メタリカ情報局

メタリカを愛してやまないものの、メタリカへの愛の中途半端さ加減をダメだしされたのでこんなブログ作ってみました。

       

    タグ:メタリカ

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    とりあげるのがすっかり遅れましたが、メタリカが2019年のヨーロッパツアーの2ndラウンドの日程を発表、チケット予約もすでに始まっています。日程は来年5月1日から8月25日の以下25公演。ゲストとしてスウェーデンのバンド、ゴースト(Ghost)とノルウェーのバンド、ボカッサ(Bokassa)がゲスト出演する模様。

    worldwired-2019-1200x1200

    1stラウンドで野外ステージ、2ndラウンドでアリーナツアーを行っている北米ツアーとは逆で、今度の欧州ツアー2ndラウンドでは野外ステージ仕様でスネイクピットも再び登場します。

    一般チケットの他にオプションのついたチケットが4種類。

    The‘Dream No More’Experience
    ・スネイクピット(ステージ最前)入場権
    ・購入者専用入口
    ・ライヴ前にメンバーとのミート&グリート
    ・プロカメラマンによるメンバー4人との撮影
    ・VIPラウンジでの食事・ドリンクチケット
    ・メモラビリア・コレクション鑑賞
    ・他Tシャツ・ポスター特典、物販優先購入権など

    The‘All Nightmare Long’Experience
    ・予約席10列目以内か、スネイクピット外側エリアの早期入場権
    ・購入者専用入口
    ・VIPラウンジでの食事・ドリンクチケット
    ・メモラビリア・コレクション鑑賞
    ・他Tシャツ・ポスター特典、物販優先購入権など

    The‘Shortest Straw’Package
    ・一階席予約か、スネイクピット外側エリアの早期入場権
    ・購入者専用入口
    ・ポスター特典、限定物販ギフト

    Wherever I May Roam Black Ticket
    ・2019年メタリカ欧州ツアーのスネイクピット外側エリアの早期入場権
    ・購入者専用入口
    ・Black Ticket用ラミネートパス

    先行予約コードがメールで送信された方はすでにMetallica.comから予約可能となっています。

    Metallica.com(2018-09-24)

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    RollingStoneにて、メタリカが先ごろ自身のブランドで出したウイスキー、「Blackened Whiskey」について語ったインタビューが掲載されました。管理人拙訳にてご紹介。

    metallica-whiskey

    ラーズ・ウルリッヒはメタリカの評判については心得ている。「当時のメタリカは「Alcoholica」って感じで俺たちの飲酒の習慣についてはいろんなことがあった。でも白いラベルのビールだとかウォッカ以外のものを飲むだけの金はなかった。『...And Justice For All』やブラックアルバムを制作するためにLAに行って、ウイスキーやジャックダニエルに触れるまではね。ウイスキーは、俺たちが次の段階に進んだものだった。」

    今、バンドが飲酒の習慣を劇的に減らしていった後にウイスキー事業に参入している。約1年半前、彼らは「Sweet Amber Distilling Co.」(訳注:Sweet Amberはもちろん『St.Anger』収録曲のタイトル。distillingは蒸留を意味する。)を立ち上げ、北米のバーボン、ライ・ウイスキー、ウイスキーのブレンドを黒いブランデー樽で仕上げた「Blackened」を最初にリリースした。ドラマー(ラーズ)によると、商品販売の延長として「聴衆とつながる」新しい方法を見つけるため、ウイスキー事業に参入すると決めたとのこと。

    彼らの主な懸念とは?ウイスキーは「お年寄りの飲み物」だった。「自分が本当に若かった頃には、違う世代のものだと感じていた。」とウルリッヒは語る。「21、22歳の誰かが親父や爺ちゃんの飲み物じゃないと感じたら、それが「Blackened」だと思っているよ。」かつてWhistlePig(ホイッスルピッグ)で蒸留と化学の専門家を務め、Maker's Mark(メーカーズマーク)で働いていたデイヴ・ピッカーレルと組んで、ウイスキーを「メタリカ化」するのに一役買った。

    ウルリッヒは語る。「誰かと一緒にウイスキーを作って、メタリカのラベルをペタッと貼るビジネスに出たいなんて思ってなかったよ。俺たちは目の前でファンを見ることができるってことが重要だと感じていた。「これは最初から始まっていたことだ。少なくとも、良かれ悪かれ、メタリカが感知していることかどうかだ。」」

    ボブ・ディランからハンソンまで、自分たちのブランドのアルコールに踏み出したことで、メタリカはBlackenedで自分たちの印をつける独自の方法を見つけ出した。ウイスキーの熟成工程のスピードを上げるために他の蒸留所が、ピッカーレルが語るところの「樽をハッピーにさせる」音波を使用するなか、Sweet Amberは、樽を振動させることによって香りを高めるために「Black Noise」と呼ばれる低周波を使うという特許申請中の熟成工程を開発した。もちろん(使うのは)メタリカの楽曲だ。

    ロバート・トゥルージロはRollingStone誌にこう語った。「俺はいつも最初は懐疑的なんだ。それから何であろうと勉強して試してみる。そういうプロセスを経なければならない。5ヵ月くらい前に、このプロセスを経て納得したんだ。」彼はこのプロセスを「マッシュ・ピット」と呼ぶ。「音と振動に何らかの形で混ざった分子構造があるから」だ。

    特許出願中のため、ピッカーレルはプロセスの説明には消極的だ。しかし彼はブランデー樽には多くの化合物が含まれる木材が使われていることを明らかにした。「表面近くは木のカラメルだから、樽を燃やすと焦げができて焦げたすぐ裏を赤い層と呼んでいるんだ。」と彼は語る。「それは木の糖質がカラメル化するのに十分なほど熱くなるけど、燃えるほどにはならない場所なんだ。焦げた下にはカラメルがたくさんあるので、私がやっているのは、木のカラメルをさらに引き出すこと。木の間膜が壊れると、バニラのような味と香りの6つの化合物が形成される。そのうちの1つは実際のバニラなんだ。ウイスキーと(使用している樽の)木材との相互作用を音の振動によって高めることができれば、ウイスキーが木材からさらなる美味しさを引き出すことができる。」最終的に、飲み物に深いカラメルの音色を与えていると彼は言う。

    彼はそれを証明しようともしている。「ウイスキーの色にインパクトを与えているという色彩比較データを提示することができる。特許を取ったらすぐに科学的なデータを公開するよ。」と彼は語る。

    ピッカーレルは陸軍士官学校に通っていた頃、この工程にインスピレーションを得た。彼は学校の教会の受付係になり、オルガン奏者のデイヴィス博士と親しくなった。長年に渡ってそこにいたオルガン奏者は楽器に増築を加えて、今や23000以上のパイプを有するものになっていた。ある日、デイヴィス博士がピッカーレルにプライベートコンサートを開き、バッハのトッカータとフーガニ短調(オペラ座の怪人を思い浮かべてみよう)を弾いて、楽器のフルパワーを実演してみせた。最も低い音を弾いた時、16ヘルツで振動したことをピッカーレルは思い出した。「振動を数えることはほぼできるだろう。腸が揺すられるんだ。」とてもパワフルで、デイヴィス博士があまり長く演奏しすぎると建物が傷つくことになるだろうと言っていたのを思い出していた。

    「ただ魅了されたよ」と彼は言う。「だからこのプロジェクトに参加したとき、自分は「今、これで遊ぶ時が来た」って言ったんだ。」バンドがライヴで使用するサウンドシステムの機材を創っていたメイヤーサウンド(Meyer Sound)と協力して、トゥルージロがギターケース(あるいは彼が呼んでいるように棺)になぞらえた巨大な超低音域用スピーカーに取り組んでいることをピッカーレルは知っていた。

    これらの機材で、4人のメンバーが作成したプレイリストに基づいて、メタリカの楽曲から超低周波を樽に向かって再生するのだ。「クリーンで鮮明なリズムがこの(熟成)工程を手助けしているけど、低周波音で樽を響かせるだけでその効果が得られると確信している。でも、これによって響かせることでより一層大きな効果をもたらすよ。」

    ウルリッヒはこう話す。「俺たちは超低周波での超低音についてのことを話しているんだ。路上で誰かの隣で運転している時に、車から超最高な重低音が出てくるのを、聞くというより感じることができるでしょ?可聴周波数以下の音が実際に空気と分子を動かすからなんだ。」

    最初のプレイリストにはバンドの各メンバーが選んだ曲が含まれていた。ファンはバッチ番号を参照して、プレイリストを聴くことができる。ウルリッヒの選曲は「Sad But True」「One」「The Outlaw Torn」「Broken, Beat and Scarred」が含まれていた。彼は言う。「完全に衝動的なものだね。この選曲には何の理論だった体系もない。俺はいつも「Broken, Beat and Scarred」は他の曲よりも下に評価されていたけど、ウイスキー用語で使って、違った熟成をしてきたと感じている。ライヴで「Sad But True」をやるのが好きだ。好きな曲のひとつだし、「One」もそのひとつ(「One」)だし、「The Outlaw Torn」もそうさ。」

    オジー・オズボーンのバンドでベースを務めていた時に「Whiskey Warlord(ウイスキー将軍)」というあだ名をつけられたトゥルージロが選んだのは、自身がメタリカに加入する前の曲で「Frayed Ends of Sanity」「Fight Fire With Fire」「Orion」「Disposable Heroes」だった。「自分は「Disposable Heroes」みたいなベース主導のものを選ぶ傾向があった。鼓動があるからね。」と彼は語る。「鼓動とビートの周りを分子が動いていると想像しているよ。ドラムとグルーヴのことを考え、美しさとダイナミクスを考え、それをアートワークのように考えている。それはまさにひねくれたやり方での俺なんだ。」

    ピッカーレルはうまくいったやり方に満足している。彼の味覚によれば、ブランデーの仕上げのためのドライフルーツの覚書とともに「豊潤でコクのあるウイスキー」だと言う。最近はモルトウイスキー団体に試飲のウイスキーを持ち込んで「スコッチウイスキーの雑誌から出てきたようなお年を召した紳士」から親指を立てて賛同を得た。その人は香りを嗅ぎ、色をよく見て、味わった。「彼は厳しい人のように見えた」とピッカーレルは言う。「彼はそれを噛んで味わい、空気を含ませ、それが終わると、私を見てこう言ったんだ。「正直言って、私はかなり驚いている。これは本当に美味しい。」OK、ダメじゃないと言っていたわけだけど、私はこの方が、その容貌のように私に苦々しい顔を私に向けると予想していた。反応は上々だよ。」

    バンドからRollingStone誌に送られたサンプルは軽い口当たりと甘い味がしており、ダブルベースの「One」の刺激に揺さぶられると考えると驚くほどなめらかだった。後味もあまり残らない。「この味を説明するのに「earthy(気取らない)」という言葉を使いたいね。」とトゥルージロは言う。「ちょっとした刺激がきて、少しなめらかで、よりバランスが取れているところが好きなんだ。」

    まだ(競合他社には)音響的に広まっておらず、「ペプシチャレンジ(飲み比べや比較広告で他社との優位性をアピールする戦略)」を行っていないウルリッヒも賛同する。「味は軽くて、自己主張が強い。とても現代的なんだ。そう、温かみがあってね。大きな氷を入れて少し冷やしたのが好きだね。」

    「少しずつチビチビと飲むんだ。」と彼は言う。それはかつて「Alcoholica」として知られたバンドのドラマーとはほど遠いコメントのように聞こえる。「とても飲みやすいよ。」

    RollingStone(2018-09-16)

    メンバーが樽に聴かせる曲として何を選んだかは、こちらのサイトで確認できます。それぞれSpotifyやApple Musicのプレイリストとしても参照できるようになっています。(プレイリストは逐次更新中)




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    『...And Justice For All』リリース30周年記念として、同アルバムのジャケットに描かれたレディ・ジャスティス(Lady Justice)像がFUNKOからフィギュアとして発売されるとのこと。発売は2018年10月を予定。
    FUNKO_ladyjustice_1

    Funko_Metallica_LadyJustice_POP
    FUNKOより(2018-09-15)

    MetStoreでは早くも予約を開始、10月15日を発売見込としています。

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    2018年11月2日に『...And Justice For All』をリリースするメタリカ。先日はボックスセットに収録するライヴ動画がYouTube(MetallicaTV)で公開されました。

    198909_v

    Metallica: Blackened (Mountain View, CA - September 15, 1989)


    さらにFacebook上では、アルバムのリリース30周年を祝い、『...And Justice For All』の各曲のライヴ動画を公開していくとのこと。最初に後悔されたのは1988年12月10日のサンフランシスコ公演のブートレグ映像で曲は「Eye of the Beholder」。


    今後も公開されるたびにこの記事に追記していければと思います。

    【追記】
    Harvester of Sorrow (August 17, 1991 - Donington, England)


    ajfa-deluxe-box-setjusticealbumjusticealbum

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    2018年11月2日に発売されることが決定した『...And Justice For All』リマスター盤。日本盤発売元のユニバーサル・ミュージックから出るのは以下の3仕様となりました。

    ・リマスター・デラックス・ボックス・セット(42,120円(税込))
     ※BOXSETに相当、直輸入盤仕様 / 数量限定
    ・リマスター・デラックス(SHM-CD)(3,888円(税込))
     ※3-CD Expanded Editionに相当
    ・リマスター(SHM-CD)(2,376円(税込))

    ajfa-deluxe-box-setjusticealbumjusticealbum


    ユニバーサル・ミュージック

    ディスクユニオン

    HMV

    TowerRecords

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    いろいろ材料もそろったので遅ればせながらこの記事を。
    2018年9月2日のウィスコンシン州マディソン公演から北米ツアー2ndラウンドを開始したメタリカ。1stラウンドでスタジアムツアーでしたが、2ndラウンドではヨーロッパ公演でも行ったステージセットで行うアリーナツアー。

    2017年から始まった「Worldwired Tour」では、公演ごとのポスターやピック、スネイクピット復活やアリーナでの新しいステージセット、カーク&ロブの公演地にまつわる楽曲カヴァーセッションなどヴァージョンアップしながら新たな試みがなされてきました。2ndラウンドではさらにセットリストに関しても、一工夫あるようです。

    まずはこれまでの2ndラウンドで行われたセットリストをおさらい。
    20180902_Madison20180904_Minneapolis

    20180906_Lincoln20180908_grandforks

    2015年のモスクワ公演以来の「Cyanide」、2010年のメルボルン公演以来の「No Leaf Clover」、2010年来日公演以来の「The Unforgiven III」としばらくやっていなかった曲を行っています。1989年のDamaged Justice Tour以来、訪れていなかったノースダコタ州グランドフォークス公演では現地初の「Enter Sandman」を披露、さらにアンコール1曲目には「Battery」も。

    このうち「Cyanide」「No Leaf Clover」は公式動画がアップされています。

    Cyanide (Madison, WI - September 2, 2018)


    No Leaf Clover (Minneapolis, MN - September 4, 2018)


    今後もしばらくライヴで行っていない曲をやっていくかもしれません。

    カークとロブによるカヴァーセッションも、ガービッジの「Stupid Girl」、プリンスの「When Doves Cry」が公式で公開されています。

    Rob & Kirk's Doodle: Stupid Girl (Madison, WI - September 2, 2018)


    Rob & Kirk's Doodle: When Doves Cry (Minneapolis, MN - September 4, 2018)


    【追記】
    肝心な事書き忘れてました(汗
    2ndラウンドから観に行ったライヴのデジタル音源がLiveMetallicaからフリーでダウンロードできるようになりました。
    721974f9-7b40-4916-ab2b-b40bb9ccb852

    手続きはチケットスキャン用のサイト(https://scan.livemetallica.com/)に行って、チケットに印字されたバーコードをスキャンするだけ。これはMetallica.comでチケット管理できた北米ツアーならではの試みです。

    はたしていつ来日公演があるのか。。今後のツアー日程の発表も待たれます。



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    予告されていた『...And Justice For All』のリマスター盤の発売日が発表されました。発売は2018年11月2日。リリースされるリマスター盤仕様は種類が多いですが整理すると次の通り。

    ・Deluxe Box Set
    ・3-CD Expanded Edition
    ・Vinyl
    ・CD
    ・Cassette

    これにそれぞれTシャツ(Men's or Women's)をつけたバージョン、デジタルダウンロード版の3仕様(Deluxe Box Set、Expanded Edition、Remastered)を含めれば全部で18種類です。

    すでにMetStoreにて予約の受付が始まっています。
    https://www.metallica.com/store/justice/

    今回のデラックスBOXSETの開封動画はカーク・ハメットが担当。


    6:00過ぎたあたりからラーズとジェイムズがチャチャ入れに来ますが、7:00ジャストのところで思わず「ちょっと!ジェイムズ!(笑」となってしまったのは私だけでしょうか。

    リマスター音源から「Dyers Eve」、ライヴ音源から「Eye of the Beholder」も公開されています。




    デラックスBOXSET盤には未公開写真を含めた120ページのハードカバーブック、3CD盤には28ページのブックレットが付いてきます。

    開封動画にある通り、今回のデラックスBOXSET盤もこれまで未公開だった音源(楽曲の初期段階のミックス等)を収録。さらには貴重なライヴ音源・映像から伊藤政則氏のインタビューまで、、、てんこ盛りです。

    ajfa-deluxe-box-set

    LP 1 & 2: ...And Justice for All (Remastered)


    SIDE ONE

    1. Blackened
    2. ...And Justice for All

    SIDE TWO

    1. Eye of the Beholder
    2. One

    SIDE THREE

    1. The Shortest Straw
    2. Harvester of Sorrow
    3. The Frayed Ends of Sanity

    SIDE FOUR

    1. To Live Is to Die
    2. Dyers Eve

    Remastered by Reuben Cohen at Lurssen Mastering, Los Angeles, CA
    Vinyl lacquers by Chris Bellman at Bernie Grundman Mastering, Hollywood, CA

    LP 3: "One" 10" Picture Disc

    SIDE ONE

    1. One

    SIDE TWO

    1. Seek & Destroy (Live at Reunion Arena, Dallas, TX – February 5th, 1989)

    Artwork by Pushead
    Remastered by Reuben Cohen at Lurssen Mastering, Los Angeles, CA

    LP 4, 5 & 6: Seattle ‘89

    SIDE ONE

    1. The Ecstasy of Gold
    2. Blackened (Live)
    3. For Whom the Bell Tolls (Live)
    4. Welcome Home (Sanitarium) (Live)

    SIDE TWO

    1. Harvester of Sorrow (Live)
    2. The Four Horsemen (Live)
    3. The Thing That Should Not Be (Live)

    SIDE THREE

    1. Bass Solo (Live)
    2. Master of Puppets (Live)
    3. Fade to Black (Live)

    SIDE FOUR

    1. Seek & Destroy (Live)
    2. ...And Justice for All (Live)
    3. One (Live)

    SIDE FIVE

    1. Creeping Death (Live)
    2. Guitar Solo (Live)
    3. Battery (Live)

    SIDE SIX

    1. Encore Jam (Live)
    2. Last Caress (Live)
    3. Am I Evil? (Live)
    4. Whiplash (Live)
    5. Breadfan (Live)

    Recorded live on August 29th and August 30th, 1989 at Seattle Coliseum in Seattle, WA
    Mixed by Greg Fidelman
    Mastered by Reuben Cohen at Lurssen Mastering, Los Angeles, CA
    Vinyl lacquers by Chris Bellman at Bernie Grundman Mastering, Hollywood, CA

    CD 1: ...And Justice for All (Remastered)

    1. Blackened
    2. ...And Justice for All
    3. Eye of the Beholder
    4. One
    5. The Shortest Straw
    6. Harvester of Sorrow
    7. The Frayed Ends of Sanity
    8. To Live Is to Die
    9. Dyers Eve

    CD 2: Interviews

    1. KSDT Interview with Jason
    2. Circus Magazine Interview with James
    3. KNAC Report from LA Monsters of Rock
    4. KHDX Interview with Kirk
    5. Metal Forces Magazine Interview with Lars

    CD 3 & 4: Riffs, Jams & Demos

    Disc One

    1. Blackened (1987, From James’ Riff Tapes)
    2. Blackened (1987, From James’ Riff Tapes II)
    3. …And Justice for All (1987, From James’ Riff Tapes)
    4. …And Justice for All (1988, From James’ Riff Tapes)
    5. Eye of the Beholder (1987, From James’ Riff Tapes)
    6. Eye of the Beholder (1987, From James’ Riff Tapes II)
    7. One (1987, From James’ Riff Tapes)
    8. The Shortest Straw (1986, From James’ Riff Tapes)
    9. The Shortest Straw (1986, from James’ Riff Tapes II)
    10. Harvester of Sorrow (1987, From James’ Riff Tapes)
    11. The Frayed Ends of Sanity (1987, From James’ Riff Tapes)
    12. To Live Is to Die (1986, From James’ Riff Tapes)
    13. To Live Is to Die (1988, From James’ Riff Tapes)
    14. Dyers Eve (1986, From James’ Riff Tapes)
    15. Dyers Eve (1987, From James’ Riff Tapes)
    16. Blackened (October 1987, Writing in Progress)
    17. …And Justice for All (October 1987, Writing in Progress)
    18. …And Justice for All (October 1987, Writing in Progress II)
    19. One (October 1987, Writing in Progress)
    20. The Shortest Straw (October 1987, Writing in Progress)
    21. …And Justice for All (November 1987, Writing in Progress)
    22. The Frayed Ends of Sanity (November 1987, Writing in Progress)
    23. One (November 1987, Writing in Progress)
    24. Dyers Eve (November 1987, Writing in Progress)
    25. Eye of the Beholder (November 1987, Writing in Progress)
    26. To Live Is to Die (November 1987, Writing in Progress)
    27. The Shortest Straw (December 1987, Writing in Progress)
    28. Harvester of Sorrow (December 1987, Writing in Progress)

    Disc Two

    1. Blackened (November 1987 Demo)
    2. …And Justice for All (November 1987 Demo)
    3. Eye of the Beholder (November 1987 Demo)
    4. One (November 1987 Demo)
    5. The Frayed Ends of Sanity (November 1987 Demo)
    6. Eye of the Beholder (January 1988 Demo)
    7. The Shortest Straw (January 1988 Demo)
    8. Harvester of Sorrow (January 1988 Demo)
    9. Dyers Eve (January 1988 Demo)
    10. To Live Is to Die (January 1988 Demo)

    CD 5: Rough Mixes from the Vault

    1. Blackened (Work in Progress Rough Mix)
    2. …And Justice for All (Work in Progress Rough Mix)
    3. Eye of the Beholder (Work in Progress Rough Mix)
    4. One (Work in Progress Rough Mix)
    5. The Shortest Straw (Work in Progress Rough Mix)
    6. Harvester of Sorrow (Work in Progress Rough Mix)
    7. The Frayed Ends of Sanity (Work in Progress Rough Mix)
    8. To Live Is to Die (Acoustic Intro) (Work in Progress Rough Mix)
    9. To Live Is to Die (Work in Progress Rough Mix)
    10. Dyers Eve (Work in Progress Rough Mix)
    11. Breadfan (Work in Progress Rough Mix)
    12. The Prince (Work in Progress Rough Mix)

    CD 6 & 7: Live at the Troubadour, West Hollywood, CA - May 24th, 1988 + B-Sides

    Disc One

    1. Creeping Death (Live)
    2. For Whom the Bell Tolls (Live)
    3. Welcome Home (Sanitarium) (Live)
    4. The Four Horsemen (Live)
    5. Whiplash (Live)
    6. Fade to Black (Live)
    7. Seek & Destroy (Live)
    8. Master of Puppets (Live)
    9. Encore Jam (Live)
    10. Last Caress (Live)
    11. Am I Evil? (Live)
    12. Battery (Live)

    Disc Two

    1. Encore Jam #2 (Live)
    2. Harvester of Sorrow (Live)
    3. Leper Messiah (Live)
    4. Blitzkrieg (Live)

        B-Sides
    5. Breadfan (Remastered)
    6. The Prince (Remastered)
    7. For Whom the Bell Tolls (Live) *
    8. Welcome Home (Sanitarium) (Live) *
    9. Seek & Destroy (Live) *
    10. Creeping Death (Live) *
    11. Harvester of Sorrow (Live) **
    12. One (Live) **
    13. Breadfan (Live) ***
    14. Last Caress (Live) ***

    * Recorded live at Reunion Arena, Dallas, TX on February 5th, 1989
    ** Recorded live at Seattle Coliseum, Seattle, WA on August 29th, 1989
    *** Recorded live at Seattle Coliseum, Seattle, WA on August 30th, 1989

    CD 8 & 9: Live at the Hammersmith Odeon, London, England - October 10th, 1988 + Radio Edits

    Disc One

    1. Welcome Home (Sanitarium) (Live)
    2. The Four Horsemen (Live)
    3. Harvester of Sorrow (Live)
    4. Eye of the Beholder (Live)
    5. Bass Solo (Live)
    6. Master of Puppets (Live)
    7. Damage, Inc. (Live)
    8. One (Live)
    9. Seek & Destroy (Live)
    10. …And Justice for All (Live)
        *Note: there is a tape cut on this track

    Disc Two

    1. Encore Jam (Live)
    2. Creeping Death (Live)
    3. Fade to Black (Live)
    4. Guitar Solo (Live)
    5. Battery (Live)
    6. Encore Jam #2 (Live)
    7. Last Caress (Live)
    8. Am I Evil? (Live)
    9. Whiplash (Live)

        Radio Edits
    10. Eye of the Beholder (Radio Edit)
    11. One (Radio Edit)
    12. ...And Justice for All (Radio Edit)

    CD 10 & 11: Live at Long Beach Arena, Long Beach, CA - December 7, 1988 + More

    Disc One

    1. Blackened (Live)
        *Note: there is a tape cut on this track
    2. For Whom the Bell Tolls (Live)
    3. Welcome Home (Sanitarium) (Live)
    4. Leper Messiah (Live)
    5. Harvester of Sorrow (Live)
    6. Eye of the Beholder (Live)
    7. Bass Solo (Live)
    8. Master of Puppets (Live)
    9. One (Live)
    10. Seek & Destroy (Live)

    Disc Two

    1. …And Justice for All (Live)
    2. Encore Jam (Live)
    3. Creeping Death (Live)
    4. Fade to Black (Live)
    5. Guitar Solo (Live)
    6. Battery (Live)

        Live at UIC Pavilion, Chicago, IL - November 18th, 1988
    7. Last Caress (Live)
    8. Am I Evil? (Live)
    9. Whiplash (Live)

    DVD 1: ...And Camcorder for All & "One"

    ...And Camcorders for All
    Featuring previously unreleased footage shot on Lars' camcorder

    1. Intro
    2. Barcelona
    3. Leiden
    4. San Francisco
    5. San Antonio
    6. Dallas
    7. Philadelphia
    8. Buffalo
    9. Auckland
    10. Osaka
    11. Hoffman Estates
    12. Richfield
    13. Thornville
    14. Greenville
    15. Atlanta
    16. Biloxi
    17. Concord
    18. Irvine (Night #2)
    19. Irvine (Night #3)
    20. Sao Paulo (Night #1)
    21. Sao Paulo (Night #2)

    "One"

    1. 2 of One Introduction with Lars
    2. One
    3. One (Jammin’ Version)
    4. One (Live at the 31st Annual GRAMMYR Awards)

    "One" B-Roll
    Previously Unreleased

    1. Intro
    2. Band
    3. Lars
    4. Kirk
    5. James
    6. Jason
    7. More Band

    DVD 2: Live at Shoreline Amphitheatre, Mountain View, CA - September 15th, 1989

    Previously Unreleased

    1. The Ecstasy of Gold
    2. Blackened
    3. For Whom the Bell Tolls
    4. Welcome Home (Sanitarium)
    5. Harvester of Sorrow
    6. The Four Horsemen
    7. The Thing That Should Not Be
    8. Bass Solo
    9. Master of Puppets
    10. Fade to Black
    11. Seek & Destroy
    12. …And Justice for All
    13. One
    14. Creeping Death
    15. Guitar Solo
    16. Battery
    17. Encore Jam
    18. Last Caress
    19. Am I Evil?
    20. Damage, Inc.
    21. Blitzkrieg
    22. Breadfan

    DVD 3: Live at the Stone Balloon, Newark, DE - August 7th, 1989
    Previously Unreleased Fan-Shot Footage

    1. Backstage Shit
    2. The Ecstasy of Gold
    3. Creeping Death
    4. For Whom the Bell Tolls
    5. Welcome Home (Sanitarium)
    6. The Four Horsemen
    7. Harvester of Sorrow
    8. Phantom Lord
    9. Bass Solo
    10. Master of Puppets
    11. Fade to Black
    12. No Remorse
    13. Seek & Destroy
    14. Last Caress
    15. Am I Evil?
    16. Motorbreath
    17. Hit the Lights
    18. Blitzkrieg
    19. Damage, Inc.
    20. Breadfan

    DVD 4: Justice On Wheels, Masa Ito Interviews, Raw Live Footage

    Justice On Wheels - A MuchMusic Documentary

    1. Intro
    2. The Road Crew
    3. The Fans
    4. The Band
    5. The Video

    Masa Ito Interviews
    Previously Unreleased

    1. Lars
    2. James
    3. Jason
    4. Kirk

    Raw Live Footage (Live at JFK Stadium, Philadelphia, PA – June 11th, 1988)
    Previously Unreleased

    1. Whiplash
    2. Fade to Black
    3. Seek & Destroy

    Raw Live Footage (Live at RPI Field House, Troy, NY – March 15th, 1989)
    Previously Unreleased

    1. Master of Puppets
    2. One

    Raw Live Footage (Live at Copps Coliseum, Hamilton, Ontario – April 8th, 1989)
    Previously Unreleased

    1. Master of Puppets
    2. One
    3. Seek & Destroy

    Metallica.com(2018-09-06)
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      このエントリーをはてなブックマークに追加
    メタリカがSNSにて4thアルバム『...And Justice For All』のBOXセットを工場で梱包している映像を公開しました。「#comingsoon」というタグ付きのため、リリースも近いものと思われます。



    これに先がけて、RollingStone誌で『...And Justice For All』のいわゆる「ベース問題」についてまとまった記事が掲載されていたので拙訳してみました。結局、どういう音になっているのか気になる所です。
    jasonnewsted_198x

    元メタリカのベーシスト、ジェイソン・ニューステッドは、グループと共にした初のフルレングスアルバム『...And Justice All』が出た時にどう感じたか語った。「それはそれは悪い噂のなかにいた。最終ミックスを聴いてとてもガッカリしたよ。俺は基本的に遮断したよ、みんなのいう戯言のようなものはね。」

    30周年を迎えるアルバムはメタリカの最高傑作の1つだ。収録曲は長く、政治的委任について含みを持たせた声明(タイトルトラックや「Eye of the Beholder」)、戦争の残虐行為(シングル「One」)、そして苦しい家庭生活とのマズい関係(「Dyers Eve」「Harvester of Sorrow」)を歌う。

    楽曲は特に複雑で、巧みに構成された動きと、通常のロックンロールで頭を振るようなビートの枠外の難しい拍子は、カリフォルニア出身の20代半ばの男たちにとってかなりの成果だ。リリースから楽曲の多くはセットリストの定番となり、8回のプラチナム認定を受け、バンドにとって2番目の売れ行きをあげたレコードとなっている。RollingStone誌のメタルアルバムのランキングでも高く評価されており、「One」にいたっては胸を高鳴らすマシンガンのようなドラムとトラウマを帯びた歌詞で、コーンからアコースティック・フラメンコ・デュオのロドリゴ・イ・ガブリエラにまでカヴァーされた。メタリカを一気にメインストリームに押し上げたレコードだが、過去30年間引きずっている欠点がある。それは実質ベースギターがないということだ。

    「俺はあのレコードをどれだけ悲しんで、いまだにどれだけ対処しているのか説明なんてできないよ」とニューステッドは語っていた。

    しかし、誰に聞いても、彼がアルバムのために録音したものは素晴らしいものだった。完成したLPでは聴こえなかったが。ジャスティスアルバムの共同プロデューサーであるフレミング・ラスムッセンはRollingStone誌で2016年にこう語っている。「ジェイソンは最高のベーシストの1人だよ。ジェイソンとアシスタント・エンジニアのトビー・ライトを含めて、私はおそらく世界で唯一の人間なんだ。ベーストラックがのった『...And Justice For All』を聴いた者としてね。あれはメチャクチャ素晴らしかった。」

    では一体何が起きたのか?

    偶像化されているベーシスト、クリフ・バートンがバス事故で1986年9月に亡くなった後、メタリカはすぐに前に押し進んだ。ドラマーのラーズ・ウルリッヒはこう語った。「俺たちができる最善のことは続けることだと決めたんだ。事故後に1、2週間はクリフを弔うために使った。その後はそういう(弔う)ことは5分もなかった。なぜなら俺たちは減速したら、虚無感に陥ったり、自分自身を引き上げることすらできないほど深みにハマってしまうことを恐れていたからね。」

    彼らはバートンの葬式の一週間後に、オーディションをやることを提案するために、友人であり、メタルブレードレコードの創設者、ブライアン・スレイゲルに連絡をした。彼らは最終的に、スレイゲルの推薦したなかの1人、ニューステッドに最も感銘を受けた。彼は、フェニックスにいたメタルバンド、フロットサム・アンド・ジェットサムでプレイしていて、メタリカに魅了されて彼らの楽曲「Fade To Black」と同名の曲を書いていた。

    ウルリッヒはこう回想する。「ジェイソンはとても有用なポジティヴなエネルギーを持っていて、まるで火の玉のようだった。加入してからとても献身的で準備万端だったしね。正しい立ち居振る舞いで、ケミストリーもあったし、性格や楽器へのアプローチはとてもユニークだった。彼はクリフとは180度以上違ったかもしれない。だから「クリフ・ジュニア」みたいな代わりをしていたのとは違うんだ。」

    『Master of Puppets』のツアーを終えて、ギタリストのカーク・ハメットは、ツアーで予想だにしなかった音楽的にハッキリとした感覚に目覚めたことを回想した。「ジェイソンは困難に対してうまく対処していたよ。俺たちは大きく成長した。次のツアーまでに俺たちはもう少し成熟する。集中していたし、演奏もうまくいっていた。そしてもっとうまく弾きたいって願望のなかで(1988年の)『...And Justice For All』ができたってわけ。」

    しかし彼らはスタジオに入る前に、モヤモヤを振り払おうといくつかのカヴァー曲を録音することに決めた。それが1987年の『The $5.98 E.P.: Garage Days Re-Revisited』となった。彼らは(メタリカとして)初めてのレコーディングとなるニューステッドを「Master J. Newkid」とクレジットして、ベースギターが関わらないブレイクがあるダイアモンド・ヘッドの「Helpless」、低い音でうごめくようなホロコーストの「The Small Hours」といった彼が目立たないような曲を選んだ。彼らはセルフプロデュース(クレジットには「not very produced」と記載)して、『Master of Puppets』の共同プロデューサー、ラスムッセンと共に『...And Justice For All』のレコーディングを行う数ヵ月前にあたる1987年の夏にリリースしたのだ。

    ニューステッドが唯一作曲者としてクレジットされた曲は「Blackened」だけだった。Guitar World誌のインタビューで彼はこう回想する。「俺が(メインリフとなる)ベースを書いたんだ。俺はこのリフをかき鳴らしていた。それから(ジェイムズ・ヘットフィールドが)一緒に弾き始めて、あの時まさにあの曲ができ始めたんだ…。彼が「おい、あのリフはアルバムの始めを飾るのに十分良いリフじゃないか。あれには勝ったと感じさせるものがあった。俺は彼をすごく尊敬しているし、今もそうだからね。」その他はヘットフィールドとウルリッヒとハメットによる曲とバートンが残した音楽との混合でインスト曲に近い「To Live Is To Die」だ。そんなわけでベース音が、刻むようなリフとパンチの効いたリズムによって発せられるアルバムだった。

    ニューステッドは、アルバムの重低音の欠如を、彼の演奏スタイルと一般的なバカ正直さで形作った。彼はエンジニアと共にフロットサム・アンド・ジェットサムの時と同じ機材を使って自分のベースを録音し、その後は二度と聴くことなく家に帰った。『...And Justice For All』のタブ譜で音符の表記をみれば、ヘットフィールドが各曲で演奏しているものに非常によく似ている。「フロットサムにいる時、俺はベースパートの弾き方についてまだわかっていなかった。ギターのように速くベースを弾くことはわかっていたけど、基本的に音の壁のようにみんな同じように弾いていたんだ。だから同じ数だけ、つまり俺のベースとジェイムズのギターが同じ数だけ(音を刻んだゆえに)かち合うことになってしまったんだ。もし俺が今の自分が知っていることを分かっていたら、違ったことになっていただろうね。(中略)当時あれにはムカついていたけど、それも大昔のこと。それ以来、俺が作ってきたレコードには至るところに醜いベースパートがあるのさ。」

    バンドのギタリストは、特にジャスティスの後、1991年に「Sad But True」「Enter Sandman」といったヒット曲を含むブラックアルバムを出した後で、長年に渡るインタビューのなかでその話を繰り返している。彼らはあのアルバムを、プロデューサーのボブ・ロックと共に作った時、ウルリッヒのイヤーモニターに彼(ジェイソン)の演奏を送って、ニューステッドが呼ぶところの「実際のリズムセクション」を創り出すことができた。「今回は大きなドラムとギターの下で俺のサウンドを支えるプロデューサーを迎え入れることが出来たのは幸運だった」とニューステッドは1991年に語っている。

    2008年にヘットフィールドはこう説明している。「ベースが(ジャスティスアルバムで)不明瞭なのは2つの理由がある。まず、ジェイソンが俺のリズムギターを(同じように弾くことで)倍増させようとしていたから、ギターがどこで始まってベースがどこで終わってるのかわかりにくかった。同様にジャスティスでの俺のトーンは低音と高音が拾われていて、中音域がほとんどなかった。俺のギターサウンドが低い音域を食っちまった。ジェイソンと俺はいつも同じスペースをミックスでぶつけ合っていたんだ。」1991年、フロントマンはプロデューサーのボブ・ロックをブラックアルバムにおけるリズムセクションを整理したと評価している。「ボブは本当にギターとベースが一緒に働くようにローエンドを編成して引き出すのを助けてくれた。」と彼は言う。同じインタビューのなかで、ヘットフィールドはメタリカのプロダクションに関するウルリッヒのインプットについてこんな冗談を飛ばしている。「彼(ラーズ)はギターサウンドにちょっかいを出したんじゃない、ベースギターにちょっかいを出したのさ」

    ヘットフィールドもウルリッヒもジャスティスのミックス過程のあいだに実際何が起きたのかは確かにしていないが、異なるソースからの物語は全てにおいてかなり一貫している。2015年のインタビューで、ミキシング・エンジニアのスティーヴ・トンプソンは、回想したことについて熱く説明をしている。彼のゴールは「『Master of Puppets』を吹き飛ばすようなもの」だった。しかしメンバーたちが「ベース無しでもっとガレージ感のあるサウンド」を望んでいることに気づいた。彼はまずウリリッヒのドラムのEQ(パラメーターのイコライザー)を彼の耳が喜ぶように調整し、ヘットフィールドもそれに賛同した。しかしウルリッヒはトンプソンの嫌うような形でさらに変更を加えた。それからこのエンジニアはドラマーがベースに注意を向けたと語る。

    「彼は「ベースギターはどうだい?」とこうさ。私は「あぁすごいパートだよ。彼はよくやっている。」と答えた。すると彼はこう言うんだ。「ミキシングで出来る限り、聴こえないくらいベースを小さくして欲しいんだ。」私は言ったよ、「冗談だろ?」って。彼は「いいや、小さくしてくれ」と言っていた。私があのレベルまで音を下げると彼は「もう5db落としてみようか。」と言ったんだ。私は振り返って、ヘットフィールドを見て言ったんだ。「彼は正気かい?」あれにはぶっ飛んだね。」

    バンド加入時にバンドがジェイソンのことを無慈悲に悩ませていたというニューステッドの発言に基づき、2008年にアルバムのベース音を下げたのかという質問に対して、ウルリッヒは意図的ではないと語っている。「ジャスティスは最初から最後まで「ジェイムズとラーズのショー」だった。でも「コイツむかつくからベースを消そう」なんてならなかったよ。「俺たちがミキシングしている。だから自分たちの背中を叩いてリズムギターとドラムを上げてみよう」って方だね。でも基本的にはベースが消えるまで他の全てのことを変え続けていたんだ。」

    2016年にはラスムッセンがこう語っている。「彼らの判断だ。それは確かだ。ベース音を下げると言ったのはラーズとジェイムズだった。私は彼らに訊ねたから、その事実を知っている。」

    ブラックアルバムではそれが変わった。1996年にヘットフィールドがグループの制作プロセスについてこう語っている。「過去にはラーズと俺がみんなに足かせをしていた。今回はスタジオに入ってジェイソンがスラップベースのパートをレコーディングしているのを聴いたら、俺たちは「何だいそりゃ?OK、10数えて曲のなかに入れてみよう」ってなる…俺はジェイソンが自分が書いたものの多くがレコードに入らないことにどれだけ不満を持っていたのか何年もわかってはいたんだ。(中略)彼はみんなが聴くことを望んでいる。」

    創造的なインプットをめぐって、ニューステッドはサイドプロジェクトのエコーブレインでアルバムをリリースしてヘットフィールドと衝突した時、つまり2001年まではバンドに留まっていた。この騒動はドキュメンタリー『Some Kind Of Monster』でも取り上げられ、最終的にニューステッドは、2003年の『St.Anger』のレコーディングでスタジオ入りしたボブ・ロックに置き換えられ、その後にオジー・オズボーンのベーシスト、ロバート・トゥルージロによって永続的に置き換えられた。後知恵にはなるが、彼はジャスティスがなぜああなったのか新しい視点を得た。

    「心理的にも無意識的にも潜在的にも、彼らは「ジェイソンはクリフのようにプレイしない。奏法は同じじゃない。彼はジェイムズのそれのようにピックでチャンカチャンカとスピードメタルを弾いている。素晴らしい音楽的な背景ではない。同じにはならないだろうしチャガチャガと聞こえるところまで戻ろう」というところがあったに違いない。また、1988年に名声を味わい始めた…個人の自我はどんどん膨らんでいった。」

    ベースの欠如は過去30年間に渡り、メタリカのファンとの係争した点であった。録音ソフトがこれまでより安価になっていたことで、自分たちの手によって『...And Justice For All』からジェイソンの貢献がより聴こえる形でリミックスを試みるファンも現れた。最初に登場したのは2015年の『...And Justice for Jason』だ。YouTubeユーザー、「Josh10177」によってアップロードされた。どう作られたのかは説明がなかったが、アルバムの音からイコライザーを使っている。他のリミックスはもっと独創的だ。ひとつは「James Mason」という名のユーザーが2017年にアップロードしたものは、楽器の音を分離させ、アナログレコードをサンプリングしてベースの音を強くしている。ハッキリとそう言っているわけではないが、いくつかの曲のベーストラックは『Guitar Hero: Metallica』のミックスから分離させたベーストラックを使用している可能性がある(クリフ・バートンが弾いたかのようにレコーディングされたと思われるリミックスもある)。





    2013年にニューステッドはこう語っている。「ミシガン州ポンティアックで、この子がやってきて私に『...And Justice For Jason』をくれたんだ。彼はジャスティスのベーストラックをリミックスしていた。何年もの間、そういう話は聞いていたが、本当に注意を払ってはいなかった。彼が「ねぇ、これはあなたのためのものです。こうなるべきだったんです。」ときたんで俺は「OK、出たものがあるべき姿であり、世界で記録を残したものなんだ。でもクールだね。ベースはあるのかい?素晴らしいよ、ありがとう。感謝するよ。」と言ったんだ。」

    ヘットフィールドとウルリッヒは出たものが出すべき音であり、だからそのままであるべきというニューステッドの主張に同意する。過去数年のあいだ、メタリカは過去のアルバムをリマスタリングして再リリースした。そのうちの最新のものである『Master of Puppets』は昨年発売された。ラスムッセンはファンは「代替バージョン」を期待すべきだが、ジャスティスのリミックスバージョンは期待すべきでないと語っている。

    ヘットフィールドはこう語る。「こういったレコードは人生のある時間の産物だし、歴史のスナップショットであり、俺たちの物語の一部なんだ。OK、だから『...And Justice For All』はローエンドを使ったし、『St.Anger』はスネアドラムを少ししか使用しなかったが、それらのレコードは歴史の一部になっている。」

    トンプソンもバンドがリミックスする「欲はない」ことを確認している。2018年にはこう語っている。「彼らはそのままを維持したいんだ。リマスタリングするかもしれないし、そういうこともあるかもしれないが、できるマスタリングはあまりにも多い。真実を伝えるなら、私はそれらのオリジナルのマルチトラックが確保されているかわからないんだ。」

    彼らがそのままを維持したいとする事実にも関わらず、バンドは進んでそうしたジャスティスアルバムの最終的な結果に後悔を表明している。ハメットはこう語った。「俺たちは『...And Justice For All』を良くするためにレコーディングできたらなと思う。当時は面白いコンセプトのように聴こえたんだ。でもあのアルバムは今や俺にとって良くは聴こえない。曲は大好きだけど、その音はファンキーだ。悪い意味でのファンキーであって、グルーヴィーなファンキーじゃない。」

    ニューステッドはこう語る。「俺たちは全てのシリンダーを稼働させて、あんなことが起きてしまった。俺はそれにただ突き進んで巻き込まれていっただけだ。(中略)もし今、彼らにそのことについて訊ねたら、今は彼らには時間があり、父親でもある。知っての通り、人生は成熟し、彼らはそうするだろう。キミの眼前で、あれは正しかったと言うだろうね。」

    2009年、トンプソンはロックの殿堂入りの式典でラーズの隣に座って、ニューステッドの言ったシナリオに似た体験をしていた。彼にとって一周して元に戻ったような体験だった。回想するところによるとこうだ。「「ねぇ、ジャスティスのベース、あれは一体何が起きたんだい?」ラーズは実際にそう俺に尋ねてきたんだ。私はすぐそこで彼をぶん殴ってやりたかったよ。残念だった。私は、あのベースのためにコテンパンに叩かれた一人だったからね。」

    RollingStone(2018-08-25)


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