコンサートを秒単位で完売したことやみんながまだメタリカに興味を持ってくれているなんて35年前に誰が考えていた?かなりクールなことだよね。俺たちがしてきたことをメチャクチャ誇りに思っているし、これから先もエキサイティングで面白い年がまだあると思っているよ。

    Metal Forces(2016-06)

    インタビュアーが旧知の仲なのか、いろんなことをぶっちゃけてくれたインタビュー。ミーグリの今のシステムは変えてほしくないな...

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    前回記事の「Metal Forces」のラーズ・ウルリッヒのロングインタビューの続きから。管理人拙訳にて。

    20150520_metallica

    −今日の音楽界の状況でメタリカを始めていたらという質問に対して

    みんな俺にそんな質問をしてくる。俺は本当に何を答えたらいいんだ?わからないんだ。もしジェイムズと俺が2014年に出会っていたら、今年がメタリカ2年目だってか?もちろん(今のメタリカとは)違っていただろうけど、どうなってるだろうね?俺は「もし○○だったら?」って質問はあまり得意じゃないんだ。もしクリフが事故でいなくならなかったら?ボブ・ロックをプロデューサーに選んでいなかったら?あの日に左ではなく右に曲がっていたら?そんなこと誰が知るかってんだ?

    これが現実さ。知っての通り、これがマスタープランだとか、インタビューでたくさん語るジェイムズみたいな人もいる。俺はそれを完全に尊重しているけど、俺はもっと実務的なんだ。「今日の俺たちがあるのは、これまでに37,228の決定を下したことによるものだ」ってわけ(笑)。それがやってきたことだし、そんな仮定について本当にできることはあまりない。俺はある意味やってきたことを受け入れている。35年のそこそこ良い乗り心地を受け入れるようにしたいと思ってるんだ。

    間違いなく俺たちが望んだようにできなかったこともいくつかある。でも全体的に俺たちは胸を張れるものじゃないかと言えるだろう。俺たちは良かれ悪かれ純粋さを保って、真っ当に自分たちのクレイジーな創造的ビジョンに沿いながらかなりいい仕事をしてきた。


    −完成に近づいている新譜のリリース日については慎重なラーズ

    「今日はその日まで昨日より近い」とは言えるね。2つのプロセスがあると考えていて、俺たちは今、楽曲の創造的プロセスの最終段階に向かっている。先を見越して、どうやってレコードを世界に届けようかという段階が始まっているんだ。グレッグ・フィデルマンはこのレコードに去年の夏から不眠不休で取り組んでいる。彼はメチャクチャ素晴らしい仕事をしているし、全身全霊をかけて取り組んでくれているし、このレコードのプロデュースと制作において彼のあらゆる経験が俺たちの助けとなっているよ。

    −「Lords Of Summer」は新譜に収録されるのか

    詮索好きだね、キミは(笑)。正直なところ、胸に手をあてて(考えてみて)もわからない。これは他の誰にも言っていないけど、バーナード・ドウ(訳注:Metal Forcesの創設者であり、今回のインタビュー相手)には特ダネをあげてもいいかな。6月は基本的に俺たちが腰を据えて、全てにおいて何をすべきか何に電話すべきかどうなるべきかを把握する時なんだ。現時点で俺は答えを持っていないけど、時期が来れば全てそろうだろう。もし今年レコードが出なければ、仕上がってないから出ないんだろう。来年まで出さない方が賢明だっていう宇宙の法則があるとかね。でもレコードはこの夏には仕上がるよ。

    −『Kill 'Em All』『Ride The Lightning』のリマスターは新譜制作に影響したのか

    それは素晴らしい質問だ。俺たちはリックと最後のレコード(『Death Magnetic』)でそのラインを超えた。リックは俺たちに自分たちの過去から触発されることを許すようとても勇気づけてくれた。くつろいで初期の楽曲やレコードでやってきたことはどうだったのか、当時の物の見方はどうだったのか、実用的な要素は何だったのか、その他もろもろを考えた。俺たちはそれまで過去にやったものやレコードに触発されるような機会を否定してきたと思うんだけど、リックは俺たちにそれはOKだと感じるようにしてくれたし、実際そうするように勇気づけてくれたんだ。

    だからこうした新曲を作るにあたってそういう考えはちょっとあった。以前の楽曲で火花が再燃してもOKだと感じる点でね。でも次のレコードのうち、4曲は直接『Kill 'Em All』の曲から触発されたものだなんてことは言えない。まだそんなレベルのものはないんだ。少なくとも俺にとっては。でも過去というものは常にそこから逃げるようなものじゃないんだと自分たちを許せるようになったんだと思う。


    −新譜はストリーミング・サービスや曲ごとに選択できるダウンロード形式など今日のフォーマットに関連付けて出すのか

    あのね、まさに俺たちはどうしようか決めようとしている!(笑)わからないよ。誰に関連付けるってんだ?ファンに?批評家に?レコード会社に?言えることは彼らは確かにまだ俺に関係している。去年、新曲を書き、レコーディングするのを大いに楽しんだ。新曲をプレイするのを外で遊ぶ小さな子供みたいに興奮しているということは言えるよ。

    別の日に誰かと話していたんだけど、彼らはこう言っていた。「アイアン・メイデンを観に行ったんだけど、新譜から8曲もやったんだ。彼らは一体何を考えてんだ?」すると俺はこうさ。「彼らが考えていることがわからないのか?彼らは新譜にメチャクチャ興奮していて、みんなの前でその曲をやりたかったんだよ。「Running Free」を23万回やる代わりに。」それは全く自分のことのように感じるよ。俺たちは新曲をやるのを興奮しているし、セットリストに入れる新しい曲を持っていて、この新曲たちは全て、新しい環境でもとてもうまくいくと思っている。俺はワクワクしているんだけど、このファッキンなレコードが2016年にどんな意味を持つのかなんてことは伝えることができない。明らかに全体的に意味合いは薄くなってきていることは隠すまでもないことだ。でもそうなったらやりたいことをすべきじゃないってことじゃないだろ。俺たちはレコード制作も曲を書くのもいまだに好きなんだ。だから続けている。


    −ライヴを行う場合、これまでの曲とのバランスはどう考えているのか

    もちろん俺たちがスタジアムでライヴをする時に、ほとんどの人たちが新譜の7曲目は聴いていないけど、ブラックアルバムの曲は聴いていることだろう。でも適当なバランスを見つけようとしている。全てはバランスだよ。そういうバランスを抑えて、俺たちのニーズと他の人たちのニーズが把握できればなぁ。明らかに(2016年4月16日のレコードストアデイで)俺たちが最近やったみたいにラスプーチンで200人を前にプレイするとなると、ミネアポリスの新しいスタジアムで5万3000人を前にプレイするのとは違うダイナミクスがある。マジでセットリストに新曲を入れようとしていた。でもみんなのニーズ、そして俺たち自身のニーズを排除しないで、賢明なバランスにこだわって実行しようとしたんだ。


    Metal Forces(2016-06)

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