メタリカ情報局

メタリカを愛してやまないものの、メタリカへの愛の中途半端さ加減をダメだしされたのでこんなブログ作ってみました。

       

    タグ:ラーズ・ウルリッヒ

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    メタリカには珍しく政治的な話題をガッツリ振られたインタビュー。管理人拙訳にてご紹介。

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    −ニューアルバムを聴くたびに、この世の中に流行っているものと同じ気持ちで聴くことができませんでした。メタリカのエネルギーの多くは敵対的です。バンドの音楽が世に流布しているものを一新したように感じますか?

    それは難しいな。最も端的にメタリカがやってることを噛み砕いて言うなら、クソ最高なロックソングを書く、少なくとも書こうとしているってことだね。そういうことを超えて、具体的な社会的・政治的関連のこととなると、俺は気まずくなる。俺たちは説教臭いバンドじゃないし、楽曲を出す前に誰かのために何の解釈もしないように努めているんだ。キミが俺たちの音楽を聴く時は、キミのニーズに合っているべきであって、俺たちのニーズじゃない。


    −リスナーがポール・ライアン(訳注:医療保険制度改革(オバマケア)廃止法案に署名した共和党議員)だったとしても?あなた方は手ごろな料金での医療に関する慈善活動をしてきた一方、彼は高齢者医療制度を骨抜きにするよう最善を尽くしてきました。彼もまたメタリカのファンです。そういったことをあなたのなかで折り合いをつけるのは難しいのではないですか?

    俺は『Some Kind Of Monster』を生き抜いてきたから、分けて考えるのはかなり得意だよ。しかも俺は座って「あなた方の楽曲を囚人への拷問に使用した米軍についてどう思いますか?」なんて質問に答えなくっちゃならなかったんだ。つまり、そういうことは俺を身もだえさせるとはいえ、マスターテープをFedExの人に手渡して、楽曲が世界に出て行ったら、なるようになるのを放っておかなきゃならない。人が気に入っていようがいまいが、それに対処する方法を見つけるだけなんだよ。だからもしポール・ライアンがメタリカのことを好きなら、ハレルヤ!問題ない。


    −ジェイムズ・ヘットフィールドは自分のことを政治的にはやや保守的だと言っていて、選挙前にあなたはドナルド・トランプが大統領に選ばれたら、出身地のデンマークに帰るかもしれないと冗談で言っていましたが、あなたとジェイムズは政治的な議論をするのですか?

    誓って言うけど、俺はこの地球上のほとんどのことについてジェイムズ・ヘットフィールドと話した。でもこれまでアイツとわざわざ政治的な会話をしたことはないと思う。俺たちは35年一緒に過ごしてきた。同じ部屋に一緒にいたら、政治の話に会話が向いたこともあったろうけど、ジェイムズと俺が同じ部屋で膝突き合わせて、手ごろな料金での医療制度みたいなことについて俺たちの意見を討論したかって?そんなことはないよ。

    −35年間も誰かと一緒に働いて、政治について一切話さないというのは奇妙ではありませんか?

    理解しなきゃいけないのは、メタリカが4つの異なる場所から、今いるところからずいぶん違う道をたどってきた4人で構成されているってこと。俺たちを結び付けているのは、俺たちがやっている、4人全員が自分は何なのか理解しようとアウトサイダーのように感じていた音楽への愛なんだ。文化や政治的な何かについて疑問に思っていたから一緒になったんじゃない。俺たちは全員、自分の拠り所を少しばかり失って自分たちよりも大きな何かに属している感覚を得ようとして一緒になったんだ。俺はキミと一晩中、政治について座って話すこともできるけど、インタビューでそんなことをする必要はないと思ってる。メタリカは共同体だけど、俺たちはバンドで「OK、俺たちの世界の共通認識は何だろう?」なんて膝突き合わせて話すなんてしたことがないよ。

    −それでは「あなた」の最近の世界の見方はどうでしょう?

    俺は社会民主主義のなかで育った。「私」って言葉より「我々」って言葉の方がポピュラーな国で手ごろな料金の医療制度のなかで育った。だからまじめな話、このことについては自分の意見を持っている。だけどそんなことを屋根の上から叫ぶ必要はない。おそらくいつかはそうするかもしれないし、そうしないことが難しいなんてこともあるだろう。俺は真実や事実が陳腐化してしまって、自分たちが好ましいと思わないものを見るとそいつらが「あれはメディアが作ったんだ」なんて言っているのには唖然としているよ。でも個人の生活のなかでこのことについてはたくさん叫び声をあげているね。

    −あなたはアートコレクターです。これは単純に比較できない話かもしれませんが、我々の芸術評論家、ジェリー・サルトはトランプが大統領になることがいかにしてアーティストに刺激を与えているかを著しています。あなたのバンドは全米No.1のアルバムがあり、おそらくツアーに出て毎晩何万人もの人に向けてライヴを行うことでしょう。もっと広い世界にうなづく責任を感じていますか?それとも、あなたの持っているプラットホームの大きさであっても、政治状況に対処するという考えは、メタリカが心地よく感じるものではないとみなすのは正しいでしょうか?あなた方は80年代の終わりには、(訳注:法の下の平等を象徴する)レディ・ジャスティスの像がショーのクライマックスで崩れ落ちるというツアーを行っていました。そうなると、何らかの政治的声明を出すことは、バンドにとってあながち柄にもないというわけでもないと思うのですが。

    俺は今トロントのスカイラインを観ている。先週はドイツ、フランス、デンマーク、イギリスにいた。数週間前にはコロンビア、エクアドル、コスタリカ、グアテマラだ。どこへ行っても、この手のことについてはたくさん訊かれるね。間違いなくアーティストはいつでも行く場所で持てる限りの力でベストを尽くすのが重要なんだ。音楽は人とある意味でつながる時がある。惑星が一列に並ぶか、並んでいないかのごとくね。アートは人が必要とする機能を提供する。だから俺たちがアメリカでツアーをする時、来年5月から始めようと思っているけど、俺たちにとってはステージ上に全てを残しておくだけの問題だ。俺たちはキミたちを癒すためにここにいるんじゃない。そんな(政治的な)ことを言うのは俺にとってお高くとまっているようなんだ。バンドがそういう方向に行くときは思い上がっていると俺は思う。

    −すみません、政治的なことをくどくど言うつもりはなかったんですが。

    そうだね。俺は実際この手の話をするのを楽しんでいるよ。


    −それでは、ちょうどあなたが言っていたことについて。そのようなミュージシャンも一方でいるわけです。例えば、ブルース・スプリングスティーンは明白な政治的な立場をとっていますし、ドナルド・トランプをマヌケと呼んでいます。そのようなアーティストは一線を越えていると思いますか?

    ブルース・スプリングスティーンがそう感じたら、彼はそう言うべきだよ。俺は彼がそうするのを支持する。コトは、俺がアメリカ市民じゃないってことなんだ。俺はここ(アメリカ)で税金を払っているけど、投票はできない。だから俺がこの国の政治についてコメントすることは奇妙なものがあるね。ブルース・スプリングスティーンには愛と敬意しかないよ。俺は彼の本(自伝)を数週間前に読み終えたところなんだ。彼がやりたいことをすべきとかすべきじゃないとか俺が言うべきことじゃないけど。

    −あなたがファンであるブルース・スプリングスティーンそしてU2は、その時その時で自身の役割が何であるかを考え、その瞬間に対処する責任を感じていると私はかなり確信しています。一方、楽しい時間を過ごし、良いショーを提供し、大金を稼ぐために存在するローリング・ストーンズのようなバンドもいます。2016年のメタリカはどうでしょうか?何かそれ以上の目的があるのでしょうか?

    U2は俺が最も尊敬しているバンドだし、バンドを続けたいと最も触発されるバンドなんだ。でも音楽が癒しであると言うことと俺たちが癒していると言うことには違いがある。俺は音楽が癒しではない、あるいは癒されるべきじゃないと言っているんじゃないんだ。1人の人間として「メタリカは分裂しているアメリカにとって困難な時期にツアーで廻ろうとしている。これが俺たちの意見だ。」みたいなことを言うのは、俺にとっては難しいと言っているだけなんだよ。俺は他の3人と一緒にバンドをやっている。スティングやニール・ヤングやブルース・スプリングスティーンなら、自分自身のことを話すだろう。U2を偉大なものにしているのは、12歳からダブリンの同じ地域でお互いに知り合っていた4人だからなんだ。彼らは全員、同じ石から彫り出されたようなもんだよ。メタリカの状況とは違う。メタリカの目的は何だって?音楽を演奏して、音楽を通じてアイデンティティー感と所属感を与えるってことだね。

    (後略)

    Vulture(2016-12-02)

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    TVK(テレビ神奈川)の「伊藤政則のROCK CITY」2016年12月2日放送分からラーズ・ウルリッヒのインタビューの続きを。これまで同様、ラーズ・ウルリッヒの表情とともにご紹介。

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    −『Death Magnetic』の曲に比べるとニューアルバムの方がバンドのライヴ感、ライヴのグルーヴ感を強く感じるのはなぜだと思いますか?

    僕もそう思うね。(しばらく考えて)グレッグ・フィデルマンのおかげだ。ここでレコーディングしてその時のマイクもまだ立っているし、セッティングがほとんど変わっていない。もうずっとグレッグが僕らのライヴものをミックスしてきたから、どうしたらMETALLICAのサウンドがベストな状態に聴こえるのかわかっている。

    このアルバムのサウンドというのは・・・また言うけど僕はリック(・ルービン)が大好きで仲の良い友達だから、悪口みたいな事は一切言いたくないんだけど、リックはもう少しドライなサウンドにしたい人なんだ。もっと中音域が活きたサウンドというか、僕らはもっと広大なサウンドにしたかった。このマイクを見るとわかると思うけど、この部屋の音環境を上手く活かしている。僕らは自分達のサウンドをもう少しビッグな感じにしていきたい。『Death Magnetic』はミキシングでちょっと乾いた感じになってしまった。
    リックがそういうサウンドを求めていたからね。
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    グレッグにはもっとルーズな感じでと話をした。ラフなエッジが感じられて、全てがあまり完璧すぎないようにね。そういったサウンドがこのアルバムでは聴くことができる。エッジがルーズな感じになっているって多くの人から言われるね。

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    −まぁでもボクはハッキリ言いますけど、ここ10年、15年のなかのメタリカのベストアルバムだと思いますけどね。

    ありがとう。ありがとう、それは嬉しい。歳を取ってこんなものに誰かが注目してくれているということが素晴らしいことだ。アルバムを作って、やることをやって、世界中を飛び回って、クレイジーなことをやりまくって人生を謳歌して、こういうことについて考える暇なんてまったくないくらい突っ走ってきた。そして年齢がいってハッと気がつくと、まだ注目してくれているのが異常だと思うんだ。METALLICAは多くの人達と高いレベルで共鳴し合っていて、それには驚かされてる。歳を取るほどこれが非現実的だなと思うんだ。まだ注目してくれているということに驚いている。

    今年は大きなショーを2つやってきた。サンフランシスコのAT&Tでスーパーボウルのウィークエンドショーをやって、ミネアポリスのバイキング・スタジアムのオープニングでも演奏した。5万人の前で演奏することができて、5分とか10分で売り切れたんだ。クレイジーだよね。年齢層も若い人から年怜のいっている人まで、あらゆる人達が来ていてみんながまだ注目してくれているということが凄い。ミネアポリスは福岡や札幌ぐらいのアメリカでは中ぐらいの都市なんだけど、そこのプロモーターとコンサートが終わってから話していたら、50%のチケットはミネソタ州以外の人達が買っているようなんだ。
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    他の州から観に来てくれている。それってクレイジーだよ。わざわざライブを観に来る為に旅をするなんてさ。人々がそういったことをまだやっているということが凄い。
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    君のコメントにはとても感謝しているよ。どの曲かはあえて言わないけど、(マネージャーの)クリフ(・バーンスタイン)が言っていたよ。ニューアルバムには『Black Album』以来のベスト・ソングが入っているって。それがどの曲か皆で当てて欲しい(笑)


    自分も若い頃、さんざん外国でライヴ観に行ってたじゃないか!とツッコミ入れたくなりましたが、その状態を長く続けられていることに単純に驚いているようです。


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    「ROCK CITY」にて『Hardwired...To Self-Destruct』完成直後のラーズ・ウルリッヒのインタビュー放送(1)
    「ROCK CITY」にて『Hardwired...To Self-Destruct』完成直後のラーズ・ウルリッヒのインタビュー放送(2)

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    ラーズ・ウルリッヒがEntertainment Weeklyの失礼な質問に答えまくるという企画を行っていました。管理人拙訳にてご紹介します。

    lars-ulrich

    Entertainment Weekly
    ニューアルバムで、これまでリリースされたその他のアルバムに当てはめられることがあれば教えてください。

    ラーズ・ウルリッヒ
    ニューアルバムは俺たちがやってきたなかで最高のアルバムだ。それは多くの人たちをハッピーにさせ、少数の人たちを怒らせることになっている。

    EW
    「Creeping Death」「Harvester of Sorrow」「To Live Is To Die」「Broken, Beat & Scarred」を希望に満ちた順に並べてください。

    ラーズ
    全部最後まで引き分けだけど・・・「Creeping Death」は実際、チャールトン・ヘストンが出ている十戒の映画に部分的に触発されている。何らかの形で奇妙なことに、そこかしこに埋もれた希望のメッセージがある映画だ。だから(Creeping Deathは少なくとも)最後から2番目だね。

    EW
    1981年にジェイムズ・ヘットフィールドは雑誌「Recycler」にあなたが出したバンドメンバー募集広告に反応したわけですが、あなたが他に出した広告は何ですか?Atari(※)を売っていたりしたのですか? ※米テレビゲームメーカーのアタリ社のゲーム

    ラーズ
    その当時、俺はそんな地位も何も持っちゃいなかったよ。俺が何も売っていなかったことを教えてくれるのは石けんだね。ヘットフィールドがよく話していることだよ。広告をきっかけにして俺たちが初めて会った時のことを説明すると、もう何年も体を洗ってないんじゃないかってくらい、とてもヨーロッパの臭いが俺からしていたって言うんだ。

    EW
    「この曲に必要なものがわかるか?バスドラのダブルをもっとだ!」と思わずにいられた瞬間はこれまであったのですか?

    ラーズ
    うん、(そんなことは)思わない。ほとんどの場合、暖かくて湿気の多い夜にやるライヴの終盤はこうさ。「何であんなにクソみたいに速いステップ踏んじまったんだ?スタジオでもう少し簡単なドラムにしとけばよかった!」って。

    EW
    あなたはクールなドラムソロの最中、どんなことに考えを巡らせていますか?

    ラーズ
    「レッスンを受けていればよかった。サウンドエンジニアが音をデカく鳴らして、その音量が俺の無能ぶりを隠していてくれればいいな。」とか「亡くなった偉大なドラマーたちみんなが今ごろ墓の中でひっくり返っているな。」とか。あと最後に「俺はセットリストを書いているから、備忘録として「One」は明日のセットリストに入れないことって書かなきゃ。」って具合だね。

    EW
    2013年に南極公演を行った後、ミニドキュメンタリー動画「Freeze 'Em All」を公開しました。どうしてあれを(寒がらせるを意味するChillを使って、「Cliff 'Em All」に近い)「Chill 'Em All」をしなかったのですか?

    ラーズ
    いつだってCの代わりにZを入れることができるチャンスがある。あれはいつでもクールな選択肢なんだ。

    EW
    メタリカのドキュメンタリー映画『Some Kind Of Monster(メタリカ 真実の瞬間)』で、『St. Anger』の歌詞をセラピストがあなた方に投げてよこしたことを考えれば、私が今ここでいくつか投げてみても大丈夫でしょう。「Lack of light/lack of fight/full of piss/full of fright/I ain’t your seeker/I ain’t your lover/I’m just your anger who likes to smother」・・・

    ラーズ
    へぇ、「smother(息を詰まらせる、抑圧する)」だって?韻のパターンをどんなに試したとしても「smother」は残しておくだろうね。

    EW
    このニューアルバムの制作についてドキュメンタリーを撮っていたら、何と呼んでいましたか?

    ラーズ
    「カレンダーにダーツを投げる(Throwing Darts at a Calendar)」かな。予測不能で完全に非合理的なメタリカの作業パターンだ。

    EW
    メタリカはスタジオ・アルバムでビルボード200に5回連続して初登場1位を果たしています。このアルバムも1位になることを確実にするために何をしますか?『St. Anger』で獲ったグラミー賞を喜んで返上しますか?

    ラーズ
    (しばらく黙って)俺たちって『St. Anger』でグラミー賞獲ったんだっけ?

    EW
    えぇ実際に獲ってますよ。※シングル曲「St. Anger」がベストメタルパフォーマンス部門で受賞

    ラーズ
    『St. Anger』でグラミー賞を勝ち取ったっていうのは間違っているように聴こえるなぁ。

    EW
    そうですね。

    ラーズ
    1位のアルバムよりもグラミー賞を取ってるから、バランス取るために『St. Anger』のグラミー賞を返して、お互いの数字を近づけようかな。

    EW
    『St. Anger』でのあなたのスネアドラムの音はたくさんの批判をもらっていましたね。お気に入りの侮辱は何ですか?

    ラーズ
    覚えきれないほどたくさんあったけど、俺がたいてい言っていることは、そんななかに最高のものがあったからなんだ。段ボール箱からスネアを取り出すのを忘れたってヤツだね。

    EW
    メタリカの音楽は、アフガニスタンにいる米軍によってタリバンを撃退するために再生されていました。彼らがもしニッケルバックの楽曲を使っていたら、戦争はもっと加速していたでしょうか?

    ラーズ
    ニッケルバックについては忘れてくれ。もし『St. Anger』の曲だけにこだわって使っていたら、戦争は加速するんじゃないの。

    EW
    あなたはとても予見性のあると判明したナップスターと戦いましたね。

    ラーズ
    とても、何だって?

    EW
    予見性のあると。

    ラーズ
    Entertainment Weeklyのための大層な言葉だね!なんとも!へぇ!大西洋であれが使われているのかどうかなんて知りもしないけど!

    EW
    ありがとうございます!今度は別のデジタル会社との戦いに挑みましょう。あなたの選択肢は次の通りです。Uber(自動車配車アプリ)、Bumble(出会い系アプリ)、Airbub(民泊仲介サイト)。

    ラーズ
    Uberとの初めての戦いで、個人の電話番号を提出する必要のない初めての客になれたらと俺は思ったね。2年前のバーバンク空港(現・ボブ・ホープ空港)で、Uberを待って1時間は立ちつくしていたんだ。なぜなら俺は自分の電話番号をさらすのを拒否していたからね。彼らは全く来なかったよ。

    EW
    それはUberはクソですね。頭にきたでしょう。彼らを法廷に呼びましょう。

    ラーズ
    もう怒っちゃいないよ。俺は52歳だ。あれ以来、この特定の問題を回避する方法を見つけたんだ。

    EW
    自分のことでいつも疑問を持っていて、自身で訊くのが恐い事は何でしょう?

    ラーズ
    順不同だけど、その(デンマーク訛りの)アクセントは何ですか?その大きな額には何がありますか?カーク・ハメットが言っていたみたいに、(いつも爪楊枝を口にしている姿が)オリーヴに爪楊枝が刺さっているように見えますか?なぜそんなに頑固なんですか?なぜそんなにあべこべなんですか?その余計なアゴは何なんですか?まだ続ける?

    EW
    もっとスリリングなことがあるじゃないですか。HBO制作ドラマ「Hemingway And Gellhorn(私が愛したヘミングウェイ)」でニコール・キッドマンとクライヴ・オーウェンと演じたこと、あるいはラッセル・ブランドの「Get Him to The Greek(伝説のロックスター再生計画!)」に出ていたことはどうですか?

    ラーズ
    俺が育った頃のデンマークにはハロウィンの習慣がなかったから、ヘミングウェイ時代の衣装を着るチャンスを得るというのは、大きなスリルに数えないといけないね。

    EW
    あの出演は唐突だったと思うのですが、どうでしょう。

    ラーズ
    唐突なのは俺にとって何も初めてのことじゃない。どうしてそんなことをする初めての権利を持ったかのように思うかなぁ?

    EW
    あなたはアートのコレクターであり、ジャン=ミシェル・バスキアの絵画「Boxer」を1350万ドルで売却しました。そのお金を使って最も素晴らしいドラムセットをデザインしましょうよ。

    ラーズ
    最初のドラムキットは、ドラムマシーンと混同しないように自分でひとりでに演奏するとかね。でも実際に自分でダブルベースから何から演奏するアコースティックドラムがあったら、ドラマーは自宅にいながら疲れて痛めた体を休めて栄光に浸るってなもんだね。

    EW
    あなたが持っているプラチナムレコードを再生しようとしたことはありますか?

    ラーズ
    (その時は)俺は誇らしげに、正式に公言(go on record)したいね。レコードだけに!俺の人生の中でそれが必要だと感じるようなことはなかったと言えるね。質問してくれてありがとう。

    Entertainment Weekly(2016-11-23)

    ラーズを怒らせようと事前に調べあげて質問を投げまくっている感じがしますが、ラーズも「それなり」の回答をしているようです。

    ちなみに国内劇場未公開作品の「Get Him to The Greek(伝説のロックスター再生計画!)」ですが、現在はAmazonビデオで字幕版が視聴可能となっています。
    gethimtothegreek
    ゲット・ヒム・トゥー・ザ・グリーク (字幕版)


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    ラーズ・ウルリッヒ、ニコール・キッドマンと共演。
    ラーズ・ウルリッヒ、ニコール・キッドマンと共演の予告映像公開。
    ラーズ・ウルリッヒ出演映画「私が愛したヘミングウェイ」がWOWOWにて放送決定
    ラーズ・ウルリッヒ、コメディー映画に本人役で出演。
    ラーズ・ウルリッヒにエグイ質問をぶつけるとこう答える。
    ラーズ・ウルリッヒ、イラン人監督のコメディ映画『Radio Dreams』に出演
    2013年8月10日サマーソニック メタリカ Meet & Greet編

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    リツイートだけして、こちらでご紹介するのが遅くなってしまいましたが、、、

    ラウドロックのポータルサイト、激ロックにて『Hardwired...To Self-Destruct』発売を記念して特別サイトが開設。
    metallica_special

    ラーズ・ウルリッヒの最新インタビューが掲載。『Hardwired...To Self-Destruct』に迫る鋭い質問にラーズが答えています。

    激ロック メタリカ特設サイト
    http://gekirock.com/special/metallica/

    ラーズ・ウルリッヒの最新インタビューはこちらから。
    http://gekirock.com/interview/2016/11/metallica.php

    さらにラーズのサイン入りアルバム・アートワークのプレゼント企画を実施中とのこと。締め切りは2016年12月1日(木)まで。



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    『Hardwired...To Self-Destruct』発売を受けてメタリカ表紙のフリーペーパー配布中

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    TVK(テレビ神奈川)の「伊藤政則のROCK CITY」2016年11月18日放送分からラーズ・ウルリッヒのインタビューの続きを。前回同様、ラーズ・ウルリッヒの表情とともにご紹介。

    20161118_00

    −曲順を決めるのはすごい難しかったようですね。最後の最後で曲順を変えたのはどうしてですか?

    こういう風に言ったらわかるだろうか?歳を取っていくと全ての作業が大変になってくる。そういう事で歳を重ねるにつれてアルバムを作るのは大変になってくる。
    20161118_01
    曲順を決めていくのも全てね。前のMETALLICAのアルバムを考えると曲順は大体すぐ分かる。曲を書いたりスタジオに入る前から分かっていてスタジオで何か作業をやる前から曲順は決まっていた。「Enter Sandman」を書いた時、オープニング曲になるってすぐ分かったね。初日にもう分かっていたけど、このアルバムにどの曲を入れるか決めたのは7月でかなり遅れていた。最初に決めた曲順がどう聴こえるか分からなかったけど、実は元々俺が直感的に考えていた曲順があったんだ。
    20161118_02
    でもギリギリで変えたんだ。この2曲を入れ替えた。アナログ盤は素材を早く提出しなければならなかったので、直前に変えてアナログ盤はそれで出した。けどCDに関しては3〜4週間あった。デジタル・ダウンロードとかiTunesもそう。それで曲順を暫く考えた。何で俺は直感を信じなかったんだろうって。何で変えたんだろう?って思った。95%ぐらい出来上がっていたけどCDとかデジタル・ダウンロードはまだ時間があったから、マークに電話をして元の曲順に戻したいって言ったんだ。元々僕の直感で作った曲順がCDとかデジタル・ダウンロードで見る曲順でアナログ盤は違う曲順だから特別なものになっている。自分の直感、自分の気持、最初に考えていた事に従うべきなんだ。歳を取るとそれが正しいのか疑問に思う。20代、30代の時って疑問に思わない。ただ実行するだけ。あまり考えないでやるのに歳を取ると考え過ぎてもの事が難しくなる。


    −曲順を変えたことでどういう風に変わったと思いますか?

    そんな違いはないのかもしれない。最初から最後まで曲を聴く人にとってこれは一つの旅だ。良い質問だね。ここからスタートして次はここに行ってあそこに行って、その旅をどう進行していくかだ。もちろんそれは主観的ではある。曲をシャッフルするプレイヤーを持っていたら、それはそれでいい。僕はこういった事を考え過ぎる傾向にあるんだ。選択肢があるなかで最高のものにしたい。クリエイティヴな作業にあまりにも従事し過ぎたりすると、これはこうあるべきだとなり、小さな事がとても重要に思えてくる。
    20161118_04
    それをちょっと客観的に考えるべきなんだ。色々な問題がある中、アルバムの曲順をどうしようかなんて別にどうだっていい事だ。けどベストは尽くしてる。前後関係からすると重要な事ではないし、こういう問題はいい事かもしれないし、たまに気持ちが変わったりしてもいい。


    よく冗談でだんだん大変になってくると言っているけど、本当に大変になってくるんだ。52歳でバンドをやるというのは22歳でバンドをやるよりも大変だ。人の輪の中で仕事をしなければならない。歳を取ると色々な事を頑張らなければならないんだ。今はお互いに良い人間でいようとしている。お互いに仲良くし良い雰囲気にしていく事。50代で喧嘩なんてしたくないだろう?雰囲気の悪い中に誰もいたくない。10年〜20年前だったらお互いに文句を言い合っていたよ。ジェイムズと以前は常に衝突してたけど、いつ揉めてもいい様な状況でも、今は彼が良い状況じゃない時は離れるようにしている。分かるかな?上手く行かせる為に労力を費やしている。難しいというのかわからないけど、歳を取るにつれて選択肢が増えて行く。


    これも嬉しい悩みなんだけど、素材がいっぱいあって、カークが500くらいアイデアが詰まった電話を無くしたことがあったけど、アイデアは1000くらいあるから、この先20年くらい活動してもアイデアが不足する事はない。
    20161118_05
    それがいいものかは分からないけど。20〜30年前はアイデアが8くらいしかなくて、アルバムに8曲くらいしか収録されていなかったり、今は1500くらいのアイデアがある。喜ばしい事なんだけど、歳を取るにつれ楽にはならない。正しい事、最高な事はどういう事なのかというのを考えたりする。だからルー・リードと一緒に作る事が重要になってくる。直感的に考える事を教えてくれる。時間を掛けて作ってもいいけど、彼みたいに1テイクで作っていく事もできる。けどそれは集中してやらなければならない。やっていくうちに学び、常に広い視野で色々見ていくべきだ。この曲順とこの曲順がって重要じゃないんだけどベストは尽くしてる。


    −今回、CDは2枚組、アナログは4枚組ですけど、かつてラーズが買った2枚組LPで一番好きなものは何でしょうか?

    (ディープ・パープルの)『Made In Japan』、(UFOの)『Strangers In The Night』、(キッスの)『Kiss Alive』の一枚目。ブルー・オイスター・カルトの『On Your Feet Or On Your Knees』、彼らの初めてのライヴ・アルバム。
    20161118_06
    それらの2枚組アルバムが最初に浮かぶね。ツェッペリンの『Physical Graffiti』『The Song Remains The Same』、これらのレコードは好きだしリスペクトしているんだけど、『Made In Japan』『Strangers In The Night』やブルー・オイスター・カルトほどは聴いていないね。分からないや、あとなんだろう?教えて


    −私はピンクフロイドの『The Wall』が好きですね。

    そうかそうだよね。俺にとっては・・・レーナード・スキナードの1stライヴ・アルバム『One More From The Road』とか聴き始めるにあたって良いアルバムだよね。
    曲順については以下の通り、「Dream No More」と「Am I Savage?」の2曲の位置を変えています。

    ※CDの曲順
    Hardwired
    Atlas, Rise!
    Now That We’re Dead
    Moth Into Flame
    Dream No More
    Halo On Fire
    Confusion
    ManUNkind
    Here Comes Revenge
    Am I Savage?
    Murder One
    Spit Out The Bone
    ※アナログ盤の曲順
    Hardwired
    Atlas, Rise!
    Now That We’re Dead
    Moth Into Flame
    Am I Savage?
    Halo On Fire
    Confusion
    Dream No More
    ManUNkind
    Here Comes Revenge
    Murder One
    Spit Out the Bone

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    「ROCK CITY」にて『Hardwired...To Self-Destruct』完成直後のラーズ・ウルリッヒのインタビュー放送(1)

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    先日お伝えしたとおり、2016年11月11日にTVK(テレビ神奈川)の「伊藤政則のROCK CITY」にてラーズ・ウルリッヒのインタビューが放送されました。今回のアルバムがどのようにして作られたのか語っています。ラーズ・ウルリッヒの表情とともにご紹介。

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    −ニューアルバムを完成させた今の気持ちを語ってください

    アルバムが完成したら仕事が忙しくなるということだ。こうやって座って話さなきゃいけない。気分が良いよ。完成してからそんなに時間が経ってなくて6週間ぐらいかな?今日はMETALLICA HQの特別な日になる。叫びながら走って行ったグレッグ・フィデルマンがアルバムを完成させて4〜5週間ぶりに戻って来た。NYでやったライヴのミキシングをしてたのさ。また彼と会えて嬉しいよ。
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    聴いてもらった2つの新曲に関しても反響があったし、アルバムを聴いてくれたジャーナリストや周りの人達は称賛してくれているしね。これは新しいアルバムを作る度にいつもマサに言ってきたことだけど、これがまだどうなるか分からない。まだ本当の意味での全体像が見えていない。今は全てが楽しいんだ。良い噂が回っているし、みんなハッピーでエネルギーに溢れている。

    先週ビデオの収録オークランドでしたんだが、車で橋を渡りながらある曲を聴いていたんだ。ビデオ収録の前にアレンジを覚えなければならなかったからね。完成してから3〜4週間ぶりにアルバムの曲を聴いたけど素晴らしかったね。生命力に溢れていてエネルギッシュでMETALLICAっぽい良いフィーリングで溢れていた。そんなこともあり収録現場にちょっと早めに着くことができた。今のところ良い感じだ。キャンペーンでキミには何度も会うと思うけど、きっとまた何年も掛けてこのアルバムを取り上げていく。そうしたら意見をまとめられると思う。
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    アルバムを作る時って経験とその工程で結構ハイになるんだ。仕事をしているという気持ちと友人達と音楽を作り上げるという気持ちが良いフィーリングになる。僕が何か言えることでもない。数年待ってみないと分からない。『Death Magnetic』『St.Anger』と比べてどこにこのアルバムが位置するのか?これが一連の作品としてどうなるのか?今のところは良い感触だ。

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    −『Death Magnetic』と比べるとずいぶん曲が整理されて、METALLICAらしいパワーがダイレクトに伝わってくるような気がしますが、その辺はどうですか?

    『Death Magnetic』は『St.Anger』以来のアルバムでリック・ルービンと制作した。『St.Anger』は橋渡し的なつなぎのアルバムだったと思う。僕らは4枚のアルバムを作った。『Load』『Reload』『Garage Inc.』『S&M』4年間で4枚作ったんだ。色々な問題がありそれから『St.Anger』ができあがった。『St.Anger』は実験的なものだという風にも見ている。また集まって自分達がどういうグループなのかというのを考えさせられたり、それを全て解決しようとしていた。それからリック・ルービンがやってきてあの部屋で何ヶ月も話した。自分達が何者で何をやっているのか、どこにいてどこにいくのか、そういったこと全てを話した。リック・ルービンは僕らにもっとクレイジーに作品が長くなるようにはっぱをかけていた。彼は馬鹿げた感じにしたらいいって言うんだ。彼流のクレイジーにしろ!ということだったんだと思うけど、それが制作時の感情だったような気がする。
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    このアルバムはもっと短く、マサが言うように曲作りも簡素にクレイジーの度合いが少なく削ぎ落とした感じのものになっている。この前やったインタビューで初めて使った言葉だったんだけど、より“効率的”なアルバムだね。『Death Magnetic』はもっとこんな感じで大きく、そして新作は全てがより短くタイトな感じになっていた。『Death Magnetic』は何ヶ月も何ヶ月も掛っていないかもしれないけど、ミーティングをとにかくいっぱいやって色々話し合った。今作はミーティングなんてまったくなかった。とにかく集まってただプレイしはじめた。ミーティングも話し合いもない。とにかくやろうという感じだった。3/4ぐらいレコーディングが終わってから、このアルバムをどういう方向に持っていく?どういうものにしていく?という話になった。そこでアルバムをより短くタイトに削ぎ落とした感じにしていったんだ。でもミーティングみたいなものはほとんどやらなかった。

    僕はリックが大好きだし、今回の制作で何も変えたいと思わなかった。とにかくプレイし始めるということにメリットがあった。前に進んでいくというか、何て言ったらいいんだろう・・・よりオーガニックな感じに作っていった。自然発生的に出来上がり、頭でよりも心から出来上がっていった感じ。

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    −2枚組にしてよかったと思います。1枚でも入る80分、2枚組にしたことで聴き手の集中力を保てるという効果が出たと思いますが

    制作後半の方、7月だったかな?これらの音楽をどうしようか?ということになってね。『Death Magnetic』は14曲レコーディングしてAグループに10曲、Bグループに4曲あった。最初に良いと思った10曲をアルバムにしてあとの4曲はその他の為に取っておいた。今回は13曲あって全ての曲がAグループに入ると思った。AとかBとかないと思ったんだよね。13曲全てをアルバムに入れたいと思った。2枚組にして人々に一息つかせる為に少し間を置いた。そして“Lords Of Summer”は昔からあった曲だけど、レコーディングし直してアレンジも少し変えている。“Lords Of Summer”は今回のアルバムには入らないと思っていた。この曲は他の曲とは違うテイストの歌詞で他の12曲と雰囲気が違っていたんだ。8月の終わりだったと思うけど、“Lords Of Summer”をデラックス盤に入れることにした。2枚組にしたのはマサの言うようにちょっとした間を与えるためというか、全く違うものだと捉えてもらえるかなと思ったんだ。2枚組なのでどのように聴いてもらってもいい。
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    −1曲目の“Hardwired”は最後に作られた曲みたいなんですけど、とても短い曲ですね。何が足りなくてこの「Hardwired」をレコーディングしたんでしょう?

    5月ぐらいだったと思うけど、曲順と曲のアレンジを考え始めたんだ。レコーディングしたものを週末に聴いて、ジェイムズとグレッグにこう言ったんだ。オープニング曲みたいなものがないと。それで曲を作ろうということになり、またここに集まりジェイムズと僕で2〜3日で曲を作ってレコーディングした。ロブとカークはいなかった。凄い早い作業で楽に出来上がってね。オープニング・ソング完成!っていう感じだった。それで作業的には終わりでアルバムはほぼ完成した。これは次のアルバムを作るのに前途有望だ。短い曲を早い作業で書き上げた。今までの作業としてはこの曲とこの曲とこの曲を書いて、そしてこの曲のこことこの曲のこれを合わせてと大がかりなパズルをやっているような感じだった。色々なアイディアがあって常に音楽をつぎはぎして変えていったけど、“Hardwired”はこれだけが独立した曲だった。最初から最後までこれだけに尽くし、脱線することなく集中して書いた。最初から自立した曲作りだった。この週はこの曲以外のことは何もやらなかった。そんなことをやったのは久しぶりだった。最後にいつそんなことをしたかなんてまったく覚えていない。“I Disapear”以来、あれは独立して書いたものだけどあまりあることではない。つまり3〜4ヶ月前の最後にこの曲作りをした。次のアルバムの将来が明るいよ。これから25年先もね。今から20年かもしれないけどそれでも充分だ。
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    ラーズ・ウルリッヒのインタビューは、11月18日(金)にも続きが放送されます。

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    前回記事のRolling Stoneによるラーズ・ウルリッヒへの長尺インタビュー後編です。映画、音楽、本など話題は多岐に及んでいます。管理人拙訳にてどうぞ。

    lars___

    −あなたが生きている上で一番重要なルールとは何ですか?

    (笑)俺は一般的に言ってルールで動くヤツじゃない。ずっと前から言っていることだけど、ルールは自分で作るし、望めばいつだってそのルールを破ることができる。俺はそれを守ってきているね。でも俺が何かを遂行していくのには、いつもこのことを思ってきた。言ったらやる。言ったらそういうことだ。それがルールなのか俺のDNAの一部なのか周りの誰かからパクってきたのかさえわからないけどね。

    −世界で好きな都市はどこですか?

    サンフランシスコ、それに僅差でコペンハーゲンかな。でもサンフランシスコには人生で楽しむすべての要素が詰まっている。それは将来もそうだと思うけど、詳細で歴史的な過去を持っている。俺にとっては、北米で一番ヨーロッパ的な場所だよ。とてもヨーロッパ的な文化的、社会的美学を持っている。水とワインが身近な場所。週末のお出かけにはたくさんの選択肢がある。世界でもっともスマートな人たちがここに住んでいる。ヒッピー運動とかグレイトフル・デッドのような素晴らしい豊かな文化がある。それはニューヨークはLAにはない。俺は仕事でそういった都市とも関わっているけど、そこでは気を休めることはできないんだ。

    −あなたはデンマークで育ちました。あなたが一番デンマーク人だなと思うところは何ですか?

    俺の広いおでことか?(笑)俺のカミさんは居心地のいい男だと言っているよ。デンマーク語で「hygge」っていう言葉があるんだけど、緩く訳すと「居心地のいい」になる。デンマークの「hygge」なことっていうのは、人を招待してキャンドルを照らしてワインを飲みながら談笑っていう感じ。もう一方で、自分を卑下しているところもある。既成概念を超えるような現状に対する少しばかりの反論も俺にはあるんだ。ちょっと面白いよね。デンマーク人を理解するうえでなくてはならないものだよ。

    −ルーカス・グラハムはデンマークで昨今最も有名なミュージシャンとなりました。彼はコペンハーゲンの自由な街、クリスチャニア(Christiania)で育ちました。彼についてはどう思いますか?

    俺は彼をフォローしてきたよ。彼らは数ヵ月前にサンフランシスコでライヴをしていたんだけど、俺は他の所用ができて見逃したんだ。でもデンマークの誰かとインタビューをするたびに、いつも彼についてどう思うか尋ねられる(笑)。彼は現在最も海外で成功したデンマーク人だろう。俺たちが一度も会ったことないのによく知っているように感じるよ。でも全てのデンマーク人はどういうわけかお互いに関係を持っている。だから俺は彼のことを知っているように感じるんだろうね(笑)。俺たちのなかの一人って感じでさ。

    −あなたが列挙したヒーローのなかにあなたのお父様がいらっしゃいます。どのような人生訓を教えてくれましたか?

    特定の原則の要素、規格外で漂うこと。彼の仕事はテニスの世界にあった。50年代・60年代、テニス界はとても保守的だったんだけど、長い髪と髭の男ってことでテニスに異端なものをもたらした者として目立っていたんだ。ほとんど哲学的なアプローチだよ。

    −父親であることと音楽的キャリアのバランスについてはどのようにして学んでいったのでしょうか?

    俺たちはいくつかの境界線とルールを一定の場所に置いている。このバンドに起きた最善のことは、俺たち全員がほぼ同時期に親になって、同時期にその方向に進んでいったということだよ。率先してね。2人が父親になって、もう2人がろうそくを燃やし続けるってことはなかった。だからメタリカと家族のあいだの優先度という点においては切り替わったんだ。家族と子供たちと伴侶を優先するようになった。勇気をもって俺たちのマネージャーを呼んで何かをするつもりはないとかツア―時には一週間家に戻るとかハッキリと言うところまでには数年かかったよ。内部スケジュールを見ることができたら、誰それの春休みだ、誰それが一週間スキーだ、誰それが休日でお出かけだって具合になっている。俺たちのスケジュールにメタリカを織り込んだってわけ。

    −「hygge」の他に何をやってリラックスしていますか?

    リラックス?それどういう意味?(笑)俺は映画に情熱を持っている。音楽とかアートとか文学よりも映画を追っかけているよ。夢中なんだ。映画についての記事を読んだり、映画を観たり。映画館にも行くし、家でも映画を観る。オンデマンドでね。公開前の映画素材も入手することもあるし、映画監督を追っかけて彼らが発言したことを読んだりもしている。映画って創造的な過程での最も不可欠な形だと思っているんだ。あれは人が取り組むのに新しい未開の地がある最大の場所だよ。

    −最近観たお気に入りの映画は何ですか?

    10月と11月は映画にとって最高の2ヶ月で、俺みたいな映画オタクには素晴らしいことがたくさんあるんだ。先週は『La La Land』を観たよ。『Whiplash(セッション)』の監督脚本を手がけたデミアン・チャゼルの次の映画なんだ。12月に公開される。あれはたくさんの人の心を揺さぶるだろうね。素晴らしいよ。ミュージカルなんだ。数日前には『Toni Erdmann』っていうドイツ映画を観た。カンヌで大ヒットした映画でね。あれにはぶっ飛んだよ。ドイツのコメディー映画っていうとても珍しい組み合わせなんだ。レアなジャンルだよね(笑)。また数日前にはブラッド・ピットの制作会社「Plan B」の『Moonlight』って映画を観た。この映画はマイアミで育ったアフリカ系アメリカ人が子供時代に起きた様々なことが描かれている。子供時代、高校時代、大人時代の3段階があるんだ。ファンタスティックな映画だね。それとケン・ローチ監督の『I, Daniel Blake(わたしは、ダニエル・ブレイク)』っていうすごい映画を最近観た。この映画はカンヌ映画祭でパルム・ドール賞を獲得している。イギリスについての、イギリスの社会制度に関する素晴らしい映画だ。とても重たい映画だね。

    −どんな音楽があなたを最も感動させるのでしょうか?

    自分の人生の体験が埋め込まれているもの。ボブ・マーリーの『Babylon by Bus』は俺の人生でいつでもある種の重要性を持ったレコードにおそらくなるだろうね。あれを聴き始めたのは'78年に出た時だった。あのなかにはデンマークのロスキレ・フェスティバルで録音されたものがある。あれはいつも立ち戻るレコードのなかのひとつに含まれているよ。『Kind Of Blue』みたいなものもある。座ってジャズとか(ジョン)コルトレーンとか(チャーリー)パーカーとかデクスター・ゴードンとかの話をすることができる。もし時系列逆さまにして聴けるレコードをひとつ挙げろと言われれば、『Kind Of Blue』だね。最初に聴いた時と同じくらい素晴らしいサウンドだと思う。(ディープ・パープルの)『Made in Japan(ライヴ・イン・ジャパン)』もそんな風に感じる。初めて聴いたのは1973年で、あのマジックは(今でも)失われていない。(ブラック・サバスの)『Master of Reality』を聴くと、13歳の頃を奇妙な形で思い出す。友だちと自分の部屋で初めてブラック・アフガニスタン(大麻の一種)を吸っていた記憶をね(笑)。それとインドのラーガ音楽を聴くといつも心を揺さぶられるんだ・・・時おり聴くような(ピアニスト)グレン・グールドのピアノみたいな古典的なものの解釈を持っているね。

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    −子どもの時には何を読んでいましたか?それについてどう思っていたのでしょうか?

    親父とアメリカに旅行した1976年に『Mad』って雑誌を教えられた。あれにはたくさんのアメリカ文化が紹介されていたんだ。俺がいつもアウトサイダーであること、自主的あること、メインストリームにはやや皮肉っているところ、そういったものは『Mad』がもたらしたことだ。

    子どもの頃だったら他には『Tintin』『Asterix』『Lucky Luke』っていうヨーロッパのコミック本。でもあれは雑誌というよりは本の形式だった。全てに共通していたのは、全部冒険的で、奇妙な珍しい状況に身を置いて、独創的でどうにかして何かを起こしてやろうと考えていたってところだね。

    −今は何を読んでいるんですか?

    2週間前にスプリングスティーンの本をダウンロードしたよ。『Rolling Stone』や『Vanity Fair』での話も読んで、(テレビ番組)『60 Minutes』も見て、チェックするべきだと思ったんだ。彼の書きっぷりは大好きだよ。彼の書く歌詞みたいでさ。信じられないくらい詩的なんだ。自身のうつ病に関してのオープンなやり方が気に入っているよ。

    ※訳注:ブルース・スプリングスティーンは最近出した自伝『Born To Run(ボーン・トゥ・ラン)』のなかで自らがうつ病だったことを告白している
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    −あなた自身の回顧録を書くことは考えませんでしたか?

    それについては時おり考えるけど、それは差し迫ったものじゃないね。誰かによって書かれた本を読むと、特に知っている人が書いている人のだと「ちょっと待ってくれ、そんなことは全然起きてない」とか「それはもうちょっと18禁なことが起きてたよ」なんてことが読んでいて何回もある。俺はいつもそういう類のことで難しいと感じるよ。自分のこととなると、デンマークの部分なんかでそういうことがあったとしたら本当のことを書かなきゃならないからね。そして本当のことを書こうものなら、周りの人たちが外に出したくないかもしれないことがそこに含まれているかもしれない。

    もし自分のことを書いていたら、レベルを下げたものにしたくないと思っているけど、同時に、もし1988年のあれとこれについて何かやって、俺たちがこのクレイジーな冒険を一緒にやってきたとすると、俺はその人がその話をされたがっているのは当然だと思うべきじゃないんだ。ちょっとしたソーシャルメディアみたいなもんだね。「あの人はその写真を掲載してもいいってことを了解しているの?」(笑)それは他人のプライバシーや選択肢を尊重するということなんだ。まぁ俺は300ページのクレイジーなお話になると言っているわけじゃない。他の誰かが共有して欲しくないと思っていることを言っていないかいつも心配しているから、(回顧録を)書けるとは思っていないって言っているだけなんだ。これは俺の親父から得た原則だよ。

    −あなたが一番ムダ使いした買い物は何でしたか?

    俺の人生にはいろんな期間がある。それほど最近のことじゃないけど、服にたくさんのお金を費やしていた。スーツに3000ドル費やして、2年後にタンスの肥やしになっているのを見るんだ。「クソッ、これは俺が自分で買ったものじゃないか。1回も着てないぞ。まだタグもついているじゃないか。」なんてことがある。ありがたいことにもうそんなことは起きていないけどね。

    −若き日の自分にどんなアドバイスをしますか?

    「ゆっくりやれ。全てを受け入れろ。そんなに急がないで起きていることに感謝しろ」デイヴ・グロールが言っているのと真逆だね。「やり遂げたら次だ」ってね(訳注:フー・ファイターズの曲「All My Life」の一節「Done, Done and I'm onto the next one」のこと)80年代・90年代に俺が一度も取り入れなかったたくさんの経験があった。91年にソビエト連邦崩壊の真っ只中のロシアにいた。もう少し目を開けていたらって思うよ。俺の周りで起こっていたことを思い出せないからね。後悔はしていないけど、今日ではちょっと立ち止まって「うわぁこいつはかなりクレイジーだ」って感じで全てを受け入れることができるんだ。

    RollingStone(2016-11-06)

    映画のことになると話が止まらなくなるのは、観ているジャンルは違えどカークとそっくりです(笑)含蓄のある言葉も多いインタビューでした。

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    バンド内不和、ナップスター、クリフバートンの死− ラーズ・ウルリッヒが振り返るメタリカの暗黒時代

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    まったくニュースに追い付けていませんが、RollingStoneによるラーズ・ウルリッヒのロング・インタビューを管理人拙訳にてご紹介。

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    −最高の成功とは?

    個人で言えば、家族に還元できること。音楽面では、自分が進みたい方向に行ける自由があるってことだね。その一例が一度に2週間以上のツアーをしないということだよ。『Death Magnetic』では2週間単位で約200のショーをやった。俺たちは子供の成長を見逃したくないからね。

    −最悪のことは?

    俺は「最悪のこと」があるとは考えないんだ(笑)泣き言をいうのは止めて、誰かに何かを与えてハッピーになるべきなんじゃないかって思うよ。

    −出かけた時に気付かれて、文句を言う人たちがいるかもしれないですよ

    そういう名声に関しては俺たちはちょうど真ん中あたりを占めている。トム・クルーズとかそういう人たちのレベルなのかどうかはわからない。俺たちがハマって行きたくなるレストランは(みんなに)よく知られていると思うけど(笑)パパラッチに悩まされたり追い掛け回されたりするような厄介なところまでにはなってないよ。

    −あなたのヒーローは誰ですか?

    現状に挑戦する人たち。順不同で言うと、俺の親父、スティーヴ・ジョブズ、ジェイムズ・ヘットフィールド、マーク・ロスコ(画家)。あとは(SalesforceのCEO)マーク・ベニオフみたいに無私でみんなを勇気づける人たち。完全に衝動的なリッチー・ブラックモアみたいな人たち。彼の口やギターでそこから3分間何が飛び出してくるかわからないっていうね。(メタリカの共同マネージャー)クリフ・バーンスタインはいつだって違った考え、独立した考え、枠組みに捉われない考えを俺に教えてくれる。

    −なぜジェイムズをヒーローの一人に挙げたんですか?

    彼はただただ一番クールなミュージシャンなんだ。35年間、俺の戯言に耐えてきた。だからそれには感謝している。時おり、俺は彼の才能の広大さについて、正しく評価されていないんじゃないかって思うよ。

    −あなた方は映画『Some Kind Of Monster(メタリカ 真実の瞬間)』で衝突していました。バンドの意見の相違をまとめるということについて何を学びましたか?

    バンドの健康よりも重要なものは何もないということを学んだよ。他のメンバーがやりたくないことを強いるよりも、クールなものを創造する別の機会がいつもあると思う。

    −あの映画を見てご自身について何か学びましたか?

    (笑)かなりキツかった。(しばし沈黙して)俺には自分を脅かす何かを完全に区分けする能力がある。こういう厳しい試練を座って観られたからね。あれが俺だっていう事実から感情的な自分を排除できた。「第三者」なんだ。他のヤツらにとってはそれがどれだけ難しかったかよくわかったよ。俺たちはみんな違う方法で対処する。俺は隠すことで対処してきた。これは明らかに精神医学からするとやっちゃいけないことだ。そういうものを感情的な自分自身を排除しなきゃいけないってのは相当難しかったね。

    −見たなかで好きじゃないシーンはありましたか?

    いや、目の前で広げられて見るのはあまりにも苦痛だった。俺たちが完全に乗り越えて、みんなにそれを見せているという事実を誇りに思っていた。もちろん、あまりにもプライベートのぞき同然のように感じるものもあったけどね。情報過多だって批判した人もいたよ。そんなだから俺は自分のヒーローには会わないんだ。ガッカリさせられてしまうこともあるからね。俺がさっき言ったみたいに(会ってしまうと)情報が多すぎるんだ。そこは区別しようとしている。でも誤解しないでほしいのは、あの映画をやったという事実に俺は誇りを持っているし、シェアすることができて楽しかったってことだ。

    自分自身について恐怖を感じるのは、自分には恐怖を感じない能力があるってことだけだね。実際、自分でも怖くなるほど面の皮を厚くできるんだ。ナップスターのことをきっかけに、俺はかなり重たい打撃を受けた。亀の甲羅みたいなものを身に着けて、何かの影響を受けないようにする術を学んだよ。


    −ナップスターの反発から何を学びましたか?

    メタリカについて俺が気に入っていることなんだけど、俺たちはとても衝動的なんだということを学んだ。そのことで時おり泣きを見るんだ。俺たちはどこに着地するかわかる前に飛んでいるからね。クリエイティヴな環境だと、それは素晴らしい状況なんだよ。でもナップスターに関しては、俺たちは「何だコイツら!コイツらを追い詰めるぞ」ってとこに真っすぐ飛び込んじまった(笑)そこから突然、ヘッドライトに照らされたシカみたいだったよ。ナップスターはみんなにとって自由の象徴を意味していたってことを俺は過小評価していたんだ。だから俺は時おりやりたくない場合だったとしても、飛び込む前にちょっとは注意を払うようになった。少なくとも地面があるところかは考えるようにしているよ(笑)

    −ナップスター騒動では、あなた方のファンは自分たちが標的にされていると思っていました。

    あれは相手側のうまいやり口だったね。俺たちとナップスターとのあいだのことだったのを俺たちとファンのあいだのことにした。マジで本当に賢い動きだったよ。そんなつもりはなかった。ナップスターについてはお金のことじゃない。商取引のことでも著作権のことでもない。文字通り、選択肢の問題だった。自分の音楽を無料でダウンロードできるようにするのは誰の選択なんだ?俺たちは「ちょっと待ってくれ。俺たちの選択であるべきだろ。」って言っていたんだ。他の人たちは違う意見を持っていたし、欲張ってんだか金の話だかになっちまった。突然「え?どういうこと?どっからそんな話になったんだ?俺たちは強欲なんかじゃないぞ!待ってくれ、誰がこの議論の方向を変えたんだ?」(笑)俺たちは面食らったよ。

    −あれから15年ほど経って、音楽業界は崩壊し続けています。あなた方はナップスターについて正しかった。

    そのことについては彼らが言うように4分の1がバスに乗る(賛同する)だろうね。

    −メタリカの最初の3枚のアルバムのベーシスト、クリフ・バートンが亡くなって今年で30年になります。あの事故の後、どのようにして続けていく力を見出したのでしょうか?

    俺たちはウォッカボトルに飛びついて数年間はそこに留まっていた。俺たちのその頃のやり口ってのは目隠しをするだけだったんだ。大きな障害を経験して飲んだくれていた。22歳の時では悲しみに対処する術を知らない。感情に対処する術も知らない。損失に対処する術もない。ただ続けるだけだった。自問自答したり、体温を測ったりするだけの十分な時間立ち止まることなんてなかった。ただ続けるだけなんだ。

    −メタリカは80年代「Alcohorica」というあだ名を受け入れていました。責任をもって飲むことをどうやって学びましたか?

    誰が責任あるなんて言ったんだ?(笑)年を重ねるにつれて学ぶんだよ。年齢と経験はある時点でドアをノックするんだ。「OK、俺は起きたくないのか、それともまたあの状況で意識を失くないのか(どっちだ)」ってね。幸運なことに俺は中毒になるっていう性格は持ち合わせていないんだ。まだ飲んでいるよ。他の何かにも溺れちゃいない。でも他にやっていたことを意識的に止めることにしたよ

    RollingStone(2016-11-06)

    前は『Some Kind Of Monster』を作ったことを後悔していると話していましたが、、、今では誇りに思っているということで何よりです(笑)。インタビューの続きはまた後ほど。

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